JP2003133931A - マルチプレクサ回路 - Google Patents

マルチプレクサ回路

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JP2003133931A
JP2003133931A JP2001322375A JP2001322375A JP2003133931A JP 2003133931 A JP2003133931 A JP 2003133931A JP 2001322375 A JP2001322375 A JP 2001322375A JP 2001322375 A JP2001322375 A JP 2001322375A JP 2003133931 A JP2003133931 A JP 2003133931A
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    • H03K17/51Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used
    • H03K17/56Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices
    • H03K17/687Electronic switching or gating, i.e. not by contact-making and –breaking characterised by the components used by the use, as active elements, of semiconductor devices the devices being field-effect transistors
    • H03K17/693Switching arrangements with several input- or output-terminals, e.g. multiplexers, distributors
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のマルチプレクサ回路では、高速動作を
可能とするためにプルアップ抵抗の値を小さくすると消
費電力の増大を招き、また、パラレルデータに直列に挿
入されたトランスファーゲートによる遅延で高速動作が
困難であった。 【解決手段】 マルチプレクサ回路は、パラレルデータ
Dが供給された複数のマルチプレクサセル100(10〜13)
を備え、該各マルチプレクサセルは、該パラレルデータ
をクロック信号CLK0,CLK1に同期してシリアルデータに
変換し、第1の電源線Vddと第2の電源線Vssとの間に
直列に接続された第1の負荷101並びに複数の第1電導
型のトランジスタ103,104、および、前記隣接する第1
電導型トランジスタの接続ノードPNを前記第1の電源線
のレベルに向けて変化させるレベル変化手段105を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、LSI間や複数の
LSIで構成した装置間の信号伝送を高速に行うための
技術に関し、特に、パラレルデータをシリアルデータに
変換するマルチプレクサ回路に関する。
【0002】近年、コンピュータやその他の情報処理機
器を構成する部品の性能は大きく向上しており、例え
ば、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の半
導体記憶装置やプロセッサ等の性能向上は目を見張るも
のがある。そして、この半導体記憶装置やプロセッサ等
の性能向上に伴って、各部品或いは要素間の信号伝送速
度を向上させなければ、システムの性能を向上させるこ
とができないという事態になって来ている。
【0003】近年、LSIの高速動作に伴って、LSI
間や複数のLSIで構成した装置間の信号伝送として、
大容量の信号伝送を高速に行うことのできる信号伝送シ
ステムの提供が必要とされている。具体的に、例えば、
ネットワークインフラ向けのソリューションでは、ギガ
ビットの高速伝送が要求されるようになり、「ギガビッ
トSerDes(Serializer and Deselializer)」と
いったデバイスが注目されている。そして、例えば、装
置間の信号伝送を目的としたインターフェース回路で用
いられるLSIにおいて、パラレルデータをクロック信
号に同期したシリアルデータに高速に変換することので
きるマルチプレクサ回路の提供が要望されている。
【0004】
【従来の技術】近年、SerDes機能を有するインタ
ーフェース回路において、ネットワークスイッチなどの
データ処理を行うロジック回路から受け取る比較的速度
の遅いパラレルデータを、例えば、Gbpsレベルの高
速なシリアルデータに変換して出力する必要がある。こ
のようにデータの速度が速くなると、LSI回路内の動
作周波数に上限がある部分ついては、別途電流パスを作
るなどにより時定数を改善したり、或いは、LSI内部
のデータ処理においても差動信号を用いて電源インダン
タンス分の低減を行うことが必要となって来ている。
【0005】従来、パラレルデータをシリアルデータに
変換するマルチプレクサ回路としては、例えば、W. Dal
ly et al., "DIGITAL SYSTEMS ENGINEERING", Cambridg
e, 1998などの文献(例えば、FIGURE 11-22, FIGURE 11
-25)にあるように、多相クロック信号を用いてデータ
処理を行っている。
【0006】図1は従来のマルチプレクサ回路の一例を
示す回路図であり、また、図2は図1のマルチプレクサ
回路の動作を説明するためのタイミング図である。これ
ら図1および図2は、上述した文献のFIGURE 11-22に対
応する。図1において、参照符号1001〜1003,
1011〜1013,1021〜1023および103
