JP2003130128A - 能動除振装置 - Google Patents

能動除振装置

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JP2003130128A
JP2003130128A JP2001332667A JP2001332667A JP2003130128A JP 2003130128 A JP2003130128 A JP 2003130128A JP 2001332667 A JP2001332667 A JP 2001332667A JP 2001332667 A JP2001332667 A JP 2001332667A JP 2003130128 A JP2003130128 A JP 2003130128A
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Isao Iwai
功 岩井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除振性能に悪影響を与える回転成分の振動や
局所的振動を持つ装置設置基礎の振動をフィードフォワ
ードした場合にも十分な除振性能を実現する。 【解決手段】 支持機構により防振支持された精密機器
搭載用の除振台の振動を検出し、その振動信号を適切に
補償するフィードバックループと、除振装置が設置され
る装置設置基礎の振動を検出し、その出力から設置基礎
の運動モードを抽出した後適切に補償する第1のフィー
ドフォワードループと、装置設置基礎の振動信号を適切
に補償する第2のフィードフォワードループとを設ける
ことで除振性能へ悪影響を与える装置設置基礎の回転成
分振動や局所的振動が存在した場合にも十分な振動抑制
性能を引き出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、精密機器搭載用の
能動除振装置に関し、特に装置設置基礎からの振動伝達
特性を従来に比較して大きく改善した能動除振装置に関
する。
【0002】
【従来技術】電子顕微鏡や半導体露光装置等の精密機器
の高精度化にともない、除振装置の除振性能に対する要
求は厳しく、高性能な除振装置が不可欠になっている。
【0003】このような要求に対しては、除振台の振動
を振動センサで検出し、その出力信号を補償して、除振
台へ制御力を加えるフィードバック制御だけでなく、装
置設置基礎の振動を補償し加振手段にフィードフォワー
ドする振動制御方法により、除振性能は飛躍的に向上し
た。
【0004】図3は従来の能動除振装置の構成を示す。
図3の除振装置は、精密機器3を搭載する除振台1と、
前記除振台1を防振支持するとともに前記除振台1へ制
御力を加える加振手段であるアクチュエータを内蔵する
複数の支持機構2と、前記除振台1の振動を検出する複
数の第1の振動検出手段4と、前記複数の第1の振動検
出手段4の出力信号に基づき前記除振台1の並進・回転
などの各運動モードの振動信号を抽出する除振台運動モ
ード抽出手段6と、前記除振台運動モード抽出手段6の
出力を補償するフィードバック補償演算手段7と、前記
除振台1とそれを防振支持する支持機構2からなる除振
系が設置される装置設置基礎5の振動を検出する複数の
装置設置基礎振動検出手段(以下、「第2の振動検出手
段」と称す)9と、前記第2の振動検出手段9の出力を
補償するフィードフォワード補償演算手段21と、前記
フィードバック補償演算手段7により得られた各運動モ
ードのフィードバック補償信号を複数の前記支持機構2
に内蔵されるアクチュエータへの駆動信号として分配す
る推力分配手段8と、前記推力分配手段8の生成した制
御信号と前記フィードフォワード補償演算手段21によ
り得られたフィードフォワード補償信号とを合成し前記
支持機構2に内蔵されるアクチュエータを駆動させる駆
動回路15などから構成される。
【0005】上記従来例では装置設置基礎振動が並進振
動主体であることが前提となっている。しかし、装置が
設置される建物の構造等によっては、装置設置基礎振動
に回転振動成分が含まれる場合があり、装置設置基礎の
並進振動のみを考慮して振動制御を行なっても、十分な
振動絶縁効果が得られない場合があった。
【0006】この問題を解決するために、特開平9−1
90957号公報「能動除振装置および能動除振方法」
では、装置設置基礎の振動を検出し、この検出信号から
並進および回転の各運動モードの信号を抽出し、この各
運動モードの信号に補償を施し、そしてこの補償信号を
分配した信号に基づいて前記除振台に制御力を加えて除
振するようにしたため、装置設置基礎の並進振動ととも
に、従来のこの種の能動除振技術では十分に確保するこ
とが困難であった、装置設置基礎の回転振動の絶縁性能
