JPH05279954A - 紡績糸から成る経糸に糊付けする方法及び装置 - Google Patents

紡績糸から成る経糸に糊付けする方法及び装置

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JPH05279954A
JPH05279954A JP33212392A JP33212392A JPH05279954A JP H05279954 A JPH05279954 A JP H05279954A JP 33212392 A JP33212392 A JP 33212392A JP 33212392 A JP33212392 A JP 33212392A JP H05279954 A JPH05279954 A JP H05279954A
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JP
Japan
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warp
roller
glue
drying
range
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Application number
JP33212392A
Other languages
English (en)
Inventor
Joachim Bloch
ヨーアヒム・ブロツホ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chimitex Cellchemie GmbH
Original Assignee
Chimitex Cellchemie GmbH
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 紡績糸から成る経糸に糊付けする方法及び装
置において,同じ高さの又は一層高い通過能力において
全エネルギー使用量を減少させかつ同時に糸の毛羽の減
少により一層良好な製織効率を達成し,更に特に装置の
所要空間も小さくすることができるようにする。 【構成】 紡績糸から成る経糸に糊付けする方法におい
て,ローラによつて糊液を塗布し,続いて除湿及び乾燥
区域内のローラ運搬によつて過剰糊液を除去する。紡績
糸から成る経糸に糊付けする装置において,少なくとも
1つの流入案内ローラ12の後に接続されて準備区域
が,そしてこれに続いて少なくとも1つの,経糸10,
11の一方及び他方の側に近い方の糊塗布ローラ21,
22がそれぞれ設けられており,これらの後に接続され
て乾燥範囲31及び流出案内ローラ46が設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,紡績糸から成る経糸に
糊付けする方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような方法と,このような方法を実
施するための装置は何十年も前から公知であり,これら
の糸の表面を平滑にしかつ製織過程のために長持ちする
ようにするために使われる。特に緯糸数の増大による製
織過程を更に発展させるうちに,経糸の品質及び強度,
従つて又糊付け方法に対する要求が高まつた。通過能力
は60〜80m/minから160m/min以上に上
昇し,エネルギー使用量は20kW/hから100kW
/h以上に増大し,蒸気消費量は約500kg/hから
1500kg/h以上に増大し,装置のための所要空間
は約200mから1200m以上に増大した。それ
に応じて必要投資額も5ないし8倍上昇した。
【0003】能力上昇及び品質改良のために高圧しぼり
出しが導入され,そしてますます大きな乾燥装置が必要
であつた。しかし糊(又は処理液)の本来の塗布,即
ち,浸漬及びしぼり出しローラによつて高温の低濃縮糊
を経糸に塗布しかつこの経糸を高いエネルギー消費によ
り乾燥することは,何十年間ほぼ変わつていなかつた。
この場合,この糸毛羽をできるだけ十分に減少させるこ
とが糊付けの課題範囲に属するにも拘らず,従来は常
に,しぼり出し装置及び乾燥分離区域内に必然的に生ず
