JP2003129369A - 経糸糊付け装置及び糊液補給方法 - Google Patents

経糸糊付け装置及び糊液補給方法

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JP2003129369A
JP2003129369A JP2001323616A JP2001323616A JP2003129369A JP 2003129369 A JP2003129369 A JP 2003129369A JP 2001323616 A JP2001323616 A JP 2001323616A JP 2001323616 A JP2001323616 A JP 2001323616A JP 2003129369 A JP2003129369 A JP 2003129369A
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tank
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JP2001323616A
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Hideto Sueoka
秀登 末岡
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Tsudakoma Corp
Tsudakoma Industrial Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06BTREATING TEXTILE MATERIALS USING LIQUIDS, GASES OR VAPOURS
    • D06B23/00Component parts, details, or accessories of apparatus or machines, specially adapted for the treating of textile materials, not restricted to a particular kind of apparatus, provided for in groups D06B1/00 - D06B21/00
    • D06B23/20Arrangements of apparatus for treating processing-liquids, -gases or -vapours, e.g. purification, filtration or distillation

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 糊液糊液を交換することなく、多量の経
糸の良好な仕上げ糊付けを可能にすることにある。 【解決手段】 経糸糊付け装置は、経糸が順次通されて
糊付けされる複数の糊付け槽であってそれぞれ独立した
糊付け槽と、経糸の移動方向における下流側に位置する
糊付け槽の糊液を隣接する上流側の糊付け槽に供給する
供給手段と、補給糊液を最下流側に位置する糊付け槽に
補給する補給手段とを含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、経糸に糊付けを複
数回行う経糸糊付装置及びその装置への糊液補給方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】経糸糊付け装置の1つとして、複数の経
糸をシート状に並べた経糸シートを、同一の糊付け槽に
配置された2組の糊付けロール及び絞りロールの間に順
次通し、それにより経糸に2回の糊付けを行う技術があ
る(特開平3−82868号公報)。
【0003】この糊付け技術において、糊液は、一回目
の糊付けすなわち予備糊付けにより経糸に付着し、絞り
ローラの絞り作用により経糸内部にまで浸透する。経糸
に含まれている油のような含有物や、風綿、毛羽等は、
経糸が糊液に触れて経糸から離脱する他、絞りローラの
絞り作用により糊液と共に経糸から脱落し、脱落物(以
下、単に「脱落物等」という。)となって糊付け槽内の
糊液に入り込む。
【0004】二回目の糊付けすなわち仕上げ糊付けによ
り新たに糊液が経糸に付着され、その糊液は、絞りロー
ルの絞りにより絞られて、経糸内部にまでさらによく浸
透し、それにより予備糊付けにより付着された糊液の一
部が新たに付着された糊液と置換されると共に、含有物
や、風綿、毛羽等は経糸から更に脱落する。その結果、
経糸内部まで十分に糊液が浸透すると共に、含有物や、
風綿、毛羽等をほとんど含まない糊付けが行われる。