を大幅に向上させている。
【0007】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、特
開平9−190957号公報では装置設置基礎が完全な
剛体でないために発生する局所的振動の励起が考慮され
ていない。そのため局所的振動が含まれた装置設置基礎
の振動をフィードフォワードすると除振装置の性能を悪
化させることがあった。
【0008】本発明は、上記の従来例における問題点に
鑑みてなされたもので、除振性能に悪影響を与える回転
成分の振動や局所的振動を持つ装置設置基礎の振動をフ
ィードフォワードした場合にも十分な除振性能を発揮す
る除振装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め本発明では、アクチュエータを内蔵する複数の支持機
構と、前記支持機構により防振支持された除振台とを有
する能動除振装置であって、前記除振台と前記支持機構
からなる除振系が設置される装置設置基礎の振動を検出
する複数の装置設置基礎振動検出手段と、前記装置設置
基礎振動検出手段の出力信号から装置設置基礎の並進、
回転などの各運動モードの振動信号を抽出する装置設置
基礎運動モード抽出手段と、前記各運動モードの振動信
号を補償する第1のフィードフォワード補償演算手段
と、前記装置設置基礎振動検出手段の出力を補償する第
2のフィードフォワード補償演算手段と、前記第1およ
び第2のフィードフォワード補償演算手段により得られ
たフィードフォワード補償信号を合成し前記アクチュエ
ータに駆動信号を加える駆動手段とを備えることを特徴
とする。
【0010】好ましくは、装置設置基礎振動検出手段の
出力から異なる周波数帯域の振動信号を分離抽出して第
1および第2のフィードフォワード補償演算手段に入力
する。例えば装置設置基礎振動検出手段の出力のうち比
較的低い周波数帯域の成分は装置設置基礎運動モード抽
出手段を介して第1のフィードフォワード補償演算手段
に、装置設置基礎振動検出手段の出力のうち比較的高い
周波数帯域の成分は第2のフィードフォワード補償演算
手段に入力する。振動信号の分離は、例えばバンドパス
フィルタ等のフィルタを用いて行なう。すなわち、装置
設置基礎振動検出手段の出力のうち比較的低い周波数帯
域の成分は第1のフィルタで分離抽出して第1のフィー
ドフォワード補償演算手段に、装置設置基礎振動検出手
段の出力のうち比較的高い周波数帯域の成分は第2のフ
ィルタで分離抽出して第2のフィードフォワード補償演
算手段に入力する。
【0011】あるいは、1種類の装置設置基礎振動検出
手段の出力から所望の2つの周波数帯域の振動信号を分
離して用いる代わりに、装置設置基礎の並進および回転
を含む各運動モードの振動信号を検出するための並進回
転振動検出手段と、局所的振動を検出するための局所的
振動検出手段との2種類の装置設置基礎振動検出手段を
用いるようにしてもよい。この場合でも、各振動検出手
段の出力のうち、所望帯域外の信号は、ノイズとして除
振装置の動作を不安定にする場合があるので、各振動検
出手段の出力はそれぞれバンドパスフィルタを通して、
所望帯域外の信号がフィードフォワードされないように
することが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態に係
る能動除振装置は、精密機器を搭載する除振台と、前記
除振台を防振支持するとともに前記除振台へ制御力を加
える加振手段であるアクチュエータを内蔵する複数の支
持機構と、前記除振台の振動を検出する複数の第1の振
動検出手段と、前記複数の第1の振動検出手段の出力信
号に基づき補償するフィードバックループと、前記除振
台とそれを防振支持する支持機構からなる除振系が設置
される装置設置基礎の振動を検出する複数の装置設置基
礎振動検出手段(第2の振動検出手段)と、前記第2の
振動検出手段の出力から装置設置基礎の並進・回転など
の各運動モードの振動信号を抽出する設置基礎運動モー
ド抽出手段と、前記設置基礎運動モード抽出手段の出力
を補償する第1のフィードフォワードループと、第1の
フィードフォワードループによって得られた各運動モー
ドの補償信号を複数の前記アクチュエータに分配する制
御ループと、前記第2の振動検出手段の出力を補償する
第2のフィードフォワードループとを備える。
【0013】
【作用】本発明によれば、第1のフィードフォワードル
ープを設けることで装置設置基礎の並進回転振動の絶縁
性能を大幅に向上させ、第2のフィードフォワードルー
プを設けることで装置設置基礎が有する局所的振動によ
る除振性能の悪化を防ぎ、十分な振動抑制性能を引き出
すことができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例を説明す