1〜1033はnチャネル型MOSトランジスタ(nM
OSトランジスタ)、RTは抵抗、φ0〜φ3は互いに
位相が90°ずれた四相クロック信号、そして、d0〜
d3はパラレルデータを示している。
【0007】図1に示されるように、各トランジスタ
(入力トランジスタ)1001,1011,1021お
よび1031のゲートには、それぞれパラレルデータd
0,d1,d2,およびd3が供給され、また、これら
の入力トランジスタと直列に接続されたトランジスタ1
002,1003;1012,1013;1022,1
023および1032,1033には、それぞれクロッ
ク信号φ3,φ0;φ0,φ1;φ1,φ2およびφ
2,φ3が入力され、各クロック信号が共に高レベル
『H』になるときにデータを取り込むようになってい
る。
【0008】すなわち、図2に示されるように、データ
d0は、クロック信号φ3およびφ0が共に高レベル
『H』のときに取り込まれ、データd1は、クロック信
号φ0およびφ1が共に高レベル『H』のときに取り込
まれ、データd2は、クロック信号φ1およびφ2が共
に高レベル『H』のときに取り込まれ、そして、データ
d3は、クロック信号φ2およびφ3が共に高レベル
『H』のときに取り込まれ、これにより、パラレルデー
タd0〜d3は、例えば、四相クロック信号(φ0〜φ
3)に同期してシリアルデータに変換されて出力OUT
に伝えられる。
【0009】図3は従来のマルチプレクサ回路の他の例
を示す回路図であり、前述した文献のFIGURE 11-25に対
応する。図3において、参照符号1110〜1117,
1120〜1127,1131〜1133および114
1〜1143はnMOSトランジスタ、1134,11
35および1144,1145は負荷を示している。な
お、クロック信号φ0〜φ3は前述した互いに位相が9
0°ずれた四相クロック信号であり、また、d0〜d3
はパラレルデータである。
【0010】ここで、クロック信号/φ0〜/φ3およ
びデータ/d0〜/d3は、それぞれクロック信号φ0
〜φ3およびデータd0〜d3の反転信号(逆論理の信
号)を示している。従って、例えば、クロック信号/φ
0は、クロック信号φ2と同じ信号であり、また、クロ
ック信号/φ1は、クロック信号φ3と同じ信号であ
る。また、参照符号Vcは、トランジスタ1133およ
び1143のゲートに印加される所定のバイアス電圧を
示し、さらに、Vrは負荷1144および1145を介
して出力OUT−,OUT+に印加される基準電圧を示
している。
【0011】図3に示すマルチプレクサ回路は、差動
(相補)の信号を使用するものであり、正論理のパラレ
ルデータd0,d1,d2,d3は、それぞれ対応する
トランジスタ1110,1120;1112,112
2;1114,1124;1116,1126のゲート
に供給される各2つのクロック信号φ0,/φ1;φ
1,/φ2;φ2,/φ3;φ3,/φ0が共に高レベ
ル『H』になるときに取り込まれ、シリアルデータmと
して差動対を構成する一方のトランジスタ1132のゲ
ートに供給される。同様に、負論理のパラレルデータ/
d0,/d1,/d2,/d3は、それぞれ対応するト
ランジスタ1111,1121;1113,1123;
1115,1125;1117,1127のゲートに供
給される各2つのクロック信号φ0,/φ1;φ1,/
φ2;φ2,/φ3;φ3,/φ0が共に高レベル
『H』になるときに取り込まれ、シリアルデータ/mと
して差動対を構成する他方のトランジスタ1131のゲ
ートに供給される。
【0012】トランジスタ1131〜1133および負
荷1134,1135より成る差動増幅器はプリドライ
バを構成し、このプリドライバの差動出力p,/pがト
ランジスタ1141〜1143および負荷1144,1
145で構成される出力段の差動増幅器の差動入力(差
動トランジスタ1141,1142のゲート)に供給さ
れる。そして、出力段の差動増幅器は、差動出力OUT
+,OUT−を出力する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図1〜図3に示す従来
のマルチプレクサ回路には、次のような解決すべき課題
がある。
【0014】まず、図1および図2を参照して説明した
従来のマルチプレクサ回路においては、クロック信号に
より制御される直列接続されたトランジスタが切れた瞬
間、その直上のノードは、そのノードの電位とその直上
のトランジスタに入力されるデータの電位で決まる電流
により充電されて電位が上がることになるが、その時定
数は、pMOSトランジスタによる充電と比べると非常
に長くなって、高速動作が難しい。
【0015】具体的に、例えば、パラレルデータd0に
関して、このデータd0が高レベル『H』であると仮定
すると、クロック信号φ3およびφ0が共に高レベル
『H』のときには、トランジスタ1002および100
3が共にオンして、出力OUTの電位を低レベル『L』
(Vss)に引き下げる。この後、クロック信号φ3が高
レベル『H』から低レベル『L』に立ち下がると、トラ
ンジスタ1002がオフすると共に、クロック信号φ1
が低レベル『L』から高レベル『H』に立ち上がってト
ランジスタ1013をオンし(このとき、トランジスタ
1011はクロック信号φ0が高レベル『H』なのでオ
ンしている)、データd1に対応したレベルが出力OU
Tに現れる。このとき、パラレルデータd1が低レベル
『L』であると仮定すると、このデータd1に応じて出
力OUTは高レベル『H』に変化するが、この出力OU
Tを高速に高レベル『H』(Vdd)に立ち上げるには抵
抗(プルアップ抵抗)RTの値を小さくしなければなら
ない。しかしながら、プルアップ抵抗RTの値を小さく
することは、消費電力の増大を招くため、実際には、図
1に示す回路では高速動作が困難となっている。
【0016】次に、図3を参照して説明した従来のマル
チプレクサ回路においては、パラレルデータ側からプリ
