JP2003131421A - 静電潜像現像用トナーとその製造方法 - Google Patents

静電潜像現像用トナーとその製造方法

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JP2003131421A
JP2003131421A JP2001332269A JP2001332269A JP2003131421A JP 2003131421 A JP2003131421 A JP 2003131421A JP 2001332269 A JP2001332269 A JP 2001332269A JP 2001332269 A JP2001332269 A JP 2001332269A JP 2003131421 A JP2003131421 A JP 2003131421A
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inorganic fine
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Tomoe Kitani
智江 木谷
Yoshiyasu Matsumoto
好康 松本
Tatsuya Nagase
達也 長瀬
Takeshi Omura
大村  健
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外添剤の遊離を抑え、トナー飛散、クリーニ
ング不良のない静電潜像現像用トナーとその製造方法を
提供する。 【解決手段】 リンの含有量が150〜950ppmの
酸化錫被膜を有し、比表面積が5.0〜50m2/g、
体積平均粒径0.01〜3.0μm、3.0μm以上の
粒子が50質量%以下である無機微粒子を含有すること
を特徴とする静電潜像現像用トナー。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
等に用いられる静電潜像現像用トナー(単にトナーとい
うことがある)とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、高速で高画質を要求される画像形
成装置には、殆ど電子写真方式に代表される静電潜像現
像方式の画像形成方法が用いられている。
【0003】その理由は、この方式が高画質画像を高速
で得られることの他に、モノクロだけでなくカラー画像
形成も可能なこと、長期間の使用にも耐える耐久性、安
定性を有していることによる。
【0004】ところで、最近の傾向では、トナーは高画
質を得るために小粒径化が望まれている。そこで小粒径
トナーを安定的に製造する方法として、近年重合法トナ
ーがさかんに検討されている。この重合法トナーには樹
脂粒子と必要に応じて着色剤粒子と会合させ、凝集また
は融着させてトナーを調製する方法や、ラジカル重合性
単量体と着色剤とを混合し、ついで水系媒体などに所望
のトナー粒径になるように液滴分散し、懸濁重合する方
法がある。
【0005】何れにしろ、高画質を得るためには、トナ
ー粒径が小さく、粒子形状が揃ったものにする必要があ
り、その場合には特に外添剤の特性が良好でないと、ト
ナー飛散やそれに基づくよごれ(カブリ)或いはトナー
の感光体への付着やクリーニング不良をもたらすことに
なる。
【0006】この対策として、例えば特開平7−333
885号公報には、アンチモン、ヒ素、リンのそれぞれ
の含有量が100ppm未満であり、酸素欠損構造を有
する微粒子を含むトナーの発明が記載されている。ま
た、感光体上への付着力の低減策として、トナーの外添
剤にチタン酸ストロンチウムを使用するという発明が開
示されている。
【0007】しかし、これらの発明においても、低抵抗
化が不十分であったり、その結果として外添剤の遊離と
いう問題を生じてしまったりして、充分な特性が得られ
ていないのが現状である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、外添
剤の遊離を抑え、トナー飛散、クリーニング不良のない
静電潜像現像用トナーとその製造方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、鋭意検討
した結果、本発明の目的は下記構成の何れかを採ること
により、達成出来ることがわかった。
【0010】〔1〕 リンの含有量が150〜950p
pmの酸化錫被膜を有し、比表面積が5.0〜50m2
/g、体積平均粒径0.01〜3.0μm、3.0μm
以上の粒子が50質量%以下である無機微粒子を含有す
ることを特徴とする静電潜像現像用トナー。
【0011】〔2〕 前記トナーは、円形度が0.93
〜0.99、水中に再分散時の分散液の導電率が−0.
1〜−50μS/cm、体積平均粒径が3.0〜9.0
μmであることを特徴とする〔1〕に記載の静電潜像現
像用トナー。
【0012】〔3〕 前記トナーは、少なくとも重合性
単量体を水系媒体中で重合せしめて得られることを特徴
とする〔1〕に記載の静電潜像現像用トナー。
【0013】〔4〕 リンの含有量が150〜950p
pmの酸化錫被膜を有し、比表面積が5.0〜50m2
/gであり、体積平均粒径0.01〜3.0μm、3.
0μm以上の粒子が50質量%以下である無機微粒子を
添加することを特徴とする静電潜像現像用トナーの製造
方法。
【0014】本発明において、感光体上へのトナーの付
着力の低減策として、酸化錫被膜中にリンを150pp
m〜950ppm含有した粒子を使用したことで、外添
剤の遊離を抑えることに成功し、トナー飛散、クリーニ
ング不良という現象を解決することができた。
【0015】本発明の効果が得られる理由の詳細は明ら
かではないが、無機微粒子の添加部数としては、トナー
に対して0.1〜1.5質量部が好ましい。
【0016】この時、無機微粒子の平均粒径が0.01
〜3.0μmのときは、カブリ、クリーニング不良の無
い画像が得られるが、3.0μmより大きくなると無機
微粒子がトナーから遊離しやすくなり、画像として安定
したのものが得られなくなってしまう。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係わる化合物や要
件、画像形成装置等につき説明する。
【0018】〔無機微粒子〕母体微粒子としては、各種
金属粒子、金属酸化物、塩類、セラミックス、樹脂粒子
等が使用できるが、硫酸バリウム、アルミナ、酸化チタ
ン、シリカなどが好ましく、中でも硫酸バリウムが最も
好ましい。
【0019】〔酸化錫被膜〕酸化錫被膜の形成方法とし
ては、以下の方法が好ましい。すなわち、母体となる微
紛体を加水分解性錫化合物の鉱酸溶液中に分散した後、
pHを上昇させ、錫化合物に加水分解を生じさせ、微紛
体表面に沈殿した錫の水酸化物を被覆後、ドープ元素を