る。 [実施例1]図1は、本発明の一実施例に係る除振装置
の構成を示す。なお、本実施例では水平3自由度の運
動、すなわち水平並進2自由度と鉛直軸まわり回転1自
由度の制御ないしは、鉛直3自由度の剛体運動モード、
すなわち鉛直並進1自由度および水平軸まわり回転2自
由度の制御を行なう装置を例にとって説明するが、並進
・回転各3自由度を合わせた6自由度の運動モードを本
装置と同様に制御する装置も本発明に含まれるものであ
る。
【0015】図1の除振装置は、精密機器3を搭載する
除振台1と、前記除振台1を防振支持するとともに前記
除振台1へ制御力を加える加振手段であるアクチュエー
タを内蔵する複数の支持機構2と、前記除振台1の振動
を検出する複数の第1の振動検出手段4と、前記複数の
第1の振動検出手段4の出力信号に基づき前記除振台1
の並進・回転などの各運動モードの振動信号を抽出する
除振台運動モード抽出手段6と、前記除振台運動モード
抽出手段6の出力を補償するフィードバック補償演算手
段7と、前記除振台1とそれを防振支持する支持機構2
からなる除振系が設置される装置設置基礎5の振動を検
出する複数の装置設置基礎振動検出手段(第2の振動検
出手段)9と、前記第2の振動検出手段9の出力から装
置設置基礎の並進・回転などの各運動モードの振動信号
を抽出する設置基礎運動モード抽出手段10と、前記設
置基礎運動モード抽出手段10の出力を補償する第1の
フィードフォワード補償演算手段11と、前記第2の振
動検出手段9の出力を補償する第2のフィードフォワー
ド補償演算手段12と、前記フィードバック補償演算手
段7により得られた各運動モードのフィードバック補償
信号と前記第1のフィードフォワード補償演算手段11
により得られた各運動モードのフィードフォワード補償
信号を合成したのち複数の前記アクチュエータの駆動信
号として分配する推力分配手段8と、前記推力分配手段
8の生成した制御信号と前記第2のフィードフォワード
補償演算手段12により得られたフィードフォワード補
償信号とを合成し前記アクチュエータ2を駆動させる駆
動回路15などから構成される。
【0016】まずフィードバックループの構成について
説明する。支持機構2により防振支持された除振台1の
振動を、加速度センサなどの複数の第1の振動検出手段
4で検出し、増幅器13で増幅した後バンドパスフィル
タ14により必要な周波数帯域のみを通過させた振動信
号から運動モード抽出手段6により除振台1の並進・回
転などの各運動モードの振動情報を抽出する。前記除振
台運動モード抽出手段6に用いられる運動モード変換式
は除振台1の重心位置および振動検出手段4の配置によ
り決定される。前記除振台運動モード抽出手段6により
抽出された各運動モードの振動情報はフィードバック補
償演算手段7で演算処理される。
【0017】次に第1のフィードフォワードループにつ
いて説明する。除振装置が設置される装置設置基礎5の
振動を第2の振動検出手段9で検出し、増幅器16で増
幅した後バンドパスフィルタ17により不必要な周波数
帯域のみを除去した振動信号から設置基礎運動モード抽
出手段10により装置設置基礎5の並進・回転などの各
運動モードの振動情報を抽出する。前記運動モード抽出
手段10により抽出された各運動モードの振動情報は第
1のフィードフォワード補償演算手段11で演算処理さ
れる。第1フィードフォワードループは装置設置基礎か
ら伝わる並進・回転振動を抑制する。なお第2の振動検
出手段9には加速度センサを用いることができるが、第
2の振動検出手段9は、例えば、第1の振動検出手段4
と、装置設置基礎5と除振台1の相対変位を検出する変
位センサの信号から、装置設置基礎5の加速度信号と等
価な信号を演算で求めるものであってもよい。
【0018】第2のフィードフォワードループは以下の
ように構成される。前記第2の振動検出手段9で検出し
た振動信号からバンドパスフィルタ18により必要な周
波数帯域のみを分離抽出する。抽出された振動信号は、
第2のフィードフォワード補償手段12で演算処理され
る。前記第2のフィードフォワード補償演算手段12に
より得られたフィードフォワード補償信号は前記第2の
振動検出手段9直近のアクチュエータの駆動信号とな
る。第2のフィードフォワードループは装置設置基礎が
有する局所的振動を抑制する。なお、バンドパスフィル
タ18は、フィルタ17よりも高い周波数を通過するも
のである。
【0019】前記フィードバック補償演算手段7により
得られた各運動モードのフィードバック補償信号と前記
第1のフィードフォワード補償演算手段11により得ら
れた各運動モードのフィードフォワード補償信号はそれ
らを合成したのち推力分配手段8により複数のアクチュ
