JP2003131234A - 高分子分散型液晶素子 - Google Patents

高分子分散型液晶素子

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JP2003131234A
JP2003131234A JP2001328225A JP2001328225A JP2003131234A JP 2003131234 A JP2003131234 A JP 2003131234A JP 2001328225 A JP2001328225 A JP 2001328225A JP 2001328225 A JP2001328225 A JP 2001328225A JP 2003131234 A JP2003131234 A JP 2003131234A
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liquid crystal
polymer
substrate
regulating force
alignment regulating
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JP2001328225A
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Junji Oyama
淳史 大山
Tomoko Maruyama
朋子 丸山
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高分子分散型液晶パネルにおいて、電圧印加
を休止した場合における光透過量の変動を低減する。 【解決手段】 第1基板1a及び第2基板1bの間隙に
高分子分散型液晶4を配置するが、この高分子分散型液
晶4を、高分子2の割合の方が液晶3の割合よりも高い
高分子層4Aと、液晶3の割合の方が高分子2の割合よ
りも高い液晶リッチ層4Bとに分離させ、高分子層4A
は第1基板1aの側に、液晶リッチ層4Bは第2基板1
bの側に配置する。そして、第2基板1bの垂直配向規
制力が第1基板1aの垂直配向規制力よりも大きくなる
ようにする。この高分子分散型液晶4に特定の電圧を印
加すると透明状態になり、該電圧印加を休止しても光透
過量はほとんど低下することなく維持される(メモリ状
態)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶と高分子との
複合層を利用した高分子分散型液晶表示素子に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶と高分子との複合層(高分子
分散型液晶 Polymer Dispersed L
iquid Crystal、PDLC)を利用した高
分子分散型液晶表示素子が種々提案されている。かかる
表示素子は、 ・ 液晶と高分子前駆体(例えば紫外線硬化型のモノマ
ー)とを所定割合にて混合、相溶させて液晶性を有する
溶液を作製し、 ・ 該溶液を、一対の基板の間隙に注入し、 ・ その状態で該溶液に紫外線を照射し、高分子前駆体
を重合硬化させると共に液晶と高分子とを相分離させ
る、ことによって作製されていた。これにより、複合層
(液晶高分子複合層)では、液晶分子からなる平均直径
約1μm程度の滴が高分子中に分散配置されることとな
る。
【0003】このような表示素子では、電圧が印加され
ていない状態では前記液晶滴の屈折率異方性がランダム
に配列しているために光学的に不透明を示し、電圧を印
加した状態では前記液晶滴の屈折率異方性が一定の配列
に変化し、高分子層の屈折率異方性と一致する為、光学
的に透明状態となる。
【0004】かかる表示素子は、偏光板が不要で明るく
視野角の大きな表示が可能という特徴を有している。
【0005】しかしながら、上述した表示素子では、一
旦形成した透明状態をそのまま維持するには、電圧を印
加し続ける必要があり、電圧印加を休止すると不透明状
態に戻ってしまうという問題があった(特願平1−39
209号や特願平1−130197号参照)。
【0006】このような問題を回避する表示素子として
は、水酸基を有する単官能性モノマー、例えば2−ヒド
ロキシエチルメタクリレートを前記高分子前駆体として
用いたものがある(特開平08−015675号公報参
照)。かかる表示素子では、電圧印加により透明状態に
