JP2003133654A - フレキシブル基板、半導体装置、撮像装置、放射線撮像装置及び放射線撮像システム - Google Patents

フレキシブル基板、半導体装置、撮像装置、放射線撮像装置及び放射線撮像システム

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JP2003133654A JP2002161865A JP2002161865A JP2003133654A JP 2003133654 A JP2003133654 A JP 2003133654A JP 2002161865 A JP2002161865 A JP 2002161865A JP 2002161865 A JP2002161865 A JP 2002161865A JP 2003133654 A JP2003133654 A JP 2003133654A
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賢治 梶原
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 別途有機絶縁層を設けるという面倒な作業を
行うことなく、高品位、高解像度の撮像装置或いは放射
線撮像装置等を提供することを課題とする。 【解決手段】 基板1上の素子が形成されている面の端
部にあるバンプ5に一端が接続されるインナーリード4
01と、インナーリード401の基板1側を覆うベース
フィルム402で構成されたフレキシブル基板4におい
て、ベースフィルム402のうち少なくとも先端はバン
プ5よりも薄くしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フレキシブル基
板、半導体装置、撮像装置、放射線撮像装置及び放射線
撮像システムに関し、特に、医療用のX線撮像装置や産
業用の非破壊装置などのフレキシブル基板、放射線撮像
装置及び放射線撮像システムに関する。
【0002】なお、本明細書では、放射線の範ちゅう
に、X線、α線、β線、γ線などの電磁波も含むものと
する。
【0003】
【従来の技術】従来、放射線撮像装置、特に医療を目的
とするX線撮影装置ではX線動画が可能で画像品位が優
れ、且つ、薄型で大面積入力範囲を有するX線撮像装置
が求められている。また医療用のみならず、産業用非破
壊検査機などにも薄型で安価な大面積のX線撮像装置が
求められている。
【0004】このようなX線撮像装置としては、たとえ
ば、ファイバープレートの厚みに段差をつけてCCDセ
ンサの非受光部が干渉しないように大面積化したX線撮
像装置などがある。
【0005】図14は、従来から知られているX線撮像
装置の概略的断面図である。
【0006】図14には、X線を可視光に変換するシン
チレータなどからなる蛍光体3と、蛍光体3によって変
換された可視光を撮像素子1(基板)側へ導く光ファイ
バなどのファイバープレート2と、ファイバープレート
2によって伝送された可視光を電気信号に変換する撮像
素子1とを示している。
【0007】このX線撮像装置は、図示されていないが
各撮像素子1を駆動して各撮像素子1からの電気信号の
読み出しを制御する制御手段を隣接する撮像素子1間に
設けるために、ファイバープレート2が撮像素子1に対
して傾斜を設けて形成されている。
【0008】図15は、図14とは別の構成のX線撮像
装置の従来技術の概略的斜視図である。なお、図15に
おいて、図14と同様の部分には、同一の符号を付して
いる。
【0009】図15のX線撮像装置では、ファイバープ
レート2の長さを変えて、たとえば3つの撮像素子1を
一組として各組毎に段差を設けることによって、各撮像
素子1に制御手段を設けられるようにしている。
【0010】但し、蛍光体の大きさによっては周辺に位
置する撮像素子1に設けられている制御手段にはX線が
入射する場合があるので、これを防止するために撮像素
子の周辺には、鉛などのX線遮蔽部材を設ける必要があ
る。
【0011】しかし、図14に示すX線撮像装置では、
ファイバープレート2を斜めに切断する加工が困難なこ
と、加えてロット当りの取り個数が少なくなるので価格
が高くなる。また、傾斜を設けると、ファイバープレー
ト2の各ファイバで光の伝送効率が悪くなりセンサの感
度が低下する。
【0012】さらに、図示したものは2×2ブロックの
ファイバープレート2を貼り合わせたもので、現有する
ファイバープレート2を使用すると100×100mm
程度の大きさが限界である。
【0013】しかるにファイバの傾斜を変えて3×3等
にすると、各撮像素子内の画素のうち、中央に配置して
いるファイバープレートよりも、周辺に配置しているフ
ァイバープレートの方が光の透過率が劣り、各撮像素子
から出力される信号にムラが生じる。
【0014】一方、図15に示したX線撮像装置では、
X線撮像装置が大型化したり、鉛などのX線遮蔽部材を
備えたりすることで重量化する。また、各段差部分と撮
像素子との位置合わせ精度が厳しいため、製造工数が多
くなり、且つ高精度な位置合わせ装置が必要になる。
【0015】図16は、X線撮像装置の感度を低下させ
ずに、大型化、重量化、高コスト化の問題に適し、製造
工程での作業性に優れた従来技術のX線撮像装置の模式
的断面図である。
【0016】図16には、X線を可視光等の検知可能な
波長の光に変換するシンチレータとしての蛍光体(波長
変換手段)3と、蛍光体3によって変換された光を撮像
素子1側へ導くと共に蛍光体3で変換しきれなかったX
線を遮蔽する遮蔽材を含む複数の光ファイバからなるフ
ァイバープレート2と、隣接するファイバープレート2
を接着する接着材7と、ファイバープレート2と撮像素
子1とを接着する透明接着材6と、光を電気信号に変換
する撮像素子1と、撮像素子1からの電気信号を外部に
出力するフレキシブル基板4と、フレキシブル基板4と
撮像素子1とを電気的に接続するバンプ5と、フレキシ
ブル基板4が接続される電荷読み出し手段であるプリン
ト基板12と、蛍光体3を保護するアルミニウムなどか
らなる保護シート8と、撮像素子1を搭載するベース基
板10と、ベース基板10を保持するためのベース筐体
11と、ベース筐体11に備えられた筐体カバー9と、
撮像素子1とファイバープレート2との間に設けられた
一定間隔を保持するためのスペーサ13と、撮像素子1
