JP2003133134A - エンコーダの着磁装置 - Google Patents

エンコーダの着磁装置

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JP2003133134A
JP2003133134A JP2001327292A JP2001327292A JP2003133134A JP 2003133134 A JP2003133134 A JP 2003133134A JP 2001327292 A JP2001327292 A JP 2001327292A JP 2001327292 A JP2001327292 A JP 2001327292A JP 2003133134 A JP2003133134 A JP 2003133134A
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encoder
magnetizing
permanent magnet
fitting support
guide shaft
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JP2001327292A
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Kaoru Katano
薫 片野
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NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンコーダ2の回転中心となる芯金5の円筒
部7の中心と、着磁面9の中心とを一致させる作業を容
易に行なえる様にして、高性能のエンコーダ2を低コス
トで得られる様にする。 【解決手段】 着磁ユニット3bの中心と位置合わせユ
ニット4cの中心とを、案内軸11aとボールスプライ
ン17とを締り嵌めで嵌合させる事により厳密に一致さ
せる。又、上記案内軸11aの中心と上記円筒部7の中
心とを、この円筒部7を円すい面状の嵌合支持部12a
に外嵌する事により、厳密に一致させる。又、上記エン
コーダ2の永久磁石6を上記着磁面9に押し付ける為の
押し付け部13aを、上記嵌合支持部12aに対し軸方
向の変位自在に設ける。これらの構成により、上記課題
を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、自動車の車輪の
回転速度、或は工作機械の主軸の回転速度や回転角度を
検出する為の回転速度検出装置に組み込むエンコーダを
造る為に利用する、エンコーダの着磁装置の改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のアンチロックブレーキシステム
(ABS)やトラクションコントロールシステム(TC
S)を制御する為には、車輪の回転速度を検出する必要
がある。車輪の回転速度検出を磁気的に行なう場合、円
周方向に関して磁気特性が交互に(一般的には等間隔
に)変化するエンコーダを使用する。この様なエンコー
ダとして、S極とN極とを円周方向に関して交互に配置
した永久磁石を使用するエンコーダは、センサ側の構造
を簡単にし、しかも低速時の検出精度を確保する面か
ら、近年使用する場合が増大している。
【0003】上述の様な永久磁石は、フェライト等の強
磁性材を混入したゴム等に着磁する事により、円周方向
に関してS極とN極とを交互に配置している。この永久
磁石は、軸方向或は径方向に着磁するが、例えば軸方向
に着磁する場合には、図5に示す様な着磁装置1を使用
する。この着磁装置1は、エンコーダ2を構成する永久
磁石6に着磁する為の着磁ユニット3と、このエンコー
ダ2を支持する位置合わせユニット4とから成る。上記
着磁装置1により着磁されるこのエンコーダ2は、芯金
5と、この芯金5の全周に亙って支持固定された上記永
久磁石6とから成る。このうちの芯金5は、SPCCの
如き軟鋼板等の強磁性の金属板にプレス加工を施す事に
より、断面L字形で全体を円環状に形成して成り、円輪
部8と、この円輪部8の内周縁から軸方向に直角に折れ
曲がった円筒部7とを備える。又、上記永久磁石6は、
ゴム等の高分子弾性材中に、フェライト等の強磁性材の
粉末を混入して成る。この様な永久磁石6を上記円輪部
8の側面(図5の下面)の全周に、この円輪部8と同心
に添着する事により、上記エンコーダ2を構成してい
る。
【0004】上記着磁ユニット3は、一端面(図5の上
端面)を着磁面9とし、中心部に案内孔10を設けてい
る。又、この着磁ユニット3は、図示を省略した着磁コ
