JP2003127109A - ベニヤ単板のテンダーライジング加工装置 - Google Patents

ベニヤ単板のテンダーライジング加工装置

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JP2003127109A JP2001330580A JP2001330580A JP2003127109A JP 2003127109 A JP2003127109 A JP 2003127109A JP 2001330580 A JP2001330580 A JP 2001330580A JP 2001330580 A JP2001330580 A JP 2001330580A JP 2003127109 A JP2003127109 A JP 2003127109A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 単板を繊維方向に搬送しつつテンダーライジ
ング加工する場合でも、単板の繊維方向と直交する方向
に伸ばされた状態を保ち、歩留りを向上させること。 【解決手段】 回転駆動される一対のロールで一方のロ
ールの周面に、回転方向に滑らかな面5bと滑らかな面
5bより半径方向で外側に突出した突刺部5cを備えた
突起部5aとを交互に設けた突起体5を、軸中心線方向
に間隔をおいて多数設け、他方のロールは滑らかな周面
を有し、一方のロールの突刺部5cの半径方向先端と他
方ロールの周面との間隔を単板の厚さより小となるよう
に一対のロールを配置し、一対のロールの少なくとも何
れか一方のロールを回転駆動させて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、合板、LVL(La
minated Veneer Lumber) 等の木製積層材を製造する場
合に使用するベニヤ単板(以下、単板という)のテンダ
ーライジング加工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、単板のそりを少なくしたり単板の
繊維と直交する方向に伸ばし且つ歩留りを向上させるた
めに、ロールの周囲に刃物状の突起部と加圧部材を設け
単板の繊維方向に切込を形成するテンダーライジング加
工装置としては、例えば特公昭61−51962号公報
に記載された装置が提案されている。
【0003】
【発明が解決すべき課題】しかるに、前記装置では単板
を繊維方向と直交する方向に搬送しつつテンダーライジ
ングを行うものであるが、前記合板等の製造工程では、
ロールドライヤ等の様に単板を繊維方向に搬送する工程
もあり、この場合前記装置は使用できなかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこれら問題を解
決するために、テンダーライジング加工装置を、軸中心
線を平行として配置された一対の回転ロールにおいて、
一方のロールの周面には、回転方向の同一線上で切込形
成部と塑性変形部とが回転方向に各々所定長さで交互で
且つ切込形成部と塑性変形部とが該ロールの半径方向で
同じ位置に突出した状態で設けられて構成される突起体
が、軸中心線方向に間隔をおいて多数設けられ、他方の
ロールは滑らかな周面を有し、一方のロールの切込形成
部の半径方向先端と他方ロールの周面との間隔を単板の
厚さより小となるように一対のロールを配置し、前記一
対のロールの少なくとも何れか一方のロールが回転駆動
させて構成する。またテンダーライジング加工装置を、
軸中心線を平行として配置された一対の回転ロールにお
いて、一方のロールの周面には、回転方向の同一線上で
切込形成部と塑性変形部とが回転方向に各々所定長さで
交互で且つ切込形成部が塑性変形部より該ロールの半径
方向で外側に突出した状態で設けられて構成される突起
体が、軸中心線方向に間隔をおいて多数設けられ、他方
のロールは滑らかな周面を有し、一方のロールの切込形
成部の半径方向先端と他方ロールの周面との間隔を単板
の厚さより小となるように一対のロールを配置し、前記
一対のロールの少なくとも何れか一方のロールが回転駆
動させて構成しても良い。これら装置で、一方のロール
の切込形成部の半径方向先端と他方ロールの周面との間
隔を単板の厚さの2分の1以下となるように一対のロー
ルを配置することより良好に単板に切込を形成すること
ができる。同じく一方のロールの塑性変形部の半径方向
先端と他方ロールの周面との間隔を単板の厚さの3分の
2以下となるように一対のロールを配置することより確
