JP2003132554A - ディスク装置及びトラックジャンプ方法 - Google Patents

ディスク装置及びトラックジャンプ方法

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JP2003132554A
JP2003132554A JP2001331041A JP2001331041A JP2003132554A JP 2003132554 A JP2003132554 A JP 2003132554A JP 2001331041 A JP2001331041 A JP 2001331041A JP 2001331041 A JP2001331041 A JP 2001331041A JP 2003132554 A JP2003132554 A JP 2003132554A
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track
track jump
jump
distance
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Soichi Yamaguchi
宗一 山口
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Original Assignee
Kenwood KK
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Publication date
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  • Rotational Drive Of Disk (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Moving Of Head For Track Selection And Changing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 確実に目的とするジャンプ先の近傍へ大ジャ
ンプし、迅速に最終目標位置に到達できるようにする。 【解決手段】 トラックジャンプによりピックアップを
移動させるべき距離を算出する手段(ステップ21)を
設け、トラックジャンプに際し、移動させるべき距離が
所定値より大きい場合には、スレッド方向駆動手段の駆
動量とピックアップの移動量との関係、及び移動距離算
出手段により算出される移動距離に基づきスレッド方向
駆動手段を制御するようにする(ステップ25、27、
28)。また、制御手段は、トラックジャンプによるジ
ャンプ先においてディスクから情報を読み取ることがで
きるディスクの回転速度を算出し(ステップ23)、ト
ラックジャンプを行う間に、算出した回転速度となるよ
うにディスクの回転速度を制御するようにする(ステッ
プ26)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク装置及び
トラックジャンプ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスクを回転させながらピッ
クアップをディスク上のトラックに追従させて記録又は
再生を行うディスク装置において、ランダムなアクセス
を行うためには、ピックアップをディスクの半径方向に
移動させるトラックジャンプを行う必要がある。従来、
大きなトラックジャンプである大ジャンプを行うに際し
ては、ピックアップから出力されるRF信号に基づいて
生成されるトラッククロス信号やオフトラッククロス信
号に基づいて、横切るトラックの本数を数えながら、目
標のジャンプ先までピックアップを移動させるようにし
ている。ただし、DVD(デジタルバーサタイルディス
ク)等の場合において大ジャンプを行うときには、ピッ
クアップを一気に移動させるのではなく、途中、何回か
一瞬だけピックアップを停止させ、その位置でのセクタ
IDを読むことにより現在位置を確認しながら目標のト
ラックへ移動させる。大ジャンプの終了後には、トラッ
キングを再開し、CLV(線速度一定)モード等の、デ
ィスクからデータが読み取れるモードに復帰してセクタ
IDを読み取り、目標のトラックか否かを確認する。も
し、目標のトラックでない場合は、さらに1トラックジ
ャンプ等により微調整を行う。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術によれば、ピックアップが横切るトラック
