JP2003129961A - 燃料電池用圧縮機 - Google Patents

燃料電池用圧縮機

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JP2003129961A JP2001327997A JP2001327997A JP2003129961A JP 2003129961 A JP2003129961 A JP 2003129961A JP 2001327997 A JP2001327997 A JP 2001327997A JP 2001327997 A JP2001327997 A JP 2001327997A JP 2003129961 A JP2003129961 A JP 2003129961A
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Fumio Takeda
文夫 武田
Hirochika Kametani
裕敬 亀谷
Hitoshi Nishimura
仁 西村
Masayuki Kasahara
雅之 笠原
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Hitachi Ltd
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  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 車載用燃料電池の負荷に応じて圧縮機吐出圧
を可変とし、燃料電池の必要空気量を圧縮して動力損失
を低減することにより省エネを図る。 【解決手段】 燃料電池15の空気供給用圧縮機を低圧段
2と高圧段3の2段で構成し、各々をモータ1とクラッチ
6、7で接続し、更に低圧段圧縮機2の吐出配管10に切換
弁13を備え、これにより低圧段吐出空気をそのまま燃料
電池15に供給する配管20と、高圧段圧縮機3を経由して
供給する配管21、11とを設けた。本発明により、負荷低
下の場合は、低圧段空気の供給により圧縮機駆動動力が
低減し省エネ効果が得られる。又、モータ1をインバー
タ制御で可変速駆動することで圧縮機回転数も制御でき
更に省エネ効果が得られる。又、吐出空気が燃料電池動
作温度となる圧力比で運転可能であり、吐出空気が冷却
不要となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は燃料電池用圧縮機に
係り、特に、車載用燃料電池に圧縮空気を供給する空気
圧縮機を2段機で構成することによって、圧縮機運転の
省エネを図るのに好適な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】燃料電池は、水素を直接供給したり、あ
るいは水素を含む燃料から改質により発生させた水素を
供給したりして、水素と酸素が結合する化学反応を利用
して電力を生み出すエネルギ変換器の一種で、近年、研
究開発が進められている。
【0003】水素と反応させる酸素は、通常は大気に含
まれているものを利用し、空気を燃料電池内部に取り込
み、含有する酸素を水素と反応させる。燃料電池の出力
向上あるいは小型化のためには、燃料電池の大きさ寸法
で、単位寸法当たりの出力増加が必要である。そのた
め、水素と酸素が結合する反応を活発に促進するため
に、多くは供給する空気を大気圧以上に昇圧する方法が
用いられている。
【0004】例えば、特開平7−14599号公報(特
許第2743147号)には、大気から取り入れた空気
を圧縮供給する事例が述べられている。しかし、空気を
昇圧して供給した場合、燃料電池では酸素のみが消費さ
れ、反応しない窒素等は燃料電池から大気圧より高い圧
力で排出されるため、圧縮機における圧縮エネルギが無
駄に排出されることになる。
【0005】また、車の必要とする動力(負荷)は運転
モードによって大きく変化し、常に最大の動力(負荷)
を必要とはしていない。しかし、車の性能としては最大
の動力(負荷)を確保できる容量に燃料電池の発電能力
を設定するため、空気供給用圧縮機の能力も最大に設定
している。そのため、部分負荷での運転時には、圧縮し
た空気のエネルギの多くがそのまま排出されることにな
り、エネルギの損失が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の問題に対して、