なった後に電圧を除去しても透明状態が元の不透明状態
に戻らない、いわゆる「ヒステリシス」現象をメモリと
して利用する試みがなされている。しかしながら該表示
素子の場合、いったん透明状態に移行すると、再び不透
明状態を形成するためには、素子を加熱して溶融状態に
して徐冷する工程が必須となり、実用に適さない。
【0007】そこで、2周波駆動液晶(印加する電圧の
周波数に応じて誘電異方性の符号が異なる液晶)を特定
の高分子材料と組み合わせてPDLCを作製し、透明状
態と不透明状態との切替えを印加電圧の切替えのみで行
いかつ該透明状態と不透明状態をそれぞれ印加電圧除去
後も維持可能なメモリ機能を発現するようにしたものが
知られている(特開平09−120058号公報、第2
2回液晶討論会講演・3D10参照)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たPDLCでは、透明状態になるよう電圧を印加し、そ
の後電圧を除去した場合に、完全な透明状態のまま保持
されるのではなくて、幾分か不透明状態気味に変化して
しまうという問題があった。
【0009】そこで、本発明は、不透明状態への移行を
防止する高分子分散型液晶素子を提供することを目的と
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情を考慮
してなされたものであり、所定間隙を開けた状態に配置
された第1及び第2基板と、これらの基板の間隙に配置
されてなる高分子中に液晶が分散された高分子分散型液
晶と、該高分子分散型液晶を挟み込むように配置された
一対の電極と、を備え、これら一対の電極を介して前記
高分子分散型液晶に電圧を印加することに基づき表示を
行う高分子分散型液晶素子において、前記高分子分散型
液晶が、高分子の割合の方が液晶の割合よりも高い高分
子層と、液晶の割合の方が高分子の割合よりも高い液晶
リッチ層と、からなり、前記高分子層が前記第1基板に
接触するように形成されると共に、前記液晶リッチ層が
前記第2基板に接触するように形成され、かつ、前記第
1基板の配向規制力と前記第2基板の配向規制力とが異
なる、ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図3を参照して、
本発明の実施の形態について説明する。
【0012】本発明に係る高分子分散型液晶素子は、図
1に符号Dで示すように、所定間隙を開けた状態に配
置された第1及び第2基板1a,1bを備えており、こ
れらの基板1a,1bの間隙には、高分子2中に液晶3
が分散されてなる高分子分散型液晶4が配置されてい
る。そして、該高分子分散型液晶4を挟み込むように一
対の電極5a,5bが配置されており、これら一対の電
極5a,5bを介して前記高分子分散型液晶4に電圧を
印加することに基づき表示を行うように構成されてい
る。
【0013】本実施の形態における高分子分散型液晶4
は、上述したように高分子2中に液晶3が分散されて構
成されているが、 ・ 高分子2の割合の方が液晶3の割合よりも高い層
(主として高分子の集合体からなる層であって、以下
“高分子層”とする)4Aと、 ・ 液晶3の割合の方が高分子2の割合よりも高い層
(主として液晶の集合体からなる層であって、以下、
“液晶リッチ層”とする)4Bと、からなり、高分子層
4Aが前記第1基板1aに接触するように形成され、前
記液晶リッチ層4Bが前記第2基板1bに接触するよう
に形成されている。
【0014】そして、これらの基板1a,1bには配向
処理規制力が付与されているが、液晶リッチ層4Bが接
触される第2基板1bの配向規制力、及び高分子層4A
が接触される第1基板1aの配向規制力が異なるように
設定されている。その態様としては、 ・ 液晶リッチ層4Bが接触される方の第2基板1bに
垂直配向処理を施して、第1基板1aには垂直配向処理
を施さない方法(この場合は、液晶リッチ層4Bが接触
される方の第2基板1bの配向規制力が垂直配向規制力
となる)、 ・ 両方の基板1a,1bに垂直配向処理を施し、液晶
リッチ層4Bが接触される第2基板1bの垂直配向規制
力が、高分子層4Aが接触される第1基板1aの垂直配
向規制力よりも大きくなるようにする方法、がある。
【0015】なお、垂直配向処理は、 ・ 各種シランカップリング剤・アルキルアミン類等を