数をカウントするために必要なトラッククロス信号やオ
フトラック信号は、ピックアップから出力されるRF信
号に基づいて作り出されるので、ピックアップの移動速
度やサーボ特性等の影響を受けて変化する。このため、
横切るトラック数のカウントを間違える可能性がある。
また、大ジャンプの終了後にはトラッキングを再開し、
CLVモード等に復帰して、到達位置でのセクタID等
を読み取る必要があるが、元々状態があまり良くなく、
ジッタが大きいようなディスクの場合には、セクタID
等を読み取れるようになるまでに時間がかかってしま
い、結果的に最終目標位置に到達するまでに時間がかか
ってしまうこともありうる。
【0004】そこで本発明の第1の目的は、ディスク装
置及びトラックジャンプ方法において、より確実に目的
とするジャンプ先の近傍へ大ジャンプできるようにする
ことにある。第2の目的は、ディスク装置及びトラック
ジャンプ方法において、より迅速に最終目標位置に到達
できるようにすることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
第1の発明に係るディスク装置は、回転するディスク上
のトラックに対してスレッド方向にピックアップを移動
させるスレッド方向駆動手段と、このスレッド方向駆動
手段を制御してトラックジャンプを行う制御手段とを備
えたディスク装置において、前記制御手段は、前記トラ
ックジャンプにより前記ピックアップを移動させるべき
距離を算出する移動距離算出手段を具備し、前記トラッ
クジャンプに際しては、前記移動させるべき距離が所定
値より大きい場合には、前記スレッド方向駆動手段の駆
動量と前記ピックアップの移動量との関係、及び前記移
動させるべき距離に基づき前記スレッド方向駆動手段を
制御するものであることを特徴とする。
【0006】ここで、ディスク装置に該当するものとし
ては、ディスクのトラックに対してスレッド方向(トラ
ックと交差する方向)にピックアップを移動させること
によりトラックジャンプ(シーク動作)を行うものであ
れば特に制限はなく、たとえば、MD(ミニディス
ク)、CD(コンパクトディスク)、DVD(デジタル
バーサタイルディスク)等の記録又は再生装置等が該当
する。ピックアップを移動させるべき距離が所定値より
大きい場合とは、いわゆる大ジャンプの場合を意味す
る。スレッド方向駆動手段の駆動量としては、たとえ
ば、スレッド方向駆動手段の駆動時間や回転量が該当す
る。
【0007】この構成において、スレッド方向駆動手段
の駆動量とピックアップの移動量との関係に対して、移
動距離算出手段により算出される移動距離を適用すれ
ば、大ジャンプに際してスレッド方向駆動手段を如何な
る駆動量だけ駆動させればよいかが分かる。したがっ
て、制御手段はこの駆動量だけスレッド方向駆動手段を
駆動させることにより、大ジャンプを行うことができ
る。その際、横切るトラック数をオフトラック信号やト
ラッククロス信号に基づいてカウントする必要がないた
め、確実かつ速やかに大ジャンプを行うことができる。
【0008】第2の発明に係るディスク装置は、第1発
明において、前記制御手段は、前記スレッド方向駆動手
段の駆動量とピックアップの移動量との関係として、前
記スレッド方向駆動手段の駆動時間と、前記ピックアッ
プの移動量との関係をあらかじめ求める手段を有するこ
とを特徴とする。
【0009】第3の発明に係るディスク装置は、第1発
明において、前記制御手段は、前記スレッド方向駆動手
段の駆動量とピックアップの移動量との関係として、前
記スレッド方向駆動手段の回転量と、前記ピックアップ
の移動量との関係をあらかじめ求める手段を有すること
を特徴とする。
【0010】第4の発明に係るディスク装置は、第1〜
第3の発明に係るディスク装置において、前記移動距離
算出手段は、前記ピックアップを移動させるべき距離
を、前記ディスクにおけるトラックピッチ、データエリ
アが始まる最内周の半径、及び前記ピックアップの現在
位置からジャンプ先までのトラックの長さに基づいて算
出するものであることを特徴とする。
【0011】第5発明に係るディスク装置は、第1〜第
4のいずれかの発明において、前記制御手段は、前記ト
ラックジャンプによるジャンプ先において前記ディスク
から情報を読み取ることができるディスクの回転速度を
算出する算出手段を有し、前記トラックジャンプを行う
間に、この算出手段により算出される回転速度となるよ
うに前記ディスクの回転速度を制御するものであること
を特徴とする。
【0012】第6の発明に係るディスク装置は、回転す
るディスク上のトラックに対してスレッド方向にピック