例えば、特開平11−288730号公報には、空気容
量の異なる圧縮機を2台用いて、動力(負荷)に応じて
容量の大きい圧縮機と、容量の小さい圧縮機とを切り換
えて運転する方法が述べられている。しかし、2台の吐
出圧は一定のため、必要とする空気量が各圧縮機の仕様
空気量より少ない範囲ではエネルギの損失が大きい。
【0007】また、1段で燃料電池に必要な圧力まで大
気圧から昇圧すると、通常は断熱圧縮により吐出空気温
度は高温になる。そのため、燃料電池の動作温度まで冷
却装置により冷却する必要がある。
【0008】本発明の目的は、燃料電池の負荷に応じて
圧縮機の吐出圧を可変とし、燃料電池からの排気による
動力の損失を低減して省エネを図り、さらには、吐出空
気温度を燃料電池の動作温度に合わせることで、圧縮機
の吐出空気を冷却しなくてもすむシステムを提供するこ
とである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、燃料電池に空気を供給する圧縮機を、低圧
段圧縮機と高圧段圧縮機の2段で構成し、該2つの圧縮
機の駆動軸を、それぞれクラッチを介して駆動源に接続
すると共に、前記低圧段圧縮機の吐出配管に切換弁を設
置し、該切換弁を介して前記高圧段圧縮機を経由して前
記燃料電池に圧縮空気を供給する系路と、前記切換弁を
介して前記燃料電池に圧縮空気を供給するバイパス系路
とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】本発明によれば、通常定格運転時は、高圧
段圧縮機を経由し、低圧段および高圧段の2段階で圧縮
した圧縮空気を燃料電池に供給し、燃料電池の負荷が低
下したときは、低圧段圧縮機の圧縮空気をバイパス系路
から燃料電池に直接供給して高圧段圧縮機の運転を停止
できる。
【0011】また、駆動源であるモータをインバータ制
御機で可変速駆動することで、吐出空気量を可変にで
き、さらに、圧縮機の吐出配管に圧力調整用バルブを設
け、このバルブの開度を調節することにより、吐出空気
温度が燃料電池の動作する設定温度となる圧力比で運転
できるようにした。また、上記圧縮機はスクリュー圧縮
機、スクロール圧縮機、レシプロ圧縮機等の容積形圧縮
機が容易に採用できる。
【0012】また、高圧段圧縮機の前流側に、低圧段圧
縮機の吐出空気を冷却するインタークーラを備えたこと
により、高圧段圧縮機から燃料電池に供給する圧縮空気
温度を、燃料電池の動作温度に合わせることが可能とな
る。また、低圧段圧縮機の運転を停止し、低圧段圧縮機
より容量の小さい高圧段圧縮機に外部空気を直接吸入し
て運転することにより、上記低圧段圧縮機の単独運転時
より更に燃料電池の負荷が低下したときにも、効率的な
対応ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を、図面を参
照して説明する。本発明の概略は、燃料電池用圧縮機
を、低圧段圧縮機2と高圧段圧縮機3の2段で構成し、
それぞれの駆動軸をクラッチ6、7を介してモータ1に
接続すると共に、低圧段圧縮機2の吐出配管10に切換
弁13を設置し、切換弁13から高圧段圧縮機3を経由
する高圧空気供給系路と、切換弁13からバイパス配管
20経由の圧縮空気供給系路とを備えたものである(図
1参照)。なお、高圧段圧縮機3を小容量とし、外部空
気吸入配管24を設けて単独運転可能にもできる(図2
参照)。
【0014】こうして、通常運転時は2段階で昇圧した
高圧空気を燃料電池に供給し、燃料電池の負荷に応じ
て、低圧段空気あるいは高圧段空気を任意に供給可能と
することにより、圧縮機の無駄な運転が抑制され、燃料
電池用圧縮機における省エネ運転を実現した。
【0015】以下、図1により、高圧および低圧の吐出
空気の供給が可能な2段圧縮機のシステムについて説明
する。圧縮機は低圧段圧縮機2とそれより容量の小さい
高圧段圧縮機3の2段で構成され、各圧縮機の駆動軸
は、駆動源であるモータ1の駆同軸に、クラッチ6、
7、および、プーリやベルトなどの動力伝達手段5を介
して接続され、駆動される。また、モータ1はインバー
タ制御機4により可変速での駆動が可能である。
【0016】次に、低圧段圧縮機2の吐出配管10は、
高圧段圧縮機3の吸入ポート9へ接続する配管21と、
