JP2003128055A - 紙容器 - Google Patents
紙容器Info
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- JP2003128055A JP2003128055A JP2001328857A JP2001328857A JP2003128055A JP 2003128055 A JP2003128055 A JP 2003128055A JP 2001328857 A JP2001328857 A JP 2001328857A JP 2001328857 A JP2001328857 A JP 2001328857A JP 2003128055 A JP2003128055 A JP 2003128055A
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Abstract
装用の紙容器において蓋の起立状態を保つことができ、
しかも取り出し口が狭くなることのない紙容器を提供す
る。 【解決手段】 菓子等の内容物の包装用の紙容器であっ
て、上板、側板、底板及び上板に重ね合わされる蓋板を
備え、上板には内容物取り出し口が設けられている。蓋
板は、根部と該根部に対して折線を介して連設され、該
折線を中心に回動自在な蓋板本体からなる。折線は取り
出し口の後方端縁の近傍に対応する場所に位置し、根部
には前記折線から根部側へ突出してコ字状切り込みが刻
設されている。根部は折線の近傍を除いて上板に固着さ
れ、蓋板本体を開いたとき蓋板本体から上板の方へ突出
するコ字状切り込みによって囲まれた領域が上板面に支
承され、それによって蓋板本体が開いた位置に維持され
るように構成されている。
Description
ケット、クッキー等の内容物の包装用の紙容器に関す
る。 【0002】 【従来の技術】従来より図4に示すように上壁40から
前壁44にかけて刻設されたジッパ41に沿って切り離
し、図5に示すように蓋42の後端に位置する折り目線
43を軸として蓋の開閉を行うことができる紙容器が知
られている。 【0003】しかしながらこの紙容器においては蓋42
はその自重により自然に閉じてしまうため、内容物を繰
り返して取り出すような場合、蓋42が閉じてしまわな
いように手で押さえていなければならなかった。 【0004】この欠点を解消した容器として、図6に示
すように上壁に切り込みにより後端縁の折り目線を軸と
して起伏する蓋を形成した紙箱において、前記蓋に前記
折り目線より後方へ突出する舌片を連設し、この舌片の
下面に重なり合う固定片を設けた紙箱が提案されている
(特開平10−181739)。 【0005】しかしながらこの容器には上壁から前壁に
かけて刻設された切込みに沿って切り離すことにより形
成される内容物の取り出し口45の一部を取り出し口4
5内へ突出するように設けられた、舌片46を支承する
固定片47が取り出し口の面積を小さくしてしまう欠点
があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は広い取
り出し口を有する菓子等の内容物の包装用の紙容器にお
いて蓋の起立状態を保つことができ、しかも取り出し口
が狭くなることのない紙容器を提供することである。 【0007】 【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明は
上記の課題を解決するもので、菓子等の内容物の包装用
の紙容器であって、上板、側板、底板及び上板に重ね合
わされる蓋板を備え、上板には内容物取り出し口が設け
られ、蓋板は根部と該根部に対して折線を介して連設さ
れ、該折線を中心に回動自在な蓋板本体からなり、前記
折線は内容物取り出し口の後方端縁の近傍に対応する場
所に位置し、根部には前記折線から根部側へ突出してコ
字状切り込みが刻設され、前記根部は前記折線の近傍を
除いて上板に固着され、蓋板本体を開いたとき蓋板本体
から上板の方へ突出するコ字状切り込みによって囲まれ
た領域が上板面に支承され、それによって蓋板本体が開
いた位置に維持されるように構成されていることを特徴
とする紙容器を要旨とする。 【0008】本発明の紙容器においては蓋の起立状態を
保つことができ、しかも取り出し口が狭くなることのな
いのみならず根部が固着される領域以外の上板領域に広
い取り出し口を形成することができる。 【0009】 【発明の実施の形態】図1は本発明に係る紙容器のブラ
ンク板の展開図を示す。上板パネル1には内容物の取り
出し口15が設けられている。また上板パネル1には側
板パネル3を介して底板パネル6が連設されている。上
板パネル1及び底板パネル6にはそれぞれ側板パネル2
及び側版パネル4が連設されている。更に底板パネル6
には側板パネル3に対向するもう一つの側板パネル5が
連設されている。側板パネル3及び側板パネル5には、
側板パネル2側に位置し、ブランクを組み立てた状態に
おいて側板パネル2の内側に位置せしめられる補助パネ
ル8がそれぞれ設けられていると共に側板パネル4側に
位置し、ブランクを組み立てた状態において側板パネル
4の内側に位置せしめられる補助パネル8がそれぞれ設
けられている。 【0010】更に底板パネル6に側板パネル5を介して
蓋板パネル7が設けられている。蓋板パネル7は根部9
と該根部9に対して折線11を介して連設され、該折線
11を中心に回動自在な蓋板本体10からなり、前記折
線11はブランクを組み立てた状態において内容物取り
出し口15の後方端縁の近傍に位置し、根部9には前記
折線11から根部9側へ突出してコ字状切り込み12が
刻設され、前記根部9はコ字状切り込み12で囲まれた
領域をそれに対応する上板面領域に接着しないように前
記折線11の近傍を除いて上板パネル1に固着される。
さらに蓋板本体10には斜めの切り取り線13と係合切
れ目14が刻設されている。この係合切れ目14は後述
するように切り取り線13に沿って蓋板本体10を切り
離した後、取り出し口15の円弧状部16に係止される
ものである。 【0011】図2は本発明の紙容器の組み立ての途中過
程を示す。蓋板パネル7を上板パネル1に重ねると共に
蓋板パネル7の根部9がコ字状切り込み12で囲まれた
領域をそれに対応する上板面領域に接着しないように折
線11の近傍を除いて上板パネル1に固着されると共に
切り取り線13より蓋板パネル7のコーナー側の略三角
形の領域をそれに対応する上板面領域に固着する。 【0012】次いで側板パネル3及び側板パネル5を起
立させ補助パネル8を側板パネル3及び側板パネル5に
対して直角に折り曲げその外側に底板パネル6に連設さ
