JP2003133826A - 車両用アンテナの取付け構造及び車両用アンテナ装置 - Google Patents

車両用アンテナの取付け構造及び車両用アンテナ装置

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JP2003133826A
JP2003133826A JP2001329287A JP2001329287A JP2003133826A JP 2003133826 A JP2003133826 A JP 2003133826A JP 2001329287 A JP2001329287 A JP 2001329287A JP 2001329287 A JP2001329287 A JP 2001329287A JP 2003133826 A JP2003133826 A JP 2003133826A
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Nobuhiko Todaka
信彦 戸▲高▼
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Toyota Motor Corp
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  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外観性、加工性、及び修理の容易性等、多く
の利点を備えた車両用アンテナの取付け構造を提供す
る。 【解決手段】 少なくとも外周10CIRを含んで形成
されている凹部11を有する、車体外面を構成するボデ
ィ部材10と、前記凹部11に対応する形状の筐体20
と、該筐体20に内包したアンテナユニット25とを含
む車両用アンテナの取付け構造である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車等の車両に搭
載されるアンテナ装置の取付け構造に関する。特に、車
両の車体外面を構成するルーフパネル等のボディ部材に
凹部を設け、この凹部に埋設された状態で使用される車
両用アンテナの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】GPS、電話、衛星放送等の信号波を受
信するためのアンテナ構造として、ポール状の突起を有
さず、車両のルーフパネル等の外側に平面状のアンテナ
を配置させる技術について従来から複数の提案がある。
【0003】例えば、特開平5−63419号公報に
は、ルーフパネルに開口を設け、この開口にガラス基板
等から構成されるマイクロストリップアンテナを埋設す
る自動車用アンテナが開示されている。
【0004】また、特開平10−126127号公報に
は、4個のマグネットでルーフパネルにアンテナを取り
付ける構造について開示されている。
【0005】また、特開平9−167987号公報で
は、小型車両搭載用の衛星放送受信アンテナユニットに
ついて開示している。このアンテナユニットはトランク
リッドパネル或いはルーフパネル等の板状部材の一部に
開口を設け、裏面よりアンテナユニットを取り付ける。
そして、上記開口を覆い、かつ、電波を透過させる材料
からなるカバーを備えている。
【0006】さらに、実開平6−62613号公報では
自動車ボンネットの鋼板の一部に凹部を設け、この凹部
に発泡樹脂を充填してアンテナエレメントを配置し、さ
らにその上部を合成樹脂材で蓋をする車載アンテナに関
する技術が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−63419号公報で開示する自動車用アンテナ
では、ルーフパネルに設けた開口にアンテナが取付けら
れている。この構成では、アンテナの自重及びシール材
としての樹脂枠の反力によりアンテナ取付け部に変形が
生じ、この変形により漏水等の問題が生じる可能性があ
る。
【0008】また、特開平10−126127号公報に
開示されるアンテナ取り付け構造は、車体から突出した
状態に形成されるので、外観を損ね、破損し易く、さら
には風切音等が発生するという問題がある。
【0009】また、特開平9−167987号公報に開
示されるアンテナユニットでは、ルーフパネル等の板状
部材に大きな開口を設ける必要がある。そのため、鋼鈑
の開口回りに歪みが生じる可能性があり、この歪みが顕
著である場合は開口の回りでの漏水の虞がある。また、
上記開口を形成するための製造費の増加や、大きな開口
を形成するためにルーフパネルの剛性が低下するという
問題もある。
