JP2003128564A - 外用剤組成物及びそれを用いた外用剤並びにそれを用いた貼付剤 - Google Patents

外用剤組成物及びそれを用いた外用剤並びにそれを用いた貼付剤

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JP2003128564A
JP2003128564A JP2001328118A JP2001328118A JP2003128564A JP 2003128564 A JP2003128564 A JP 2003128564A JP 2001328118 A JP2001328118 A JP 2001328118A JP 2001328118 A JP2001328118 A JP 2001328118A JP 2003128564 A JP2003128564 A JP 2003128564A
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厚信 原田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、患部の発熱を和らげ炎症を鎮める
とともに防腐・防カビ作用を有し腐敗等による皮膚の炎
症や異臭等の発生を防止し、さらに収斂性を有し鎮痛・
消炎性に優れる外用剤の得られる外用剤組成物、及びそ
れを用いた外用剤並びにそれを用いた貼付剤を提供する
ことを目的とする。 【解決手段】 本発明の外用剤組成物は、(a)クチナ
シ属の1種又は複数種の植物の果実から得られたクチナ
シ乾燥物100重量部に対し、(b)ショウガ類の1種
又は複数種の植物の根茎から得られた根茎乾燥物30〜
120重量部好ましくは40〜100重量部と、(c)
酸化亜鉛10〜140重量部好ましくは20〜120重
量部と、が含有されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、関節痛や打撲等に
有用な外用剤組成物及びそれを用いた外用剤並びにそれ
を用いた貼付剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、関節痛や打撲等の際に用いる
外用剤として、姜汁とサトイモの親芋をつきつぶしたも
のと小麦粉を混ぜたものや、クチナシの果実と卵白とを
混ぜ合わせたもの等が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術においては、以下のような課題を有していた。 (1)姜汁やクチナシ等の配合量が定められていないの
で、姜汁やクチナシの量が多すぎる場合には薬効が強す
ぎ、薬害が生じるという課題を有していた。 (2)症状に適合しているかどうかが分からないので、
打撲だけではなく骨折等を併発しているような場合に
は、炎症が治まらないばかりではなく骨折等の重大な炎
症の治療が遅れ、完治するまでに長い期間を要したり後
遺症が残ったりするという課題を有していた。 (3)カビの発生や腐敗が生じ易く、それによって皮膚
にかぶれやかゆみ等の炎症が生じたり異臭を放ち不快感
を与えるという課題を有していた。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、患部の発熱を和らげ炎症を鎮めるとともに防腐・防
カビ作用を有し腐敗等による皮膚の炎症や異臭等の発生
を防止し、さらに収斂性を有し鎮痛・消炎性に優れる外
用剤の得られる外用剤組成物を提供することを目的とす
る。また、本発明は、患部に密着させ薬効成分を効率よ
く患部に浸透させることができ、薬効成分を皮膚に長時
間にわたり浸透させ薬効の持続性に優れ、また薬効成分
を穏やかに皮膚に浸透させて薬害を防止することがで
き、さらに症状に適合しているかどうかが容易に判別で
きる外用剤を提供することを目的とする。さらに、本発
明は、外用剤の患部への密着を保つとともに薬効成分を
皮膚に長時間にわたり浸透させ薬効の持続性に優れる貼
付剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の課題を解決す
るために本発明の外用剤組成物及びそれを用いた外用剤
並びにそれを用いた貼付剤は、以下の構成を有してい
る。
【0006】本発明の請求項1に記載の外用剤組成物
は、(a)クチナシ属の1種又は複数種の植物の果実か