実にに単板を圧縮塑性変形させることができる。また上
記装置で、切込形成部が、回転方向と直交する方向の断
面での半径方向先端の形状が鋭角となった部分を有する
とより良好に単板に切込を形成することができる。塑性
変形部が、回転方向と直交する方向の断面での半径方向
先端の形状が鈍角に形成することでより良好に単板を圧
縮塑性変形させることができる。またこれら装置で、他
方のロールの周面には、一方のロールの軸中心線方向で
隣り合う突起体のほぼ中間となる位置と相対する位置に
溝を形成すると、切込形成部による単板への切込形成が
容易となる。
【0005】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態を実施例
により説明する。図1は実施例の側面説明図、図2は図
1で後述するコンベア31を除いた状態での一点鎖線A
−Aより矢印の方向を見た正面説明図、図3は図2の円
Sで囲んだ部分の拡大説明図、図4は図3の楕円Tで囲
んだ部分の拡大説明図、図5は図4の一点鎖線B−Bよ
り矢印の方向を見た断面拡大説明図、図6は図1の円U
で囲んだ部分の拡大説明図、図7は図1で後述する突刺
部5cの箇所を通る一点鎖線C−Cより矢印の方向を見
たの拡大断面説明図、図8はロールの斜視図、図9はロ
ールの部分拡大平面説明図で、図10は図9の一点鎖線
D−Dより矢印の方向を見た拡大断面説明図、図11は
ロールの部分拡大平面説明図、図12は図7に相当する
図で単板を加工中の作用説明図、図13は単板の部分拡
大説明図、図14は図3に相当する箇所の変更例説明
図、図15は図4に相当する箇所の変更例説明図、図1
6は図15の一点鎖線E−Eより矢印の方向を見た断面
拡大説明図である。
【0006】1は周面に後述する突起体5を設けた切込
用ロール(以下、第1ロールという)で、3は第1ロー
ル1に相対して備えられたアンビルロール(以下、第2
ロールという)であり、共に機枠(図示せず)に回転自
在に備えられている。第1ロール1の回転軸7にはモー
タ(図示せず)の動力を伝達し又回転軸7と第2ロール
3の回転軸9とに互いに噛み合う外径が等しい歯車(図
示せず)を各々備えることで、両ロール1、3は図1の
矢印の方向に回転駆動させられている。
【0007】第1ロール1は図1に示す様に、回転軸7
と一体に構成された鋼製の円柱状で外径が90mmの第
1基部11の半径方向外側に対し、同じく鋼製で多数の
第1円筒部材13が装着され、両者はキー15により固
定されている。尚、図2で17は、第1ロール1の軸中
心線方向の適宜位置で第1基部11が挿通された状態で
機枠に固定された撓み受としての軸受である。第1円筒
部材13の外周には、図3に示すように第1ロール1の
回転方向に所定長さで連続する切込形成部の一例である
突起部5a及び塑性変形部の一例である滑らかな面5b
が、第1ロール1の軸中心線方向及び回転方向に各々所
定間隔をおいて多数設けられている。
【0008】これら突起体5は以下の様に加工し形成す
る。図8に示すように内側の面にキー溝19が形成され
た例えば軸中心線方向の幅が96mm、内径が第1基部
11の外径とほぼ等しく外径が198mmとなる第1中
空ロール21を準備する。この第1中空ロール21の外
周に対しカッタ(図示せず)で削り取ることにより、第
1中空ロール21の軸中心線を中心として回転させた場
合の回転方向に連続する突起体23を、図9に示す様に
軸中心線方向に所定間隔で複数形成する。この突起体2
3の形状は、図9の一点鎖線D−Dより矢印の方向を見
た部分断面図である図10に示す様に、第1中空ロール
21の左側端面21aからL1=2.75mmとなる箇
所に、幅L2=2.5mm、底面13bからの高さL3
=8mm、突起体23の先端部23aの図11の左右方
向の幅が0.1mm、角度θ1=40度とし、以下同様
の断面形状となる突起部23を軸中心線方向に間隔L4
=8mm、ピッチL5=8mmとして11個順次形成す
る。その結果、図示はしないが1個の第1中空ロール2
1で最も右側に位置する突起体23も、該第1中空ロー
ル21の左側端面21aに対応する右側端面からL1と
同じ2.75mmの間隔をあけて形成されている。
【0009】次に第1中空ロール21を旋盤により軸中
心線を中心として回転させ、各突起体23の先端に対
し、ローレット切りにより後述する図5に示す様な凹部
6を形成する。次いで第1中空ロール21を図11に示
す様にカッター(図示せず)により、軸中心線と平行な
仮想線に対する角度θ2=約52度、L6=6.4m
m、突起体23を先端部23aから半径方向内側に0.
