JP2003128276A - 媒体処理装置 - Google Patents

媒体処理装置

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JP2003128276A
JP2003128276A JP2001328153A JP2001328153A JP2003128276A JP 2003128276 A JP2003128276 A JP 2003128276A JP 2001328153 A JP2001328153 A JP 2001328153A JP 2001328153 A JP2001328153 A JP 2001328153A JP 2003128276 A JP2003128276 A JP 2003128276A
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JP2001328153A
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English (en)
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Masatoshi Akutsu
昌利 阿久津
Yoshiyuki Imaoka
善之 今岡
Masami Nagaoka
正美 長岡
Ryuji Ishii
隆二 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Power Tech Co Ltd
Original Assignee
Oki Power Tech Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 媒体の幅寄せ時の幅寄せ精度を向上させるこ
とによって読取部での読取制度を向上させた媒体処理装
置を実現する。 【解決手段】 媒体を収納する収納部に媒体を移動させ
るステージを設け、媒体を搬送路の基準位置に移動させ
る幅寄せローラと、収納部から媒体を繰出すピッカロー
ラと、これと連動して媒体を搬送路へ繰出す分離ローラ
と、複数枚の媒体が搬送路へ繰出されるのを防止するリ
バースローラとを備える媒体処理装置の幅寄せローラ作
動時に、ピッカローラに設けたリンク機構をソレノイド
で駆動することにより、全てのピッカローラを媒体面か
ら退避させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝票、磁気的カー
ド等の媒体に記載された情報を読取る媒体処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の媒体処理装置の例を、図9を用い
て説明する。1は媒体処理装置である。2は収納部であ
り、処理すべき伝票、磁気カード等の媒体を収納し、そ
の内部にステージ3が設けられ、図示しない駆動機構に
よって収納された媒体を分離部に向う方向または分離部
から離れる方向に移動する。
【0003】4は幅寄せローラであり、その外周の一部
に媒体を移動させるに充分な摩擦力を有する摩擦部材が
設けられており、媒体を搬送路5の繰出し方向と直行す
る方向に移動するよう回転する。6はピッカローラであ
り、その外周には媒体を繰出すに充分な摩擦力を有する
摩擦部材が設けられている。
【0004】7は分離ローラであり、ピッカローラ6と
同様の摩擦部材がその外周に設けられている。また、ピ
ッカローラ6と分離ローラ7は、連動して回転する構造
になっている。8はリバースローラであり、その外周に
は摩擦部材が設けられており、分離ローラ7の対向する
位置に配置されている。また、リバースローラ8は媒体
を収納部2に戻す方向(以下、反繰出し方向という。)
にのみ回転可能な構造になっている。
【0005】なお、ピッカローラ6、分離ローラ7およ
びリバースローラ8によって媒体処理装置1の分離部を
構成している。9は読取部であり、媒体に記載された識
別記号や顧客情報、金額等を光学的または磁気的に読取
る。10は排出ローラであり、搬送路5によって搬送さ
れた媒体を集積部11に向けて排出する。
【0006】なお、媒体の分別集積を行う媒体処理装置
1では、集積部11は必要に応じて搬送路5の切替え用
ブレードと共に複数個設けられる。以上の構成で、収納
部2に収納された媒体を処理する場合は、媒体処理指示
を受けた媒体処理装置1の制御部は、図示しない駆動機
構によってステージ3を移動させ、最上位の媒体を幅寄