用いる方法、 ・ 液晶垂直配向性のポリイミド等の薄膜を前記基板表
面に形成する方法、 ・ SiO斜方蒸着等を基板表面に施す方法、によっ
て行うことができる。かかる場合、垂直配向規制力の大
小は、上記化学材料種、および処理条件等により制御す
れば良い。
【0016】ところで、上述した高分子分散型液晶4
は、高分子前駆体と液晶とを混合させておいて該高分子
前駆体を重合させることにより形成すると良い。
【0017】このような高分子前駆体としては、単官能
性モノマーと多官能モノマーとを含有したものを挙げる
ことができる。このうち、単官能性モノマーとしては、
光照射や加熱、電圧印加、放射線照射等により重合反応
を生じる材料であれば広く種類を問わず用いることがで
きるが、本発明では下記化学式(1)、(2)で示され
るヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが好ましく
用いられる。
【0018】
【化1】
【0019】
【化2】
【0020】上記式中、Rは少なくとも1個以上の水酸
基を有する炭素数1〜30の脂肪族炭化水素基を示す。
例えば2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒド
ロキシエチルアクリレート、2−エチルヘキシルメタク
リレート、2−エチルヘキシルアクリレート、ヒドロキ
シプロピルメタクリレート、ヒドロキシブチルメタクリ
レート等のヒドロキシアルキル(メタ)アクリレートが
好ましく、この場合、アルキル基の炭素数および水酸基
の個数及び水酸基の結合位置は特に限定されない。この
他にもフェノキシエチル(メタ)アクリレート、テトラ
ヒドロフルフリル(メタ)アクリレート等を使用するこ
とができる。
【0021】また、本発明に用いられる多官能性モノマ
ーとしては、上記単官能性モノマーと同様に、光照射や
加熱、電圧印加、放射線照射等により重合反応を生じる
材料であれば広く種類を問わず用いることができるが、
本発明では、官能数が2であるアルキルジオールジ(メ
タ)アクリレート[下記化学式(3)、下記化学式
(4)]アルキルジオールジグリジシルエーテルジ(メ
タ)アクリレート[下記化学式(5)、下記化学式
(6)]が好ましく用いられる。
【0022】
【化3】
【0023】
【化4】
【0024】
【化5】
【0025】
【化6】
【0026】例えばアルキルジオールジグリジシルエー
テルジ(メタ)アクリレートとして、ヘキサンジオール
ジグリジシルエーテルジ(メタ)アクリレート、アルキ
ルジオールジ(メタ)アクリレートとして、1,6−ヘ
キサンジオールジアクリレートを好適に用いることがで
きる。
【0027】上記以外にもアルキルジオールジ(メタ)
アクリレートとして、エチレングリコールジグリジシル
エーテルジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジグ
リジシルエーテルジ(メタ)アクリレート等、アルキル
ジオールジ(メタ)アクリレートとしてエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ブタンジオールジ(メ
タ)アクリレート等が挙げられるが、これらのアルキル
基の炭素数、水酸基の個数及び水酸基の結合位置は特に
限定しない。これら以外にも、ビスフェノール−AEO
変性ジ(メタ)アクリレート、イソシアヌル酸EO変性
ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールジアクリ
レートモノステアレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、HX220、HX620、R6
84(いずれも日本化薬製)等を使用することができ
る。
【0028】本発明の実施態様においては前記多官能性
モノマーのうち少なくとも1種を、上記単官能モノマー
の少なくとも1種と混合して用いるが、その際、該混合
液を構成する単官能もしくは多官能モノマーに少なくと
も1以上の水酸基を有する。
【0029】なお、単官能性モノマーと多官能性モノマ
ーとの混合により高分子前駆体を形成する場合、単官能
性モノマーと多官能性モノマーとの混合重量比は、1/
5〜2/1、好ましくは2/5〜6/5にすると良い。
本発明においては、少なくとも1種以上の前記単官能性
モノマーと1種以上の多官能性モノマーとを上記重量比
