JPH0739648Y2 - 印刷材料の処理装置 - Google Patents

印刷材料の処理装置

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JPH0739648Y2
JPH0739648Y2 JP2475892U JP2475892U JPH0739648Y2 JP H0739648 Y2 JPH0739648 Y2 JP H0739648Y2 JP 2475892 U JP2475892 U JP 2475892U JP 2475892 U JP2475892 U JP 2475892U JP H0739648 Y2 JPH0739648 Y2 JP H0739648Y2
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printing material
printing
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long
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JP2475892U
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JPH0582540U (ja
Inventor
吉三 竹内
Original Assignee
三谷電子工業株式会社
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  • Supply, Installation And Extraction Of Printed Sheets Or Plates (AREA)
  • Tunnel Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えばドラム等によ
って構成された印刷材料保管機構によって保管され、ド
ラム形状に対応して凹凸あるいは湾曲等に変形した、例
えば電線等の被覆部の厚くしかも硬い材料、塩ビチュー
ブあるいは塩ビ板等の長尺材料に対して文字、記号等の
印刷し、さらに後処理を行う印刷材料の処理装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、電線の被覆部、塩ビチューブや
塩ビ板等の長尺材料に対して連続した印刷を行う場合
に、感熱プリンタヘッドによる印刷機が使用される。こ
の様な連続的な印刷を行う長尺材料は、通常ドラム状に
巻回された状態で保管されているもので、例えば塩ビチ
ューブは3.0〜10.0mmの外径で長さ10mに構
成され、塩ビ板も幅10mm、厚さ1.0〜5.0mm
で長さが10mで構成されている。
【0003】図4は感熱プリンタヘッド31を使用した印
刷部の状態を示しているもので、このプリンタヘッド31
がインクリボン32を介して、圧力P1 で長尺の印刷材料
33の外周面に接触されるようにしている。この場合、印
刷材料33はP2 なる力によって移動させられている。
【0004】この様な長尺の印刷材料に対して実際に文
字、記号等のマーキング印刷するには、ドラムに巻回さ
れている印刷材料を引き出して印刷機部分に移送し、こ
の移送された印刷材料に印刷作業を行うものであるが、
ドラムに巻かれて保管された印刷材料には「巻きぐせ」
が付いている。しかし、この様な「巻きぐせ」によって
凹凸が形成され、また湾曲した状態の印刷材料を、その
まま印刷機部分に投入しても、この印刷材料の印刷面が
印刷機の印字ヘッドに適合せず、文字や記号等が正確に
印刷されない。
【0005】この様な問題に対処するためには、プリン
タヘッド31の印刷材料33に対する接触圧力P1 および印
刷材料33の送り出す力P2 を調整することが考えられる
が、この2つの力P1 およびP2 のみの調整では、印刷
材料33の材質の相違、印刷面の硬度、さらに外径の大小
等の、印刷材料33が有する全ての特性を乗り越えて完全
なマーキング印刷を実行させることができない。
【0006】特に、感熱プリンタヘッド31により印刷を
行う場合、このヘッド31に対してインクリボン32が併用
されるので、印刷材料の印刷面に凹凸が存在すると、鮮
明な印刷が行えないばかりでなく、プリッタヘッドやリ
ボンが破損されるような事態も生ずる。
【0007】また、この様な長尺の印刷材料に対して所
定の印刷を行った後は、その印刷状況に対応して長尺材
料を分離するために、この印刷材料に所定の長さ毎に切
れ目をいれるカッティング作業が行われる。この場合、
印刷材料が非常に硬い状態にあると、カッティング作業
に際してカッター刃が跳ね上がり、良質の切断面を形成
することが困難となり、その仕上がりの品質を悪くす
る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】この考案は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、印刷機構部に供給されるよ
うになる長尺印刷材料において、ドラムに巻回される等
の保管時の変形が存在しても、感熱プリンタヘッド等を
有する印刷機構部に対して、印刷面がプリンタヘッド面
に適合され、信頼性の高い電線等に対してもマーキング
印刷が実行されるようにすると共に、さらにカッディン
グ処理等も高品質に行えるようにする印刷材料の処理装