を外気から遮断する封止樹脂15とを示している。
【0017】本構成で示すX線撮像装置は、制御回路を
各撮像素子1の画素間に配置したことで上記問題を解決
している。
【0018】また、プリント基板12と撮像素子1とを
電気的に接続させるために、フレキシブル基板4を曲げ
て複数の隣接する撮像素子1間を通して接続させてい
る。
【0019】なお、図16に示すX線撮像装置は、複数
のファイバープレート2が接着材7で接着されたファイ
バープレートと、複数の撮像素子1とを透明接着材6に
よって貼り合わせることによって製造する。
【0020】或いは、図17に示すように、撮像素子1
又はファイバープレート2の大きさなどを基準にしたX
線撮像装置ユニットを複数貼り合わせることによって製
造してもよい。
【0021】図18は、図16の領域Yを拡大した模式
的断面図である。図18において、401はインナーリ
ード、402はフィルムとしてのベースフィルム、40
3はカバーフィルム、105は撮像素子1の端部とイン
ナーリード401とのショートの防止及び撮像素子1の
端部欠損を防止するポリイミド樹脂層などの有機絶縁層
である。フレキシブル基板4はインナーリード401、
ベースフィルム402及びカバーフィルム403であ
る。
【0022】ここで、図19(a)及び図19(b)を
用いて、図18に示すバンプ5とフレキシブル基板4と
の従来の接続方法について説明する。
【0023】図19は、図18に示すバンプ5とフレキ
シブル基板4との接続工程を示した模式的断面図であ
る。
【0024】はじめに、有機絶縁層105を25μmの
厚さとなるように形成する。つぎに、バンプ5とフレキ
シブル基板4との電気的接続を行うために、撮像素子1
に、スタッドバンプ方式やメッキなどによりバンプ5を
形成する。
【0025】そして、バンプ5とインナーリード401
とを、たとえば超音波により金属間接合する。ここで、
フレキシブル基板の総厚は、50μm程度としている。
【0026】つぎに、撮像素子1を保持台17,18に
よって保持した状態で、治具19を保持台17,18の
方向に或いは、保持台17、18を治具19の方向に移
動させる。こうして、撮像素子1の端部に沿う様にイン
ナーリード401を図面下側に向けて曲げる。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術
は、フレキシブル基板4を構成するベースフィルム40
2が外部接続端子であるバンプ5の撮像素子1(基板)
からの厚みよりも厚く形成されているために、基板上ま
でベースフィルム402を配することができなかった。
従って、曲げた際にインナーリード401が基板に接し
てショートすることを防ぐために別途有機絶縁層105
を設ける必要があり面倒であった。
【0028】また、フレキシブル基板4を曲げるうえ
で、ベースフィルム402とバンプ5との位置関係が良
好となるように位置合わせする必要があった。
【0029】図20は、ベースフィルム402とバンプ
5との位置関係が良好に位置合わせされて形成されたフ
レキシブル基板の模式的断面図である。
【0030】図21(a),図21(b)は、それぞれ
ベースフィルム402とバンプ5との位置合わせが良好
でない場合を示したフレキシブル基板4の模式的断面図
である。
【0031】図21(a)に示すように、バンプ5に対
してインナーリード401が所要の位置よりも基板1か
ら離れて接する場合、インナーリード401が基板1と
接してショートする或いは、基板1の端部で断線する恐
れがある。
【0032】一方、図21(b)に示すように、バンプ
5に対してインナーリード401が所要の位置よりも基
板1側で接する場合、ベースフィルム402が押し上げ
られてインナーリード401に引っ張り力が生じて、最
悪の場合には、インナーリード401が断線する場合が
ある。
【0033】また、図16において、ファイバープレー
ト2から射出される光は拡散光であるからファイバープ
レート2と撮像素子1とのギャップが狭ければ狭いほど
光は拡散せず高品位、高解像度のセンサが実現できる。
従って、インナーリード401は薄ければ薄いほどよい
が、位置合わせが良好でない場合はさらに断線しやすか
った。
【0034】そこで、本発明は、別途有機絶縁層を設け
るという面倒な作業を行うことなく、高品位、高解像度
の撮像装置或いは放射線撮像装置等を提供することを課
題とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明のフレキシブル基板は、外部接続端子に一端
が接続されるインナーリードと、前記インナーリードの
前記基板側を覆うベースフィルムで構成されたフレキシ
ブル基板において、 前記ベースフィルムのうち少なく
とも前記外部接続端子側の先端は前記外部接続端子より
も薄いことを特徴とする。
【0036】また、本発明の半導体装置は、上記フレキ
シブル基板と、前記外部接続端子が形成された基板と、
を有し、前記ベースフィルムのうち少なくとも前記基板
上に配されている領域は前記外部接続端子よりも薄いこ
とを特徴とする半導体装置。
【0037】また、本発明の半導体装置は、上記フレキ
シブル基板と、前記外部接続端子が形成された基板と、
を有し、前記基板の外部接続端子の外側の角が面取りさ
れていることを特徴とする。
【0038】さらに、本発明の撮像装置は、上記フレキ
シブル基板と、前記外部接続端子が形成された基板とを
有し、前記基板が光電変換基板であることを特徴とす
る。
【0039】さらにまた、本発明の撮像システムは、上
記撮像装置が複数貼り合わされていることを特徴とす
る。
【0040】また、本発明の放射線撮像装置は、上記撮
像装置と、シンチレータとを備えることを特徴とする。
【0041】さらに、本発明の放射線撮像システムは、
上記放射線撮像装置と、前記放射線撮像装置からの信号
を処理する信号処理手段と、前記信号処理手段からの信
号を記録するための記録手段と、前記信号処理手段から
の信号を表示するための表示手段と、前記信号処理手段
からの信号を伝送するための伝送処理手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0042】さらにまた、本発明の半導体装置の製造方
法は、半導体素子及び外部接続端子が同一面に形成され
た基板と、インナーリード及び前記インナーリードの前