の範囲内で混合し、高分子前駆体を調製すると良い。
【0030】一方、本発明に用いる液晶3としては2周
波駆動液晶(すなわち、印加する電圧の周波数により誘
電異方性の符号が異なる液晶であって、ある駆動周波数
領域においては正の誘電異方性を示し、別の駆動周波数
領域においては負の駆動周波数領域を示すような液晶)
が好適である。この2周波駆動液晶としては、 ・ 低周波数の電圧を印加した場合には液晶分子が電場
方向と平行に配向され、 ・ 高周波数の電圧を印加した場合には液晶分子が電場
方向と垂直に配向される、ものを挙げることができ、具
体的には、2,3−ジシアノ−4−ペンチルオキシフェ
ニル−4−(トランス−4−エチルシクロヘキシル)ベ
ンゾアート、2,3−ジシアノ−4−ペンチルオキシフ
ェニル−トランス−4−プロピル−1−シクロヘキサン
カルボキシラート、2,3−ジシアノ−4−エトキシフ
ェニル−4−(トランス−4−ペンチルシクロヘキシ
ル)ベンゾアート、2,3−ジシアノ−4−エトキシフ
ェニル−4−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)
ベンゾアート、2,3−ジシアノ−4−ブトキシフェニ
ル−4−(トランス−4−ブチルシクロヘキシル)ベン
ゾアート等の低分子液晶の1種または2種以上の混合物
として用いることができる。また、前記液晶材料はフッ
素原子を含有するものを使用することも可能である。前
記液晶材料はネマチック相またはコレステリック相を示
す材料が好適に用いられるが、スメクチック相を示す材
料であっても上記の如く印加する電圧の周波数により誘
電異方性の符号が異なる液晶であればその使用すること
が可能である。また、前記液晶3は、前記高分子前駆体
に対して1倍以上(好ましくは1倍以上4倍以下)混合
しておくと良い。実際、液晶の使用量が高分子前駆体の
1倍未満の場合には、素子の光学特性が低下し、また、
液晶を高分子前駆体の4倍を越えて使用した場合には、
高分子化合物が全ての液晶を液晶滴として形成できない
状況が発生し、いずれの場合も好ましくない。
【0031】本発明では更に、前記高分子前駆体と前記
液晶の混和物に光重合開始剤を必要に応じて添加しても
よい。本発明で用いうる光重合開始剤としては、例え
ば、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン(チ
バ・スペシャルティ・ケミカルズ社製「イルガキュア1
84」)、ベンジルジメチルケタール(同「イルガキュ
ア651」)、2−メチル−1−〔4−(メチルチオ)
フェニル〕−2−モルホリノプロパノン−1−オン(同
「イルガキュア907」)、2−ヒドロキシ−2−メチ
ル−1−フェニルプロパン−1−オン(同「ダロキュア
1173」)、1−(4−イソプロピルフェニル)−2
−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オン(同「ダ
ロキュア1116」)、2,4−ジエチルチオキサント
ン(日本化薬社製「カヤキュアDETX」)とp−ジメ
チルアミノ安息香酸エチル(同「カヤキュアEPA」)
との混合物、イソプロピルチオキサントン(ワードプレ
キンソップ社製「カンタキュアITX」)とp−ジメチ
ルアミノ安息香酸エチルとの混合物、アシルフォスフィ
ンオキシド(BASF社製ルシリンTPO)等を挙げる
ことができる。該光重合開始剤の添加量は、高分子前駆
体と前記液晶との混和物の総重量に対して0.1〜5重
量%の範囲にすれば良い。
【0032】ところで、上述した一対の基板1a,1b
は、少なくとも一方を透明にする必要があり、ガラス・
石英等の硬質材料や、PET、PES、PC、PEN等
のようなフレキシブルな材料にて形成すれば良い。
【0033】一方、電極5a,5bは、各基板1a,1
bの表面に形成すると良く、その形成には、蒸着法やス
パッタリング法やリソグラフィ法や印刷法等を用いれば
良い。これらの電極5a,5bの内、透明な基板の側に
形成する電極にはITO等の透明電極を用いれば良く、
透明でない基板の側に形成する電極には、Al、Pt、
Au、Ti等の金属及びそれらの合金を用いると良い。
高分子分散型液晶素子を反射型にする場合にはこれらの
金属電極を反射板として用いてもよく、これらの電極と
は別部材で反射板を形成しても良い。さらに電極にはポ