せローラ4とピッカローラ6に当接させる。
【0007】次いで、幅寄せローラ4を回転させ、図示
しない基準面に媒体を当接させて基準位置に停止させ
る。その後、ピッカローラ6と分離ローラ7を媒体繰出
し方向に回転(図示では反時計方向)させ、各々のロー
ラの摩擦力によって媒体を搬送路5に繰出す。この時、
リバースローラ8は媒体を反繰出し方向にのみ回転する
構造となっているため、複数枚の媒体がピッカローラ6
により繰出されようとした時、リバースローラ8側の媒
体を停止させ、常に1枚の媒体が搬送路5に繰出される
よう作動する。
【0008】搬送路5に繰出された媒体は読取部9に搬
送される。読取部9は所定の位置に記載された識別記号
や顧客情報、金額等を光学的または磁気的に読取り、こ
のデータを制御部に転送する。この内容を認識した制御
部は、媒体を搬送路5によって排出ローラ10に搬送
し、排出ローラ10を回転させて媒体を集積部11に向
けて排出して媒体を集積部11に集積する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の媒体処理装置においては、幅寄せローラの幅寄
せ動作時にピッカローラが媒体に当接しているため、ピ
ッカローラの摩擦力によって媒体の移動を阻害し、それ
によって媒体が斜めに幅寄せされ、媒体の詰りや斜行等
の原因による装置の一時停止が発生し、処理効率が低下
すると言う問題がある。
【0010】また、媒体を基準位置に正しく停止させら
れないことによって読取部の読取精度が低下するという
問題があった。そこで、本発明は、媒体の幅寄せ時の幅
寄せ精度を向上させることによって読取部での読取制度
を向上させる手段を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、媒体を収納する収納部に媒体を移動させ
るステージを設け、媒体を搬送路の基準位置に移動させ
る幅寄せローラと、収納部から媒体を繰出すピッカロー
ラと、これと連動して媒体を搬送路へ繰出す分離ローラ
と、複数枚の媒体が搬送路へ繰出されるのを防止するリ
バースローラとを備える媒体処理装置の幅寄せローラ作
動時に、全てのピッカローラを媒体面から退避させるこ
とを特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
よる媒体処理装置の実施の形態について説明する。な
お、以下に用いる図面は媒体処理装置の収納部および媒
体の分離部を拡大して示す。 第1実施の形態例 図1は本発明の第1実施の形態を示す側面図、図2はそ
の上面図である。
【0013】なお、上記従来例と同様の部分は、同一の
符号を付してその説明を省略する。20はピッカローラ
作動用の駆動装置であるソレノイドであり、図示しない
ブラケットによって媒体処理装置1のフレーム等に固定
されている。21はソレノイド20のプランジャであ
り、ソレノイドの通電時に矢印A方向に吸引される。
【0014】22は支点シャフトであり、媒体処理装置
1のフレームないし搬送路5等に設けられたブラケット
に回動自在に係止されている。23はピッカ回転レバー
であり、支点シャフト22に連結される。この連結端の
反対側にはピン24が設けられ、プランジャ21の先端
部に設けられた孔と回動自在に係止されている。
【0015】25は、ピッカローラアームであり、支点
シャフト22に連結され支点シャフト22を介してピッ
カ回転レバー23と連結している。また、固定端の反対
側には軸受部が設けられており、ピッカローラシャフト
26が回転自在に組付けられている。27は基準面であ
り、幅寄せローラ4により媒体の一端が当接することに
よって、読取部9での媒体の読取りの基準位置に媒体が
停止する。
【0016】30は幅寄せローラ作動用ソレノイドであ
り、図示しないブラケットによって媒体処理装置1のフ
レーム等に固定されている。31はソレノイド30のプ
ランジャであり、ソレノイドの通電時に矢印B方向に吸
引される。32は幅寄せ支点シャフトであり、媒体処理
装置1のフレーム等に設けられたブラケットに回動自在
に係止されている。
【0017】33は幅寄せ回転レバーであり、幅寄せ支
点シャフト32に連結される。この連結端の反対側には
ピン34が設けられ、プランジャ31の先端部に設けら
れた孔と回動自在に係止されている。35は、幅寄せロ
ーラアームであり、幅寄せ支点シャフト32に連結され
る。この連結端の反対側には軸受部が設けられており、
