JP2003131466A - 濃度測定装置の被測定物位置決め方法、濃度測定装置及び濃度測定用被測定物 - Google Patents

濃度測定装置の被測定物位置決め方法、濃度測定装置及び濃度測定用被測定物

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JP2003131466A
JP2003131466A JP2001327289A JP2001327289A JP2003131466A JP 2003131466 A JP2003131466 A JP 2003131466A JP 2001327289 A JP2001327289 A JP 2001327289A JP 2001327289 A JP2001327289 A JP 2001327289A JP 2003131466 A JP2003131466 A JP 2003131466A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 濃度測定光学系の濃度測定位置に精度よく位
置決めする。 【解決手段】 色パッチチャート202が定常速度で搬
送されながら挿入され、まずその先端部を検出すること
で、低速送りとなり、前記挿入先端側の基準位置指針パ
ッチ216を検出することで、パルスモータのパルス値
をリセットし、ここから、所定のパルス数に基づいて搬
送(コマ送り)される搬送方向後端側に位置する基準位
置指針パッチ218は、上記パルス制御によるコマ送り
制御が、搬送系のスベリ等の誤差を認識するためのもの
である。色パッチ部214の各色パッチの搬送方向長さ
は、均等ではなく、意図的に徐々に長くしている。これ
は、パルス搬送制御による搬送誤差をある程度補償する
ものであり、搬送方向後方に行けば行くほど誤差が累積
されるため、これに対応して前記搬送方向長さを変更し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、予め基準濃度とな
るように印画された複数の画像が記録された被測定物、
この被測定物を各画像が所定の位置となるようにコマ送
りしながら光源によって照明し、当該被測定物からの反
射光を光電変換素子によって読取り、読取結果から各画
像の濃度を得る濃度測定光学系を備えた濃度測定装置、
並びに前記被測定物を位置決めするための位置決め方法
に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
画像を記録する画像記録装置では、画像記録時の色再現
性を補償するために、使用される記録紙の交換時(種類
が変わらなくても、マガジンを交換したときも含む)
に、予め記憶していた各色毎に数段階の濃度の異なるパ
ターンデータに基づいて、画像記録処理を行い、この結
果出力された記録紙を色パッチチャートとして適用す
る。色パッチチャートは、装置に設けられた濃度測定装
置によって数段階の濃度で記録された各色のパッチの濃
度が測定される。ここで、前記基準となるパターンデー
タの濃度値と、測定値とを比較しその結果、差が生じた
場合には、この差を補正するための補正データを作成
し、装置内のメモリ等にインップットしておく。
【0003】その後、通常の画像処理の際に入力される
画像データを前記補正データで補正する。これにより、
画像データに対する色再現性を常に適正状態に維持する
ことができ、色再現性不良等の画質の低下等を防止する
ことができる。
【0004】ここで、上記濃度測定装置では、色パッチ
チャートを搬送する際の位置決め基準として、色パッチ
チャートの先端をマイクロスイッチやフォトインタラプ
タ等のセンサーにより検出し、この先端を基準としてパ
ルス制御で搬送することで、各パッチのほぼ中心部と濃
度測定光学系の光軸とが一致するように制御していた。
【0005】しかしながら、色パッチチャートの先端を
基準とすると、前記先端を検出する検出センサーの取り
付け精度が悪かったり、経時的に変動すると、このセン
サ位置と濃度測定光学系の光軸位置とがずれ、これが位
置ずれの原因となる。また、色パッチチャートと、この
色パッチチャートに記録される濃度パターンとの相対位
置がずれると、センサー検出位置を基準としても、精度
よく各パッチを位置決めすることができず、正確な濃度
測定ができない。
【0006】本発明は上記事実を考慮し、濃度測定光学
系の濃度測定位置に精度よく位置決めすることができる
被測定物、濃度測定装置の被測定物位置決め方法、濃度
測定装置を得ることが目的である。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、画像が記
録された被測定物を用い、この被測定物を各画像が所定
の位置となるように搬送しながら光源によって照明し、
当該被測定物からの反射光又は透過光を光電変換素子に
よって読取り、読取結果から各画像の濃度を得る濃度測
定光学系を備えた濃度測定装置に用いられ、前記被測定
物を位置決めするための位置決め方法であって、前記被
測定物に記録された画像を前記濃度測定光学系の光軸上
に位置決めする際に、当該濃度測定光学系の濃度測定機
能を用いることを特徴としている。
【0008】第1の発明によれば、画像の各濃度を測定
する濃度測定系を被測定物の位置決め用にも摘要するこ
とで、被測定物位置決め用のセンサを省略でき、かつこ
の位置決め用のセンサが存在した場合における濃度測定
位置との相対位置を精度良く管理する必要がなくなる。
【0009】なお、ここでいう「画像」には、「濃度測
定用画像(一例として、濃度パターン)」と「位置決め
パッチ」と「位置ずれ確認用パッチ」とが含まれる。
【0010】また、被測定物の搬送方向の端部と、各画
像のずれを補正できるため、前記各画像の搬送方向の中
心位置での濃度を測定することができる。
【0011】この第1の発明において、前記被測定物の
画像よりも搬送方向先頭側に、位置決め用画像を設け、
前記濃度測定光学系によるこの位置決め用画像の検出位
置を基準位置として位置決めを行うことを特徴としてい
る。
【0012】すなわち、位置決め用画像は、画像と同時
に記録されるため、画像との相対位置が確実に一致して
おり、この位置決め用画像を搬送基準位置とすること
で、精度よい搬送が可能となる。
【0013】なお、位置決め用画像は高濃度であること
が好ましい。濃度測定光学系による検出を確実とするた
めである。
【0014】また、この第1の発明において、前記被測
定物の画像よりも搬送方向後方側に、前記位置決め用画
像に対して所定の距離とされた位置ずれ確認用画像を設
け、前記位置決め用画像を基準とする位置決めによる各
画像の濃度測定終了後における所定の搬送位置で、当該
位置確認用画像を検出するか否かによって、位置ずれを
判断する、ことを特徴としている。
【0015】位置決めのための検出の精度は上記請求項
1又は請求項2によって確実となるが、例えば、搬送系
に搬送ローラ対を用いた場合、搬送時にスベリを生じる
ことがある。このため、位置決め用画像と同様に、搬送
方向後方側に位置確認用画像を設けておくことで、濃度
測定の終了後に位置ずれがあったか否かを確認すること
ができる。
【0016】なお、位置確認用画像は高濃度であること
が好ましい。濃度測定光学系による検出を確実とするた
めである。
【0017】また、前記被測定物の画像が、2色以上の
画像で構成され、それぞれの色に対応して発色する光源
を備えている場合に、当該光源を制御して、前記位置決
め用画像を照射する発光色と、隣接する先頭の画像に対
して照射する発光色と、を異ならせることを特徴として
いる。
【0018】画像が2色以上、例えばカラーの場合に、
位置決め用画像を照射する光源の発光色と、これに隣接
する画像に適用する光源の発光色と、を異ならせること
で、前記位置決め用画像の位置を誤って読み取ってしま
うという読取りの誤認を防止することができる。
【0019】さらに、前記被測定物の画像が、2色以上
の画像で構成され、それぞれの色に対応して発色する光
源を備えている場合に、当該光源を制御して、前記位置
確認用画像を照射する発光色と、隣接する先頭の画像に
対して照射する発光色と、を異ならせることを特徴とし
ている。
【0020】画像が2色以上、例えばカラーの場合に、