る糸毛羽が甘受された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの不満足な実状
から出発して,本発明の課題は,同じ高さの又は一層高
い通過能力において全エネルギー使用量を減少させかつ
同時に糸の毛羽の減少により一層良好な製織効率を達成
し,更に特に装置の所要空間も小さくしなければならな
い,糊付け方法及び糊液(以下短く糊という)及び糊付
け装置を提供することである。本発明の,別の重要な課
題は,特に,糊として,生物学的に分解可能な,従つて
環境をよごさない製品を開発及び使用することにも見ら
れる。
【0005】本発明により開発された,良好な接着力,
膜弾性及び高い摩耗強度を持つ,高濃縮の,圧送可能
な,塗布可能な,生物学的に分解可能なこの糊は,本発
明の方法を実施するために必要であり,従つて本発明の
教示の根本的な要素である。
【0006】ローラによつて糊液を塗布し,続いて除湿
及び乾燥区域内のローラ運搬によつて過剰糊液を除去す
ることによる製織過程のための,紡績糸から成る経糸に
糊付けする公知の方法から出発して,本発明の方法は,
経糸が準備区域内で流入案内ローラを介して,低温の糊
を塗布するために,第1の糊塗布ローラへこのローラに
接しながらかつ限られた周囲範囲内で接触しながら,そ
の後に,経糸の反対側に配置された第2の糊塗布ローラ
へこのローラに接しながらかつ経糸裏側が限られた周囲
範囲内で接触しながらそれぞれ選択可能な速度で供給さ
れ,続いて乾燥範囲を通過して,流出案内ローラを介し
て巻取りドラム,経糸ビームなどへ供給されることに存
する。
【0007】本発明の方法では,ゲル状の膜弾性コンシ
ステンシー及び揺変性を持つ,接着力を強化し又は粘性
を制御する添加物を含む,40%の濃度と,室温におい
てペースト状のかつ40℃以下の動作温度において圧送
可能及び塗布可能な粘性とを持つ澱粉又は蛋白質誘導体
から成る糊が経糸の糸に塗布され,これらの誘導体が経
糸の糸の周りに保護膜(保護コロイド)を形成すること
に重要な意義がある。以下に詳細に記載及び説明されて
いるような,この糊製品と塗布方法との共同作用によつ
て,経糸は公知の方法による湯合より良好に平滑にされ
かつ高負担になる製織過程のために特に長持ちするよう
にされる。
【0008】この場合,低温の糊が経糸の両側に最小限
に薄く塗布されかつ小さい乾燥範囲において巻取りのた
めに準備されることが重要である。更に,方法の成果に
とつて重要なのは,経糸の準備区域において経糸に付着
する塵埃粒子及び他の汚染粒子が,両側から作用する吸
塵装置により取り除かれ,更に,準備区域において経糸
が両側から湿潤区域内で湿潤され,その際,経糸の湿潤
がなるべく湿潤液から成る微細噴流の両側墳射により又
は例えば飽和蒸気の吹付けにより行われることである。
本発明の別の重要な特徴は,糊塗布ローラが,約0.0
5ないし0.20mmの均一な塗布厚さの,温度調節さ
れて貯蔵されている糊を供給され,その際持に,糊塗布
ローラ上の均一な塗布厚さが,20ないし400℃の温
度を持つ,容器内に用意されている糊の中へのローラの
周囲の一部の浸漬によつて生ぜしめられるようにしてあ
ることに存する。
【0009】方法の成果にとつて有利なのは,清浄及び
吸引過程と湿潤とによる経糸の準備である。それによつ
て絡み付き傾向が減少され又は完全に除去されかつ低温
の糊による湿潤可能性が改善される。従つて経糸の糸
の,前に接続された準備区域から,これらの糸に付着す
る塵埃粒子及び他の汚染粒子が両側からの吹出し及び吸
引により取り除かれ,更に,経糸が両側から湿潤区域に
おいてなるべく蒸気吹付けにより湿潤されるようにして
ある。
【0010】これらの方法段階で,本発明の方法は公知
の高温しばり出し糊付けと根本的に異なり,この高温し
ぼり出し糊付けでは,糊及び糊供給ローラの加熱のため
にかつ除湿,冷却及び乾燥のために高い装置及びエネル
ギー出費が必要でありかつ糊付け後の清浄が行われる。
【0011】別の方法特殊性は,選択可能な回転数及び
回転方向で電動駆動される糊塗布ローラが,20ないし
40℃に温度調節された糊を均一な塗布厚さで供給され