リアニリン、ポリもしくはオリゴチオフェン誘導体等に
代表される有機導電性材料を用いることも可能である。
また、これらの電極5a,5bの内いずれか一方は、図
2に示すようにマトリクス状に形成すると良い。
【0034】なお、上述した基板1a,1bには絶縁層
を設けると良い。また、基板間隙は、図4に符号14で
示すように、球状微粒子等のスペーサを配置して1〜2
0μmに設定すると良い。
【0035】ところで、上述のような高分子分散型液晶
4を形成するには、 ・ 毛細管注入や真空注入やラミネート封入等の手法に
よって、上記高分子前駆体と2周波駆動液晶との混合物
を基板間に封入し、 ・ 紫外線照射等の必要な処理を施すことにより重合反
応を生じさせて硬化させると良い。かかる重合反応によ
って2周波駆動液晶は高分子化合物より相分離し液晶滴
を形成することとなるが、特に一の基板1aの側から紫
外線照射をした場合には、高分子層4Aを形成する重合
反応(ラジカル重合反応)が紫外線の照射される方向か
ら進み、液晶3が相分離されて高分子層4Aの外に追い
出され、上記構成(すなわち、高分子層4Aと液晶リッ
チ層4Bとが分離されたような構成)の高分子分散型液
晶4が形成されることとなる。なお、高分子層(所謂リ
バースモフォロジー型)4Aは、主として球状の高分子
2が集合して形成された高分子層に液晶3が分散配置さ
れて形成されている。
【0036】本実施の形態では、2周波駆動液晶を用い
た場合にはメモリ性を発現する。すなわち、2周波駆動
液晶にある電圧を印加して透明状態とし(図7のt
参照)、その後(図7のt〜t参照)電圧印加
を休止したとしても、液晶分子の配向状態が保持され
る。これは、液晶リッチ層4Bが接触される第2基板1
bの垂直配向規制力が、高分子層4Aが接触される第1
基板1aの垂直配向規制力よりも大きくなるように設定
されることにより、高分子分散型液晶が前記電圧印加除
去後に光学的透明状態を保持する透明メモリ状態が光学
的不透明状態側へ緩和する状況を抑制しやすくなるため
と推察している。
【0037】この際、例えば前記高分子層側の基板(1
a)表面に配向規制力の大きな垂直配向処理を施し、対
する前記液晶リッチ層側の基板(1b)表面に同等もし
くは比較して配向規制力が強くない垂直配向処理を施し
た場合、前記PDLC自体の作製直後の光散乱強度が低
下する、もしくは後述の如く前記透明メモリ状態から散
乱状態へ遷移する電圧を印加しても所謂「はりつき現
象」により十分な散乱状態への復帰を示さない等の場合
がありうる。いずれの場合にも前記メモリ保持能は低下
し、光学特性としてのコントラスト比は小さくなる。
【0038】なお、各電極5a,5bには、図3に示す
ように、駆動用ドライバ62及び駆動制御手段63を接
続して、駆動信号が印加されるように構成しておくと良
い。
【0039】いま、前記高分子分散型液晶4が光学的に
不透明な状態にある場合に、前記電極5a,5bを介し
て第1の駆動周波数の電圧を印加して透明状態にする。
該電圧印加を休止しても、その透明状態は維持される。
【0040】また、前記電極5a,5bを介して第2の
駆動周波数の電圧を印加して不透明状態にする。該電圧
印加を休止しても、その不透明状態は維持される。
【0041】次に、本実施の形態の効果について説明す
る。
【0042】本実施の形態によれば、高分子分散型液晶
素子が透明状態にある場合に電圧印加を休止しても、ほ
ぼその透明状態のまま保持され、光透過量はあまり減少
しない。
【0043】
【実施例】以下、実施例に沿って本発明を更に詳細に説
明する。
【0044】(実施例1)本実施例では図4に示す高分
子分散型液晶パネル(高分子分散型液晶素子)D を作
製した。
【0045】基板1a,1bとしては、厚さ1.1mm
のガラス板を使用し、各基板1a,1bの表面には、図
5に示すように、10mm×10mmの寸法のITO電
極15a,15bと、該電極15a,15bのための引
き出し線16a,16bとをスパッタ法によって形成し
た。
【0046】そして、一方の基板(第1基板)1aは、
これらの電極15aや引き出し線16aを形成した後で
充分に洗浄し、セチルトリメチルアンモニウムブロマイ
ド(1%、Aldrich社製)に浸漬させ、これを乾
燥させることにより垂直配向処理を施した。また、他方
の基板(第2基板)1bには、ポリイミドRN−135
8(日産化学社製)を150Å厚に塗布し、150℃に