記基板側を覆うフィルムで構成されたフレキシブル基板
とを有する半導体装置の製造方法において、前記フィル
ムの先端と前記基板とを位置合わせする工程と、前記位
置合わせをした状態で接着剤を用いて当該フィルムと前
記基板の側壁とを接着する工程と、前記フィルムと前記
基板の側面とを接着させた後に前記インナーリードを曲
げて当該インナーリードを前記外部接続端子に接続させ
る工程とを含むことを特徴とする。
【0043】またさらに、本発明の半導体装置は、基板
と、基板上に形成された外部接続端子に一端が接続され
たフレキシブル基板と、を有する半導体装置において、
前記基板の外部接続端子の外側の角が面取りされている
ことを特徴とする。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0045】(実施形態1)図1は、本発明の実施形態
1のフレキシブル基板を搭載した半導体装置の模式的断
面図である。
【0046】図1において、1は基板、4はインナーリ
ード401及びフィルムとしてのベースフィルム402
及びカバーフィルム403で構成されるフレキシブル基
板、5は外部接続端子としてのバンプである。
【0047】図1のフレキシブル基板4は、基板1上に
形成されたバンプ5に一端が接続されていて、ベースフ
ィルム402のうち基板1上に配されるベースフィルム
402をバンプ5のよりも薄くしている。
【0048】まず、図1に示すフレキシブル基板のベー
スフィルム402の基板1側の先端を、基板1に向かっ
て段階的に薄くする具体的な方法について説明する。
【0049】はじめに、ベースフィルム402となるポ
リイミドフィルム上に銅薄膜をスパッタ法により成膜す
る。つぎに、ホトレジストをポリイミドフィルムの両面
に塗布し所望パターンを露光現像により得る。
【0050】このとき銅箔面には電気配線パターン、非
銅箔面にはポリイミドフィルム形状パターンを形成す
る。そして、めっき法により銅を必要なパターン部のみ
にめっき形成する。
【0051】つぎに、エッチングによりポリイミドフィ
ルムに穴を形成する。このときのエッチングを一度ハー
フエッチングの段階で止める。そして、エッチングされ
た領域のうち段差形状として残したい領域にホトレジス
トを塗布して所望パターンを露光現象によって得る。
【0052】そして、再度ポリイミドフィルムをエッチ
ングをすることで、段差形状のベースフィルム402が
得られる。最後にレジストを除去し、銅のフラッシュエ
ッチングによりパターンを電気的に分離した後金めっき
でフレキシブル基板とする。
【0053】本実施形態では、基板1上に配されるフィ
ルム領域を薄くすることで、基板1上にベースフィルム
402を配することが可能となった。従って図18に示
す有機絶縁層105は不要となり、製造するうえでの工
程数が削減できる。
【0054】なお、本明細書において、基板上に配する
とは必ずしも基板1とベースフィルム402が接してい
る必要はない。たとえば、ベースフィルム402が空間
或いは別の材料を介して基板上に形成されていても配す
ると表する。
【0055】さらには、バンプ5よりもベースフィルム
402が薄いため、基板1の端部でベースフィルム40
2を曲げてもインナーリード401は押し上げられな
い。このためインナーリード401は引っ張り力が生じ
ず断線しにくい。
【0056】なお、ベースフィルム402は、たとえば
ポリイミドフィルムを材料としている。カバーフィルム
403は、たとえばウレタンやポリイミドを材料として
いる。なお、これらの材料は、上記例に限定されるもの
でなく、曲げやすい柔らかい材料であればよい。
【0057】また、基板1は、光を信号電荷に変換する
撮像素子を有する光電変換基板であってもよい。その際
は図示されていないが垂直シフトレジスタ、水平シフト
レジスタを有し、基板の材質としてはシリコン基板或い
はアモルファスシリコン基板であって、表面は二次元に
配された複数の画素と、その上部にはシリコン酸化膜等
を利用した層間絶縁層、アルミ等を利用した金属配線、
窒化膜及び/又はポリイミド等を利用した保護層等から
構成される。なお、画素はフォトダイオード及びMOS
トランジスタ等で構成される。
【0058】また、本発明のフレキシブル基板は基板上
に形成されたバンプ5に接続させてもよいし、或いは、
予めフレキシブル基板にバンプ5を形成した後に基板と
接続させてもよい。
【0059】(実施形態2)図2は、本発明の実施形態
2のフレキシブル基板を搭載した半導体装置の模式的断
面図である。
【0060】図2に示すフレキシブル基板4は、ベース
フィルム402が基板上に配されるフィルム領域だけで
はなくベースフィルム402全体がバンプ5の厚さより
も薄い点で実施形態1と異なる。
【0061】具体的には12μm程度のベースフィルム
402にめっき法により18μm程度の厚さのインナー
リード401を形成している。ちなみに、カバーフィル
ムは10μm程度の厚さになるように印刷法で形成して
いる。
【0062】また、インナーリード401はめっき法に
よって形成することによりベースフィルム402とイン
ナーリード401間に接着材層が必要なくなりフレキシ
ブル基板そのものを薄くすることができる。
【0063】なお、従来はめっき法を利用していなかっ
たためにベースフィルム或いはインナーリードを薄くす
ることが困難であった。
【0064】以上説明したとおり、本実施形態のフレキ
シブル基板4によって、基板1上にベースフィルム40
2を配することが可能となる。従って図18に示す有機
絶縁層105は不要となり、製造するうえでの工程数が
削減できる。
【0065】さらには、バンプ5よりもベースフィルム
402が薄いため、基板1の端部でベースフィルム40
2を曲げてもインナーリード401は押し上げられな
い。このためインナーリード401は引っ張り力が生じ
ず断線しにくい。
【0066】また、ベースフィルム402全体を薄くす
ることで、たとえば図16に示すように隣接する複数の
基板(撮像素子1)間或いは、撮像装置間をフレキシブ
ル基板4が配する場合、隣接する基板間或いは、撮像装
置間の間隔をより狭めることが可能となり、高品位、高
解像度の撮像装置或いは放射線撮像装置が提供できる。
【0067】また、本発明のフレキシブル基板は基板上
に形成されたバンプ5に接続させてもよいし、或いは、
予めフレキシブル基板にバンプ5を形成した後に基板と