ドライバを駆動するノードに2つのトランスファーゲー
トが存在することになるため、高速で動作させることが
難しい。
【0017】すなわち、例えば、パラレルデータd0お
よび/d0は、それぞれクロック信号φ0,/φ1によ
り制御されるトランスファーゲート(トランジスタ)1
110,1120および1111,1121を介して、
プリドライバの差動対トランジスタ1132および11
31のゲートに供給されるが、この直列に挿入された2
つのトランスファーゲートによる遅延のために、高速動
作が困難となっている。
【0018】本発明は、上述した従来のマルチプレクサ
回路が有する課題に鑑み、パラレルデータをクロック信
号に同期したシリアルデータに高速に変換することので
きるマルチプレクサ回路の提供を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、パラレ
ルデータが供給された複数のマルチプレクサセルを備
え、前記パラレルデータをクロック信号に同期してシリ
アルデータに変換するマルチプレクサ回路が提供され、
この各マルチプレクサセルは、第1の電源線と第2の電
源線との間に直列に接続された第1の負荷並びに複数の
第1電導型のトランジスタ、および、前記隣接する第1
電導型トランジスタの接続ノードを前記第1の電源線の
レベルに向けて変化させるレベル変化手段を備える。
【0020】この本発明のマルチプレクサ回路によれ
ば、各マルチプレクサセルが第1の負荷並びに複数の第
1電導型のトランジスタ、および、レベル変化手段を備
える。第1の負荷並びに複数の第1電導型のトランジス
タは、第1の電源線と第2の電源線との間に直列に接続
され、また、レベル変化手段は、隣接する第1電導型ト
ランジスタの接続ノードに設けられ、この接続ノードを
第1の電源線のレベルに向けて変化させる。
【0021】本発明のマルチプレクサ回路によれば、パ
ラレルデータをクロック信号に同期したシリアルデータ
に高速に変換することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るマルチプレク
サ回路の各実施例を添付図面を参照して詳述する。
【0023】図4は本発明に係るマルチプレクサ回路の
全体構成の一例を示すブロック図であり、図5は図4の
マルチプレクサ回路の動作を説明するためのタイミング
図である。図4において、参照符号10〜13はマルチ
プレクサセル、PD0〜PD3はパラレルデータ、そし
て、SDはシリアルデータを示している。ここで、図4
のマルチプレクサ回路は、4:1のマルチプレクサ回路
の例であるが、本発明は、これに限定されないのはいう
までもない。
【0024】図4に示されるように、マルチプレクサ回
路は、4つのマルチプレクサセル10〜13を備え、各
マルチプレクサセル10,11,12,13には、それ
ぞれクロック信号φ0,φ1;φ1,φ2;φ2,φ
3;φ3,φ0が供給されている。ここで、図5に示さ
れるように、クロック信号φ0〜φ3は、互いに位相が
90°ずれた四相クロック信号であり、パラレルデータ
PD0〜PD3は、この四相クロック信号φ0〜φ3に
同期してシリアルデータSD0〜SD3に変換される。
【0025】図6は本発明に係るマルチプレクサ回路に
おけるマルチプレクサセルの第1実施例を示す回路図で
ある。
【0026】図6に示されるように、本第1実施例のマ
ルチプレクサセル100(10〜13)は、負荷10
1、nMOSトランジスタ102〜104、および、プ
ルアップスイッチ(プルアップ用トランジスタ)105
を備えて構成される。
【0027】負荷101は、高電位電源線(Vdd)と出
力ノード(出力Q)との間に設けられ、さらに、この出
力Qと低電位電源線(Vss)との間にはトランジスタ1
02〜104が直列に接続されている。
【0028】トランジスタ102は、そのゲートに入力
デー夕D(パラレルデータPD0〜PD3)を受けて出
力Qを駆動し、また、トランジスタ103および104
は、各ゲートに供給されるクロック信号CLK0および
CLK1に応じてスイッチング動作を行うようになって
いる。ここで、トランジスタ102とトランジスタ10
3との接続ノードPNは、プルアップスイッチ105を
介して高電位電源線(Vdd)に接続されている。
【0029】すなわち、駆動用トランジスタ102は、
クロック信号CLK0およびCLK1により制御される
スイッチ用(データ確定用)のトランジスタ103およ
び104がオンするときに、入力データDに応じて出力
データ(Q)を確定する。ここで、入力データDは、各
マルチプレクサセル10〜13毎にパラレルデータPD
0〜PD3とされ、また、クロック信号CLK0,CL
K1は、各マルチプレクサセル10〜13毎にクロック
信号φ0,φ1;φ1,φ2;φ2,φ3;φ3,φ0
とされる。
【0030】図6に示されるように、本第1実施例のマ
ルチプレクサセル100は、駆動用トランジスタ102
とデータ確定用トランジスタ103との接続ノードPN
に対して、高電位電源電圧Vddにプルアップするプルア
ップスイッチ105が接続され、データ入力されるトラ
ンジスタ102のノードを直接プルアップするので、前
述した図1の従来例に対して高速動作の面で優位であ
る。さらに、パラレルの入力デー夕DがnMOSトラン
ジスタ102のゲートを直接駆動するので、前述した図
3の従来例とは異なり高速動作が可能である。
【0031】図7は本発明のマルチプレクサセルの第2
実施例を示す回路図である。
【0032】図7と図6との比較から明らかなように、
本第2実施例のマルチプレクサセルは、第1実施例のマ
ルチプレクサセルにおけるプルアップ位置を2個所にし
たものに相当する。すなわち、駆動用トランジスタの1
02とデータ確定用トランジスタ103との接続ノード
PN1に対して、高電位電源電圧Vddにプルアップする
第1のプルアップスイッチ105を設け、さらに、デー