置を提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この考案に係る印刷材料
の処理装置は、長尺状の印刷材料が軸線に沿って連続的
に導入され、外周に複数の熱導入用の開孔が形成された
パイプの前記開孔が形成された部分の外周部に同軸的に
ヒータ部材を設定する加熱装置で構成されるもので、こ
のヒータ部材はシート状に構成されたヒータを筒状にし
て構成され、前記パイプとヒータ部材との間の蓄熱部の
空気が加熱されている。
【0010】
【作用】この様に構成される印刷材料の処理装置におい
ては、例えばドラム等に巻回保管された長尺印刷材料が
加熱装置を介して印刷部に供給されるもので、この加熱
装置のパイプ内を通過する際に印刷材料が加熱され、特
にその外周面が軟化されるようになる。したがって、こ
の長尺印刷材料にドラムの「巻きぐせ」等の変形が存在
しても、この印刷材料がこの加熱装置を通過した後は簡
単に印刷に適するように整形できるものであり、例えば
感熱プリンタヘッドによる信頼性の高いマーキング印刷
が行われる。この場合この加熱装置にあっては、筒状の
ヒータ部材とパイプとの間の空気層によって蓄熱部が構
成されるものであり、この蓄熱された熱がパイプに形成
された開孔を介してパイプ内に導入され、パイプ自体も
蓄熱部の対流熱によって加熱される。したがって、パイ
プ内を通過する印刷材料に対して均一な加熱制御が容易
に実行されるものであり、印刷に最も適する状態に長尺
印刷材料を加熱軟化できる。またこの様な印刷工程の終
了された印刷材料は、加熱軟化された状態でカッティン
グ機構部に導かれるもので、例えば極一部を残して切断
するようなカッティングが非常に高品質に且つ容易に実
行できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照してこの考案の一実施例を
説明する。図1の(A)は被覆電線、塩ビチューブ、塩
ビ板等の長尺印刷材料11を印刷する装置の構成を示すも
ので、この様な長尺印刷材料は図示していないがドラム
等に巻回して保存される。そして、この様に巻回保管さ
れた印刷材料11は、ローラ機構等によって引き出され移
送されるようになるもので、この長尺印刷材料11はまず
加熱装置12に導入される。そして、この加熱装置12で加
熱または加温された印刷材料が、印刷機13に導入され、
例えば感熱プリンタヘッドによって印刷されるようにす
る。
【0012】そして、この印刷器13の後段には、長尺印
刷材料に対して極一部を残した切断面を形成するカッテ
ィング機構が設定されるもので(図では省略)、このカ
ッティング機構に対して加熱装置で加熱された印刷材料
がそのまま供給されるようにする。
【0013】図1の(B)および図2は、印刷材料11を
加熱する加熱装置12の具体的な構成を示すもので、長尺
の印刷材料11が軸線部を移送されるようにした、例えば
直径10〜30mm程度の金属パイプ21を有する。この
金属パイプ21には、図3でも示すように複数の開孔221
、222 、…が穿設形成されている。
【0014】この金属パイプ21の内径は、印刷材料11の
太さによって左右されるが、この印刷材料11の外径より
5〜10mm程度大きいことが望ましい。その理由は、
印刷材料11が金属パイプ21内を移動するに際して、例え
ば印刷材料11がパイプ21内で極端に片側に寄ったり、あ
るいは側周面に接触して印刷材料11に撓みが発生する等
の異常状態が発生することを避けるためである。
【0015】そして、この金属パイプ21の外周部に、こ
の金属パイプ21と同軸的に設定されるようにして、円筒
状のヒータ部材23が設定される。このヒータ部材23は、
耐熱性の巻き枠24と、この巻き枠24の外周に円筒状に巻
き付け設定されたシート状ヒータ25とによって構成され
るもので、巻き枠24は金属パイプ21の外周にサポート26
により同軸的に保持されている。この場合、金属パイプ
21の開孔221 、222 、…が形成される範囲内がヒータ部
材23によって覆われるようにする。
【0016】ここでシート状のヒータ25は、例えば電熱
線等の発熱体を耐熱絶縁性のシート部材で保持して構成
されるものであり、例えば絶縁体で構成される巻き枠24
に巻き付け保持される。そして、この巻き枠24はサポー
ト26によって金属パイプ21に保持されるもので、円筒状
に形成されるヒータ部材23と金属パイプ21との間に空気
層による蓄熱部27が形成されるようにしている。
【0017】この様に構成される印刷装置において、印
刷材料11は10〜30mm/秒の速度で移送され、加熱
装置12のパイプ21内を通過する。この場合、金属パイプ
21は予めヒータ部材23によって加熱されているもので、
この加熱度合いは通過される印刷材料11の種類並びに形
状および大きさによって決定され、必ずしも一定ではな
い。
【0018】例えば、印刷材料11が塩ビチューブであ
り、その外径が8mm程度である場合には、温度上昇1
0〜30℃が適当であり、また外径が2.5mm程度の
電線である場合には、温度上昇20〜40℃程度が適度
である。
【0019】そして、ヒータ部材23を構成するヒータ25
は、パイプ21の長さ方向に沿って一様な温度分布が設定
されるものであれば特にその構造や形状に限定されない
ものであるが、例えばシリコンゴムをシート状に形成
し、このシリコンゴムシートに電熱線をパターン化した