接続させてもよい。
【0068】(実施形態3)図3は、本発明の実施形態
3のフレキシブル基板を搭載した半導体装置の模式的断
面図である。
【0069】図4は、本発明の実施形態3のフレキシブ
ル基板の形成方法を示した模式的断面図である。
【0070】図4において、410はベースフィルム4
02となるポリイミドフィルム、411は銅薄膜、41
2はホトレジスト、413はパターン銅めっき、414
はポリイミドフィルム形状パターン、θはテーパー角で
ある。
【0071】なお、図3,図4において、図1等に示し
た部分と同様の部分には同一符号を付している。
【0072】図3に示すフレキシブル基板4は、ベース
フィルム402の基板側の先端が細くなるような傾斜形
状である。
【0073】傾斜形状とは、たとえば図3に示されるよ
うにベースフィルム402の基板1側の先端が基板1側
に向かって薄く形成されたテーパー形状等である。な
お、図3には、ベースフィルム402の基板1側が傾斜
している様子を図示しているが、ベースフィルム402
のインナーリード401側が傾斜していてもよい。
【0074】本実施形態においても、実施形態1及び2
と同様に、基板1上にバンプ5の厚さよりも薄いベース
フィルム403のフィルム領域を配することが可能とな
った。従って図18に示す有機絶縁層105は不要とな
り、製造するうえでの工程数が削減できる。
【0075】さらには、バンプ5よりもベースフィルム
402が薄いので基板1の端部でベースフィルム402
を曲げてもインナーリード401は押し上げられないの
で引っ張り力が生じず、インナーリード401は断線し
にくい。
【0076】ここで、本実施形態のフレキシブル基板4
の形成方法の一例として、ベースフィルム402の基板
側の先端がテーパー形状であるフレキシブル基板を例に
説明する。
【0077】まずベースフィルム402となるポリイミ
ドフィルム410を用意する(図4(a))。
【0078】つぎに、ポリイミドフィルム410上に、
銅薄膜411をスパッタ法により成膜する(図4
(b))。
【0079】さらに、ホトレジスト412をポリイミド
フィルム410の両面一意に銅薄膜411を介して塗布
する(図4(c))。
【0080】こうして、所望パターンを露光現像により
得る(図4(d))。
【0081】このとき銅薄膜面には電気配線パターン、
非銅薄膜面にはポリイミドフィルム形状パターン414
が形成される(図4(e))。
【0082】つぎにエッチングによりポリイミドフィル
ム410に穴を形成する。このときサイドエッチングに
よりポリイミドフィルム410の断面がテーパー形状と
なるようにエッチングする(図4(f))。
【0083】そしてホトレジスト412及びポリイミド
フィルム形状パターン414を除去する(図4
(g))。
【0084】銅のフラッシュエッチングによりパターン
を電気的に分離した後に金めっきでフレキシブル基板を
完成させる(図4(h))。
【0085】以上説明したフレキシブル基板4の形成方
法は、パターニング前にポリイミドフィルム410に穴
を形成する方法に比べて配線パターニングが先なのでポ
リイイミドフイルム410が薄くてもパターンの形成が
可能である。
【0086】また、穴加工をエッチングにて行うことで
断面がテーパー形状にできる。さらには、穴と配線パタ
ーンの位置精度が出しやすい。
【0087】なお、テーパー角θは、バンプ5の厚さま
での傾斜形状を有しているベースフィルム402の領域
が長い方が、基板1の端部と傾斜形状を有するベースフ
ィルム402とのアライメントマージンが広がるので好
適である。
【0088】本実施形態では、テーパー角θを約18°
としている。バンプ5の厚さを20μmとすれば、バン
プ5の厚さまでの傾斜形状を有する領域は60μmであ
って、アライメントマージンは±30μmとなり特殊な
装置がなくても位置合せが可能となる。
【0089】テーパー角θを制御する方法としては、た
とえば、ポリイミドフィルム410とホトレジストとし
てのポリイミドフィルム形状パターン414との界面に
進入するエッチング液のスピードで制御する。なお、テ
ーパー角θを制御する方法は上記方法に限定されない。
【0090】たとえば、ポリイミドフィルム410とホ
トレジストの密着度合いを制御することで界面へのエッ
チング液の進入度合いを変更することテーパー角θを制
御できる。
【0091】一例としては、ホトレジストに配合する密
着強化剤の量を変更したり、ホトレジストのベーク温度
を変更したりするなどである。たとえば、ベーク温度を
さげることにより密着力が低下するのでテーパー角θは
緩やかにできる。
【0092】さらに、穴をあけたポリイミドフィルムに
銅薄膜を接着剤にて貼り合せていた従来のフレキシブル
基板に比べて、本実施形態の形成方法では接着剤を用い
ないので薄型化、柔軟性の面で好適である。
【0093】また、本発明のフレキシブル基板は基板上
に形成されたバンプ5に接続させてもよいし、或いは、
予めフレキシブル基板にバンプ5を形成した後に基板と
接続させてもよい。
【0094】(実施形態4)図5は、本発明の実施形態
4の半導体装置の模式的断面図である。
【0095】図5に示す半導体装置は、基板1の外部接
続端子の外側の角を面取りしている。
【0096】このようにすると、基板1の端部でベース
フィルム402を曲げて基板1の側面に沿ってフレキシ
ブル基板4を配しても、インナーリード401は押し上
げられないので引っ張り力が生じず、インナーリード4
01が断線しにくい半導体装置となる。
【0097】なお、本実施形態においてフレキシブル基
板4のベースフィルム402の厚さは、バンプ5より厚
くてもよいが、ベースフィルム402全体をバンプ5よ
りも薄くすることで、たとえば図16に示すように隣接
する複数の基板(撮像素子1)間或いは、撮像装置間を
フレキシブル基板4が配する場合、隣接する基板間或い
は、撮像装置間の間隔をより狭めることが可能となり、
高品位、高解像度の撮像装置或いは放射線撮像装置が提
供できる。
【0098】(実施形態5)図6は、本発明の実施形態
5の半導体装置の製造方法を示した模式的断面図であ
る。
【0099】図7は、曲げたフレキシブル基板4と基板
1の側面とを接着させる工程をした模式的断面図であ
る。
【0100】図6において405は接着剤としての熱紫