ることに見られる。このために,回転する糊供給ローラ
によつて糊が選択可能な層厚さに糊塗布ローラ上に塗布
される場合は有利である。これの変形例において,糊供
給ローラが,選択可能な回転数及び回転方向を持つ固有
の電動駆動装置によつて又は伝動装置を介してローラ電
動機により回転せしめられかつ糊塗布ローラに対して選
択可能な間隔を置いて保持されかつ容易に押圧されるこ
とも可能である。
【0012】この場合,糊が容器と糊貯蔵タンクの間に
ある導管及び弁により連続的に循環せしめられ,そして
戻る糊の中に含まれている繊維及び汚染粒子が連続的に
濾過されることが好ましい。
【0013】非常に異なる,糸の特性及び製繊過程の特
殊性への高度な適応性は,糊塗布ローラの周速(Va)
が同方向又は逆方向に,瞬間経糸搬送速度(Vw)に対
する,選択可能な速度差関係を守りながら,加工される
べき経糸用糸材料に合わせて糊塗布条件に応じて変えら
れ得ることによつて得られる。この場合,方法の特徴に
よれば,乾燥範囲内への経糸の供給前に糊塗布層がセン
サにより測定されることが重要である。この手段によつ
て,塗市過程は連続的に監視されかつ訂正過程により制
御される。
【0014】糊は,従来の技術の場合よりはるかに薄い
層にかつはるかに低い温度で塗市されるから,経糸を冷
却及び乾燥するための出費もはるかに小さい限度内にあ
る。従つて,この目的のために乾燥範囲において経糸
が,加熱される乾燥室に通されることが必要であるにす
ぎない。この加熱は高周波処理又は赤外線処理により行
える。凍桔乾燥方式も適用することができ又は乾燥範囲
において経糸を,加熱される接触乾燥シリンダに通すこ
とも可能である。
【0015】方法段階の作業速度の制御のために重要な
のは,この作業速度を監視及び制御するための測定装置
である。このために,少なくとも準備区域にかつ巻取り
範囲への移行部の前に張力測定ローラが設けられてい
る。更に,個々の処理区域の間に付加的な張力測定装置
を設けることも好ましい。これらの測定結果により,塗
布過程にとつて重要な経糸の糸張力が監視及び制御さ
れ,それによつて,糊付けされるべき経糸の特性のため
に設けられた目標速度を守ることができる。この速度は
駆動ローラにより経糸に生ぜしめられ,このローラの周
りに経糸が少なくとも250゜の巻付き角をなして案内
される。経糸が搬送速度(Vw)を生ぜしめるために少
なくとも220゜の巻付き角をなして少なくとも1つの
接触乾燥シリンダの周りに案内されるようにすることも
できる。張力測定に基づく自動制御装置により回転数が
連続的に互いに合わされる,2つ又はそれ以上の駆動ロ
ーラを使用することも可能である。
【0016】既に冒頭に述べた,根本的な有利な方法要
素は,糊として,ゲル状の膜弾性コンシステンシー及び
揺変性を持つ,接着力を強化し又は粘性を制御する添加
物を含む,40%の濃度と,室温においてペースト状の
かつ40℃以下の動作温度において圧送可能及び塗布可
能な粘性とを持つ澱粉又は蛋白質誘導体が経糸の糸に塗
布されることに見られる。加熱のためのエネルギーの消
費が従来の高温糊付けの場合より少ない高濃縮及び低温
の糊の塗布によつて,同じ量の糊物質を経糸に塗布する
ために,処理される糊を一層少なくしなけれはならず,
この結果,続いて行われる経糸の乾燥のためのエネルギ
ー消費が著しく減少する。更に,室温における経糸への
糊の付着が改善され,その上,環境との折り合いが一層
良くなる。最後に,乾燥費用の減少のため,経糸の高い
通過速度Vwを得ることが可能である。
【0017】本発明の方法を実施するための装置の好ま
しい構成は,少なくとも1つの流入案内ローラの後に接
続されて準備区域が,そしてこれに続いて少なくとも1
つの,経糸の一方及び他方の側に近い方の糊塗布ローラ
がそれぞれ設けられており,これらの後に接続されて乾
燥範囲及び流出案内ローラが設けられていることに存す
る。
【0018】有利な構成は,準備区域内に,両側から経
糸に作用する洗浄装置が少なくとも1つ配置されてい
て,そこで,経糸に付着する塵埃粒子及び他の汚染粒子
が取り除かれ,従つて装置及びプロセスの中へ,特に糊
の中へ,入らないことに見られる。好ましい構成は,清