エータの駆動信号として分配される。さらに推力分配手
段8により生成されたアクチュエータの駆動信号と第2
のフォワードループにより生成されたアクチュエータの
駆動信号は合成され、得られた駆動信号を駆動回路15
に入力し、アクチュエータを駆動する。
【0020】また、本実施例では説明しなかったが、除
振台1の基準位置に対する変位量を検出する変位検出手
段を備え、変位検出手段の出力信号を補償して支持機構
2に組み込まれたアクチュエータにフィードバックする
制御ループを備えてもよい。
【0021】なお、フィードバックループは各運動モー
ドごとに補償を行なう必要はなく、第1の振動検出手段
の出力信号に対して補償を行なっても良い。例えば、図
1において、除振台運動モード抽出手段6と推力分配手
段8それぞれの入力と出力を直結してこれらの手段6,
8を除去し、第1のフィードフォワード補償演算手段1
1の出力を推力分配手段8と類似の手段によって複数の
アクチュエータの駆動信号として分配した後、フィード
バック補償演算手段7の出力および第2のフィードフォ
ワード補償演算手段12の出力と合成する構成である。
この場合、フィードバック補償演算手段7の伝達係数は
必要に応じて適宜変更されている。
【0022】[実施例2]振動検出手段は測定可能な周
波数範囲が限られることから、装置設置基礎の並進回転
振動と局所的振動の周波数が離れている場合、並進回転
振動検出用の振動検出手段と局所的振動検出用の振動検
出手段を分けると良い。図2は、装置設置基礎振動検出
手段として、並進回転振動検出用の振動検出手段と局所
的振動検出用の振動検出手段との2種類の振動検出手段
を用いた除振装置の構成を示す。
【0023】図2の装置は、精密機器3を搭載する除振
台1と、前記除振台を防振支持するとともに前記除振台
へ制御力を加える加振手段であるアクチュエータを内蔵
する複数の支持機構2と、前記除振台1の振動を検出す
る複数の第1の振動検出手段4と、前記複数の第1の振
動検出手段4の出力信号に基づき前記除振台1の並進・
回転などの各運動モードの振動信号を抽出する除振台運
動モード抽出手段6と、前記除振台運動モード抽出手段
6の出力を補償するフィードバック補償演算手段7と、
前記除振台1とそれを防振支持する支持機構2からなる
除振系が設置される装置設置基礎5の並進回転振動を検
出する複数の並進回転振動検出手段(第2の振動検出手
段)9と、装置設置基礎5の局所的振動を検出する複数
の局所的振動検出手段(以下、「第3の振動検出手段」
と称す)20と、前記第2の振動検出手段9の出力から
装置設置基礎の並進・回転などの各運動モードの振動信
号を抽出する設置基礎運動モード抽出手段10と、前記
設置基礎運動モード抽出手段10の出力を補償する第1
のフィードフォワード補償演算手段11と、前記第3の
振動検出手段20の出力を補償する第2のフィードフォ
ワード補償演算手段12と、前記フィードバック補償演
算手段7により得られた各運動モードのフィードバック
補償信号と前記第1のフィードフォワード補償演算手段
11により得られた各運動モードのフィードフォワード
補償信号を合成したのち複数の前記アクチュエータの駆
動信号として分配する推力分配手段8と、前記推力分配
手段8の生成した制御信号と前記第2のフィードフォワ
ード補償演算手段12により得られたフィードフォワー
ド補償信号を合成し前記アクチュエータ2を駆動させる
駆動回路15などから構成される。
【0024】まず第1のフィードフォワードループにつ
いて説明する。除振装置が設置される装置設置基礎5の
並進回転振動を第2の振動検出手段9で検出し、増幅器
16で増幅した後バンドパスフィルタ17により不必要
な周波数帯域のみを除去した振動信号に基づいて設置基
礎運動モード抽出手段10により装置設置基礎5の並進
・回転などの各運動モードの振動情報を抽出する。前記
運動モード抽出手段10により抽出された各運動モード
の振動情報は第1のフィードフォワード補償演算手段1
1で演算処理される。第1フィードフォワードループは
装置設置基礎から伝わる並進・回転振動を抑制する。な
お、バンドパスフィルタ17は、後述のフィルタ18よ
りも低い周波数を通過するものである。
【0025】次に第2のフィードフォワードループにつ
いて説明する。除振装置が設置される装置設置基礎5の
局所的振動を第3の振動検出手段20で検出し、増幅器
19で増幅した後バンドパスフィルタ18により必要な
周波数帯域のみを分離抽出する。抽出された振動信号を
第2のフィードフォワード補償手段12で演算処理され
るものである。前記第2のフィードフォワード補償演算
手段12により得られたフィードフォワード補償信号は
前記第2の振動検出手段9直近のアクチュエータの駆動
