JP2003130827A - サンプルの増殖を検出するために、光熱分光学を用いて、サンプルバイアル内の気体の濃度を光学的にモニターするシステムおよび方法 - Google Patents

サンプルの増殖を検出するために、光熱分光学を用いて、サンプルバイアル内の気体の濃度を光学的にモニターするシステムおよび方法

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JP2003130827A JP2002186919A JP2002186919A JP2003130827A JP 2003130827 A JP2003130827 A JP 2003130827A JP 2002186919 A JP2002186919 A JP 2002186919A JP 2002186919 A JP2002186919 A JP 2002186919A JP 2003130827 A JP2003130827 A JP 2003130827A
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energy signal
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Nicholas Robert Bachur Jr
ロバート バッハウア ジュニア ニコラス
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Becton Dickinson and Co
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Becton Dickinson and Co
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    • G01N21/17Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated
    • G01N21/171Systems in which incident light is modified in accordance with the properties of the material investigated with calorimetric detection, e.g. with thermal lens detection

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  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials Using Thermal Means (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 光熱分光学を用いて、少なくとも1つの容器
内の媒体の濃度をモニターするシステムおよび方法。 【解決手段】 システムおよび方法のそれぞれは、容器
内の場所に向けて第1のエネルギー信号を放出するよう
に構成される。第1のエネルギー信号は、媒体が第1の
エネルギー信号を吸収して、第1のエネルギー信号の吸
収が媒体の一部の屈折率を変える波長にほぼ等しい波長
を有する。システムおよび方法のそれぞれはまた、第2
のエネルギー信号を媒体の一部に向けて放出して、第1
のエネルギー信号によって、前記一部の屈折率が変わる
ように構成された第2のエネルギー放出装置と、媒体の
一部を通過する第2のエネルギー信号の一部を検出する
ように構成された検出器とを使用する。さらに、第2の
エネルギー信号の検出された一部を分析して、容器内の
媒体の濃度に基づいて、容器内のサンプルの量を判定す
るように構成された信号分析器を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サンプルの増殖の
有無を検出するために、光熱分光学(photothe
rmal spectroscopy)を用いて、サン
プルバイアル内の気体濃度を光学的にモニターするため
のシステムおよび方法に関する。より詳細には、本発明
は、二酸化炭素などの気体を、サンプルバイアル内で励
起して、サンプルバイアル内に気体レンズを生成するた
めに使用されるダイオードレーザなどの励起源、および
光が気体レンズによって屈折する程度を計測する検出器
に気体レンズを通して光を放射し、サンプルバイアル内
の微生物の増加を表わすサンプルバイアル内の気体濃度
を判定する、別のダイオードレーザなどのインタロゲー
ション源(interrogation sourc
e)とを使用するシステムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】多くの医療診断は、血液サンプルなどの
体液サンプルが、患者から採取され、増殖培地で培養さ
れ、その後、患者の病気の原因であると考えられている
病原体の存在が調べられることを必要とする。増殖培地
は、細菌、ウィルス、マイコバクテリア、哺乳類の細胞
または同様なものなどの病原体が、その存在が検出でき
るような十分な数に増殖可能な栄養を提供する。
【0003】病原体は、十分に多くの数に増殖して、視
覚的に検出できる場合もある。例えば、培養の一部は、
顕微鏡スライド上に置かれ、関心のある病原体の存在を
検出するために視覚的に調べられる。
【0004】別法として、病原体または他の有機体(o
rganism)の存在は、増殖中の微生物によって発
せられる副産物の存在を検出することによって、間接的
に検出できる。例えば、哺乳類の細胞、昆虫の細胞、バ
クテリア、ウィルス、マイコバクテリアおよび菌など
の、ある微生物は、増殖およびライフサイクル(lif
e cycle)中に酸素を消費する。微生物の数が、
サンプル培養において増えるにつれ、微生物は当然より
多くの酸素を消費する。さらに、これら酸素を消費する
有機体は、通常、代謝副産物として二酸化炭素を放出す
る。したがって、存在する有機体の数が増えるにつれ
て、有機体が集合的に放出する二酸化炭素の量が同様に
増加する。
【0005】有機体がサンプル内に存在するかどうかを
判定するために、サンプル内の二酸化炭素の存在を検出
するいくつかの方法が存在する。例えば、Becton
Dickinson and Company製のB
actec(登録商標)9050として公知の装置は、
二酸化炭素がサンプル内に存在するかどうかを判定する
ために、指示薬の色の変化を検出する。すなわち、各サ
ンプルは、二酸化炭素の存在下で反応して色を変える化
学物質を有する指示薬媒体を含む各サンプルバイアル内
に収集される。サンプルバイアルが装置内に装填される
と、光センサは、サンプルバイアル内の指示薬媒体の色
を検出する。サンプルが二酸化炭素を放出する有機体を