【0010】また、実開平6−62613号公報で開示
する車載アンテナでは、凹部内の発泡樹脂にアンテナエ
レメントが埋設された状態となる。よって、アンテナエ
レメント等に不具合が生じた場合に補修、交換を行うこ
とが極めて困難である。
【0011】上記のように、従来において平面的なアン
テナを用いた取付け構造については、多くの提案がなさ
れている。しかしながら外観上の問題や、開口を設けた
場合の歪み、漏水、強度低下の問題、さらにはコスト上
昇の問題やアンテナ装置が故障した場合の修理の問題
等、未だに多くの課題が存在している。
【0012】したがって、本発明の主な目的は、上述し
た問題を解決し、外観性、加工性、及び修理の容易性
等、多くの利点を備えた車両用アンテナの取付け構造を
提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は請求項1に記
載の如く、少なくとも外周を含んで形成されている凹部
を有する、車体外面を構成するボディ部材と、前記凹部
に対応する形状の筐体と、該筐体に内包したアンテナユ
ニットとを含む車両用アンテナの取付け構造により達成
される。
【0014】請求項1記載の発明では、ボディ部材の周
部に凹部が形成されている。この凹部はボディ部材の外
縁となる外周を含むように形成されているので、四方が
壁で囲まれた凹部ではなく外周上の部分が大略平坦に開
放された形状となる。このような凹部は、ボディ部材の
中央部に四方が壁で囲まれた凹部を形成する場合と比較
して、加工が容易であり、歪みが少ないという長所を有
する。
【0015】そして、前記凹部にアンテナユニットを内
包した筐体がちょうど嵌め込まれるように構成すること
で、外観が優れたアンテナの取付け構造とすることがで
きる。また、上記筐体を着脱可能としておくことで、ア
ンテナユニットの修理、交換等が容易に行えるアンテナ
の取付け構造とすることもできる。
【0016】また、請求項2に記載の如く、請求項1に
記載の車両用アンテナの取付け構造において、前記筐体
の外面が前記ボディ部材の外面と連続するように形成す
ることが望ましい。
【0017】請求項2に記載の発明によれば、筐体の外
面が前記ボディ部材の外面と連続するので、外観に優
れ、風切音等が生じないアンテナの取付け構造となる。
【0018】また、請求項3に記載の如く、請求項1又
は2に記載の車両用アンテナの取付け構造において、前
記凹部は、前記ボディ部材を補強する補強部材が配設さ
れている位置に形成することが望ましい。
【0019】請求項3に記載の発明によれば、凹部下に
補強部材が配設されているので、ここにアンテナユニッ
トを内包した筐体を載置しても歪み等の発生を抑制して
確実に保持できる。この補強部材として、従来から車両
内に存在する部材を活用すればコストの増加を招くこと
もない。
【0020】また、請求項4に記載の如く、請求項1か
ら3のいずれかに記載の車両用アンテナの取付け構造に
おいて、前記アンテナユニット及び前記ボディ部材に形
成される開口は、前記筐体を前記凹部に嵌め込んだとき
に、前記筐体により隠れる位置に設けられ、かつ前記開
口には水密構造が設けられていることが望ましい。
【0021】請求項4に記載の発明によれば、さらに美
観を維持しつつアンテナユニット側への漏水を確実に防
止することができる。
【0022】そして、請求項5に記載の如く、請求項1
から4のいずれかに記載の車両用アンテナの取付け構造
において、前記ボディ部材としては、ルーフパネル、ト
ランクリッドパネル、エンジンフード、ドア及びフェン
ダー等の車体外面を構成する部材の少なくとも1つとす
ることができる。
【0023】さらに、上記目的は請求項6に記載の如
く、少なくとも外周を含んで、車体外面を構成するボデ
ィ部材に形成した凹部に、対応する形状の筐体と、該筐
体に内包したアンテナユニットとを含む車両用アンテナ
装置によっても達成される。
【0024】そして、請求項7に記載の如く、請求項6
に記載の車両用アンテナ装置において、前記筐体の外面
が前記ボディ部材の外面と連続するように形成されてい
ることが望ましい。
【0025】請求項6及び7に記載の発明によれば、ボ
ディ部材側の凹部にアンテナユニットを内包した筐体が
ちょうど嵌め込まれるように構成することで、外観が優
れた車両用アンテナ装置とすることができる。また、筐
体を着脱可能としておくことで、アンテナユニットの修
理、交換等が容易に行える車両用アンテナ装置とするこ
ともできる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例を説明する。