8mmの深さで、左側端面21aから右側端面に至るま
で螺旋状に削り取る。更に同様の条件でカッターで削る
方向と直交する方向に6.4mmあけて、即ち図11で
L7=6.4mmとなる×印の箇所は削らず、○印の箇
所を同様に螺旋状に削り取り、以下同様の間隔をおいて
○印の箇所を順次同様に削り取る。
【0010】以上の様に順次加工することで第1中空ロ
ール21は、次の様な先端形状の突起体5を備えた第1
円筒部材13となる。
【0011】即ち図1に示した回転方向においては、円
Uで囲んだ部分の拡大説明図である図6に示す様に比較
的尖った後述する突刺部5cを有する突起部5aと滑ら
かな面となる押圧面5bとが、L8=L9=約10.4
mmで交互に備えられている。尚、突刺部5cの先端と
底面13bとの間隔L3は図10で示した様に8mm、
突刺部5cの先端と押圧面5bとの間隔L10=0.8
mmとなっている。また第1円筒部材13の周面では図
3に示す様に、突起体の一例としての回転方向で直線上
に突起部5aと押圧面5bとが交互に配置された突起体
5が、第1円筒部材13の軸中心線方向に図10のL5
のピッチ即ち8mmのピッチで、また隣り合う突起体5
同士では突起部5aの箇所と押圧面5bとの箇所は各々
螺旋状に並んでいる。
【0012】更には前記のローレット切りにより突起部
5aの先端には、図3の楕円Tで囲った箇所の部分拡大
説明図である図4及び図4の一点鎖線B−Bより矢印の
方向を見た断面拡大説明図である図5に示す様に、突刺
部5cが設けられている。これら突刺部5cは図5にお
いて、L11=約1.1mm、先端の間隔L12=約
0.06mm、深さL13=0.5mmであり、凹部6
は直線部5dとこれに続く曲線部5eからなり、1個の
突刺部5cを構成する直線部5dがなす角度θ3=60
度、底部5dは半径R=0.4mmの円弧で構成されて
いる。
【0013】一方、第2ロール3は第1ロールと同様
に、図1に示す様に回転軸9と一体に構成された鋼製の
円柱状で外径が90mmの第2基部25の半径方向外側
に対し、同じく鋼製で内径が90mm外径が198mm
の多数の第2円筒部材27が後述する位置に装着され、
キー15により固定されている。尚、図2で19は、第
1ロールと同様に第2ロール1の軸中心線方向の適宜位
置で第2基部25が挿通された状態で機枠(図示せず)
に固定された撓み受としての軸受である。第2円筒部材
27の外周には、突刺部5cの箇所を通る一点鎖線C−
Cより矢印の方向を見たの拡大説明図である図7に示す
様に、深さL14=1.5mm、θ4=90度で回転方
向に連続する溝部29が、軸中心線方向に8mmピッチ
で形成されている。この結果、滑らかな面27aの軸中
心線方向の幅L15=5mmとなり、溝部29の幅L1
6=3mmとなっている。
【0014】以上の様に形成した第2円筒部材27を第
2基部25に対し、各滑らかな面27aの軸中心線方向
の中央と第1円筒部材13の突起体5とが相対する位置
となる様に装着し、第1円筒部材13の突刺部5cの半
径方向先端と第2円筒部材27の滑らかな面27aとの
間隔を0.8mmとなる様に設定する。
【0015】更には前述の様に回転軸7及び9に互いに
噛み合い外径が等しい歯車を備えることで、突刺部5c
の先端と滑らかな面27aとの周速が等しくなる様にす
る。これら第1円筒部材13と第2円筒部材27を備え
た第1ロール1と第2ロール3の搬入側には、図1に示
す様に単板を矢印の方向に搬送するコンベア31を配置
する。
【0016】実施例は以上のように構成するもので、樹
種がラジアータパインの厚さ3mmの未乾燥単板(以
下、生単板という)33を、搬送方向が繊維方向と平行
となるようにコンベア31上に載せる。そこで生単板3
3は第1ロール1、第2ロール3の間へと搬送され、第
1ロール1に設けた突起体5の突起部5aと押圧面5b
とが生単板33に圧接される。突刺部5cは図4、図5
で示すように比較的尖っているので生単板33中に容易
に進入し、突刺部5cに続く突起部5aが更に進入する
ことで、くさび作用により図12で矢印で示す様に突起
部5aから生単板33に力が作用する。そこで生単板3
3は繊維方向と直交する方向に押し広げられ厚さ方向に
先割が発生して分断され、図13に示す様に突起部5a
とほぼ等しい長さの切込35が多数形成される。一方、
押圧面5bが圧接された箇所は、厚さ方向に圧縮され繊
維方向で押圧面5bとほぼ等しい長さの塑性変形した箇
所(以下、塑性変形箇所という)37が、生単板33の