含む場合、指示薬媒体の反射強度、または、蛍光強度
は、二酸化炭素の存在に応じて変化する。したがって、
光センサは、この強度の変化を検出し、その後、装置
は、サンプルバイアル内に含まれるサンプルに有機物が
存在することを操作者に示す。サンプル内の二酸化炭素
の変化を検出することによって、サンプル内の有機物の
存在を検出するための装置の他の例は、米国特許第4,
945,060号、第5,164,796号、第5,0
94,955号および第5,217,876号に記載さ
れており、これら特許のそれぞれの全内容を参照により
本明細書に組み込む。
【0006】別法として、酸素を消費する微生物の存在
を検出するために、二酸化炭素の存在を検出する代わり
に、関心のあるサンプルにおける酸素濃度の消耗を検出
することが可能である。こうしたシステムにおいて、サ
ンプルバイアルは、バイアル内の酸素濃度が変わる時に
その色または蛍光が変わる指示薬を含む。この色または
蛍光の変化は、サンプル内の酸素を消費する有機体によ
って、サンプル内の酸素が消耗されつつあることの指標
を技師に提示する装置によって検出できる。この酸素検
出技術を使用する装置は、米国特許第5,567,59
8号に記載されており、その全内容を参照により本明細
書に組み込む。
【0007】酸素を消費する有機体の存在はまた、関心
のあるサンプルを含む密封されたサンプルバイアル内の
圧力の変化を検出することによっても検出できる。すな
わち、閉じられたサンプルバイアル内の酸素が、酸素を
消費する有機体によって消耗される時、密封されたサン
プルバイアル内の圧力が変化する。さらに、圧力は、有
機体が二酸化炭素を放出する時にサンプルバイアルにお
いて変化する。したがって、こうした有機体の存在は、
閉じられたサンプルバイアル内の圧力変化を監視するこ
とによって、検出できる。サンプルバイアル内の圧力変
化を検出することのできる装置は、米国特許第4,15
2,213号、第5,310,658号、第5,85
6,175号、第5,863,752号に記載されてお
り、これら特許のそれぞれの全内容を参照により本明細
書に組み込む。
【0008】上述した技術はそれぞれ、酸素または二酸
化炭素自体のほかに指示薬の状態または条件の変化を検
出することによって、サンプルバイアル内の酸素または
二酸化炭素の存在を検出することに留意されたい。例え
ば、ある技術は、指示薬の色の変化を検出し、一方、他
のものは、圧力変化を示す隔壁の移動などの物理的な変
化を検出する。したがって、これらの技術は、例えば、
指示薬自体が不正確である場合に、誤った結果を受けや
すい可能性がある。
【0009】したがって、こうした誤りを避けるため
に、検出プローブまたはセンサを、直接、サンプルバイ
アル内に挿入し、二酸化炭素または酸素の存在を直接検
出することが可能である。サンプル内の二酸化炭素の存
在を直接検出する装置は、米国特許第4,971,90
0号に記載されており、その全内容を参照により本明細
書に組み込む。しかし、このプローブ技術は、センサま
たはプローブがサンプルを含んだサンプルバイアル内に
直接挿入されることを必要とする侵襲的な(invas
ive)技術である。この技術は、プローブがサンプル
内に存在する有機体によって汚染されうるために、有害
である可能性がある。さらに、プローブがバイアルに対
して挿入されるか、または、除去される時、有害となる
可能性のある有機物が大気中に逃げ、これにより、通
常、装置の周辺にいる技師または他の者を危険にさらす
可能性がある。
【0010】したがって、指示薬の状態の変化を検出す
ることを必要とせずに、また、侵襲的な検出器またはプ
ローブを使用することなく、例えば、二酸化炭素の存在
を検出できる技術が開発されてきた。ある技術において
は、赤外光が、関心のあるサンプルを含んだサンプルバ
イアルを通して照射される。サンプルバイアルを通過す
る赤外光は、赤外線検出器によって検出される。二酸化
炭素は、ある波長範囲内の赤外光を吸収するため、サン
プルバイアル内にいくらかの二酸化炭素が存在する場
合、その特定の波長範囲内の赤外光が二酸化炭素によっ
て吸収され、これにより、赤外線検出器によって検出さ
れない。赤外線検出器からの信号を分析して、サンプル
バイアル内に放出された赤外光の一部が吸収され、これ
により赤外線検出器によって検出されないかどうかを判
定する。いくらかの吸収が起こった場合、該装置は二酸
化炭素がサンプルバイアル内に存在していること、した
がって、二酸化炭素を生成する有機体が存在しているら
しいことの指標を提供する。このタイプの技術を実施す
る装置の例は、米国特許第5,155,019号、第
5,482,842号および第5,427,920号に
記載されており、それぞれの全内容を参照により本明細
書に組み込む。
【0011】赤外光検出技術は、汚染の可能性を減ずる
ために、侵襲的な検出器またはプローブを使用する上述
の技術と比較して利点を有する。さらに、赤外光技術
は、指示薬の変化を検出する代わりに二酸化炭素の存在
を直接検出するために、より正確な結果が得られる。し
かし、赤外光技術はある欠点を有する。例えば、二酸化
炭素は、ある広い範囲の波長の赤外光を吸収し、その赤
外光はまた、他の気体によって吸収される可能性があ
る。したがって、バイアル内の二酸化炭素以外の気体が
赤外光のいくらかを吸収する場合、装置は、二酸化炭素
が存在することの誤った指示を提供する可能性がある。
したがって、これまで参照した特許に記載されている赤
外光技術の正確さは、いくぶん制限される。
【0012】したがって、培養サンプル内の酸素または
二酸化炭素の存在を検出し、これにより、サンプル内の
酸素を消費する、または、二酸化炭素を生成する有機物
の存在を検出するための、改良された非侵襲システムお
よび方法に対する必要性が存在する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、サン
プルの増殖の存在を検出するためにサンプルバイアル内
の気体の濃度を光学的にモニターする、改良されたシス
テムおよび方法を提供することである。
【0014】本発明の別の目的は、光熱分光学を用い
て、サンプルバイアル内の酸素または二酸化炭素などの
気体の濃度あるいは液体または固体の濃度をモニター
し、これにより、モニターされた濃度に基づいてサンプ
ルバイアル内の微生物増殖を検出するシステムおよび方
法を提供することである。
【0015】本発明の別の目的は、各サンプルを含む多
数のサンプルバイアルを収容し、培養し、光熱分光学に
よって、サンプルバイアルのそれぞれの媒体の濃度を光
学的にモニターして、それぞれのモニターされた濃度に
基づいてバイアル内のサンプル増殖の存在を検出するこ
とができるシステムおよび方法を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】これら、および他の目的