【0027】図1は、本発明の第1実施例に係る車両用
アンテナの取付け構造の概要を示した図である。本第1
実施例のアンテナ構造は、図1に示すように、車両1の
ルーフパネル10の後側、すなわちリアウインドウ30
側にアンテナ装置を設置する場合の例である。
【0028】本実施例の構造では、ルーフパネル10の
後側の外周10CIRを含むように凹部11が形成され
ている。この凹部11は、例えば鋼板で形成されている
ルーフパネル10をプレス加工するときに、ルーフパネ
ル10の外周を含んで変形が残るように成形することで
簡単に形成できる。
【0029】ここで、ルーフパネル10の外周10CI
Rとは、ルーフパネル10の外縁部分である。よって、
この外周10CIRの一部を含むように凹部を形成する
と、その凹部を上から平面的に見た形状は略「コ字」型
であり、後端側には壁が無く開放された形状となる。す
なわち、凹部をルーフパネル10の中央に形成した場合
は四方が壁に囲まれた状態となるが、本構造の凹部11
では後部側に壁が存在していない。
【0030】上記のように、ルーフパネル10の後端部
に形成される凹部11は、ルーフパネル10に用いた材
料(例えば鋼材)で変形可能な範囲内で形成するもので
ある。しかも、この凹部11は後端側が開放された状態
の凹部である。よって、従来のルーフパネルの加工工程
に順じて、比較的簡単にこの凹部11を形成できる。本
実施例のようにルーフパネル10の外周を含むように凹
部11を形成することは、多くの利点がある。すなわ
ち、前述した従来のようにルーフパネルの中央部に凹部
や開口を形成する場合はそもそも加工が困難であり、加
工時及び締結時等に歪みや変形が発生し易く、さらに大
きな開口を設けた場合には強度の低下という問題もが生
じる。しかし、本実施例の凹部11に関してはこのよう
な欠点の発生が抑制される。この点については、後に図
を示しながら詳細に説明することとする。
【0031】さて、上記凹部11にはアンテナユニット
25を内包している筐体20が嵌め込まれるようになっ
ている。この凹部11の底部には、後述する筐体20が
嵌め込まれたときに必要となるアンテナ配線用の開口1
2と筐体締結用の開口13とが形成されている。また、
上記凹部11が形成された位置はルーフパネル10の後
端部であり、その下にはルーフパネル10を補強するた
めの補強部材としてルーフリンフォース15が存在して
いる。なお、参照符号16で示したのは、中央部で同様
にルーフパネル10を補強するルーフリンフォースであ
る。
【0032】上記筐体20は、凹部11にちょうど嵌り
込む形状に予め成形されており、その内部には図示せぬ
平状のアンテナ等を含むアンテナユニット25が水密状
態で収納されている。よって、筐体20にアンテナユニ
ット25を内包した状態で防水性のあるアンテナ装置と
なっている。
【0033】上記筐体20に用いる材料は、凹部11に
応じた形状に容易に加工でき、電波透過性であれば特に
限定するものではない。この筐体20用の材料として、
例えば成形が容易である樹脂材料を用いることができ
る。熱可塑性樹脂としてポリカーボネイト、ABS樹
脂、AES樹脂、PP樹脂、PPA/PAアロイ樹脂等
を用いることができ、熱硬化性樹脂としては不飽和ポリ
ウレタン樹脂、反応性樹脂としてポリウレタン−エポキ
シ樹脂等を好適に用いることができる。
【0034】上記筐体20の製造法は、予め2分割に成
形した中空の樹脂枠を合せる際に、アンテナユニット2
5を内部に入れアンテナ配線26だけを外に出した状態
で、接着剤、超音波、レーザ等で接合して水密構造とす
る。
【0035】なお、本第1実施例の構造では、上記筐体
20が上記凹部11に嵌め込まれた際には、凹部11が
ちょうど塞がれ、均一なルーフ外面が形成されるよう
に、筐体20の外面を成形するのが望ましい。
【0036】さらに、図2を用いて、本実施例のアンテ
ナ取付け構造をさらに詳細に説明する。図2は、図1で
示したアンテナ構造に関して、筐体20が凹部11に嵌
め込まれた状態を示している。特に、図2(A)はアン
テナユニット25を含んだ状態で示す断面、図2(B)
はアンテナ配線26を含んだ部分の断面図、図2(C)
は筐体20をルーフパネル10に締結するボルト18を
含んだ部分の断面図である。
【0037】図2(A)において、符号Xで示す範囲が
ルーフパネル10に凹部11が形成された範囲である。
同図でより明らかにされるように、本来のルーフパネル
10の外周10CIRを含むように凹部11が形成され
ている。また、この凹部11の部分に筐体20がをちょ
うど嵌り込みルーフパネル10の上面が連続するように
