JP2003130110A - クッション - Google Patents

クッション

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JP2003130110A
JP2003130110A JP2001332494A JP2001332494A JP2003130110A JP 2003130110 A JP2003130110 A JP 2003130110A JP 2001332494 A JP2001332494 A JP 2001332494A JP 2001332494 A JP2001332494 A JP 2001332494A JP 2003130110 A JP2003130110 A JP 2003130110A
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JP2001332494A
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Katsuyoshi Kuno
勝由 久野
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Nippon Stud Welding Co Ltd
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Nippon Stud Welding Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 取付け作業が簡単で、かつ、一旦取付けられ
た後はガタ付き等の生じないようにする。 【解決手段】 円錐台の形態からなるものであってゴム
状弾性体またはエラストマーからなるボデー部1と、当
該ボデー部1を形成する円錐台の底面部11のところに
直立状に設けられるものであってパネル部材9への取付
けに供せられるとともに、所定の熱可塑性プラスチック
にて形成される係合部2と、からなることを基本とす
る。このように、それぞれ異なった二つの材質からなる
各部1、2が、上記熱可塑性プラスチック材からなる係
合部2のインジェクション成形時等に一体的に形成され
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアあるいはリッ
ド等に設けられるものであって、これらドアあるいはリ
ッド等の閉時に、当該ドア等に入力する衝撃力(荷重)
を緩和させるようにしたクッションに関するものであ
り、特に、その装着性(組付性)に優れているととも
に、一旦組付けられた後は脱落等の問題の生ずることの
ないようにするため、当り面を形成する上記ボデー部を
ゴム状部材にて形成するようにし、一方、係合部はプラ
スチック材にて形成するようにした、二つの異なった材
質からなるクッションに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこれらのクッションは、例えば図
4に示す如く、円錐台状の形態からなるものであって衝
撃吸収機能を発揮するボデー部10と、当該円錐台状ボ
デー部10の底面部110に連続して設けられるもので
あって円環状の形態からなるとともにテーパ面からなる
挿入部30を有する係合部20と、からなるものであ
る。そして、これらがゴム部材等にて一体的に形成され
るようになっているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
構成からなるクッションを所定のパネル部材90(図4
参照)等に取付けようとすると、上記挿入部30がゴム
部材からなるものであるので、パネル部材90との間に
おいて滑り性が良くなく、これに対処するために潤滑材
を塗布したりしているが、それでも装着性(組付性)が
充分ではないと言う問題点がある。この装着性(組付
性)の問題点を解決するためにパネル部材90側の取付
穴の径を大きくしたり、または係合部20を爪状の部材
からなるようにしている場合がある。しかしながら、こ
の装着性を優先させるようにすると、装着された後(組
付けられた後)において、当該組付け部にガタが生じた
りしてクッション自体が脱落するおそれがあると言う問
題点がある。このような問題点を解決するために、ボデ
ー部と係合部とを別の材料にて形成するとともに、これ
らを所定の手段にて一体化させ、これによって装着性
(組付性)に優れているとともに、組付けられた後は脱
落等の問題の生ずることのないようにしたクッションを
提供しようとするのが、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては、次のような手段を講ずることと
した。すなわち、請求項1記載の発明においては、緩衝
機能を発揮するように形成されたボデー部と、当該ボデ
ー部の一方の端部側に設けられるものであってパネル部
材への取付けに供せられる係合部と、からなるクッショ
ンに関して、上記ボデー部を円柱状または円錐台の形態
からなるようにするとともに、当該ボデー部をゴム材ま
たはエラストマーにて形成させ、一方、上記係合部を、
上記ボデー部の底面部に対して直立状に設けられる筒状
部と、当該筒状部の先端部のところから上記底面部側に