ら得られたクチナシ乾燥物100重量部に対し、(b)
ショウガ類の1種又は複数種の植物の根茎から得られた
根茎乾燥物30〜120重量部好ましくは40〜100
重量部と、(c)酸化亜鉛10〜140重量部好ましく
は20〜120重量部と、が含有された構成を有してい
る。この構成により、以下のような作用が得られる。 (1)クチナシ乾燥物を含有しているので、患部の発熱
を鎮め消炎・鎮痛作用を有し、打撲や捻挫、むち打ち等
の炎症を抑える。 (2)根茎乾燥物を含有しているので消炎・鎮痛作用を
有し、関節痛等の痛みを鎮める。 (3)ショウガ類の植物の根茎の乾燥物である根茎乾燥
物を含有しているので、強い刺激をもつショウガオール
を有し、血流を良くするとともに発汗を促し患部が有す
る熱を下げ炎症を抑える。 (4)酸化亜鉛を含有しているので、防腐・防カビ作用
を有し腐敗やカビが発生するのを抑制しかゆみやかぶれ
等の皮膚の炎症や異臭等の発生を防止するとともに、収
斂性を有し鎮痛・消炎作用を有する。 (5)クチナシ乾燥物、根茎乾燥物、酸化亜鉛が最適の
割合で配合されているので、発熱を鎮める作用と血流を
良くし発汗を促す作用がバランスよく出現するととも
に、鎮痛・消炎作用が得られる。
【0007】ここで、クチナシ乾燥物としては、クチナ
シ,フクリンクチナシ,フイリククチナシ,マルバクチ
ナシ,ヤエクチナシ,オオヤエクチナシ,コクチナシ,
ヒトエノクチナシ,フイリコクチナシ等のクチナシ属の
1種又は複数種の植物の果実を乾燥させ、粉砕したり粉
状にしたものが用いられる。保存性に優れるとともに粉
砕等によって表面積を広げ薬効成分を抽出し易くし、さ
らに系内への分散性を高めるためである。
【0008】根茎乾燥物としては、ショウガ類の1種又
は複数種の植物の根茎をすりおろした後や薄切りにして
薄片状に加工した後に乾燥し、粉砕したり粉状にしたも
のが用いられる。乾燥させることでショウガオールを生
成させ刺激性を高めるとともに保存性に優れ、また粉砕
等によって表面積を広げ薬効成分を抽出し易くし、さら
に系内への分散性を高めるためである。なお、ショウガ
類としては、容易に入手でき抗炎症、循環器の刺激、抗
腐敗等の優れた薬効をバランスよく有するショウガが好
適に用いられるが、同じショウガ属に属するミョウガ
等、同じショウガ科に属するハナミョウガ等のハナミョ
ウガ属、ウコン,クスリウコン等のウコン属、シュクシ
ャ,サンナ等のシュクシャ属、バンウコン等のバンウコ
ン属のいずれか1に属する1種又は複数種の植物の根茎
を用いることもできる。
【0009】根茎乾燥物の含有量としては、クチナシ乾
燥物100重量部に対して30〜120重量部好ましく
は40〜100重量部が好適に用いられる。根茎乾燥物
の含有量が40重量部より少なくなるにつれ消炎・鎮痛
性が低下する傾向がみられ、100重量部より多くなる
につれ刺激が強く、個人差にもよるが皮膚の炎症が発生
し易くなる傾向がみられるためいずれも好ましくない。
特に、クチナシ乾燥物100重量部に対して30重量部
より少なくなるか120重慮部より多くなると、これら
の傾向が著しいためいずれも好ましくない。
【0010】酸化亜鉛の含有量としては、クチナシ乾燥
物100重量部に対して10〜140重量部好ましくは
20〜120重量部が好適に用いられる。酸化亜鉛の含
有量が20重量部より少なくなるにつれ患部に密着した
ときにかゆみやかぶれが発生し易くなる傾向がみられ、
120重量部より多くなるにつれクチナシ乾燥物や根茎
乾燥物の含有率が低下し消炎・鎮痛性が低下する傾向が
みられるためいずれも好ましくない。特に、クチナシ乾
燥物100重量部に対して10重量部より少なくなるか
140重量部より多くなると、これらの傾向が著しいた
めいずれも好ましくない。
【0011】請求項2に記載の外用剤は、請求項1に記
載の外用剤組成物の前記クチナシ乾燥物100重量部に
対し、保護剤700〜1300重量部好ましくは800
〜1200重量部と、水40〜300重量部好ましくは
60〜200重量部と、を含有し、ペースト状に形成さ
れた構成を有している。この構成により、以下のような
作用が得られる。 (1)水と混合されてペースト状の保護剤は所望の形に
形成することができるので、患部に密着させ薬効成分を
効率よく患部に浸透させることができる。 (2)保護剤が薬効成分の浸透促進剤として機能する水