形成されている。そして、本実施例の場合は筐体20の
後端部側もルーフパネル10の後端部と同形状に形成さ
れており、ウインドモール31を介してリアウインドウ
30へ連続するようになっている。
【0038】よって、筐体20がルーフパネル10上に
存在しても突出する部分がないので、外観上の問題や風
切音等が生じることもない。
【0039】なお、本構造ではアンテナユニット25へ
の衝撃吸収を図ると共に筐体20の位置決めがし易いよ
うに、凹部11上にクッションシール27が予め配置さ
れている。よって、本構造の場合には、このクッション
シール27を挟んだ状態で、筐体20の上面がルーフパ
ネル10上面と連続するように設計されている。
【0040】さらに、前述したように本構造では上記凹
部11の下に、ルーフパネル10を補強するためのルー
フリンフォース15が存在している。このように、凹部
11を下から支持する構造となるので、アンテナユニッ
ト25を内包する筐体20がある程度の荷重を有する場
合でも確実に支持できる。よって、ルーフパネル10上
にアンテナ装置が載置されたことにより生じる変形等の
発生を抑制できる。
【0041】ところで、上記ルーフリンフォース15
は、ルーフパネルを補強するために従来から一般に採用
されている補強部材であり、本アンテナ構造ではこのル
ーフリンフォース15を活用するので、新たな部材を配
設することなく効率的に変形を抑制できる構造となって
いる。なお、参照符号40で示したのは、車室内側の天
井部材としてのヘッドライニングである。このヘッドラ
イニング40により車室上部は覆われるので凹部11に
よる窪みは殆ど目立たないようにできる。
【0042】図2(B)には、アンテナユニット25か
ら延びる信号供給線としてのアンテナ配線26を車室内
に引出す部分での構成が示されている。アンテナ配線2
6はアンテナユニット25の側面から延出しており、筐
体20側に設けられた筐体開口21、凹部11の底部に
設けられた前記アンテナ配線用開口12を介して車室内
に導かれている。なお、本実施例の構造では凹部11の
下に前記ルーフリンフォース15が存在しているので、
このルーフリンフォース15に設けた開口14も介して
アンテナ配線26が車室内へ引き出されている。
【0043】上記開口21、12、14は互いに対応す
る位置に形成されている。これらの開口には、シールブ
ッシュ28が嵌め込まれて水密構造が形成されている。
図2(B)に示すように、このシールブッシュ28は内
部に貫通孔を有しており、アンテナ配線26はこの貫通
孔を通り、車室内に引き出される。よって、水密構造と
なっている筐体20とこのシールブッシュ28により水
密状態が維持される。
【0044】図2(C)には、筐体20を凹部11に固
定するための締結ボルト18を含んだ部分での構成が示
されている。締結ボルト18は車室内側から締め付けを
行うようになっており、筐体20側に設けられた締結用
開口22にはねじ山を有する防水性のスリーブ19が嵌
め込まれている。また、凹部11の底部には筐体締結用
の開口13が設けられている。この開口13を介して締
結ボルト18がスリーブ19にねじ込まれ、筐体20が
凹部11の底部に固定される。なお、本構造ではルーフ
リンフォース15が存在しているので、締結ボルト18
はこのルーフリンフォース15に設けた開口17及び開
口13を介してスリーブ19にねじ込まれ、筐体20側
を凹部11の底部に固定する。
【0045】上記開口22、13、17は互いに対応す
る位置に形成されている。上記開口22には、防水性の
スリーブ19が嵌め込まれているので水密状態を維持で
きる。
【0046】また、図1に示されるように、凹部11に
設けられている上記アンテナ配線用の開口12及び筐体
締結用の開口13は、筐体20が凹部に嵌め込まれた後
は、この筐体20の下に隠れる。よって、シールブッシ
ュ28や締結ボルト18を取付けたことにより、ルーフ
パネル10側に歪みが発生したとしても外観において問
題となることもない。また、この歪みはシールブッシュ
28や締結ボルト18の近傍にのみで生じるだけである
から、シールブッシュ28と防水性のスリーブ19で確
実に水密性を維持できる。
【0047】また、本構造では、締結ボルト18を用い
て筐体20を固定するので必要により取り外すことがで
きる。
【0048】さらに、図3は、上述した第1実施例の車
両用アンテナの取付け構造に係る変形例について示した
図である。図3(A)は変形例の車両用アンテナの取付
け構造の概要を示した図、図3(B)はアンテナユニッ
ト25を含んだ状態で示した断面である。この図3で
は、図1及び図2の符号を同様に用いて示している。