アップを移動させるスレッド方向駆動手段と、このスレ
ッド方向駆動手段を制御してトラックジャンプを行う制
御手段とを備えたディスク装置において、前記制御手段
は、前記トラックジャンプによるジャンプ先において前
記ディスクから情報を読み取ることができるディスクの
回転速度を算出する算出手段を有し、前記トラックジャ
ンプを行う間に、この算出手段により算出される回転速
度となるように前記ディスクの回転速度を制御するもの
であることを特徴とする。
【0013】これによれば、トラックジャンプを行う間
に、ディスクの回転速度は、ジャンプ先においてディス
クから情報を読み取ることができる回転速度となるよう
に制御されるため、トラックジャンプの完了後、直ちに
ディスク上の情報を読み取って位置の確認を行うことが
できる。したがって、より迅速に最終目標位置に到達す
ることができる。
【0014】第7の発明に係るトラックジャンプ方法
は、回転するディスク上のトラックに対してスレッド方
向にピックアップをスレッド方向駆動手段によって移動
させることによりトラックジャンプを行うジャンプ方法
において、前記トラックジャンプにより前記ピックアッ
プを移動させるべき距離を算出する移動距離算出工程を
具備し、前記トラックジャンプに際しては、前記移動さ
せるべき距離が所定値より大きい場合には、前記スレッ
ド方向駆動手段の駆動量と前記ピックアップの移動量と
の関係、及び前記移動させるべき距離に基づき、前記ス
レッド方向駆動手段によるピックアップの移動を行うこ
とを特徴とする。
【0015】第8の発明に係るトラックジャンプ方法
は、第7発明において、前記スレッド方向駆動手段の駆
動量とピックアップの移動量との関係として、前記スレ
ッド方向駆動手段の駆動時間と、前記ピックアップの移
動量との関係をあらかじめ求める工程を有することを特
徴とする。
【0016】第9の発明に係るトラックジャンプ方法
は、第7発明において、前記スレッド方向駆動手段の駆
動量とピックアップの移動量との関係として、前記スレ
ッド方向駆動手段の回転量と、前記ピックアップの移動
量との関係をあらかじめ求める工程を有することを特徴
とする。
【0017】第10の発明に係るトラックジャンプ方法
は、第7〜第9のいずれかの発明において、前記移動距
離算出工程では、前記ピックアップを移動させるべき距
離を、前記ディスクにおけるトラックピッチ、データエ
リアが始まる最内周の半径、及び前記ピックアップの現
在位置からジャンプ先までのトラックの長さに基づいて
算出することを特徴とする。
【0018】第11の発明に係るトラックジャンプ方法
は、第7〜第10のいずれかの発明において、前記トラ
ックジャンプによるジャンプ先において前記ディスクか
ら情報を読み取ることができるディスクの回転速度を算
出する算出工程を有し、前記トラックジャンプを行う間
に、この算出工程において算出される回転速度となるよ
うに前記ディスクの回転速度を制御する工程を有するこ
とを特徴とする。
【0019】第12の発明に係るトラックジャンプ方法
は、回転するディスク上のトラックに対してスレッド方
向にピックアップをスレッド方向駆動手段によって移動
させることによりトラックジャンプを行うトラックジャ
ンプ方法において、前記トラックジャンプによるジャン
プ先において前記ディスクから情報を読み取ることがで
きるディスクの回転速度を算出する算出工程を有し、前
記トラックジャンプを行う間に、この算出工程において
算出される回転速度となるように前記ディスクの回転速
度を制御する工程を有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は本発明の一実施形態に係る
DVDプレーヤの主要部を示す。このDVDプレーヤ
は、DVD(デジタルバーサタイルディスク)を回転さ
せるスピンドルモータの回転に応じて出力されるFG信
号に基づいてスピンドルモータの回転数を制御するモー
ド(以下、「FGモード」という。)を有する。ここで
は片面1層のDVDを再生する場合について、かつDV
Dの回転速度が1倍速であると仮定して説明する。
【0021】図1に示すように、このDVDプレーヤ
は、セットされたDVD1を回転させるスピンドルモー
タ2、DVD1から情報を読み取るためのピックアップ
3、回転するDVD1上のトラックと交差するスレッド
方向にピックアップ3を移動させるためのスレッドモー
タ4、スレッドモータ4の駆動力をピックアップ3に伝
えてピックアップ3を前記スレッド方向に移動させるピ
ックアップ移動軸5、スピンドルモータ2及びスレッド