タ確定用トランジスタ103と104との接続ノードP
N2に対して、高電位電源電圧Vddにプルアップする第
2のプルアップスイッチ106を設けるようになってい
る。
【0033】このように、プルアップ位置を複数個所に
することにより、各ノード(PN1,PN2)の初期状
態への遷移時間を短くし、より一層の高速動作が可能に
なる。
【0034】図8は本発明のマルチプレクサセルの第3
実施例を示す回路図であり、図9は図8のマルチプレク
サセルの動作を説明するためのタイミング図である。
【0035】図8に示されるように、本第3実施例のマ
ルチプレクサセルは、pMOSトランジスタ111,1
12、および、nMOSトランジスタ113〜115を
備えて構成される。トランジスタ111,113,11
4は、高電位電源線(Vdd)と低電位電源線(Vss)と
の間に直列に接続され、トランジスタ111および11
4のゲートにはクロック信号CLK0が供給されてい
る。駆動用トランジスタ113のゲートには入力デー夕
Dが供給され、また、トランジスタ111と113との
接続ノードには、ソースが高電位電源線(Vdd)に接続
されゲートに入力デー夕Dが供給されたプルアップ用の
トランジスタ112のドレインが接続されると共に、ク
ロック信号CLK1がゲートに供給されたトランジスタ
115が出力Qとの間に挿入されている。
【0036】次に、この第3実施例のマルチプレクサセ
ルを、例えば、図4におけるマルチプレクサセル10に
適用した場合を説明する。
【0037】図9に示されるように、クロック信号φ0
(CLK0)およびφ1(CLK1)が共に低レベル
『L』のとき(期間T3’)、トランジスタ111はオ
ンしてトランジスタ114および115はオフし、ノー
ドN1は高レベル『H』(高電位電源電圧Vdd)にプル
アップされる。ただし、トランジスタ115はオフなの
で、ノードN1のレベルは出力SD0(Q)には伝わら
ない。
【0038】まず、パラレルデータPD0(D)が高レ
ベル『H』であると仮定すると、この高レベル『H』の
データPD0によりトランジスタ113がオンしてトラ
ンジスタ112がオフし、クロック信号φ0が低レベル
『L』から高レベル『H』になると(期間T0)、トラ
ンジスタ114がオンしてトランジスタ111がオフ
し、ノードN1は低レベル『L』(低電位電源電圧Vs
s)に引き下げられる。続いて、クロック信号φ1も低
レベル『L』から高レベル『H』になると(期間T
1)、トランジスタ115がオンしてノードN1のレベ
ルが出力SD0になる。
【0039】一方、パラレルデータPD0(D)が低レ
ベル『L』であると仮定すると、この低レベル『L』の
データPD0によりトランジスタ113がオフしてトラ
ンジスタ112がオンし、ノードN1は高レベル『H』
に引き上げられ(高レベル『H』を維持し)、クロック
信号φ0が低レベル『L』から高レベル『H』になると
(期間T0)、トランジスタ114がオンしてトランジ
スタ111がオフするが、ノードN1は高レベル『H』
を維持する。続いて、クロック信号φ1も低レベル
『L』から高レベル『H』になると(期間T1)、トラ
ンジスタ115がオンしてノードN1のレベルが出力S
D0になる。
【0040】さらに、続いて、クロック信号φ0が高レ
ベル『H』から低レベル『L』になると(期間T2)、
トランジスタ114がオフしてトランジスタ111がオ
ンし、ノードN1は再び高レベル『H』にプルアップさ
れる。なお、この期間T2において、クロック信号φ1
は高レベル『H』でトランジスタ115はオンしてお
り、高レベル『H』にプルアップされたノードN1のレ
ベルは出力Q(SD1)へ伝えられるが、次に動作する
マルチプレクサセルが低レベル『L』を出力する場合
(例えば、図4におけるマルチプレクサセル11に高レ
ベル『H』のパラレルデータPD1が供給さて出力Qに
低レベル『L』を伝える場合)には、高レベル『H』に
プルアップされた出力Q(SD1)のレベルは低レベル
『L』に引き下げられる。ここで、pMOSトランジス
タ111および112は、小さいサイズのトランジスタ
として構成され、例えば、トランジスタ111および1
12がオンしている状態で、次に動作するマルチプレク
サセルが低レベル『L』を出力する場合でも、出力ノー
ド(Q)を瞬時に低レベル『L』に引き下げることがで
きるようになっている。
【0041】このように、本第3実施例によれば、例え
ば、図3を参照して説明したマルチプレクサ回路と比較
して、クロック信号CLK0(φ0)による選択をナン
ド型にすることで出力ノードのプルアップパスに接続さ
れているnMOSトランジスタをトランジスタ115だ
けとして一段削る(例えば、図3におけるトランジスタ
1110,1111を削る)ことにより、高速動作が可
能になる。
【0042】図10は本発明のマルチプレクサセルの第
4実施例を示す回路図である。
【0043】図10に示されるように、本第4実施例の
マルチプレクサセルは、pMOSトランジスタ116,
117、および、nMOSトランジスタ113〜115
を備えて構成される。ここで、nMOSトランジスタ1
13〜115は、上述した第3実施例と同様に機能する
ものであり、また、ゲートに低電位電源電圧Vssが印加
されたpMOSトランジスタ116は負荷素子として機
能し、また、ゲートに低電位電源電圧Vssが印加された
pMOSトランジスタ117はプルアップ素子として機
能する。
【0044】このように、本第4実施例によれば、例え
ば、図3を参照して説明したマルチプレクサ回路と比較
して、クロック信号CLK0による選択を行うトランジ
スタ114をデータ入力トランジスタ113の低電位電
源線(Vss)側に配置することにより、出力ノードのプ
ルアップパスに接続されているnMOSトランジスタを
トランジスタ115だけとして一段削る(例えば、図3
におけるトランジスタ1110,1111を削る)こと