繊維方向即ち図13の上下方向で切込35と隣り合って
形成される。
【0017】以上のように生単板33は前記分断された
切込35が多数形成されることで、繊維方向と直交する
方向の繋がりが弱くなり、全体として柔軟になる。また
これら切込35及び塑性変形箇所37の形成は、図6の
L10で示した様に、第1円筒部材13の半径方向にお
いて突刺部5cが押圧面5bより外側にあるので、生単
板33に対しては、突刺部5cが圧接された後に押圧面
5bが圧接されることになる。前記単板33は繊維方向
と直交する方向に押し広げられた後に塑性変形させられ
るため、該広げられた状態が保たれ、第1ロール1、第
2ロール3の間を通過した後も生単板33全体として該
方向に伸ばされた状態となり歩留りが向上する。
【0018】本実施例では以上のような作用が、単板を
繊維方向に搬送する工程で得ることができる。また第2
円筒部材27の外周に溝29が設けてあるので、前述の
突起部5aが圧接され生単板33が繊維方向と直交する
方向に押し広げられた際、図12に示す様に生単板33
の33aの箇所が溝29側に変形することができ、その
結果、突起部5aの生単板33へ進入する際の抵抗力が
小さくなる。
【0019】次に本発明の変更例を示す。 1、前記実施例において、第1円筒部材13に設けられ
た突刺部5cを備えた突起部5a及び押圧面5bの回転
方向の長さはほぼ等しくなる様に備えたが、例えば図3
に相当する箇所の変更説明図である図14に示す様に、
突起部5aを押圧面5bより長くなる様に設けても良
い。このように構成すれば、単板に対し切込35が形成
される割合が大きくなり、単板をより柔軟化することが
できる。また突起部5aと押圧面5bの配列は、加工し
た後の単板の状態に応じて適宜変更すれば良い。 2、突刺部5cの、第1円筒部材13の回転方向と直交
する方向の断面での半径方向先端の角度となる図10で
の角度θ1は鋭角であれば良いが、30度乃至60度で
あればより良好に生単板33が繊維方向と直交する方向
に押し広げることができる。 3、切込形成部としての突起部5aの形状は、単板内に
進入可能であれば如何なるものでも良く、例えば図4に
相当する箇所の変更例説明図である図15及び図15の
一点鎖線E−Eより矢印の方向を見た部分断面図である
図16に示す様に、ローレット切りにより凹部8を斜面
5gによって構成しても良い。この場合、斜面5gがな
す角度θ5を80度より大きい角度とすると、木屑が詰
まりにくく前記切込が良好に行われる。また突起部5a
に凹部8を設けず、単なる所定長さ刃先が連続する切込
部としても良い。
【0020】4、塑性変形部としての押圧面5bの形状
は、単板を圧縮した際に塑性変形させることができる形
状であれば良く、例えば回転方向と直交する方向の断面
の先端の形状が鈍角、又は円弧状としても良い。 5、前記実施例において、切込形成部と塑性変形部とを
第1ロールの回転方向の同一直線上に隣り合った状態で
設けたが、単板が切込形成部により押し広げられた状態
を塑性変形部による単板の塑性変形で保つことができれ
ば該回転方向で両者の間に間隔が合っても良い。 6、前記実施例において、突起部5aの突刺部5cを、
第1円筒部材13の半径方向において押圧面5bより外
側にある様に設けたが、半径方向においてほぼ同じ位置
に設けても良い。この場合は、単板が繊維方向と直交す
る方向に押し広げられる割合が小さくなる。
【0021】7、前記実施例において、第1円筒部材1
3の突起部5aの半径方向先端と第2円筒部材27の滑
らかな面27aとの間隔を0.8mmとしたが、切込形
成部の形状に関係なく該間隔を単板の厚さの2分の1以
下となるように設定すれば、単板に対し良好に切込を形
成することができる。 8、前記実施例において、第1円筒部材13の突起部5
aの半径方向先端と第2円筒部材27の滑らかな面27
aとの間隔を0.8mmとすることで、一方のロールの
塑性変形部である滑らかな面5bの半径方向先端と滑ら
かな面27aとの間隔を1.6mmとしたが、該間隔は
塑性変形部の形状に関係なく単板の厚さの3分の2以下
となるように設定すれば単板を良好に圧縮塑性変形させ
ることができる。 9、単板としては前記のような生単板の他、通常の乾燥
装置で乾燥された単板でも良い。
【0022】
【発明の効果】以上の様に本発明によれば、単板を繊維
方向に搬送しつつ切込を形成し繊維方向と直交する方向
に押し広げ且つ広げた状態を単板の塑性変形により保つ