浄装置が,対向しているか又は両側でずらされている,
濾過装置を備えた,間に通される経糸へ強さ可変の吸引
力又は吐出力を及ぼす少なくとも2つの吹出し及び吸引
装置から成ることに存する。
【0019】別の有利な構成として,準備区域内に少な
くとも1つの湿潤区域が設けられており,この湿澗区域
が,経糸の両側に配置された噴射装置から成り,これら
の噴射装置によつて湿潤液又は飽和蒸気が噴射可能であ
ることが提案されている。
【0020】本発明の装置は,温度調節された糊を供給
される糊塗布ローラが設けられておりかつ糊が導管及び
弁を介して中央制御されかつ圧送され,貯蔵タンク及び
濾過装置と接続されて循環せしめられるように構成され
ており,更に,貯蔵タンクの中に電動駆動撹拌装置と交
換可能な濾過挿入片を持つ濾過装置とを設けることがで
きる。こうして,糊塗布ローラによつて塗布するための
糊を用意しておくことができかつ表皮形成を防止するこ
とができる。更に,糊の塗布の際に経糸から分離される
繊維又は他の汚染粒子が常に糊から濾過され,それによ
つて,糊の非常に均一な組成及び一定の処理特性が得ら
れる。
【0021】有利な構成は更に,糊塗布ローラの下に配
置された糊供給ローラの回転軸線及び糊塗布ローラの回
転軸線が,垂線に対して40゜ないし60゜傾斜してい
る,両軸線を結ぶ直線上にあり,両方のローラの間の間
隙の範囲に糊用流入導管の開口が配置されておりかつ糊
用流出導管の接続のための開口を持つ滴下容器が設けら
れていることに存する。
【0022】別の特徴によれば,糊滴下容器の経糸側の
外壁が垂線に対して,経糸の約20゜ないし50゜の傾
斜角と直線の傾斜角の間の傾斜角を持つ角度をなして延
びることができ,更に,糊塗布ローラの周りの経糸の巻
付き角が60゜ないし90゜の範囲内にある場合は有利
である。
【0023】流入案内ローラの通過後の経糸の定行方向
が直角又は鋭角をなして上方へ向いておりかつ準備区域
の装置が流入案内ローラ上に配置されており,更に,糊
塗布ローラが流入区域又は準備区域の上に配置されてお
り,更に又,乾燥範囲が糊塗布ローラの上に配置されて
いるようにすることもできるのが有利である。これに関
して,経糸が乾燥範囲内において少なくとも一度の上方
への走行方向から,逆転ローラに一部巻き付きながら,
走行方向逆転する場合又は乾燥範囲を出た後の経糸の走
行方向が下方へ向けられておりかつ流出案内ローラに通
されて巻取り範囲へ導かれる場合は有利である。この空
間的相互配置によつて,装置が必要とする床面積の減少
及び必要な投資額の減少によりかなりの利点が得られ
る。
【0024】
【実施例】本発明の実施例を図面により以下に詳細に説
明する。
【0025】図1に,経糸10,11の各側に対するそ
れぞれの糊塗布ローラ21,22を持つ糊塗布装置が示
されている。経糸10は速度Vwで糊塗布ローラ21,
22のかたわらを通過せしめられる。糊塗布ローラ2
1,22は可変の周速Va及び回転方向で駆動される。
その際,経糸の糸は糊塗布ローラ21,22から糊23
を受け入れる。
【0026】糊塗布ローラ21,22の下側は,図示さ
れていないやり方で,用意されている糊23の中へ浸漬
することができる。
【0027】糊塗布ローラ21,22は糊23を通つて
回転する際に糊を受け入れ,そして余分の糊は,図示さ
れていないかき取り条片又はかき取りローラによつて所
望の塗布厚さにかき取られ得る。
【0028】図1は糊塗布装置の好ましい構成を示して
おり,この構成において,糊23は回転する糊供給ロー
ラ25によつて糊塗布ローラ21,22上に塗布され
る。
【0029】糊供給ローラ25及び糊塗布ローラ21,
22の回転軸線40及び41は,実施例では垂線に対し
て約45゜の角度をなす直線G上にある。このように糊
供給ローラ25がこの糊供給ローラの上にある糊塗布ロ
ーラに対して斜めに位置していることによつて,容器5
6も糊塗布ローラ21,22から,従つて又経糸11か
らずらすことができ,従つてこのローラの周りの経糸シ
ートの巻付き角γを大きくすることができる。
【0030】この構成では,糊供給ローラ25が糊容器
の中へ浸漬せずに,糊23が導管38によつて供給さ