幅寄せシャフト36が回転自在に組付けられている。
【0018】上述した構成の作用について説明する。媒
体処理指示を受けた媒体処理装置1の制御部は、図示し
ない駆動機構によってステージ3を分離部の方向へ移動
させ、最上位の媒体を幅寄せローラ4とピッカローラ6
に当接させる。その後、ソレノイド30は非通電状態の
ままとし、ソレノイド20を通電状態としてプランジャ
21を矢印A方向へ吸引する。
【0019】これに伴って、プランジャ21の先端部の
孔と回動自在に連結するピン24が矢印A方向へ移動す
る。これによって、支点シャフト22に連結されたピッ
カ回転レバー23とピッカローラアーム25が支点シャ
フト22を回転支点として回動し、ピッカローラアーム
25によってピッカローラシャフト26を矢印C方向に
移動させピッカローラ6を媒体面から退避させる。
【0020】次に、制御部は幅寄せローラ4を回転さ
せ、媒体を基準面27の方向に移動させ当接させる。こ
の時、媒体が僅かに斜行したとしても幅寄せローラ4外
周に摩擦係数の相違があるため、媒体の角が基準面27
に当接した時、媒体の持つ弾性によって幅寄せローラ4
外周の摩擦係数低下時に媒体が押戻され、媒体が正確な
基準位置に停止する。
【0021】媒体の基準位置への停止を検知した制御部
は、ソレノイド20を非通電状態としてプランジャ21
を開放する。これによって、ソレノイド20内に組込ま
れたコイルスプリング等のバネ部材がプランジャ21を
矢印A方向とは逆方向に押戻し、ピッカローラ6を媒体
の方向に移動させ、幅寄せされた媒体面上に当接させる
と共に媒体に対する押圧力が得られる。
【0022】その後、制御部はソレノイド30を通電状
態としてプランジャ31を矢印B方向へ吸引し、ピッカ
ローラ6と同様にして幅寄せローラ4を媒体から退避さ
せ、次いで、ピッカローラ6を回転させ、媒体を基準面
27に沿って移動させ、分離ローラ7とリバースローラ
8との間に媒体を導き、搬送路5へ正しく位置決めされ
た1枚の媒体を繰出す。なお、分離ローラ7とリバース
ローラ8の作動は従来例と同様である。
【0023】媒体が収納部2から繰出されたことを検知
した制御部は、ソレノイド30を非通電状態としてソレ
ノイド30内に組込まれたコイルスプリング等のバネ部
材によってプランジャ31を矢印B方向とは逆方向に押
戻し、幅寄せローラ4を原位置に復帰させる。その後の
媒体の搬送、読取、集積の各動作は従来例と同様である
ので説明を省略する。
【0024】上記動作を繰り返すことによって、媒体が
1枚づつ分離され搬送されて媒体処理動作が行われる。
また、ピッカローラ6による媒体の繰出し動作中に幅寄
せローラ4を媒体面から退避させることによって、媒体
繰出し時の幅寄せローラ4の摩擦力による媒体移動の阻
害要因が除去され、媒体の詰りや斜行等の不具合が解消
され稼動率を向上させることができる。
【0025】なお、バネ部材によるプランジャ21の押
戻し方向の付勢力は、ピッカローラアーム25にトーシ
ョンスプリング等を設置して発揮するようにしてもよ
い。プランジャ31の場合も同様である。 第2実施の形態例 図3は本発明の第2実施の形態を示す側面図、図4はそ
の上面図である。
【0026】なお、上記従来例および第1実施の形態例
と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略す
る。40は駆動モータであり、図示しないブラケットに
よって媒体処理装置1のフレーム等に固定されている。
41はアイドラギア列であり、駆動モータ40の回転シ
ャフトに固定された駆動ギア42と噛合い、支点シャフ
ト22に連結されたギア43を駆動する。
【0027】44はトーションスプリングであり、その
内径側を支点シャフト22に嵌入し一端を図示しないブ
ラケット等を用いて媒体処理装置1のフレーム等に係止
し、他端をピッカローラアーム25に係止してピッカロ
ーラ6を媒体の方向に移動させるよう付勢力を発揮す
る。上述した構成の作用について説明する。
【0028】幅寄せローラ作動用ソレノイド30の作動
と作動時期および幅寄せローラ4による媒体の基準位置
停止の動作は、第1実施の形態例と同様であるので説明
を省略する。媒体処理指示を受けた媒体処理装置1の制
御部は、図示しない駆動機構によってステージ3を分離
部の方向へ移動させる一方、駆動モータ40を通電状態
として矢印D方向へ回転させる。
【0029】これに伴って、駆動ギア42が回転しアイ