てキュアして垂直配向処理を施した。
【0047】その後、第1基板1aの周縁部(すなわ
ち、表示部以外の部分)には加熱硬化樹脂(三井化学製
「ストラクトボンド XN−5A」)を若干の開口部を
有するように印刷法によって印刷塗布し、その後、70
℃の温度に30分間保持することにより溶媒を蒸発させ
た。また、他方の第2基板1bには、直径7μmのシリ
カビーズ(宇部日東化成製「ハイプレシカ」)を分散さ
せたイソプロピルアルコールをスピンコート法により塗
布した。そして、これらの基板1a,1bを重ね合わせ
て加圧し、150℃の温度に90分間保持して貼り合わ
せた。
【0048】次に液晶高分子前駆体試料として、2−ヒ
ドロキシメチルメタクリレート15部、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート3部、R167を12部(化
学式(6)、n=6、日本化薬社製)を光透過性バイア
ルに合計で100μl程度以上になるよう分取、混和し
た。次に2周波駆動液晶DF01XX(チッソ社製)と
前記高分子前駆体70部を該バイアルに加えて混和し
た。その際、光重合開始剤としてイルガキュア184
(チバ・スペシャルティ・ケミカルズ社)を0.5部加
えた。
【0049】このようにして作製した液晶高分子前駆体
試料を毛細管現象を利用して一対の基板間隙に注入し
た。その際、これらの基板1a,1bを、第1基板1a
が下になるようにホットプレート(温度は105℃以
上)上に載置し、紫外線を1mW/cmの強度で15
分間照射した。引き続き30分、紫外線を照射せずに静
置し、その後に室温まで徐冷した。この段階で液晶高分
子複合体は光散乱のため白濁している。
【0050】このようにして作製したパネルDを図6
に示す装置にセットし、その光透過特性を求めた。
【0051】すなわち、パネルDの引き出し線(図5
の符号16a,16b参照)に電圧アンプ(NF社、4
010型高速アンプ)42及び任意波形発生器(Tek
tronix社、AWG2005型)41を接続し、任
意波形発生器41からの電圧が電圧アンプ42にて増幅
された上で引き出し線16a,16bに印加されるよう
に構成した。そして、パネルDの一側には水銀ランプ
(ウシオ電器社)43を配置し、他側には、光電子増倍
管44(浜松ホトニクス社、H5784−03型)やオ
シロスコープ(Tektronix社、2445型)4
5を配置した。この装置によれば、パネルDを透過し
てきた光量(光透過量)が光電子増倍管44にて検知さ
れてオシロスコープ45に表示され、印加電圧値と光透
過量との関係(光透過特性)を検出できる。
【0052】本実施例では、パネルDに印加する電圧
及びその周波数を時間と共に変化させてみた。つまり、
図7に示すように、 0 ≦t≦t; 電圧を印加していない状態では光透
過量は少なく(T)、 t≦t≦t; 60Vで2.5kHzの電圧を印加
すると光透過量は上昇し(T)、 t≦t≦t; その電圧印加を休止すると光透過量
は若干は減るものの維持され(T)、 t≦t≦t; 60Vで100kHzの電圧を印加
すると光透過量は低下し(T)、 t≦t ; その電圧印加を休止すると光透過量
は若干は増えるものの維持された(T)。
【0053】なお、透明メモリ状態(上記T)と散乱
メモリ状態(上記T)のコントラスト比は3.5程度
であった。また、T/Tの値(以下、透明メモリ状
態の保持率Mtとする)は0.7以上であった。また、
本例のパネルはいずれも、初期状態の透過率と散乱メモ
リ状態の透過率が同じであり、ヒステリシスは見られな
かった。
【0054】(実施例2)本実施例では、第1基板1a
の垂直配向処理は、1,1,1,1,1−ヘキサメチル
ジシラザン(東京応化社製)を気相にて反応させること
により行った。また、第2基板1bの垂直配向処理は、
オクタデシルエトキシシラン(チッソ社製、5%エタノ
ール溶液)をスピンコート法により塗布することにより
行った。その他の構成や製造方法は実施例1と同様とし
た。
【0055】次に、作製したパネルの光透過特性を、実
施例1と同様の方法により測定したところ、ほぼ同様の
特性が得られていることが分かった。
【0056】(実施例3)本実施例では、第1基板1a
には垂直配向処理を施さず、第2基板1bの垂直配向処
理は、実施例1と同様の方法(すなわち、日産化学社製
のポリイミドRN−1358を塗布等する方法)により