の蒸発を抑制し、薬効成分を皮膚に長時間にわたり浸透
させ薬効の持続性に優れる。 (3)水を含有しているので根茎乾燥物やクチナシ乾燥
物等を保護剤内に均等に分散させ、薬効成分を穏やかに
皮膚に浸透させて薬害を防止する。 (4)炎症に適合しない場合(骨折等を併発している場
合等)は発汗が多く乾燥せず泥状のままだが、炎症に適
合して消炎効果がある場合は乾燥するとともに含有する
根茎乾燥物によって患部や外用剤が薄い黒紫色を呈し炎
症への適合性が容易に判別でき、骨折等の重大な炎症を
早く発見することができるので、早期に専門医による最
適な治療を受けることができ完治するまでの期間が短く
後遺症が残ったりするのを防止できる。 (5)根茎乾燥物、クチナシ乾燥物、保護剤等が適量配
合されているので、肩こり、筋肉痛、筋肉疲労、腰痛、
関節痛、打撲、捻挫、むち打ち等の鎮痛性・消炎性に優
れる。
【0012】ここで、保護剤としては、コムギデンプ
ン,トウモロコシデンプン,バレイショデンプン,コメ
デンプン,アルファー化デンプン,デキストリン等のデ
ンプン及びその関連誘導体、セルロース、カオリン、酸
化マグネシウム、酸化チタン、タルク、ベントナイト、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸アルミニウム等が用いられ
る。特に、コムギデンプン等のデンプンは、無毒で皮膚
への刺激が少なくかぶれ難いとともに、吸湿性が大きく
適度の粘着性を示し成形性に優れるため好適に用いられ
る。
【0013】保護剤の含有量としては、外用剤組成物の
クチナシ乾燥物100重量部に対し、700〜1300
重量部好ましくは800〜1200重量部が好適に用い
られる。保護剤の含有量が800重量部より少なくなる
につれ保護剤に吸収される水の量が少なくなり外用剤が
乾燥しやすくなる傾向がみられるとともに、外用剤に占
める根茎乾燥物等の薬効成分の含有率が大きく薬効が強
くなりすぎる傾向がみられ、1200重量部より多くな
るにつれ外用剤に占める根茎乾燥物等の薬効成分の含有
率が小さく薬効が弱くなる傾向がみられるため、いずれ
も好ましくない。特に、保護剤の含有量が700重量部
より少なくなるか1300重量部より多くなると、これ
らの傾向が著しくなるためいずれも好ましくない。
【0014】水の含有量としては、保護剤の親水性にも
よるが、外用剤組成物のクチナシ乾燥物100重量部に
対し、40〜300重量部好ましくは60〜200重量
部が好適に用いられる。水の含有量が60重量部よりも
少なくなるにつれ外用剤が乾燥しやすくなる傾向がみら
れるとともに、外用剤がぱさついて成形性や患部への密
着性が低下し薬効成分の患部への浸透も悪くなる傾向が
みられ、200重量部よりも多くなるにつれ外用剤がべ
たつき成形された形状が崩れ易く患部に外用剤を保持し
ておくことが困難になる傾向がみられるため、いずれも
好ましくない。特に、水の含有量が40重量部より少な
くなるか300重量部より多くなると、これらの傾向が
著しいためいずれも好ましくない。
【0015】なお、外用剤に、サリチル酸メチル,サリ
チル酸グリコール,l−メントール,ハッカ油等の香気
・消炎・鎮痛性を有する薬剤を適量混合することもでき
る。これにより、サリチル酸メチル等の薬剤が、根茎乾
燥物やクチナシ乾燥物が含有する精油と結合し外用剤に
分散され、根茎乾燥物やクチナシ乾燥物の薬効成分と相
まって消炎・鎮痛性が増すとともに、清涼な香気によっ
て爽快感が高められる。外用剤におけるサリチル酸メチ
ル等の薬剤の含有量としては、根茎乾燥物100重量部
に対し0.1〜40重量部好ましくは0.5〜20重量
部が好適に用いられる。薬剤の含有量が、根茎乾燥物1
00重量部に対し0.5重量部より少なくなるにつれ香
気が少なくなるとともに消炎・鎮痛性が向上し難い傾向
がみられ、20重量部より多くなるにつれ香気が強くな
り過ぎるとともに薬剤と結合した根茎乾燥物等の薬効成
分の患部への浸透が妨げられる傾向がみられるため、い
ずれも好ましくない。特に、薬剤の含有量が0.1重量
部より少なくなるか40重量部より多くなると、これら
の傾向が著しいためいずれも好ましくない。
【0016】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の外用剤であって、請求項1に記載の外用剤組成物の前