燃料電池15の空気供給配管17へ接続するバイパス配
管20とに、切換弁13を介して接続しており、配管2
1は、間に吐出空気を冷却するインタークーラ12を介
して高圧段圧縮機3へ接続している。また、高圧段圧縮
機3の吐出配管11と上記バイパス配管20とは、切換
弁14を介して燃料電池15の空気供給配管17に接続
している。
【0017】燃料電池15には、そのほかに、水素を供
給する配管16から水素が供給される。また、反応によ
り生成した水蒸気(水)は排出管19より排出され、一
部は水素を生成する改質器へ送られて加熱用に使われ
る。また、酸素を消費した空気は空気排出管18から排
出される。
【0018】次に、圧縮機の運転方法について説明す
る。通常の定格運転では、低圧段圧縮機2も高圧段圧縮
機3も、各駆動軸はクラッチ6、7のオンで駆動され、
低圧段圧縮機2の吐出空気は、切替弁13によってイン
タークーラ12を経由して高圧段圧縮機3へ供給される
ようにセットされている。
【0019】そのため、インタークーラ12で冷却され
た圧縮空気は、高圧段圧縮機3の吸入ポート9に導入さ
れ、更に高圧に圧縮された後、吐出配管11から吐出さ
れ、吐出配管11が切替弁14によって燃料電池空気供
給配管17と接続してセットされているため、高圧の圧
縮空気が燃料電池15に供給される。
【0020】また、2段階で昇圧された圧縮空気は、燃
料電池の負荷に応じて、インバータの制御により、モー
タ1の回転数を変えて空気量を制御可能である。さらに
燃料電池の負荷が減少した場合、高圧段圧縮機3の駆動
軸のクラッチ7をオフにして回転を停止させ、切換弁1
3をバイパス配管20に接続すると共に、切換弁14
を、バイパス配管20と燃料電池空気供給配管17とを
接続するようにセットする。その結果、燃料電池15へ
は低圧段圧縮機2の吐出空気が供給される。
【0021】この状態では高圧段圧縮機3を停止できる
ので、消費動力はおよそ半分以下になる。また、低圧段
圧縮機2の吐出空気は、吐出圧を0.1Mpaとすると
温度が約80℃であり、燃料電池の設定する反応温度8
0℃に近いため、冷却が不要となり、少なくとも冷却装
置を省略できる分だけ構造が簡素になる。
【0022】次に、本発明の別の実施形態を説明する。
本例は、図2に示すように、インタークーラ12と高圧
段圧縮機3の吸入ポート9との間の配管に、更に切換弁
23を設け、吸入配管24から高圧段圧縮機3に外部空
気を直接吸入可能な構成としたものである。図2を用い
て、高圧段圧縮機を単独で低圧段として使用する例を、
通常の定格運転から、燃料電池の負荷が低減した場合を
例にして説明する。
【0023】通常の定格空気量の運転では、低圧段圧縮
機2と高圧段圧縮機3を共に稼動し、低圧段圧縮機2の
吐出空気を切換弁13によってインタークーラ12へ接
続して冷却した後、高圧段圧縮機3で更に昇圧し、その
吐出空気を切換弁14を介して燃料電池15に供給す
る。さらに、燃料電池の負荷が低下した場合、先に説明
したように、低圧段圧縮機2の吐出空気を切替弁13に
よりバイパス配管20を経由して燃料電池15に直接供
給する。
【0024】ここで、さらに、燃料電池の負荷が低下し
た場合、図2において、低圧段圧縮機2の駆動軸のクラ
ッチ6をオフにし、低圧段圧縮機2より小容量の高圧段
圧縮機3の駆動軸のクラッチ7をオンにし、高圧段圧縮
機3の吐出空気が燃料電池15の空気供給配管17に供
給されるように、切換弁14を設定することで、低圧段
圧縮機2と同じ低圧の吐出空気を、効率よくしかも低圧
段圧縮機2より少ない空気量で燃料電池15に供給でき
る。
【0025】次に、図3により、低圧段圧縮機と高圧段
圧縮機の駆動軸を、モータ軸に直列に接続した実施形態
について説明する。低圧段圧縮機2と高圧段圧縮機3は
駆動軸を各々モータ1の両軸にカップリング26、27
およびクラッチ6、7を介して接続される。
【0026】低圧段圧縮機2の吐出配管10は、切換弁
13を介して、インタークーラ12を経由して高圧段圧
縮機3と接続し、また、切換弁13を介して、バイパス
配管20を経由して燃料電池15の空気供給配管17と
接続されている。
【0027】定格運転では、低圧段圧縮機2および高圧
段圧縮機3をクラッチ6、7をオンにして駆動し、低圧
段圧縮機2の吐出配管10を切換弁13によりインター
