JP2003129027A - プロセス手段用の粘着材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 - Google Patents

プロセス手段用の粘着材、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置

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JP2003129027A JP2001321853A JP2001321853A JP2003129027A JP 2003129027 A JP2003129027 A JP 2003129027A JP 2001321853 A JP2001321853 A JP 2001321853A JP 2001321853 A JP2001321853 A JP 2001321853A JP 2003129027 A JP2003129027 A JP 2003129027A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は電子写真画像形成装置に用いられる
プロセス手段の構造形成に用いる粘着材として、画像ム
ラ等の画像欠陥を発生させないプロセス手段用の粘着材
を提供することであり、該プロセス手段用の粘着材を用
いたプロセスカートリッジ及び該プロセス手段用の粘着
材を用いた電子写真画像形成装置を提供することであ
る。 【解決手段】 電子写真感光体の周辺に設置された複数
のプロセス手段の少なくとも1つのプロセス手段の構造
形成に用いる結合手段として、揮発性ガス量が0.1〜
9(μg/cm2)である粘着材を用いることを特徴と
するプロセス手段用の粘着材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電子写真方式の画像
形成を実施に際して必要なプロセス手段に用いる粘着
材、該粘着材を用いたプロセスカートリッジ及び電子写
真画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式を利用したプリンタ等の画
像形成装置は、電子写真感光体の周辺に、帯電装置、像
露光装置、現像装置、転写装置及びクリーニング装置等
のプロセス手段を有し、該プロセス手段が電子写真感光
体に帯電や現像等の何らかの作用をすることにより、電
子写真画像が形成される。これらのプロセス手段は複数
の部材、部品から構成され、これらの部材、部品を接合
する結合手段により、各々のプロセス手段が形成されて
いる。このような結合手段としては部材や部品の接合部
位に凹凸形状を設けた機械的結合手段、両面接着テープ
等の粘着材を用いたもの等が挙げられる。これらの結合
手段はそのコストと利便性から1つのプロセス手段を形
成するのに、併用されることが多い。即ち、1つのプロ
セス手段を形成するのにそのための部材や部品を全て機
械的な結合手段で形成するには、部材、部品の形状を機
械的な結合手段に適した構造にすることが必要である
が、機械的な結合手段が不適な結合部位あったり、機械
的結合構造を取ることにより、著しくコスト高になる場
合があり、このような場合は化学的な結合手段を用いて
いる。
【0003】近年、化学的な結合手段としては両面テー
プ等の粘着材が広く用いらるようになってきたが、これ
らの市販されている粘着材を用いて前記したプロセス手
段の構造を形成し、このプロセス手段を電子写真画像形
成装置に設置して画像を形成すると、しばしば画像ムラ
が発生する現象が見出されてきた。本発明者等はこれら
の因果関係を検討した結果、市販されている粘着材には
電子写真感光体に作用して、画像形成を劣化させる揮発
性成分が残存し、これら残像物が画像形成装置内で気化
し、電子写真感光体の特性を低下させていることを見出
した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は電子写
真画像形成装置に用いられるプロセス手段の構造形成に
用いる粘着材として、画像ムラ等の画像欠陥を発生させ
ないプロセス手段用の粘着材を提供することであり、該
プロセス手段用粘着材を用いたプロセスカートリッジ及
び該プロセス手段を用いた電子写真画像形成装置を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は以下の構
造を取ることにより達成される。
【0006】1.電子写真感光体の周辺に設置された複
数のプロセス手段の少なくとも1つのプロセス手段の構
造形成に用いる結合手段として、揮発性ガス量が0.1
〜9(μg/cm2)である粘着材を用いることを特徴