イルを有し、着磁作業時にはこの着磁コイルへの通電に
基づいて上記着磁面9に、S極及びN極とが、円周方向
に関して交互に且つ等間隔に配置される。又、上記案内
孔10の内径D10は、次述する位置合わせユニット4の
案内軸11を挿入する為、この案内軸11の外径d11
りも僅か(がたつかない程度)に大きい(D10
11)。
【0005】又、上記位置合わせユニット4は、上記着
磁ユニット3に対し遠近動自在で、近接時に上記案内孔
10に挿入自在な上記案内軸11と、この案内軸11の
基端部に設けられた、上記エンコーダ2の円筒部7を外
嵌する為の嵌合支持部12と、この嵌合支持部12の周
囲に設けられた、上記エンコーダ2を構成する芯金5の
円輪部8に突き当たって上記永久磁石6を上記着磁面9
に押し付ける、押し付け部13とを備える。上記案内軸
11の外径d11は上記嵌合支持部12の外径d 12よりも
小さく(d11<d12)して、この案内軸11側から上記
円筒部7を嵌合支持部12に外嵌できる様にしている。
又、上記嵌合支持部12の外径d12は、上記エンコーダ
2の円筒部7を外嵌支持する為、この円筒部7の自由状
態での内径D7 よりも僅か(がたつかない程度)に小さ
い(d12<D7 )。又、上記押し付け部13の内周面と
上記嵌合支持部12の外周面との間には環状空間14が
存在する。そして、この環状空間14により、上記円筒
部7を上記嵌合支持部12に外嵌した場合に、この円筒
部7が上記押し付け部13と干渉しない様にしている。
又、上記着磁ユニット3と上記位置合わせユニット4と
は、上記永久磁石6と上記着磁面9とが同心となる様
に、上述した構成各部、即ち、着磁面9と、案内孔10
と、案内軸11と、嵌合支持部12と、押し付け部13
とを、全て同心に配置している。
【0006】上記エンコーダ2の永久磁石6に着磁する
には、先ず、エンコーダ2を上記位置合わせユニット4
に支持する。即ち、上記円輪部8の側面(図5の下面)
に上記永久磁石6を添着したエンコーダ2の円筒部7
を、上記嵌合支持部12に外嵌する。この際、円輪部8
の両側面のうちで、上記永久磁石6を添着した面と反対
面(図5の上面)を、上記押し付け部13の一端面(図
5の下端面)に突き当てる。次に、上記エンコーダ2を
支持した上記位置合わせユニット4を、上記着磁ユニッ
ト3に近接させる。即ち、上記案内軸11を上記案内孔
10に挿入しつつ、上記着磁ユニット3に支持されたエ
ンコーダ2に添着した永久磁石6の側面(図5の下面)
を、上記着磁ユニット3の一端面に設けた上記着磁面9
に近接させる。そして、上記永久磁石6をこの着磁面9
に適当な力で押し付けた状態で、上記着磁ユニット3に
設けた、図示しない着磁コイルに通電する。この通電に
基づいて上記着磁面9に、S極とN極とが円周方向に関
して交互に且つ等間隔に出現する為、上記永久磁石6に
S極とN極とが、円周方向に関して交互に且つ等間隔に
着磁される。
【0007】又、図6は、同じく円輪状の永久磁石6を
軸方向に着磁する着磁装置の第2例を示している。この
図6に示した着磁装置1aにより着磁するエンコーダ2
aの芯金5aは、上記永久磁石6を添着する円輪部8の
外周縁に円筒部7を設けたものである。この為に、上記
着磁装置1aを構成する位置合わせユニット4aは、着
磁ユニット3の案内孔10に挿入自在な案内軸11の基
端部に、上記エンコーダ2aの円筒部7を外嵌する嵌合
支持部12を設けている。そして、この嵌合支持部12
の外周縁寄り部分を、上記永久磁石6を上記着磁ユニッ
ト3の着磁面9に押し付ける、押し付け部13としてい
る。この様な構造の場合も、上記永久磁石6に着磁する
際は、上記位置合わせユニット4aの案内軸11を上記
案内孔10に挿入しつつ、上記永久磁石6を上記着磁面
9に近接させる。そして、図示しない着磁コイルに通電
して上記着磁面9に、S極とN極とが円周方向に関して
交互に且つ等間隔に出現させて、上記永久磁石6にS極
とN極とを、円周方向に関して交互に且つ等間隔に着磁
する。
【0008】これに対して、円筒状の永久磁石6aを径
方向に着磁する場合には、図7に示す様な着磁装置1b
を使用する。この着磁装置1bを構成する着磁ユニット
3aは、片半部(上半部)の内周面を着磁面9aとし、
他半部(下半部)の中心部に案内孔10を設けている。
又、エンコーダ2bを構成する円筒状の芯金5bを、位
置合わせユニット4bの嵌合支持部12に外嵌支持自在
としている。この様な構造で、上記エンコーダ2bを構
成する永久磁石6aに着磁する場合には、上記位置合わ
せユニット4bの案内軸11を上記案内孔10に挿入し
つつ、上記永久磁石6aを、上記着磁面9aの内径側に