行った。その他の構成や製造方法は実施例1と同様とし
た。
【0057】次に、作製したパネルの光透過特性を、実
施例1と同様の方法により測定した。その結果、本実施
例においてはメモリ保持率Mtが実施例1に比較して若
干の低下がみられたものの、実施例1とほぼ同様の効果
が得られた。
【0058】(実施例4)本実施例では、PESの上に
ITOが全面に形成されているフィルム状基板を用い、
該ITOを酸溶液にてパターニングして上記実施例1と
同様の電極形状を有する基板を作製した。そして、第1
基板1aの垂直配向処理は、セチルトリメチルアンモニ
ウムブロマイド(1%、Aldrich社製)に浸漬、
乾燥させることにより行った。また、第2基板1bの垂
直配向処理は、ポリイミドRN−1358(日産化学社
製)を150Å厚に塗布、150℃にてキュアすること
により行った。その他の構成や製造方法は実施例1と同
様とした。
【0059】次に、作製したパネルの光透過特性を、実
施例1と同様の方法により測定したところ、ほぼ同様の
特性が得られていることが分かった。
【0060】(実施例5)本実施例では、図3に示す表
示装置を作製した。
【0061】高分子分散型液晶パネル(高分子分散型液
晶素子)Dには図1に示す構造のものを用い、基板1
a,1bには100mm角のガラス基板を用いた。そし
て、基板1a,1bの表面には、図2に示す形状の電極
5a,5b及び引き出し線6a,6bをITO(インジ
ウム・ティン・オキサイド)にて形成した。そして、基
板1a,1bには、実施例1と同様の方法でそれぞれ垂
直配向処理を施した。その他の構成や製造方法は実施例
1と同様とした。
【0062】そして、各電極5a,5bには、図3に示
すように、ドライバ回路(駆動用ドライバ)62及び駆
動制御手段63を接続して、駆動信号が各画素に印加さ
れるようにした。例えば、実施例3で示した駆動波形を
ドライバ回路62から出力させることにより、任意の画
素を駆動させることができる。そこで該ドライバから任
意の1個所以上の画素を透明メモリ状態とするために6
0V/2.5kHzの電圧を3秒未満、該画素に印加し
たところ、該電圧印加が行われた画素のみが透明化し該
電圧除去後も透明状態が保持された。引き続いて任意の
時間経過後、該電圧印加が行われた画素に60V/10
0kHzの電圧を1秒未満印加したところ、該画素は初
期の光不透過状態に復帰し白色表示となった。
【0063】(比較例1)本比較例では、いずれの基板
1a,1bの垂直配向処理も、セチルトリメチルアンモ
ニウムブロマイド(1%、Aldrich社製)に浸
漬、乾燥させることにより行った。その他の構成や製造
方法は実施例1と同様とした。
【0064】次に、作製したパネルの光透過特性を、実
施例1と同様の方法により測定した。その結果、上記で
定義した透明メモリ状態の保持Mtは0.6以下とな
り、上記の透明メモリ状態と散乱メモリ状態のコントラ
スト比は2.5程度と算出され、上記実施例に比較して
メモリ保持特性の低下が見られた。
【0065】(比較例2)本比較例では、いずれの基板
1a,1bの垂直配向処理も、ポリイミドRN−135
8(日産化学社製)を150Å厚に塗布し150℃にて
キュアすることにより行った。その他の構成や製造方法
は実施例1と同様とした。高分子分散型液晶4は光散乱
のため白濁しているが、散乱強度は実施例1に比較して
低下していた。
【0066】次に、作製したパネルの光透過特性を、実
施例1と同様の方法により測定した。その結果、上記で
定義した透明メモリ状態の保持率Mtは0.8以上とな
ったが、散乱状態がもともと良好ではなく、上記の透明
メモリ状態と散乱メモリ状態のコントラスト比は2.5
程度となった。
【0067】(比較例3)本比較例では、第1基板1a
の垂直配向処理は、ポリイミドRN−1358(日産化
学社製)を塗布することにより行い、第2基板1bの垂
直配向処理は、セチルトリメチルアンモニウムブロマイ
ド(1%、Aldrich社製)を塗布することにより
行った。その他の構成や製造方法は実施例1と同様とし
た。
【0068】次に、作製したパネルの光透過特性を、実
施例1と同様の方法により測定した。その結果、上記で
定義した透明メモリ状態の保持率Mtは0.5以下、と
大幅に低下し、上記の透明メモリ状態と散乱メモリ状態