ができ、より高速な動作が可能になる。
【0045】図11は本発明のマルチプレクサセルの第
5実施例を示す回路図であり、差動信号を扱うようにな
っている。
【0046】図11に示されるように、本第5実施例の
マルチプレクサセルは、pMOSトランジスタ121,
122、および、nMOSトランジスタ123〜126
を備えて構成される。ここで、ゲートに低電位電源電圧
Vssが印加されたpMOSトランジスタ121および1
22は負荷素子として機能する。また、nMOSトラン
ジスタ123および124は差動対トランジスタであ
り、各ゲートに差動(相補)の入力デー夕D,DX(パ
ラレルデータPD,XPD)が供給される。ここで、入
力データDXおよびパラレルデータPDXは、それぞれ
入力データDおよびパラレルデータPDの反転レベルの
信号を示している。
【0047】トランジスタ125および126は、差動
増幅部(トランジスタ121〜124)と低電位電源線
(Vss)との間に設けられ、トランジスタ125のゲー
トにはクロックCLK0が供給され、また、トランジス
タ126のゲートにはクロックCLK1が供給されてい
る。なお、本第5実施例は、見方によれば、図6に示す
第1実施例において、負荷101をトランジスタ121
(122)で構成し、プルアップスイッチ105をトラ
ンジスタ122,124(121,123)で構成した
ものに相当する。
【0048】本第5実施例のマルチプレクサセルは、例
えば、図4におけるマルチプレクサセル10に適用した
場合、クロック信号φ0(CLK0)およびφ1(CL
K1)が共に高レベル『H』になると(図9における期
間T1)、差動増幅部が活性化(パラレルデータPD
0,PD0Xを受け取る差動対トランジスタ123,1
24が動作)して、出力Q,QX(SD0,SD0X)
が確定する。ここで、トランジスタ123のゲートに供
給される入力データD(パラレルデータPD)が低レベ
ル『L』だと出力(シリアルデータ)SD0は高レベル
『H』になるが、このとき、入力データDX(パラレル
データPDX)が高レベル『H』となりトランジスタ1
24がオンして、差動対トランジスタ123,124の
直下のノード(PN)をプルアップする。
【0049】このように、本第5実施例によれば、出力
ノードのプルアップパスに接続されているnMOSトラ
ンジスタ(例えば、図3におけるトランジスタ111
0,1120;1111,1121)を削除して高速動
作を行うことが可能である。また、本第5実施例によれ
ば、見方によっては、入力データが供給されるnMOS
トランジスタ123の直下のノード(PN)をトランジ
スタ122,124および121,123により相補に
プルアップすることで高速動作が可能になる。
【0050】図12は本発明のマルチプレクサセルの第
6実施例を示す回路図である。
【0051】図12と図11との比較から明らかなよう
に、本第6実施例のマルチプレクサセルでは、第5実施
例における負荷素子(トランジスタ121,122)を
クロスカップル接続したpMOSトランジスタ127お
よび128により構成し、差動対トランジスタ123お
よび124により駆動される出力ノード(Q,QX)を
相補にプルアップして相補関係を保ちながら高速な動作
を可能とするようになっている。
【0052】図13は本発明のマルチプレクサセルの第
7実施例を示す回路図である。
【0053】本第7実施例のマルチプレクサセルは、上
述した図11の第5実施例および図12の第6実施例に
おけるトランジスタ121,122および127,12
8を両方とも備えている。
【0054】ところで、上述した図12の第6実施例の
マルチプレクサセルは、例えば、トランジスタの製造ば
らつき等があっても差動(相補)信号の補償を行うこと
ができるが、その分、前述した図11の第5実施例のマ
ルチプレクサセルよりも動作速度が低下することにな
る。
【0055】本第7実施例のマルチプレクサセルは、上
記の第5実施例と第6実施例の両方の長所を備えるよう
にしたものであり、差動対トランジスタ123および1
24により駆動される出力ノード(Q,QX)を、pM
OS負荷121,122によりプルアップすると共に、
クロスカップル負荷127,128により相補にプルア
ップすることで、相補関係を保ちながら上述した第6実
施例よりもドレイン負荷を低減することができる。すな
わち、クロスカップル接続されるトランジスタ125お
よび126のゲートは、それぞれ並列接続された2つの
トランジスタ122,126および121,125のド
レインに接続されるため、ドレイン負荷が低減されて、
高速動作に寄与することになる。
【0056】図14は本発明のマルチプレクサセルの第
8実施例を示す回路図である。
【0057】図14と図11との比較から明らかなよう
に、本第8実施例のマルチプレクサセルは、前述した第
5実施例のマルチプレクサセルに対して、差動対トラン
ジスタ123,124の直下のノード(PN)をプルア
ップするpMOSトランジスタ131,132を設けた
ものである。
【0058】トランジスタ131,132のゲートに
は、nMOSトランジスタ125のゲートに供給される
クロック信号CLK0が供給され、クロック信号CLK
0が低レベル『L』となってトランジスタ125がオフ
する期間、トランジスタ131,132がオンしてノー
ドPNをプルアップするようになっている。ここで、プ
ルアップ用のトランジスタが131,132と2つ設け
られているのは、レイアウト上の回路の対称性を維持す
るためである。従って、例えば、レイアウト上、差動増
幅部(トランジスタ121〜124)の中央部分にプル
アップ用のトランジスタを配置することができれば、こ
のプルアップ用のトランジスタを1つのトランジスタに
より構成することもできる。
【0059】本第8実施例のマルチプレクサセルは、ト
ランジスタ125がオフする期間、トランジスタ13
1,132がオンしてノードPNをプルアップすること
