JP2003128021A - フィルム嵌挿装置 - Google Patents

フィルム嵌挿装置

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JP2003128021A JP2001318926A JP2001318926A JP2003128021A JP 2003128021 A JP2003128021 A JP 2003128021A JP 2001318926 A JP2001318926 A JP 2001318926A JP 2001318926 A JP2001318926 A JP 2001318926A JP 2003128021 A JP2003128021 A JP 2003128021A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】長尺フィルムを綺麗に切断することができるよ
うに、長尺フィルムを所定温度まで昇温させた状態で切
断位置に確実に搬送することのできるフィルム嵌挿装置
を提供する。 【解決手段】シュリンクフィルムからなるシート状に折
り畳まれた筒状の長尺フィルムLFを、マンドレル10
に嵌挿することによって開口しながら、ロータリカッタ
30によって所定長に順次切断することでキャップシー
ルSを形成し、これをマンドレル10から順次送出する
ことによって容器Bの口部に嵌挿するようになってお
り、マンドレル10には、内部コイル51と、これに接
続された電気ヒータ52とを内蔵し、マンドレル10の
外側には、内部コイル51に誘導起電力を発生させる外
部コイル53を配設し、長尺フィルムLFが実質上熱収
縮を起こさない設定温度まで昇温されるように、マンド
レル10を加熱するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、筒状のシュリン
クフィルムによって形成されたキャップシールやラベル
等をボトル容器等の口部や胴部に嵌挿する際に使用され
るフィルム嵌挿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフィルム嵌挿装置としては、例
えば、図4に示すようなものがある。このフィルム嵌挿
装置60は、シュリンクフィルムによって形成された筒
状のラベルLを容器Bの胴部に嵌挿するためのものであ
り、同図に示すように、筒状のラベルLが連続的に繋が
った、シート状に折り畳まれた状態の長尺フィルムLF
を、円柱状のマンドレル61に嵌挿することで所定状態
に開口しながら、送給ローラ62によって切断位置まで
引き下ろし、切断位置に設置されたロータリカッタ63
によって所定長に順次切断することで個別のラベルLを
形成した後、この開口された個別のラベルLを送出ロー
ラ64によって所定のラベル嵌挿位置に順次送出するこ
とで、ラベル嵌挿位置に順次搬送されてくる容器Bの胴
部にラベルLを嵌挿するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな容器に装着する筒状ラベルは、通常、スチレン−ブ
タジエン共重合体、ポリエステル系樹脂またはポリプロ
ピレン系樹脂からなるシュリンクフィルムによって形成
されており、周方向に熱収縮させることによって筒状ラ
ベルを容器の外周面に密着させるようになっているの
で、筒状ラベルを形成するための筒状の長尺フィルムも
主として円周方向に延伸されているが、こういった長尺
フィルムは、それ自体の温度が低下すると、切断する際
のロータリカッタの衝撃によって切断部位が裂けてしま
い、カットラインが毛羽だったり、ギザギザになる等、
綺麗なカットラインを得ることができないという問題が
ある。
【0004】こういった問題を解決するため、筒状の長
尺フィルムLFをマンドレル61に嵌挿する際、長尺フ
ィルムLFに熱風等を吹き付けることによって、熱収縮
を起こさない所定温度まで昇温させることが考えられる
が、金属によって形成されているマンドレル61は熱容
量が大きく、マンドレル61自体の温度が低い場合は、
一旦昇温した長尺フィルムLFが温度の低いマンドレル
61と接触することによって即座に温度低下を起こし、
所定温度まで昇温した長尺フィルムLFをそのままの温
度状態で切断位置まで搬送することが難しいといった問
題がある。