添加し、酸素濃度を調整した雰囲気下で焼成して、酸化
錫の被膜を形成する方法である。酸化錫の被膜量として
は、母体の微紛体に対し20〜200質量%が適正範囲
である。
【0020】リン元素の添加方法としては、特に限定は
なく、焼成中に添加を行っても良い。リン元素の添加量
としては、150〜950ppmであり、より好ましく
は180〜500ppmである。リンの含有量とは、酸
化錫被膜の全質量に対する質量ppmである。
【0021】150ppmに満たないものについては低
抵抗化が不十分であり、外添剤の遊離防止効果が発揮さ
れない。また、950ppmより高いものでは酸化錫被
膜の強度に問題を生じてしまう。
【0022】〔無機微粒子の解砕方法〕上記無機微粒子
の解砕方法としては、タービュラーミキサー、ヘンシェ
ルミキサー、ナウターミキサー、V型混合機などがあげ
られるが、ヘンシェルミキサーに媒体(解砕用ビーズな
ど)と共に、混合解砕する方法が好ましい。
【0023】〔無機微粒子の特性〕本発明の無機微粒子
は、体積平均粒径0.01〜3μm、3μm以上の粒子
が50%以下であり、より好ましくは体積平均粒径が
0.01〜1.5μmである。体積平均粒径が0.01
より小さくても、3μmより大きくても特性が劣化す
る。
【0024】粒径測定方法としては、一般的なレーザー
回折式粒径測定装置があげられ、具体的には、HELO
S(JEOL社製)、Microtrac HRA(日
機装社製)、SALD−1100(島津製作所社製)、
コールターカウンター(コールター社製)などがあげら
れる。特に好ましくはMicrotrac HRAであ
る。
【0025】本発明において、無機微粒子の比表面積が
5〜50m2/g、好ましくは10〜35m2/gであ
る。
【0026】無機微粒子の比表面積が5m2/gに満た
ないものは、製造面で問題がありそのためか性能劣化を
起こし、50m2/gより大きいものは、やはり被膜の
はがれ、割れなどの問題が出るためか特性が劣化する。
【0027】比表面積は、「フローソーブ2300」
(島津製作所社製)を用いて、BET比表面積測定方法
に基づいて、窒素吸着表面積を一点法で測定したもので
ある。
【0028】又、無機微粒子の体積抵抗率は、好ましく
は、1〜100Ω・cmがよい。体積抵抗率の測定は、
測定セルの断面積を1cm2とし、無機微粒子を測定セ
ルに入れる。ついでその高さを測定(h)し、1kgの
荷重を測定試料が充填されたセルに載せ、上部電極と下
部電極の間に電圧(V)を印加し、流れる電流(i)を
測定し抵抗を下記式を用いて求めた。なお、電流値とし
ては電圧を印加してから30秒後の値を使用した。さら
に、測定環境条件は常温常湿環境(20℃、50%R
H)である。
【0029】抵抗(Ω・cm)=V/(i×h) 〔本発明のトナー〕本発明のトナー粒子の体積平均粒径
は3.0〜9.0μm、好ましくは4.0〜8.0μm
である。粒径測定にはコールター社のコールターカウン
ターを用いることが出来る。
【0030】トナーは、円形度が0.93〜0.99、
より好ましくは0.95〜0.98がよい。0.93に
満たないものはトナーの流動性、耐破砕性に劣り、0.
99より大きいものは、ブレードクリーニング時にすり
抜けを起こす傾向がある。
【0031】ここにおいて、円形度とは (円相当径から求めた円の周囲長)/(粒子投影像の周
囲長) であり、その平均値を求めて表示する。
【0032】平均円形度は、「FPIA−2100」
(Sysmex社製)を用いて測定した。
【0033】又、トナーの水中に再分散時の導電率が−
0.1〜−50μS/cm、好ましくは−0.1〜−2
0μS/cmがよい。
【0034】−0.1μS/cmに満たないときは、洗
浄工程に負担が掛かり、−50μS/cmより高い場合
は水分による影響度合いが大きくなり、トナーの帯電性
に悪影響を与えてしまう。
【0035】トナーの再分散時導電率を測定するには、
トナー1質量部を20質量部の導電度1.0〜1.5の
イオン交換水または蒸留水に添加し、25℃、10分間
超音波分散した後、40℃でさらに10分間程度超音波
分散をして得られた水溶性抽出液を用いて測定する。
【0036】導電率は、コンダクティビティメーター:
CM−11P(東亜電波工業社製)を使用して、水中に
分散させたサンプル中に測定プローブを挿入して、安定
したときの数値を読みとった。
【0037】〔本発明のトナーの製造方法〕本発明のト
ナーは、必要な添加剤の乳化液を加えた水系媒体中にて
単量体を乳化重合し、微粒の重合粒子を製造し、その後
に、有機溶媒、凝集剤等を添加して会合する方法で製造
することができる。凝集または融着の際にトナーの構成
に必要な離型剤や着色剤などの分散液と混合して凝集ま
たは融着させて調製する方法や、単量体中に離型剤や着
色剤などのトナー構成成分を分散した上で、トナーとほ
ぼ同じ粒径になるまで分散し、懸濁重合する方法などが
あげられる。ここで凝集または融着とは樹脂粒子および
着色剤粒子が複数個会合することを示す。
【0038】なお、本発明でいうところの水系媒体と
は、少なくとも水が50質量%以上含有されたものを示
す。
【0039】本発明のトナーを製造する具体的方法とし
て、特に限定されるものではないが、例えば特開平5−
265252号公報や特開平6−329947号公報、
特開平9−15904号公報に示す方法を挙げることが
できる。
【0040】すなわち、樹脂粒子と着色剤などの構成材
料の分散粒子、あるいは樹脂および着色剤等より構成さ
れる微粒子を複数以上会合させる方法、特に水中にてこ
れらを乳化剤を用いて分散した後に、臨界凝集濃度以上
の凝集剤を加え塩析させると同時に、形成された重合体
自体のガラス転移点温度以上で加熱融着させて融着粒子
を形成しつつ徐々に粒径を成長させ、目的の粒径となっ
たところで水を多量に加えて粒径成長を停止し、さらに
加熱、撹拌しながら粒子表面を平滑にして形状を制御
し、その粒子を含水状態のまま流動状態で加熱乾燥する
ことにより、本発明のトナーを形成することもできる。
なお、ここにおいて凝集剤と同時に水に対して無限溶解
する有機溶媒を加えてもよい。
【0041】〔トナーを構成する重合性単量体〕樹脂を
構成する重合性単量体として使用されるものは、スチレ
ン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、α−メチルスチレン、p−クロロスチレ
ン、3,4−ジクロロスチレン、p−フェニルスチレ
ン、p−エチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、
p−tert−ブチルスチレン、p−n−ヘキシルスチ
レン、p−n−オクチルスチレン、p−n−ノニルスチ
レン、p−n−デシルスチレン、p−n−ドデシルスチ