外線硬化型樹脂である。図7において406は紫外線源
である。なお、図6,図7において図1等に示した部分
と同様の部分には同一符号を付している。
【0101】図6は、ベースフィルム402のバンプ5
側の先端と基板1の光入射側とを位置合わせした状態
で、撮像素子1の側面に熱紫外線硬化型樹脂405によ
ってベースフィルム402を接続してからインナーリー
ド401を曲げてバンプ5に接続した様子を示してい
る。
【0102】具体的には、本発明の半導体装置の製造方
法は、ベースフィルム402のバンプ5に近い方の先端
と基板1とを位置合わせする工程と、位置合わせした状
態で熱紫外線硬化型樹脂405を用いてベースフィルム
402と基板1の側壁端部とを接着させる工程と、接着
させた後にインナーリード401を曲げてバンプ5に接
続させる工程とを含む。
【0103】こうすると、ベースフィルム402を予め
位置合せできているので、インナーリード401と基板
1とがショートすることがながなく、図18に示す有機
絶縁層105は必要ない。また、インナーリード401
が断線することもない。
【0104】つぎに、基板1とベースフィルム402と
の接着工程について図7を用いて具体的に説明する。
【0105】まず基板1の裏面側から、熱紫外線硬化型
樹脂405をフレキシブル基板4と基板1との隙間に塗
布し、それから熱紫外線硬化型樹脂405に紫外線源4
06から紫外線を照射すると共に加熱して、フレキシブ
ル基板4と基板1の側面とを接着させる。
【0106】なお、接着剤を紫外線照射するだけで硬化
するものにすると、フレキシブル基板4と基板1との隙
間には、紫外線が到達しにくく、未硬化接着剤が基板1
に悪影響を及ぼす可能性があることや隙間の接着剤を硬
化させるまでが面倒であるので、上記のように、硬化に
は熱紫外線効果型樹脂の接着剤を用いることが望まし
い。
【0107】また、接着剤としては厚みが予め決まって
いる接着剤シート等を用いてもよい。
【0108】(実施形態6)図8は、本発明の実施形態
6の放射線撮像装置の模式的断面図である。
【0109】図8に示す放射線撮像装置は、実施形態1
〜3で説明したフレキシブル基板のいずれかを搭載して
いる。
【0110】図8において、3は放射線としてたとえば
X線を可視光等の検知可能な波長の光に変換するシンチ
レータとしての蛍光体(波長変換手段)、101は光を
電気信号に変換する撮像素子100を有する光電変換基
板、2は蛍光体3によって変換された光を撮像素子10
0側へ導くと共に蛍光体3で変換しきれなかったX線を
遮蔽する遮蔽材を含む複数の光ファイバからなるファイ
バープレート、7は隣接するファイバープレート2を接
着する接着材7、6はファイバープレート2と光電変換
基板101とを接着する透明接着材、4は撮像素子10
0からの電気信号を外部に出力するフレキシブル基板で
あって複数の光電変換基板101間を配してプリント基
板12と電気的に接続されている。5はフレキシブル基
板4と撮像素子100とを電気的に接続する外部接続端
子としてのバンプ、12はフレキシブル基板4が接続さ
れる電荷読み出し手段であるプリント基板、8は蛍光体
3を保護するアルミニウムなどからなる保護シート、1
0は光電変換基板101を搭載するベース基板、11は
ベース基板10を保持するためのベース筐体、9はベー
ス筐体11に備えられた筐体カバー、13は光電変換基
板101とファイバープレート2との間に設けられた一
定間隔を保持するためのスペーサ13、15は光電変換
基板101を外気から遮断する封止樹脂である。
【0111】また、光電変換基板101とは、光を信号
電荷に変換する撮像素子100を有する基板である。従
って、図示していないが垂直シフトレジスタ、水平シフ
トレジスタを有し、基板の材質としてはシリコン基板或
いはアモルファスシリコン基板であって、表面は二次元
に配された複数の画素と、その上部にはシリコン酸化膜
等を利用した層間絶縁層、アルミ等を利用した金属配
線、窒化膜及び/又はポリイミド等を利用した保護層等
を備えている。なお、画素はフォトダイオード及びMO
Sトランジスタ等で構成している。
【0112】なお、本実施形態では放射線撮像装置につ
いて説明しているが、蛍光体3或いは蛍光体3とファイ
バープレート2がない構成の撮像装置であってもよい。
【0113】また、本実施形態では複数の光電変換基板
101を貼り合せた放射線撮像装置を示しているが光電
変換基板101を1つのみ有する放射線撮像装置であっ
てもよい。その際は、フレキシブル基板を曲げて形成す
ることで光の入射面積に対し小さな断面積を有する放射
線撮像装置が形成できる。
【0114】又は、蛍光体3或いは蛍光体3とファイバ
ープレート2がない構成であって、光電変換基板101
を1つ有する撮像装置であってもよい。その際は、フレ
キシブル基板を曲げて形成することで光の入射方向に対
して小型化された撮像装置が形成できる。
【0115】ここで、図8を用いて本発明の放射線撮像
装置としてのX線撮像装置の動作について説明する。蛍
光体3側に図示しないX線源を設置し、さらに、X線源
とX線撮像装置との間に被写体を位置させた状態で、X
線源からX線を照射すると、そのX線は被写体に曝射さ
れる。
【0116】すると、X線は被写体を透過するときに強
度差を有するレントゲン情報を含んでX線撮像装置側に
送られる。
【0117】X線撮像装置側では、到達したX線のほと
んどが蛍光体3において、X線の強度に応じた可視光等
の光に変換される。変換されることで得られた光は、フ
ァイバープレート2を通じて光電変換基板101へ伝送
される。
【0118】このとき、ファイバープレート2と光電変
換基板101とが透明接着材6によって接着されている
ため、光は透明接着材6を通過するときに減衰すること
なく撮像素子100に入射される。
【0119】一方、X線撮像装置側へ到達したX線のう
ち、蛍光体3で変換しきれなかったX線や、蛍光体3へ
入射しないX線は、撮像素子100で検知できる波長に
変換されないまま、撮像素子100側へ進行する。
【0120】このようなX線は、ファイバープレート2
に含まれる遮蔽材によって遮蔽され、撮像素子100や
プリント基板12へ入射しない。
【0121】また、光は、接着材7にも入射される。接
着材7に入射した光は、吸収又は反射等されて光の透過
率が小さくなる。この光が撮像素子100の画素上に入