ドラギア列41を経由してギア43を回転させ支点シャ
フト22が回動する。これによって、支点シャフト22
に連結されたピッカローラアーム25が回動し、ピッカ
ローラシャフト26を矢印C方向に移動させてピッカロ
ーラ6を媒体面から退避させ、交番電流を流す等によっ
てその位置に保持する。
【0030】なお、駆動モータ40をステッピングモー
タとしてステップ数による位置制御を行わせるようにし
てもよい。次に、制御部は幅寄せローラ4を回転させ、
基準面27に媒体を当接させて媒体を基準位置に停止さ
せる。媒体の基準位置への停止を検知した制御部は、駆
動モータ40を矢印D方向とは逆方向に回転させ、ピッ
カローラ6を媒体の方向に移動させる。
【0031】ピッカローラ6が媒体に当接すると、制御
部は駆動モータ40を非通電状態とし駆動力を解除す
る。このためピッカローラ6はトーションスプリング4
4の付勢力によって幅寄せされた媒体面上に押圧され
る。その後の媒体の分離、搬送、読取、集積の各動作は
第1実施の形態例と同様であるので説明を省略する。
【0032】上記の動作を繰り返すことによって、媒体
が1枚づつ分離され搬送されて媒体処理動作が行われ
る。これによって、第1実施の形態例の効果に加えて、
ソレノイド作動時の衝撃音の発生がなくなり騒音を低減
することが可能となる。 第3実施の形態例 図5は本発明の第3実施の形態を示す側面図、図6はそ
の上面図である。
【0033】なお、上記従来例、第1および第2実施の
形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を
省略する。50は分離ローラ7の駆動モータであり、図
示しないブラケットによって媒体処理装置1のフレーム
等に固定されている。51はアイドラギア列であり、駆
動モータ50の回転シャフトに固定された駆動ギア52
と噛合い、支点シャフト22に固定されたギア53を駆
動する。
【0034】54は電磁クラッチであり、支点シャフト
22のギア53とピッカローラアーム25との間に配置
される。また、駆動モータ50とピッカローラアーム2
5とは電磁クラッチ54を介して接続しており、伝達さ
れる駆動力が断続される。上述した構成の作用について
説明する。幅寄せローラ作動用ソレノイド30の作動と
作動時期および幅寄せローラ4による媒体の基準位置停
止の動作は、第1実施の形態例と同様であるので説明を
省略する。
【0035】媒体処理指示を受けた媒体処理装置1の制
御部は、図示しない駆動機構によってステージ3を分離
部の方向へ移動させる一方、分離ローラ7が反繰出し方
向に回転するよう駆動モータ50を回転(図示では矢印
E方向)させる。これに伴って駆動ギア52が回転し、
アイドラギア列51を経由してギア53を回転させる。
【0036】この時、電磁クラッチ54は通電状態にな
っており、支点シャフト22が回動することよって支点
シャフト22に連結されたピッカローラアーム25が回
動し、ピッカローラシャフト26を矢印C方向に移動さ
せてピッカローラ6を媒体面から退避させ、交番電流を
流す等によってその位置に保持する。なお、駆動モータ
50をステッピングモータとしてステップ数による位置
制御を行わせるようにしてもよい。
【0037】次に、制御部は幅寄せローラ4を回転さ
せ、基準面27に媒体を当接させて媒体を基準位置に停
止させる。媒体の基準位置への停止を検知した制御部
は、駆動モータ50を矢印E方向とは逆方向に回転させ
分離ローラ7を繰出し方向に回転させる一方、ピッカロ
ーラ6を媒体の方向に移動させる。
【0038】ピッカローラ6が媒体に当接すると、制御
部は電磁クラッチ54を非通電状態として駆動力を切断
する。このためピッカローラ6はトーションスプリング
44の付勢力によって幅寄せされた媒体面上に押圧され
る。その後の媒体の分離、搬送、読取、集積の各動作は
第1実施の形態例と同様であるので説明を省略する。
【0039】上記の動作を繰り返すことによって、媒体
が1枚づつ分離され搬送されて媒体処理動作が行われ
る。これによって、第2実施の形態例の効果に加えて、
幅寄せ時に分離ローラが反繰出し方向に回転するため、
媒体が分離ローラやリバースローラに接触または噛み込
むのことによる媒体の斜行等が解消され、より正確に媒
体を基準位置に停止でき、読取部での媒体の記載内容の
読取精度を更に向上させることができる。
【0040】また、ピッカローラ退避用の専用モータが