レンの様なスチレンあるいはスチレン誘導体、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸n−ブ
チル、メタクリル酸イソプロピル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−オク
チル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸
ステアリル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸フェ
ニル、メタクリル酸ジエチルアミノエチル、メタクリル
酸ジメチルアミノエチル等のメタクリル酸エステル誘導
体、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸
イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、アクリル酸t−
ブチル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸n−オクチ
ル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ステア
リル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸フェニル等の、
アクリル酸エステル誘導体、エチレン、プロピレン、イ
ソブチレン等のオレフィン類、塩化ビニル、塩化ビニリ
デン、臭化ビニル、フッ化ビニル、フッ化ビニリデン等
のハロゲン系ビニル類、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニ
ル、ベンゾエ酸ビニル等のビニルエステル類、ビニルメ
チルエーテル、ビニルエチルエーテル等のビニルエーテ
ル類、ビニルメチルケトン、ビニルエチルケトン、ビニ
ルヘキシルケトン等のビニルケトン類、N−ビニルカル
バゾール、N−ビニルインドール、N−ビニルピロリド
ン等のN−ビニル化合物、ビニルナフタレン、ビニルピ
リジン等のビニル化合物類、アクリロニトリル、メタク
リロニトリル、アクリルアミド等のアクリル酸あるいは
メタクリル酸誘導体がある。これらビニル系単量体は単
独あるいは組み合わせて使用することができる。
【0042】また、樹脂を構成する重合性単量体として
イオン性解離基を有するものを組み合わせて用いること
がさらに好ましい。例えば、カルボキシル基、スルフォ
ン酸基、リン酸基等の置換基を単量体の構成基として有
するもので、具体的には、アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、イタコン酸、ケイ皮酸、フマール酸、マレ
イン酸モノアルキルエステル、イタコン酸モノアルキル
エステル、スチレンスルフォン酸、アリルスルフォコハ
ク酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルフ
ォン酸、アシッドホスホオキシエチルメタクリレート、
3−クロロ−2−アシッドホスホオキシプロピルメタク
リレート等が挙げられる。
【0043】なお、形状を均一化させるためには、着色
粒子を調製し、濾過した後に粒子に対して10質量%以
上の水が存在したスラリーを流動乾燥させることが好ま
しいが、この際、特に重合体中に極性基を有するものが
好ましい。この理由としては、極性基が存在している重
合体に対して、存在している水が多少膨潤する効果を発
揮するために、形状の均一化が特に図られやすいものと
考えられる。
【0044】さらに、ジビニルベンゼン、エチレングリ
コールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリ
レート、ジエチレングリコールジメタクリレート、ジエ
チレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコ
ールジメタクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、
ネオペンチルグリコールジアクリレート等の多官能性ビ
ニル類を使用して架橋構造の樹脂とすることもできる。
【0045】〔連鎖移動剤〕トナー樹脂の分子量を制御
するには、連鎖移動剤を添加するのがよいが、特に下記
の如き、構造を有するものが好ましい。
【0046】連鎖移動剤の好ましい例は、例えば下記の
ものである。 一般式(1) HS−R1−COOR2 ここに、R1は置換基を有してもよい炭素数が1〜10
の炭化水素基であり、R2は置換基を有しても良い炭素
数が2〜20の炭化水素基を示す。
【0047】特に好ましいのは、チオグリコール酸エス
テル類、3−メルカプトプロピオン酸エステル類をあげ
ることができる。具体的にはチオグリコール酸エステル
類として、チオグリコール酸エチル、チオグリコール酸
ブチル、チオグリコール酸−t−ブチル、チオグリコー
ル酸−2−エチルヘキシル、チオグリコール酸オクチ
ル、チオグリコール酸イソオクチル、チオグリコール酸
デシル、チオグリコール酸ドデシル、エチレングリコー
ルのチオグリコール酸エステル、ネオペンチルグリコー
ルのチオグリコール酸エステル、トリメチロールプロパ
ンのチオグリコール酸エステル、ペンタエリスリトール
のチオグリコール酸エステル、ソルビトールのチオグリ
コール酸エステルをあげることができ、3−メルカプト
プロピオン酸エステル類としては、エステル部分がエチ
ルエステル、オクチルエステル、デシルエステル、ドデ
シルエステル、ペンタエリスリトールテトラキスエステ
ルのもの、エチレングリコールの3−メルカプトプロピ
オン酸エステル、ネオペンチルグリコールの3−メルカ
プトプロピオン酸エステル、トリメチロールプロパンの
3−メルカプトプロピオン酸エステル、ペンタエリスリ
トールの3−メルカプトプロピオン酸エステル、ソルビ
トールの3−メルカプトプロピオン酸エステルをあげる
ことができる。
【0048】又、下記構造のものも好ましく用いること
が出来る。 一般式(2) HS−R3 ここに、R3は置換基を有してもよい炭素数が1〜20
の炭化水素基である。
【0049】具体的にはn−オクチルメルカプタン、2
−エチルヘキシルメルカプタン、n−ドデシルメルカプ
タン、sec−ドデシルメルカプタン、t−ドデシルメ
ルカプタン等をあげることができる。
【0050】使用量としては、上記いずれの化合物も全
単量体に対し0.01〜5質量%がよい。
【0051】〔重合開始剤〕本発明には水溶性ラジカル
重合開始剤を使用するが、水溶性重合開始剤としては、
過硫酸カリウム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、ア