【0049】図3で示す構造例は、アンテナユニット2
5が大型である場合に対応した変形例である。大型のア
ンテナユニット25を収容する筐体20の場合には、図
2で示したように筐体20の形状全体をルーフパネル1
0の一部を成すように、すなわち筐体20の全ての外面
がルーフパネル10の外面と連続するように、成形する
ことが困難となることも想定される。
【0050】そこで、このような場合は図3(A)に示
すように、筐体20の両側部分20R、20Lがルーフ
パネル10に連続する様に形成する。また、前後方向に
関しては図3(B)に示すように筐体20の前端側の上
面CONがルーフパネル10に連続した形状とするのが
望ましい。
【0051】この変形構造の場合には筐体20の後端
(リアウインドウ30側)は、僅かにルーフパネル10
の形状に揃えることができないが、前述した第1実施例
と同様な効果を得ることができる。
【0052】図4は、ルーフパネル10の外周部分に凹
部11を形成することの利点を示すために、ルーフパネ
ル110の中央に開口112を有する凹部111を形成
した場合の比較構造を示した図である。すなわち、この
比較構造例は、上記第1実施例で示したアンテナ構造に
よる利点を確認するため、従来のアンテナ構造を想定し
て示した例である。
【0053】図4(A)に示すように、ルーフパネル1
10の中央に凹部111を形成すると、まず、プレス成
形時にその周辺に大きな歪みが生じ易い。また、この比
較例のように開口112を設けると強度低下という問題
も生じる。
【0054】この比較構造の場合は、図4(A)及び
(B)に示すように、開口112下のユニット保持部材
115(例えば、中央のルーフリンフォース)にアンテ
ナユニット125を固定している。そして、凹部111
の周部にリングシール126を配置してから、カバー1
27を凹部111に嵌め込んで、締結用ボルト128で
ルーフパネル110にカバー127を固定する。
【0055】このような固定を行うと、図4(B)で拡
大して示すように締結ボルト128の締付けによる応力
STAと、これに伴って発生するリングシール126に
よる応力STBが発生する。
【0056】図4(C)では凹部111全体に生じる応
力STAとSTBを示している。このように、凹部11
1の周部全体に応力が生じてくると、図4(D)で示す
ように締結用ボルト128による大きな歪みDEF-A
や、その間での連続的歪みDEF-Bが発生する。これ
らの歪みは外観を損なうばかりか、リングシール126
による水密状態を低下させる原因にもなる。
【0057】上記のような比較例の構造に対して、第1
実施例で示したアンテナ取付け構造では、図5に示すよ
うに締結ボルト18の周部の極限られた範囲に、締結ボ
ルト18による応力STAと、これに伴って発生する反
力STBが生じるだけである。これら応力STAと反力
STBは締結ボルト18の締結面内のみに生じるもので
あり他の部分に影響を及ぼさない。よって、前述したよ
う水密構造が維持でき、仮に歪みが発生したとしても筐
体20の下部に隠れるので外観上の問題も生じないので
ある。
【0058】以上詳述したところから明らかなように、
第1実施例による車両用アンテナの取付け構造では、ル
ーフパネル10の外周10CIRを含むようにして凹部
11が形成されている。この凹部11は、従来のプレス
加工に順じて作製できる。よって、この凹部11は低コ
ストで、簡単に製作できる。また、凹部11はルーフパ
ネル10の外周を含んで形成されるので、成形時に歪み
や変形を逃がすので、凹部11の周辺でこれらの発生を
抑制できる。
【0059】また、このルーフパネル10及び筐体20
には、必要最小限の開口が設けられているだけであるの
で、高度に水密性を維持できると共に剛性が低下すると
いった問題も生じない。さらに、これらの開口は筐体2
0の下に隠れるので、これらの部分で変形等が生じても
外観の問題となることはない。
【0060】また、アンテナユニット25とこれを内包
する筐体20とのセットでアンテナ装置とみることがで
き、このアンテナ装置が凹部11に載置、固定された状
態となる。よって、アンテナ素子等が故障した際には、
筐体20を取り外して修理、或いは交換を行うことが容
易である。
【0061】図6は本発明の第2実施例に係る車両用ア
ンテナの取付け構造の概要を示した図である。本第2実
施例は、第1実施例でのルーフパネル10の凹部11を
車幅まで拡大した場合について示している。図6(A)
は筐体20を凹部11に嵌め込む前の状態を示し、図6
(B)は筐体20が凹部11に嵌め込まれた状態を示し