向って開くように設けられるものであって上記筒状部の
軸線に対して放射状に設けられる複数の係合爪と、から
なるようにするとともに、このような係合部を所定のプ
ラスチック材にて上記ボデー部と一体的に形成させるよ
うにした構成を採ることとした。
【0005】このような構成を採ることにより、本発明
のものにおいては、パネル部材への取付けが簡単行なわ
れるとともに、一旦取り付けられた後は、上記係合爪の
ところがパネル部材に係合するようになり、簡単には外
れないようになる。すなわち、本発明のものにおいて
は、係合部が所定の強度・剛性を有するプラスチック材
にて形成されているとともに、当該係合部は、所定のバ
ネ反力を有するように形成された係合爪を主に形成され
るようになっているので、パネル部材への取付け(装
着)に当たっては上記係合爪をバネ反力に抗した状態で
撓ませて係合爪全体をすぼませた状態にてパネル部材の
取付穴等へ簡単に装着することができるようになる。そ
して、一旦装着された後は、上記係合爪のところが、本
来有している弾性力(バネ反力)によって元の状態に戻
って拡がった形態となるので、この拡がった状態の係合
爪がパネル部材の取付部のところに係合して、本クッシ
ョンは、取付部においてガタ等が生じないようになる。
【0006】次に、請求項2記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1記載の
ものと同じである。すなわち、本発明においては、請求
項1記載のクッションに関して、所定の形態に形成され
たボデー部を所定の金型内に予め設置しておくととも
に、このような金型内に、後に係合部を形成することと
なる所定の熱可塑性プラスチック材を注入し、これによ
ってボデー部と係合部とを一体的に形成させるようにし
た構成を採ることとした。このような構成を採ることに
より、本発明のものにおいては、装着性に優れていると
ともに、一旦装着された後は簡単には脱落することのな
いようにしたクッションを、熱可塑性プラスチック材の
インジェクション成形手段等にて効率良く形成(製造)
することができるようになる。すなわち、本発明のもの
においては、所定の緩衝機能を有するものであって係合
部との結合部のところには係合部が嵌り込むような凹陥
状の嵌合部を有するボデー部を予めエラストマー等のゴ
ム状弾性体にて形成させておくとともに、このようなボ
デー部を予め金型内にインサートさせた状態において、
このような金型内に所定の熱可塑性プラスチック材を注
入することによって、プラスチック材からなる係合部と
エラストマーからなるボデー部との一体化されたクッシ
ョンを効率良く形成(製造)することができるようにな
る。そして、このようにして形成(製造)された本クッ
ションは、上記請求項1記載のものと同様、装着性に優
れているとともに、一旦装着された後は、取付部におい
てガタ等が生じないようになる。
【0007】次に、請求項3記載の発明について説明す
る。このものも、その基本的な点は上記請求項1または
請求項2記載のものと同じである。すなわち、本発明に
おいては、請求項1または請求項2記載のクッションに
関して、ボデー部を形成する底面部の外周部のところに
ヒレ状部を設けるとともに、上記底面部の中央部のとこ
ろであって係合部を形成する筒状部との結合部のところ
に、上記底面部側から隆起するように形成されるもので
あって円錐台状の形態からなるとともにパネル部材に設
けられた取付穴に嵌合するように形成されたボス部を設
けるようにした構成を採ることとした。このような構成
を採ることにより、本発明のものにおいては、本クッシ
ョンがパネル部材に取付けられた状態において、パネル
部材に設けられた取付穴の端面が上記ボス部の円錐台状
傾斜面のところに接するようになるとともに、上記ヒレ
状部の端面(先端部)も上記パネル部材の面に円周状に
接するようになる。その結果、本クッションのパネル部
材取付部におけるシール性が高められることとなり、本
クッションの係合部側からの雨水の浸入等を効果的に遮
断することができるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について、図
1ないし図3を基に説明する。本実施の形態に関するも
のは、図1に示す如く、円錐台の形態からなるものであ
ってゴム材またはエラストマーからなるボデー部1と、
当該ボデー部1を形成する円錐台の底面部11のところ
に直立状に設けられるものであってパネル部材9への取
付けに供せられるとともに、所定の熱可塑性プラスチッ
ク材にて形成される係合部2と、からなることを基本と
するものである。そして、このように、それぞれ異なる
二つの材質からなる各部1、2が、一体的に形成される
ようになっているものである。なお、本実施の形態にお
いては、上記係合部2の材料としては、ポリプロピレン
(PP)、ポリアセタール(POM)、ポリアミド系樹
脂等が挙げられる。また、ボデー部1と係合部2との一
体化に当たって、両者1、2間の溶着を確実なものにす
るためには、ボデー部1側をPP系のエラストマーにて
形成させるとともに、係合部2側をPPにて形成させる
ようにすることが考えられる。また、本実施の形態にお
いては、上記ボデー部1と係合部2との一体化を、上記