とするプロセス手段用の粘着材。
【0007】2.電子写真感光体の周辺に設置された複
数のプロセス手段の少なくとも1つのプロセス手段の構
造形成に用いる結合手段として、残留モノマーが0.1
〜7.5(μg/cm2)である粘着材を用いることを
特徴とするプロセス手段用の粘着材。
【0008】3.電子写真感光体の周辺に設置された複
数のプロセス手段の少なくとも1つのプロセス手段の構
造形成に用いる粘着材の残留溶媒が0.001〜0.0
07(μg/cm2)であることを特徴とするプロセス
手段用の粘着材。
【0009】4.前記複数のプロセス手段が帯電装置、
像露光装置、現像装置、転写装置及びクリーニング装置
から選択された2種以上の装置であることを特徴とする
前記1〜3のいずれか1項に記載のプロセス手段用の粘
着材。
【0010】5.電子写真感光体と少なくとも1種のプ
ロセス手段を有するプロセスカートリッジにおいて、該
プロセスカートリッジが前記1〜4のいずれか1項に記
載のプロセス手段用の粘着材を結合手段として用いてい
ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
【0011】6.前記1〜4のいずれか1項に記載のプ
ロセス手段用の粘着材を用いていることを特徴とする電
子写真画像形成装置。
【0012】以下、本発明を詳細に説明する。本発明は
電子写真感光体の周辺に配置された複数のプロセス手段
の少なくとも1つのプロセス手段の構造形成に用いる結
合手段として、請求項1〜3のプロセス手段用の粘着材
が用いられることを特徴とする。
【0013】上記複数のプロセス手段とは電子写真方式
の画像形成に際して、電子写真感光体(以後、単に感光
体とも云う)に何らかの作用をする帯電装置、像露光装
置、現像装置、転写装置、クリーニング装置、搬送装
置、分離装置等の装置、機器類が挙げられる。本発明の
電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体の周
辺に、これら装置、機器類の全てを配置する必要はな
く、例えばクリーニング装置と現像装置が兼用されてい
る構成でもよく、また、転写装置が設置されない電子写
真画像形成装置でもよい。
【0014】前記プロセス手段の構造形成用の粘着材と
しては前記したプロセス手段を構成する部品或いは部材
を接合又は接着するテープ等として粘着材を用いること
を意味する。
【0015】本発明の電子写真感光体用の粘着材の1つ
は揮発性ガス量が0.1〜9(μg/cm2)であるこ
とを特徴とする。この揮発性ガスとは該粘着材の製造原
料中に含まれるモノマー成分等の揮発性成分、該粘着材
の製造過程で用いられる溶媒、添加剤等の揮発性成分か
ら構成されている。本発明において、揮発性ガス量と
は、以下の測定方法により測定されたガス量として定義
する。但し、同じ測定原理に基づき、同様の結果が得ら
れる測定方法であれば、測定装置は下記の測定装置に限
らない。
【0016】揮発性ガス量の測定方法 揮発性ガス量の測定はGC−MS(HP6890:He
wlettPackard社製、JMS−AMII15
0:日本電子社製)の測定機器を用い、ダイナミックヘ
ッドスペース法を用いて行った。測定対象の試料面積1
cm2を用い、120℃10分の加熱を行い、揮発性ガ
スを発生させて測定した。揮発性ガスの量はn−ペンタ
デカン換算にて算出した。
【0017】本発明の電子写真感光体用の粘着材の1つ
は残留モノマーが0.1〜7.5(μg/cm2)であ
ることを特徴とする。この残留モノマーとは粘着材中
に、該粘着材の製造原料のモノマーが残留していること
を意味する。
【0018】残留モノマー量の測定方法 残留モノマー量は前記揮発性ガス量の測定と同じ測定方
法により、測定される。
【0019】測定条件は測定対象の試料面積1cm2
用い、120℃10分の加熱を行い、揮発性ガスを発生
させて測定した。残留モノマー量はn−ペンタデカン換
算にて算出した。
【0020】本発明の電子写真感光体用の粘着材の1つ
は残留溶媒が0.001〜0.007(μg/cm2
であることを特徴とする。この残留溶媒とは粘着材中
に、該粘着材の製造過程で用いた溶媒が残留しているこ
とを意味する。
【0021】残留溶媒量の測定方法 残留溶媒量は前記揮発性ガス量の測定と同じ測定方法に
より、測定される。
【0022】測定条件は測定対象の試料面積1cm2
用い、120℃10分の加熱を行い、揮発性ガスを発生
させて測定した。残留溶媒量はn−ペンタデカン換算に
て算出した。
【0023】本発明のプロセス手段用の粘着材は、粘着
性のある合成樹脂や合成ゴム、例えばポリビニルメチル
エーテル、ポリビニルエチレンエーテル、ポリビニルイ