進入させる。そして、図示しない着磁コイルに通電して
上記着磁面9aに、S極とN極とが円周方向に関して交
互に且つ等間隔に出現させて、上記永久磁石6aにS極
とN極とを、円周方向に関して交互に且つ等間隔に着磁
する。
【0009】更に、図8に示す様に、芯金5cと永久磁
石6bとを断面L字形としたエンコーダ2cを着磁する
場合も、上述の図7の場合とほぼ同様の着磁装置1bを
使用する。但し、この場合には、着磁ユニット3aは、
上記永久磁石6bの円筒部を径方向に着磁する他、円輪
部を軸方向に着磁する。
【0010】前述或は上述の様に着磁された上記エンコ
ーダ2、2a、2b、2cによる車輪等の回転速度の検
出は、この車輪等と共に回転するエンコーダ2、2a、
2b2cの被検出面にセンサの検出面を対向させ、この
センサを構成する、磁束の流れ方向、或は磁束の変化に
対応して特性を変化させる磁気検知素子の出力変化を検
出する事により行なう。この磁気検知素子を組み込んだ
センサの出力は、このセンサの近傍をエンコーダ2、2
a、2b、2cの側面或は外周面に円周方向に関して交
互に配置されたS極とN極とが通過する事により変化す
る。そして、この様なセンサの出力信号が変化する周波
数は、上記エンコーダ2、2a、2b、2cの回転速度
に比例する。この為、この出力信号の周波数変化を測定
する事により、車輪等の回転部材の回転速度を求められ
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来構造の着
磁装置1、1a、1bにより、エンコーダ2、2a、2
b、2cを構成する永久磁石6、6a、6bに着磁した
場合、このエンコ−ダ2、2a、2b、2cの中心と、
実際に着磁した部分の中心とが、互いに偏心する場合が
ある。例えば、図5に示したエンコーダ2の場合、この
エンコーダ2のうちで、回転部材に対し嵌合固定する円
筒部7の中心と、実際に着磁した部分の中心とが、互い
に偏心する場合がある。この様に、エンコーダ2の中心
と実際に着磁した部分の中心とが互いに偏心した場合、
実際に着磁した部分の中心と上記エンコーダ2の回転中
心とが不一致となり、ピッチエラー(センサにより検出
されるS極とN極とのピッチがエンコーダ2の回転方向
の位相によって異なる事)が生じて、回転速度の検出を
正確に行なえない。先ず、上記エンコーダ2の中心と、
実際に着磁した部分の中心とが偏心する理由に就いて述
べる。
【0012】上記図5に示した従来構造の着磁装置1の
場合には、上記エンコーダ2と位置合わせユニット4の
嵌合支持部12との嵌合部、及び、この位置合わせユニ
ット4と上記着磁ユニット3との嵌合部に、それぞれ隙
間が存在する。即ち、上記円筒部7の内径D7 は、この
円筒部7を上記嵌合支持部12の周囲に容易に着脱する
為、この嵌合支持部12の外径d12よりも僅かに大きく
(D7 >d12)、上記円筒部7の内周面と上記嵌合支持
部12の外周面との間には、δ1 (=D7 −d 12)なる
大きさの隙間が存在する。又、上記案内軸11の外径d
11は、この案内軸11を上記着磁ユニット3の中心部に
設けた案内孔10に挿入する為、この案内孔10の内径
10よりも僅かに小さく(d11<D10)、上記案内軸1
1の外周面と上記案内孔10の内周面との間には、δ2
(=D10−d11)なる大きさの隙間が存在する。そし
て、これらδ1 、δ2 なる大きさの隙間の合計分(δ1
+δ 2 )だけ、上記永久磁石6と上記着磁面9とが偏心
する可能性があり、偏心した場合には、永久磁石6の被
着磁面15がエンコーダ2の回転中心に対し、偏心した
状態で着磁される。
【0013】次に、上記エンコーダ2の中心と、実際に
着磁した部分の中心とが偏心した場合に、前記ピッチエ
ラーが生じる理由に就いて述べる。上記永久磁石6の円
周方向に関して交互に配置されたS極及びN極の形状
は、永久磁石6が円輪状に形成されている為、それぞれ
中心寄りの幅が狹く、外周寄りの幅が広い、扇形とな
る。この為、着磁ピッチ(角ピッチではなく、円周方向
の長さに関するピッチ)は、永久磁石6の径方向の位置
によって異なる。即ち、永久磁石6の外周寄りではピッ
チが大きく(円周方向の長さが長く)、中心寄りではピ
ッチが小さく(円周方向の長さが短く)なる。従って、
エンコーダ2の回転中心と、実際に着磁した部分の中心
とが偏心している場合、上記センサの検出部の近傍を通
過するS極及びN極の幅(=着磁ピッチ/2)が、上記
エンコーダ2の回転方向に関する位相によって異なる事
になり、上記ピッチエラーが生じる。この様にピッチエ
ラーが生じた状態で、上記エンコーダ2の回転速度を検
出すると、回転速度の検出を正確に行なう事ができな
い。