極めて薄い形状のものが適している。
【0020】ヒータ25によって発熱された熱エネルギー
は、このヒータ25と金属パイプ21との間の空気層である
蓄熱部27に蓄積されるものであり、この蓄熱された熱エ
ネルギーは、金属パイプ21の開孔221 、222 、…を介し
て印刷部材11に伝達される。また、金属パイプ21自体も
蓄熱部27の対流熱によって加熱されている。
【0021】なお、詳細は図示していないがこの様に構
成される加熱装置12は、実用上の安全性を確保するため
に他のケース内に収容し、且つ温度ヒューズ、温度調整
器等を含み構成すると効果的であり、印刷材料11の種類
等に対応して加熱温度が調整されるようにすると効果的
である。
【0022】この様な加熱装置12によって印刷材料11を
加熱し軟化させた後に印刷機13に供給するように構成す
ることによって、長尺印刷材料11の感熱プリンタヘッド
に接触する面が容易に平坦化されるものであり、特にプ
リンタヘッド圧力さらに印刷材料11の移動力等を特別に
調整することなく、文字、記号等のマーキング印刷が良
質に行われるようになる。
【0023】特に、印刷材料11を寒い場所に保管したり
したような場合において、マーキング印刷が極めて能率
的に実行されるようになる。またそれ以外の場合におい
て、印刷材料11の硬度のばらつき等を機械的な印刷機能
によって充分にカバーするには限界があるが、この様な
加熱装置12を使用することによって信頼性のあるマーキ
ング印刷が可能とされる。
【0024】また、この様な寒い場所に保管されたよう
な印刷材料が使用された場合でも、所定の印刷が終了さ
れた状態では、まだ加熱装置12で加熱された状態が保た
れている。したがって印刷器13の後段に、この印刷器13
で印刷された長尺印刷材料11が供給されるカッティング
機構を設置すれば、加熱装置12で加熱され、軟化された
状態の印刷材料11に対してカッティング作業が行われる
ようになる。したがって、このカッティング作業におい
て良質のカッティング面が形成されるようになり、長尺
印刷材料の処理が効率的に且つ高品質で行われるように
なる。
【0025】
【考案の効果】以上のようにこの考案に係る印刷材料の
処理装置によれば、印刷材料が一旦加熱装置によって加
熱された後に印刷機に供給されるようになるものである
ため、例えば電線、塩ビ材料等の印刷材料の印刷面とプ
リンタヘッドとの適合性が容易に設定できるものであ
り、電線等に対するマーキング印刷が信頼性をもって実
施できる。この場合、加熱装置においては金属パイプと
ヒータ部材によって簡単に構成できるものであり、蓄熱
部によって安定して印刷材料を加熱制御することがで
き、印刷材料の加熱軟化度の適正化制御が容易に実行で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はこの考案の一実施例に係る印刷装置を
説明する構成図であり、(B)は上記印刷装置を構成す
る加熱装置を説明する断面構成図。
【図2】上記加熱装置の一部を拡大して示す断面図。
【図3】同じく加熱装置を構成する金属パイプの構造を
説明する図。
【図4】この種印刷装置における印刷部の構成を説明す
る図。
【符号の説明】
11…印刷材料(長尺)、12…加熱装置、13…印刷機、21
…金属パイプ、221 、222 、…開孔、23…ヒータ部材、
24…巻き枠、25…ヒータ、26…サポート、27…蓄熱部。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺状の印刷材料が軸線に沿って連続的
    に導入され、外周に複数の熱導入用の開孔が形成された
    パイプと、 このパイプの前記開孔が形成された部分の外周部に同軸
    的に設定されたヒータ部材とによって加熱装置を構成
    し、 前記ヒータ部材はシート状に構成されたヒータを筒状に
    形成して構成され、前記パイプとヒータ部材との間の蓄
    熱部の空気が加熱されて、前記開孔を介して前記パイプ
    内に導入されて前記印刷材料を加熱軟化させ、この軟化
    された印刷材料が印刷部に供給されるようにしたことを
    特徴とする印刷材料の処理装置。
  2. 【請求項2】 前記印刷された長尺状の印刷材料を、そ
    の印刷内容に対応した単位長でカッティングするカッテ
    ィング機構を前記印刷部の後段に設置し、このカッティ
    ング機構部に前記加熱装置で加熱された前記印刷材料が
    供給されるようにした請求項1の印刷材料の処理装置。
JP2475892U 1992-04-17 1992-04-17 印刷材料の処理装置 Expired - Lifetime JPH0739648Y2 (ja)

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JP2475892U JPH0739648Y2 (ja) 1992-04-17 1992-04-17 印刷材料の処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH0582540U JPH0582540U (ja) 1993-11-09
JPH0739648Y2 true JPH0739648Y2 (ja) 1995-09-13

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