信号となる。第2のフィードフォワードループは装置設
置基礎が有する局所的振動を抑制する。
【0026】これ以外の演算処理は、実施例1に記載し
たものと同様に行なえばよい。また第1の実施例と同様
に、フィードバックループは各運動モードごとに補償を
行なう必要はなく、第1の振動検出手段の出力信号に対
して補償を行なっても良い。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、装置設置
基礎に回転成分の振動や局所的振動が存在する場合でも
十分な振動抑制性能を引き出すことが出来る除振装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る除振装置の構成図で
ある。
【図2】 本発明の他の実施例に係る除振装置の構成図
である。
【図3】 従来の除振装置を示す構成図である。
【符号の説明】
1…除振台、2…除振台の支持機構、3…精密機器、4
…第1の振動検出手段、5…装置設置基礎、6…除振台
運動モード抽出手段、7…フィードバック補償演算手
段、8…推力分配手段、9…装置設置基礎振動検出手段
または並進回転振動検出手段(第2の振動検出手段)、
10…設置基礎運動モード抽出手段、11…第1のフィ
ードフォワード補償演算手段、12…第2のフィードフ
ォワード補償演算手段、13、16、19…増幅器、1
4,17,18…バンドパスフィルタ、15…アクチュ
エータ駆動回路、20…局所的振動検出手段(第3の振
動検出手段)、21…フィードフォワード補償演算手
段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータを内蔵する複数の支持機
    構と、前記支持機構により防振支持された除振台とを有
    する能動除振装置であって、 前記除振台と前記支持機構からなる除振系が設置される
    装置設置基礎の振動を検出する複数の装置設置基礎振動
    検出手段と、 前記装置設置基礎振動検出手段の出力信号から装置設置
    基礎の並進、回転などの各運動モードの振動信号を抽出
    する装置設置基礎運動モード抽出手段と、 前記各運動モードの振動信号を補償する第1のフィード
    フォワード補償演算手段と、 前記装置設置基礎振動検出手段の出力を補償する第2の
    フィードフォワード補償演算手段と、 前記第1および第2のフィードフォワード補償演算手段
    により得られたフィードフォワード補償信号を合成し前
    記アクチュエータに駆動信号を加える駆動手段とを備え
    ることを特徴とする能動除振装置。
  2. 【請求項2】 前記装置設置基礎振動検出手段の出力
    は、異なる周波数帯域の振動信号に分離抽出され、前記
    第1および第2のフィードフォワード補償演算手段で演
    算処理されることを特徴とする請求項1に記載の能動除
    振装置。
  3. 【請求項3】 前記装置設置基礎振動検出手段の出力の
    うち比較的低い周波数の成分を通過して前記装置設置基
    礎運動モード抽出手段に入力する第1のフィルタと、前
    記装置設置基礎振動検出手段の出力のうち比較的高い周
    波数の成分を通過して第2のフィードフォワード補償演
    算手段に入力する第2のフィルタとを備えることを特徴
    とする請求項2に記載の能動除振装置。
  4. 【請求項4】 アクチュエータを内蔵する複数の支持機
    構と、前記支持機構により防振支持された除振台とを有
    する能動除振装置であって、 前記除振台と前記支持機構からなる除振系が設置される
    装置設置基礎の振動を検出する複数の並進回転振動検出
    手段および複数の局所的振動検出手段と、 前記並進回転振動検出手段から求められた装置設置基礎
    の並進および回転を含む各運動モードの振動信号を補償
    する第1のフィードフォワード補償演算手段と、 前記局所的振動検出手段の出力を補償する第2のフィー
    ドフォワード補償演算手段と、 前記第1および第2のフィードフォワード補償演算手段
    により得られたフィードフォワード補償信号を合成し前
    記アクチュエータに駆動信号を加える駆動手段とを備え
    ることを特徴とする能動除振装置。
  5. 【請求項5】 前記並進回転振動検出手段および前記局
    所的振動検出手段は、異なる周波数帯域の振動を検出す
    ることを特徴とする請求項4に記載の能動除振装置。
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Cited By (8)

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