モータ4の駆動制御を行う駆動・制御回路6、並びに、
駆動・制御回路6を制御してトラックジャンプ等を行う
ためのマイコン7を備える。
【0022】マイコン7は、トラックジャンプ時に、ス
レッドモータ4の駆動量とピックアップ3の移動量との
関係、及びトラックジャンプによりピックアップ3を移
動させるべき距離に基づき、ピックアップ3がジャンプ
先のトラック又はその近傍へ移動するように駆動・制御
回路6を制御するものである。駆動・制御回路6は、ま
た、ピックアップ3からのトラッキングエラー信号に基
づき、ピックアップ3のトラッキング機構を制御してト
ラッキングを行ったり、ピックアップ3からのフォーカ
スエラー信号に基づき、ピックアップ3のフォーカス機
構の制御を行ったりする。また、スピンドルモータ2
は、FG(周波数ジェネレータ)を備えており、マイコ
ン7はFG信号に基づいて、駆動・制御回路6をコント
ロールし、スピンドルモータ2の回転速度を制御するこ
とができるようになっている。
【0023】図2は図1のDVDプレーヤにおけるトラ
ックジャンプの処理手順を示すフローチャートである。
DVD1の再生中にセクタIDがAであるA点にさしか
かったときにマイコン7に対し、セクタIDがBである
B点へのジャンプ命令が発せられたとする。すると、マ
イコン7は図2の処理に入り、始めにステップ21にお
いて、A点からB点までのジャンプ距離を計算する。す
なわち、まず、A点及びB点のそれぞれについて、DV
D1の中心からの距離Xを、図3の近似式により求め
る。図3中の(1)式で得られるTは、データエリアの
最初のセクタ(セクタID=Si)から距離Xを求めた
いセクタ(セクタID=S)に至るまでにトラックを横
切る数(以下、「トラック数」という。)である。この
トラック数Tを求める近似式は、データエリアの最初の
セクタから距離Xを求めたい所望のセクタまでのトラッ
クの長さ(S−Si)CLが、データエリアの最内周の
半径Rから当該所望のセクタまで、トラックピッチ毎に
半径が増加する各同心円の長さを加算したものに等しい
と置いて得ることができる。(1)式で得られるTを用
い、(2)式により、DVD1中心から当該所望のセク
タまでの距離Xを得ることができる。このようにして距
離XをA点及びB点のそれぞれについて求め、各距離X
の差として、A点からB点までのジャンプ距離を得るこ
とができる。
【0024】次に、ステップ22において、ジャンプ距
離が所定値以上であるか否かを判定する。所定値以上で
なければステップ30へ進み、従来の方法でA点からB
点へのジャンプを行い、トラックジャンプを終了する。
所定値以上であれば、行うべきトラックジャンプが大ジ
ャンプであるとみなしてステップ23へ進み、次のよう
にしてA点からB点への大ジャンプを行う。
【0025】すなわちまず、ステップ23において、ジ
ャンプ先のB点で瞬時に情報をDVD1から読み出せる
DVD1の回転数、すなわちCLV(線速度一定)モー
ドでのB点での回転数を図4の式を用いて求める。つま
り、(3)式によりB点でのトラックに沿った円周Eを
求め、これを用い、(4)式により、DVD1の1分間
の回転数RPMを求める。ただし、(3)式中のπ、
R、P及びTの意味は、図3の式の場合と同様であり、
トラック数Tの値としては、ステップ21において
(1)式により得たものを用いることができる。
【0026】次に、ステップ24において、フォーカス
はオンのまま、トラッキングだけをオフとして、DVD
1の回転制御をCLVモードからFGモードに移行す
る。FGモードとは、FG信号に基づいてスピンドルモ
ータ2の回転数を制御するモードである。
【0027】次に、ステップ25において、ピックアッ
プ3をA点からB点まで一気に移動させるために、スレ
ッドモータ4の駆動を開始する。この駆動は、一定時間
TMだけ行うが、その間、横切るトラック数のカウント
は行わない。移動方向は、上述の図3の式で求めたディ
スク中心からA点及びB点までの距離を比較することに
よって決定する。すなわち、移動方向は、ディスク中心
からB点までの距離の方がディスク中心からA点までの
距離より大きい場合はDVD1の外周側(図1における
右側)方向となり、逆にディスク中心からB点までの距
離の方がA点までの距離よりも小さい場合は内周側(図
1における左側)方向となる。スレッドモータ4を駆動
させるべき時間TMは、あらかじめ測定しておいた、ス
レッドモータ4の駆動時間とピックアップ3の移動量と
の関係、及びトラックジャンプによりピックアップ3を
移動させるべき距離に基づき、算出する。