は、少なくとも1つの容器内の媒体の濃度をモニターす
るシステムおよび方法を提供することによって実質的に
達成される。媒体は、酸素または二酸化炭素などの気体
あるいは固体または液体であってもよい。システムおよ
び方法のそれぞれは、容器内の場所に向けて第1のエネ
ルギー信号を放射するように構成されたレーザまたは任
意の他の適切なタイプの光放射装置などのエネルギー放
射装置を使用する。第1のエネルギー信号は、媒体が第
1のエネルギー信号を吸収して、第1のエネルギー信号
の吸収が媒体の一部の屈折率を変えるような波長とほぼ
等しい波長を有する。
【0017】システムおよび方法のそれぞれはまた、媒
体または隣接する媒体の一部の屈折率が第1のエネルギ
ー信号によって変わるときに、媒体の一部に向けて第2
のエネルギー信号を放出するように構成された第2のエ
ネルギー放出装置、ならびに媒体または隣接する媒体の
一部を通過する第2のエネルギー信号の一部を検出する
ように構成された検出器を使用する。システムおよび方
法のそれぞれは、さらに、容器内の媒体の濃度に基づい
て容器内のサンプルの量を決定するために、第2のエネ
ルギー信号の検出部分を分析するように構成された信号
分析器を使用する。特に、信号分析器は、第2のエネル
ギー信号の検出部分を分析して、サンプルが媒体を消費
または放出する有機物を含むかどうかを判定することが
できる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態による、サンプ
ル培養における微生物の増殖を検出するシステム100
を図1に示す。図示のように、システム100は、中央
コンピュータ104に接続される複数の培養および計測
モジュール102を含む。中央コンピュータ104は、
モジュール102によって行われる計測のタイミングと
同様に培養温度および時間を制御でき、モジュール10
2によって得られるデータの読取り値を収集し、また、
分類できる。システム100はまた、中央コンピュータ
104によって制御することができ、培養および計測モ
ジュール102によって得られるデータの読取り値を印
刷するための、プリンタ106のようなデータ出力装置
を含むことができる。
【0019】培養および計測モジュール102のさらに
詳細は、図2および図3に示される。図示のように、こ
の例における各培養および計測モジュール102は、ハ
ウジング108および矢印Aに沿う方向へ、ハウジング
108の内部または外部へスライドできる2つの棚11
0を含む。各棚110は、複数の開孔112を含み、開
孔のそれぞれは、サンプルバイアル114を収容するよ
うに構成されている。開孔112は、図示するように、
複数の行および列に配置され、各棚110は、任意の実
用的な数の開孔を有することができる。例えば、開孔1
12は、9つの行に配置され、各行に9つの列を有し、
したがって、全部で棚110当たり81の開孔112と
することができる。
【0020】培養サンプルが培養および計測モジュール
102によって分析される時、培養サンプルは、サンプ
ルバイアル114内に配置され、サンプルバイアル11
4は、培養および計測モジュール102の各開孔112
に装填される。サンプルバイアル114は、この例にお
いては閉じられたサンプルバイアルである。培養および
計測モジュール102は、さらに、キーボード、バーコ
ードリーダ、あるいは技師が培養および計測モジュール
102、中央コンピュータ104、またはその両方内の
メモリに格納されているデータベースにサンプルに関連
する情報を入力することを可能にする任意の他の適切な
インタフェースを含むことができる。情報は、例えば、
患者情報、サンプルタイプ、サンプルバイアル114が
装填される開孔112の行および列などを含むことがで
きる。
【0021】各培養および計測モジュール102は、さ
らに移動可能なモニターアセンブリ116を含み、移動
可能なモニターアセンブリは、光熱分光学として公知の
技術を使用して、サンプルバイアル114内の媒体の内
容物をモニターできる。光熱分光学の原理は、「Pho
tothermal Spectroscopy Me
thods for Chemical Analys
is」(John Wiley & Sons,In
c.、1996)と題するStephen E.Bia
lkowskiによる刊行物に概ね記載されており、そ
の全内容を参照により本明細書に組み込む。
【0022】移動可能なモニターアセンブリ116の詳
細を、図4〜9を参照して以下に説明する。図示のよう
に、モニターアセンブリ116は、センサヘッドハウジ
ング118を含み、ハウジング118は、複数のレーザ
122と124および検出器126を含むセンサアセン
ブリ120を収容し、その詳細は、以下で説明される。
【0023】センサヘッドハウジング118は、垂直軸
128に移動可能に取り付けられ、当業者によって理解
されるように、例えば、モータおよびプーリ機構(図示
せず)または任意の他のタイプの機構によって、垂直軸
128に沿って「Y」方向に移動可能である。さらに図
示するように、垂直軸128は、水平軸130に移動可
能に取り付けられ、当業者によって理解されるように、
例えば、モータおよびプーリ機構(図示せず)または任
意の他のタイプの機構によって、水平軸130に沿って
「Z」方向に移動可能である。図3に示されるように、
モニターアセンブリ116は、2つの棚110の間のモ
ジュール102に取り付けることができ、センサアセン
ブリ120は、さらに詳細に以下で説明されるように、
両方の棚110のサンプルバイアル114から読取り値
を取得できる。
【0024】図7および図8でさらに詳細に示されるよ
うに、センサアセンブリ120は、センサヘッドハウジ
ング118に、移動可能に取り付けられ、センサアセン
ブリ120は、当業者によって理解されるように、モー
タおよびギアまたはプーリ機構(図示せず)あるいは任
意の他のタイプの機構によって、「X」軸に沿ってセン
サヘッドハウジング118内に引き込むことができる。
図8に示されるように、センサアセンブリ120は、さ
らに、センサヘッドハウジング118の別の側から延在
するように、「X」方向に沿って移動できる。
【0025】モニターアセンブリ116の動作は、以下
に図3〜9を参照して説明する。これまでに簡潔に説明
したように、中央制御器104(図1を参照)またはモ
ジュール102内の制御器(図示せず)は、センサアセ
ンブリ120の延伸と同様にセンサヘッドハウジング1
18および垂直軸128の動きを制御できるため、一対
のレーザ122と124および1つの検出器126は、
図9に概念的に示すように、棚110の1つの開孔11
2内に装填された、関心のあるサンプルバイアル114
の首部の両側に配置される。この例では、レーザ122
は、二酸化炭素の吸収波長帯域である2004nm、ま