ゾビスアミノジプロパン酢酸塩、アゾビスシアノ吉草酸
およびその塩、過酸化水素等を挙げることができる。
【0052】〔凝集剤〕使用される凝集剤としては特に
限定されるものではないが、金属塩から選択されるもの
が好適に使用される。具体的には、一価の金属として例
えばナトリウム、カリウム、リチウム等のアルカリ金属
の塩、二価の金属として例えばカルシウム、マグネシウ
ム等のアルカリ土類の金属塩、マンガン、銅等の二価の
金属の塩、鉄、アルミニウム等の三価の金属の塩等が挙
げられ、具体的な塩としては、塩化ナトリウム、塩化カ
リウム、塩化リチウム、塩化カルシウム、塩化亜鉛、硫
酸銅、硫酸マグネシウム、硫酸マンガン等を挙げること
ができる。これらは組み合わせて使用してもよい。
【0053】これらの凝集剤は臨界凝集濃度以上添加す
ることが好ましい。この臨界凝集濃度とは、水性分散物
の安定性に関する指標であり、凝集剤を添加して凝集が
発生する濃度を示すものである。この臨界凝集濃度は、
乳化された成分および分散剤自体によって大きく変化す
るものである。例えば、岡村誠三他著「高分子化学1
7、601(1960)日本高分子学会編」等に記述さ
れており、詳細な臨界凝集濃度を求めることができる。
また、別な手法として、目的とする粒子分散液に所望の
塩を濃度を変えて添加し、その分散液のζ(ゼータ)電
位を測定し、この値が変化する塩濃度を臨界凝集濃度と
して求めることもできる。
【0054】本発明の凝集剤の添加量は、臨界凝集濃度
以上であればよいが、好ましくは臨界凝集濃度の1.2
倍以上、さらに好ましくは、1.5倍以上添加すること
がよい。
【0055】〔無限溶解する溶媒〕前記した無限溶解す
る溶媒とは、すなわち水に対して無限溶解する溶媒を示
し、この溶媒は、本発明においては形成された樹脂を溶
解させないものが選択される。具体的には、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、t
−ブタノール、メトキシエタノール、ブトキシエタノー
ル等のアルコール類、アセトニトリル等のニトリル類、
ジオキサン等のエーテル類を挙げることができる。特
に、エタノール、プロパノール、イソプロパノールが好
ましい。
【0056】この無限溶解する溶媒の添加量は、凝集剤
を添加した重合体含有分散液に対して1〜100体積%
が好ましい。
【0057】〔pH調整剤〕pH調整にはアミン類を使
用するとよい。好ましいものとしてはクロラミンT(p
−トルエンスルフォンクロロアミドナトリウム三水和
物)がある。
【0058】なお、洗浄液中のpHは2〜9の領域とす
ることで洗浄効果が発揮される。特に好ましくはpHは
3〜8である。洗浄水量は特に限定されるものではない
が、通常、トナーに対して質量で2〜100倍、好まし
くは5〜30倍もちいる。
【0059】〔トナー樹脂の特性〕本発明において優れ
た樹脂としては、ガラス転移点が20〜90℃のものが
好ましく、軟化点が80〜220℃のものが好ましい。
ガラス転移点は示差熱量分析方法で測定されるものであ
り、軟化点は高化式フローテスターで測定することがで
きる。さらに、これら樹脂としてはゲルパーミエーショ
ンクロマトグラフィー(GPC)により測定される分子
量が、数平均分子量(Mn)で1000〜10000
0、重量平均分子量(Mw)で2000〜100000
0のものが好ましい。さらに、分子量分布として、Mw
/Mnが1.5〜100、特に1.8〜70のものが好
ましい。
【0060】熱定着時にトナーのオフセットを防ぐに
は、トナー用の樹脂としては、分子量100,000〜
1,000,000の領域にピークもしくは肩を有する
高分子量成分と、1,000〜20,000の領域にピ
ークもしくは肩を有する低分子量成分の両成分を含有す
る樹脂が好ましい。
【0061】樹脂の分子量測定には、ゲルパーミエーシ
ョンクロマトグラフィーによる分子量測定法により、T
HF(テトラヒドロフラン)を溶媒として測定する。す
なわち、測定試料0.5〜5mg、より具体的には1m
gに対してTHFを1ml加え、室温にてマグネチック
スターラーなどを用いて撹拌を行い、充分に溶解させ
る。
【0062】ついで、ポアサイズ0.45〜0.50μ
mのメンブランフィルターで処理した後に、GPCへ注
入する。GPCの測定条件は、40℃にてカラムを安定
化させ、THFを毎分1mlの流速で流し、1mg/m
lの濃度の試料を約100μl注入して測定する。
【0063】カラムは、市販のポリスチレンジェルカラ
ムを組み合わせて使用することが好ましい。例えば、昭
和電工社製のShodex GPC KF−801、8
02、803、804、805、806、807の組合
せや、東ソー社製のTSKgelG1000H、G20
00H、G3000H、G4000H、G5000H、
G6000H、G7000H、TSK guard c
olumnの組合せなどをあげることができる。また、
検出器としては、屈折率検出器(IR検出器)、あるい
はUV検出器を用いるとよい。
【0064】試料の分子量測定では、試料の有する分子
量分布を単分散のポリスチレン標準粒子を用いて作成し
た検量線を用いて算出する。検量線作成用のポリスチレ
ンとしては10点程度用いるとよい。
【0065】〔着色剤〕本発明のトナーに使用する着色
剤としてはカーボンブラック、磁性体、染料、顔料等を
任意に使用することができ、カーボンブラックとしては
チャンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレン
ブラック、サーマルブラック、ランプブラック等が使用
される。磁性体としては鉄、ニッケル、コバルト等の強
磁性金属、これらの金属を含む合金、フェライト、マグ
ネタイト等の強磁性金属の化合物、強磁性金属を含まな
いが熱処理する事により強磁性を示す合金、例えばマン
ガン−銅−アルミニウム、マンガン−銅−錫等のホイス
ラー合金と呼ばれる種類の合金、二酸化クロム等を用い
る事ができる。
【0066】染料としてはC.I.ソルベントレッド
1、同49、同52、同58、同63、同111、同1
22、C.I.ソルベントイエロー19、同44、同7
7、同79、同81、同82、同93、同98、同10
3、同104、同112、同162、C.I.ソルベン
トブルー25、同36、同60、同70、同93、同9
5等を用いる事ができ、またこれらの混合物も用いる事
ができる。顔料としてはC.I.ピグメントレッド5、
同48:1、同53:1、同57:1、同122、同1
39、同144、同149、同166、同177、同1
78、同222、C.I.ピグメントオレンジ31、同
43、C.I.ピグメントイエロー14、同17、同9
3、同94、同138、同156、同158、同18
0、同185、C.I.ピグメントグリーン7、C.
