JP2003130102A - ディスクブレーキ装置 - Google Patents
ディスクブレーキ装置Info
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Abstract
で、しかもアライメント精度が高く、ディスクの熱膨張
を吸収でき、冷却構造を省ける分割式ブレーキディスク
を備えたディスクブレーキ装置を提供する。 【解決手段】 各分割ディスク3Aを、分割面でノック
ピン4を介して突き合わせ接合することにより一体に接
続できるように構成し、ボス2の外周面には、軸方向の
一部に半径方向外方へ突出するリング状フランジ5が一
体に突設されている。ボス2の側面には、円形孔7が設
けられ、センタリングピン6が遊嵌されている。ブレー
キディスク3をフランジ5に当接させるが、この際に半
径方向に延びた複数の係合溝9にフランジ5側のセンタ
リングピン6の角形ピン部6bを嵌め込んでいる。
Description
両用ディスクブレーキ装置に最適なブレーキディスクに
関するもので、詳しくは車輪や車軸などと一体回転する
ボス部に装着される分割式ブレーキディスクに関するも
のである。
6に示す構造のものが一般的である。すなわち、同図の
ように、円周方向で等間隔に二分割された一対の半円形
状ブレーキディスク51・51が分割面で突き合わせら
れ連結ピン52を介して接続可能に構成され、車軸等と
一体回転するボス55の周囲にリング状フランジ56が
一体に突設され、このフランジ56とこれに当接される
ブレーキディスク51の内周部側とに一連に貫通する複
数の取付孔53・57が穿設され、これらの取付孔53
・57にリーマボルト58を嵌挿してナット59により
締め付けることによって結合する構造からなっている。
た従来の分割式ブレーキディスクでは、次のような点で
改良すべき余地がある。すなわち、従来のブレーキディ
スクのボス部に対する結合構造では、結合状態でのアラ
イメント精度が結合部におけるリーマボルトの嵌め合い
精度に支配される。このため、リーマボルトの嵌め合い
精度を上げると、組み立て作業性が悪化する一方、逆に
同嵌め合い精度を下げると、アライメント精度が悪くな
る。
しブレーキディスクが堅固に結合されるため、ブレーキ
装置の使用時にディスクが摩擦熱等により加熱され熱膨
張しようとしても、この熱膨張を許容できるようになっ
ていない。いいかえれば、ブレーキディスク自体に放熱
手段を組み込んで冷却できるようにする必要があり、放
熱手段が施されていない場合には、ボス部とディスクと
の結合箇所に無理な力が作用して熱変形したりするおそ
れがある。
は、図6(b)(c)に示すように、ボス部55と結合
される内周部分を除いて両側方に複数のリブ54を円周
方向に等間隔に張り出させ、それらのリブ54を一対の
円環状板51aにより挟持するように一体に固着して両
側の各リブ54間に半径方向の冷却通路54aを形成
し、ディスク51が回転することにより各リブ54が冷
却フィン(羽根)の役目をしてディスク51が冷却され
るように構成されている。この結果、分割式ブレーキデ
ィスクの全体構造が非常に複雑になり、またディスクの
厚みが非常に厚くなるなどの不都合がある。
で、構造が簡単で、軽量化でき、組み立てが容易で、し
かもアライメント精度が高く、ディスクの熱膨張を吸収
でき、冷却構造を省ける分割式ブレーキディスクを備え
たディスクブレーキ装置を提供することを目的としてい
る。
めに本発明のディスクブレーキ装置は、円周方向で二分
割され、車輪や車軸などと一体回転するボス部に装着さ
れる分割式ブレーキディスクを備えたディスクブレーキ
装置において、前記ボス部の周囲に半径方向外方に突出
するリング状のフランジを一体に突設し、前記各分割式
ブレーキディスクを分割面で突き合わせ接続可能な半円
形状の単板構造とし、前記フランジに対し各ブレーキデ
ィスクを円周方向に間隔をあけて設けた複数の半径方向
への移動を許容する係合機構により円周方向で位置決め
したうえで、ボルト等の緊締具により皿ばね座金や弾性