係合部2のインジェクション成形時等に同時に行わせる
ようにすることも考えられる。
【0009】このような構成からなるものにおいて、上
記ボデー部1は、多くの場合は、図1及び図2に示す如
く、円錐台の形態からなるものであるが、必ずしもこの
ような円錐台の形態に限られるものでは無く、場合によ
っては円錐形のテーパ面がほとんど認められない円柱状
に近い形態からなるものであっても良い。そして、この
ような円錐台の底面部11あるいは円柱状ボデー部1の
一方の端面部のところには、その外周に沿って図1ない
し図3に示すような薄肉部からなるヒレ状部13が設け
られるようになっている。このヒレ状部13は、その断
面形状が薄肉状の形態からなるものであり、所定の撓み
剛性を有するようになっているものである。
【0010】また、このような構成からなる上記ボデー
部1の底面部11の、その中央部のところには、図1及
び図2に示す如く、当該底面部11に連続して、所定の
傾斜角からなる傾斜面(テーパ面)66を有するボス部
6が設けられるようになっている。このボス部6を形成
する円錐台の上面部61のところであって、その中央部
のところに、プラスチック材からなる係合部2が一体的
に設けられるようになっているものである。そして、こ
の係合部2は、上記ボス部6の上面部61に対して直立
状に設けられるものであって中空部212を有する筒状
部21と、当該筒状部21の先端部のところに放射状に
設けられるものであって当該先端部から上記ボデー部1
の底面部11に向って拡がるように(開かれた状態に)
設けられる複数本の係合爪25と、からなることを基本
とするものである。このような基本構成からなるものに
おいて、本実施の形態においては、上記係合爪25は、
図1及び図3に示す如く、上記筒状部21の軸線に対し
て相対向するように2本が放射状に設けられるようにな
っているものである。また、このような係合爪25、2
5の、それぞれの先端部251が形成する面と、上記底
面部11の周縁部に設けられたヒレ状部13の先端部1
31が形成する面との間には、図1及び図2に示す如
く、パネル部材9のその板厚とほぼ等しい値の隙間が設
けられるようになっているものである。
【0011】また、このような構成からなるものにおい
て、上記底面部11の中央部に設けられ、上記係合部2
の取り付けられる基礎を成すボス部6の、その上面部6
1は、上記ヒレ状部13の先端部131が成す面よりも
上面側、すなわち、係合部2を形成する係合爪25の先
端部251側に突出するようになっているものである
(図1参照)。なお、上記各係合爪25の先端部251
が形成する面と上記ボス部6の上面部61との間には、
図1に示す如く、型抜きの都合上、わずかにではあるが
隙間が形成されるようになっている。しかしながら、上
記係合爪25の存在しない部分においては、上記ボス部
6の上面部61は、図2に示す如く、上方に持ち上がっ
た状態となっており、これによって形成されるテーパ面
66のところが、本クッションが所定のパネル部材9等
に取り付けられた際に、当該パネル部材9の取付穴91
の開口端面に面接触するようになっているものである。
また、上記係合部2に設けられる各係合爪25、25
は、筒状部21に連結され、筒状部21と一体化される
ようになっているものである。そして、このような筒状
部21には、図1及び図2に示す如く、中空部212が
型抜きの都合上設けられるようになっている。
【0012】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについてのボデー部1と係合部2との一体化に
ついて説明する。この一体化に関しては、ポリアミド系
樹脂あるいはPOMまたはPP等からなるプラスチック
製係合部2を予め形成させておき、このような係合部2
を基礎に、この周りに所定の手段にてエラストマー等か
らなるゴム状弾性体にて形成されるボデー部1を一体的
に形成させるようにするのが一般的である。そして、こ
のとき、上記係合部2をPPにて形成させておき、この
ような係合部2を基礎に、その周りにPP系エラストマ
ーからなるボデー部1を形成させることによって、係合
部2とボデー部1との間の溶着が強固になり、両者1、
2間の結合(一体化)は確実に行われるようになる。な
お、このような係合部2とボデー部1との一体化につい
ての他の方法(手順)について説明する。まず、図1及
び図2の右側半断面図に示すような断面形態を有するも
のであってエラストマー等からなるボデー部1を形成す
ることとなる部材を用意する。なお、このボデー部1を
形成することとなる部材には、図1及び図2に示す如
く、その内部に、プラスチック製係合部2を形成する円
板状のベース部29等が嵌り込むように形成された円板
状空間部からなるリセス部19及び所定の空洞部18が
設けられるようになっている。次に、このような形態か
らなるボデー部1を形成することとなる部材を所定の金
型内に設置する(インサートする)とともに、上記係合
部2を形成することとなる所定のキャビティ空間を有す
る金型をもって型締めをする。そして、このような金型
内に、所定の熱可塑性プラスチック材を注入(インジェ
クション)する。これによって、係合爪25あるいは筒