クーラ12に接続して吐出空気を冷却した後、高圧段圧
縮機3の吸入ポート9へ供給する。高圧段圧縮機3の吐
出配管11は切換弁14により燃料電池15の空気供給
配管17に接続している。
【0028】ここで、燃料電池15の負荷が低下した場
合、高圧段の圧縮機3の駆動軸のクラッチ7をオフとし
て低圧段圧縮機2のみを駆動し、切換弁13および切換
弁14を切り換えて、低圧段圧縮機2の吐出空気がバイ
パス配管20を経由して燃料電池15へ供給される。
【0029】本例によれば、低圧段および高圧段の圧縮
機駆動軸を、モータ軸に直列に接続することにより、燃
料電池用圧縮機の駆動系が単純で簡素な構造となり、ま
た、車載用として細長い配置構成が要求された場合など
に好適に適応できる。
【0030】次に、圧縮機の吐出空気温度を燃料電池の
動作温度に近くなるように、圧縮機の吐出配管中に設け
た圧力調整用バルブの開度を調整することにより、吐出
圧を調節する場合について、図4を用いて説明する。な
お、図1〜図3において、低圧段圧縮機2および高圧段
圧縮機3の吐出配管10および11には、それぞれ圧力
調整用バルブ10aおよび11aを設け、バルブ開度を
調整することにより多少の吐出圧が調整可能となってい
る。
【0031】図4は横軸に吐出空気温度を示し、縦軸に
吐出空気圧力を示す。但し、吸込空気温度は20℃と
し、吸込空気の圧力は大気圧とする。なお、圧縮機は1
段とし、圧縮は断熱圧縮とする。図から、燃料電池の動
作温度を80℃とすると、吐出圧は約0.1Mpaであ
り、これは、2段機で吐出圧を0.2Mpaとしたとき
の低圧段の吐出圧と同じである。
【0032】図4より、2段機の吐出圧を0.2Mpa
としたとき、1段目の吐出空気をインタークーラで20
℃近くまで冷却し、その後、高圧段で圧縮すると、同様
に高圧段の吐出空気温度は80℃近くであり、吐出後に
冷却せずにそのまま燃料電池へ供給できることがわか
る。
【0033】上述のとおり、本発明の実施形態によれ
ば、燃料電池に圧縮空気を供給する圧縮機において、低
圧段圧縮機の後流側に小容量の高圧段圧縮機を配置する
2段階構成とし、別に低圧段圧縮機からバイパス配管を
経由して燃料電池に直接供給する供給路とを設けたの
で、燃料電池の負荷が低下した場合、高圧段圧縮機の運
転を停止して、低圧段圧縮機の吐出空気を燃料電池へ供
給でき、圧縮機の駆動動力を大きく低減可能であり、省
エネ効果が得られる。
【0034】また、駆動源であるモータをインバータ制
御することにより、圧縮機の回転数も制御でき、更に省
エネ効果が得られる。また、高圧段圧縮機に外部空気を
吸入可能とすることにより、燃料電池の負荷がさらに低
下した場合、低圧段圧縮機の運転を停止し、容量の小さ
い高圧段圧縮機のみで対応できる。
【0035】また、圧縮機の吐出空気温度を燃料電池の
動作温度に合わせることで、吐出後の圧縮空気の冷却が
不要となる。さらに、吐出空気が燃料電池の動作温度と
なる圧力比で、圧縮機を運転可能であり、吐出空気が冷
却不要となる。
【0036】なお、従来用いられる例として、吐出圧力
を一定として、燃料電池から排出される圧力を有する排
気空気から、エネルギを回収する膨張機を設けた例があ
る。しかしながら、ここで燃料電池の負荷を50%と仮
定した場合、本発明による吐出圧力比を定格の半分とす
ると圧縮機の消費動力はおおよそ50%になる。しか
し、膨張機で排気空気のエネルギを回収しても、膨張機
の効率すなわち損失動力分が差し引かれるため、回収動
力は50%以下となり、吐出圧力を下げる本発明ほどの
省エネルギ効果は得られない。
【0037】
【発明の効果】以上のとおり本発明によれば、燃料電池
に供給する圧縮機吐出空気の圧力を、燃料電池の負荷に
応じて可変としたので、圧縮機の駆動動力が大きく低減
でき、省エネ効果が得られる。また、インバータ制御に
より、圧縮機の回転数も制御可能となり、更に省エネ効
果が得られる。また、圧縮機の吐出圧を変えることによ
り、吐出空気温度を燃料電池の動作温度に合わせること
が可能となり、吐出後の圧縮空気の冷却が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の燃料電池用圧縮機の一実施形態を示す
システム図である。
【図2】本発明の燃料電池用圧縮機の別の実施形態を示
すシステム図である。