【0005】そこで、この発明の課題は、長尺フィルム
を綺麗に切断することができるように、長尺フィルムを
所定温度まで昇温させた状態で切断位置に確実に搬送す
ることのできるフィルム嵌挿装置を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその効果】上記の課題
を解決するため、請求項1にかかる発明は、シート状に
折り畳まれた長尺筒状のシュリンクフィルムを、マンド
レルに嵌挿することによって開口しながら、開口された
筒状のシュリンクフィルムをカッタによって所定長に順
次切断し、所定長に切断された筒状の前記シュリンクフ
ィルムを前記マンドレルから順次送出することによって
被嵌挿体に嵌挿するようにしたフィルム嵌挿装置におい
て、前記マンドレルには、内部コイルと、この内部コイ
ルに接続された、前記マンドレルを加熱する電気ヒータ
とを内蔵し、前記シュリンクフィルムが嵌挿される前記
マンドレルの外側には、電源ユニットに接続された、前
記内部コイルに誘導電流を発生させる外部コイルを配設
し、前記電気ヒータによって加熱された前記マンドレル
に嵌挿された前記シュリンクフィルムが、実質上熱収縮
を起こさない設定温度まで昇温されるように、前記電気
ヒータによる加熱量を制御するようにしたのである。な
お、ここにいう「シュリンクフィルムが実質上熱収縮を
起こさない設定温度」は、シュリンクフィルムが全く熱
収縮を起こさない温度に限定されるものではなく、被嵌
挿体にシュリンクフィルムを嵌挿する際、不都合が生じ
ない程度に熱収縮を起こす温度も含まれる。
【0007】以上のように、このフィルム嵌挿装置で
は、マンドレルに内蔵した電気ヒータによってマンドレ
ル自体を加熱するようにしたので、加熱されたマンドレ
ルに嵌挿されたシュリンクフィルムが、マンドレルの熱
によって実質上熱収縮を起こさない設定温度まで昇温さ
れ、その状態で切断位置まで確実に搬送されることにな
る。従って、従来のフィルム嵌挿装置のように、カット
ラインが毛羽だったり、ギザギザになることがなく、常
に綺麗なカットラインを得ることができる。
【0008】また、マンドレルは嵌挿された筒状のシュ
リンクフィルムによって外周部分が完全に覆われるの
で、マンドレルに内蔵された電気ヒータに外部から電源
線を直接接続することはできないが、このフィルム嵌挿
装置では、電気ヒータに接続した内部コイルをマンドレ
ルに内蔵し、シュリンクフィルムが嵌挿されたマンドレ
ルの外側に配設した外部コイルによって、内部コイルに
誘導起電力(誘導電流)を発生させるようにしたので、
マンドレルに内蔵された電気ヒータに外部から電源線を
直接接続する必要がなく、マンドレルの加熱手段として
最適の構成であるといえる。
【0009】一方、このように、マンドレルを加熱する
ことによってシュリンクフィルムを昇温させる場合、シ
ュリンクフィルムの嵌挿動作を行っているときは、シュ
リンクフィルムのマンドレル通過時間(加熱時間)が
0.数秒と短いので、シュリンクフィルムを設定温度ま
で昇温させるために、マンドレル自体の温度が設定温度
を上回ることになるが、シュリンクフィルムの嵌挿操作
を停止している状態では、マンドレルの温度が設定温度
まで低下することになる。従って、シュリンクフィルム
の嵌挿動作を停止している状態、即ち、マンドレルの温
度が設定温度に保持されている状態から、シュリンクフ
ィルムの嵌挿動作を開始または再開する場合、熱容量の
大きいマンドレルの温度を急激に上げることはできない
ので、シュリンクフィルムの嵌挿動作の開始当初はシュ
リンクフィルムの温度が設定温度を下回ることになり、
綺麗なカットラインが得られないといった問題がある。
【0010】そこで、請求項2にかかる発明のフィルム
嵌挿装置では、前記シュリンクフィルムの嵌挿動作を開
始または再開する前に、前記設定温度を所定温度だけ高
くし、前記マンドレルに嵌挿されている前記シュリンク
フィルムの温度が変更後の前記設定温度まで昇温した時
点で、変更された前記設定温度を元に戻すと共に、前記
シュリンクフィルムの嵌挿動作を開始または再開させる
ようにしたのである。
【0011】以上のように、このフィルム嵌挿装置で
は、シュリンクフィルムの嵌挿動作を開始または再開す
る時点で、シュリンクフィルムの温度、即ち、マンドレ
ルの温度が、既に設定温度を所定温度だけ上回った状態