ている。なお、図6はルーフパネル10の右側半分のみ
を示し、第1実施例で説明した部位と同一部分には同一
符号を付している。
【0062】本第2実施例の構造の場合、ルーフパネル
10の後端を全幅、断面「L」字型にプレス加工すれば
よく、より簡易に凹部を形成できる。本発明の凹部に
は、このようにルーフパネル10の後端を全幅加工した
場合の形状も含まれる。
【0063】このように形成された凹部11は、その後
辺及び両側辺がルーフパネル10の外周10CIRを含
むように形成された場合と見ることができる。
【0064】すなわち、前記第1実施例の場合の凹部1
1はその後辺のみが外周10CIRを含むように形成さ
れた場合であり、本第2実施例の場合は後辺及び両側辺
の3つが外周10CIRを含むように形成された場合で
ある。
【0065】さらに、ここでは図示を省略するが、図6
で示した凹部11のように全幅でなく、左右いずれかの
コーナに片寄らせて形成した場合は後辺及び側辺の1つ
が外周10CIRを含むように形成された状態となる。
この場合の形状も当然に本発明の凹部に含まれる。
【0066】図7は本発明の第3実施例に係る車両用ア
ンテナの取付け構造の概要を示した図である。本実施例
は前記第1実施例でのアンテナ配線用のシールブッシュ
28と締結ボルト18との機能を1つにまとめた構造に
ついて示している。なお、本実施例でも第1実施例で説
明した部位と同一部分には同一符号を付している。
【0067】図7では、中空ボルト50が筐体20の開
口、ルーフパネル10の開口及びルーフリンフォース1
5の開口内を貫通するように配設されている。この中空
ボルト50の上端にはフランジ部50Aが設けられ、筐
体20の内壁に係合している。中空ボルト50の内側の
連通孔を通して、アンテナ配線26が車室内側へ引き出
されている。
【0068】また、中空ボルト50の下側にはワッシャ
52を介してナット51が設けられている。さらに、筐
体20とルーフパネル10との間には中空ボルト50を
囲むように環状のシールブッシュ54が設けられてい
る。
【0069】本第3実施例のような構成を採用すれば、
車室内へのアンテナ配線の取出し、アンテナ装置の固定
を同時に行え、開口数を低減できる。よって、さらなる
コストの低減を図ることができる。
【0070】最後に、図8を用いて中密の筐体20につ
いて簡単に説明する。上述した実施例では中空の筐体2
0内にアンテナユニット25を内包した例を示したが、
図8で示すように、樹脂等でアンテナユニット25を封
止してもよい。このように形成した場合には、筐体20
内でアンテナユニット25をより確実に保持でき、水密
性も向上する。
【0071】上記のような中密性の筐体20を作成する
ときには、図8の下段に示すように、金型60内の所定
位置にアンテナユニット25を位置決めしてから封入用
の樹脂65を型内に注入すればよい。
【0072】以上説明した複数の実施例では、凹部11
をルーフパネル10の後端側に形成する場合を例にして
いるがこれに限らず、凹部11はルーフパネル10の前
端部或いは中央の側端部に形成してもよい。この場合に
も、下部にルーフリンフォース等の補強部材が存在して
いる位置を選定することが好ましい。
【0073】また、実施例では車体外面を構成するボデ
ィ部材としてルーフパネルを例にしたが、他にトランク
リッドパネル、エンジンフード、ドア及びフェンダー等
の車体外面を構成する部材にアンテナ構造を設けること
ができる。そして、アンテナ構造を1つのボディ部材に
複数形成してもよく、また、異なるボディ部材にアンテ
ナ構造を設けてもよい。
【0074】また、ルーフパネルに鋼材を用いてプレス
成形する場合を説明したが、樹脂ルーフとしてもよい。
【0075】以上本発明の好ましい実施例について詳述
したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるもの
ではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の
範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
【0076】
【発明の効果】以上詳述したところから明らかなよう
に、請求項1から5に記載の発明によれば、本発明の車
両用アンテナの取付け構造に含まれる凹部は、ボディ部
材の中央部に四方が壁で囲まれた凹部を形成する場合と
比較して、加工が容易であり、歪みが少ないという長所
を有する。
【0077】そして、前記凹部にアンテナユニットを内
包した筐体がちょうど嵌め込まれるように構成すること
で、外観が優れたアンテナの取付け構造とすることがで