れ,この導管の開口57は間隙66へ向いており,この
間隙は糊塗布ローラ21,22と糊供冶ローラ25の間
に形成される。余分の糊23は糊滴下容器56の中へ滴
下しかつ流出口64及び導管37を介して導出される。
【0031】図2に,図1の部分詳細図として,前の糊
塗布により既に一方の側に糊塗布層63を持つている経
糸10の裏側11がどのようにして糊塗布ローラ21の
かたわらを通過せしめられかつ塗布範囲59において,
糊塗布ローラ21上の糊膜61の中にある糊23を付け
られるかが示されている。しかしこの過程で塗布範囲5
9における裏側の糊塗布層62の製造が行われるたけで
なく,更に又経糸10は平滑範囲58において平滑にさ
れるので,糊付け後に繊維60はもはや突き出ない。
【0032】図3に,本発明の糊付け方法及び付属の装
置部分が示されている。経糸10は,図示されていない
巻戻し装置から,定行方向が上方へ変えられる流入案内
ローラ12を経て準備区域へ流入し,この準備区域にお
いて吹出し及び吸引装置30によつて経糸10が両側で
繊維粒子及び汚れ粒子を取り除かれる。その後に,経糸
は湿潤区域において湿潤剤又は蒸気で湿潤され得る。続
いて,経糸10,11は,反対側に重ね合わせて配置さ
れた2つの場所を通過し,これらの場所において,糸
は,図1及び2に示されているように,一方及び他方の
側から糊塗布ローラ21,22によつて糊23を塗布さ
れる。糊23は温度調節されて加熱されて用意されてい
る。この糊は流入導営38を介して給送ポンプ51によ
つて供給されかつ流出導管37を介して流出する。流入
及び流出導管38,37は糊貯蔵タンク26と接続され
ており,この糊貯蔵タンクは湿潤されておりかつ撹拌装
置を持つことができる。更に,この糊貯蔵タンクの中に
は,糊23を濾過するための,交換可能な濾過装置52
が配置されている。
【0033】糊塗布ローラ21,22を通過した後に経
糸10は測定範囲13に入り,この測定範囲において糊
塗布層62,63が監視される。この実施例では,乾燥
範囲31内への流入前に,同時に湿潤分離する,電動駆
動平滑装置54が配置されている。乾燥範囲31はここ
では無接触乾燥装置として,乾燥加熱装置36によつて
加熱される乾燥室32の中に形成されており,この乾燥
室の中で経糸10は逆転ローラ35を介して案内され
る。
【0034】乾燥後に,経糸10は流出案内ローラ46
を介して,図示されていない巻取り範囲へ供給される。
【0035】図4は,無接触乾燥する糊付け装置を示し
ている。経糸10は整経ローラ1により案内ローラ6を
介して巻き戻され,これらの案内ローラは制動機2によ
つて,張力測定ローラ3により測定された経糸10の張
力が所定の値を保持するように制動される。流入案内ロ
ーラ12として使われる張力測定ローラ3において経糸
10は上方へ転向されかつ両側の糊塗布のために上下に
配置された2つの糊塗布ローラ21,22へ供給され
る。これらの糊塗布ローラ21,22を経て経糸10は
乾燥範囲31の中に通され,モの際,転向ローラ35を
介して下方へ転向されかつローラ44を経て,案内駆動
装置である駆動ローラ42へ供給される。続いて経糸1
0は,流出案内ローラ46としても使える張力測定最終
ローラ43を経て巻取り範囲39へ入り,この巻取り範
囲において経糸は分離装置53及び転向ローラ5を経て
経系ビーム15又は巻取りドラムへ供給される。経糸ビ
ーム15の駆動装置は,張力測定最終ローラ43により
測定された張力が所定の値を保持するように調整され,
糊塗布ローラ21,22の駆動装置は駆勧ローラ42に
合わされている。
【0036】図5は,接触乾燥する糊付け装置を示して
いる。経糸10は案内ローラ6を介して整経ドラム9に
より巻き戻されかつ張力測定ローラ3を経てこの張力測
定ローラ上に配置された糊塗布ローラ21,22へ達す
る。乾燥は乾燥シリンダ33,34で行われ,その際,
一方の乾燥シリンダ駆動ローラ42として使われる。別
の配置が図6に示されている。
【0037】図6には,制動機2を備えた,巻戻しドラ
ムとして使われる整経ドラム9により経糸10が巻き戻
されかつ装置へ供給されるようになつている糊付け装置