れた側板パネル4を配置し、更に側板パネル4に上板パ
ネル1に連設された側板パネル4を重ね合わせ、両側板
パネル 4、4を互いに固着することにより本発明の紙容
器が形成される。 【0013】図3は本発明の紙容器を開いた状態を示
す。切り取り線13に沿って蓋板本体10を切り離して
固着部17を残して蓋板本体10をおこし、コ字状切り
込み12で囲まれた蓋板本体10から突出する領域を取
り出し口15の後方端縁近傍の上板面領域に支承させ、
それによって蓋板本体10を開いた位置に保持させるこ
とができる。また紙容器を閉鎖させるときは蓋板本体1
0を上板パネル1に重ね合わせ、係合切り込み14を取
り出し口15の円弧状部16に係止させる。 【0014】尚、本発明の紙容器において、取り出し口
15の両側の上板パネル領域1a、1bは必要に応じて
それらに対応する蓋板パネル7の領域に易剥離接着して
もよい。 【0015】 【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の紙容
器は、上板、側板、底板及び上板に重ね合わされる蓋板
を備え、上板には内容物取り出し口が設けられ、蓋板は
根部と該根部に対して折線を介して連設され、該折線を
中心に回動自在な蓋板本体からなり、前記折線は内容物
取り出し口の後方端縁の近傍に対応する場所に位置し、
根部には前記折線から根部側へ突出してコ字状切り込み
が刻設され、前記根部は前記折線の近傍を除いて上板に
固着され、蓋板本体を開いたとき蓋板本体から上板の方
へ突出するコ字状切り込みで囲まれた領域が上板面に支
承され、それによって蓋板本体が開いた位置に維持され
るように構成されていることを特徴とするものであり、
内容物を繰り返して取り出すような場合に蓋を手で起立
状態に維持する必要がない利点を要する。 【0016】また内容物取り出し口の後方端縁の近傍の
上板面領域を利用して蓋板本体の突出部を支持させるよ
うに構成し、広い取り出し口を形成したので内容物の取
り出しが容易である利点を有する。
視図である。 【図3】本発明の紙容器の開封状態を示す斜視図であ
る。 【図4】従来の紙容器を示す斜視図である。 【図5】図4に示す紙容器の開封状態を示す縦断面図で
ある。 【図6】従来の紙容器の他の例を示す斜視図である。 【符号の説明】 1 上板パネル 2 側板パネル 3 側板パネル 4 側板パネル 5 側板パネル 6 底板パネル 7 蓋板パネル 8 補助パネル 9 根部 10 蓋板本体 11 折線 12 コ字状切り込み 13 切り取り線 14 係合切れ目 15 取り出し口 16 円弧状部 17 固着部 1a、1b 取り出し口の両側の上板面領域
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 菓子等の内容物の包装用の紙容器であっ
て、上板、側板、底板及び上板に重ね合わされる蓋板を
備え、上板には内容物取り出し口が設けられ、蓋板は根
部と該根部に対して折線を介して連設され、該折線を中
心に回動自在な蓋板本体からなり、前記折線は内容物取
り出し口の後方端縁の近傍に対応する場所に位置し、根
部には前記折線から根部側へ突出してコ字状切り込みが
刻設され、前記根部は前記折線の近傍を除いて上板に固
着され、蓋板本体を開いたとき蓋板本体から上板の方へ
突出するコ字状切り込みによって囲まれた領域が上板面
に支承され、それによって蓋板本体が開いた位置に維持
されるように構成されていることを特徴とする紙容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001328857A JP3960514B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001328857A JP3960514B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 紙容器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003128055A true JP2003128055A (ja) | 2003-05-08 |
JP3960514B2 JP3960514B2 (ja) | 2007-08-15 |
Family
ID=19144854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001328857A Expired - Fee Related JP3960514B2 (ja) | 2001-10-26 | 2001-10-26 | 紙容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3960514B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009007010A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 紙カートン |
JP2009143614A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Toppan Printing Co Ltd | 紙箱 |
JP2011057295A (ja) * | 2010-12-21 | 2011-03-24 | Toppan Printing Co Ltd | 紙箱 |
-
2001
- 2001-10-26 JP JP2001328857A patent/JP3960514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009007010A (ja) * | 2007-06-26 | 2009-01-15 | Dainippon Printing Co Ltd | 紙カートン |
JP4507261B2 (ja) * | 2007-06-26 | 2010-07-21 | 大日本印刷株式会社 | 紙カートン |
JP2009143614A (ja) * | 2007-12-14 | 2009-07-02 | Toppan Printing Co Ltd | 紙箱 |
JP2011057295A (ja) * | 2010-12-21 | 2011-03-24 | Toppan Printing Co Ltd | 紙箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3960514B2 (ja) | 2007-08-15 |
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