【0014】上記ピッチエラーを防ぐ為には、上記エン
コーダ2の中心と、実際に着磁した部分の中心とが偏心
しない様に、上記永久磁石6に着磁する必要がある。こ
の為には、上述したδ1 、δ2 なる大きさの隙間をなく
す必要がある。これら各隙間δ1 、δ2 をなくす為に
は、エンコーダ2と位置合わせユニット4の嵌合支持部
12との嵌合部、及び、位置合わせユニット4と着磁ユ
ニット3との嵌合部を、それぞれ締り嵌めとする必要が
ある。即ち、前記嵌合支持部12の外径d12を前記円筒
部7の内径D7 以上(d12≧D7 )とすると共に、上記
案内孔10の内径D10を上記案内軸11の外径d11以下
(D10≦d11)とする。
【0015】しかし、図5に示した従来構造のまま、上
述の様に各嵌合部の嵌合状態を締り嵌めにすると、上記
位置合わせユニット4に対する上記エンコーダ2の着脱
作業、及び、この位置合わせユニット4と上記着磁ユニ
ット3との係脱作業が面倒になる。この様にこれら各作
業が面倒になると、エンコーダ12の製造コストを上昇
させる原因ともなる為、好ましくない。勿論、図6に示
した構造に関しても、同様である。
【0016】これに対して、図7〜8に示す様な、円筒
状の永久磁石6a、6bを径方向に着磁し、この永久磁
石6a、6bの外周面にS極とN極とを交互に配置する
構造の場合には、図5〜6の場合に比べて上述の様なピ
ッチエラーは出現しないか、仮に出現してもその程度は
軽微である。但し、着磁面9aと永久磁石6a、6bと
の偏心が著しくなると、ピッチエラーが生じる余地があ
るたけでなく、着磁強度が円周方向に関して不均一にな
る可能性があり、不均一になった場合には、やはり正確
な回転速度検出の妨げとなる。本発明のエンコーダの着
磁装置は、上述の様な事情に鑑みて、製造作業を面倒に
する事なく、エンコーダの回転中心と、着磁ユニットの
着磁面の中心とが偏心しない状態で着磁できる様にすべ
く発明したものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明のエンコーダの着
磁装置のうち、請求項1に記載したエンコーダの着磁装
置は、前述の図5〜6に示した従来構造の第1〜2例の
場合と同様に、着磁ユニットと、案内軸と、嵌合支持部
とから構成される。又、本発明の着磁装置により着磁す
るエンコーダは、金属板製で円環状の芯金と、この芯金
の全周に支持された永久磁石とから成る。このうちの芯
金は、円輪部と、この円輪部の周縁から軸方向に折れ曲
がった円筒部とを備える。又、上記永久磁石は、上記円
輪部の側面にこの円輪部と同心に添着された円輪状で、
側面にS極とN極とを円周方向に関して交互に配置して
いる。
【0018】上述の様なエンコーダの上記永久磁石に着
磁すべく、上記着磁ユニットは、一端面を着磁面とし、
中心部に案内孔を設けている。又、上記案内軸は、上記
着磁ユニットに対し遠近動自在で、近接時に上記案内孔
に挿入自在としている。又、上記嵌合支持部は、上記案
内軸の基端部に設けられ、上記エンコーダを構成する芯
金の円筒部を外嵌自在としている。
【0019】特に、請求項1に記載したエンコーダの着
磁装置に於いては、上記案内孔の内周面に設けられた、
自由状態での内接円の直径が上記案内軸の外径よりも僅
かに小さいボールスプラインと、上記嵌合支持部の外周
面に設けられた、先端部の外径が上記円筒部の内径より
も小さく、基端部の外径がこの円筒部の内径よりも大き
い円すい状の嵌合支持面とを備える。
【0020】又、必要に応じて、上記嵌合支持部の周囲
に、上記芯金の円輪部に突き当たって永久磁石を着磁面
に押し付ける押し付け部を設けると共に、この押し付け
部を上記嵌合支持部に対し軸方向移動自在に設置する。
【0021】又、請求項3に記載したエンコーダの着磁
装置は、前述の図7〜8に示した従来構造の第3〜4例
と同様に、着磁ユニットと、案内軸と、嵌合支持部とか
ら構成される。又、本発明の着磁装置により着磁するエ
ンコーダは、金属板製の芯金と、この芯金の全周に支持
された永久磁石とから成る。このうちの芯金は、少なく
とも円筒部を備える。又、上記永久磁石は、この円筒部
の外周面に添着され、外周面にS極とN極とを円周方向
に関して交互に配置した円筒状である。
【0022】上述の様なエンコーダの上記永久磁石に着
磁すべく、上記着磁ユニットは、片半部の内周面を着磁
面とし、他半部の中心部に案内孔を設けている。又、上
記案内軸は、上記着磁ユニットに対し遠近動自在で、近
接時に上記案内孔に挿入自在としている。又、上記嵌合
支持部は、上記案内軸の基端部に設けられ、上記エンコ
ーダを構成する芯金を外嵌自在としている。
【0023】特に、請求項3に記載したエンコーダの着