により、ノードPNの初期状態への遷移時間を短くして
高速動作を可能にする。
【0060】図15は本発明のマルチプレクサセルの第
9実施例を示す回路図である。
【0061】図15と図14との比較から明らかなよう
に、本第9実施例のマルチプレクサセルは、上述した第
8実施例のマルチプレクサセルに対して、さらに、トラ
ンジスタ125および126の接続ノード(PN2)を
プルアップするpMOSトランジスタ133,134を
設けたものである。なお、pMOSトランジスタ13
1,132は、第8実施例と同様に、差動対トランジス
タ123,124の直下のノード(PN1)をプルアッ
プする。また、これらトランジスタ131〜134の各
ゲートには、トランジスタ125のゲートに供給するの
と同じクロック信号CLK0が供給されている。
【0062】本第9実施例のマルチプレクサセルは、前
述した図7に示す第2実施例のマルチプレクサセルと同
様に、プルアップ位置を2個所(複数個所)にすること
により、各ノード(PN1,PN2)の初期状態への遷
移時間を短くして、より一層の高速動作を可能にする。
【0063】図16は本発明のマルチプレクサセルの第
10実施例を示す回路図である。
【0064】図16と図14との比較から明らかなよう
に、本第10実施例のマルチプレクサセルは、前述した
第8実施例のマルチプレクサセルにおいて、差動増幅部
の負荷素子(pMOSトランジスタ121,122)を
クロスカップル接続したpMOSトランジスタ127お
よび128により構成し、差動対トランジスタ123お
よび124により駆動される出力ノード(Q,QX)を
相補にプルアップして相補関係を保ちながら高速な動作
を可能とするものである。なお、トランジスタ125が
オフする期間、トランジスタ131,132がオンして
ノードPNをプルアップすることにより、ノードPNの
初期状態への遷移時間を短くして高速動作を可能にする
のは第8実施例と同様である。
【0065】図17は本発明のマルチプレクサセルの第
11実施例を示す回路図である。
【0066】本第11実施例のマルチプレクサセルは、
前述した図14の第8実施例と図15の第9実施例との
関係と同様に、図16の第10実施例のマルチプレクサ
セルに対して、さらに、トランジスタ125および12
6の接続ノード(PN2)をプルアップするpMOSト
ランジスタ133,134を設けたものである。なお、
pMOSトランジスタ131,132は、第10実施例
と同様に、差動対トランジスタ123,124の直下の
ノード(PN1)をプルアップする。また、これらトラ
ンジスタ131〜134の各ゲートには、トランジスタ
125のゲートに供給するのと同じクロック信号CLK
0が供給されている。
【0067】本第11実施例のマルチプレクサセルは、
前述した図7に示す第2実施例(図15に示す第9実施
例)のマルチプレクサセルと同様に、プルアップ位置を
2個所(複数個所)にすることにより、各ノード(PN
1,PN2)の初期状態への遷移時間を短くして、より
一層の高速動作を可能にする。
【0068】図18は本発明のマルチプレクサセルの第
12実施例を示す回路図である。
【0069】本第12実施例のマルチプレクサセルは、
上述した図14の第8実施例および図16の第10実施
例におけるトランジスタ121,122および127,
128を両方とも備えている。ここで、本第12実施例
のマルチプレクサセルにおける差動増幅部は、図13を
参照して説明した第7実施例と同様のものである。
【0070】すなわち、本第12実施例のマルチプレク
サセルは、差動対トランジスタ123および124によ
り駆動される出力ノード(Q,QX)を、pMOS負荷
121,122によりプルアップすると共に、クロスカ
ップル負荷127,128により相補にプルアップする
ことで、相補関係を保ちながら上述した第6実施例より
もドレイン負荷を低減することができる。
【0071】すなわち、クロスカップル接続されるトラ
ンジスタ125および126のゲートは、それぞれ並列
接続された2つのトランジスタ122,126および1
21,125のドレインに接続されるため、ドレイン負
荷が低減されて、高速動作に寄与することになる。な
お、トランジスタ125がオフする期間、トランジスタ
131,132がオンしてノードPNをプルアップする
ことにより、ノードPNの初期状態への遷移時間を短く
して高速動作を可能にするのは前述した第8実施例およ
び第10実施例と同様である。
【0072】図19は本発明のマルチプレクサセルの第
13実施例を示す回路図である。
【0073】本第13実施例のマルチプレクサセルは、
前述した図14の第8実施例と図15の第9実施例(図
16の第10実施例と図17の第11実施例)との関係
と同様に、図18の第12実施例のマルチプレクサセル
に対して、さらに、トランジスタ125および126の
接続ノード(PN2)をプルアップするpMOSトラン
ジスタ133,134を設けたものである。なお、pM
OSトランジスタ131,132は、第10実施例と同
様に、差動対トランジスタ123,124の直下のノー
ド(PN1)をプルアップする。また、これらトランジ
スタ131〜134の各ゲートには、トランジスタ12
5のゲートに供給するのと同じクロック信号CLK0が
供給されている。
【0074】本第13実施例のマルチプレクサセルは、
前述した図7に示す第2実施例(図15に示す第9実施
例および図17に示す第11実施例)のマルチプレクサ
セルと同様に、プルアップ位置を2個所(複数個所)に
することにより、各ノード(PN1,PN2)の初期状
態への遷移時間を短くして、より一層の高速動作を可能
にする。
【0075】図20は本発明に係るマルチプレクサ回路
の全体構成の他の例を示すブロック図である。
【0076】図20に示すマルチプレクサ回路は、前述
した図4のマルチプレクサ回路における各マルチプレク
サ10〜13を差動(相補)の信号(パラレル入力デー