位置確認用パッチ部を照射する光源の発光色と、これに
隣接する画像に適用する光源の発光色とを異ならせるこ
とで、前記位置確認用画像の位置を誤って読み取ってし
まうという読取りの誤認を防止することができる。
【0021】上記第1の発明において、前記被測定物に
記録された各画像の搬送方向寸法が異なる寸法とされて
いることを特徴としている。
【0022】この場合、前記各画像の寸法が搬送方向先
頭側から後方側にかけて順次又は段階的に増加している
ことを特徴としている。
【0023】例えば、搬送ローラ対で挟持して被測定物
を搬送する場合、すべりが生じる場合がある。この傾向
は、濃度測定装置特有の機差として現れる場合と、定常
的或いは非定常的に起きる場合とがある。濃度測定装置
特有の機差の場合は、予めこの機差を考慮して、各画像
(一例として、パッチ)の搬送方向寸法を機差に合わせ
て異なる寸法とすればよい。一方、定常的或いは非定常
的に起きるずれは、被測定物の後方に行くに従い、ずれ
量が累積されることになる。そこで、予め各画像(一例
として、パッチ)の搬送方向寸法を、先頭側から後方側
にかけて順次又は段階的に増加させておくことで、ずれ
に対応することができる。ここで、各画像(一例とし
て、パッチ)には、前記被測定物における搬送方向の位
置を示す想像上の基準線が、前記搬送方向と垂直に設け
られている。前記基準線に対して、搬送方向の前方及び
後方に同じ幅を持たせ、前記幅によって形成される当該
各画像(一例として、パッチ)の搬送方向の長さが前記
搬送方向寸法となる。
【0024】第2の発明は、画像が記録された被測定物
を用い、この被測定物を各画像が所定の位置となるよう
に搬送しながら光源によって照明し、当該被測定物から
の反射光又は透過光を光電変換素子によって読取り、読
取結果から各画像の濃度を得る濃度測定光学系を備えた
濃度測定装置であって、前記被測定物が、前記画像より
も搬送方向先頭側に位置決め用画像が設けられると共
に、前記画像よりも搬送方向後方側に位置確認用画像が
設けられ、前記位置決め用画像と位置確認用画像とが、
前記画像の濃度を測定する濃度測定光学系によって検出
される、ことを特徴としている。
【0025】第2の発明によれば、被測定物に画像と同
時に記録される位置決め用画像と、位置確認用画像と、
を設けることで、濃度測定光学系での位置決め制御がで
き、高精度な搬送が可能となる。
【0026】第3の発明は、画像が記録され、搬送手段
による搬送で当該画像が濃度測定光学系によって濃度測
定される濃度測定用被測定物であって、前記画像よりも
搬送方向先頭側に設けられ、前記濃度測定光学系で検出
することで、前記搬送手段の搬送基準となる位置決め用
画像と、前記画像よりも搬送方向後方側に設けられ、前
記濃度測定光学系で検出することで、前記搬送手段の搬
送精度の確認用となる位置確認用画像と、を有してい
る。
【0027】第3の発明によれば、濃度測定装置の濃度
測定光学系により位置決めが可能な被測定物の発明であ
り、位置決め用の画像及び位置確認用の画像を設け、上
記濃度測定光学系でこの画像を検出することで、位置決
め精度を向上することができる。
【0028】この第3の発明において、前記画像が、当
該個々の画像の搬送方向寸法が、搬送方向先頭側から後
方側にかけて順次又は段階的に増加するように記録され
ていることを特徴としている。
【0029】これにより、搬送系の機械的な要素に基づ
くずれ(例えば、搬送ローラ対で被測定物を挟持搬送す
る場合のすべり等)を補償することができる。
【0030】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態では、本発明
が、感光材料を用いた露光装置へ適用された場合につい
て説明する。 (全体構成)図1には本発明に係る画像記録装置10の
概略全体構成図が示されており、図2には画像記録装置
10の外観斜視図が示されている。この画像記録装置1
0は、熱現像感光材料へ画像を露光し、かつ受像材料へ
熱現像転写して画像を形成する装置である。
【0031】画像記録装置10は全体として箱型に構成
されており、機台12には、前面扉12A、側面扉12
B等が取り付けられている。各扉を開放することにより
機台12内を露出状態とすることができる。
【0032】また、画像記録装置10の機台12の上部
には、外部から画像信号を受取って、その画像信号を本
装置のファイル形式に変換したり、画像サイズ、色味や
濃度を調整するための画像処理部13と画像記録部15
とが設けられている。
【0033】一方、画像記録装置10の機台12内には
感材マガジン20が配置されており、感光材料22がロ
ール状に巻取られて収納されている。この感光材料22
は、引出し時に感光(露光)面が装置の右斜め下方へ向
けられる。
【0034】感材マガジン20の感光材料取出し口20
A近傍には、引出しローラとしてのニップローラ24が
配置されている。このニップローラ24は、回転するこ
とにより感材マガジン20から感光材料22を引き出し
て搬送することができる。なお、ニップローラ24によ
る感光材料22の引出し搬送速度は、例えば50mm/sec
となっている。
【0035】ニップローラ24の上方には、カッタ26
が配置されており、ニップローラ24によって感材マガ
ジン20から所定長さ引き出された感光材料22を切断
することができる。なお、カッタ26の作動後にはニッ
プローラ24が逆転し、このニップローラ24に感光材
料22の先端部が僅かにニップされる程度まで巻き戻さ
れるようになっている。
【0036】カッタ26の上方には、搬送ローラ28、
搬送ローラ30、及びガイド板32が配置されており、
所定長さに切断された感光材料22を露光部34へ搬送
することができる。
【0037】露光部34は搬送ローラ36と搬送ローラ
38との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料22が通過するとき
に、前記画像処理部13からの光ビームが搬送方向と直
交する方向に走査(主走査)されるようになっている。
【0038】露光部34の側方にはスイッチバック部7
0が設けられており、また、露光部34の下方には水塗
布部72が設けられている。感材マガジン20から上昇
し露光部34にて走査露光された感光材料22は、一旦
スイッチバック部70へ送り込まれた後に、搬送ローラ
36、搬送ローラ38及び搬送ローラ30の逆回転によ
って、再び露光部34を通過し、搬送ローラ30の直下
に設けられた分岐部74を経て水塗布部72へ送り込ま
れる構成である。
【0039】水塗布部72では塗布タンク76が配置さ
れている。塗布タンク76は皿状に形成されており、内
部には画像形成用溶媒としての水が充填される。塗布タ
ンク76の感光材料22搬送方向上流側の端部には供給
ローラ78が配置されており、さらに、感光材料22搬
送方向下流側の端部には一対のスクイズローラ80が配
置されている。
【0040】また、塗布タンク76の上方には、塗布タ
ンク76に対向してガイド板82が取り付けられてい
る。感光材料22は、ガイド板82と塗布タンク76と
の間へ送り込まれて水が塗布され、さらに、スクイズロ
ーラ80により挟持搬送されることによって余分な水が
除去される。
【0041】また、ガイド板82の上部にはセラミック
ヒータが取り付けられており、水を昇温(例えば、40
±3℃)させて塗布タンク76内へ充填することができ
る。
【0042】水塗布部72の側方には熱現像転写部90
が配置されており、水塗布された(スクイズローラ80
を通過した後の)感光材料22が送り込まれるようにな
っている。
【0043】一方、感材マガジン20の側方の機台12
には受材マガジン92が配置されており、受像材料94
がロール状に巻取られて収納されている。受像材料94
の幅方向寸法は感光材料22よりも小さく(例えば、1
27mm)形成されている。また、受像材料94は、引出
し時に画像形成面が装置の右斜め下方へ向けられる。
【0044】受材マガジン92の受像材料取出し口92
A近傍には、ニップローラ96が配置されており、受材
マガジン92から受像材料94を引き出して搬送するこ
とができると共に、そのニップを解除することができ