磁装置に於いては、上記案内孔の内周面に設けられた、
自由状態での内接円の直径が上記案内軸の外径よりも僅
かに小さいボールスプラインと、上記嵌合支持部の外周
面に設けられた、先端部の外径が上記円筒部の内径より
も小さく、基端部の外径がこの円筒部の内径よりも大き
い円すい状の嵌合支持面とを備える。
【0024】
【作用】上述の様に構成される本発明のエンコーダの着
磁装置によれば、作業性を悪化させる事なく、エンコー
ダの中心と、着磁ユニットの着磁面の中心とが、互いに
偏心しない状態で着磁できる。即ち、案内軸の基端部に
設けた嵌合支持部の外周面を、先端部の外径が上記エン
コーダを構成する芯金の円筒部の内径よりも小さく、基
端部の外径がこの円筒部の内径よりも大きい円すい状の
嵌合支持面としている為、この円筒部と嵌合支持部との
嵌合部分では、この芯金を上記嵌合支持部に対し、隙間
なく、且つ同心に支持できる。この支持作業は、上記嵌
合支持部が先細テーパ状である為、容易に行なえる。
【0025】尚、この場合に、上記嵌合支持部に対し上
記円筒部を隙間なく外嵌支持した状態で、この嵌合支持
部に対する上記エンコーダの軸方向位置は、各エンコー
ダ毎に微妙に異なる可能性がある。但し、この違いは、
上記嵌合支持部の軸方向移動を弾性的に行なわせてこの
違いを吸収する等により対応できる。又、請求項2に記
載した構造を採用した場合には、上記嵌合支持部の周囲
に設けた押し付け部が、この嵌合支持部に対し軸方向移
動自在である為、上記円筒部を上記嵌合支持部に隙間な
く外嵌した状態で上記押し付け部により、上記エンコー
ダの円輪部に添着支持された永久磁石を、上記着磁ユニ
ットの着磁面に対し確実に押し付ける事ができる。又、
請求項3に記載した発明の場合には、着磁面と永久磁石
とが径方向に対向する為、この着磁面の軸方向長さに多
少余裕を持たせておけば、上記軸方向位置が多少異なっ
ても、上記着磁面と永久磁石の外周面とを確実に近接対
向させる事ができる。
【0026】又、上記着磁ユニットの中心部に設けた案
内孔の内周面に、自由状態での内接円の直径が上記案内
軸の外径よりも僅かに小さいボールスプラインを設けて
いる為、上記案内軸と着磁ユニットとの嵌合部分では、
この案内軸を上記着磁ユニットに対し、隙間なく同心に
支持できる。上記案内軸を上記案内孔に抜き差しする作
業は、上記ボールスプラインを弾性変形させつつ行なう
事により容易に行なう事ができ、特に面倒な作業とはな
らない。
【0027】これらにより、上記エンコーダの回転中心
となる上記円筒部の中心と、上記着磁ユニットの着磁面
の中心とを厳密に一致させる事ができる。上記嵌合支持
部に対する上記エンコーダの着脱作業、並びに、上記着
磁ユニットに対する上記案内軸の係脱作業が面倒になる
事もない。従って、上記エンコーダを構成する永久磁石
への着磁作業を面倒にする事なく、このエンコーダの回
転中心と着磁面の中心とを一致させる事ができる。
【0028】
【発明の実施の形態】図1は、請求項1〜2に対応す
る、本発明の実施の形態の第1例を示している。尚、本
例の着磁装置1cの特徴は、位置合わせユニット4cの
嵌合支持部12aに対するエンコーダ2の嵌合部、並び
にこの位置合わせユニット4cの案内軸11aの、着磁
ユニット3bの案内孔10aに対する嵌合部を、何れも
隙間のない嵌合状態とする事により、上記エンコーダ2
の回転中心と実際に着磁した部分の中心とが偏心しない
様にする点にある。即ち、本発明の着磁装置1cにより
着磁する、上記エンコーダ2は、前述の図5に示した従
来構造と同様に、円環状の芯金5と、この芯金5の全周
に支持固定された永久磁石6とから構成される。このう
ちの芯金5は、SPCCの如き軟鋼板等の強磁性材の金
属板にプレス加工を施す事により、断面L字形で全体を
円環状に形成して成り、円輪部8と、この円輪部8の内
周縁から軸方向に直角に折れ曲がった円筒部7とを備え
る。又、上記永久磁石6は、ゴム、合成樹脂等の高分子
材料中に、フェライト等の強磁性材の粉末を混入して成
る、ゴム磁石又はプラスチック磁石で、全体を円輪状に
形成して成り、上記芯金5を構成する円輪部8の側面
(図1の下面)にこの円輪部8と同心に、全周に亙って
添着されている。そして、上記着磁装置1cにより上記
永久磁石6の側面に、S極及びN極を、円周方向に関し
て交互に且つ等間隔に着磁する。
【0029】本例の着磁装置1cは、上記エンコーダ2
の永久磁石6に着磁する為の上記着磁ユニット3bと、
このエンコーダ2を保持した状態で、このエンコーダ2
の回転中心とこの着磁ユニット3bの着磁面の中心とを
合わせる為の位置合わせユニット4cとから成る。この