【0028】この駆動時間と移動距離との関係は、たと
えばDVD1がDVDプレーヤにセットされると同時
に、所定時間、ピックアップ3をDVD1の内周側から
外周側へ、又は外周側から内周側へ移動させ、その間に
移動する距離を測定することにより、単位距離の移動に
要する時間tとして得ることができる。この所定時間に
おける移動距離は、ピックアップ3の移動開始点及び移
動終了点においてセクタIDを読み、これらのセクタI
Dに基づき、ステップ21においてA点(セクタID:
A)からB点(セクタID:B)までのジャンプ距離を
算出したのと同様にして算出することができる。この測
定に際し、ピックアップ3がたとえばC秒間にY[mm]
移動したとすれば、単位距離の移動に要する時間tはC
/Y[秒/mm]となる。マイコン7はこのようにしてあ
らかじめ得た単位距離の移動に要する時間tと、ステッ
プ21で求めたジャンプ距離とを乗ずることにより、ス
レッドモータ4を駆動させるべき時間TMを得ることが
できる。
【0029】スレッドモータ4の駆動開始後、スレッド
モータ4を駆動させるべき時間TMが経過するまでの間
に、ステップ26において、スピンドルモータ2を制御
してDVD1の回転数をステップ23で求めたB点にお
ける回転速度に合致させる。ジャンプ先のB点において
トラッキングを引き込みやすくし、かつディスク1の回
転制御モードをFGモードからCLVモードへスムーズ
に移行できるようにするためである。
【0030】ステップ27においてスレッドモータ4を
駆動させるべき時間TMが経過したことを検出すると、
スレッドモータ4を停止させる。これにより、ピックア
ップ3はB点もしくはその近傍に到達したことになるの
で、ただちにステップ28において、トラッキングをオ
ンし、ディスクの回転制御をFGモードからCLVモー
ドに移行する。これにより、トラックジャンプ処理を終
了する。なおこの後、セクタIDを読み取り、その結果
に基づいて1トラックジャンプ等を行うことにより、B
点に正確に到達することができる。
【0031】本実施形態によれば、横切るトラック数を
カウントすることなく、ジャンプ開始からの経過時間が
時間TMに達したことのみに基づいてスレッドモータ4
を停止させることにより、ピックアップ3を大ジャンプ
先のB点又はその近傍に到達させるるようにしたため、
オフトラック信号やトラッククロス信号を用いる必要な
く大ジャンプを行うことができる。したがって、状態の
良否にかかわらずどのようなDVDの場合でも確実に目
標トラック又はその近傍まで大ジャンプを行うことがで
きる。また、大ジャンプを従来の方法より短時間で行う
ことができる。
【0032】また、ジャンプ開始から時間TMが経過し
てB点又はその近傍に到達するまでの間にB点でのCV
LモードにおけるDVD1の回転数に合致するようにス
ピンドルモータ2の回転数を制御し、B点に達したとき
直ちに情報が読み取れるようにしたため、B点に到達し
たと同時にトラッキングを引き込み、CLVモードへ移
行することができる。したがって、DVD1上の情報の
サーチを正確かつ迅速に行うことができる。
【0033】また、DVDプレーヤにDVD1をセット
する毎にピックアップ3の単位距離当りの移動時間tを
測定するようにしているため、種々のばらつきを吸収
し、ばらつきに起因する単位距離当りの移動時間tの変
化に対応することができる。
【0034】なお、本発明は上述の実施形態に限定され
ることなく適宜変形して実施することができる。たとえ
ば、上述の実施形態では、DVDプレーヤにDVD1を
セットする毎にピックアップ3の単位距離当りの移動時
間tを測定するようにしているが、この代わりに、使用
者が、DVDプレーヤにDVD1をセットする毎にその
測定を行うか否かを選択できるようにしもよい。この場
合、使用者は、測定を行わない方を選択することによ
り、測定に要する時間だけ、DVD1をDVDプレーヤ
にセットしてから再生を開始するまでの時間を短縮する
ことができる。マイコン7は、測定を行わない方の選択
が継続されている間は、最後に測定した値をクリアする
ことなく保持し、その値を大ジャンプに際して使用す
る。
【0035】また上述においては、スレッドモータ4の
駆動量とピックアップ3の移動量との関係を表す量とし
て、単位距離当りの移動時間tを用いたが、この代わり
に、スレッドモータ4の回転量とピックアプ3の移動距
離との関係を用いるようにしてもよい。この関係は、た
とえば、スレッドモータ4としてその回転量に応じたF
Gパルスを出力するものを使用し、FGパルスに基づく
スレッドモータ4の回転量と、対応するピックアップ3
