JPH1082391A - 2段スクリュー圧縮機の制御装置 - Google Patents

2段スクリュー圧縮機の制御装置

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JPH1082391A
JPH1082391A JP33995096A JP33995096A JPH1082391A JP H1082391 A JPH1082391 A JP H1082391A JP 33995096 A JP33995096 A JP 33995096A JP 33995096 A JP33995096 A JP 33995096A JP H1082391 A JPH1082391 A JP H1082391A
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pressure
pressure stage
stage
low
control device
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JP33995096A
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Masabumi Hara
正文 原
Yuichi Iguchi
雄一 井口
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IHI Corp
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IHI Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04CROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; ROTARY-PISTON, OR OSCILLATING-PISTON, POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04C28/00Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids
    • F04C28/08Control of, monitoring of, or safety arrangements for, pumps or pumping installations specially adapted for elastic fluids characterised by varying the rotational speed

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高効率で、しかも、圧力及び流量の広範囲な
運転が可能な2段スクリュー圧縮機の制御装置を提供す
る。 【解決手段】 低圧段スクリュー圧縮部10と高圧段ス
クリュー圧縮部11とを直列に連結すると共にその間に
クーラ14を接続し、その低圧段スクリュー圧縮部10
と高圧段スクリュー圧縮部11にそれぞれモータ17,
18を連結すると共に低圧段と高圧段モータ17,18
を、それぞれインバータ19,20で可変速駆動するよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧スクリュー圧
縮機と高圧スクリュー圧縮機とからなる2段スクリュー
圧縮機に係り、特に、流量,圧力が広範囲でかつ高効率
な運転が可能な2段スクリュー圧縮機の制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ターボ圧縮機に替わって、スクリ
ュー圧縮機が使用されてきている。
【0003】このスクリュー圧縮機は、雌雄のスクリュ
ーロータを噛み合わせてケーシング内に収容し、そのス
クリューロータ間に導入した空気を連続的に圧縮するも
ので、ターボ圧縮機のようにサージングの問題がなく、
流量,圧力を広範囲に設定して運転できる。
【0004】最近、このスクリュー圧縮機を直列に連結
した2段スクリュー圧縮機が採用されつつあり、低圧段
と高圧段のスクリュー圧縮機をプーリー等の伝導装置で
連結し、一台のモータとインバータで可変速駆動するこ
とが提案されている。
【0005】この2段スクリュー圧縮機の駆動は、運転
中、圧気の消費量に応じてインバータの設定出力周波数
を増減することで、圧力を設定値に保ちながら流量を制
御するようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、低圧段と高圧段の回転数比が固定されているため、
設定圧力を変えて使用する場合には、インバータの出力
周波数を変えて単純にモータを可変速駆動しても低圧段
と高圧段の最適マッチングがとれない問題がある。
【0007】設計条件より高い圧力で運転すると、低圧
段は設計圧力より高い圧力となり、従って低圧段の吐出
し空気量は設計流量より少なくなり、マッチングがくず
れる。これを防止するためには高圧段の回転数を設計条
件より低く制御しなければならないが、固定回転数比で
はこれを行なうことができない。
【0008】また、減量運転を行う場合、低圧・高圧の
どちらかの吐出温度が高くなり、いずれかの負荷が大き
くなり吐出温度が上昇してしまい大幅な減量運転が行え
ない問題がある。
【0009】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、高効率で、しかも、圧力及び流量の広範囲な運転が
可能な2段スクリュー圧縮機の制御装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、低圧段スクリュー圧縮部と高圧
段スクリュー圧縮部とを直列に連結すると共にその間に
クーラを接続し、その低圧段スクリュー圧縮部と高圧段
スクリュー圧縮部にそれぞれモータを連結すると共に低
圧段と高圧段モータを、それぞれインバータで可変速駆
動するようにした2段スクリュー圧縮機の制御装置であ
る。
【0011】請求項2の発明は、設定出口圧力に対し
て、圧力比を一定としたときの低圧段と高圧段間の中間
圧を求め、その設定出口圧力と各段の特性から低圧段ス
クリュー圧縮部と高圧段スクリュー圧縮部の回転数比を
求め、その回転数比と設定流量とで、低圧段と高圧段の
モータの回転数を設定する請求項1記載の2段スクリュ
ー圧縮機の制御装置である。
【0012】請求項3の発明は、消費流量変化に対し
て、求めた回転数比を保ちながら各インバータで低圧段
と高圧段のモータの回転を増減速する請求項2記載の2
段スクリュー圧縮機の制御装置である。
【0013】請求項4の発明は、任意の設定出口圧力に
対して駆動動力が最小となる低圧段スクリュー圧縮部と
高圧段スクリュー圧縮部の回転数を予め各流量ごとに設
定しておき、消費流量変化に応じて、低圧段と高圧段の
モータの回転数を制御する制御装置を備えた請求項1〜
3いずれかに記載の2段スクリュー圧縮機の制御装置で
ある。
【0014】請求項5の発明は、制御装置は、減量運転
時、低圧段と高圧段の吐出温度を検出し、その吐出温度
に応じて低圧段と高圧段の回転数比を変えると共に低圧
段と高圧段のモータの回転数を制御する請求項4記載の
2段スクリュー圧縮機の制御装置である。
【0015】上記構成によれば、低圧段と高圧段とをそ
れぞれ独立して可変速駆動できるため、圧力・流量が広
範囲で、しかも高効率な運転制御が可能となる。また減
量運転時は、低圧段と高圧段の吐出温度に基づき、その
吐出温度に応じて、すなわち吐出温度制御優先で高圧段
と低圧段のモータの回転数を制御することで、大幅な減
量運転が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適一実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0017】図1は、本発明の2段スクリュー圧縮機の
基本構成を示し、図において、10は、低圧段スクリュ
ー圧縮部、11は高圧段スクリュー圧縮部で、詳細は図
示していないが雌雄のスクリューロータが噛み合わされ
てケーシング内に収容される。この低圧段と高圧段の容
積(ロータ径と長さ)は、本実施の形態では、説明の便
宜上同じとして説明するが、容積比を変えてもよい。
【0018】この低圧段スクリュー圧縮部10の吸込側
には吸込配管12が接続され、その吐出側と高圧段スク
リュー圧縮部11の吸込側とが接続配管13で接続され
ると共にその接続配管13にクーラ14が接続され、高
圧段スクリュー圧縮部11の吐出側に出口配管15及び
クーラ16が接続される。
【0019】この出口配管15は、詳細は示していない
が圧気消費系に接続され、その使用目的に応じて、レシ
ーブタンク、吐出圧力調整弁、流量計等が適宜接続され
て定圧制御や負荷・無負荷制御されるようになってい
る。
【0020】低圧段スクリュー圧縮部10と高圧段スク
リュー圧縮部11には、それぞれモータ17,18が接