ソブチルエーテル、ポリイソブチレン、ブチルゴム、ク
ロロプレンゴム、SBR、塩化ゴム、環化ゴム、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリメタクリル酸、ポリア
クリル酸、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸
エステル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニル
ブチラール等の中から、1種類或いは2種類以上混合し
て形成したシート形状(テープ形状でもよい)の粘着層
(粘着剤)を有する。又、本発明の粘着材は粘着層以外
に支持体を有していてもよく、両面テープのごとく、粘
着層のみから構成されていてもよい。更にこの粘着層に
は粘着付与剤として、ロジン、ロジン誘導体、石油系樹
脂等を添加して用いることが出来る。
【0024】即ち、前記残留モノマーとしては上記ゴ
ム、ポリマー、樹脂等の形成材料に用いられた残留モノ
マーであり、残留溶媒としてはこれらモノマーを溶解し
た溶媒即ち、アルコール系溶媒、ケトン系溶媒、芳香族
系溶媒、ハロゲン系溶媒等が挙げられる。そして、これ
らの残留溶媒、残留モノマーの合計が揮発性ガス成分の
大部分を占めていると考えられる。
【0025】以下、本発明に用いられる電子写真画像形
成装置の一例と該電子写真画像形成装置に用いられるプ
ロセス手段、該プロセス手段の結合手段として、本発明
の粘着材を使用した例を記載する。
【0026】図1は本発明に用いられる電子写真画像形
成装置の断面図の一例である。図1に於いて50は像担
持体である感光体ドラム(感光体)で、有機感光層をド
ラム上に塗布し、その上に本発明の樹脂層を塗設した感
光体で、接地されて時計方向に駆動回転される。52は
スコロトロンの帯電装置で、感光体ドラム50周面に対
し一様な帯電をコロナ放電によって与えられる。この帯
電装置52による帯電に先だって、前画像形成での感光
体の履歴をなくすために発光ダイオード等を用いた帯電
前露光部51による露光を行って感光体周面の除電をし
てもよい。
【0027】感光体への一様帯電ののち像露光装置53
により画像信号に基づいた像露光が行われる。この図の
像露光装置53は図示しないレーザーダイオードを露光
光源とする。回転するポリゴンミラー531、fθレン
ズ等を経て反射ミラー532により光路を曲げられた光
により感光体ドラム上の走査がなされ、静電潜像が形成
される。
【0028】ここで、本発明の感光体の露光部電位とは
像露光装置53により、感光体表面を一様に帯電した際
(レーザー露光では露光を連続で行う)に、現像位置上
部近傍で測定された電位を意味する。測定は電位センサ
ー547を図1のように現像位置上部に設けて行う。
【0029】その静電潜像は次いで現像装置54で現像
される。感光体ドラム50周縁にはトナーとキャリアと
から成る現像剤を内蔵した現像装置54が設けられてい
て、マグネットを内蔵し現像剤を保持して回転する現像
スリーブ541によって現像が行われる。現像装置54
内部は現像剤攪拌部材544、現像剤搬送部材543、
搬送量規制部材542等から構成されており、現像剤は
攪拌、搬送されて現像スリーブに供給されるが、その供
給量は該搬送量規制部材542により制御される。該現
像剤の搬送量は適用される有機電子写真感光体の線速及
び現像剤比重によっても異なるが、一般的には20〜2
00mg/cm2の範囲である。
【0030】現像剤は、例えば前述のフェライトをコア
としてそのまわりに絶縁性樹脂をコーティングしたキャ
リアと、前述のスチレンアクリル系樹脂を主材料として
カーボンブラック等の着色剤と荷電制御剤と本発明の低
分子量ポリオレフィンからなる着色粒子に、シリカ、酸
化チタン等を外添したトナーとからなるもので、現像剤
は搬送量規制部材によって現像スリーブ541上に10
0〜600μmの層厚に規制されて現像域へと搬送さ
れ、現像が行われる。この時通常は感光体ドラム50と
現像スリーブ541の間に直流バイアス、必要に応じて
交流バイアス電圧をかけて現像が行われる。また、現像
剤は感光体に対して接触あるいは非接触の状態で現像さ
れる。
【0031】記録紙Pは画像形成後、転写のタイミング
の整った時点で給紙ローラー57の回転作動により転写
域へと給紙される。
【0032】転写域においては転写のタイミングに同期
して感光体ドラム50の周面に転写ローラー(転写装
置)58が圧接され、給紙された記録紙Pを挟着して転
写される。
【0033】次いで記録紙Pは転写ローラーとほぼ同時
に圧接状態とされた分離ブラシ(分離装置)59によっ