の移動距離を測定することにより得ることができる。ま
た、回転量を知り、制御できれば、FGパルスを出力す
るものに限らず、どのようなモータでもスレッドモータ
4として用いることができる。
【0036】また、上述においては、DVD1として片
面1層のDVDを用いているが、この代わりに、片面2
層のDVDを用いても、同様にして大ジャンプを行うこ
とができる。ただしこの場合、データエリアの最初のセ
クタからのトラック数Tを求める図3の(1)式が片面
1層の場合と若干異なる。また、片面2層パラレルトラ
ックパスの場合と片面2層オポジットトラックパスの場
合でも若干異なる。
【0037】また、上述においては、DVDを対象とし
ているが、この代わりに、他のMD(ミニディスク)、
CD(コンパクトディスク)等のディスクを対象として
本発明を適用することもできる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ト
ラックジャンプに際し、ピックアップを移動させるべき
距離が所定値より大きい場合には、スレッド方向駆動手
段の駆動量とピックアップの移動量との関係、及び前記
移動させるべき距離に基づきスレッド方向駆動手段を制
御するようにしたため、確実かつ迅速に目的とするジャ
ンプ先又はその近傍へ大ジャンプすることができる。
【0039】また、トラックジャンプを行う間に、ジャ
ンプ先においてディスクから情報を読み取ることができ
る回転速度となるようにディスクの回転速度を制御する
ようにしたため、迅速に最終目標位置に到達することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るDVDプレーヤの主
要部を示す図である。
【図2】図1のDVDプレーヤにおけるトラックジャン
プの処理手順を示すフローチャートである。
【図3】DVDの中心から所望のセクタID(=S)ま
での距離Xを求める近似式を示す図である。
【図4】ジャンプ先で情報を読み出せるDVDの回転速
度を求める式を示す図である。
【符号の説明】
1:DVD、2:スピンドルモータ、3:ピックアッ
プ、4:スレッドモータ、5:ピックアップ移動軸、
6:駆動・制御回路、7:マイコン。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転するディスク上のトラックに対して
    スレッド方向にピックアップを移動させるスレッド方向
    駆動手段と、このスレッド方向駆動手段を制御してトラ
    ックジャンプを行う制御手段とを備えたディスク装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記トラックジャンプにより前記ピッ
    クアップを移動させるべき距離を算出する移動距離算出
    手段を具備し、前記トラックジャンプに際しては、前記
    移動させるべき距離が所定値より大きい場合には、前記
    スレッド方向駆動手段の駆動量と前記ピックアップの移
    動量との関係、及び前記移動させるべき距離に基づき前
    記スレッド方向駆動手段を制御するものであることを特
    徴とするディスク装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記スレッド方向駆動
    手段の駆動量とピックアップの移動量との関係として、
    前記スレッド方向駆動手段の駆動時間と、前記ピックア
    ップの移動量との関係をあらかじめ求める手段を有する
    ことを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記スレッド方向駆動
    手段の駆動量とピックアップの移動量との関係として、
    前記スレッド方向駆動手段の回転量と、前記ピックアッ
    プの移動量との関係をあらかじめ求める手段を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記移動距離算出手段は、前記ピックア
    ップを移動させるべき距離を、前記ディスクにおけるト
    ラックピッチ、データエリアが始まる最内周の半径、及
    び前記ピックアップの現在位置からジャンプ先までのト
    ラックの長さに基づいて算出するものであることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記トラックジャンプ
    によるジャンプ先において前記ディスクから情報を読み
    取ることができるディスクの回転速度を算出する算出手