うちの着磁ユニット3bは、従来構造と同様に、一端面
(図1の上面)を着磁面9とし、中心部に案内孔10a
を設けている。上記着磁ユニット3bには、図示しない
着磁コイルを設置しており、この着磁コイルへの通電に
基づいて上記着磁面9に、S極とN極とを、円周方向に
関して交互に且つ等間隔に出現させる。
【0030】特に本例の場合、この案内孔10aに、ボ
ールスプライン17を設けた嵌合部材16を圧入固定し
ている。このボールスプライン17の自由状態での内接
円の直径d17は、上記位置合わせユニット4cの案内軸
11aの外径D11a よりも僅かに小さい。尚、上記ボー
ルスプライン17は、上記嵌合部材16を省略して、直
接案内孔10aの内周面に設ける事もできる。但し、上
記ボールスプライン17の内径の拡縮を円滑に行なわせ
る為には、硬質ゴム、合成樹脂等の弾性材製の嵌合部材
16を設ける事が好ましい。
【0031】又、上記位置合わせユニット4cは、案内
軸11aと、嵌合支持部12aと、押し付け部13aと
から構成され、図示しない昇降装置により、上記着磁ユ
ニット3bに対し遠近動しつつ昇降自在である。このう
ちの案内軸11aは、上記位置合わせユニット4cを上
記着磁ユニット3bに近接させた際に、上記案内孔10
aに挿入自在としている。又、上記嵌合支持部12a
は、この案内軸11aの基端部に設けられ、上記エンコ
ーダ2を構成する芯金5の円筒部7を外嵌自在としてい
る。又、重錘である上記押し付け部13aは、この嵌合
支持部12aの周囲に、この嵌合支持部12aに対する
軸方向(図1の上下方向)の変位自在に設けている。こ
の様な押し付け部13aは、上記永久磁石6に着磁する
際に、上記エンコーダ2の円輪部8に、自重或は図示し
ないアクチュエータが発生する推力により突き当たっ
て、上記芯金5の円筒部7を外嵌支持している嵌合支持
部12aとの共働により、上記永久磁石6を上記着磁面
9に押し付ける。
【0032】又、上記押し付け部13aの内周面と上記
嵌合支持部12aの外周面との間には、従来構造と同様
に、環状空間14が存在し、上記円筒部7と押し付け部
13aとの干渉を防いでいる。又、上記着磁ユニット3
bと上記位置合わせユニット4cとは、上記案内軸11
aと上記着磁面9とが互いに同心となる様に配置してい
る。即ち、上記着磁面9と、上記案内孔10aと、上記
案内軸11aと、上記嵌合支持部12aとを、互いに同
心に配置している。
【0033】特に、本例の着磁装置1cの場合には、上
記嵌合支持部12aの外周面を、先端部である下端部の
外径d18が上記エンコーダ2の回転中心となる前記円筒
部7の内径d7 よりも小さく、基端部である上端部の外
径がこの円筒部7の内径よりも大きい、円すい状の嵌合
支持面18としている。尚、この嵌合支持面18の軸方
向(図1の上下方向)に対する傾斜角度θは、上記エン
コーダ2を構成する芯金5の円筒部7をこの嵌合支持面
18の軸方向中間位置に、軽い力で係止できる様に規制
している。即ち、上記嵌合支持面18の先端部の外径d
18を上記円筒部7の内径d7 よりも小さく、基端部の外
径D18をこの内径d7 よりも大きく(D 18>d7
18)すると共に、上記嵌合支持面18の軸方向に対す
る傾斜角度θを小さく(例えば5〜10度程度に)して
いる。
【0034】上述した本例のエンコーダの着磁装置1c
により上記エンコーダ2の永久磁石6に着磁するには、
このエンコーダ2を上記位置合わせユニット4cを構成
する嵌合支持部12aの周囲に、この嵌合支持部12a
及び上記案内軸11aと同心に支持する。即ち、上記エ
ンコーダ2を、上記永久磁石6を上記着磁ユニット3c
側(下側)に向け、上記円筒部7を上記嵌合支持部12
aの基端側(上側)に向けた状態で配置し、この円筒部
7をこの嵌合支持部12aに押し込む。この作業によ
り、上記円筒部7の先端縁部(上端縁部)が上記嵌合支
持面18の軸方向中間部に外嵌され、上記エンコーダ2
が上記位置合わせユニット4cの案内軸11aと同心に
支持される。
【0035】又、この状態で、上記エンコーダ2の芯金
5の円輪部8の軸方向両側面のうち、永久磁石6を添着
した面とは反対面(上面)に、前記押し付け部13aの
先端面(下端面)が突き当てられる。即ち、重錘である
この押し付け部13aは、上記エンコーダ2を上記嵌合
支持部12aに外嵌する際に押し上げられてこの嵌合支
持部12aに対し上方に変位する。そして、上記エンコ
ーダ2を上記嵌合支持部12aに外嵌した状態で、上記
押し付け部13aの一端面(下端面)である押し付け面
19が、上記芯金5の円輪部8の片面(上面)に突き当
たる。この押し付け面19は、上記案内軸11aの中心