不要になるため、媒体処理装置を小型化でき、製作コス
トを低減することができる。 第4実施の形態例 図7は本発明の第3実施の形態を示す側面図、図8はそ
の上面図である。なお、上記従来例、第1ないし第3実
施の形態例と同様の部分は、同一の符号を付してその説
明を省略する。
【0041】60はトルクリミッタであり、外側ケース
がギア53と連動するよう組付けられており、支点シャ
フト22に取付けられた内側部材との間で摩擦力等によ
って伝達トルクを制限するよう構成されている。これに
よって、駆動モータ50とピッカローラアーム25がト
ルクリミッタ60を介して、伝達トルクに一定の限度を
持って接続される。
【0042】上述した構成の作用について説明する。幅
寄せローラ作動用ソレノイド30の作動と作動時期およ
び幅寄せローラ4による媒体の基準位置停止の動作は、
第1実施の形態例と同様であるので説明を省略する。媒
体処理指示を受けた媒体処理装置1の制御部は、図示し
ない駆動機構によってステージ3を分離部の方向へ移動
させる一方、分離ローラ7を反繰出し方向に回転させる
よう駆動モータ50を回転させる。
【0043】これに伴って駆動ギア52が回転し、アイ
ドラギア列51を経由してギア53を回転させる。この
時、ギア53と支点シャフト22はトルクリミッタ60
を介して接続しており、支点シャフト22が回動するこ
とよって支点シャフト22に連結されたピッカローラア
ーム25が回動し、ピッカローラシャフト26を矢印C
方向に移動させてピッカローラ6を媒体面から退避させ
る。
【0044】ピッカローラアーム25が移動し、媒体処
理装置1のフレーム等に設けられた図示しないストッパ
に当接すると、トルクリミッタ60の伝達トルクが限度
を超え、トルクリミッタ60はそのトルクを維持しつつ
空転しピッカローラ6を退避位置に保持する。次に、制
御部は幅寄せローラ4を回転させ、基準面27に媒体を
当接させて媒体を基準位置に停止させる。
【0045】媒体の基準位置への停止を検知した制御部
は、駆動モータ50を矢印E方向とは逆方向に回転させ
分離ローラ7を繰出し方向に回転させる。この時、ギア
53も前記と逆方向に回転しピッカローラアーム25が
ストッパから離れると、トルクリミッタ60の空転が解
除され、ピッカローラ6を媒体の方向に移動させる。ピ
ッカローラ6が媒体と当接すると、トルクリミッタ60
は再び空転状態となり、この伝達トルクとトーションス
プリング44の付勢力によってピッカローラ6は幅寄せ
された媒体面上に押圧される。
【0046】なお、上記伝達トルクによって十分な押圧
力が得られる場合は、トーションスプリング44を省略
することも可能である。その後の媒体の分離、搬送、読
取、集積の各動作は第1実施の形態例と同様であるので
説明を省略する。上記の動作を繰り返すことによって、
媒体が1枚づつ分離され搬送されて媒体処理動作が行わ
れる。
【0047】これによって、第3実施の形態例の効果に
加えて、電気部品を付加することなく媒体の記載内容の
読取精度を向上させることができる一方、装置稼動時の
消費電力を節減でき、製作コストを更に低減できるとい
う効果が得られる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、幅寄せ
ローラ作動時に、ピッカローラを退避させることによっ
て、媒体幅寄せ時のピッカローラの摩擦力による媒体移
動の阻害要因が除去され、媒体の詰りや斜行等による装
置の一時停止がなくなるため、稼動率が向上するという
効果が得られる。
【0049】また、正確な基準位置に媒体を停止させる
ことができるため、読取部での媒体の記載内容の読取精
度を向上させることができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す側面図
【図2】本発明の第1実施の形態を示す上面図
【図3】本発明の第2実施の形態を示す側面図
【図4】本発明の第2実施の形態を示す上面図
【図5】本発明の第3実施の形態を示す側面図
【図6】本発明の第3実施の形態を示す上面図
【図7】本発明の第4実施の形態を示す側面図
【図8】本発明の第4実施の形態を示す上面図
【図9】従来例を示す側面図
【符号の説明】