射されるとライン欠陥になるが、上述したように、ファ
イバープレート2の大きさと光電変換基板101との大
きさを同じにして、これらを位置合わせすると接着材7
からの光が撮像素子100の画素に影響を与えにくい構
成とすることができる。
【0122】撮像素子100では、入射された光を、光
の強度に応じた電気信号に変換する。この電気信号は、
図示しない読み出し回路の指示に応じて、バンプ5を介
してフレキシブル基板4に読み出される。フレキシブル
基板4に読み出された電気信号は、図示しない外部回路
基板に送られ、A/D変換された後に画像処理がされ
る。
【0123】ここで、図9、図10及び図11を用いて
本発明の放射線撮像装置の製造工程について説明する。
【0124】図9は、本発明の実施形態6の放射線撮像
装置の製造工程において、本発明のフレキシブル基板が
搭載された光電変換基板101とベース基板との接着工
程を示した模式的断面図である。
【0125】図10は、本発明の実施形態6の放射線撮
像装置の製造工程において、本発明のフレキシブル基板
が搭載された光電変換基板101とファイバープレート
との貼り合わせ工程を示した図である。
【0126】図11は、実施形態6の放射線撮像装置の
製造工程において、本発明のフレキシブル基板が搭載さ
れた光電変換基板101とファイバープレートとの貼り
合わせ工程を示した図である。
【0127】それぞれの工程について説明する。まず、
フレキシブル基板4を備えた複数の光電変換基板101
を、X,Y,Z方向及びθ(回転)方向に可動するアラ
イメントヘッド及びアライメントカメラを用いて位置合
わせしながらステージ上に載置する。このとき、各光電
変換基板101は、ステージに形成されている孔からバ
キューム装置などで吸引されることによってステージ上
に固定される(図9(a))。
【0128】この状態で、各光撮像素子100が所要の
動作を行うかどうかの検査を行う。この検査では、検査
治具を用いて、たとえば静電気などによって各撮像素子
100が破壊されているかどうかなどを調べる(図9
(b))。
【0129】そして、検査の結果、撮像素子100に欠
陥が発見されれば、その光電変換基板101の下方のバ
キューム装置をオフして、アライメントヘッドを用いて
交換する(図9(c))。
【0130】つづいて、光電変換基板101上に、紫外
線硬化型又はシリコン樹脂などの接着材を塗布する(図
9(d))。
【0131】そして、ベース基板10に設けられた長孔
にフレキシブル基板4を挿入し、それから光電変換基板
101とベース基板10とを密着させた後に紫外線を照
射及び/又は加圧することによって接着させる(図9
(e))。
【0132】なお、図9(e)に示すように、ファイバ
ープレート2の大きさと光電変換基板101との大きさ
を同じにして、これらを位置合わせするとよい。また、
ここでは、ベース基板10には、光電変換101との間
における熱膨張率などを考量して、ガラス又はパーマア
ロイ(鉄+ニッケル)合金を用いている。
【0133】そして、光電変換基板101とベース基板
10とを接着した後に、バキューム装置をオフにして、
ステージなどの治具から光電変換基板101及びベース
基板10を取り外す(図9(f))。
【0134】つぎに図10(a)から図10(d)を用
いて、光電変換基板とファイバープレートとの貼り合わ
せ工程ついて説明する。まずベース基板10と接着した
各光電変換基板101上に、各光電変換基板101とフ
ァイバープレート2との間隔を保持できるように、スペ
ーサ13を配置する(図10(a))。
【0135】なお、スペーサ13は球でも円柱形状でも
よい。つぎに、シール材及び目地うめ接着材を、基板1
上に塗布する(図10(b))。
【0136】目地うめ接着材は光電変換基板101間の
隙間を埋めるるために充填されるものである。シール材
は、図10(b)に示すように一部が開口されており、
後述するように、ここから真空注入の方式を用いて透明
接着材6を充填する。注入する際、真空リークの原因と
ならぬように目地うめ接着材を光電変換基板101間の
隙間に充填している。それから、スペーサ13上に、フ
ァイバープレート2を貼り合わせる(図10(c))。
【0137】さらにファイバープレート2を相互に接着
する接着材7が、各光電変換基板101間の隙間若しく
は各画素間の直上に配置されるように行うとより好まし
い。加圧、加熱プレスにより光電変換基板101とファ
イバープレートの間隔を均一にし、シール材を硬化させ
る。そして、真空チャンバー内で、ファイバープレート
と各光電変換基板101との隙間を真空状態にしたとこ
ろで、透明接着材6を溜めたボートに開口部分をつけ真
空状態を大気圧に戻すことで、透明接着材6が隙間に充
填される。その後、開口部分を封止する(図10
(d))。
【0138】それから、ファイバープレート2とベース
基板10との間に封止樹脂15を塗布して、光電変換基
板101を外気と遮断できるようにしている。
【0139】さらに、たとえばシート上の蛍光体3をフ
ァイバープレート2上に貼りつけることによって、X線
撮像装置が形成される。
【0140】なお、蛍光体3はファイバープレート上に
蒸着する手法や粉末状の蛍光体を結合材に混合させて塗
布することによって設けることもできるが、この場合、
図10(c)を用いて説明した工程の前に、ファイバー
プレート上に蛍光体3を設けておく。
【0141】また、複数のX線撮像ユニットからX線撮
像装置を製造する場合について図11(a)〜図11
(d)に示すような工程によって光電変換基板101及
びベース基板10とファイバープレートとを貼り合わせ
ればよい。
【0142】すなわち、ファイバープレート2を、光電
変換基板101の面積に合わせて研磨し、且つ光入出射
面も両面研磨して平坦化する。そして、ベース基板10
と接着した各光電変換基板101上に、各光電変換基板
101とファイバープレート2との間隔を保持できるよ
うに、球や円柱形状などのスペーサ13を配置する(図
11(a))。
【0143】つぎに、シール材14を、光電変換基板1
01上に塗布する(図11(b))。
【0144】シール材は、図11(b)に示すように一
部が開口されており、後述するように、ここから真空注
入の方式を用いて透明接着材6を充填する。注入する
際、真空リークの原因とならぬように目地うめ接着材を
光電変換基板101間の隙間に充填している。ファイバ