状部21を初めとした係合部2を形成するキャビティ内
に、更にはボデー部1内に形成されたリセス部19ある
いは空洞部18に、上記所定のプラスチック材が注入さ
れるようになる。その結果、図1及び図2の左半断面図
に示す如く、ボデー部1内に係合部2を形成する円板状
ベース部29の嵌り込んだ状態の、ボデー部1と係合部
2との一体化されたクッションが形成されることとな
る。
【0013】次に、このような構成からなる本実施の形
態のものについての、その作用等について説明する。ま
ず、本クッションをパネル部材9に設けられた取付穴9
1等に取付けるに当っては、上記係合部2を形成するも
のであって弾性体からなる係合爪25を上記取付穴91
へ挿入することによって簡単に装着することができる。
そして、このようにして装着された状態においては、上
記係合爪25が、プラスチック材からなるものであるの
で弾性によって元の状態へと拡がることによって、上記
パネル部材9に確実に係合する(取付けられる)ことと
なる。また、このようにして一旦取付けられた後は、上
記係合爪25がプラスチック材からなるものであるとこ
ろから所定のバネ反力を発揮して拡がり、上記取付穴9
1の周辺部に確実に係合するようになる。また、このよ
うにして係合した後は、本係合爪25は所定の剛性を有
するようになっているので、簡単には外れたりするよう
なことがない。また、ボデー部1に設けられたヒレ状部
13の、その先端部131がパネル部材9の取付面に接
触することによってバネ反力を生じさせることとなるの
で、このヒレ状部13のバネ反力によっても、本クッシ
ョンは上記パネル部材9の取付け面に強固に取付けられ
ることとなる。更には、上記ボス部6のテーパ面(傾斜
面)66のところに上記パネル部材9の取付穴91を形
成する開口端部がくい込むように接触することとなるの
で、これによっても、本クッションは確実にパネル部材
9に取付けられる(係合する)こととなる。
【0014】なお、これらに加えて、本実施の形態のも
のにおいては、本クッション取付部周りにおける雨水等
に対するシール性の向上が図られることとなる。具体的
には、本実施の形態のものにおいては、図1及び図2に
示す如く、係合部2のボデー部1への結合部のところ
に、円錐台状の形態からなるものであってエラストマー
等のゴム状弾性体からなるボス部6が設けられるように
なっているとともに、当該ボス部6を形成するテーパ面
(傾斜面)66のところが、パネル部材9の取付穴91
の開口端面のところと面接触するようになっているの
で、上記係合部2を形成する筒状部21の内径側に設け
られた中空部212、更には当該中空部212に連続し
て形成される係合爪25の先端部251と上記ボス部6
の上面部61との間に形成される隙間を経由して浸入し
て来た雨水等は、上記パネル部材9の開口端面とボス部
6のテーパ面(傾斜面)66との接触部にて遮断される
こととなる。そして更に、仮に、上記接触部のところを
雨水等が透過したとしても、ボデー部1の底面部11の
周辺部に設けられたヒレ状部13の先端部131のとこ
ろで上記透過した雨水等は堰止められることとなる。な
ぜなら、上記ヒレ状部13の先端部131とパネル部材
9とは緊密な状態で接触しており、シール性が高められ
ているからである。このように、本実施の形態のものに
おいては、本クッション取付部周りにおける雨水の浸入
等に対して、そのシール性が高められるようになってい
る。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、緩衝機能を発揮するよ
うに形成されたボデー部と、当該ボデー部の一方の端部
側に設けられるものであってパネル部材への取付けに供
せられる係合部と、からなるクッションに関して、上記
ボデー部を円柱状または円錐台の形態からなるようにす
るとともに、当該ボデー部をゴム材またはエラストマー
等にて形成させ、一方、上記係合部を、上記ボデー部の
底面部に対して直立状に設けられる筒状部と、当該筒状
部の先端部のところから上記底面部側に向って開くよう
に設けられるものであって上記筒状部の軸線に対して放
射状に設けられる複数の係合爪と、からなるようにする
とともに、このような係合部を所定のプラスチック材に
て上記ボデー部と一体的に形成させるようにした構成を
採ることとしたので、パネル部材への取付けが簡単行な
われるとともに、一旦取り付けられた後は、上記係合爪
のところがパネル部材に係合するようになり、簡単には
外れないようになった。
【0016】すなわち、本発明のものにおいては、係合
部が所定の強度・剛性を有するプラスチック材にて形成
されているとともに、当該係合部は、所定のバネ反力を
有するように形成された係合爪を主に形成されるように
なっているので、パネル部材への取付け(装着)に当た
っては上記係合爪をバネ反力に抗した状態で撓ませて係
合爪全体をすぼませた状態にてパネル部材の取付穴等へ
簡単に装着することができるようになった。そして、一
旦装着された後は、上記係合爪のところが、本来有して
いる弾性力(バネ反力)によって元の状態に戻って拡が
った形態となるので、この拡がった状態の係合爪がパネ
ル部材の取付部のところに係合して、本クッションは、