続され、その各モータ17,18が、それぞれ出力周波
数可変のインバータ19,20で駆動されるようになっ
ている。
【0021】これらインバータ19,20は、制御装置
21に接続され、制御装置21からの指令周波数値に応
じた周波数で、それぞれモータ17,18を回転するよ
うになっている。
【0022】制御装置21は、高圧段側のクーラ16の
下流側の出口配管15に設けられた出口圧力センサ22
の出口圧力値が入力される。
【0023】この制御装置21には、例えば表1に示す
運転データが、予め入力されている。
【0024】
【表1】
【0025】この表1は、吸込風量を、10m3 /mi
nとしたとき、設計出口圧力が、2,4,6,8,10
[Kg/cm2 ]における低圧側モータ17と高圧側モ
ータ18の回転数と、低圧段と高圧段の圧力比を同じに
したときの中間圧のデータを示している。
【0026】制御装置21は、表1に示したような設定
出口圧力が設定されると、その設定圧力に対して低圧段
と高圧段の圧力比が一定の条件での中間圧を求め(出口
圧力の1/2乗)、その出口圧力と求めた中間圧の比
(中間圧/出口圧力=R)を低圧段と高圧段の回転数比
Rとし、設定流量(例では、低圧段の吸込風量を10m
3 /min)に対して、低圧段の回転数NLow を設定
(8000rpm)し、その低圧段の回転数NLow に対
して高圧段の回転数NHigh(=NLow ×R)を求める。
また、設定流量に対して消費流量が変化した場合には、
回転数比(R)を保ったまま、低圧段の回転数NLow と
高圧段の回転数NHighを増減するように、各インバータ
19,20に指令周波数を出力するようになっている。
なお上述した制御装置21は、説明の便宜上、中間圧を
求め、低圧段と高圧段の回転数を求めるとしたが、これ
ら回転数は各段の特性から各段の回転数で設定し、予め
制御装置21にマップとして入力されており、任意の設
定圧力と消費流量変化に対して、駆動動力が最小となる
低圧段と高圧段の回転数が決定されるようになってい
る。
【0027】また、低圧段スクリュー圧縮部10の吐出
側接続配管13と高圧段スクリュー圧縮部11の吐出側
の出口配管15には、それぞれ吐出温度を検出する温度
センサ23,24が設けられ、これら検出値が制御装置
21に入力されるようになっている。
【0028】次に本発明の作用を述べる。
【0029】吸込配管12から低圧段のスクリュー圧縮
部10に導入された空気(大気圧)は、低圧段のスクリ
ュー圧縮部10で、所定の圧力比で圧縮され、接続配管
13を通り、クーラ14で冷却されて高圧段のスクリュ
ー圧縮部11に導入され、そこで低圧段の圧力比と同等
の圧力比で圧縮され、クーラ16で冷却されて出口配管
15より圧気消費系に供給される。
【0030】今、図2に示すように、出口圧力を10
[Kg/cm2 ]として、定圧で圧気が消費されると
し、その吸込風量を10m3 /minとすると、中間圧
は、101/2 =約3.2[Kg/cm2 ]となり、出口
圧力と求めた中間圧の比Rは、R=3.2/10=0.
32となり、低圧段の回転数NLow が8000rpmで
あれば、高圧段の回転数NHighは、8000×0.32
=2560となり、表1に示したように2500rpm
であれば、低圧段とマッチングした回転数が得られる。
【0031】また、消費流量が変化する場合、低圧段の
回転数Low (8000rpm)を吸込風量QS を基準に
変え、その変えた回転数に比Rを乗ずることで、高圧段
の回転数を求める。この場合、消費流量変化は、出口圧
力センサ22の設定圧に対する圧力変化を制御系にフィ
ードバックすることでより正確な制御が可能となる。
【0032】さらに、低流量Qmin 以下になる場合、低
圧段,高圧段とも低回転となり、内部漏れ量(押しのけ
量とガス量の差)の影響が無視できなくなるため、出口
配管15に放風弁を接続して、低圧段,高圧段の最低回
転を保ったまま、放風制御するようにしてもよい。
【0033】このように、出口圧力に対して、低圧段と
高圧段の圧力比が一定となる中間圧を求め、この中間圧
と出口圧との比を基に低圧段と高圧段の回転数比を設定
し、これを制御装置29に予め入力しておくと共に流量
変化に基づく低圧段と高圧段の回転数変化も予め入力し
ておき、設定した圧力に対して出口圧力をセンサ22で
検出し、そのセンサ22の圧力変化、すなわち消費流量
変化に応じて高圧段と低圧段の回転数を求め、その回転
数でモータ17,18を駆動すべくインバータ19,2