て除電がなされ、感光体ドラム50の周面により分離し
て定着装置60に搬送され、熱ローラー601と圧着ロ
ーラー602の加熱、加圧によってトナーを溶着したの
ち排紙ローラー61を介して装置外部に排出される。な
お前記の転写ローラー58及び分離ブラシ59は記録紙
Pの通過後感光体ドラム50の周面より退避離間して次
なるトナー像の形成に備える。
【0034】一方記録紙Pを分離した後の感光体ドラム
50は、クリーニング装置62のブレード621の圧接
により残留トナーを除去・清掃し、再び帯電前露光部5
1による除電と帯電装置52による帯電を受けて次なる
画像形成のプロセスに入る。
【0035】尚、70は感光体、帯電装置、転写装置、
分離装置及びクリーニング装置が一体化されている着脱
可能なプロセスカートリッジである。
【0036】以下、プロセス手段に本発明の粘着材を用
いた例を示す。 クリーニング装置への粘着材の使用例 図2はクリーニング装置に本発明の粘着材を用いた例で
ある。図2に示すように、クリーニング装置62はトナ
ーを掻き取るクリーニングブレード621及び該掻き取
られたトナーを回収するクリーニングローラ等から構成
されているが、クリーニングブレードで掻き取られたト
ナーがクリーニングローラで回収されずに、下端部に落
下し、クリーニング装置外に飛散して、他のプロセス手
段を汚染し、画像欠陥の原因になりやすい。このトナー
飛散を防止するため、クリーニング装置下端部にはクリ
ーニングローラで回収しきれずにこぼれるトナーを受け
るためのシート部材(マイラ(R)フィルム等を用い
る)623をクリーニング装置の外壁に沿って設ける。
該シート部材をクリーニング装置の外壁に接合する手段
として、本発明の粘着材nを用いる。尚、図中の622
はクリーニングローラを示す。
【0037】現像装置への粘着材の使用例 図3は現像装置に本発明の粘着材を用いた例である。図
3に示すように、現像装置54は感光体ドラム50に隣
接して設けられ、内部にトナーとキャリアからなる現像
剤が内蔵されている。この現像剤を現像スリーブ541
の回転により搬送し現像が行われるが、この現像剤の搬
送と現像時のトナーにかかる電気的、機械的外力によ
り、トナーが飛散しやすい。この飛散トナーはその一部
が現像装置の外部に飛散し、他のプロセス手段を汚染し
画像欠陥の原因となる。このトナー飛散を防止するため
現像装置の上下端部にはトナー等の飛散を防ぐためにウ
レタンシート546を現像装置の外壁に沿って設置する
構造を有している。このウレタンシートを現像装置の外
壁に沿って設ける。該ウレタンシート等の部材を現像装
置の外壁に接合する手段として、本発明の粘着材nを用
いる。
【0038】
【実施例】以下、実施例をあげて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の様態はこれに限定されない。
【0039】実施例1 図1記載の電子写真画像形成装置のクリーニング装置と
して、図2記載のトナーを受けるためのシート部材を粘
着材で外壁に接合したクリーニング装置を搭載した。電
子写真感光体としては円筒状アルミニウム支持体上にポ
リアミド樹脂層の中間層、フタロシアニン顔料及びブチ
ラール樹脂を主成分とする電荷発生層、スチリルトリフ
ェニルアミン系化合物の電荷輸送物質とポリカーボネー
ト樹脂を主成分とする電荷輸送層の積層構造を有する市
販の有機感光体を用いた。前記クリーニング装置に用い
た粘着材の種類を表1に示すように6種類用い、それぞ
れのクリーニング装置をクリーニング装置1〜6とし
た。これら有機感光体及びクリーニング装置1〜6を用
いた電子写真画像形成装置1〜6を30℃、80%RH
(相対湿度)下、10日間放置後、10℃、30%RH
の条件下に放置し、その後ハーフトーン画像を有する複
写画像を形成し、画像ムラ等の評価を行った。
【0040】尚、表1中の粘着材の揮発性ガス量、残留
モノマー量、残留溶媒量を調整した粘着材1〜6は市販
の粘着材(シリコーン系樹脂の粘着層を有する(日東電
工製:501))を用い、該粘着材を真空中で表1記載
のごとく加熱条件を変化させて作製した。
【0041】評価基準 ◎:ハーフトーン画像に画像ムラ発生なし △:ハーフトーン画像に薄い筋ムラが発生 ×:ハーフトーン画像に濃い筋ムラが発生 結果を表1に示す。
【0042】
【表1】
【0043】表1より、揮発性ガス量、残留モノマー
量、残留溶媒量の全ての値が本発明の範囲に入っている
粘着材を用いたクリーニング装置1〜3では画像ムラが
発生していないが、残留溶媒量の値が本発明外の粘着材
を用いたクリーニング装置4、残留溶媒量、残量モノマ
ー量の値が本発明外の粘着材を用いたクリーニング装置