取付部のところにてガタ等が生じない状態で取り付けら
れるようになった。
【0017】また、本発明においては、本クッションの
形成に当たって、所定の形態に形成されたボデー部を所
定の金型内に予め設置しておくとともに、このような金
型内に、後に係合部を形成することとなる所定の熱可塑
性プラスチック材を注入し、これによってボデー部と係
合部とを一体的に形成させるようにした方法(手順)を
採ることとしたので、装着性に優れているとともに、一
旦装着された後はガタ等の生ずることのないようにした
クッションを、熱可塑性プラスチック材のインジェクシ
ョン成形手段等にて効率良く形成(製造)することがで
きるようになった。すなわち、本発明のものにおいて
は、所定の緩衝機能を有するものであって係合部との結
合部のところには係合部が嵌り込むような凹陥状の嵌合
部を有するボデー部を予めエラストマー等にて形成させ
ておくとともに、このようなボデー部を予め金型内にイ
ンサートさせた状態において、このような金型内に所定
の熱可塑性プラスチック材を注入することによって、プ
ラスチック材からなる係合部とエラストマー等からなる
ボデー部との一体化されたクッションを効率良く形成
(製造)することができるようになった。
【0018】また、本発明においては、ボデー部を形成
する底面部の外周部のところにヒレ状部を設けるととも
に、上記底面部の中央部のところであって係合部を形成
する筒状部との結合部のところに、上記底面部側から隆
起するように形成されるものであって円錐台状の形態か
らなるとともにパネル部材に設けられた取付穴に嵌合す
るように形成されたボス部を設けるようにした構成を採
ることとしたので、本クッションがパネル部材に取付け
られた状態において、パネル部材に設けられた取付穴の
端面が上記ボス部の円錐台状傾斜面のところに接するよ
うになるとともに、上記ヒレ状部の端面(先端部)も上
記パネル部材の面に円周状に接するようになり、本クッ
ションのパネル部材取付部におけるシール性が高められ
るようになった。その結果、本クッションの係合部側か
らの雨水の浸入等を効果的に遮断することができるよう
になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の全体構成を示すものであって係合爪の
断面形態を主に表すようにした半断面図及び外観図であ
る。
【図2】本発明の全体構成を示すものであって係合爪の
存在しない側の断面形態を主に表すようにした半断面図
及び外観図である。
【図3】本発明の係合部側から視た全体構成を示す正面
図である。
【図4】従来例の全体構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボデー部 11 底面部 13 ヒレ状部 131 先端部 18 空洞部 19 リセス部 2 係合部 21 筒状部 212 中空部 25 係合爪 251 先端部 6 ボス部 61 上面部 66 傾斜面(テーパ面) 9 パネル部材 91 取付穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 緩衝機能を発揮するように形成されたボ
    デー部と、当該ボデー部の一方の端部側に設けられるも
    のであってパネル部材への取付けに供せられる係合部
    と、からなるクッションにおいて、上記ボデー部を円柱
    状または円錐台の形態からなるようにするとともに、当
    該ボデー部をゴム材またはエラストマーにて形成させ、
    一方、上記係合部を、上記ボデー部の底面部に対して直
    立状に設けられる筒状部と、当該筒状部の先端部のとこ
    ろから上記底面部側に向って開くように設けられるもの
    であって上記筒状部の軸線に対して放射状に設けられる
    複数の係合爪と、からなるようにするとともに、このよ
    うな係合部を所定のプラスチック材にて上記ボデー部と
    一体的に形成させるようにしたことを特徴とするクッシ
    ョン。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクッションにおいて、所
    定の形態に形成されたボデー部を所定の金型内に予め設
    置しておくとともに、このような金型内に後に係合部を
    形成することとなる所定の熱可塑性プラスチック材を注
    入し、これによってボデー部と係合部とを一体的に形成
    させるようにしたことを特徴とするクッション。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載のクッショ
    ンにおいて、ボデー部を形成する底面部の外周部のとこ
    ろにヒレ状部を設けるとともに、上記底面部の中央部の
    ところであって係合部を形成する筒状部との結合部のと
    ころに、上記底面部側から隆起するように形成されるも
    のであって円錐台状の形態からなるとともにパネル部材
    に設けられた取付穴に嵌合するように形成されたボス部
    を設けるようにした構成からなることを特徴とするクッ
    ション。
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