る。
【0045】ニップローラ96の上方にはカッタ98が
配置されている。カッタ98は前述の感光材料用のカッ
タ26と同様に、受材マガジン92から引き出された受
像材料94を感光材料22よりも短い長さに切断するよ
うになっている。
【0046】カッタ98の上方には、感材マガジン20
の側方に位置して、搬送ローラ100、搬送ローラ10
2、及びガイド板104A、104Bが配置されてお
り、所定長さに切断された受像材料94を熱現像転写部
90へ搬送できる。
【0047】屈曲案内ローラ132の材料供給方向下流
側の加熱ドラム110の略下方には、剥離爪134が回
動可能に軸支されており、さらに、ピンチローラ136
が配置されている。
【0048】剥離爪134は加熱ドラム110の外周に
対応しており、前述のカム116の作動によって加熱ド
ラム110に接離可能となっている。剥離爪134が加
熱ドラム110に当接した状態では、無端圧接ベルト1
12と加熱ドラム110との間で挟持搬送される感光材
料22と受像材料94のうち、所定長さ先行した状態で
重ね合わされた感光材料22の先端部のみに係合し、こ
の先端部を加熱ドラム110の外周から剥離させること
ができる。一方、ピンチローラ136は、剥離爪134
に連動して作動され、剥離爪134が加熱ドラム110
から離間した状態では前記屈曲案内ローラ132に所定
の圧力(例えば、600g)で圧接される。したがっ
て、剥離爪134によって剥離された感光材料22は、
ピンチローラ136によって押圧されながら屈曲案内ロ
ーラ132に巻き掛けられ、側方へ移動される構成であ
る。
【0049】屈曲案内ローラ132及び剥離爪134の
側方にはガイド板138が配置されており、さらに、ガ
イド板138の先端部には、感材排出ローラ140、バ
ックアップローラ142、及びガイドローラ144が配
置されている。感材排出ローラ140は、互いに噛み合
った一対の所謂コルゲーションローラとされており、さ
らに、バックアップローラ142は一方の感材排出ロー
ラ140に接している。これにより、屈曲案内ローラ1
32に巻き掛けられながら側方へ移動される感光材料2
2を、更に搬送して廃棄感光材料収容箱146へ集積で
きる。なお、感材排出ローラ140の回転速度は、加熱
ドラム110の回転周速度よりも1〜3%速くなるよう
に設定されており、感光材料22が弛んでガイド板13
8に貼り付くことを防止している。
【0050】剥離爪134の側方の加熱ドラム110直
下には、加熱ドラム110に対応して第2の剥離搬送部
150が配置されている。この第2の剥離搬送部150
においては、加熱ドラム110直下に、剥離ローラ15
2及び剥離爪154が配置されている。剥離ローラ15
2は、シリコンゴム製のゴムローラで表面荒さは12.
5S以下とされており、駆動モータの駆動力を伝達され
て回転するようになっている。また、剥離ローラ152
は加熱ドラム110の外周に所定の圧力(例えば、40
0g)で圧接されている。このため、剥離ローラ152
は、加熱ドラム110と共に移動する受像材料94を、
剥離爪154と共に作用して加熱ドラム110の外周か
ら剥して屈曲案内することができる。
【0051】剥離ローラ152及び剥離爪154の下方
にはガイド板156及び受材排出ローラ158が配置さ
れており、剥離ローラ152および剥離爪154によっ
て加熱ドラム110から剥離された受像材料94を案内
搬送することができる。さらに、受材排出ローラ158
の側方には、受材ガイド160、受材排出ローラ16
2、受材排出ローラ164、及びガイドローラ166が
配置されており、受材排出ローラ158によって搬送さ
れる受像材料94をさらに搬送してトレイ168へ排出
することができる。 (濃度測定機能)上記画像記録装置10には、感光材料
22又は受像材料94の何れかのマガジン20、92を
交換したとき、又は使用者の任意の操作により、キャリ
ブレーションを行う機能を有している。図3には、この
濃度測定機能ブロック図が示されている。
【0052】画像記録装置10の画像処理部13には、
基準データ記憶部200が設けられ、予め定められた基
準の画像データが記憶されている。この基準画像データ
に基づいて、画像記録処理がなされることになるが、あ
るその結果は、図4に示す色パッチチャート202とし
ての受像材料94に転写され、出力されるようになって
いる。この色パッチチャート202のフォームについて
は後述する。
【0053】基準データ記憶部200に記憶された基準
画像データは、画像記録のための画像データとして画像
データ出力部204へ送られる。これにより、前記画像
記録装置が可動し、感光材料22への走査露光、受像材
料への熱現像転写等の各処理が施され、色パッチチャー
ト202としての受像材料92が出力される。
【0054】装置本体の画像記録処理で作成された色パ
ッチチャート202は、濃度測定部206において各色
のパッチ毎の濃度データを測定し、この測定結果は、比
較部208へ送られる。比較部208には、予め定めら
れた基準濃度データ記憶部200から基準濃度データが
入力されており、測定データと比較される。
【0055】比較部208での比較結果は補正データ演
算部210へ送出され、前記基準画像データに対する補
正データが演算され、補正データ記憶部212に記憶さ
れる。 (色パッチチャート)図4には、色パッチチャート20
2の平面図が示されている。この色パッチチャート20
2は、1列の帯状に各色毎に段階的に濃度調整された画
像が配列されている。その順番は、本実施の形態では、
C(シアン)色の高濃度から低濃度までの6段階画像
(図4に示すC1乃至C6)、続いて、M(マゼンタ)
色の高濃度から低濃度までの6段階画像(図4に示すM
1乃至M6)、さらに続いてY(イエロー)色の高濃度
から低濃度までの6段階画像(図4に示すY1乃至Y
6)が隙間なく緊密に設けられている。
【0056】この帯状の色パッチ部214の先端部と後
端部とには、それぞれ黒色の基準位置指針パッチ21
6、218が設けられている。
【0057】画像記録装置10の上面には、濃度測定装
置220が設けられており、この濃度測定装置220で
は、後述するように、色パッチチャート202が定常速
度で搬送されながら挿入され、まずその先端部を検出す
ることで、低速送りとなり、前記挿入先端側の基準位置
指針パッチ216を検出する(実際には、基準位置指針
パッチ216の搬送方向幅寸法(4.5mm)の中心
部)ことで、パルスモータのパルス値をリセットし、こ
こから、所定のパルス数に基づいてコマ送りされるよう
になっている。
【0058】すなわち、上記コマ送りの停止時に、各色
のパッチが濃度測定位置に停止されるように制御され
る。これにより、色パッチチャート202の搬送方向の
端部と、各々の色パッチのずれを補正できるため、前記
各々の色パッチの搬送方向の中心位置での濃度を測定す
ることができる。
【0059】一方、搬送方向後端側に位置する基準位置
指針パッチ218は、上記パルス制御によるコマ送り制
御が、搬送系のスベリ等の誤差を認識するためのもので
あり、パルス制御による移動量と、実際にこの後端側の
基準位置指針パッチ218を検出するまでの移動量との
差に所定位置の差が生じた場合には、搬送不良として判
断することができる。なお、この搬送方向後端側の基準
位置指針パッチ218の搬送方向幅寸法は14mmであ
る。
【0060】ところで、本実施の形態における色パッチ
部214の各色パッチの搬送方向長さは、均等ではな
く、意図的に徐々に長くしている。これは、パルス搬送
制御による搬送誤差をある程度補償するものであり、搬
送方向後方に行けば行くほど誤差が累積されるため、こ
れに対応して前記搬送方向長さを変更している。本実施
の形態に適用される搬送方向の寸法は、図4に示される
如く、4種類の寸法A乃至Dとされ、その関係はA<B
<C<Dとなっている。ここで、各パッチには、前記色
パッチチャート202における搬送方向の位置を示す想
像上の基準線(図4の二点破線)が、前記搬送方向と垂
直に設けられている。前記基準線に対して、搬送方向の
前方及び後方に同じ幅を持たせ、前記幅によって形成さ
れる当該パッチの搬送方向の長さが前記搬送方向の寸法
となる。なお、幅方向寸法は全て同一である。また、具