【0005】
【解決しようとする課題】しかし、従来の糊付け技術に
おいては、糊付け槽内の糊液が予備糊付け時に経糸によ
り持ち込まれる脱落物等により次第に汚れ、汚れた糊液
が仕上げ糊付けに使用されるから、経糸は、時間の経過
と共に、脱落物等を次第に多く含んだ状態で糊付けされ
る。更にそのため、糊の付着量が減少すると共に、糊の
付着状態が不安定になり糊付着ムラが生じる。
【0006】上記の結果、経糸に付着した糊は、質と量
の双方において次第に悪化し、十分な糊付け効果が得ら
れなくなる。
【0007】本発明の目的は、糊液の交換を行うことな
く多量の経糸の良好な仕上げ糊付けを可能にすることに
ある。
【0008】
【解決手段、作用、効果】本発明に係る経糸糊付け装置
は、経糸が順次通されて糊付けされる複数の糊付け槽で
あってそれぞれ独立した糊付け槽と、経糸の移動方向に
おける下流側に位置する糊付け槽の糊液をそれぞれ隣接
する上流側の糊付け槽に供給する供給手段と、補給糊液
を最下流側に位置する糊付け槽に補給する補給手段とを
含む。
【0009】本発明に係る糊液補給方法は、経糸が順次
通されて糊付けされる複数の糊付け槽であってそれぞれ
独立した糊付け槽を含む経糸糊付け装置に適用される。
そのような糊液補給方法は、経糸の移動方向における下
流側に位置する糊付け槽の糊液をそれぞれ隣接する上流
側の糊付け槽に供給するとともに、補給糊液を最下流側
に位置する糊付け槽に補給することを含む。
【0010】上流側の糊付け槽の糊液は、これに、経糸
の含有物や経糸からの脱落物が入り込み汚れる。下流側
の糊付け槽から供給される糊液が、汚れを希釈するが、
脱落物等を幾らか含むため、汚れは余り改善されない。
【0011】下流側の糊付け槽には、その糊付け槽とそ
れよりも上流側の糊付槽での消費量に見合う量の糊液が
供給されると共に、脱落物等を含む糊液が隣接する上流
側の糊付け槽に供給され、下流側の糊付け槽に運ばれた
脱落物等が下流側の糊付け槽の糊液から除去される。
【0012】最上流側の糊付け槽においては、糊液が全
く付着されていない経糸に対して糊付けが行われるの
で、糊液の消費量は多い。しかし、下流側の糊付け槽に
おいては、糊液がある程度付着して濡れている経糸に対
して糊付けが行われるので、糊液の消費量は少ない。
【0013】したがって、下流側の糊付け槽の糊液に含
まれている脱落物等は、下流側の糊付け槽で消費される
糊液量よりも遙かに多く供給される糊液により希釈され
るから、下流側の糊付け槽の糊液における脱落物等の割
合は増大せず、その状態を維持することができる。ま
た、経糸からの脱落物等は、上流側の糊付槽ほど多く、
下流側の糊付槽では少ない。更に、補給糊液が最下流側
に位置する糊付槽に多量に補給されるので、最下流側の
糊付け槽の糊液は、特に清浄な状態に維持され、良好な
状態で仕上げ糊付が行われる。
【0014】上記の結果、糊液の交換を行うことなく、
多量の経糸を良好な状態で仕上げ糊付けをすることがで
きる。
【0015】本発明においては、下流側に位置する糊付
け槽から流出する糊液を回収し、回収した糊液をその糊
付け槽に戻すようにしてもよい。そのようにすれば、上
流側の糊付け槽から下流側の糊付け槽に経糸により持ち
込まれた脱落物等は、循環される糊液により速やかに拡
散されて、その糊付け槽の糊液に混じり込む。その結
果、下流側の糊付け槽の糊液が均一化され、むらのない
均一な仕上げ糊付けが可能になる。また、下流側の糊付
け槽に持ち込まれた脱落物等は、その糊付け槽の糊液に
速やかに混じり込んで、その糊液と共に下流側の糊付け
槽から上流側の糊付け槽に速やかに排出されて、除去さ
れる。
【0016】前記供給手段は、前記循環手段から糊液を
受け、受けた糊液をそれぞれ隣接する上流側の糊付け槽
に供給することができる。
【0017】前記供給手段は、最下流側に位置する糊付
け槽に補給する補給糊液とは異なる補給糊液を前記上流
側に位置する糊付け槽に補給可能な補給手段を含むと共
に、前記供給手段は、隣接する前記上流側の糊付け槽へ
の糊液の供給を解除可能に中断する手段を含むことがで
きる。そのようにすれば、下流側の糊付け槽の糊液を上
流側の糊付け槽に供給することを中止した状態で、下流
側の糊付け槽の糊液と異なる種類の糊液を上流側の糊付
け槽に供給することにより、上流側の糊付け槽の糊液と
下流側の糊付け槽の糊液とを混合させることなく、上流
側の糊付け槽と下流側の糊付け槽とで異なる種類の糊液
による糊付けを行うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、経糸糊付け装
置10は、複数の経糸をシート状に並べて経糸シート1