きる。また、上記筐体を着脱可能としておくことで、ア
ンテナユニットの修理、交換等が容易に行えるアンテナ
の取付け構造とすることもできる。
【0078】さらに、請求項6及び7に記載の発明によ
れば、ボディ部材側の凹部にアンテナユニットを内包し
た筐体がちょうど嵌め込まれるように構成することで、
外観が優れた車両用アンテナ装置とすることができる。
また、筐体を着脱可能としておくことで、アンテナユニ
ットの修理、交換等が容易に行える車両用アンテナ装置
とすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用アンテナの取
付け構造の概要を示した図である。
【図2】図1で示したアンテナ構造に関して筐体が凹部
に嵌め込まれた状態を示した図である。
【図3】第1実施例の車両用アンテナの取付け構造に係
る変形例について示した図である。
【図4】ルーフパネルの中央に開口を有する凹部を形成
した場合の比較構造を示した図である。
【図5】第1実施例で示したアンテナ取付け構造での締
結ボルトによる応力と反力について示した図である。
【図6】本発明の第2実施例に係る車両用アンテナの取
付け構造の概要を示した図である。
【図7】本発明の第3実施例に係る車両用アンテナの取
付け構造の概要を示した図である。
【図8】中密の筐体について示した図である。
【符号の説明】
1 車両 10 ルーフパネル(ボディ部材) 10CIR ルーフパネルの外周 11 凹部 15 ルーフリンフォース(補強部材) 20 筐体 26 アンテナ配線 25 アンテナユニット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01Q 1/32 H01Q 1/32 Z Fターム(参考) 3D003 AA15 AA18 BB01 CA38 CA55 DA01 3D020 BA13 BC04 BC06 BC14 BC16 BD02 BD11 5J046 AA09 AA11 AA15 AB13 CA10 MA09 5J047 AA09 AA11 AA15 AB13 EB01 EE04 EE06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも外周を含んで形成されている
    凹部を有する、車体外面を構成するボディ部材と、前記
    凹部に対応する形状の筐体と、該筐体に内包したアンテ
    ナユニットとを含むことを特徴とする車両用アンテナの
    取付け構造。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の車両用アンテナの取付
    け構造において、 前記筐体の外面が前記ボディ部材の外面と連続するよう
    に形成されていることを特徴とする車両用アンテナの取
    付け構造。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の車両用アンテナ
    の取付け構造において、 前記凹部は、前記ボディ部材を補強する補強部材が配設
    されている位置に形成されていることを特徴とする車両
    用アンテナの取付け構造。
  4. 【請求項4】 請求項1から3のいずれかに記載の車両
    用アンテナの取付け構造において、 前記アンテナユニット及び前記ボディ部材に形成される
    開口は、前記筐体を前記凹部に嵌め込んだときに、前記
    筐体により隠れる位置に設けられ、かつ前記開口には水
    密構造が設けられていることを特徴とする車両用アンテ
    ナの取付け構造。
  5. 【請求項5】 請求項1から4のいずれかに記載の車両
    用アンテナの取付け構造において、 前記ボディ部材は、ルーフパネル、トランクリッドパネ
    ル、エンジンフード、ドア及びフェンダー等の車体外面
    を構成する部材の少なくとも1つであることを特徴とす
    る車両用アンテナの取付け構造。
  6. 【請求項6】 少なくとも外周を含んで、車体外面を構
    成するボディ部材に形成した凹部に、対応する形状の筐
    体と、該筐体に内包したアンテナユニットとを含むこと
    を特徴とする車両用アンテナ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の車両用アンテナ装置に
    おいて、 前記筐体の外面が前記ボディ部材の外面と連続するよう
    に形成されていることを特徴とする車両用アンテナ装
    置。
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