体的な搬送方向寸法A乃至Dは、A=13mm、B=1
4mm、C=15mm、D=17mmである。また、色
パッチチャート202の搬送方向先端から搬送方向先端
側の基準位置指針パッチ216の先端エッジまでは、1
0.25mmである。
【0061】また、後述するLEDチップ282から出
射される光により、前記基準位置指針パッチ216を照
射する発光色と色パッチ部214の搬送方向の最前方に
位置する色パッチ(図4に示すC1)に対して照射する
発光色とが同じであるとすると、前記基準位置指針パッ
チ216の位置を誤って読取ってしまう場合がある。そ
こで、後述するLEDチップ282には、それぞれの色
に対応して発光する、後述する発光チップ282R、2
82G、282Bが備えられている。すなわち、前記発
光チップ282R、282G、282Bを制御し、前記
基準位置指針パッチ216を照射する発光色と、前記色
パッチ部214における色パッチC1に照射する発光色
と、が異なるようにしている。これにより、前記基準位
置指針パッチ216の位置を誤って読み取ってしまうと
いう読取りの誤認を防止している。
【0062】さらに、後述するLEDチップ282から
出射される、前記基準位置指針パッチ218を照射する
発光色と色パッチ部214の搬送方向の最後方に位置す
る色パッチ(図4に示すY6)に対して照射する発光色
とが同じであるとすると、前記基準位置指針パッチ21
8の位置を誤って読取ってしまう場合がある。そこで、
後述するLEDチップ282には、それぞれの色に対応
して発色する、後述する発光チップ282R、282
G、282Bが備えられている。すなわち、前記発光チ
ップ282R、282G、282Bを制御し、前記基準
位置指針パッチ218を照射する発光色と、前記色パッ
チ部214における色パッチY6に照射する発光色と、
が異なるようにしている。これにより、前記基準位置指
針パッチ218の位置を誤って読み取ってしまうという
読取りの誤認を防止している。 (濃度測定装置の構造)図2に示される如く、濃度測定
装置220は、上面パネルの図2の左サイド設けられた
平面部222に配設されている。濃度測定装置220
は、ベース部224とこのベース部224の上部に取り
付けられ、カバー226によって被覆された本体部22
8とで構成されている。
【0063】図5に示される如く、前記平面部222に
おける濃度測定装置220の取り付け部は、矩形状に凹
陥しており、濃度測定装置220のベース部224が嵌
め込まれている。
【0064】ベース部224と本体部228との境界部
は、前記平面部222と所謂面一状態とされ、色パッチ
チャート202の搬送経路となっている。
【0065】この搬送経路の最上流側には、搬送ローラ
対230が設けられている。この搬送ローラ対230の
内、上側のローラ230Aは本体部228側に取付けら
れ、モータ231(図8参照)の駆動力で、ギヤユニッ
ト235(図8参照)を介して回転する駆動ローラであ
り、下側のローラ230Bはベース部224側に取付け
られた従動ローラである。
【0066】図6に示される如く、下側のローラ230
Bは、ベース部224の上面(搬送支持面)の前記色パ
ッチチャート搬送幅方向中心から均等に振り分けられた
2位置にそれぞれ設けられており、この2位置に対応す
るベース部224の上面には、矩形孔232が設けられ
ている。
【0067】図5乃至図7に示される如く、前記一対の
下側のローラ230Bは、それぞれの回転軸234が、
一端部がベース部224に固定された、板ばねブラケッ
ト236の先端部に形成された断面略コ字型の軸受部2
38に軸支されている。このため、一対の下側のローラ
230Bは、それぞれ板ばねブラケット236の付勢力
により、前記矩形孔232から突出する方向に付勢され
ている。すなわち、一対の下側ローラ230Bは、この
下側のローラ232Bに対応して設けられた、前記一対
の上側のローラ230Aに所定のニップ力で接触する。
これにより、色パッチチャート202は、搬送ローラ対
230の駆動力で定速搬送される。
【0068】この搬送ローラ対230の若干下流側に
は、本体部228からリミットセンサ(図示省略)の接
触子240が突出されている。この接触子240は、前
記色パッチチャート202の先端と接触することで回転
し、リミットセンサの接点を切替えることができる。こ
のため、リミットセンサの接点の切替え信号により色パ
ッチチャート202の先端を検出することができる。
【0069】搬送路における前記一対の下側のローラ2
30Bよりも若干下流側の搬送支持面には、前記色パッ
チチャート202の帯状の色パッチ部214(図4参
照)の搬送経路に対応して、矩形孔233が設けられて
いる。
【0070】図5に示される如く、この矩形孔233内
には、圧着板242の圧着部244が配置されている。
圧着板242は、前記圧着部244から搬送方向下流側
に延設されており、その中央が軸246を介してベース
部224に軸支されている。圧着板242の後端部は、
略L字型の舌片部248とされている。この舌片部24
8は、前記ベース部224の搬送支持面224Aの裏面
側に対して所定の隙間が形成されている。この隙間に
は、圧縮コイルばね250が配設されており、一端は前
記搬送支持面224Aの裏面側に、他端は、前記舌片部
248にそれぞれ当接している。これにより、圧着板2
42は、圧縮コイルばね250の付勢力で軸246を中
心に図5の矢印A方向に回転する。この結果、圧着部2
44は、前記矩形孔233から突出し、前記搬送支持面
224Aよりも押し上げられることになる。
【0071】このため、前記色パッチチャート202が
搬送支持面224A上に存在する場合は、この色パッチ
チャート202を搬送支持面224Aから押し上げ、後
述する濃度測定ユニット252に当接させることができ
るようになっている。すなわち、圧着部244は、濃度
測定ユニット252と色パッチチャート202との隙間
を解消させる機能を有している。
【0072】また、この圧着板242における舌片部2
48には、その下面(前記圧縮コイルばね250との当
接面の裏面側)に、装置本体側に設けられたソレノイド
254のアクチュエータ254Aが対向している。この
ソレノイド254のアクチェータ254Aは、色パッチ
チャート202の搬送時に伸長することで、圧縮コイル
ばね250の付勢力に抗して圧着部244が矩形孔23
3に埋没するように圧着板242を軸246を中心に図
5の矢印Aとは反対方向へ回転させ、非搬送時(濃度測
定時)には引き込むことで(図5の想像線位置参照)、
前記圧縮コイルばね250の付勢力が圧着部244に作
用するようになっている。
【0073】また、図6に示される如く、前記圧着部2
44には、白色のプレート256が貼り付けられてい
る。この白色のプレート256は、後述する濃度測定ユ
ニットにおけるホワイトバランス調整用の基準として適
用されるようになっている。
【0074】さらに、圧着板242には、前記圧着部2
44に対して、略四角錐状の突起部が形成された案内突
起部258が併設されている。この案内突起部258の
機能については後述する。
【0075】図5に示される如く、ベース部224の上
部に配設された本体部228には、濃度測定ユニット2
52の筐体260を保持するブラケット262が設けら
れている。ブラケット262は、前記本体部228を被
覆するカバー226に収容された状態で固定されてい
る。また、ブラケット262には、前記上側のローラ2
30Aの回転軸が回転可能に支持されると共に、その駆
動源であるモータ231やギヤユニット233(共に図
8参照)が取付けられている。
【0076】また、筐体260は、導電性の合成樹脂で
形成されており、この筐体260に取付けられる光電変
換素子278等(後述)へのノイズによる悪影響を軽減
するようにしている。
【0077】図8に示される如く、ブラケット262に
は、前記色パッチチャート202の搬送幅方向を軸線方
向とするシャフト264が取り付けられ、前記濃度測定
ユニット252は、このシャフト264に支持されてい
る。これにより、濃度測定ユニット252は、シャフト
264の軸線方向(図8の左右方向)に移動可能とさ