たは約2004nmの波長を有する光子を発するダイオ
ードレーザ(励起レーザビーム)である。レーザ122
は、例えば、中央制御器104またはモジュール102
内の制御器の制御下で、図示のように、基準電圧源13
2および交流電圧源134によって励起される。
【0026】レーザ122から放出される光子が二酸化
炭素分子に当たり、二酸化炭素分子によって吸収される
時、熱エネルギーがバイアル114の周囲の雰囲気へ放
出される。熱エネルギーは、二酸化炭素分子の付近の気
体分子を加熱し、局所空気密度が減少する。この密度が
減少すると、結果として、バイアル114内の大気の屈
折率nが減少する。バイアル114の首部の大気の屈
折率nのこの局所的な減少によって、光を屈折させる
ことができる気体レンズ136が生成される。
【0027】レーザ122が励起されて、バイアル11
4の首部に気体レンズ136を形成する一方、第2のレ
ーザ124が、例えば、中央制御器104またはモジュ
ール102内の制御器の制御下で、電圧源138によっ
て励起される。この実施例において、レーザ124は、
650nm、または約650nmの波長で光子(インタ
ロゲーションレーザビーム:an interroga
tion laserbeam)を放出するダイオード
レーザである。光子は、図示のように、励起レーザ12
2から放出された励起レーザビームとバイアル114の
首部に含まれる気体の交点に向けられる。レーザ124
から放出されるインタロゲーションレーザビームは、上
述した光熱作用によって形成された気体レンズ136に
当たるため、インタロゲーションレーザビームは、気体
レンズ136によって焦点がぼけるか、または、屈折す
る。気体混合物内の二酸化炭素濃度が増加すると、形成
された気体レンズ136は、インタロゲーションレーザ
ビームに対してより大きな屈折作用を及ぼすであろうこ
とに留意されたい。すなわち、低い濃度の二酸化炭素
は、より小さな屈折作用を有するレンズ136を形成す
る。したがって、インタロゲーションレーザビームは、
より小さく屈折する。しかし、高い濃度の二酸化炭素
は、より大きな屈折作用を有するレンズ136を形成す
る。したがって、インタロゲーションレーザビームは、
より大きく屈折する。光学レンズまたは空間フィルタリ
ングなどの、図示しないインタロゲーションビーム経路
に対する改良は、気体レンズの屈折作用の大きさを増す
ために適用されてもよい。
【0028】さらに図9に示されるように、検出器12
6、この実施例の場合、シリコン光検出器は、気体レン
ズ136を通過した、屈折した、インタロゲーションレ
ーザビームを受信する。検出器126によって出力され
た光電流は、トランスインピーダンス(transim
pedence)増幅器140に入力され、増幅器14
0の出力は、ロックイン(lock−in)増幅器14
2に入力される。励起レーザ122の変調波形を表す、
基準電圧源132によって供給される基準電圧もまた、
ロックイン増幅器142に入力され、ロックイン増幅器
は、検出された、屈折したインタロゲーションレーザビ
ームに対して、比較的劣悪な信号対雑音比を受け入れる
ことができる。ロックイン増幅器142の出力は、ディ
スプレイ144に提示され、ディスプレイは、バイアル
114内の二酸化炭素の濃度を表す波形を表示すること
ができる。さらに、波形は分析され、この実施例におい
ては、バイアル114内の二酸化炭素の濃度に比例する
バイアル114内のサンプル増殖の量を判定することが
できる。また、弁別回路、比検出器、位相シフト復調器
などを使用するような他の信号処理技術が、検出器12
6によって出力された光電流を処理するために使用でき
ることに留意されたい。
【0029】その後、センサヘッドハウジング118
は、上述したように、その列のサンプルバイアル114
の測定を行うために、「Y」方向に沿って移動すること
ができる。センサアセンブリ120は、その後、図7に
示されるように、センサヘッドハウジング118内に引
き込まれ、垂直軸128およびセンサヘッドハウジング
118は、別の列のサンプルバイアル114に位置合せ
するために、「Z」方向に移動することができる。読取
り工程は、その後、その列のサンプルバイアル114か
ら読取り値を取得するために繰り返すことができ、引き
込み、移動および読取り工程は、すべての列のサンプル
バイアル114に対して繰り返すことができる。
【0030】棚110のすべて列のサンプルバイアル1
14のすべてから読取り値が取得されると、例えば、中
央制御器104またはモジュール102内の制御器は、
モニターアセンブリ116を制御し、同様な方法で、対
向する棚110のサンプルバイアル114から読取り値
を取得することができる。このようにして、中央制御器
104または他の制御器は、モニターアセンブリ116
を制御して、その棚110の、ある列のサンプルバイア
ル114を読み取るためにセンサヘッドハウジング11
8を位置決めする。センサヘッドハウジング118が適
切に位置決めされると、センサヘッドハウジング118
は、図8に示されるように、センサヘッドハウジング1
18の反対端からセンサアセンブリ120を延伸するよ
うに制御される。中央制御器102または他の制御器
は、その後、センサヘッドハウジング118を制御し
て、垂直軸128に沿って移動させ、センサアセンブリ
120は、上述したのと同じ方法で、その列のサンプル
バイアル114のすべてから読取り値を取得できる。
【0031】その列のサンプルバイアル114のすべて
が読み取られると、センサヘッドハウジング118は、
図7に示されるように、センサアセンブリ120を引き
込むように制御される。中央制御器104または他の制
御器は、その後、垂直軸128およびセンサヘッドハウ
ジング118の水平軸130に沿った「Z」方向の動き
を制御し、センサヘッドハウジング118は、別の列の
サンプルバイアル114を読み取るために位置決めされ
る。センサヘッドハウジング118は、その後、サンプ
ルバイアル114の列を占めるサンプルバイアル114
から読取り値を取得するために適切なように、垂直軸1
28に沿って「Y」方向に移動する。その後、その第2
の棚110の列のすべてのサンプルバイアル114から
読取り値が取得されるまで、工程は繰り返される。読取
り値のすべてが取得されると、すなわち、それと同時期
に、上述したように、データは、処理され、表示され、
また、分析され得る。
【0032】上述した光熱分光学技術は、サンプル増殖
の指標として気体の代謝産物をモニターするのに使用さ
れる、他のタイプの分光学技術に比べていくつかの利点
を有する。例えば、上述した光熱分光学技術は、気体吸
収分光学の感度の1000から10,000倍の感度を
有する。また、光熱分光学技術によって、サンプル気体
の容積が減ると、計測感度が増大する傾向にある。逆