座金等の弾性部材を介して緊締することにより取り付け
たことを特徴としている。
1記載のディスクブレーキ装置によれば、前記ボス部あ
るいはリング状のフランジに対し二分割されたブレーキ
ディスクは複数の前記係合機構を介して位置決めされる
ため、ボルト等の緊締具は軸力だけを負担し、ブレーキ
ディスクの位置決めとしての精度に関係しない。また位
置決めを支配する係合機構は、ブレーキディスクの半径
方向への移動を許容するから、ブレーキ装置の使用によ
りブレーキディスクが摩擦熱の作用で熱膨張を起こして
も、ボス部との結合箇所に無理な力が作用しない。した
がって、ブレーキディスクに複雑な放熱手段を施す必要
がなくなり、単板構造にすることができ、構造を簡素化
して小型軽量化が容易に図られる。
スク内周部側の前記フランジとの当接位置に、一定の溝
幅で半径方向に延びる係合溝および円形の取付孔をそれ
ぞれ円周方向に間隔をあけて設け、前記フランジから前
記係合溝に嵌挿可能な角形突起部を突出させるととも
に、前記フランジに前記取付孔と一連に貫通孔を設けて
該貫通孔および前記取付孔に一連に遊嵌したボルトにナ
ットを螺合し前記弾性部材を介在させて緊締することに
より、前記各ブレーキディスクを半径方向への移動を許
容して前記フランジに固定することができる。
れば、前記各ブレーキディスクの位置決め(センタリン
グ)はディスク側係合溝とフランジ側角形突起部との係
合関係のみに支配されるため、ボルト・ナットによる緊
締部分には軸力のみが作用するだけで、ブレーキディス
クの位置決めのための精度は要求されない。また、フラ
ンジに対するブレーキディスクのボルト・ナットによる
締付は、皿ばね等の弾性部材を介在して弾力的に緊締し
ているため、ブレーキの使用によりブレーキディスクが
摩擦熱などにより熱膨張しても、前記係合溝と角形突起
部との係合関係によりセンタリングが保たれた状態での
ブレーキディスクの熱膨張が半径方向へ許容される。こ
の結果、ブレーキディスクに従来のような放熱手段を施
さなくても、熱膨張時にフランジとの結合部に無理な力
が作用したり変形が生じたりするおそれがない。
を円盤部上に一体に備えたセンタリング部材を、前記フ
ランジの側面に円形凹部を設けて遊嵌し、前記センタリ
ング部材の角形突起部を前記ブレーキディスクの係合溝
に嵌挿するのが好ましい。
よれば、センタリング部材が前記フランジの円形凹部内
に回転が許容されるように遊嵌されているので、ブレー
キディスクの係合溝に対するセンタリング部材の角形突
起部の挿入がスムーズに行われ、組み立て作業性が良好
になる。
挟んで前記ブレーキディスクと反対側に、円周方向に二
分割した一対の半円環状バックプレートを当接し、該バ
ックプレートの前記貫通孔の対応位置に開口を設け、前
記取付孔および前記貫通孔ならびに前記開口に一連に遊
嵌されるボルトをナットにより前記弾性部材を介して螺
合し緊締することが好ましい。
れば、前記リング状フランジを挟んでブレーキディスク
とバックアッププレートとでボルト・ナットにより締め
付けるので、緩みが起こりにくく堅固に固定される。し
かも、分割されたブレーキディスクと分割されたバック
プレートとの分割位置を望ましくは90°円周方向にず
らすことにより、分割したブレーキディスクを十分に補
強することができる。
ィスクに設けた係合溝の内周端側を開放することができ
る。
立て時に分割された各ブレーキディスクをフランジの側
面に接近させることにより各係合溝をフランジ側から外
方へ突出するセンタリング部材の角形突起部に対しスム
ーズに嵌挿でき、ブレーキディスクの位置決めを確実に
かつ瞬時に行い得る。
ブレーキ装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。
ディスクブレーキ装置を示す断面図で、ボスに対するブ
レーキディスクの取付部分を表している。図2(a)は
センタリングピンを示す斜視図、図2(b)はセンタリ
ングピンと係合溝との関係を概略的に示す部分断面図で
ある。図3(a)は図1のA−A線断面図、図3(b)