れ、少なくとも濃度検出位置とその退避位置との2位置
に位置決め可能とされている。
【0078】ここで、濃度測定ユニット252の筐体2
60に設けられた測定開口部266には、前記圧着板2
42の圧着板242が接近しているが、この状態で、濃
度測定ユニット252を前記シャフト264に沿って移
動させる場合、筐体260と、前記圧着部244と併設
された案内突起部258とが干渉するようになってお
り、この結果、濃度測定ユニット252の移動時には、
その筐体260が、圧着部244を押し下げることで
(図8の想像線位置)、圧着部244に無理な力(搬送
幅方向への力)が加わることを防止している。
【0079】前記濃度測定ユニット252の筐体260
を前記シャフト264に沿って移動させ、退避位置とす
ると、カバー226の上面に設けられた開口部268か
ら直接前記圧着部244の白色のプレート256が露見
する。この空間が、白色のプレート256の汚れを払拭
する際の作業スペースとなる。なお、図9に示される如
く、開口部268には、スライド可能な閉じ蓋270が
設けられており、この閉じ蓋270と、前記筐体260
とが内部で連結されており(図示省略)、閉じ状態で筐
体260を濃度検出位置に移動させ、開き状態で退避位
置に移動させることができる。
【0080】図10には、濃度測定ユニット252の筐
体260の内部構成が示されている。
【0081】筐体260はその一部に円筒部272が形
成されている。この円筒部272の前記ベース部224
に対抗する側の端部側は、筐体260と一体とされ、前
記測定開口部266の周縁を構成する突き当て部274
が設けられている。突き当て部274には、前記圧着部
244が圧縮コイルばね250の付勢力で当接するよう
になっている。
【0082】また、図13に示される如く、突き当て部
274の測定開口部266から若干奥まった位置には、
前記円筒部272の一端部が位置している。
【0083】円筒部272の他端開口近傍には、光電変
換素子278が取り付けられている。また、この円筒部
272の内部には、複数のレンズ群280が配設されて
いる。このレンズ群280の光学的作用により、前記突
き当て部274を焦点位置とする前記光電変換素子27
8による濃度測定光学系を構成している。
【0084】前記円筒部272の一端部と、前記突き当
て部274との間には、光源としてのLEDチップ28
2が配設され、その基準となる光軸が前記突き当て部2
74の開口部276に向けられている。
【0085】このLEDチップ282の基準となる光軸
と、前記光電変換素子278による濃度測定光学系の光
軸(円筒体の軸線)との角度(照射角度)θは、本実施
の形態では、52°とされている。この角度θは、単位
のLEDチップ282を所定の電圧で点灯させた場合
に、光電変換素子278での濃度測定に必要な光量を確
保すると共に、色パッチチャート202の表面で反射し
て直接LEDチップ282の光が光電変換素子278に
入射することがない範囲として設定されており、その許
容範囲は、47°〜55°である(後述)。
【0086】図14には、前記角度θに対する、光電変
換素子278の受光光量を表すグラフと角度マージンを
表すグラフとが示されている。
【0087】ここで、「角度マージン」とは、濃度測定
光学系の光軸に対する設定角度において色パッチチャー
ト202を傾斜させたとき、前記色パッチチャート20
2からの正反射光が前記濃度測定光学系に入射し始める
傾斜角度をいう。
【0088】ここで、本実施の形態では、前記角度θが
45°よりも大きいことから、前記角度θの値の変化に
応じて光電変換素子278の受光する受光光量が変動す
る。前記受光光量の変動に応じて濃度測定時に光電変換
素子278から出力される信号のSN比が変動する。特
に高濃度測定時では前記SN比の変動が著しいことか
ら、前記高濃度測定時での前記SN比の変動幅をなるべ
く小さくするため、前記受光光量は、前記角度θを45
°とした場合の70%以上の受光光量が得られるように
することが好ましい。そこで、本実施の形態では、前記
70%以上の受光光量を得るために、前記角度θが55
°以下になるようにしている。なお、前記角度θを45
°とした場合を基準とした理由は、一般の濃度測定装置
では、前記角度θが45°に設定されていることに基づ
くものである。
【0089】また、色パッチチャート202の搬送に伴
い、前記色パッチチャート202上で各パッチの形成さ
れている面の法線方向にぶれを生じるといった搬送ぶれ
が発生する場合がある。この搬送ぶれにより、前記各パ
ッチの形成されている面の法線と前記LEDチップ28
2の基準となる光軸とのなす角、すなわち入射角(傾斜
角度)が変動する。前記入射角の変動により、前記色パ
ッチチャート202上で前記LEDチップ282から出
射された光の反射角が変動する。前記反射角が変化する
ことで前記光電変換素子278へ直接入射してしまう。
本実施の形態では、製造時での組み付け誤差及び前記色
パッチチャート202の搬送ぶれに対応して正確な濃度
測定をすることができるようにするために、前記角度マ
ージンは5°以上であることが好ましい。そこで、本実
施の形態では、前記角度マージンを5°以上にするため
に、前記角度θが47°以上になるようにしている。
【0090】このような理由から、前記許容範囲が47
°〜55°とされている。
【0091】この角度θは、LEDチップ282の筐体
260への取付けによって決定されるようになってい
る。すなわち、図11に示される如く、筐体260に
は、LEDチップ282を保持する保持板284の法線
が予め前記円筒部272の軸線に対して47°〜55°
となるように一体的形成されており、本実施の形態で
は、52°としている。上述の如く前記保持板284と
前記筐体260とが一体的に形成されることで、前記L
EDチップ282の基準となる光軸と、前記光電変換素
子278による濃度測定光学系の光軸(円筒体の軸線)
との角度θが設定される。
【0092】図12に示される如く、LEDチップ28
2は、砲弾型の発光部282Aの内部にRGB各色に発
色する発光チップ282R、282G、282Bが設け
られている。このように、互いに異なる色の光を出射す
るLEDチップ282が設けられることで、カラー画像
が形成された被測定物の濃度測定にも対応することがで
きる。この発光チップ282R、282G、282B
は、色パッチチャート202の搬送方向に沿って直線的
に配列されている。この結果、前記濃度測定光学系の測
定軸に対する各発光チップ282R、282G、282
Bの傾斜角度が常に同一に変更されることになり、色間
での傾斜角度の差が生じないようになっている。さら
に、同じ発光色の複数の発光チップ282が備えられれ
ば、前記色パッチチャート202に対して出射される光
量を増加させることができる。
【0093】保持板284には、円孔286が設けられ
ており、LEDチップ282の前記発光部282Aがこ
の円孔286に収容されている。LEDチップ282の
基部には、矩形の基板282Cが取付けられており、こ
の基板282Cがストッパとなって、前記円孔286へ
の挿入量が一定となる。
【0094】ここで、図11に示される如く、基板28
2Cの背面部からは、各色をそれぞれ発光させるための
3本の端子282D、282E、282Fとこれらに共
通のアース端子282Hとが設けられている。LEDチ
ップ282は、前記基板282Cの背面部側から押さえ
プレート288で押さえることで、押さえプレート28
8自身の板ばね機能によって前記保持板284との相対
位置が保持されるようになっている。ところで、基板2
82Cからは、前記4個の端子282D、282E、2
82F、282Hに、リード線290が接続されてい
る。このため、前記押さえプレート288には、この4
本の端子282D、282E、282F、282Hを回
避するように、スリット状の切り欠き部288Aが形成
されている。
【0095】また、押さえプレート288は、その一端
が筐体260と保持板284とを連結する連結部の一部
に係止され、他端がビス292によって保持板284に
ねじ止めされることで固定されるようになっている。
【0096】前記各端子282D、282E、282