5では薄い画像ムラが発生し、揮発性ガス量、残留モノ
マー量、残留溶媒量の全ての値が本発明外の粘着材を用
いたクリーニング装置6では濃い画像ムラが発生してい
る。
【0044】実施例2 上記と同様の処理をした粘着材テープを図3に記載のウ
レタンシートを現像装置外壁に接合する為に用い、この
現像装置を図1記載の電子写真画像形成装置に組み入
れ、実施例1と同様の画像評価を行った。その結果、実
施例1と同様の評価結果が得られた。
【0045】
【発明の効果】実施例からも明らかなように本発明の条
件を満たす粘着材をクリーニング装置や現像装置等のプ
ロセス手段を形成する結合手段として用いることによ
り、電子写真感光体の特性劣化を防止し、画像ムラを発
生させない良好な電子写真画像を作成することが出来
た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる電子写真画像形成装置の断
面図の一例である。
【図2】クリーニング装置に本発明の粘着材を用いた例
である。
【図3】現像装置に本発明の粘着材を用いた例である。
【符号の説明】
50 感光体ドラム(又は感光体) 51 帯電前露光部 52 帯電装置 53 像露光装置 54 現像装置 541 現像スリーブ 542 搬送量規制部材 543 現像剤搬送部材 544 現像剤攪拌部材 546 ウレタンシート 547 電位センサー 57 給紙ローラー 58 転写ローラー(転写装置) 59 分離ブラシ(分離器) 60 定着装置 61 排紙ローラー 62 クリーニング装置 70 プロセスカートリッジ n 粘着材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H071 BA05 DA02 DA06 DA08 DA09 DA13 DA15 4J040 CA081 CA141 CA171 DA051 DA141 DB051 DC051 DD051 DD071 DE021 DE031 DF011 DF021 JA09 JB09 MA10 NA21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子写真感光体の周辺に設置された複数
    のプロセス手段の少なくとも1つのプロセス手段の構造
    形成に用いる結合手段として、揮発性ガス量が0.1〜
    9(μg/cm2)である粘着材を用いることを特徴と
    するプロセス手段用の粘着材。
  2. 【請求項2】 電子写真感光体の周辺に設置された複数
    のプロセス手段の少なくとも1つのプロセス手段の構造
    形成に用いる結合手段として、残留モノマーが0.1〜
    7.5(μg/cm2)である粘着材を用いることを特
    徴とするプロセス手段用の粘着材。
  3. 【請求項3】 電子写真感光体の周辺に設置された複数
    のプロセス手段の少なくとも1つのプロセス手段の構造
    形成に用いる粘着材の残留溶媒が0.001〜0.00
    7(μg/cm2)であることを特徴とするプロセス手
    段用の粘着材。
  4. 【請求項4】 前記複数のプロセス手段が帯電装置、像
    露光装置、現像装置、転写装置及びクリーニング装置か
    ら選択された2種以上の装置であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項に記載のプロセス手段用の粘
    着材。
  5. 【請求項5】 電子写真感光体と少なくとも1種のプロ
    セス手段を有するプロセスカートリッジにおいて、該プ
    ロセスカートリッジが請求項1〜4のいずれか1項に記
    載のプロセス手段用の粘着材を結合手段として用いてい
    ることを特徴とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれか1項に記載のプ
    ロセス手段用の粘着材を用いていることを特徴とする電
    子写真画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7085518B2 (en) * 2004-03-23 2006-08-01 Konica Minolta Holdings, Inc. Adhesive material for processing device, process cartridge, and electrophotographic image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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