のコントラスト比は2以下となった。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
高分子分散型液晶素子が透明状態にある場合に電圧印加
を休止しても、ほぼその透明状態のまま保持され、光透
過量はあまり減少しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る高分子分散型液晶素子の構造の一
例を示す断面図。
【図2】電極の形状等を示す平面図。
【図3】本発明に係る高分子分散型液晶素子の周辺機器
を説明するためのブロック図。
【図4】本発明に係る高分子分散型液晶素子の構造の一
例を示す断面図。
【図5】電極の形状等を示す平面図。
【図6】光透過特性を測定する方法を説明するための模
式図。
【図7】光透過量の変化の様子を説明するための図。
【符号の説明】
1a 第1基板 1b 第2基板 2 高分子 3 液晶 4 高分子分散型液晶 4A 高分子層 4B 液晶リッチ層 5a,5b 電極
フロントページの続き Fターム(参考) 2H089 HA04 KA05 QA15 TA04 2H090 HB07Y HB08Y HB12Y KA11 MA01 MB06 4H027 BA11 BB11 CL05 CP05 4J011 PA44 PB08 PB40 PC02 PC08

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隙を開けた状態に配置された第1
    及び第2基板と、これらの基板の間隙に配置されてなる
    高分子中に液晶が分散された高分子分散型液晶と、該高
    分子分散型液晶を挟み込むように配置された一対の電極
    と、を備え、これら一対の電極を介して前記高分子分散
    型液晶に電圧を印加することに基づき表示を行う高分子
    分散型液晶素子において、 前記高分子分散型液晶が、高分子の割合の方が液晶の割
    合よりも高い高分子層と、液晶の割合の方が高分子の割
    合よりも高い液晶リッチ層と、からなり、 前記高分子層が前記第1基板に接触するように形成され
    ると共に、前記液晶リッチ層が前記第2基板に接触する
    ように形成され、かつ、 前記第1基板の配向規制力と前記第2基板の配向規制力
    とが異なる、 ことを特徴とする高分子分散型液晶素子。
  2. 【請求項2】 前記第2基板の配向規制力が垂直配向規
    制力である、ことを特徴とする請求項1に記載の高分子
    分散型液晶素子。
  3. 【請求項3】 前記第1基板及び前記第2基板の配向規
    制力が共に垂直配向規制力であり、かつ、前記第2基板
    の垂直配向規制力が前記第1基板の垂直配向規制力より
    も大きい、ことを特徴とする請求項2に記載の高分子分
    散型液晶素子。
  4. 【請求項4】 前記高分子分散型液晶が、高分子前駆体
    と液晶とを混合させておいて該高分子前駆体を重合させ
    ることにより形成したものであって、 前記高分子前駆体は、少なくとも1種以上の単官能性モ
    ノマーと1種以上の多官能性モノマーとを1/5〜2/
    1の重量比の範囲で混合してなる、ことを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれか1項に記載の高分子分散型液晶
    素子。
  5. 【請求項5】 前記液晶は、印加する電圧の周波数によ
    り誘電異方性の符号が異なる2周波駆動液晶であって、
    ある駆動周波数領域においては正の誘電異方性を示し、
    別の駆動周波数領域においては負の駆動周波数領域を示
    すような液晶であり、前記高分子前駆体に対して1倍以
    上混合して用いる、ことを特徴とする請求項4に記載の
    高分子分散型液晶素子。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013065100A1 (ja) * 2011-10-31 2013-05-10 株式会社ビジョンマルチメディアテクノロジ 重合性組成物並びに液晶表示素子
JPWO2016092844A1 (ja) * 2014-12-12 2017-09-21 富士フイルム株式会社 重合体、組成物、光学フィルム、および液晶表示装置

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