I.ピグメントブルー15:3、同60等を用いる事が
でき、これらの混合物も用いる事ができる。数平均一次
粒径は種類により多様であるが、概ね10〜200nm
程度が好ましい。
【0067】着色剤の添加方法としては、乳化重合法で
調製した重合体粒子を、凝集剤を添加することで凝集ま
たは融着させる段階で添加し重合体を着色する方法や、
単量体を重合させる段階で着色剤を添加して重合し、着
色粒子とする方法等を使用することができる。なお、着
色剤は重合体を調製する段階で添加する場合はラジカル
重合性を阻害しない様に表面をカップリング剤等で処理
して使用することが好ましい。
【0068】〔トナーに含有させる離型剤〕本発明に使
用される離型剤としては特に限定はない。ポリプロピレ
ン、ポリエチレンなどの低分子量ポリオレフィンワック
ス、パラフィンワックス、フィッシャートロプシュワッ
クス、エステルワックス等が使用できる。好適には、下
記一般式で示されるエステルワックスである。
【0069】R1−(OCO−R2n n=1〜4の整数、好ましくは2〜4、さらに好ましく
は3〜4、特に好ましくは4がよい。
【0070】R1、R2は置換基を有しても良い炭化水素
基を示す。 R1:炭素数=1〜40、好ましくは1〜20、さらに
好ましくは2〜5である。
【0071】R2:炭素数=1〜40、好ましくは16
〜30、さらに好ましくは18〜26である。
【0072】次に具体的化合物例を示す。
【0073】
【化1】
【0074】
【化2】
【0075】添加量としては、トナー全体に対して1〜
30質量%、好ましくは2〜20質量%、さらに好まし
くは3〜15質量%である。
【0076】なお、本発明のトナーは、単量体中に離型
剤を溶解させたものを水中に分散し、重合させ、樹脂粒
子中に離型剤を含有させた粒子を形成させるいわゆるミ
ニエマルジョン重合法により造ることが出来る。
【0077】〔その他の添加剤〕本発明のトナーは少な
くとも樹脂と着色剤を含有するものであるが、必要に応
じて荷電制御剤等を含有することもできる。
【0078】荷電制御剤も同様に種々の公知のもので、
且つ水中に分散することができるものを使用することが
できる。具体的には、ニグロシン系染料、ナフテン酸ま
たは高級脂肪酸の金属塩、アルコキシル化アミン、第4
級アンモニウム塩化合物、アゾ系金属錯体、サリチル酸
金属塩あるいはその金属錯体等が挙げられる。
【0079】なお、これら荷電制御剤は、分散した状態
で数平均一次粒径が10〜500nm程度とすることが
好ましい。
【0080】又、本発明のトナーでは、外添剤として前
記のものの他に、無機微粒子や有機微粒子などの微粒子
を添加して使用することでより効果を発揮することがで
きる。
【0081】この無機微粒子としては、シリカ、チタニ
ア、アルミナ等の無機酸化物粒子の使用が好ましく、さ
らに、これら無機微粒子はシランカップリング剤やチタ
ンカップリング剤等によって疎水化処理されていること
が好ましい。疎水化処理の程度としては特に限定される
ものでは無いが、メタノールウェッタビリティーとして
40〜95のものが好ましい。メタノールウェッタビリ
ティーとは、メタノールに対する濡れ性を評価するもの
である。この方法は、内容量200mlのビーカー中に
入れた蒸留水50mlに、測定対象の無機微粒子を0.
2g秤量し添加する。メタノールを先端が液体中に浸せ
きされているビュレットから、ゆっくり撹拌した状態で
無機微粒子の全体が濡れるまでゆっくり滴下する。この
無機微粒子を完全に濡らすために必要なメタノールの量
をa(ml)とした場合に、下記式により疎水化度が算
出される。
【0082】疎水化度={a/(a+50)}×100 この外添剤の添加量としては、トナー中に0.1〜5.
0質量%、好ましくは0.5〜4.0質量%である。ま
た、外添剤としては種々のものを組み合わせて使用して
もよい。
【0083】〔現像剤及び現像方法〕非磁性一成分トナ
ーとして使用する場合には、薄層形成を行うための現像
剤層規制部材が現像剤層担持体に押圧された構成を有す
る現像器を使用し、接触あるいは非接触で現像する。好
ましい方式は接触現像である。
【0084】二成分現像剤として使用する場合には、本
発明のトナーとキャリアとからなる現像剤を調製し、接
触又は非接触で現像する方式がある。
【0085】二成分現像剤を構成するキャリアとして
は、磁性粒子としては、鉄、フェライト、マグネタイト
等の金属、それらの金属とアルミニウム、鉛等の金属と
の合金等の従来から公知の材料を用いることができる。
特にフェライト粒子が好ましい。上記磁性粒子は、その
体積平均粒径としては15〜100μm、より好ましく
は25〜60μmのものが良い。キャリアの体積平均粒
径の測定は、代表的には湿式分散機を備えたレーザ回折
式粒度分布測定装置「ヘロス(HELOS)」(シンパ
ティック(SYMPATEC)社製)により測定するこ
とができる。
【0086】キャリアは、さらに樹脂により被覆されて
いるもの、あるいは樹脂中に磁性粒子を分散させたいわ
ゆる樹脂分散型キャリアが好ましい。コーティング用の
樹脂組成としては、特に限定は無いが、例えば、オレフ
ィン系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン−アクリル系樹
脂、シリコーン系樹脂、エステル系樹脂あるいはフッ素
含有重合体系樹脂等が用いられる。また、樹脂分散型キ
ャリアを構成するための樹脂としては、特に限定されず
公知のものを使用することができ、例えば、スチレン−
アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フッ素系樹脂、フェ
ノール樹脂等を使用することができる。
【0087】〔定着方式と画像形成方法〕本発明に使用
される好適な定着方法としては、いわゆる接触加熱方式
をあげることができる。特に、接触加熱方式として、熱
圧定着方式、さらには熱ローラー定着方式および固定配
置された加熱体を内包した回動する加圧部材により定着
する方式をあげることができる。なお、熱ローラー定着
方式の具体例は後記する。
【0088】図1は本発明の画像形成方法を説明するた
めの画像形成装置の一例を示す断面構成図である。4は
静電潜像担持体である感光体ドラムであり、アルミニウ
ム製のドラム基体の外周面に感光体層である有機光導電
体(OPC)を形成してなるもので矢印方向に所定の速