2とし、その経糸シート12を連続的に移動させつつそ
れらの経糸に糊付けをする。糊付けされた経糸シート1
2は、図示しない乾燥装置に連続的に送り出される。
【0019】経糸糊付け装置10は、経糸シート12の
移動方向における上流側に位置する第1の糊付け装置1
4と、下流側に位置する第2の糊付け装置16とを含
む。
【0020】第1の糊付け装置14は、糊液18を第1
の糊付け槽20に収容し、経糸シート12の幅方向へ伸
びる一対の糊付けロール22,24を経糸シート12の
移動方向に隣り合う状態に第1の糊付け槽20に配置
し、絞りロール26を下流側の糊付けロール24の上側
に配置している。各ロールの回転方向を図1に矢印で示
す。
【0021】クリール等から引き出されてガイドロール
28から伸びる経糸シート12は、糊付けロール22に
下側に巻掛けられて糊付けされると共に、両糊付けロー
ル22,24の間から糊付けロール24の斜め上側に巻
掛けられて糊付けされ、さらに付着された糊液を糊付け
ロール24と絞りロール26との間において適度に絞ら
れ、その後第2の糊付け装置16に向かう。
【0022】第1の糊付け槽20には、第1の調整槽3
糊液32がフィルタ34、第1のポンプ36及びパ
イプ38を介して常時補給される。第1の糊付け槽20
の流出口40から溢れ出た糊液18は、第1の調整槽3
0に回収される。このため、第1の糊付け槽20の液面
は常時一定に維持されると共に、糊液18、32の循環
手段が形成される。
【0023】第1の調整槽30内の液面レベルは、セン
サー42により感知される。センサー42の出力信号
は、第1の調整槽30内の液面レベルが下限値より低下
しないように糊液を補給するためと、第1の調整槽30
内の液面レベルが上限値を超えないように補給を停止さ
せるためとに利用される。
【0024】第2の糊付け装置16は、糊液48を第2
の糊付け槽50に収容し、経糸シート12の幅方向へ伸
びる一対の糊付けロール52,54を経糸シート12の
移動方向に隣り合う状態に第2の糊付け槽50に配置
し、一対の絞りロール56を下流側の糊付けロール54
の上側に経糸シート12の移動方向に隣り合う状態に配
置している。各ロールの回転方向を図1に矢印で示す。
【0025】第1の糊付け装置12から伸びてガイドロ
ール58に達した経糸シート12は、糊付けロール52
に下側に巻掛けられて糊付けされると共に、両糊付けロ
ール52,54の間から糊付けロール54の斜め上側に
巻掛けられて糊付けされ、さらに付着された糊液を糊付
けロール54と上流側の絞りロール56との間において
適度に絞られると共に、付着された糊液を両絞りロール
56の間において適度に絞られ、その後乾燥装置(図示
せず)に向かう。
【0026】第2の糊付け槽50には、第2の調整槽6
0の糊液62がフィルタ64、第2のポンプ66及びパ
イプ68を介して常時補給される。第2の糊付け槽60
の流出口70から溢れ出た糊液48は、第2の調整槽6
0に回収される。このため、第2の糊付け槽60の液面
は常時一定に維持されると共に、糊液48、62の循環
手段が形成される。
【0027】第2の調整槽60内の液面レベルは、セン
サー72により感知される。センサー72の出力信号
は、第2の調整槽60内の液面レベルが下限値より低下
しないように貯留槽74内の補給糊液を補給するため
と、第2の調整槽60内の液面レベルが上限値を超えな
いように糊液の補給を停止させるためとに利用される。
【0028】貯留槽74から第2の調整槽60に補給す
る補給糊液の量は、貯留槽74の糊液流出路に配置され
た電磁開閉弁76により調整される。
【0029】パイプ68から第2の糊付け槽60に供給
される糊液の一部は、ポンプ66の下流側でパイプ68
から分岐されたパイプ78と、パイプ78に配置された
電磁開閉弁80とにより第1の調整槽30に供給され
る。
【0030】経糸シート12は、先ず第1の糊付け装置
14を通る。経糸は、経糸シート12が第1の糊付け槽
20を通るとき、糊付けされる。経糸に付着された糊液
は、経糸シート12が、ロール24,26間を通ると
き、それらのロール間で押圧されて絞り込まれることに
より、経糸の内部まで浸透される。これにより、経糸は
予備糊付けされる。
【0031】経糸からの脱落物等は、経糸シート12が
第1の糊付け槽20内の糊液18中を通ることにより、
及びロール22,24間、24,26間を通り、それら
のロール間で押圧されて絞られることにより、脱落し、
第1の糊付け槽20の糊液18に入り込む。これによ
り、第1の糊付け槽20内の糊液18は、経糸からの脱
落物等により汚れる。