は図1のB−B線断面図、図3(c)は図1のC−C線
断面図、図3(d)は図1のD−D矢視図である。図4
(a)は図1のディスクブレーキ装置のキャリパー部位
を示す側面図、図4(b)は同平面図である。
キ装置1では、車軸などのボス2にブレーキディスク3
が一体回転可能に取り付けられている。ブレーキディス
ク3の材質については限定するものではないが、たとえ
ば黒鉛鋳鉄のように耐熱・耐摩耗性に優れた材質が用い
られている。
ように、円周方向で等間隔に二分割され、各分割ディス
ク3Aは、中央部に開口部を有する半円形の単板構造で
ある。そして、各分割ディスク3Aを、分割面3cでノ
ックピン4を介して突き合わせ接合することにより一体
に接続できるように構成されている。
方向外方へ突出するリング状のフランジ5が一体に突設
されている。フランジ5の各分割ディスク3Aが結合さ
れる側面には、センタリング部材としてのセンタリング
ピン6が遊嵌される円形凹部7が図2(b)のように円
周方向に間隔をあけ、かつ一部を他方の側面に穿設され
ている。センタリングピン6は、図2(a)のように、
前記円形凹部7に対応する円盤部6aとこの一面に一体
に突設された角形突起部としての角形ピン部6bとから
なり、角形ピン部6bは正面の両側角部をテーパー状に
落として丸くしている。これは、後述する係合溝9に挿
入しやすくするためである。またフランジ5には、円形
凹部7と交互に円形の貫通孔8が貫通して穿設されてい
る。本例では、円形凹部7および貫通孔8がそれぞれ6
個ずつ設けられている。
は、フランジ5の側面の円形凹部7に対応する位置に、
図2(b)のように角形ピン部6bに対応し一定の溝幅
で半径方向(放射状)に延びる係合溝9が穿設されてい
る。また貫通孔8に対応する位置には、円形あるいは長
円形などの取付孔10が各分割ディスク3Aの内周部に
貫通して穿設されているが、取付孔10は貫通孔8に比
べて口径がやや大きく形成されている。本例では、係合
溝9および取付孔10がそれぞれ6個ずつ設けられてい
る。
対のバックアッププレート11がフランジ5の反対側面
に当接されるが、各バックアッププレート11は半円環
状板体からなり、図1のように分割ディスク3Aの分割
面3cとは分割面11cが円周方向に90°ずらせて配
置される。そして、この状態で各バックアッププレート
11においてフランジ5の貫通孔8に対応する位置に、
開口12が貫通して各々の3個ずつ合計で6個穿設され
ている。各開口12は貫通孔8と対応する同一の口径に
する。
クブレーキ装置1が構成されるが、通常は下記のような
手順で組み立てられる。すなわち、 ボス2の周囲に2分割した各分割ディスク3Aを配
置し、ノックピン4を介して突き合わせて円形に接合す
る。
タリングピン6の円盤部6aを遊嵌し、角形ピン部6b
をほぼ放射状に平行に向ける。
ク3をフランジ5の側面に当接させるが、この際に係合
溝9にフランジ5側から突出するセンタリングピン6の
角形ピン部6bを嵌め込む。センタリングピン6は円形
凹部7に遊嵌され、回転自在な状態であるので、係合溝
9と角形ピン部6bとの向きが多少ずれていてもセンタ
リングピン6が回転し、係合溝9にスムーズに角形ピン
部6bが挿入される。
5を挟むように反対面に分割された一対のバックアップ
プレート11を当接させ、ピンボルト13をブレーキデ
ィスク3側から取付孔10内に挿入し、さらに貫通孔8
および開口12に一連に貫通させる。そしてピンボルト
13の先端ねじ部13aに皿ばね形座金14を通したの
ち、ナット15を螺合して締め付ける。なお、一対のバ
ックアッププレート11は分割面11cがブレーキディ
スク3の分割面3cと円周方向に90°ずれるように配
置する。
装置1の組み立て作業が終了する。
実施例にかかるディスクブレーキ装置1について、その
使用態様を説明する。
ク3に対し両側から挟むようにブレーキシュー17を備
えたブレーキキャリパ16が配置され、このブレーキキ
ャリパ16に内蔵されているスプリング(不図示)に抗
して両側のブレーキシュー17によって分割式ブレーキ