となっているので、シュリンクフィルムの嵌挿動作を開
始または再開した直後から、シュリンクフィルムの温度
を直ちに設定温度に保持することができ、常時、綺麗な
カットラインを得ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態について図面を
参照して説明する。このフィルム嵌挿装置1は、図1に
示すように、筒状のキャップシールSが連続的に繋がっ
た、シート状に折り畳まれた状態の長尺フィルムLFか
ら個別のキャップシールSを切り離しながら、このキャ
ップシールSをシール嵌挿位置αに順次送出すること
で、ベルトコンベアCによって所定の搬送ピッチでシー
ル嵌挿位置αに順次搬送されてくる容器Bの口部に嵌挿
するようになっており、ロールフィーダ(図示せず)に
装着された原反ロールRから繰り出された長尺フィルム
LFを嵌挿することによって所定状態に開口する金属製
のマンドレル10と、このマンドレル10に嵌挿された
長尺フィルムLFをマンドレル10の下端側に送給する
フィルム送給手段20と、マンドレル10によって開口
された長尺フィルムLFを所定長に切断するロータリカ
ッタ30と、ロータリカッタ30によって長尺フィルム
LFから切り離されたキャップシールSをシール嵌挿位
置αに送出するフィルム送出手段40と、マンドレル1
0を加熱する加熱手段50とを備えている。
【0013】なお、前記長尺フィルムLF(キャップシ
ールS)は、ポリプロピレン系樹脂やポリスチレン系樹
脂等からなる周方向に実質上一軸延伸された厚さ20〜
80μmのシュリンクフィルムによって形成されてお
り、ロール状に巻回された原反ロールRとして供給され
るようになっている。
【0014】前記マンドレル10は、図2に示すよう
に、上端側が円錐柱状または楔状に形成された円柱状の
本体部10aと、この本体部10aから上方側に延出す
るように、円錐柱状または楔状に形成された本体部10
aの上端側に嵌着されたガイド板10bとから構成され
ており、本体部10aには、切断位置βの上側に左右一
対の上位ローラ11及び中位ローラ12がそれぞれ取り
付けられていると共に、本体部10aの下端には左右一
対の下位ローラ13が取り付けられている。
【0015】前記フィルム送給手段20は、図2に示す
ように、マンドレル10に嵌挿された長尺フィルムLF
をマンドレル10に取り付けられた上位ローラ11との
間に挟み込んだ状態で、マンドレル10を支持する左右
一対の支持ローラ21と、この支持ローラ21の下流側
で、マンドレル10に取り付けられた中位ローラ12と
の間に長尺フィルムLFを挟み込んで、支持ローラ21
と協働して長尺フィルムLFをマンドレル10の下端側
に送給する左右一対の送給ローラ22とから構成されて
おり、支持ローラ21は、マンドレル10の上位ローラ
11の斜め下側に接触することにより、上位ローラ11
を介してマンドレル10を支持するようになっている。
【0016】前記ロータリカッタ30は、図2に示すよ
うに、マンドレル10の外周に沿って移動(公転)す
る、自転可能な複数の平刃状の切断刃31を有してお
り、切断刃31がマンドレル10の外周に沿って移動す
ると、同図に一点鎖線で示すように、それに伴って発生
する遠心力により切断刃31の先端部がマンドレル10
の切断位置βに形成された円周溝14に進入し、マンド
レル10に嵌挿された長尺フィルムLFが切断されるよ
うになっている。
【0017】前記フィルム送出手段40は、図1及び図
2に示すように、ロータリカッタ30によって長尺フィ
ルムLFから切り離されたキャップシールSを、マンド
レル10の下端部に取り付けられた下位ローラ13との
間に挟み込んで、マンドレル10から順次送出する左右
一対の送出ローラ41を備えており、この送出ローラ4
1によって、長尺フィルムLFから切り離されたキャッ
プシールSを容器Bの口部に順次嵌挿するようになって
いる。
【0018】前記加熱手段50は、図1〜図3に示すよ
うに、マンドレル10に内蔵された内部コイル51及び
この内部コイル51に接続された棒状の電気ヒータ52
と、長尺フィルムLFが嵌挿されたマンドレル10の外
側に配設された、内部コイル51に誘導起電力(誘導電
流)を発生させる外部コイル53と、この外部コイル5
3に接続される高周波電源ユニット54と、この高周波