に、気体吸収分光学技術によれば、計測感度は、気体容
積が増えると増加し、気体容積が減ると減少する。した
がって、光熱分光学技術は、小さな容積の代謝産物を生
成するサンプルをモニターする時に使用するのがより望
ましい。
【0033】さらに、上述した光熱分光学技術は、励起
レーザ122およびインタロゲーションレーザ(int
errogation laser)124および検出
器126を用いて、液体および固体を調べる(inte
rrogate)のに使用することができ、調べられる
材料(the material being int
errogated)は、透明である必要はない。さら
に、励起レーザ122は、レーザである必要はなくて、
むしろ、分析される気体(例えば、二酸化炭素)の吸収
帯域に制限された波長を有する光を放出することができ
る、任意のタイプの光源であり得る。しかし、光源は、
分析される気体が存在する雰囲気中に存在するかもしれ
ない、他の気体の吸収帯域内の波長を有する光を放出し
てはならない。言い換えれば、上述した実施例に対し
て、励起光源122は、バイアル114の首部に同じよ
うに存在するかもしれない二酸化炭素以外の任意の気体
の吸収帯域内にある波長を有する光を放出してはならな
い。例えば、光源122は、分析される気体(例えば、
二酸化炭素)の吸収スペクトルにわたって光を生成する
LEDとすることができる。別法として、ストロボラン
プは、狭帯域吸収フィルタとともに使用することがで
き、このフィルタは、サンプルバイアル114の首部に
入射する光の波長を、二酸化炭素または任意の他の気体
または分析される媒体の吸収帯域に限定する。また、同
調可能な帯域フィルタが励起光源122から発せられる
励起光の経路に適用され、広い波長範囲にわたって多く
の異なる種類の検体を高速に走査することが可能にな
る。
【0034】インタロゲーションレーザ124は、レー
ザポインタで使用されるタイプのような、低価格タイプ
のレーザとすることができることにも留意されたい。さ
らに、検出器126は、通常、中間赤外(mid−I
R)範囲の光を検出するのに使用される、例えば、高価
なアルミニウムガリウムヒ素リン検出器よりむしろ可視
波長範囲の光を検出できる低価格のシリコン材料を用い
たフォトダイオード検出器とすることができる。
【0035】上述した光熱分光学技術は、二酸化炭素以
外の分子を分析するのに使用できることにさらに留意さ
れたい。例えば、モニターアセンブリ116は、微生物
の代謝活動を検出するために、サンプルバイアル114
内の液体増殖培地上の頭隙(head space)内
の酸素(O)、NH、HS、CHまたはSO
の濃度をモニターするのに使用できる。しかし、これら
の異なる分子を検出するために、励起レーザまたは光源
122は、関心のある分子の吸収帯域内の光を放出する
ように構成される必要がある。例えば、NHを検出す
るために、1997nm帯域(band)の光を放射す
るレーザ122が使用される。HSを検出するため
に、1570nm帯域の光を放射するレーザ122が使
用され、CHを検出するために、1650nm帯域の
光を放射するレーザ122が使用され、SOを検出す
るために、7280nm帯域の光を放射するレーザが使
用される。モニターアセンブリ116は、また、グルコ
ース、クレアチンキナーゼ−MBなどのような他の分子
の濃度をモニターするのに使用できる。
【0036】さらに、モニターアセンブリ116は、異
なる構成を有することができる。例えば、図10〜12
に示されるように、培養および計測モジュール102
は、複数のモニターアセンブリ150を含むように構成
され、モニターアセンブリは、培養および計測モジュー
ル102内に配置され、サンプルバイアル114からの
読取り値を得ることができる。図10および図11に示
す実施例において、各モニターアセンブリ150は、2
列の開孔112に挿入されたサンプルバイアル114か
ら計測値を得るように構成される。しかし、モニターア
センブリ150は、所望の、任意の数の列の開孔112
のサンプルバイアル114からの読取り値を得るように
構成することができる。
【0037】モニターアセンブリ150は、移動可能な
アセンブリ152を含み、移動可能なアセンブリは、本
実施例において、棚110の上部に固定して結合された
レールアセンブリ154に摺動可能に結合される。モー
タおよびプーリアセンブリ156は、D.C.サーボモ
ータのようなモータ158と、モータ158によって駆
動されるプーリ機構160を備え、レールアセンブリ1
54および移動可能なアセンブリ152に結合される。
モータ158は、例えば、中央コンピュータ104また
は培養および計測モジュール102内のコンピュータに
よって制御され、プーリ機構160を駆動し、プーリ機
構は、これに応じて、移動可能なアセンブリ152を駆
動して、図10の矢印Bで示されるサンプルバイアル読
取り方向に、レールアセンブリ154に沿って摺動させ
る。
【0038】移動可能なアセンブリ152はまた、セン
サ164を含み、センサは、レールアセンブリ154の
レール170の両側に配置された光放出装置166と検
出器168とを含む。モータおよびプーリアセンブリ1
56が移動可能なアセンブリ152をレールアセンブリ
154に沿って駆動すると、センサ164は、レール1
70の開孔172を検出し、この検出を示す信号を中央
コンピュータ104または培養および計測モジュール1
02内のコンピュータに提供する。中央コンピュータ1
04または培養および計測モジュール102内のコンピ
ュータは、この検出信号を使用して、移動可能なアセン
ブリ152のレールアセンブリ154に沿った位置をモ
ニターする。また、各開孔172は、棚110の開孔1
12の各列に対応するため、コンピュータは、どのサン
プルバイアル114が、モニターアセンブリ150の移
動可能なアセンブリ152の検出器によって読み取られ
ているかを判断できる。
【0039】移動可能なアセンブリ152は、複数のセ
ンサアセンブリ174をさらに含み、その数は、モニタ
ーアセンブリ150が読み取るように構成される、サン
プルバイアル114の行の数に対応する。すなわち、モ
ニターアセンブリ150がサンプルバイアル114の2
行を読み取るように構成される場合、移動可能なアセン
ブリ152は、2つのセンサアセンブリ174を含むで
あろう。例示の目的で、図10および図11は、1つの
センサアセンブリ174のみを示す。上述したセンサア
センブリ118と同様に、各センサアセンブリ174
は、上述したように、励起レーザまたは光放出装置12
2およびインタロゲーションレーザまたは光放出装置1
24を含む。レーザ122は、レーザアセンブリ176
に結合され、レーザアセンブリは、レーザ122を冷却
または加熱してレーザ122によって放出されている光
の周波数を調整することができる冷却および加熱装置1