【0032】しかし、第1の糊付け装置14の糊液が循
環されているから、循環糊液がフィルタ34を通ること
により、その脱落物等は循環糊液から除去され、第1の
糊付け槽20内の糊液18の汚れが急速に進むことが防
止される。
【0033】予備糊付けされた経糸シート12は、次
に、第2の糊付け装置16を通る。経糸は、経糸シート
12が第2の糊付け槽50を通るとき、糊付けされる。
経糸に付着された糊液は、経糸シート12が、ロール5
4,56間及びロール56間を通るとき、それらのロー
ル間で押圧されて絞り込まれることにより、経糸の内部
まで浸透される。これにより、予備糊付けされた糊液の
少なくとも一部が第2の糊付け装置16において糊付け
された糊液に置換され、経糸は仕上げ糊付けされる。
【0034】経糸に含まれている油のような含有物や、
風綿、毛羽等は、経糸シート12が第1の糊付け装置1
4を通るとき、大部分が脱落し、脱落物等となって、第
1の糊付け槽20の糊液18に入り込むと共に、経糸は
糊液18中の脱落物等を再び幾らか付着し、第2の糊付
け装置16を通過する。これにより、第2の糊付け槽5
0内の糊液48は、経糸により運ばれる若干の脱落物等
により汚れる。
【0035】しかし、第2の糊付け装置16の糊液が循
環されているから、循環糊液がフィルタ64を通ること
により、その脱落物等は第2の糊付け装置16の循環糊
液から除去され、第2の糊付け槽50内の糊液48の汚
れが進むことが防止される。
【0036】次に、図2を参照して、上記経糸糊付け装
置10の動作を説明する。
【0037】第1の糊付け装置14においては、糊液が
全く付着されていない経糸に糊付けすることになるか
ら、第1の糊付け装置14の糊液が急速に消費される。
糊液の減少により第1の調整槽30の液面レベルが下限
値に低下したことは、センサー42により感知され、そ
の旨を意味する下限値信号がセンサー42から糊液供給
制御装置84に供給される。
【0038】糊液供給制御装置84は、センサー42か
ら下限値信号が入力したことにより、電磁開閉弁80を
開放させる。これにより、第2の糊付け装置16の循環
糊液の一部が第1の調整槽30に供給される。
【0039】第1の調整槽30の液面レベルが上限値に
達すると、その旨をセンサー42が感知して、その旨を
意味する上限値信号がセンサー42から糊液供給制御装
置84に供給される。糊液供給制御装置84は、センサ
ー42から上限値信号が入力したことにより、電磁開閉
弁80を閉鎖させる。これにより、第2の糊付け装置1
6から第1の調整槽30への糊液の補給が停止される。
【0040】第2の糊付け装置16においては、糊液が
付着された経糸に糊付けすることになるから、糊液の消
費速度は遅い。しかし、第1の糊付け装置14で消費さ
れた糊液を第1の調整槽30へ供給し、下流側の糊付け
槽の糊液を隣接する上流側の糊付槽に供給するので、多
量の補給糊液の補給を必要とする。糊液の減少により第
2の調整槽60の液面レベルが下限値に低下したこと
は、第2のセンサー72により感知され、その旨を意味
する下限値信号がセンサー72から糊液供給制御装置8
4に供給される。
【0041】糊液供給制御装置84は、センサー72か
ら下限値信号が入力したことにより、電磁開閉弁76を
開放させる。これにより、貯留槽74の補給糊液が第2
の調整槽60に供給される。
【0042】第2の調整槽60の液面レベルが上限値に
達すると、その旨をセンサー72が感知して、その旨を
意味する上限値信号がセンサー72から糊液供給制御装
置84に供給される。糊液供給制御装置84は、センサ
ー72から上限値信号が入力したことにより、電磁開閉
弁76を閉鎖させる。これにより、貯留槽74から第2
の調整槽60への糊液の補給が停止される。
【0043】第2の糊付け槽50の糊液48は、糊液が
ポンプ66により循環されて均一に拡散されることと、
貯留槽74の脱落物等を含まない補給糊液が補給されて
希釈されることと、第2の糊付け装置16における糊液
の消費量が少ないことと、貯留槽74からの補給糊液の
単位時間当たりの補給量が多いこととにより、第1の糊
付け槽20の糊液18よりも汚れが著しく少ない。この
ため、糊液48の脱落物等が経糸に付着する量よりも、
むしろ経糸からの脱落物等が糊液48に入り込む量の方
が多い。
【0044】したがって、第2の糊付け装置16を通過
した後の経糸に付着している脱落物等は第2の糊付け装
置16における糊液の置換にともなって著しく少なくな
り、経糸は美麗に仕上げ糊付けされる。
【0045】上記の結果、経糸糊付け装置10によれ
ば、経糸への脱落物等の付着が少なく、経糸への糊の付