ディスク3が挟持されることによりブレーキが作動す
る。このブレーキ操作によりブレーキシュー17との間
でブレーキディスク3が摺動することから摩擦熱が発生
し、ブレーキディスク3が熱膨張するが、ブレーキディ
スク3がフランジ5の一側面に対し皿ばね座金14を介
して弾性的にピンボルト13で締め付けられており、ま
たピンボルト13は取付孔10に遊嵌されており、さら
にセンタリングピン6の角形ピン部6bとブレーキディ
スク3の係合溝9との間で半径方向の移動が許容されて
いるから、ブレーキディスク3がフランジ5に対して半
径方向への熱膨張が許容されることになる。したがっ
て、ブレーキディスク3が熱膨張してもピンボルト13
等の緊締部に無理な力が作用せず、ブレーキディスク3
の熱膨張が妨げられることがない。
周部の各係合溝9を逆U字状に下端を開放した形状の係
合溝9’に形成して、フランジ5の側面に対するブレー
キディスク3の組付けや加工をいっそう容易にすること
ができる。
レーキディスク3の外面にも、分割した一対のバックア
ッププレート11’を当接し、バックアッププレート1
1’には取付孔10に対応する開口12’を設けてブレ
ーキディスク3およびフランジ5を両側からバックアッ
ププレート11・11’にて挟むように固定することが
できる。このとき、バックアッププレート11’の分割
面もブレーキディスク3の分割面と90°位置が円周方
向にずれるようにするのが好ましい。
フランジ5に分割式ブレーキディスク3をピンボルト6
により締め付けて固定してもよい。
ン部6bを一体的に突設し、各ブレーキディスク3の係
合溝9に嵌挿することも可能である。
ィスク3の半径方向への動きを許容する係合機構は、セ
ンタリングピン6と係合溝9との組み合わせに限られる
ものではなく、たとえばブレーキディスク3側からフラ
ンジ5へ突出する突起部を設け、フランジ5側に半径方
向へ延びる一定の溝幅の係合溝を設けてもよく、あるい
はディスク3とフランジ5間に相互に係合する凹凸部を
設けてもよい。
本発明のディスクブレーキ装置には、次のような優れた
効果がある。
造を省け、構造が簡単で、軽量化でき、組み立てが容易
で、しかもアライメント精度が高い。つまり、ボス部あ
るいはリング状フランジに対し二分割されたブレーキデ
ィスクは係合機構を介して位置決めされるため、ボルト
等の緊締具は軸力だけを負担し、ブレーキディスクの位
置決めとしての精度に関係せず、位置決めを支配する係
合機構は、ブレーキディスクの半径方向への移動を許容
するから、ブレーキ装置の使用によりブレーキディスク
が摩擦熱の作用で熱膨張を起こしても、ボス部との結合
箇所に無理な力が作用しないので、ブレーキディスクに
複雑な放熱手段を施す必要がなくなり、単板構造にする
ことができ、構造を簡素化して小型軽量化が可能にな
る。
ィスクの位置決め(芯出し)はディスク側係合溝とフラ
ンジ側角形突起部との係合関係に支配されるため、ボル
ト・ナットなどの緊締具による結合部分には軸力のみが
作用するだけで、ディスクの位置決めのための精度には
要求されない。また、フランジに対するブレーキディス
クのボルト・ナットなどによる締付は、皿ばね等の付勢
部材を介在して弾力的に緊締しているため、ブレーキの
使用によりブレーキディスクが摩擦熱などにより熱膨張
しても、前記係合溝と角形突起部との係合関係によりセ
ンタリングが保たれた状態でのブレーキディスクの熱膨
張が半径方向へ許容されるから、ブレーキディスクに従
来のような放熱手段を施さなくても、熱膨張時にフラン
ジとの結合部に無理な力が作用したり変形が生じたりす
るおそれがない。
グ部材が前記フランジに対してそれぞれ回転が許容され
るように遊嵌されているので、ブレーキディスクの係合
溝に対するセンタリング部材の角形突起部の挿入がスム
ーズに行われ、組み立て作業性が向上する。
ランジを挟んでブレーキディスクとバックアッププレー
トとでボルト・ナットにより締め付けるので、緩みが起
こらず堅固に固定でき、しかも、分割されたブレーキデ
ィスクと分割されたバックプレートとの分割位置を望ま