タPD0,PD0X〜PD3,PD3X、シリアル出力
データSD,SDX)を扱えるものとして構成し、さら
に、各マルチプレクサ10〜13の出力に2つのNAN
Dゲート21,22で構成したフリップフロップ(ラッ
チ)を設けてシリアル出力データSD,SDXを保持す
るようにしたものである。
【0077】以上、説明したように、本発明の各実施例
によれば、マルチプレクサセル内部のノードを直接プル
アップするパスを導入することにより、マルチプレクサ
回路の動作帯域を改善することができる。さらに、プル
アップバスのnMOSトランジスタの段数を減らすこと
により高速動作の点で優位であり、高速のマルチプレク
サを実現することが可能になる。
【0078】(付記1) パラレルデータが供給された
複数のマルチプレクサセルを備え、前記パラレルデータ
をクロック信号に同期してシリアルデータに変換するマ
ルチプレクサ回路であって、前記各マルチプレクサセル
は、第1の電源線と第2の電源線との間に直列に接続さ
れた第1の負荷並びに複数の第1電導型のトランジス
タ、および、前記隣接する第1電導型トランジスタの接
続ノードを前記第1の電源線のレベルに向けて変化させ
るレベル変化手段を備えることを特徴とするマルチプレ
クサ回路。
【0079】(付記2) 付記1に記載のマルチプレク
サ回路において、前記直列接続された第1の負荷と第1
電導型のトランジスタとの接続ノードから前記各マルチ
プレクサセルの出力を取り出すことを特徴とするマルチ
プレクサ回路。
【0080】(付記3) 付記1に記載のマルチプレク
サ回路において、前記レベル変化手段を、前記隣接する
第1電導型トランジスタの接続ノードの異なる個所に複
数設けたことを特徴とするマルチプレクサ回路。
【0081】(付記4) 付記1に記載のマルチプレク
サ回路において、前記レベル変化手段を、前記第1の電
源線に接続した少なくも1つの第2電導型のトランジス
タで構成したことを特徴とするマルチプレクサ回路。
【0082】(付記5) 付記1に記載のマルチプレク
サ回路において、前記第1の負荷を、第2電導型のトラ
ンジスタで構成したことを特徴とするレシーバ回路。
【0083】(付記6) 付記1に記載のマルチプレク
サ回路において、前記レベル変化手段を、前記第1の電
源線に接続した第2の負荷と該第2の負荷に直列接続し
た少なくも1つの第1電導型のトランジスタで構成した
ことを特徴とするマルチプレクサ回路。
【0084】(付記7) 付記6に記載のマルチプレク
サ回路において、前記第2の負荷を、第2電導型のトラ
ンジスタで構成したことを特徴とするマルチプレクサ回
路。
【0085】(付記8) 付記6に記載のマルチプレク
サ回路において、前記第1および第2の負荷を、クロス
カップル接続された第2電導型のトランジスタで構成し
たことを特徴とするマルチプレクサ回路。
【0086】(付記9) 付記6に記載のマルチプレク
サ回路において、前記第1および第2の負荷を、クロス
カップル接続された第2電導型のトランジスタ、およ
び、クロスカップルしていない第2電導型のトランジス
タを並列に設けて構成したことを特徴とするマルチプレ
クサ回路。
【0087】(付記10) 付記6に記載のマルチプレ
クサ回路において、前記第1および第2の負荷を、それ
ぞれ第2電導型のトランジスタで構成したことを特徴と
するマルチプレクサ回路。
【0088】(付記11) 付記1に記載のマルチプレ
クサ回路において、前記レベル変化手段は、レイアウト
上の回路の対称性を維持するようになっていることを特
徴とするマルチプレクサ回路。
【0089】(付記12) 付記11に記載のマルチプ
レクサ回路において、前記レベル変化手段を、前記第1
の電源線に接続した2つの第2電導型のトランジスタで
構成したことを特徴とするマルチプレクサ回路。
【0090】(付記13) 付記1〜12のいずれか1
項に記載のマルチプレクサ回路において、前記各マルチ
プレクサセルは、差動の信号を処理する差動回路として
構成されることを特徴とするマルチプレクサ回路。
【0091】(付記14) 付記1〜13のいずれか1
項に記載のマルチプレクサ回路において、さらに、前記
複数のマルチプレクサセルの出力に設けたラッチ手段を
備えることを特徴とするマルチプレクサ回路。
【0092】(付記15) 付記1〜14のいずれか1
項に記載のマルチプレクサ回路において、前記第1の電
源線は高電位電源線であり、前記第2の電源線は低電位
電源線であり、前記第1導電型トランジスタはnMOS
トランジスタであることを特徴とするマルチプレクサ回
路。
【0093】(付記16) 付記15に記載のマルチプ
レクサ回路において、前記第2導電型トランジスタはp
MOSトランジスタであることを特徴とするマルチプレ
クサ回路。
【0094】(付記17) 付記1〜16のいずれか1
項に記載のマルチプレクサ回路において、前記マルチプ
レクサセルは、四相クロックにより制御される4つのマ
ルチプレクサセルであることを特徴とするマルチプレク
サ回路。
【0095】
【発明の効果】以上、詳述したように、本発明によれ
ば、パラレルデータをクロック信号に同期したシリアル
データに高速に変換することのできるマルチプレクサ回
路を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のマルチプレクサ回路の一例を示す回路図
である。
【図2】図1のマルチプレクサ回路の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図3】従来のマルチプレクサ回路の他の例を示す回路
図である。
【図4】本発明に係るマルチプレクサ回路の全体構成の
一例を示すブロック図である。
【図5】図4のマルチプレクサ回路の動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図6】本発明に係るマルチプレクサ回路におけるマル
