JP2003126749A - 塗布装置および塗布方法 - Google Patents

塗布装置および塗布方法

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JP2003126749A
JP2003126749A JP2001327042A JP2001327042A JP2003126749A JP 2003126749 A JP2003126749 A JP 2003126749A JP 2001327042 A JP2001327042 A JP 2001327042A JP 2001327042 A JP2001327042 A JP 2001327042A JP 2003126749 A JP2003126749 A JP 2003126749A
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JP
Japan
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work
coating
liquid
liquid material
discharge port
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JP2001327042A
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English (en)
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Hidetaka Tsutsumi
英貴 堤
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体材料の塗布を塗布量一定に、かつ高速に
行なえるようにする。 【解決手段】 ワーク3の表面に塗布液19を塗布する
塗布装置において、制御装置は、ワーク3を保持したス
テージを移動させてワーク3をノズル16との間に所定
間隙を形成する予め決めた近接位置に配置した後、ノズ
ル16を通じて塗布液19を吐出させてワーク3の表面
に接触させ、このワーク3を保持したステージを塗布液
19の吐出方向と垂直な方向に移動させる吐出移動動作
を繰り返すように構成する。吐出方向と垂直な方向にワ
ーク3を移動させるようにしたことで、ノズル16の外
側の液溜りを低減することができ、常に一定量の塗布液
19を塗布可能になるとともに、従来のようなワーク3
の上下動作を要さない分だけスピードアップも実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基板に液体材料を
塗布するための塗布装置および塗布方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の塗布装置では、図4に示すよう
に、架台1の上部のベースプレート2上に、ガラス基板
などの塗布対象の平板状ワーク3を設置するためのX−
Y−Zステージ4が配置され、このX−Y−Zステージ
4を跨ぐようにコの字状に配置された支柱5に、塗布用
のシリンジ6を含んだシリンジ駆動ユニット7が取り付
けられている。X−Y−Zステージ4の近傍には、ワー
ク板3の位置を測定するためのレーザ変位計8が配置さ
れている。
【0003】シリンジ駆動ユニット7は、支柱5に固着
された支持部材9に、塗布液ビン10,モータ11が取
り付けられるとともに、図5にも示すように、シリンジ
6を上下方向に支持する支持部13aとモータ11によ
り回転されるボールネジ12に螺合するナット部13b
とを有したシリンジロッド13がそのガイド部13cに
おいて上下方向に移動自在に取り付けられていて、モー
タ11の駆動によってシリンジ6を上昇下降可能であ
る。シリンジ6は吐出バルブ14,チューブ15を介し
て連通するノズル16を有し、塗布液ビン10に給液バ
ルブ17,チューブ18を介して連通している。塗布液
ビン10には塗布液19が入っている。
【0004】そしてこのような構成により、吐出バルブ
14を閉じ給液バルブ17を開いた状態でモータ11を
回転させると、シリンジロッド13が下降し、塗布液ビ
ン10内の塗布液19がチューブ18を通じてシリンジ
6内へ補充されるようになっている。これを給液動作と
呼ぶことにする。この状態より、給液バルブ17を閉じ
吐出バルブ14を開いた状態として、モータ11を給液
動作の時と反対方向に回転させると、シリンジロッド1
3が上昇し、シリンジ6内の塗布液19がチューブ15
へ押し出され、ノズル16から吐出されるようになって
いる。これを吐出動作と呼ぶことにする。20は下記の
動作を実行させる制御装置である。
【0005】塗布を実行する際には、ワーク3がX−Y
−Zステージ4に載置され、このX−Y−Zステージ4
がX−Y方向に移動されて、ワーク3が塗布の初期位置
へ配置される。そして、レーザ変位計8によりワーク3
の表面高さが測定され、その測定結果に基づきX−Y−
Zステージ4がZ方向に上昇されて、ワーク3が所定高
さに配置される。その状態で、上記の吐出動作によって
シリンジ6から所定量の塗布液19が吐出され、吐出動
作の終了後に、X−Y−Zステージ4がZ方向に吐出前
の高さまで下降される。
【0006】次に、X−Y−Zステージ4がY方向に所
定量だけ移動され、その位置で再度、レーザ変位計8に
よりワーク3の表面高さが測定され、その測定結果に基
づきX−Y−Zステージ4がZ方向に上昇されて、ワー
ク3が所定高さに配置される。その状態で、上記の吐出
動作によってシリンジ6から所定量の塗布液19が吐出
され、吐出動作の終了後に、X−Y−Zステージ4がZ
方向に吐出前の高さまで下降される。
【0007】このような動作が繰り返し行われること
で、ワーク3の全体に塗布液19が塗布される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような従来の塗布装置では、図6に示すようにノズル
16の先端部の周囲に液溜り21が生じるため、塗布量
が一定せず、また上記したように吐出の都度にワーク3
を上下動作させていることが、塗布速度を増大する妨げ
になっている。
【0009】本発明は上記問題を解決するもので、液体
材料の塗布を塗布量一定に、かつ高速に行なうことがで