度で回転する。
【0089】図1において、図示しない原稿読み取り装
置にて読み取った情報に基づき、半導体レーザ光源1か
ら露光光が発せられる。これをポリゴンミラー2によ
り、図1の紙面と垂直方向に振り分け、画像の歪みを補
正するfθレンズ3を介して、感光体面上に照射され静
電潜像を作る。感光体ドラム4は、予め帯電器5により
一様帯電され、像露光のタイミングにあわせて時計方向
に回転を開始している。
【0090】感光体ドラム面上の静電潜像は、現像器6
により現像され、形成された現像像はタイミングを合わ
せて搬送されてきた転写紙(転写材)8に転写器7の作
用により転写される。更に感光体ドラム4と転写紙8は
分離器(分離極)9により分離されるが、現像像は転写
紙8に転写担持されて、定着器10へと導かれ定着され
る。
【0091】感光体面に残留した未転写のトナー等は、
クリーニングブレード方式のクリーニング器11にて清
掃され、帯電前露光(PCL)12にて残留電荷を除
き、次の画像形成のため再び帯電器5により、一様帯電
される。
【0092】次に、転写紙は代表的には普通紙である
が、現像後の未定着像を転写可能なものなら、特に限定
されず、OHP用のPETベース等も無論含まれる。
【0093】又、クリーニングブレード13は、厚さ1
〜30mm程度のゴム状弾性体を用い、材質としてはウ
レタンゴムが最も良く用いられる。これは感光体に圧接
して用いられるため熱を伝え易く、本発明においては解
除機構を設け、画像形成動作を行っていない時には感光
体から離しておくのが望ましい。
【0094】本発明は、電子写真法による画像形成装
置、特にコンピュータ等からのデジタル画像データで変
調した変調ビームにより感光体上に静電潜像を形成する
装置に好ましく使用することができる。
【0095】図2は、本発明のトナーを用いた画像形成
方法において使用する定着装置の一例を示す断面図であ
り、図2示す定着装置10は、加熱ローラー71と、こ
れに当接する加圧ローラー72とを備えている。なお、
図2において、Tは転写紙(画像形成支持体)上に形成
されたトナー像である。
【0096】加熱ローラー71は、フッ素樹脂または弾
性体からなる被覆層82が芯金81の表面に形成されて
なり、線状ヒーターよりなる加熱部材75を内包してい
る。
【0097】芯金81は、金属から構成され、その内径
は10〜70mmとされる。芯金81を構成する金属と
しては特に限定されるものではないが、例えば鉄、アル
ミニウム、銅等の金属あるいはこれらの合金を挙げるこ
とができる。
【0098】芯金81の肉厚は0.1〜15mmとさ
れ、省エネルギーの要請(薄肉化)と、強度(構成材料
に依存)とのバランスを考慮して決定される。例えば、
0.57mmの鉄よりなる芯金と同等の強度を、アルミ
ニウムよりなる芯金で保持するためには、その肉厚を
0.8mmとする必要がある。
【0099】加熱部材75としては、ハロゲンヒーター
を好適に使用することができる。これにより加熱ローラ
ーの表面温度が120〜200℃とするのが普通であ
る。
【0100】加圧ローラー72は、弾性体からなる被覆
層84が芯金83の表面に形成されてなる。被覆層84
を構成する弾性体としては特に限定されるものではな
く、ウレタンゴム、シリコーンゴムなどの各種軟質ゴム
およびスポンジゴムを挙げることができ、被覆層84を
構成するものとして例示したシリコーンゴムおよびシリ
コーンスポンジゴムを用いることが好ましい。
【0101】被覆層84を構成する弾性体のアスカーC
硬度は、80°未満とされ、好ましくは70°未満、更
に好ましくは60°未満とされる。
【0102】又、被覆層84の厚みは0.1〜30mm
とされ、好ましくは0.1〜20mmとされる。
【0103】加熱ローラー71と加圧ローラー72との
当接荷重(総荷重)としては、通常40〜350Nとさ
れ、好ましくは50〜300N、さらに好ましくは50
〜250Nとされる。この当接荷重は、加熱ローラー7
1の強度(芯金81の肉厚)を考慮して規定され、例え
ば0.3mmの鉄よりなる芯金を有する加熱ローラーに
あっては、250N以下とすることが好ましい。
【0104】定着クリーニングの機構を付与して使用し
てもよい。この方式としてはシリコーンオイルを定着の
上ローラーあるいはフィルムに供給する方式やシリコー
ンオイルを含浸したパッド、ローラー、ウェッブ等でク
リーニングする方法が使用できる。
【0105】なお、シリコーンオイルとしては、ポリジ
メチルシロキサン、ポリメチルフェニルシロキサン、ポ
リジフェニルシロキサン等を使用することが出来る。さ
らに、フッ素を含有するシロキサンも好適に使用するこ
とが出来る。
【0106】
【実施例】次に、実施例として具体的な構成例とその効
果を示すが、本発明の構成はこれに限定されるわけでは
ない。
【0107】実施例1 トナー用樹脂粒子の製造 撹拌装置、温度センサー、冷却管、窒素導入装置を取り
付けた5000mlのセパラブルフラスコに、下記のア
ニオン系界面活性剤 式(101) C1021(OCH2CH22OSO3Na 7.08gをイオン交換水3010gに溶解させた界面
活性剤溶液(水系媒体)を仕込み、窒素気流下230r
pmの撹拌速度で撹拌しながら、内温を80℃に昇温さ
せた。
【0108】この界面活性剤溶液に、重合開始剤(過硫
酸カリウム:KPS)9.2gをイオン交換水200g
に溶解させた開始剤溶液を添加し、温度を75℃とした
後、スチレン70.1g、n−ブチルアクリレート1
9.9g、メタクリル酸10.9gからなる単量体混合
液を1時間かけて滴下し、この系を75℃にて2時間に
わたり加熱、撹拌することにより重合(第一段重合)を
行い、ラテックス(高分子量樹脂からなる樹脂粒子の分
散液)を調製した。これを「ラテックス(1H)」とす
る。
【0109】撹拌装置を取り付けたフラスコ内におい
て、スチレン105.6g、n−ブチルアクリレート3
0.0g、メタクリル酸6.2g、n−オクチル−3−
メルカプトプロピオン酸エステル5.6gからなる単量
体混合液に、離型剤の結晶性物質として、前記化合物1
9)(以下、「例示化合物19)」という。)98.0
gを添加し、90℃に加温し溶解させて単量体溶液を調
製した。
【0110】一方、アニオン系界面活性剤(上記式(1
01))1.6gをイオン交換水2700mlに溶解さ
せた界面活性剤溶液を98℃に加熱し、この界面活性剤