電源ユニット54への電源供給をON、OFFするリレ
ー55と、切断位置β付近でマンドレル10に嵌挿され
た長尺フィルムLFの温度を検出する非接触型の温度セ
ンサ56と、この温度センサ56からの温度検出信号及
び設定温度に基づいて、前記リレー55をON、OFF
制御する、外部入力によって設定温度を変更可能な温度
調節器57とを備えており、電気ヒータ52によって加
熱されたマンドレル10に嵌挿された長尺フィルムLF
が、実質上熱収縮を起こさない設定温度(例えば、40
℃)まで昇温されるように、マンドレル10に対する電
気ヒータ52の加熱量が制御されるようになっている。
【0019】マンドレル10には、図2及び図3に示す
ように、その上部側に2つの内部コイル51と4本の電
気ヒータ52とが内蔵されていると共に、その中央部に
1つの内部コイル51と8本の電気ヒータ52とがそれ
ぞれ内蔵されており、マンドレル10の上部側に内蔵さ
れた4本の電気ヒータ52が、マンドレル10の上部側
に内蔵された一方の内部コイル51に接続されていると
共に、マンドレル10の中央部に内蔵された8本の電気
ヒータ52が、マンドレル10の上部側に内蔵された他
方の内部コイル51及びマンドレル10の中央部に内蔵
された内部コイル51にそれぞれ接続されている。
【0020】以上のように、このフィルム嵌挿装置1で
は、熱風を吹き付けることによって長尺フィルムを加熱
するようにしたフィルム嵌挿装置とは異なり、マンドレ
ル10に内蔵した電気ヒータ52によってマンドレル1
0自体を加熱することで、マンドレル10に嵌挿される
長尺フィルムLFを、実質上熱収縮を起こさない設定温
度まで昇温させるようにしたので、ロータリカッタ30
によって切断しようとする長尺フィルムLFの切断部位
を設定温度である40℃まで昇温させた状態で切断位置
βまで確実に搬送することができる。従って、従来のフ
ィルム嵌挿装置のように、カットラインが毛羽だった
り、ギザギザになることがなく、常に綺麗なカットライ
ンを得ることができる。
【0021】また、このフィルム嵌挿装置1では、電気
ヒータ52に接続した内部コイル51をマンドレル10
に内蔵し、長尺フィルムLFが嵌挿されたマンドレル1
0の外側に配設した外部コイル53によって、内部コイ
ル51に誘導起電力(誘導電流)を発生させるようにし
たので、マンドレル10に内蔵された電気ヒータ52に
外部から電源線を直接接続する必要がない。従って、マ
ンドレル10に嵌挿された長尺フィルムLFの送給動作
や長尺フィルムLFから切り離したキャップシールSの
容器Bの口部への嵌挿動作の障害になることなく、マン
ドレル10に内蔵された電気ヒータ52に電源を供給す
ることができる。
【0022】ところで、長尺フィルムLFが実質上熱収
縮を起こさない設定温度(40℃)まで昇温されるよう
に、マンドレル10に対する電気ヒータ52の加熱量を
制御しているこのフィルム嵌挿装置1では、長尺フィル
ムLFからキャップシールSを切り離して容器Bの口部
に嵌挿するといった一連の嵌挿動作を繰り返し行ってい
るときは、長尺フィルムLFのマンドレル通過時間(加
熱時間)が0.5秒程度と短いので、長尺フィルムLF
を設定温度である40℃まで昇温させるために、マンド
レル10自体の温度が設定温度を3℃程度上回る43℃
程度まで昇温されることになるが、一連の嵌挿動作を停
止している状態では、長尺フィルムLFのマンドレル1
0との接触時間(加熱時間)が長いので、マンドレル1
0の温度と長尺フィルムLFの温度とが一致し、マンド
レル10の温度が設定温度である40℃まで低下するこ
とになる。
【0023】従って、一連の嵌挿動作を停止している状
態、即ち、マンドレル10の温度が設定温度である40
℃に保持されている状態から、一連の嵌挿動作を開始ま
たは再開する場合、熱容量の大きいマンドレル10の温
度を急激に上げることはできないので、一連の嵌挿動作
の開始当初は、切断位置βに位置している長尺フィルム
LFの切断部位の温度が設定温度である40℃を下回っ
てしまい、綺麗なカットラインが得られないといった問
題がある。
【0024】そこで、このフィルム嵌挿装置1では、一
連の嵌挿動作を開始または再開する前に、設定温度が一
連の嵌挿動作を行っているときのマンドレル10の温度
(43℃)になるように、設定温度を3℃程度高くし、