0を制御することで、圧力・流量の運転範囲が広くしか
も高効率な運転が可能となる。また出口圧力をセンサ2
2で検出し、これを制御装置29に入力してフィードバ
ック制御することで、さらに高効率で応答性のよい制御
が可能となる。
【0034】また、低流量Qmin になると、制御装置2
1は、上述した回転数比で運転してもその吐出温度によ
る影響が無視できなくなるため吐出温度優先制御に切り
替える。
【0035】図3は、低圧段と高圧段のスクリュー圧縮
部10,11の回転数と吐出温度との関係を示したもの
で、減量運転で、回転数が低下すると、通常は低圧段の
スクリュー圧縮部10の吐出温度が、高圧段のスクリュ
ー圧縮部11の吐出温度よりもその上昇率が大きくな
り、使用限界温度に達してしまう。これは、回転数が低
下すると高圧段の性能が低下し、低圧段の負荷が大きく
なり低圧段の吐出温度がアップして減量限界となるため
である。
【0036】そこで、制御装置21は、温度センサ2
3,24の検出値より、吐出温度が上昇する場合、回転
数比を変えて、主に高圧段の回転数を速くして低圧段の
負荷を少なくして減量域を広げる。
【0037】この吐出温度の上昇は低圧段より高圧段の
性能低下が大きい逆の場合もあり、この場合は、低圧段
の回転数を遅くして高圧段の負荷を少なくして減量域を
広げる。
【0038】いずれの制御においても、低圧段と高圧段
の吐出温度を検出し、その吐出温度が低下するように回
転数を増減速して吐出温度が設定値となるよう吐出温度
優先運転を行えばよい。
【0039】これにより、大幅な減量運転可能なコンプ
レッサ・ユニットが実現できる。
【0040】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、低圧段と
高圧段とをそれぞれ独立して可変速駆動できるため、圧
力・流量が広範囲で、しかも高効率な運転制御が可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す図である。
【図2】本発明において、低圧段と高圧段の流量と圧力
の関係を示す図である。
【図3】本発明において、低圧段と高圧段の回転数と吐
出温度の関係を示す図である。
【符号の説明】
10 低圧段スクリュー圧縮部 11 高圧段スクリュー圧縮部 14 クーラ 17,18 モータ 19,20 インバータ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低圧段スクリュー圧縮部と高圧段スクリ
    ュー圧縮部とを直列に連結すると共にその間にクーラを
    接続し、その低圧段スクリュー圧縮部と高圧段スクリュ
    ー圧縮部にそれぞれモータを連結すると共に低圧段と高
    圧段モータを、それぞれインバータで可変速駆動するこ
    とを特徴とする2段スクリュー圧縮機の制御装置。
  2. 【請求項2】 設定出口圧力に対して、圧力比を一定と
    したときの低圧段と高圧段間の中間圧を求め、各段の特
    性から低圧段スクリュー圧縮部と高圧段スクリュー圧縮
    部の回転数比を求め、その回転数比と設定流量とで、低
    圧段と高圧段のモータの回転数を設定する請求項1記載
    の2段スクリュー圧縮機の制御装置。
  3. 【請求項3】 消費流量変化に対して、求めた回転数比
    を保ちながら各インバータで低圧段と高圧段のモータの
    回転を増減速する請求項2記載の2段スクリュー圧縮機
    の制御装置。
  4. 【請求項4】 任意の設定出口圧力に対して駆動動力が
    最小となる低圧段スクリュー圧縮部と高圧段スクリュー
    圧縮部の回転数比を予め各流量ごとに設定しておき、消
    費流量変化に基づく出口圧力変化に応じて、低圧段と高
    圧段のモータの回転数を制御する制御装置を備えた請求
    項1〜3いずれかに記載の2段スクリュー圧縮機の制御
    装置。
  5. 【請求項5】 制御装置は、減量運転時、低圧段と高圧
    段の吐出温度を検出し、その吐出温度に応じて低圧段と
    高圧段の回転数比を変えると共に低圧段と高圧段のモー
    タの回転数を制御する請求項4記載の2段スクリュー圧
    縮機の制御装置。
JP33995096A 1996-07-19 1996-12-19 2段スクリュー圧縮機の制御装置 Pending JPH1082391A (ja)

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