【図3】本発明の燃料電池用圧縮機の更に別の実施形態
を示すシステム図である。
【図4】圧縮機における吐出圧力と吐出温度との関係を
示す図である。
【符号の説明】
1 モータ 2 低圧段圧縮機 3 高圧段圧縮機 4 インバータ制御機 5 動力伝達手段 6 低圧段圧縮機クラッチ 7 高圧段圧縮機クラッチ 8 低圧段吸入ポート 9 高圧段圧縮機吸入ポート 10 低圧段圧縮機吐出配管 11 高圧段圧縮機吐出配管 12 インタークーラ 13、14 切替弁 15 燃料電池 16 水素供給配管 17 空気供給配管 18 空気排気管 19 水蒸気排出管 20 バイパス配管 21、22 配管 23 切換弁 24 吸入配管 25 吐出配管 26、27 カップリング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 仁 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所産業機器グループ内 (72)発明者 笠原 雅之 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所産業機器グループ内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA03 AA18 AB02 AB08 BB12 BB42 BB53 CC02 CC06 CC07 CC15 CC23 CC27 CC47 CC54 CC56 CC58 CC62 CC85 CC87 3H045 AA03 AA05 AA15 AA26 AA39 BA20 BA32 CA03 CA09 DA07 DA37 3H076 AA01 AA16 AA38 BB07 BB21 BB34 CC07 CC44 CC95 CC97 5H027 AA02 BC11 KK02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池に空気を供給する圧縮機を、低
    圧段圧縮機と高圧段圧縮機の2段で構成し、該2つの圧
    縮機の駆動軸を、それぞれクラッチを介して駆動源に接
    続すると共に、前記低圧段圧縮機の吐出配管に切換弁を
    設置し、該切換弁を介して前記高圧段圧縮機を経由して
    前記燃料電池に圧縮空気を供給する系路と、前記切換弁
    を介して前記燃料電池に圧縮空気を供給するバイパス系
    路とを備えたことを特徴とする燃料電池用圧縮機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の燃料電池用圧縮機にお
    いて、前記駆動源であるモータを、可変速駆動するため
    のインバータ制御機を備えたことを特徴とする燃料電池
    用圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の燃料電池用圧縮機にお
    いて、前記高圧段圧縮機の前流側に、前記低圧段圧縮機
    の吐出空気を冷却するインタークーラを備えたことを特
    徴とする燃料電池用圧縮機。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の燃料電池用圧縮機にお
    いて、前記高圧段圧縮機を前記低圧段圧縮機より小さい
    容量で構成すると共に、該高圧段圧縮機は外部空気を直
    接吸入する配管を有することを特徴とする燃料電池用圧
    縮機。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の燃料電池用圧縮機にお
    いて、前記低圧段圧縮機および高圧段圧縮機は、それぞ
    れ吐出配管に圧力調整用バルブを備え、それぞれの吐出
    空気温度が、前記燃料電池の動作温度となる圧力比で運
    転可能であることを特徴とする燃料電池用圧縮機。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちいずれか1項に記載
    の燃料電池用圧縮機において、前記圧縮機は、スクリュ
    ー圧縮機、スクロール圧縮機、レシプロ圧縮機の容積形
    圧縮機であることを特徴とする燃料電池用圧縮機。
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