記酸化亜鉛に代えて、前記クチナシ乾燥物100重量部
に対し、前記水が、0.05vol%〜0.2vol%
の次亜塩素酸ナトリウムを含有した次亜塩素酸ナトリウ
ム水溶液である構成を有している。この構成により、請
求項2に記載の作用に加え、以下のような作用が得られ
る。 (1)次亜塩素酸ナトリウムが水の殺菌消毒を行うの
で、次亜塩素酸ナトリウムを溶解する水として井戸水等
の塩素殺菌されていない水も用いることができるととも
に、防腐・防カビ作用を有し腐敗やカビが発生するのを
抑制しかゆみやかぶれ等の皮膚の炎症や異臭等の発生を
防止する。
【0017】ここで、次亜塩素酸ナトリウム水溶液の濃
度としては、0.05vol%〜0.2vol%が好適
に用いられる。次亜塩素酸ナトリウム水溶液の濃度が
0.05vol%より低くなるにつれ殺菌消毒作用が少
なく患部に密着したときにかゆみやかぶれが発生し易く
なる傾向がみられ、0.2vol%より高くなるにつれ
刺激が増し皮膚炎や湿しん等の炎症が発生し易くなる傾
向がみられるためいずれも好ましくない。
【0018】請求項3に記載の貼付剤は、支持体と、前
記支持体に厚みが1〜8mm好ましくは2〜7mmに形
成された請求項2又は3に記載の外用剤と、を備えた構
成を有している。この構成により、以下のような作用が
得られる。 (1)支持体を有しているので、外用剤を保護して外用
剤の患部への密着を保つとともに、外用剤に含有される
水分の蒸発を抑制し、薬効成分を皮膚に長時間にわたり
浸透させ薬効の持続性に優れる。 (2)外用剤が支持体に所定の厚みで形成されているの
で、患部に対する最適な薬効成分及び水の量が得られ、
水分を保持して薬効成分を患部へ所定の時間浸透させる
ことができる。
【0019】ここで、支持体としては、紙、木綿,レー
ヨン等で形成された織布や不織布等の布、ポリエステ
ル,ポリエチレン,酢酸ビニル共重合体等で形成された
合成樹脂製フィルム、アルミニウム製等で形成された金
属箔等が用いられる。これらを積層して用いることもで
きる。また、水の蒸発量を制御するために、支持体を貫
通する細孔を形成することもできる。支持体の形状や大
きさは、患部の大きさや関節等との関係によって適宜選
択することができる。
【0020】支持体に形成される外用剤の厚みとして
は、1〜8mm好ましくは2〜7mmが好適に用いられ
る。外用剤の厚みが2mmより薄くなるにつれ水の含有
量が少なく乾燥速度が速いため薬効成分の患部への浸透
性が低下し易くなるとともに薬効成分の含有量も少なく
外用剤の治療効果が低下する傾向がみられ、7mmより
厚くなるにつれ外用剤の重量が増すので、患部に負担が
かかるとともに患部からずれ易くなる傾向がみられるた
め、いずれも好ましくない。特に、厚みが1mmより薄
くなるか8mmより厚くなるとこれらの傾向が著しいた
め、いずれも好ましくない。
【0021】貼付剤は、患部に貼着する以前は密封して
保管しておくことが好ましい。根茎乾燥物の薬効成分で
ある揮発油や油性樹脂等の気散を防止し、鎮痛・消炎効
果を維持するためである。なお、外用剤に、ポリアクリ
ル酸塩やその誘導体等の水溶性高分子を混合してシート
状に形成することもできる。これにより、外用剤の薄肉
化が容易にできるとともに外用剤が粉状化され難く取り
扱い性に優れる。
【0022】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。 (実施例1)乾燥させたクチナシの果実を粉砕して粉状
にしたクチナシ乾燥物100g、ショウガの根茎を薄切
りにして乾燥したものをすりおろして粉状にした根茎乾
燥物60g、酸化亜鉛100g、保護剤としてのコムギ
デンプン1000gを混合した後、水90gを添加して
混練しペースト状に形成して実施例1の外用剤を製造し
た。 (実施例2)乾燥させたクチナシの果実を粉砕して粉状
にしたクチナシ乾燥物100g、ショウガの根茎を薄切
りにして乾燥したものをすりおろして粉状にした根茎乾
燥物100g、酸化亜鉛100g、保護剤としてのタル
ク1000gを混合した後、水90gを添加して混練し
ペースト状に形成して実施例2の外用剤を製造した。 (実施例3)乾燥させたクチナシの果実を粉砕して粉状
にしたクチナシ乾燥物100g、ショウガの根茎を薄切
りにして乾燥したものをすりおろして粉状にした根茎乾