マンドレル10に嵌挿されている長尺フィルムLFの温
度が変更後の設定温度である43℃まで昇温した時点
で、変更された設定温度を元の40℃に戻して、一連の
嵌挿動作を開始または再開させるようになっている。従
って、一連の嵌挿動作を開始または再開する直前は、長
尺フィルムLFの温度が一時的に43℃まで昇温される
ことになるが、短時間であるため、長尺フィルムLFが
実質的に熱収縮を起こすことはない。
【0025】以上のように、このフィルム嵌挿装置1で
は、一連の嵌挿動作を開始または再開する時点で、長尺
フィルムLFの温度、即ち、マンドレル10の温度が、
一連の嵌挿動作を繰り返し行っているときのマンドレル
10の温度(43℃)まで既に昇温されているので、一
連の嵌挿動作を開始または再開した直後から、長尺フィ
ルムLFの温度を直ちに設定温度である40℃付近に保
持することができ、常時、綺麗なカットラインを得るこ
とができる。
【0026】なお、上述した実施形態では、設定温度を
40℃または43℃に設定するようにしているが、これ
に限定されるものではなく、長尺フィルムLFを形成し
ているシュリンクフィルムの熱収縮特性等を考慮して適
宜決定すればよい。
【0027】また、上述した実施形態では、筒状の長尺
フィルムLFからキャップシールSを切り離して、容器
Bの口部に嵌挿するフィルム嵌挿装置1について説明し
たが、これに限定されるものではなく、本発明のフィル
ム嵌挿装置は、容器の胴部に筒状のシュリンクラベルを
嵌挿する場合のように、筒状の長尺フィルムを開口しな
がら所定長に切断することで筒状のシュリンクフィルム
を形成し、これを容器等の被嵌挿体に嵌挿する場合に適
用することができることはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるフィルム嵌挿装置の一実施形
態を示す概略構成図である。
【図2】同上のフィルム嵌挿装置におけるマンドレル部
分を示す側面図である。
【図3】(a)は図2のX−X線に沿った断面図、
(b)は図2のY−Y線に沿った断面図である。
【図4】従来のフィルム嵌挿装置を示す概略構成図であ
る。
【符号の説明】
1 フィルム嵌挿装置 10 マンドレル 20 フィルム送給手段 30 ロータリカッタ 40 フィルム送出手段 50 加熱手段 51 内部コイル 52 電気ヒータ 53 外部コイル 54 高周波電源ユニット 55 リレー 56 温度センサ 57 温度調節器 LF 長尺フィルム B 容器 S キャップシール α シール嵌挿位置 β 切断位置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート状に折り畳まれた長尺筒状のシュ
    リンクフィルムを、マンドレルに嵌挿することによって
    開口しながら、開口された筒状のシュリンクフィルムを
    カッタによって所定長に順次切断し、所定長に切断され
    た筒状の前記シュリンクフィルムを前記マンドレルから
    順次送出することによって被嵌挿体に嵌挿するようにし
    たフィルム嵌挿装置において、 前記マンドレルには、内部コイルと、この内部コイルに
    接続された、前記マンドレルを加熱する電気ヒータとを
    内蔵し、 前記シュリンクフィルムが嵌挿される前記マンドレルの
    外側には、電源ユニットに接続された、前記内部コイル
    に誘導電流を発生させる外部コイルを配設し、 前記電気ヒータによって加熱された前記マンドレルに嵌
    挿された前記シュリンクフィルムが、実質上熱収縮を起
    こさない設定温度まで昇温されるように、前記電気ヒー
    タによる加熱量を制御するようにしたことを特徴とする
    フィルム嵌挿装置。
  2. 【請求項2】 前記シュリンクフィルムの嵌挿動作を開
    始または再開する前に、前記設定温度を所定温度だけ高
    くし、前記マンドレルに嵌挿されている前記シュリンク
    フィルムの温度が変更後の前記設定温度まで昇温した時
    点で、変更された前記設定温度を元に戻すと共に、前記
    シュリンクフィルムの嵌挿動作を開始または再開させる
    ようにした請求項1に記載のフィルム嵌挿装置。
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