F、282Hとリード線290との接続部には、絶縁の
ための絶縁チューブ294が取付けられている。このた
め、絶縁チューブ294で被覆されたときの外径が、正
規のLEDチップ282の端子間ピッチよりも大きくな
る。従って、端子282D、282E、282F、28
2Hが通常の位置では、絶縁チューブ294が隣接する
同士で干渉し合うことになる。そこで、本実施の形態で
は、前記端子282D、282E、282F、282H
をこの端子282D、282E、282F、282Hの
並び方向に沿って傾斜させるようにした。
【0097】本実施の形態では、前記端子282D、2
82E、282F、282Hを前記端子282D、28
2E、282F、282Hの並び方向に沿って傾斜させ
る際に、前記端子282D、282E、282F、28
2Hのうち前記リード線290と接続する側の一部を傾
斜させている。通常、前記端子282D、282E、2
82F、282Hを傾斜させると、前記端子282D、
282E、282F、282Hに応力が発生する。前記
端子282D、282E、282F、282Hのうち基
板282C側の端部を傾斜させた場合では、前記端部に
応力が集中して発生する。そこで、本発明では、前記端
子282D、282E、282F、282Hを前記リー
ド線290と接続する側の途中から傾斜させることで、
前記端子282D、282E、282F、282Hのう
ち基板282C側の端部を傾斜させた場合に比べて、前
記端子に前記応力が集中することを軽減している。
【0098】すなわち、本実施の形態では、前記端子2
82D、282E、282F、282Hが、前記リード
線290と接続する側の途中から前記端子282D、2
82E、282F、282Hの配列方向に沿う方向に傾
斜している。これにより、少なくとも絶縁チューブ29
4を設ける位置の端子間ピッチを大きくすることがで
き、絶縁チューブ294間の干渉を抑制している。この
場合、端子282D、282E、282F、282Hを
交互に互い違いに傾斜させてもよいが、組み付け性等を
考慮すると、端子並び方向に傾斜させた方が有効であ
る。
【0099】図15には、基板282C上での前記端子
282D、282E、282F、282Hの位置が示さ
れている。図15(A)及び(B)では、前記端子28
2D、282E、282F、282Hの配列方向が二点
鎖線の矢印で示されている。
【0100】ここで、本実施の形態では図15(A)に
示される如く、前記端子282D、282E、282
F、282Hが、基板282C上で前記配列方向に沿っ
て直線上に一列に配列されるようにしているが、図15
(B)に示される如く、前記端子282D、282E、
282F、282Hが、基板282C上で前記配列方向
に沿って千鳥状に配列されるようにしてもよい。また、
前記接続部の一部が、前記端子282D、282E、2
82F、282Hの前記配列方向に沿って放射状に傾斜
されるようにしてもよい。
【0101】以下に、本実施の形態の作用を説明する。 (画像記録手順)上記構成の画像記録装置10では、画
像処理部13に画像信号が入力されると、所定の画像処
理が施された後、記録する画像の倍率や処理枚数等が指
定され、スタートの指示があると、光ビームを感光材料
22に向けて照射し、主走査を実行する。画像処理が開
始される。
【0102】すなわち、感材マガジン20がセットされ
た状態で、ニップローラ24が作動され、感光材料22
がニップローラ24によって例えば50mm/secの速度で
引き出される。感光材料22が所定長さ引き出される
と、カッタ26が作動して感光材料22が所定長さに切
断され、さらに搬送ローラ28、搬送ローラ30によっ
て例えば50mm/secの速度で搬送される。その後は、搬
送ローラ28、30によって搬送される感光材料22
は、さらに搬送ローラ36、搬送ローラ38によって露
光部34を所定速度(例えば、50mm/sec)で通過す
る。この感光材料22の搬送(露光部34の通過)と同
時に露光装置40が作動する。
【0103】露光部34は搬送ローラ36と搬送ローラ
38との間に位置しており、これらの搬送ローラ間が露
光部(露光点)とされて感光材料22が通過するとき
に、前記画像処理部13からの光ビームが搬送方向と直
交する方向に走査(主走査)される。
【0104】露光装置40によって露光された後の感光
材料22は、一旦スイッチバック部70へ送り込まれた
後に、搬送ローラ36、38、30の逆回転によって再
び露光部34を通過し、分岐部74を経た後に水塗布部
72へ送り込まれる。
【0105】水塗布部72では、搬送された感光材料2
2が、供給ローラ78の駆動によってガイド板82と塗
布タンク76との間へ送り込まれ、さらに、スクイズロ
ーラ80によって挟持搬送される。ここで感光材料22
に水が塗布され、さらにスクイズローラ80によって余
分な水が除去されながら水塗布部72を通過する。水塗
布部72において画像形成用溶媒としての水が塗布され
た感光材料22は、スクイズローラ80によって熱現像
転写部90へ送り込まれる。
【0106】一方、感光材料22への走査露光が開始さ
れるに伴って、受像材料94も受材マガジン92からニ
ツプローラ96によって引き出されて搬送される。受像
材料94が所定長さ引き出されると、カッタ98が作動
して受像材料94が所定長さに切断される。カッタ98
の作動後は、切断後の受像材料94がガイド板104
A、104Bによって案内されながら搬送ローラ10
0、搬送ローラ102によって搬送され、熱現像転写部
90の直前で待機状態となる。
【0107】熱現像転写部90では、感光材料22がス
クイズローラ80によって加熱ドラム110外周と貼合
せローラ114との間へ送り込まれたことが検出される
と、受像材料94の搬送が再開されて貼合せローラ11
4へ送り込まれると共に、加熱ドラム110が作動され
る。これにより、貼合せローラ114によって重ね合わ
された感光材料22と受像材料94とは、重ね合わせた
状態のままで加熱ドラム110と無端圧接ベルト112
との間で挟持されて加熱ドラム110のほぼ1/2周
(巻掛けローラ120と巻掛けローラ126の間)に渡
って搬送される。さらに、重ね合わされた感光材料22
と受像材料94は、加熱ドラム110によって加熱され
る。感光材料22はこの挟持搬送時及び停止時において
加熱されると、可動性の色素を放出し、同時にこの色素
が受像材料94の色素固定層に転写されて画像が得られ
る。
【0108】その後、感光材料22と受像材料94とが
挟持搬送され加熱ドラム110の側方の屈曲案内ローラ
132に達すると、カム116によって剥離爪134が
移動され、受像材料94よりも所定長さ先行して搬送さ
れる感光材料22の先端部に剥離爪134が係合して感
光材料22の先端部を加熱ドラム110の外周から剥離
させる。さらに、剥離爪134の復帰移動によってピン
チローラ136が感光材料22を押圧し、これにより、
感光材料22はピンチローラ136によって押圧されな
がら屈曲案内ローラ132に巻き掛けられ、側方へ移動
される。屈曲案内ローラ132に巻き掛けられた感光材
料22は、さらにガイド板138、ガイドローラ144
に案内されながら感材排出ローラ140によって搬送さ
れ、廃棄感光材料収容箱146内に集積される。
【0109】一方、感光材料22と分離し加熱ドラム1
10に密着されたままの状態で移動する受像材料94
は、剥離ローラ152へ送られる。受像材料94の先端
部が剥離ローラ152(加熱ドラム110との間)によ
って挟持されると、再びカム116によって剥離爪15
4が移動され、受像材料94の先端部に剥離爪154が
係合して受像材料94が加熱ドラム110の外周から剥
離される。
【0110】剥離爪154によって加熱ドラム110の
外周から剥離された受像材料94は、さらに剥離ローラ
152に巻き掛けられながら下方へ移動され、ガイド板
156に案内されながら受材排出ローラ158によって
搬送され、さらに受材ガイド160に案内されながら受
材排出ローラ162、受材排出ローラ164によって搬
送されて、トレイ168へ排出される。 (濃度測定手順)上記画像記録装置10には、感光材料
22又は受像材料94の何れかのマガジン20、92が
交換されると、自動的にキャリブレーションモードに入