78を含む。換言すれば、レーザ122は単一周波数を
有する光を放出するため、中央コンピュータ104また
は別の制御器は、冷却および加熱装置178を制御し、
これらの周波数を変更し、したがって、レーザ122が
ある範囲の周波数を走査することを可能にする。レーザ
アセンブリ176は、さらに、冷却および加熱装置17
8から熱を放散できるヒートシンク180を含み、した
がって、レーザ122の温度を制御することを助ける。
同様にして構成された冷却および加熱装置178、およ
びヒートシンク180は、上述したレーザアセンブリ1
20(図4〜8を参照)で使用でき、そのレーザアセン
ブリのレーザ122を望むように加熱および冷却でき
る。
【0040】さらに図示するように、各センサアセンブ
リ174は、検出器126を含み、検出器126は、上
述したように、励起レーザ122からの光によって生成
された気体レンズ136を通過したレーザ124によっ
て放出されるレーザ光を受けるために取り付けられる。
レーザ122および124、レーザアセンブリ176、
ならびに検出器126は、レーザおよび検出器取付ブラ
ケット182に結合され、ブラケットは、さらに、移動
可能な取り付けブラケット184に結合される。移動可
能な取り付けブラケット184は、摺動レール186に
沿って固定された取り付けブラケット188に結合さ
れ、ブラケット188は、モータおよびプーリアセンブ
リ156によってレールアセンブリ154に沿って移動
するように、レールアセンブリ154に結合される。モ
ータ190は、移動可能な取り付けブラケット184に
結合され、中央コンピュータ104または培養および計
測モジュール102内のコンピュータによって制御さ
れ、図11に示されるように、矢印Cに沿った方向に、
移動可能な取り付けブラケット184を動かす。したが
って、モータ190は、最も正確な読取り値を得るため
に、サンプルバイアル114の首部に沿った適切な場所
にレーザ122および124および検出器126を位置
決めできる。また、上述の説明から理解できるように、
固定された取り付けブラケット188をレールアセンブ
リ154に沿って移動させることによって、モータおよ
びプーリアセンブリ156は、レーザ122および12
4および検出器126を含む全体で移動可能なアセンブ
リ152を図10の矢印Bに沿って移動させる。したが
って、この移動によって、レーザ122および124お
よび検出器126が、サンプルバイアル114の列にあ
るサンプルバイアル114の首部に位置決めされ、列の
すべてのサンプルバイアル114から読取り値を取得す
ることができる。
【0041】上述した技術は、サンプルバイアルの特定
のタイプについての使用に限定されないことにさらに留
意されたい。むしろ、サンプルバイアル114は、増殖
培地を含むことができる種々のタイプの培養容器とする
ことができる。サンプルバイアル114はまた、種々の
タイプの増殖培地を使用して、哺乳類の細胞、昆虫の細
胞、バクテリア、ウィルス、マイコバクテリア、菌、お
よびその増殖およびライフサイクルの一部として気体を
生成または消費する他の有機体の増殖の検出および観察
を可能にする。サンプルバイアル114は、気体透過性
膜、スラグ、部分標本、または気体信号の光学的インタ
ロゲーション(optical interrogat
ion)を可能にし、液体または固体への介入を排除す
るターゲット(target)を含む。
【0042】上述した二酸化炭素、酸素および他の気体
検出技術はまた、無菌である(sterile)ように
設計されている材料が、実際に上で挙げた有機体の任意
のものによる汚染または感染がないかをテストするのに
使用することができる。テストされる可能性のある材料
の例は、加工処理された食物、貯蔵された人の血液、哺
乳類の細胞系および調合された注射可能物質などの生物
学的調製品を含む。
【0043】他の気体と同様に、二酸化炭素および酸素
を検出するための、上述の光熱分光学はまた、増殖の検
出を高め、予定の種形成(presumptive s
peciation)を提供し、また、血液細胞によっ
て引き起こされるような背景代謝をバクテリアまたは他
の細胞から分離するのに使用することができる。上述し
た技術はまた、製品の貯蔵寿命または品質を維持するた
め、または、例えば、生産供給ライン(product
ion supply line)で使用される気体流
内の気体濃度を即座に検出するために、保存剤または安
定剤として、密封された容器内にフラッシング(flu
sh)される酸素、二酸化炭素気体または他の気体の量
を決定するのに使用できる。
【0044】上述した機構において、光放出装置および
センサは、容器に関連して移動する。しかし、装置は、
容器がロータ、ドラム、コンベヤまたは同様なものの中
に収容され、固定されている光放出装置およびセンサを
通過するように制御されるよう構成し得ることに留意さ
れたい。この機構において、したがって、容器は、光放
出装置とセンサとの間を移動する時に検知され、容器の
内容物を表す、取得される読取り値が上述した方法で評
価される。
【0045】すなわち、図13〜17に示されるよう
に、装置200は、以下で説明するように、固定したモ
ニターアセンブリを使用することができる。特に、装置
200は、ハウジング202およびヒンジ206によっ
てハウジング202に連結されたドア204とハウジン
グ202の内部チャンバへのアクセスを提供するピスト
ン機構208を含む。モジュール102に関して上述し
たように、装置200は、サンプルバイヤル114内に
格納されたサンプルを培養するための培養チャンバの役
目を果たすことができる。
【0046】図14〜16に示されるように、サンプル
バイヤル114は、回転式コンベヤ212の開孔210
に装填される。回転式コンベヤ212は、回転式コンベ
ヤ台214に回転可能に取り付けられ、その両方がハウ
ジング202の内部チャンバ内に収容される。回転式コ
ンベヤは、上述したタイプの制御器などの制御器(図示
せず)の制御下で、モータ216によって動作可能で、
所望のように、時計回り、または、反時計回りに回転す
る。装置200は、さらに、操作者が、培養温度、回転
式コンベヤ212の回転速度などの装置200のパラメ
ータを設定することを可能にする制御パネル218を含
む。
【0047】図14〜17にさらに示されるように、装
置200は、回転式コンベヤ台214に取り付けられ、
上述したのと同じ方法でサンプルバイアル114内のサ
ンプルをモニターするのに使用される、固定したモニタ
ーアセンブリ220を含む。しかし、サンプルバイアル
114に関してモニターアセンブリ220が動く代わり
に、回転式コンベヤ212がレーザ122および124
および検出器126の各セットを通過してサンプルバイ
ヤル114を回転させるため、レーザ122および12