溶液に、核粒子の分散液である前記ラテックス(1H)
を固形分換算で28g添加した後、循環経路を有する機
械式分散機「クレアミックス(CLEARMIX)」
(エム−テクニック社製)により、前記例示化合物1
9)の単量体溶液を8時間混合分散させ、分散粒径(2
84nm)を有する乳化粒子(油滴)を含む分散液(乳
化液)を調製した。
【0111】次いで、この分散液(乳化液)に、重合開
始剤(KPS)5.1gをイオン交換水240mlに溶
解させた開始剤溶液と、イオン交換水750mlとを添
加し、この系を98℃にて12時間にわたり加熱撹拌す
ることにより重合(第二段重合)を行い、ラテックス
(高分子量樹脂からなる樹脂粒子の表面が中間分子量樹
脂により被覆された構造の複合樹脂粒子の分散液)を得
た。これを「ラテックス(1HM)」とする。
【0112】前記ラテックス(1HM)を乾燥し、走査
型電子顕微鏡で観察したところ、ラテックスに取り囲ま
れなかった例示化合物19)を主成分とする粒子(40
0〜1000nm)が観察された。
【0113】上記の様にして得られたラテックス(1H
M)に、重合開始剤(KPS)7.4gをイオン交換水
200mlに溶解させた開始剤溶液を添加し、80℃の
温度条件下に、スチレン300g、n−ブチルアクリレ
ート95g、メタクリル酸15.3g、n−オクチル−
3−メルカプトプロピオン酸エステル10.4gからな
る単量体混合液を1時間かけて滴下した。滴下終了後、
2時間にわたり加熱撹拌することにより重合(第三段重
合)を行った後、28℃まで冷却しラテックス(高分子
量樹脂からなる中心部と、中間分子量樹脂からなる中間
層と、低分子量樹脂からなる外層とを有し、前記中間層
に例示化合物19)が含有されている複合樹脂粒子)の
分散液を得た。このラテックスを「ラテックス(1HM
L)」とする。
【0114】このラテックス(1HML)を構成する複
合樹脂粒子は、138,000、80,000および1
3,000にピーク分子量を有するものであり、また、
この複合樹脂粒子の重量平均粒径は122nmであっ
た。
【0115】(着色剤の分散)アニオン系界面活性剤
(101)59.0gをイオン交換水1600mlに撹
拌溶解した。この溶液を撹拌しながら、着色剤としてカ
ーボンブラックを420.0g徐々に添加し、次いで、
撹拌装置「クレアミックス」(エム−テクニック社製)
を用いて分散処理することにより、着色剤粒子の分散液
(以下、「着色剤分散液1」という)を調製した。この
着色剤分散液1における着色剤粒子の粒径を、電気泳動
光散乱光度計「ELS−800」(大塚電子社製)を用
いて測定したところ、110nmであった。
【0116】(凝集・融着)ラテックス1HML42
0.7g(固形分換算)と、イオン交換水900gと
「着色剤分散液1」200gとを、温度センサー、冷却
管、窒素導入装置、撹拌装置を取り付けた反応容器(四
つ口フラスコ)に入れ撹拌した。容器内の温度を30℃
に調整した後、この溶液に5モル/Lの水酸化ナトリウ
ム水溶液を加えてpHを8〜11.0に調整した。
【0117】次いで、塩化マグネシウム・6水和物1
2.1gをイオン交換水1000mlに溶解した水溶液
を、撹拌下、30℃にて10分間かけて添加した。3分
間放置した後に昇温を開始し、この系を60分間かけて
90℃まで昇温した。
【0118】その状態で、「コールターカウンターTA
−II」(コールター社製)にて会合粒子の粒径を測定
し、個数平均粒径が6.3μmになった時点で、塩化ナ
トリウム40.2gをイオン交換水1000mlに溶解
した水溶液を添加して粒子成長を停止させ、さらに、熟
成処理として液温度98℃にて6時間にわたり加熱撹拌
することにより融着を継続させ着色粒子を得た。
【0119】(酸化錫被膜を有する無機微粒子の製造)
0.1μmの硫酸バリウム微紛体を水中に懸濁させ、塩
酸でpH2に調整した。さらに、4塩化錫溶液を添加し
て撹拌し、水酸化ナトリウムを加え、pHを11にし
た。ここで、固形分を分離し、リンを硫酸バリウム微紛
体に対して180ppm添加後、酸素欠損構造になるよ
うに酸素濃度を調整した環境下で焼成し、表面に酸素欠
損構造を持ったドープ元素添加型の低抵抗酸化錫で被覆
した硫酸バリウムの微粒子を得た。
【0120】該微粒子をタービュラーミキサーにて解砕
し、体積平均粒径0.5μmとし、BET値、体積抵抗
率等の測定を実施した。なお、リンを含有する酸化錫被
膜の量は、母粒子(硫酸バリウム微紛体)に対して50
質量%であった。
【0121】(トナー)ついで前記着色粒子に、上記の
酸化錫被膜を有する無機微粒子を0.5質量部、疎水性
シリカ(数平均一次粒径=12nm、疎水化度=68)
を1質量部、及び疎水性酸化チタン(数平均一次粒径=
20nm、疎水化度=63)を0.3質量%添加し、ヘ
ンシェルミキサーにより混合してトナーを得た。このト
ナーを水中に再分散させて、導電率の測定を実施した。
【0122】(現像剤)上記トナーに対してシリコーン
樹脂を被覆した体積平均粒径60μmのフェライトキャ
リアを混合し、トナー濃度が6%の現像剤を調製した。
【0123】(実写)現像剤を使用し、図1の画像形成
装置とほぼ同じ構成をもつデジタルプリンタKonic
a3015(コニカ社製)を用い定着器の構成を下記に
示す構成に変更して実写評価を実施した。
【0124】定着器としては図2に示すごとき加圧方式
の加熱定着装置を用いた。具体的構成は下記の如くであ
る。
【0125】表面をPFA(テトラフルオロエチレン−
パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)の被覆
層(厚み:120μm)を有し内径40mmで全幅が3
10mmの、ヒーターを中央部に内蔵した円柱状の厚み
1.0mmのアルミ合金パイプ11を加熱ローラー(上
ローラー)として有し、表面が同様にスポンジ状シリコ
ーンゴム(アスカーC硬度=48:厚み2mm)で構成
された内径40mmの肉厚2.0mmの鉄パイプを有す
る加圧ローラー(下ローラー)を有している。
【0126】本定着器のニップ幅は5.8mmとした。
この定着器(定着装置)を使用して、印字の線速を25
0mm/secに設定した。
【0127】なお、定着装置のクリーニング機構として
ポリジフェニルシリコーン(20℃の粘度が10Pa・
sのもの)を含浸したウェッブ方式の供給方式を使用し
た。