しくは90°円周方向にずらすことによって、分割した
ブレーキディスクが十分に補強される。
ィスクの組み立て時に分割された各ブレーキディスクの
係合溝をフランジ側から突出する角形突起部に対し半径
方向内方へ移動させることにより、スムーズに嵌挿でき
てブレーキディスクの位置決めを効率よく行い得る。
レーキ装置を示す側面図で、ボスに対するブレーキディ
スクの取付部分を表している。
図2(b)はセンタリングピンと係合溝との関係を概略
的に示す部分断面図、図2(c)は係合溝の異なる他の
ブレーキディスクの実施例を示す部分断面図である。
(b)は図1のB−B線断面図、図3(c)は図1のC
−C線断面図、図3(d)は図1のD−D矢視図であ
る。
ャリパー部位を示す側面図、図4(b)は同平面図であ
る。
クブレーキ装置を示す断面図で、ボスに対するブレーキ
ディスクの取付部分を表しており、図3(b)に対応し
ている。
装置を示すブレーキディスクの一部を省略した正面図、
図6(b)は図6(a)のA−A線断面図、図6(c)
は図6(a)のB−B線断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 円周方向で二分割され、車輪や車軸など
と一体回転するボス部に装着される分割式ブレーキディ
スクを備えたディスクブレーキ装置において、 前記ボス部の周囲に半径方向外方に突出するリング状の
フランジを一体に突設し、 前記各分割式ブレーキディスクを分割面で突き合わせて
接続可能な半円形状の単板構造とし、前記フランジに対
し各ブレーキディスクを円周方向に間隔をあけて設けた
複数の半径方向への移動を許容する係合機構により円周
方向で位置決めしたうえで、ボルト等の緊締具により皿
ばね座金や弾性座金等の弾性部材を介して緊締すること
により取り付けたことを特徴とするディスクブレーキ装
置。 - 【請求項2】 前記各ブレーキディスク内周部側の前記
フランジとの当接位置に、一定の溝幅で半径方向に延び
る係合溝および円形の取付孔をそれぞれ円周方向に間隔
をあけて設け、 前記フランジから前記係合溝に嵌挿可能な角形突起部を
突出させるとともに、前記フランジに前記取付孔と一連
に貫通孔を設けて該貫通孔および前記取付孔に一連に遊
嵌したボルトにナットを螺合し前記弾性部材を介在させ
て緊締することにより、前記各ブレーキディスクを半径
方向への移動を許容して前記フランジに固定する請求項
1記載のディスクブレーキ装置。 - 【請求項3】 前記角形突起部を円盤部上に一体に備え
たセンタリング部材を、前記フランジの側面に円形凹部
を設けて遊嵌し、前記センタリング部材の角形突起部を
前記ディスクの係合溝に嵌挿する請求項2記載のディス
クブレーキ装置。 - 【請求項4】 前記フランジを挟んで前記ブレーキディ
スクと反対側に、円周方向に二分割した一対の半円環状
バックプレートを当接し、該バックプレートの前記貫通
孔の対応位置に開口を設け、前記取付孔および前記貫通
孔ならびに前記開口に一連に遊嵌されるボルトをナット
により前記弾性部材を介して螺合し緊締する請求項1〜
3のいずれかに記載のディスクブレーキ装置。 - 【請求項5】 前記各ブレーキディスクに設けた前記各
係合溝の内周端側をそれぞれ開放した請求項2〜4のい
ずれかに記載のディスクブレーキ装置。
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JP2001325934A JP3875062B2 (ja) | 2001-10-24 | 2001-10-24 | ディスクブレーキ装置 |
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2001
- 2001-10-24 JP JP2001325934A patent/JP3875062B2/ja not_active Expired - Fee Related
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