が示されている。経糸は流入案内ローラ12を経てこの
流入案内ローラの上に配置された糊塗布ローラ21,2
2及び乾燥範囲31へ達する。経糸10は張力測定最終
ローラ43に通されかつ転向ローラ5を経て巻取りドラ
ム又は経糸ビーム15へ供給される。
【図面の簡単な説明】
【図1】糊塗布装置による糊塗布の説明図である。
【図2】図1の部分詳細図である。
【図3】本発開の方法及び本発明の装置の説明図であ
る。
【図4】無接触乾燥する糊付け装置の説明図である。
【図5】接触式乾燥機を持つ糊付け装置の説明図であ
る。
【図6】整経ドラムと接続されている糊付け装置の説明
図である。
【符号の説明】
10,11 経糸 15 経糸ビーム 16 巻取りドラム 21,22 糊塗市ローラ Vw 速度

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ローラによつて糊液を塗布し,続いて除
    湿及び乾燥区域内のローラ運搬によつて過剰糊液を除去
    することによる製織過程のための,紡績糸から成る経糸
    に糊付けする方法において,経糸(10)が,低温の糊
    を塗布するために,第1の糊塗布ローラ(21)へこの
    ローラに接しながらかつ限られた周囲範囲内で接触しな
    がら,その後に,経糸(11)の反対側に配置された第
    2の糊塗布ローラ(22)へこのローラに接しながらか
    つ経糸裏側(11)が限られた周囲範囲内で接触しなが
    らそれぞれ選択可能な速度(Vw)で供給され,続いて
    乾燥範囲(31)を通過して,巻取りドラム(16),
    経糸ビーム(15)などへ供給されることを特徴とす
    る,紡績糸から成る経糸に糊付けする方法。
  2. 【請求項2】 糊(23)として,ゲル状の膜弾性コン
    システンシー及び揺変性を持つ,接着力を強化し又は粘
    性を制御する添加物を含む,40%以上の濃度と,室温
    においてペースト状のかつ40℃以下の動作温度におい
    て圧送可能及び塗布可能な粘性とを持つ澱粉又は蛋白質
    誘導体が経糸(10,11)に塗布され,これらの誘導
    体が経糸(10)の糸の周りに保護膜(保護コロイド)
    を形成することを特徴とする,請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 容器の中で回転する糊供給ローラによつ
    て糊が選択可能な層厚さに糊塗布ローラ(21,2)上
    に塗市されることを特徴とする,請求項1に記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 糊塗布ローラ(21,22)の周速(V
    a)が同方向又は逆方向に,瞬間経糸速度(Vw)に対
    する,選択可能な速度差関係を守りながら,加工される
    べき経糸用糸材料に合わせて糊塗布条件に応じて変えら
    れることを特徴とする,請求項1に記載の方法。
  5. 【請求項5】 乾燥範囲(31)内への経糸(10)の
    供給前に糊塗布層(62,63)がセンサにより連続的
    に検出されることを特徴とする,請求項1に記載の方
    法。
  6. 【請求項6】 乾燥範囲(31)において経糸(10)
    が,加熱される乾燥室(32)に通されることを特徴と
    する,請求項1に記載の方法。
  7. 【請求項7】 乾燥範囲(31)において経糸(10)
    が,加熱される接触乾燥シリンダ(33,34)に通さ
    れることを特徴とする,請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 経糸(10)が準備区域において張力測
    定ローラ(3)に通されることを特徴とする,請求項1
    に記載の方法。
  9. 【請求項9】 経糸(10)が搬送速度(Vw)を生ぜ
    しめるために少なくとも220゜の巻付き角をなして少
    なくとも1つの駆動ローラ(42)又は接触乾燥シリン
    ダの周りに案内されることを特徴とする,請求項1に記
    載の方法。
  10. 【請求項10】 経糸(10)が乾燥範囲(31)を出