ことができ、歩留りを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の側面説明図である。
【図2】図1でコンベア31を除いた状態での一点鎖線
A−Aより矢印の方向を見た正面説明図である。
【図3】図2の円Sで囲んだ部分の拡大説明図である。
【図4】図3の楕円Tで囲んだ部分の拡大説明図であ
る。
【図5】図4の一点鎖線B−Bより矢印の方向を見た断
面拡大説明図である。
【図6】図1の円Uで囲んだ部分の拡大説明図である。
【図7】図1で後述する突刺部5cの箇所を通る一点鎖
線C−Cより矢印の方向を見たの拡大説明図である。
【図8】第1中空ロールの斜視図である。
【図9】第1円筒部材の部分拡大平面説明図である。
【図10】図9の一点鎖線D−Dより矢印の方向を見た
拡大断面説明図である。
【図11】ロールの部分拡大平面説明図である。
【図12】図7に相当する図で単板を加工中の作用説明
図である。
【図13】単板の部分拡大平面説明図である。
【図14】図3に相当する箇所の変更例説明図である。
【図15】図4に相当する箇所の変更例説明図である。
【図16】図15の一点鎖線E−Eより矢印の方向を見
た断面拡大説明図である。
【符号の説明】
1・・第1ロール 3・・第2ロール 5a・・突起部 5b・・滑らかな面 5c・・突刺部 13・・第1円筒部材 27・・第2円筒部材 29・・溝 33・・生単板 35・・切込 37・・塑性変形箇所

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸中心線を平行として配置された一対の
    回転ロールにおいて、 一方のロールの周面には、回転方向の同一線上で切込形
    成部と塑性変形部とが回転方向に各々所定長さで交互で
    且つ切込形成部と塑性変形部とが該ロールの半径方向で
    同じ位置に突出した状態で設けられて構成される突起体
    が、軸中心線方向に間隔をおいて多数設けられ、 他方のロールは滑らかな周面を有し、 一方のロールの切込形成部の半径方向先端と他方ロール
    の周面との間隔をベニヤ単板の厚さより小となるように
    一対のロールを配置し、 前記一対のロールの少なくとも何れか一方のロールが回
    転駆動させられるベニヤ単板のテンダーライジング加工
    装置。
  2. 【請求項2】 軸中心線を平行として配置された一対の
    回転ロールにおいて、 一方のロールの周面には、回転方向の同一線上で切込形
    成部と塑性変形部とが回転方向に各々所定長さで交互で
    且つ切込形成部が塑性変形部より該ロールの半径方向で
    外側に突出した状態で設けられて構成される突起体が、
    軸中心線方向に間隔をおいて多数設けられ、 他方のロールは滑らかな周面を有し、 一方のロールの切込形成部の半径方向先端と他方ロール
    の周面との間隔をベニヤ単板の厚さより小となるように
    一対のロールを配置し、 前記一対のロールの少なくとも何れか一方のロールが回
    転駆動させられるベニヤ単板のテンダーライジング加工
    装置。
  3. 【請求項3】 一方のロールの切込形成部の半径方向先
    端と他方ロールの周面との間隔をベニヤ単板の厚さの2
    分の1以下となるように一対のロールを配置してなる請
    求項1又は2記載のベニヤ単板のテンダーライジング加
    工装置。
  4. 【請求項4】 一方のロールの塑性変形部の半径方向先
    端と他方ロールの周面との間隔をベニヤ単板の厚さの3
    分の2以下となるように一対のロールを配置してなる請
    求項1乃至2記載のベニヤ単板のテンダーライジング加
    工装置。
  5. 【請求項5】 切込形成部が、回転方向と直交する方向
    の断面での半径方向先端の形状が鋭角となった部分を有
    している請求項1乃至4記載のベニヤ単板のテンダーラ
    イジング加工装置。
  6. 【請求項6】 塑性変形部が、回転方向と直交する方向
    の断面での半径方向先端の形状が鈍角に構成されている
    請求項1乃至5記載のベニヤ単板のテンダーライジング
    加工装置。
  7. 【請求項7】 他方のロールの周面には、一方のロール
    の軸中心線方向で隣り合う突起体のほぼ中間となる位置
    と相対する位置に溝が形成されている請求項1乃至6項
    記載のベニヤ単板のテンダーライジング加工装置。
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