チプレクサセルの第1実施例を示す回路図である。
【図7】本発明のマルチプレクサセルの第2実施例を示
す回路図である。
【図8】本発明のマルチプレクサセルの第3実施例を示
す回路図である。
【図9】図8のマルチプレクサセルの動作を説明するた
めのタイミング図である。
【図10】本発明のマルチプレクサセルの第4実施例を
示す回路図である。
【図11】本発明のマルチプレクサセルの第5実施例を
示す回路図である。
【図12】本発明のマルチプレクサセルの第6実施例を
示す回路図である。
【図13】本発明のマルチプレクサセルの第7実施例を
示す回路図である。
【図14】本発明のマルチプレクサセルの第8実施例を
示す回路図である。
【図15】本発明のマルチプレクサセルの第9実施例を
示す回路図である。
【図16】本発明のマルチプレクサセルの第10実施例
を示す回路図である。
【図17】本発明のマルチプレクサセルの第11実施例
を示す回路図である。
【図18】本発明のマルチプレクサセルの第12実施例
を示す回路図である。
【図19】本発明のマルチプレクサセルの第13実施例
を示す回路図である。
【図20】本発明に係るマルチプレクサ回路の全体構成
の他の例を示すブロック図である。
【符号の説明】
100,10〜13…マルチプレクサセル 101…負荷 102…駆動用トランジスタ 103,104…データ確定用トランジスタ 105,106…プルアップスイッチ(プルアップ用ト
ランジスタ) PD0〜PD3…パラレルデータ PD0,PD0X;〜PD3,PD3X…差動のパラレ
ルデータ SD…シリアルデータ SD,SDX…差動のシリアルデータ Vdd…高電位電源線(高電位電源電圧) Vss…低電位電源線(低電位電源電圧) φ0〜φ3…四相クロック信号
フロントページの続き Fターム(参考) 5J055 AX02 BX03 CX24 DX13 DX14 DX22 DX72 EZ12 EZ22 GX01 GX04

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パラレルデータが供給された複数のマル
    チプレクサセルを備え、前記パラレルデータをクロック
    信号に同期してシリアルデータに変換するマルチプレク
    サ回路であって、前記各マルチプレクサセルは、 第1の電源線と第2の電源線との間に直列に接続された
    第1の負荷並びに複数の第1電導型のトランジスタ、お
    よび、 前記隣接する第1電導型トランジスタの接続ノードを前
    記第1の電源線のレベルに向けて変化させるレベル変化
    手段を備えることを特徴とするマルチプレクサ回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のマルチプレクサ回路に
    おいて、前記直列接続された第1の負荷と第1電導型の
    トランジスタとの接続ノードから前記各マルチプレクサ
    セルの出力を取り出すことを特徴とするマルチプレクサ
    回路。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のマルチプレクサ回路に
    おいて、前記レベル変化手段を、前記隣接する第1電導
    型トランジスタの接続ノードの異なる個所に複数設けた
    ことを特徴とするマルチプレクサ回路。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のマルチプレクサ回路に
    おいて、前記レベル変化手段を、前記第1の電源線に接
    続した少なくも1つの第2電導型のトランジスタで構成
    したことを特徴とするマルチプレクサ回路。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のマルチプレクサ回路に
    おいて、前記レベル変化手段を、前記第1の電源線に接
    続した第2の負荷と該第2の負荷に直列接続した少なく
    も1つの第1電導型のトランジスタで構成したことを特
    徴とするマルチプレクサ回路。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のマルチプレクサ回路に
    おいて、前記第1および第2の負荷を、クロスカップル
    接続された第2電導型のトランジスタで構成したことを
    特徴とするマルチプレクサ回路。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載のマルチプレクサ回路に
    おいて、前記第1および第2の負荷を、クロスカップル
    接続された第2電導型のトランジスタ、および、クロス
    カップルしていない第2電導型のトランジスタを並列に
    設けて構成したことを特徴とするマルチプレクサ回路。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載のマルチプレクサ回路に
    おいて、前記レベル変化手段は、レイアウト上の回路の
    対称性を維持するようになっていることを特徴とするマ
    ルチプレクサ回路。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれか1項に記載のマ
    ルチプレクサ回路において、前記各マルチプレクサセル
    は、差動の信号を処理する差動回路として構成されるこ
    とを特徴とするマルチプレクサ回路。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれか1項に記載の
    マルチプレクサ回路において、さらに、前記複数のマル
    チプレクサセルの出力に設けたラッチ手段を備えること
    を特徴とするマルチプレクサ回路。
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