燥物85g、保護剤としてのトウモロコシデンプン10
00gを混合した後、0.1vol%次亜塩素酸ナトリ
ウム水溶液90gを添加して混練しペースト状に形成し
て実施例3の外用剤を製造した。
【0023】(消炎・鎮痛効果確認試験)実施例1乃至
3の外用剤を、木綿で形成され患部の大きさに応じた大
きさに裁断された織布からなる支持体に、1〜8mmの
厚みになるように塗布・形成して実施例1乃至3の貼付
剤を製造した。実施例1乃至3の貼付剤の各々を、肩こ
り、筋肉痛、筋肉疲労、腰痛、関節痛、打撲等の炎症を
訴える患者5人ずつの患部に就寝前に貼付し、その上か
ら包帯やサポーター等で固定した。患部に貼付された貼
付剤に形成された外用剤は、約8〜10時間経過すると
乾燥したので起床後に患部から除去した。乾燥した外用
剤は固化しており、患部から容易に除去することができ
た。貼付剤を除去した患者の患部又は貼付剤の表面は薄
い黒紫色に変色していたが、痛みや腫れは著しく軽減す
るか皆無になっていた。なお、皮膚の薄い黒紫色の変色
は2〜3日で消失した。中には、約8〜10時間経過し
ても患部に貼付された外用剤が患部の発汗のために乾燥
せず泥状のままの患者がいた。病院に行ってレントゲン
を撮ってみると骨折していることが判明したので、直ち
に病院で骨折の治療を行うことができた。
【0024】以上の実施例から明らかなように、本実施
例の外用剤及びそれを用いた貼付剤は、 a.ペースト状に形成されているので、患部に密着させ
薬効成分を効率よく患部に浸透させることができること
が明らかになった。 b.保護剤が薬効成分の浸透促進剤として機能する水の
蒸発を抑制し、薬効成分を皮膚に長時間にわたり浸透さ
せ薬効の持続性に優れることが明らかになった。 c.根茎乾燥物やクチナシ乾燥物等を保護剤内に均等に
分散させ、薬効成分を穏やかに皮膚に浸透させて薬害を
防止できることが明らかになった。 d.骨折等を併発している場合等のように炎症に適合し
ない場合は、発汗が多く乾燥せず泥状のままだが、炎症
に適合して消炎効果がある場合は乾燥するとともに含有
する根茎乾燥物によって患部や外用剤が薄い黒紫色を呈
し炎症への適合性が容易に判別でき、骨折等の重大な炎
症を早く発見することができ早期に専門医による最適な
治療を受けることができることが明らかになった。 e.根茎乾燥物、クチナシ乾燥物、保護剤等が適量配合
されているので、肩こり、筋肉痛、筋肉疲労、腰痛、関
節痛、打撲、捻挫、むち打ち等の鎮痛性・消炎性に優れ
ることが明らかになった。 f.支持体を有しているので、外用剤を保護して外用剤
の患部への密着を保つとともに、外用剤に含有される水
分の蒸発を抑制し、薬効成分を皮膚に長時間にわたり浸
透させ薬効の持続性に優れることが明らかになった。 g.外用剤が支持体に所定の厚みで形成されているの
で、患部に対する最適な薬効成分及び水の量が得られ、
水分を保持して薬効成分を患部へ所定の時間浸透させる
ことができることが明らかになった。
【0025】
【発明の効果】以上のように、本発明の外用剤組成物及
びそれを用いた外用剤並びにそれを用いた貼付剤によれ
ば、以下のような有利な効果が得られる。請求項1に記
載の発明によれば、 (1)クチナシ乾燥物を含有しているので、患部の発熱
を鎮め消炎・鎮痛作用を有し、打撲や捻挫、むち打ち等
の炎症を抑える外用剤組成物を提供することができる。 (2)根茎乾燥物を含有しているので消炎・鎮痛作用を
有し、関節痛等の痛みを鎮める外用剤組成物を提供する
ことができる。 (3)ショウガ類の植物の根茎の乾燥物である根茎乾燥
物を含有しているので、強い刺激をもつショウガオール
を有し、血流を良くするとともに発汗を促し患部が有す
る熱を下げ炎症を抑える外用剤組成物を提供することが
できる。 (4)酸化亜鉛を含有しているので、防腐・防カビ作用
を有し腐敗やカビが発生するのを抑制しかゆみやかぶれ
等の皮膚の炎症や異臭等の発生を防止するとともに、収
斂性を有し鎮痛・消炎作用を有する外用剤組成物を提供
することができる。 (5)クチナシ乾燥物、根茎乾燥物、酸化亜鉛が最適の
割合で配合されているので、発熱を鎮める作用と血流を
良くし発汗を促す作用がバランスよく出現するととも
に、鎮痛・消炎作用が得られる外用剤組成物を提供する
ことができる。
【0026】請求項2に記載の発明によれば、 (1)水と混合・混練された保護剤は所望の形に形成す