る。また、感光材料94が交換されない場合でも使用者
の操作により前記キャリブレーションモードに入る。以
下、図16及び図17のフローチャートに従い、キャリ
ブレーションモードの手順について説明する。
【0111】図16に示すステップ300では、基準画
像データを読出し、次いでステップ302では、この基
準画像データに基づいて、画像記録処理を開始する。な
お、この画像記録処理は、通常の処理(上述)と同様で
あるので説明は省略する。
【0112】次のステップ304では、濃度測定装置2
20の搬送系の駆動を開始し、次いでステップ306で
は、色パッチチャート202の先端を検出したか否かが
判断される。この色パッチチャート202は、オぺレー
タの手作業により、濃度測定装置220の挿入端へ運ば
れる。
【0113】色パッチチャート202を濃度測定装置2
20の挿入端へ挿入すると、その先端部が搬送ローラ対
230に挟持される。これにより、色パッチチャート2
02は、搬送ローラ対230の駆動力で定速搬送(通常
搬送)される。
【0114】ステップ306において、色パッチチャー
ト202の先端を検出したと判断されると(リミットセ
ンサ240の接触子240Aが色パッチチャート202
の先端と接触し、接触子240Aが回転してリミットセ
ンサ240の接点が切替わることで先端を検出)、ステ
ップ308へ移行して、通常搬送から低速搬送に切替え
る。
【0115】次いでステップ310では、色パッチチャ
ート202の先端側に位置する基準位置指針パッチ21
6の先端エッジを検出したか否かが判断され、肯定判定
されるとステップ312で0リセットされたパルスカウ
ントを開始する。次いでステップ314において、当該
基準位置指針パッチ216の後端エッジを検出したか否
かが判断され、肯定判定されるとステップ316でパル
スカウント値の1/2の値を0リセット位置に修正す
る。
【0116】これにより、色パッチチャート202の搬
送基準位置が決まり、色パッチチャート202は、継続
して所定パルス数搬送して停止する(図17に示すステ
ップ318、320)。この停止位置では、最初の色パ
ッチ部214の色パッチ(C1)のほぼ中央が光電変換
素子278による濃度測定光学系の光軸位置と一致し、
濃度測定が開始される(ステップ322)。
【0117】ここで、色パッチチャート202の搬送中
は、ソレノイド254のアクチュエータ254Aが伸長
状態となっており、圧着板242の軸246を中心に圧
着部244がベース部224の搬送支持面に対して埋没
するように回転した状態としているため、色パッチチャ
ート202の搬送と、圧着部244との摺動はない。こ
のため、色パッチチャート202に傷をつけることがな
く、また、搬送系に抵抗力を与えることもない。
【0118】また、濃度測定時、すなわち色パッチチャ
ート202が停止しているときは、ソレノイド254の
アクチュエータ254Aが引込状態となり、これによ
り、圧縮コイルばね250の付勢力で圧着板242は、
軸246を中心に圧着部244が色パッチチャートを押
し上げる方向に回転させる。これにより、色パッチチャ
ート202は、確実に筐体260の突き当て部274に
突き当てられるため、焦点深度の狂いはない。
【0119】ステップ322で濃度測定が終了すると、
ステップ324で色パッチ部202の色パッチの濃度測
定が全て終了したか否かが判断され、否定判定の場合に
は、ステップ326で搬送を再開し、ステップ318へ
戻り、上記工程を色パッチ数分繰り返す。
【0120】ステップ324で肯定判定、すなわち全て
の色パッチの濃度測定が終了したと判断されると、ステ
ップ328へ移行して基準濃度データが読み出される。
【0121】次のステップ330では、測定濃度データ
と基準濃度データとが比較され、次いでステップ332
では、補正データが演算される。演算された補正データ
はステップ334で補正データとして記憶され、このル
ーチンは終了する。
【0122】これにより、以後の通常の画像記録処理時
には、読み出された画像信号が、前記補正データによっ
て補正されることになり、感光材料22や受像材料のロ
ット単位での濃度、色味の差を補償することができる。 (ホワイトバランス)上記濃度測定を行う毎、或いは定
期的に光電変換素子278のホワイトバランスをとる必
要がある。この場合従来は、濃度測定装置220の搬送
路に白色の用紙を挿入する等の作業が必要であった。し
かし、本実施の形態では、圧着部244の圧着面に白色
のプレート256を設けたため、濃度測定装置220に
何も挿入しない状態でこの白色のプレート256を濃度
測定光学系の光軸上に配置することができ、作業性が向
上する。
【0123】また、白色のプレート256が汚れた場
合、内部にあると汚れがとりずらかったが、本実施の形
態では、濃度測定光学系を保持する筐体260をシャフ
ト264に沿って移動可能とし、かつカバー226に設
けられた閉じ蓋270の開閉に連動させるようにしたた
め、この閉じ蓋270を開放することで、筐体260が
退避し、白色のプレート256を払拭するための作業ス
ペースを確保することができる。すなわち、閉じ蓋27
0の開放によって開口した開口部276から例えば綿棒
等を挿入して、白色のプレート256を掃除することが
できる。 (濃度測定光学系の光軸と照明用光源の光軸との関係)
本実施の形態では、前記突き当て部274に突き当てら
れる色パッチチャート202をRGBの各色のチップが
内臓された砲弾型のLEDチップ282によって各色毎
に発光色を変えて照明している。
【0124】LEDチップ282は、前記各色のチップ
が色パッチチャート202の搬送方向に沿って一列に配
列するように筐体260の保持板284に保持されてお
り、その光軸と、濃度測定光学系の光軸とのなす角度θ
が52°とされている。
【0125】また、このLEDチップ282は、前記保
持板284に設けられた円孔286に砲弾型の発光部が
挿入され、基部側の基板282Cが円孔286の周縁に
当たることで、位置決めがなされている。この状態で、
4本の端子282D、282E、282F、282Hと
の緩衝を回避するスリット状の切欠部288Aが設けら
れた押さえプレート288の自身の板ばね性の付勢によ
って、基板282Cを押させ付けることで、LEDチッ
プ282は、保持板284に保持される。なお、押さえ
プレート288は、一端部が保持板284と筐体260
とを連結する連結部に係止され、他端部がビス292に
よって保持板284にねじ止めされる。
【0126】この角度θは、許容範囲が47°〜55°
となっている。この角度を維持することで、単体のLE
Dチップ282による所定電圧での発光時において、濃
度測定に充分な発光光量とすることができ(下限値47
°の根拠)、かつ色パッチチャート202の表面で反射
する光を直接光電変換素子278へ入射させことを防止
できる(上限値55°の根拠)。
【0127】LEDチップ282における砲弾型の発光
部の基部には、基板282Cを介して4個の端子282
D、282E、282F、282Hが突出しており、通
常は、主となる基板に予め設けられた取付孔に挿入され
半田付けされるが、本実施の形態では、直接リード線2
90を接続している。このとき、リード線290と端子
282D、282E、282F、282Hとを接続する
部材が隣合うもの同士で接触(ショート)するのを防ぐ
ため、各端子282D、282E、282F、282H
のリード線290との接続部は、絶縁チューブ294で
被覆している。
【0128】この絶縁チューブ294による被覆のた
め、端子282D、282E、282F、282Hは直
線並び方向に沿って、開脚するように曲げられている。
これにより、もともと端子間ピッチが絶縁チューブ29
4の外径よりも小さくても、確実に絶縁チューブ294
を適用することができる。
【0129】本実施の形態では、本発明が感光材料を用
いた露光装置へ適用された場合について説明したが、電
子写真装置、インクジェット・プリンタ、感熱プリン
タ、その他の方式の画像形成装置に本発明を適用しても
よい。
【0130】また、本実施の形態では、感光材料に照射
した光の反射光が光電変換素子278によって読み取ら
れる構成としたが、これに代えて、前記光の透過光を読