4が、サンプルバイアル114の各首部を通して上述し
たようにレーザ光を放出できる。レーザ122、124
および検出器126は、例えば、図9で示し、また、上
述したタイプの回路に結合される。したがって、回転式
コンベヤ212が、各レーザ122および124および
検出器126を通過してサンプルバイアル114を移動
させるよう回転すると、上述した光熱分光学技術が実施
され、サンプルバイアル内の酸素や二酸化炭素などの気
体の濃度、あるいは液体または固体の濃度がモニターさ
れ、したがって、モニターされた濃度に基づいてサンプ
ルバイアル内の微生物の増殖が検出される。
【0048】以上、本発明の少数の例示的な実施形態に
ついて詳しく説明したが、本発明の新規な教示および利
点から実質的に逸脱することなく、例示的な実施形態の
中で多くの修正が可能であることを、当業者なら容易に
理解するであろう。したがって、すべてのこうした修正
は、特許請求の範囲で規定される本発明の範囲に含まれ
るものとする。
【図面の簡単な説明】
【図1】それぞれが、光熱分光学を用いて、サンプルバ
イアル内の酸素や二酸化炭素などの気体の濃度をモニタ
ーし、これにより、サンプルバイアル内の微生物の増殖
を検出する、本発明の実施形態による、多数の培養およ
び計測装置を使用するシステムのブロック図である。
【図2】図1に示されるシステムに使用される装置の詳
細図である。
【図3】図2に示される装置の上面図である。
【図4】光熱分光学技術を用いて、サンプルバイアル内
の気体の濃度をモニターする、図1〜3に示される装置
に使用される移動可能なモニターアセンブリの例の詳細
図である。
【図5】図4に示されるモニターアセンブリの別の図で
ある。
【図6】図4および図5に示されるモニターアセンブリ
に使用されるセンサヘッドアセンブリの例の詳細図であ
る。
【図7】図4および図5に示される移動可能なモニター
アセンブリのセンサヘッドハウジング内に引き込まれ
た、図6に示されるセンサヘッドアセンブリを示す詳細
図である。
【図8】図4および図5に示されるモニターアセンブリ
のセンサヘッドハウジングの別の端から延びた、図6に
示されるセンサヘッドアセンブリを示す詳細図である。
【図9】サンプルバイアル内の1つまたは複数の気体の
濃度をモニターするためのモニターアセンブリによって
使用される電子構成部品の例の概念ブロック図である。
【図10】図2および図3に示される装置で使用するこ
とができる別のタイプのモニターアセンブリの例のブロ
ック図である。
【図11】図10に示されるモニターアセンブリの別の
ブロック図である。
【図12】図10および図11に示されるモンターアセ
ンブリを含む、図2に示される装置の上面図である。
【図13】本発明の別の実施形態によって、赤外レーザ
分光法および二波長変調技術を用いて、サンプルバイア
ル内の気体の濃度またはその圧力をモニターする、検出
器アセンブリの別の実施形態を使用する別のタイプの装
置の側面図である。
【図14】図13に示される装置の正面図である。
【図15】図13および図14に示される装置における
回転式コンベヤおよび検出器アセンブリ構成の詳細斜視
図である。
【図16】図15に示される回転式コンベヤおよび検出
器ヘッド構成の側面図である。
【図17】図15および図16に示される検出器アセン
ブリ構成の詳細図である。
【符号の説明】
100 システム 102 培養および計測モジュール 104 中央コンピュータ、中央制御器 106 プリンタ 108 ハウジング 110 棚 112 開孔 114 サンプルバイアル 116 移動可能なモニターアセンブリ 118 センサヘッドハウジング 120 センサアセンブリ 122 励起レーザ 124 インタロゲーションレーザ 126 検出器 128 垂直軸 130 水平軸 132 基準電圧源 134 交流電圧源 136 気体レンズ 138 電圧源 140 トランスインピーダンス増幅器 142 ロックイン増幅器 144 ディスプレイ 150 モニターアセンブリ 152 移動可能なアセンブリ 154 レールアセンブリ 156 モータおよびプーリアセンブリ 158 モータ 160 プーリアセンブリ 164 センサ 166 光放出装置 168 検出器 170 レール 172 開孔 174 センサアセンブリ 176 レーザアセンブリ 178 冷却および加熱装置 180 ヒートシンク 182 レーザおよび検出器取付ブラケット 184 移動可能な取付ブラケット 186 摺動レール 188 固定された取付ブラケット 190 モータ 200 装置 202 ハウジング 204 ドア 206 ヒンジ 208 ピストン機構 210 開孔 212 回転式コンベヤ 214 回転式コンベヤ台 216 モータ 218 制御パネル 220 固定したモニターアセンブリ
フロントページの続き (71)出願人 595117091 1 BECTON DRIVE, FRA NKLIN LAKES, NEW JE RSEY 07417−1880, UNITED STATES OF AMERICA (72)発明者 ニコラス ロバート バッハウア ジュニ ア アメリカ合衆国 21111 メリーランド州 モンクトン モンクトン ロード 750 Fターム(参考) 2G040 AA03 AB07 BA23 BA24 BA25 BB01 CA12 CA23 CB03 EA06 EB02 2G059 AA01 BB01 BB04 BB08 BB12 CC04 CC05 CC06 CC07 DD01 EE02 FF11 GG01 HH02 KK01 PP01 4B029 AA08 BB01 CC01 GA02 GB01 GB06 4B063 QA01 QA20 QQ05 QQ61 QQ89 QQ90 QR69 QS24 QS36 QS39 QX01 QX10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つの容器内で媒体の濃度を
    モニタリングするシステムであって、 前記容器内の場所に向かって第1のエネルギー信号を放
    出するように構成され、前記第1のエネルギー信号は、
    前記媒体が前記第1のエネルギー信号を吸収し、前記第
    1のエネルギー信号の吸収が前記媒体または隣接する媒
    体の一部の屈折率を変化させるような波長にほぼ等しい
    波長を有する、エネルギー放出装置と、 前記媒体の前記一部の前記屈折率が前記第1のエネルギ
    ー信号によって変化するときに、第2のエネルギー信号
    を前記媒体の前記一部に向けて放出するように構成され
    た、第2のエネルギー放出装置と、 前記媒体の前記一部を通過する前記第2のエネルギー信
    号の一部を検出するように構成された検出器とを備え、
    必要に応じてさらに、 前記容器内の前記媒体の濃度に基づいて、前記容器のサ