ることができるので、患部に密着させ薬効成分を効率よ
く患部に浸透させることができる外用剤を提供すること
ができる。 (2)保護剤が薬効成分の浸透促進剤として機能する水
の蒸発を抑制し、薬効成分を皮膚に長時間にわたり浸透
させ薬効の持続性に優れた外用剤を提供することができ
る。 (3)水を含有しているので根茎乾燥物やクチナシ乾燥
物等を保護剤内に均等に分散させ、薬効成分を穏やかに
皮膚に浸透させて薬害を防止する外用剤を提供すること
ができる。 (4)炎症に適合しない場合(骨折等を併発している場
合等)は発汗が多く乾燥せず泥状のままだが、炎症に適
合して消炎効果がある場合は乾燥するとともに含有する
根茎乾燥物によって患部や外用剤が薄い黒紫色を呈し炎
症への適合性が容易に判別でき、骨折等の重大な炎症を
早く発見することができるので、早期に専門医による最
適な治療を受けることができ完治するまでの期間が短く
後遺症が残ったりするのを防止できる外用剤を提供する
ことができる。 (5)根茎乾燥物、クチナシ乾燥物、保護剤等が適量配
合されているので、肩こり、筋肉痛、筋肉疲労、腰痛、
関節痛、打撲、捻挫、むち打ち等の鎮痛性・消炎性に優
れた外用剤を提供することができる。
【0027】請求項3に記載の発明によれば、請求項2
の効果に加え、 (1)次亜塩素酸ナトリウムが水の殺菌消毒を行うの
で、次亜塩素酸ナトリウムを溶解する水として井戸水等
の塩素殺菌されていない水も用いることができるととも
に、防腐・防カビ作用を有し腐敗やカビが発生するのを
抑制しかゆみやかぶれ等の皮膚の炎症や異臭等の発生を
防止する外用剤を提供することができる。
【0028】請求項4に記載の発明によれば、 (1)支持体を有しているので、外用剤を保護して外用
剤の患部への密着を保つとともに、外用剤に含有される
水分の蒸発を抑制し、薬効成分を皮膚に長時間にわたり
浸透させ薬効の持続性に優れた貼付剤を提供することが
できる。 (2)外用剤が支持体に所定の厚みで形成されているの
で、患部に対する最適な薬効成分及び水の量が得られ、
水分を保持して薬効成分を患部へ所定の時間浸透させる
ことができる貼付剤を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C076 AA72 BB31 CC04 CC19 DD22R DD29R EE38A FF39 4C088 AB14 AB81 AC04 AC13 CA11 MA07 MA28 MA32 MA63 NA06 NA07 NA10 ZA94 ZA96 ZB11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)クチナシ属の1種又は複数種の植
    物の果実から得られたクチナシ乾燥物100重量部に対
    し、(b)ショウガ類の1種又は複数種の植物の根茎か
    ら得られた根茎乾燥物30〜120重量部好ましくは4
    0〜100重量部と、(c)酸化亜鉛10〜140重量
    部好ましくは20〜120重量部と、が含有されている
    ことを特徴とする外用剤組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の外用剤組成物の前記ク
    チナシ乾燥物100重量部に対し、保護剤700〜13
    00重量部好ましくは800〜1200重量部と、水4
    0〜300重量部好ましくは60〜200重量部と、を
    含有しペースト状に形成されていることを特徴とする外
    用剤。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の外用剤組成物の前記酸
    化亜鉛に代えて、前記クチナシ乾燥物100重量部に対
    し、前記水が、0.05vol%〜0.2vol%の次
    亜塩素酸ナトリウムを含有した次亜塩素酸ナトリウム水
    溶液であることを特徴とする請求項2に記載の外用剤。
  4. 【請求項4】 支持体と、前記支持体に厚みが1〜8m
    m好ましくは2〜7mmに形成された請求項2又は3に
    記載の外用剤と、を備えていることを特徴とする貼付
    剤。
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