1 媒体処理装置 2 収納部 3 ステージ 4 幅寄せローラ 5 搬送路 6 ピッカローラ 7 分離ローラ 8 リバースローラ 9 読取部 10 排出ローラ 11 集積部 20,30 ソレノイド 21,31 プランジャ 22 支点シャフト 23 ピッカ回転レバー 24,34 ピン 25 ピッカローラアーム 26 ピッカローラシャフト 27 基準面 32 幅寄せ支点シャフト 33 幅寄せ回転レバー 35 幅寄せローラアーム 36 幅寄せローラシャフト 40,50 駆動モータ 41,51 アイドラギア列 42,52 駆動ギア 43,53 ギア 44 トーションスプリング 54 電磁クラッチ 60 トルクリミッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長岡 正美 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 (72)発明者 石井 隆二 群馬県高崎市双葉町3番1号 株式会社沖 情報システムズ内 Fターム(参考) 3E040 AA03 AA06 FD02 FG01 FG15 FG17 3F102 AA14 AB05 BA01 BB04 EA01 EC07 EC11 FA08 3F343 FA02 FB01 FC12 GA01 GB01 GC01 GD01 HB04 HD16 JD09 JD33 JD34 MA04 MA09 MA32 MB04 MB13 MB14 MC05 MC08 MC11 MC12 MC19 MC20 MC22

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 媒体を収納する収納部と、該収納部に格
    納され媒体を移動させるステージと、媒体を搬送路の基
    準位置に移動させる幅寄せローラと、収納部から媒体を
    繰出すピッカローラと、該ピッカローラと連動して媒体
    を搬送路へ繰出す分離ローラと、複数枚の媒体が搬送路
    へ繰出されるのを防止するリバースローラとを備える媒
    体処理装置において、 前記幅寄せローラの作動時に、前記ピッカローラの全て
    を媒体面から退避させることを特徴とする媒体処理装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記幅寄せローラに媒体面が当接した後に、前記ピッカ
    ローラの全てを媒体面から退避させることを特徴とする
    媒体処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記ピッカローラの作動時に、前記幅寄せローラを媒体
    面から退避させることを特徴とする媒体処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 前記ピッカローラが媒体面に当接した後に、前記幅寄せ
    ローラを媒体面から退避させることを特徴とする媒体処
    理装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4において、 前記ピッカローラを退避させるピッカローラアームと、
    該ピッカローラアームに連結するピッカ回転レバーとを
    設け、該ピッカ回転レバーの回転支点と反対側の端部を
    駆動装置により駆動することを特徴とする媒体処理装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項4において、 前記ピッカローラを退避させるピッカローラアームを設
    け、該ピッカローラアームに連結した支点シャフトを駆
    動モータにより回動させることを特徴とする媒体処理装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記ピッカローラアームと前記駆動モータとを電磁クラ
    ッチを介して接続することを特徴とする媒体処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項6において、 前記ピッカローラアームと前記駆動モータとをトルクリ
    ミッタを介して接続することを特徴とする媒体処理装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8において、 前記駆動モータが分離ローラの駆動モータであることを
    特徴とする媒体処理装置。
JP2001328153A 2001-10-25 2001-10-25 媒体処理装置 Pending JP2003128276A (ja)

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