み取ることのできるように前記光電変換素子278の配
設される個所が変更されてもよい。
【0131】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る濃度測定
装置の被測定物位置決め方法、濃度測定装置及び濃度測
定用被測定物は、濃度測定光学系の濃度測定位置に精度
よく位置決めすることができるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態に係る画像記録装置の概略構成図
である。
【図2】本実施の形態に係る画像記録装置の外観を示す
斜視図である。
【図3】本実施の形態に係る濃度測定のための機能ブロ
ック図である。
【図4】濃度測定に用いられる色パッチチャートの平面
図である。
【図5】本実施の形態に係る濃度測定装置の側面断面図
である。
【図6】本実施の形態に係る濃度測定装置の内部を示す
斜視図である。
【図7】濃度測定装置をベース部の裏面側から見た斜視
図である。
【図8】濃度測定装置の本体部を搬送方向から見たみっ
た正面図である。
【図9】濃度測定部の上面を示す拡大斜視図である。
【図10】濃度測定ユニットの内部構造を示す断面図で
ある。
【図11】LEDチップの取付状態を示し、(A)は分
解斜視図、(B)は取付後の側面断面図である。
【図12】(A)はLEDチップの斜視図、(B)は発
光部に取付けられた基板の正面図である。
【図13】 ベース部側から濃度測定ユニットの筒体を
見た場合の斜視図である。
【図14】LEDチップの基準となる光軸と光電変換素
子による濃度測定光学系の光軸(円筒体の軸線)との角
度に対する、前記光電変換素子の受光光量を表すグラフ
及び角度マージンを表すグラフである。
【図15】(A)は端子の接続位置を直線上に配列した
場合の基板の上面図であり、(B)は端子の接続位置を
千鳥状に配列した場合の基板の上面図である。
【図16】濃度測定モードにおけるに測定手順を示す制
御フローチャートである(前半)。
【図17】濃度測定モードにおけるに測定手順を示す制
御フローチャートである(後半)。
【符号の説明】
10 画像記録装置 20 感材マガジン 22 感光材料 40 露光装置 90 熱現像転写部 92 受材マガジン 94 受像材料 200 基準データ記憶部 200 基準濃度データ記憶部 202 色パッチチャート 204 画像データ出力部 206 濃度測定部 208 比較部 210 補正データ演算部 212 補正データ記憶部 214 色パッチ部 216 基準位置指針パッチ 218 基準位置指針パッチ 220 濃度測定装置 224 ベース部 224A 搬送支持面 226 カバー 228 本体部 230 搬送ローラ対 240 リミットセンサ 242 圧着板 244 圧着部 246 軸 252 濃度測定ユニット 272 円筒部 274 突き当て部 278 光電変換素子 280 レンズ群 282 LEDチップ 284 保持板 288 プレート 290 リード線 292 ビス 294 絶縁チューブ
フロントページの続き Fターム(参考) 2G059 AA02 BB10 DD12 DD13 EE01 EE02 GG02 GG03 HH02 KK01 2H027 DA09 DB01 DB04 DE02 DE07 DE09 EC06 ED12 EE01 EE05 EE07 2H300 EH01 EH02 GG32 GG33 QQ10 QQ13 RR20 RR29 RR50 SS02 TT03 3F048 AA08 AB02 BA21 BA26 BB02 BB07 CA06 DA06 DC14 EB21

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像が記録された被測定物を用い、この
    被測定物を各画像が所定の位置となるように搬送しなが
    ら光源によって照明し、当該被測定物からの反射光又は
    透過光を光電変換素子によって読取り、読取結果から各
    画像の濃度を得る濃度測定光学系を備えた濃度測定装置
    に用いられ、前記被測定物を位置決めするための位置決
    め方法であって、 前記被測定物に記録された画像を前記濃度測定光学系の
    光軸上に位置決めする際に、当該濃度測定光学系の濃度
    測定機能を用いることを特徴とする濃度測定装置の被測
    定物位置決め方法。
  2. 【請求項2】 前記被測定物の画像よりも搬送方向先頭
    側に、位置決め用画像を設け、前記濃度測定光学系によ
    るこの位置決め用画像の検出位置を基準位置として位置
    決めを行うことを特徴とする請求項1記載の濃度測定装
    置の被測定物位置決め方法。
  3. 【請求項3】 前記被測定物の画像よりも搬送方向後方
    側に、前記位置決め用画像に対して所定の距離とされた
    位置ずれ確認用画像を設け、前記位置決め用画像を基準
    とする位置決めによる各画像の濃度測定終了後における
    所定の搬送位置で、当該位置確認用画像を検出するか否
    かによって、位置ずれを判断する、ことを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の濃度測定装置の被測定物位置
    決め方法。
  4. 【請求項4】 前記被測定物の画像が、2色以上の画像
    で構成され、それぞれの色に対応して発色する光源を備
    えている場合に、当該光源を制御して、前記位置決め用
    画像を照射する発光色と、隣接する先頭の画像に対して
    照射する発光色と、を異ならせることを特徴とする請求
    項2記載の濃度測定装置の被測定物位置決め方法。
  5. 【請求項5】 前記被測定物の画像が、2色以上の画像
    で構成され、それぞれの色に対応して発色する光源を備
    えている場合に、当該光源を制御して、前記位置確認用
    画像を照射する発光色と、隣接する先頭の画像に対して
    照射する発光色と、を異ならせることを特徴とする請求
    項3記載の濃度測定装置の被測定物位置決め方法。
  6. 【請求項6】 前記被測定物に記録された各画像の搬送
    方向寸法が異なる寸法とされていることを特徴とする請
    求項1乃至請求項5の何れか1項記載の濃度測定装置の
    被測定物位置決め方法。
  7. 【請求項7】 前記各画像の寸法が搬送方向先頭側から
    後方側にかけて順次又は段階的に増加していることを特
    徴とする請求項6記載の濃度測定装置の被測定物位置決
    め方法。
  8. 【請求項8】 画像が記録された被測定物を用い、この
    被測定物を各画像が所定の位置となるように搬送しなが
    ら光源によって照明し、当該被測定物からの反射光又は
    透過光を光電変換素子によって読取り、読取結果から各
    画像の濃度を得る濃度測定光学系を備えた濃度測定装置
    であって、 前記被測定物が、前記画像よりも搬送方向先頭側に位置
    決め用画像が設けられると共に、前記画像よりも搬送方
    向後方側に位置確認用画像が設けられ、前記位置決め用
    画像と位置確認用画像とが、前記画像の濃度を測定する
    濃度測定光学系によって検出される、ことを特徴とする
    濃度測定装置。
  9. 【請求項9】 画像が記録され、搬送手段による搬送で
    当該画像が濃度測定光学系によって濃度測定される濃度
    測定用被測定物であって、 前記画像よりも搬送方向先頭側に設けられ、前記濃度測
    定光学系で検出することで、前記搬送手段の搬送基準と
    なる位置決め用画像と、 前記画像よりも搬送方向後方側に設けられ、前記濃度測
    定光学系で検出することで、前記搬送手段の搬送精度の
    確認用となる位置確認用画像と、を有する濃度測定用被
    測定物。
  10. 【請求項10】 前記画像が、当該個々の画像の搬送方
    向寸法が、搬送方向先頭側から後方側にかけて順次又は
    段階的に増加するように記録されていることを特徴とす
    る請求項9記載の濃度測定用被測定物。
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