    る前に又は巻取り範囲(39)内へ移行する前に張力測
    定最終ローラ(43)に通されることを特徴とする,請
    求項1に記載の方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの流入案内ローラ(1
    2)の後に接続されて準備区域が,そしてこれに続いて
    少なくとも1つの,経糸(10,11)の一方及び他方
    の側に近い方の糊塗布ローラ(21,22)がそれぞれ
    設けられており,これらの後に接続されて乾燥範囲(3
    1)及び流出案内ローラ(46)が設けられていること
    を特徴とする,請求項1ないし10のうち1つに記載の
    方法を実施するための装置。
  12. 【請求項12】 準備区域内に,両側から経糸(10)
    に作用する清浄装置(18)が少なくとも1つ配置され
    ていることを特徴とする,請求項11に記載の装置。
  13. 【請求項13】 清浄装置(18)が,対向しているか
    又は両側でずらされている,濾過装置を備えた,間に通
    される経糸(10)へ強さ可変の吸引力又は吐出力を及
    ぼす少なくとも2つの吹出し及び吸引装置(30)から
    成ることを特徴とする,請求項12に記載の装置。
  14. 【請求項14】 糊塗布ローラ(21,22)の下に配
    置された糊供給ローラ(25)の回転軸線(40)及び
    糊塗布ローラ(21,22)の回転軸線(41)が,垂
    線に対して40゜ないし60゜傾斜している,両軸線
    (40,41)を結ぶ直線(G)上にあり,両方のロー
    ラ(21,22,25)の間の間隙の範囲に糊(23)
    用流入導管(38)の開口(65)が配置されておりか
    つ糊(23)用の流出導管(37)の接続のための開口
    (64)を持つ滴下容器(56)が設けられていること
    を特徴とする,請求項11に記載の装置。
  15. 【請求項15】 糊滴下容器(56)の経糸(11)側
    の外壁(55)が垂線に対して,経糸(11)の傾斜角
    (β)と直線(G)の傾斜角の間の傾斜角を持つ角度
    (α)をなして延びていることを特徴とする,請求項1
    4に記載の装置。
  16. 【請求項16】 糊塗布ローラ(21,22)の周りの
    経糸(11)の巻付き角(γ)が60゜ないし90゜の
    範囲内にあることを特徴とする,請求項14に記載の装
    置。
  17. 【請求項17】 傾斜角(β)が20゜ないし50゜で
    あることを特徴とする,請求項15に記載の装置。
  18. 【請求項18】 経糸(10)が乾燥範囲(31)内に
    おいて少なくとも一度の上方への走行方向から,少なく
    とも1度,逆転ローラ(35)に一部巻き付きながら,
    走行方向逆転することを特徴とする,請求項11に記載
    の装置。
  19. 【請求項19】 乾燥範囲(31)を出た後の経糸(1
    0)の走行方向が下方へ向けられておりかつ流出案内ロ
    ーラ(46)に通されて巻取り範囲(39)又は経糸ビ
    ーム(15)又は巻取りドラム(16)へ導かれること
    を特徴とする,請求項18に記載の装置。
JP33212392A 1992-02-24 1992-10-30 紡績糸から成る経糸に糊付けする方法及び装置 Pending JPH05279954A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003035960A1 (fr) * 2001-10-22 2003-05-01 Tsudakoma Kogyo Kabushiki Kaisha Encolleuse et procede d'alimentation de colle liquide
CN115069477A (zh) * 2022-07-05 2022-09-20 保定市汉德新材料科技有限公司 一种提手带成型装置及其加工工艺

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