    段を有し、前記トラックジャンプを行う間に、この算出
    手段により算出される回転速度となるように前記ディス
    クの回転速度を制御するものであることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 回転するディスク上のトラックに対して
    スレッド方向にピックアップを移動させるスレッド方向
    駆動手段と、このスレッド方向駆動手段を制御してトラ
    ックジャンプを行う制御手段とを備えたディスク装置に
    おいて、 前記制御手段は、前記トラックジャンプによるジャンプ
    先において前記ディスクから情報を読み取ることができ
    るディスクの回転速度を算出する算出手段を有し、前記
    トラックジャンプを行う間に、この算出手段により算出
    される回転速度となるように前記ディスクの回転速度を
    制御するものであることを特徴とするディスク装置。
  7. 【請求項7】 回転するディスク上のトラックに対して
    スレッド方向にピックアップをスレッド方向駆動手段に
    よって移動させることによりトラックジャンプを行うト
    ラックジャンプ方法において、 前記トラックジャンプにより前記ピックアップを移動さ
    せるべき距離を算出する移動距離算出工程を具備し、前
    記トラックジャンプに際しては、前記移動させるべき距
    離が所定値より大きい場合には、前記スレッド方向駆動
    手段の駆動量と前記ピックアップの移動量との関係、及
    び前記移動させるべき距離に基づき、前記スレッド方向
    駆動手段によるピックアップの移動を行うことを特徴と
    するトラックジャンプ方法。
  8. 【請求項8】 前記スレッド方向駆動手段の駆動量とピ
    ックアップの移動量との関係として、前記スレッド方向
    駆動手段の駆動時間と、前記ピックアップの移動量との
    関係をあらかじめ求める工程を有することを特徴とする
    請求項7に記載のトラックジャンプ方法。
  9. 【請求項9】 前記スレッド方向駆動手段の駆動量とピ
    ックアップの移動量との関係として、前記スレッド方向
    駆動手段の回転量と、前記ピックアップの移動量との関
    係をあらかじめ求める工程を有することを特徴とする請
    求項7に記載のトラックジャンプ方法。
  10. 【請求項10】 前記移動距離算出工程では、前記ピッ
    クアップを移動させるべき距離を、前記ディスクにおけ
    るトラックピッチ、データエリアが始まる最内周の半
    径、及び前記ピックアップの現在位置からジャンプ先ま
    でのトラックの長さに基づいて算出することを特徴とす
    る請求項7〜9のいずれかに記載のトラックジャンプ方
    法。
  11. 【請求項11】 前記トラックジャンプによるジャンプ
    先において前記ディスクから情報を読み取ることができ
    るディスクの回転速度を算出する算出工程を有し、前記
    トラックジャンプを行う間に、この算出工程において算
    出される回転速度となるように前記ディスクの回転速度
    を制御する工程を有することを特徴とする請求項7〜1
    0のいずれかに記載のトラックジャンプ方法。
  12. 【請求項12】 回転するディスク上のトラックに対し
    てスレッド方向にピックアップをスレッド方向駆動手段
    によって移動させることによりトラックジャンプを行う
    トラックジャンプ方法において、 前記トラックジャンプによるジャンプ先において前記デ
    ィスクから情報を読み取ることができるディスクの回転
    速度を算出する算出工程と、前記トラックジャンプを行
    う間に、この算出工程において算出される回転速度とな
    るように前記ディスクの回転速度を制御する工程とを有
    することを特徴とするトラックジャンプ方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1303590C (zh) * 2003-08-26 2007-03-07 株式会社东芝 光盘设备、光盘再现方法以及光盘

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN1303590C (zh) * 2003-08-26 2007-03-07 株式会社东芝 光盘设备、光盘再现方法以及光盘

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