ープレート2をスペーサ13上に、位置決めした後にフ
ァイバープレート2と光電変換基板101を互いに加
圧、加熱して貼り合わせる(図11(c))。
【0145】そして、真空チャンバー内で、各ファイバ
ープレート2と各光電変換基板101との隙間を真空状
態にしたところで、透明接着材6を溜めたボートに開口
部分をつけ真空状態を大気圧に戻すことで、透明接着材
6が隙間に充填される。その後、開口部分を封止する
(図11(d))。
【0146】また、ファイバープレート2の光入射面側
にある蛍光体3は蒸着、塗布、又は印刷により形成さ
れ、その工程はファイバープレート2の研磨後或いは光
電変換基板101との貼り合わせ後のいずれかで行う。
【0147】(実施形態7)図12は、実施形態6で説
明した放射線撮像装置を備えた非破壊検査システムの構
成を示す概念図である。図12には、実施形態1で説明
したX線撮像装置1000と、たとえば電気機器に組み
込まれる非破壊検査対象物である被写体2000と、被
写体2000にX線を照射するマイクロフォーカスX線
発生器3000と、X線撮像装置1000から出力され
る信号を処理する画像処理装置6000と、画像処理装
置6000によって処理された画像を表示するモニタ4
000と、画像処理装置6000及びモニタ4000を
操作するコントローラ5000とを示している。
【0148】図12に示す非破壊検査システムは、マイ
クロフォーカスX線発生器3000によって発生された
X線を、非破壊検査を行いたい被写体2000に照射す
ると、被写体2000の内部における破壊の有無の情報
が、X線撮像装置1000を通じて画像処理装置600
0に出力される。画像処理装置6000では、出力され
た信号を、前述している各撮像素子1の周辺画素間の画
像信号を処理したり、ダーク補正などを施して、モニタ
4000に画像として表示する。
【0149】モニタ4000に表示されている画像は、
コントローラ5000によって指示を入力することで、
たとえば拡大又は縮小したり、濃淡の制御等を行うこと
ができる。こうして、モニタ4000に表示された画像
を通じて、被写体2000の内部における破壊の有無を
検査する。そして、被写体2000に破壊が発見されな
ければ、それを良品とみなして電気機器に組み込む。一
方、被写体2000に破壊が発見されれば、それを不良
品とみなして製造工程から除外する。
【0150】(実施形態8)図13は、本発明のX線撮
像装置を備えたX線診断システムの構成を示す概念図で
ある。図13には、X線撮像装置1000を備えたベッ
ドと、被写体2000にX線を照射するためのX線発生
装置7000と、X線撮像装置1000から出力される
画像信号の処理及びX線発生装置7000からのX線の
照射時期等を制御するイメージプロセッサー8000
と、イメージプロセッサー8000によって処理された
画像信号を表示するモニタ4000とを示している。な
お、図13において、図12で示した部分と同様の部分
には、同一の符号を付している。
【0151】図13に示すX線診断システムは、X線発
生装置7000は、イメージプロセッサー8000から
の指示に基づいてX線を発生させ、このX線をベッド上
の被写体2000に照射すると、被写体2000のレン
トゲン情報がX線撮像装置1000を通じてイメージプ
ロセッサー8000に出力される。イメージプロセッサ
ー8000では、出力された信号を、前述している各撮
像素子1の周辺画素間の画像信号を処理したり、ダーク
補正などを施して、図示しないメモリに格納したり、モ
ニタ4000に画像として表示する。
【0152】モニタ4000に表示されている画像は、
イメージプロセッサー8000によって指示を入力する
ことで、たとえば拡大又は縮小したり、濃淡の制御等を
行うことができる。こうして、モニタ4000に表示さ
れた画像を通じて、医師が被写体2000を診察する。
【0153】また、医師が診察した後の被写体2000
のレントゲン情報は、本システムの記録手段を設けて、
ディスク状の記録媒体などに記録するようにしてもよ
い。
【0154】なお、以上説明した本発明の各実施形態で
は、X線を用いた場合を例に説明したが、α,β,γ線
等の放射線を用いることができる。また、光は画素によ
り検出可能な波長領域の電磁波であり、可視光を含む。
さらに、たとえば放射線を含む電磁波を電気信号に変換
する電磁波電気信号変換装置にも適用することができ
る。
【0155】さらに、各実施形態では光電変換装置等を
例に説明したが、たとえば表示素子基板を複数平面的に
貼り合わせるような大画面の表示装置にも同様に適用す
ることができる。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
別途有機絶縁層を設けるという面倒な作業を行うことな
く、高品位、高解像度の撮像装置或いは放射線撮像装置
等を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1のフレキシブル基板を搭載
した半導体装置の模式的断面図である。
【図2】本発明の実施形態2のフレキシブル基板を搭載
した半導体装置の模式的断面図である。
【図3】本発明の実施形態3のフレキシブル基板を搭載
した半導体装置の模式的断面図である。
【図4】本発明の実施形態3のフレキシブル基板の形成
方法を示した模式的断面図である。
【図5】本発明の実施形態4の半導体装置の模式的断面
図である。
【図6】本発明の実施形態5の半導体装置の製造方法を
示した模式的断面図である。
【図7】フレキシブル基板と基板の側面とを接着させる
工程を示した模式的断面図である。
【図8】本発明の実施形態6として、実施形態1、2及
び3で示した本発明のフレキシブル基板を搭載した放射
線撮像装置の模式的断面図である。
【図9】本発明の実施形態6の放射線撮像装置の製造工
程において、本発明のフレキシブル基板が搭載された基
板とベース基板との接着工程を示した模式的断面図であ
る。
【図10】本発明の実施形態6の放射線撮像装置の製造
工程において、本発明のフレキシブル基板が搭載された
基板とファイバープレートとの貼り合わせ工程を示した
図である。
【図11】本発明の実施形態6の放射線撮像装置の製造
工程において、本発明のフレキシブル基板が搭載された
光電変換基板101とファイバープレートとの貼り合わ
せ工程を示した図である。