着量が安定すると共に、2回の糊付により経糸の内部ま
で糊液は十分に浸透し、質と量の両面から糊付け効果の
高い経糸糊付けが可能になる。
【0046】上記実施例では、第2の糊付け装置16か
らの糊液を第1の糊付け装置14に補給しているにすぎ
ないが、図3に示すように、第1の糊付け装置14にも
貯留槽86を配置し、貯留槽86の糊液流出路に配置さ
れた電磁開閉弁88を開閉させることにより、第2の糊
付け装置16の糊液と貯留槽86の糊液とを選択的に第
1の調整槽30に補給するようにしてもよい。
【0047】貯留槽86に貯留槽74とは異なる種類の
補給糊液を用意し、電磁開閉弁88を開いて第1の調整
槽30に供給すると共に、電磁開閉弁80を閉鎖して、
第2の調整槽60からの糊液の供給を遮断する。これに
より、経糸12に複数種類の糊材の糊付を行うことがで
きる。
【0048】上記実施例では、互いの独立した2つの糊
付け槽20,50を用いているが、互いに独立した3以
上の糊付け槽を用いてもよい。この場合、下流側に位置
する糊付け槽の糊液を隣接する上流側の糊付け槽にそれ
ぞれ補給し、最下流側に位置する糊付け槽に補給糊液を
補充するようにしてもよい。
【0049】本発明は、上記実施例に限定されず、その
趣旨を逸脱しない限り、種々変更することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る経糸糊付け装置の一実施例を示す
図である。
【図2】図1に示す経糸糊付け装置における糊液の流路
を電磁開閉弁の糊液供給制御装置と共に示す図である。
【図3】図1に示す経糸糊付け装置の変形例を示す図で
ある。
【符号の説明】
10 経糸糊付け装置 12 経糸シート 14,16 第1及び第2の糊付け装置 18,48,32,62 糊液 20,50 第1及び第2の糊付け槽 22,24,52,54 糊付けロール 26,56 絞りロール 30,60 第1及び第2の調整槽 34,64 フィルタ 36,66 ポンプ 76,80,88 電磁開閉弁 38,68,78 パイプ 40,70 糊液流出口 42,72 センサー 74,86 糊液の貯留槽

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経糸が順次通されて糊付けされる複数の
    糊付け槽であって互いに独立した糊付け槽と、経糸の移
    動方向における下流側に位置する糊付け槽の糊液を隣接
    する上流側の糊付け槽に供給する供給手段と、補給糊液
    を最下流側に位置する糊付け槽に補給する補給手段とを
    含む、経糸糊付け装置。
  2. 【請求項2】 さらに、下流側に位置する糊付け槽から
    流出する糊液を回収し、回収した糊液をその糊付け槽に
    戻す循環手段を含む、請求項1に記載の経糸糊付け装
    置。
  3. 【請求項3】 前記供給手段は、前記循環手段から糊液
    を受け、受けた糊液を隣接する上流側の糊付け槽に供給
    する、請求項2に記載の経糸糊付け装置。
  4. 【請求項4】 最下流側に位置する糊付け槽に補給する
    補給糊液とは異なる補給糊液を前記上流側に位置する糊
    付け槽に補給可能な補給手段を含むと共に、前記供給手
    段は、隣接する前記上流側の糊付け槽への糊液の供給を
    解除可能に中断する手段を含む、請求項1から3のいず
    れか1項に記載の経糸糊付け装置。
  5. 【請求項5】 さらに、最上流側に位置する糊付け槽か
    ら流出する糊液を回収し、回収した糊液をその糊付け槽
    に戻す循環手段を含む、請求項1から4のいずれか1項
    に記載の経糸糊付け装置。
  6. 【請求項6】 さらに、上流側に位置する1以上の糊付
    け槽の糊液を回収し、回収した糊液をその糊付け槽に戻
    す返送手段を含む、請求項1から4のいずれか1項に記
    載の経糸糊付け装置。
  7. 【請求項7】 経糸が順次通されて糊付けされる複数の
    糊付け槽であってそれぞれ独立した糊付け槽を含む経糸
    糊付け装置における糊液補給方法であって、経糸の移動
    方向における下流側に位置する糊付け槽の糊液を隣接す
    る上流側の糊付け槽に供給するとともに、補給糊液を最
    下流側に位置する糊付け槽に補給することを含む、経糸
    糊付け装置における糊液補給方法。
  8. 【請求項8】 さらに、糊付け槽から流出する糊液を回
    収し、回収した糊液をその糊付け槽に戻すことを含む、
    請求項6に記載の糊液補給方法。
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