【0128】定着の温度は上ロールの表面温度で制御
し、180℃の設定温度とした。 (評価) 画像汚れ 高温高湿環境下(33℃、80%RH)において、画像
を連続して5000枚印字した後、電源をオフにして7
2時間放置後に再度印字し、形成画像を逐次観察して、
画像汚れ(カブリ)の個数を数え、A4紙面に0〜10
個未満であれば、良好と判断した。
【0129】 ◎ :0〜3個 ○ :4〜10個未満 × :10個以上 クリーニング不良 高温高湿環境下(33℃、80%RH)において、画像
を連続して5000枚印字した後、電源をオフにして7
2時間放置後に再度印字し、形成画像を逐次観察して、
A4紙面のベタ黒画像上に存在する白点の有無(直径
0.3mm以上のもの)により、クリーニング不良を評
価した。この白点が5個以上発生したものをクリーニン
グ不良発生とした。
【0130】 ◎:0個 ○:1〜4個 ×:5個以上 (実施例2)実施例1の酸化錫被膜を有する無機微粒子
の製造例において、リンの添加量を200ppmにする
以外は同様にして、体積平均粒径0.47μmの無機微
粒子を得た後、実施例1と以下同様にして現像剤を作製
し評価を行った。
【0131】(実施例3)実施例1の酸化錫被膜を有す
る無機微粒子の製造例において、リンの添加量を700
ppmにする以外は同様にして、体積平均粒径0.6μ
mの無機微粒子を得た後、実施例1と以下同様にして現
像剤を作製し、評価を行った。
【0132】(実施例4)実施例1の酸化錫被膜を有す
る無機微粒子の製造例において、リンの添加量を200
ppmにし、解砕条件をV型混合機に変更した以外は同
様にして、体積平均粒径2.2μmの無機微粒子を得た
後、実施例1と以下同様にして現像剤を作製し、評価を
行った。
【0133】(比較例1)実施例1の酸化錫被膜を有す
る無機微粒子の製造例において、リンの添加量を0pp
mにした以外は同様にして、体積平均粒径0.54μm
の無機微粒子を得た後、実施例1と以下同様にして現像
剤を作製し評価を行った。
【0134】(比較例2)実施例1の酸化錫被膜を有す
る無機微粒子の製造例において、リンの添加量を80p
pmにする以外は同様にして、体積平均粒径0.62μ
mの無機微粒子を得た後、実施例1と以下同様にして現
像剤を作製し評価を行った。
【0135】(比較例3)実施例1の酸化錫被膜を有す
る無機微粒子の製造例において、リンの添加量を400
ppmにし、解砕工程を実施しないこと以外は同様にし
て、体積平均粒径3.3μmの無機微粒子を得た後、実
施例1と以下同様にして現像剤を作製し評価を行った。
【0136】(比較例4)比較例1のリン添加量を10
00ppm、体積平均粒径を0.50μmとした他は、
比較例1と同様にした無機微粒子を用い現像剤を作製し
評価を行った。
【0137】(比較例5)実施例1の酸化錫被膜を有す
る無機微粒子の製造と同様に処理したが、焼成条件を調
整してBET比表面積が4.5m2/gとなるようにし
た無機微粒子を用い現像剤を作製し評価を行った。
【0138】(比較例6)実施例1の酸化錫被膜を有す
る無機微粒子の製造と同様に処理したが、焼成条件を調
整してBET比表面積が60.0m2/gとなるように
した無機微粒子を用い現像剤を作製し評価を行った。
【0139】(比較例7)実施例1の酸化錫被膜を有す
る無機微粒子の製造と同様であるが、硫酸バリウム微粉
体の粒径を0.004μmに変更した無機微粒子を用い
現像剤を作製し評価を行った。
【0140】
【表1】
【0141】
【表2】
【0142】表2により、本発明内の実施例1〜4は何
れも良い特性を示したが、本発明外の比較例1〜7は何
れも問題のある特性しか示さないことがわかる。
【0143】
【発明の効果】本発明により、外添剤の遊離を抑え、ト
ナー飛散、クリーニング不良のない静電潜像現像用トナ
ーとその製造方法を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像形成方法の説明のための画像形成
装置の一例を示す断面構成図。
【図2】本発明に適用される定着装置の概略断面図。
【符号の説明】
1 半導体レーザ光源 2 ポリゴンミラー 3 fθレンズ 4 感光体ドラム 5 帯電器 6 現像器 7 転写器 8 転写紙(転写材) 9 分離器 10 定着器 11 クリーニング器 12 帯電前露光 13 クリーニングブレード 71 加熱ローラー 72 加圧ローラー 75 加熱部材 81 加熱ローラーの芯金 82 加熱ローラーの被覆層 83 加圧ローラーの芯金 84 加圧ローラーの被覆層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大村 健 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H005 AA08 AA15 AB06 CB07 CB08 DA09 EA01 EA05 EA07 EA10

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンの含有量が150〜950ppmの
    酸化錫被膜を有し、比表面積が5.0〜50m2/g、
    体積平均粒径0.01〜3.0μm、3.0μm以上の
    粒子が50質量%以下である無機微粒子を含有すること
    を特徴とする静電潜像現像用トナー。
  2. 【請求項2】 前記トナーは、円形度が0.93〜0.
    99、水中に再分散時の分散液の導電率が−0.1〜−
    50μS/cm、体積平均粒径が3.0〜9.0μmで
    あることを特徴とする請求項1に記載の静電潜像現像用
    トナー。
  3. 【請求項3】 前記トナーは、少なくとも重合性単量体
    を水系媒体中で重合せしめて得られることを特徴とする
    請求項1に記載の静電潜像現像用トナー。
  4. 【請求項4】 リンの含有量が150〜950ppmの
    酸化錫被膜を有し、比表面積が5.0〜50m2/gで
    あり、体積平均粒径0.01〜3.0μm、3.0μm
    以上の粒子が50質量%以下である無機微粒子を添加す
    ることを特徴とする静電潜像現像用トナーの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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