【図12】本発明の実施形態6で説明した放射線撮像装
置を備えた非破壊検査システムの構成を示す概念図であ
る。
【図13】本発明のX線撮像装置を備えたX線診断シス
テムの構成を示す概念図である。
【図14】従来から知られているX線撮像装置の概略的
断面図である。
【図15】別の構成のX線撮像装置の従来技術の概略的
斜視図である。
【図16】図14及び図15のX線撮像装置の問題を解
決した従来技術のX線撮像装置の模式的断面図である。
【図17】撮像素子1又はファイバープレート2の大き
さなどを基準にしたX線撮像装置ユニットの模式的断面
図である。
【図18】図16の領域Yを拡大した模式的断面図であ
る。
【図19】図18に示すバンプとフレキシブル基板との
接続工程を示した模式的断面図である。
【図20】ベースフィルムとバンプとの位置関係が良好
となるように位置合わせされて形成されたフレキシブル
基板の模式的断面図である。
【図21】ベースフィルムとバンプとの位置合わせが良
好でない場合を示したフレキシブル基板の模式的断面図
である。
【符号の説明】
1 基板 2 ファイバープレート 3 蛍光体(波長変換手段) 4 フレキシブル基板 5 バンプ 6 透明接着材 7 接着材 8 保護シート 9 筐体カバー 10 ベース基板 11 ベース筐体 12 プリント基板 13 スペーサ 14 シール材 15 封止樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/32 H01L 27/14 D K (72)発明者 佐藤 浩司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 Fターム(参考) 2G088 EE01 FF02 FF04 FF05 FF06 GG19 JJ33 JJ37 4M118 AA08 AA10 AB01 BA10 CB11 FA06 GA09 GA10 HA24 HA27 HA31 5C024 AX12 AX16 CY47 EX25 5E338 AA01 AA12 AA16 BB51 BB63 EE24 EE32 5F044 MM06 MM50 NN01

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部接続端子に一端が接続されるインナ
    ーリードと、前記インナーリードの前記基板側を覆うベ
    ースフィルムで構成されたフレキシブル基板において、 前記ベースフィルムのうち少なくとも前記外部接続端子
    側の先端は前記外部接続端子よりも薄いことを特徴とす
    るフレキシブル基板。
  2. 【請求項2】 前記ベースフィルム全体は前記外部接続
    端子よりも薄いことを特徴とする請求項1記載のフレキ
    シブル基板。
  3. 【請求項3】 前記ベースフィルムの先端は傾斜形状で
    あることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル基
    板。
  4. 【請求項4】 前記ベースフィルムの先端は段差形状で
    あることを特徴とする請求項1記載のフレキシブル基
    板。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか1項記載のフ
    レキシブル基板と、前記外部接続端子が形成された基板
    と、を有し、前記ベースフィルムのうち少なくとも前記
    基板上に配されている領域は前記外部接続端子よりも薄
    いことを特徴とする半導体装置。
  6. 【請求項6】 前記基板の外部接続端子の外側の角が面
    取りされていることを特徴とする請求項5記載の半導体
    装置。
  7. 【請求項7】 前記外部接続端子はバンプであることを
    特徴する請求項5又は6記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の半導体装置において、前
    記基板は光電変換基板であることを特徴とする撮像装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の撮像装置が複数貼り合わ
    され、前記フレキシブル基板が前記複数の撮像装置間に
    配されていることを特徴とする撮像装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の撮像装置と、シンチレ
    ータとを備えることを特徴とする放射線撮像装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の放射線撮像装置と、
    前記放射線撮像装置からの信号を処理する信号処理手段
    と、前記信号処理手段からの信号を記録するための記録
    手段と、前記信号処理手段からの信号を表示するための
    表示手段と、前記信号処理手段からの信号を伝送するた
    めの伝送処理手段とを具備することを特徴とする放射線
    撮像システム。
  12. 【請求項12】 半導体素子及び外部接続端子が同一面
    に形成された基板と、インナーリード及び前記インナー
    リードの前記基板側を覆うフィルムで構成されたフレキ
    シブル基板とを有する半導体装置の製造方法において、 前記フィルムの先端と前記基板とを位置合わせする工程
    と、 前記位置合わせをした状態で接着剤を用いて当該フィル
    ムと前記基板の側壁とを接着する工程と、 前記フィルムと前記基板の側面とを接着させた後に前記
    インナーリードを曲げて当該インナーリードを前記外部
    接続端子に接続させる工程とを含むことを特徴とする半
    導体装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 前記接着剤は紫外線照射及び/又は加
    熱によって硬化する接着剤であることを特徴とする請求
    項12記載の半導体装置の製造方法。
  14. 【請求項14】 基板と、基板上に形成された外部接続
    端子に一端が接続されたフレキシブル基板と、を有する
    半導体装置において、 前記基板の外部接続端子の外側の角が面取りされている
    ことを特徴とする半導体装置。
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