    ンプルの量を決定するために、前記第2のエネルギー信
    号の前記検出された一部を分析するように構成された信
    号分析器を備えることを特徴とするシステム。
  2. 【請求項2】 前記媒体または隣接する媒体は、気体、
    液体または固体を含み、前記第1のエネルギー放出装置
    は、前記気体、液体または固体が前記第1のエネルギー
    信号を吸収する前記波長で前記第1のエネルギー信号を
    放出するように構成されていることを特徴とする請求項
    1に記載のシステム。
  3. 【請求項3】 前記媒体は、O、CO、NH、H
    S、CHまたはSOのうちの1つを含み、前記第
    1のエネルギー放出装置は、前記O、CO 、N
    、HS、CHまたはSOのうちの1つが前記
    第1のエネルギー信号を吸収する前記波長で前記第1の
    エネルギー信号を放出するように構成されていることを
    特徴とする請求項1に記載のシステム。
  4. 【請求項4】 前記第1のエネルギー放出装置が、前記
    第1のエネルギー信号としてレーザ光を放出するように
    構成されたレーザを含むか、または、前記第2のエネル
    ギー放出装置が、前記第2のエネルギー信号としてレー
    ザ光を放出するように構成されたレーザを含むことを特
    徴とする請求項1に記載のシステム。
  5. 【請求項5】 前記第1および第2のエネルギー放出装
    置および前記検出器を収容するように構成されたハウジ
    ングをさらに備え、前記ハウジングは、前記第1および
    第2のエネルギー放出装置および前記検出器を、適宜の
    異なる時期に前記容器のそれぞれに近接して位置決めす
    るように移動可能であり、それにより、前記第1および
    第2のエネルギー放出装置は、前記第1および第2のエ
    ネルギー信号のそれぞれを、前記各容器に向けて放出す
    るように構成され、前記検出器は、前記各容器のそれぞ
    れの中の前記媒体の前記各一部のそれぞれを通過する前
    記各第2のエネルギー信号のそれぞれの各前記一部のそ
    れぞれを検出するように構成され、必要に応じてさら
    に、 前記各容器のそれぞれの中の前記各媒体の各濃度に基づ
    いて、前記各容器それぞれの中の各サンプルの各量を決
    定するために、前記第2のエネルギー信号の前記各検出
    された一部のそれぞれを分析するように構成された信号
    分析器を備えることを特徴とする請求項1に記載のシス
    テム。
  6. 【請求項6】 少なくとも1つの容器内の媒体の濃度を
    モニタリングする方法であって、 第1のエネルギー信号を前記容器内の場所に向けて放出
    し、前記第1のエネルギー信号は、前記媒体が前記第1
    のエネルギー信号を吸収し、前記第1のエネルギー信号
    の吸収が前記媒体または隣接する媒体の一部の屈折率を
    変化させるような波長にほぼ等しい波長を有し、 前記媒体の前記一部の前記屈折率が前記第1のエネルギ
    ー信号によって変化するときに、第2のエネルギー信号
    を、前記媒体または隣接する媒体の前記一部に向けて放
    出し、また、 前記媒体または隣接する媒体の前記一部を通過する前記
    第2のエネルギー信号の一部を検出することを含み、必
    要に応じてさらに、 前記容器内の前記媒体の濃度に基づいて、前記容器のサ
    ンプルの量を決定するために、前記第2のエネルギー信
    号の前記検出された一部を分析することを含むことを特
    徴とする方法。
  7. 【請求項7】 前記媒体は、気体、液体または固体を含
    み、前記第1のエネルギー信号は、前記気体が前記第1
    のエネルギー信号を吸収する前記波長で放出されること
    を特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記媒体は、O、CO、NH、H
    S、CHまたはSOのうちの1つを含み、前記第
    1のエネルギー信号は、前記O、CO、NH、H
    S、CHまたはSOのうちの1つが前記第1のエ
    ネルギー信号を吸収する前記波長で放出されることを特
    徴とする請求項6に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記第1のエネルギー放出ステップは、
    前記第1のエネルギー信号としてレーザ光を放出するた
    めにレーザを励起することを含むか、または、前記第2
    のエネルギー放出ステップは、前記第2のエネルギー信
    号としてレーザ光を放出するためにレーザを励起するこ
    とを含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
  10. 【請求項10】 必要に応じてさらに、前記第1および
    第2のエネルギー信号を複数の前記容器のそれぞれに向
    けて適宜の各時期に放出し、 適宜の前記各時期に、各前記それぞれの容器内の前記媒
    体または隣接する媒体の各前記それぞれの一部を通過す
    る前記各第2のエネルギー信号のそれぞれの前記一部の
    それぞれを検出し、また、 前記各容器のそれぞれの中の前記各媒体の各濃度に基づ
    いて、前記各容器のそれぞれの各サンプルの各量を決定
    するために、前記第2のエネルギー信号の前記各検出さ
    れた一部のそれぞれを必要に応じて分析することを備
    え、必要に応じてさらに、 その中に複数の開孔を有し、前記開孔のそれぞれが各容
    器をその中に収容するように構成されたハウジングであ
    って、前記ハウジングは、適宜の異なる時期に前記容器
    のそれぞれを前記第1および第2のエネルギー放出装置
    および前記検出器に近接して位置決めするように移動可
    能であり、それにより、前記第1および第2のエネルギ
    ー放出装置が、前記第1および第2のエネルギー信号の
    それぞれを、前記容器のそれぞれに向けて放出するよう
    に構成され、前記検出器が、各前記それぞれの容器内の
    前記媒体の各前記それぞれの一部を通過する各前記それ
    ぞれの第2のエネルギー信号の前記一部のそれぞれを検
    出するように構成された、 ハウジングを備え、必要に応じてさらに、 前記各容器のそれぞれの中の前記各媒体の各濃度に基づ
    いて、前記各容器のそれぞれの中の各サンプルの各量を
    決定するために、前記第2のエネルギー信号の前記各検
    出された一部のそれぞれを分析するように構成された信
    号分析器を備えることを特徴とする請求項6に記載の方
    法。
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