軸に対し直交する方向に存在する平坦面である。この
為、上記円筒部7を上記嵌合支持面18の軸方向中間部
に外嵌し、上記押し付け面19を上記円輪部8に突き当
てた状態では、上記円筒部7が上記案内軸11aと同心
に、この円輪部8がこの案内軸11aの中心軸に対し直
交する方向に、それぞれ位置する。
【0036】上述の様にして上記エンコーダ2を上記位
置合わせユニット4cに装着したならば、この位置合わ
せユニット4cを前記着磁ユニット3bに近づけ、上記
案内軸11aをこの着磁ユニット3b側に設けた前記嵌
合部材16の内周面に設置した前記ボールスプライン1
7に挿入する。このボールスプライン17の自由状態で
の内接円の直径d17は、上記案内軸11aの外径D11a
よりも僅かに小さい(d17<D11a )。この為、上記案
内軸11aをボールスプライン17に挿入した状態で、
ボールスプライン17を構成する各玉21、21が上記
着磁ユニット3bの径方向に押された状態となリ、上記
案内軸11aの中心軸とこの着磁ユニット3bの中心軸
とが厳密に一致する。
【0037】この様にして上記案内軸11aの中心軸と
上記着磁ユニット3bの中心軸とを厳密に一致させたな
らば、そのまま上記案内軸11aを更に上記ボールスプ
ライン17内に挿入して、前記嵌合支持部12aに外嵌
支持した上記エンコーダ2の永久磁石6の被着磁面15
を、上記着磁ユニット3bの着磁面9に押し付ける。そ
こで、この状態でこの着磁ユニット3bに設けた着磁コ
イルに通電する事により、上記永久磁石6に着磁する。
この状態では、上記エンコーダ2の回転中心となる上記
円筒部7の中心と上記着磁面9の中心とが一致している
ので、上記永久磁石6の着磁領域は、上記エンコーダ2
の回転中心をその中心とする円輪状の範囲となる。
【0038】着磁後には、上記案内軸11aを上昇させ
れば、上記案内軸11aが前記ボールスプライン17の
内側から抜け出すと共に、上記嵌合支持部12aが上記
芯金5の円筒部7から抜け出す。この際、上記エンコー
ダ2が上記嵌合支持部12aに外嵌された状態のまま上
方に引き上げられるので、前記押し付け部13aにより
上記エンコーダ2を下方に押圧する等により、このエン
コーダ2と上記嵌合支持部12aとを分離させて、着磁
後のエンコーダ2を取り出す。この様にして着磁済のエ
ンコーダ2を前記着磁装置1cから取り出した後、未着
磁のエンコーダ2を前記位置合わせユニット4cに装着
して、同様の動作を繰り返す。
【0039】次に、図2は、請求項1に対応する、本発
明の実施の形態の第2例を示している。本例は、前述の
図6に示した従来構造の第2例に関して、本発明を適用
した場合に就いて示している。この様な本例の場合に
は、エンコーダ2aを構成する円筒部7を、永久磁石6
を添着した円輪部8の外周縁に設けている為、この永久
磁石6を着磁ユニット3bの着磁面9に押し付ける為の
押し付け部を省略している。但し、必要に応じて、上記
円筒部7を外嵌する嵌合支持部12aの外周縁寄り部分
に、この嵌合支持部12aの下面からの突出量を調節自
在な押し付け部を、この嵌合支持部12aとは別体に、
且つ、この嵌合支持部に対する軸方向の変位自在に設け
ても良い。尚、上記嵌合支持部12aの外周面を円すい
状の嵌合支持面18として、位置合わせユニット4dと
エンコーダ2aとの心合わせを行なわせる点、並びに、
上記着磁ユニット3b側に嵌合部材16及びボールスプ
ライン17を設けて、この着磁ユニット3bと上記位置
合わせユニット4dとの位置合わせを行なわせる点は、
上述した第1例の場合と同様であるから、同等部分には
同一符号を付して、重複する説明を省略する。
【0040】次に、図3は、請求項3に対応する、本発
明の実施の形態の第3例を示している。本例は、前述の
図7に示した従来構造の第3例に関して、本発明を適用
した場合に就いて示している。この様な本例の場合に
は、位置合わせユニット4eの嵌合支持部12aの周囲
に配置した押し付け部13bは、この嵌合支持部12a
に外嵌した芯金5bを、永久磁石6aに着磁した後に抜
き取る為の外し治具として機能する。上記嵌合支持部1
2aの外周面を円すい状の嵌合支持面18として、上記
位置合わせユニット4eとエンコーダ2bとの心合わせ
を行なわせる点、並びに、着磁ユニット3c側に嵌合部
材16及びボールスプライン17を設けて、この着磁ユ
ニット3cと上記位置合わせユニット4eとの位置合わ
せを行なわせる点は、前述した第1例の場合と同様であ
るから、同等部分には同一符号を付して、重複する説明
を省略する。
【0041】次に、図4は、請求項3に対応する、本発
明の実施の形態の第4例を示している。本例は、前述の
図8に示した従来構造の第4例に関して、本発明を適用
した場合に就いて示している。押し付け部13bが外し
治具として機能する点、嵌合支持部12aの外周面を円
すい状の嵌合支持面18として、位置合わせユニット4
fとエンコーダ2cとの心合わせを行なわせる点、並び
に、着磁ユニット3c側に嵌合部材16及びボールスプ
ライン17を設けて、この着磁ユニット3cと上記位置
合わせユニット4fとの位置合わせを行なわせる点は、
前述した第1例或は上述した第3例の場合と同様である
から、同等部分には同一符号を付して、重複する説明を
省略する。
【0042】
【発明の効果】本発明のエンコーダの着磁装置は、以上
に述べた通り構成され作用するので、作業性を悪化させ
る事なく、エンコーダの永久磁石にピッチエラーが生じ
ない様に着磁できて、高品質のエンコーダを低コストで
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の第1例を示す縦断面図。
【図2】同第2例を示す縦断面図。
【図3】同第3例を示す縦断面図。
【図4】同第4例を示す縦断面図。
【図5】従来構造の第1例を示す縦断面図。
【図6】同第2例を示す縦断面図。
【図7】同第3例を示す縦断面図。
【図8】同第4例を示す縦断面図。
【符号の説明】 1、1a、1b、1c 着磁装置 2、2a、2b、2c エンコーダ 3、3a、3b、3c 着磁ユニット 4、4a、4b、4c、4d、4e、4f 位置合わせ
ユニット 5、5a、5b、5c 芯金 6、6a、6b 永久磁石 7 円筒部 8 円輪部 9 着磁面 10、10a 案内孔 11、11a 案内軸 12、12a 嵌合支持部 13、13a、13b 押し付け部 14 環状空間 15 被着磁面 16 嵌合部材 17 ボールスプライン 18 嵌合支持面 19 押し付け面 21 玉

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板製で円環状の芯金と、この芯金の
    全周に支持された永久磁石とから成り、このうちの芯金
    は、円輪部と、この円輪部の周縁から軸方向に折れ曲が
    った円筒部とを備え、上記永久磁石は、この円輪部の側
    面にこの円輪部と同心に添着され、側面にS極とN極と
    を円周方向に関して交互に配置した円輪状であるエンコ
    ーダを構成する、上記永久磁石に着磁すべく、一端面を
    着磁面とし、中心部に案内孔を設けた着磁ユニットと、
    この着磁ユニットに対し遠近動自在で、近接時にこの案
    内孔に挿入自在な案内軸と、この案内軸の基端部に設け
    られ、上記円筒部を外嵌する為の嵌合支持部とを備えた
    エンコーダの着磁装置に於いて、上記案内孔の内周面に
    設けられた、自由状態での内接円の直径が上記案内軸の
    外径よりも小さいボールスプラインと、上記嵌合支持部
    の外周面に設けられた、先端部の外径が上記円筒部の内
    径よりも小さく、基端部の外径がこの円筒部の内径より
    も大きい円すい状の嵌合支持面とを備えた事を特徴とす
    るエンコーダの着磁装置。
  2. 【請求項2】 嵌合支持部の周囲に芯金の円輪部に突き
    当たって永久磁石を着磁面に押し付ける押し付け部を設
    けると共に、この押し付け部を上記嵌合支持部に対し軸
    方向移動自在に設置した、請求項1に記載したエンコー
    ダの着磁装置。
  3. 【請求項3】 金属板製の芯金と、この芯金の全周に支
    持された永久磁石とから成り、この芯金は少なくとも円
    筒部を備え、この永久磁石は、この円筒部の外周面に添
    着され、外周面にS極とN極とを円周方向に関して交互
    に配置した円筒状であるエンコーダを構成する、上記永
    久磁石に着磁すべく、片半部の内周面を着磁面とし、他
    半部の中心部に案内孔を設けた着磁ユニットと、この着
    磁ユニットに対し遠近動自在で、近接時にこの案内孔に
    挿入自在な案内軸と、この案内軸の基端部に設けられ
    た、上記芯金を外嵌する為の嵌合支持部とを備えたエン
    コーダの着磁装置に於いて、上記案内孔の内周面に設け
    られた、自由状態での内接円の直径が上記案内軸の外径
    よりも小さいボールスプラインと、上記嵌合支持部の外
    周面に設けられた、先端部の外径が上記円筒部の内径よ
    りも小さく、基端部の外径がこの円筒部の内径よりも大
    きい円すい状の嵌合支持面とを備えた事を特徴とするエ
    ンコーダの着磁装置。
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