きる塗布装置および塗布方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、液体材料を収容し材料吐出口から吐出する
材料吐出容器と、ワークを保持する移動自在なステージ
と、前記材料吐出容器からの液体材料の吐出および前記
ステージの移動をそれぞれ制御する制御装置とを有し、
前記ワークの表面に前記液体材料を塗布する塗布装置に
おいて、前記制御装置は、ワークを保持した前記ステー
ジを移動させて前記ワークを前記材料吐出口との間に所
定間隙を形成する予め決めた近接位置に配置した後、前
記材料吐出容器より材料吐出口を通じて液体材料を吐出
させてワーク表面に接触させ、前記液体材料が接触した
ワークを保持したステージを前記液体材料の吐出方向と
垂直な方向に移動させる吐出移動動作を繰り返し、それ
により前記ワークの表面に液体材料を塗布するように構
成したことを特徴とする。
【0011】さらに、上記塗布装置において、材料吐出
口に撥水コーティングが施されたことを特徴とする。ま
た本発明は、ワークの表面に液体材料を塗布する塗布方
法であって、前記ワークをステージに保持して、材料吐
出容器の材料吐出口との間に所定間隙を形成する予め決
めた近接位置に配置した後、前記材料吐出口を通じて液
体材料を吐出させてワーク表面に接触させ、この接触状
態においてワークと材料吐出口のいずれか一方を前記液
体材料の吐出方向と垂直な方向に移動させる吐出移動動
作を繰り返し、それにより前記ワークの表面に液体材料
を塗布することを特徴とする。
【0012】さらに、上記塗布方法において、撥水コー
ティングが施された材料吐出口を用いることを特徴とす
る。上記した塗布装置または塗布方法によれば、吐出方
向と垂直な方向にワークを(あるいは材料吐出口を)移
動させることにより、材料吐出口の外側に液溜りが生じ
るのを低減することができ、常に一定量の液体材料を塗
布することが可能になるとともに、従来のような上下動
作を要さない分だけスピードアップも実現できる。
【0013】撥水コーティングを施した材料吐出口はそ
れ自体、液溜りが生じにくいため、確実に一定量の液体
材料を塗布することが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面を参照しながら説明する。本発明の一実施形態におけ
る塗布装置は先に図4および図5を用いて説明した従来
のものとほぼ同様の構成を有しているので、図4,図5
を援用して詳しい説明を省略する。
【0015】この塗布装置が従来の塗布装置と異なるの
は、図1に示すようにノズル16の先端部に撥水皮膜1
6aが形成されている点、および制御装置20がX−Y
−Zステージ4,シリンジ駆動ユニット7を後述するよ
うに制御する点である。
【0016】撥水皮膜16aの形成はたとえば、脱脂洗
浄したノズル16の先端部を撥水コート液[2,2,2
−トリフルオロエタノール/エタノール/テトラエトキ
シシラン/(2−(パ−フルオロオクチル)エチル)ト
リメトキシシラン/塩酸/純水を混合した液]に3秒程
度浸し、1mm/sec程度の速度で引き上げ、その後に
ノズル16を乾燥、焼成することにより行なわれる。
【0017】この塗布装置によれば、X−Y−Zステー
ジ4にワーク3が載置されると、X−Y−Zステージ4
がX−Y方向に移動されて、ワーク3が塗布の初期位置
へ配置される。そして、レーザ変位計8によりワーク3
の表面高さが測定され、その測定結果に基づきX−Y−
Zステージ4がZ方向に上昇されて、ワーク3が所定高
さに配置される。
【0018】その位置で、前述した吐出動作によってシ
リンジ6から所定量の塗布液19が吐出されて、図3に
示すように、ノズル16とワーク3の両者に接触した状
態となり、そのままの状態で、X−Y−Zステージ4が
吐出方向と交わるY方向(矢印で示す)に所定量だけ移
動される。この動作がワーク3の予め決めた領域の全体
にわたって必要な回数だけ繰り返し行われ、前記領域が
塗布液19で塗布される。
【0019】その際に、ワーク3がY方向に移動される
ことと、ノズル16の先端部に撥水皮膜16aが形成さ
れていることとで、ノズル16の先端部に従来のように
塗布液19が溜まることがないため、常に一定量の塗布
液19を塗布することができ、従来のようにワーク3を
上下動作させなくてすむ分、スピードアップも実現でき
る。
【0020】図3は塗布パターンの一例を示す。ワーク
3としてのガラス基板に、領域3aをシールすることで
塗布領域3bが設けられていて、この塗布領域3bに塗
布液19としての液晶がドット状に塗布されている。
【0021】なお、塗布液19が液晶である場合には特
に、ワーク3に転写しやすいという理由で上記の塗布方
法が有利である。撥水皮膜16aの形成に用いる材料お
よび方法は上記に限定されず、塗布液19およびノズル
16の材料に応じて、先端部に液溜まりが生じないよう
に適宜に選択すればよい。たとえば、粘度30〜100
cpsの流体を使用できる。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液体材料
の吐出方向と垂直な方向にワークを移動させ、また撥水
コーティングを施した材料吐出口を用いるようにしたた
め、材料吐出口の先端部での液溜りを防止することがで
き、液体材料を常に一定の塗布量で、かつ高速に塗布す
ることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における塗布装置のノズル
の正面図
【図2】図1のノズルによる塗布状態を示す説明図
【図3】図1の塗布装置による液体材料の塗布パターン
【図4】従来の塗布装置の全体構成を示す斜視図
【図5】図4の塗布装置のシリンジ駆動ユニットの詳細
【図6】図4の塗布装置のノズルの液溜り状態を示す説
明図
【符号の説明】 3 ワーク 4 X−Y−Zステージ 6 シリンジ 16 ノズル 16a 撥水皮膜 19 塗布液 20 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体材料を収容し材料吐出口から吐出す
    る材料吐出容器と、ワークを保持する移動自在なステー
    ジと、前記材料吐出容器からの液体材料の吐出および前
    記ステージの移動をそれぞれ制御する制御装置とを有
    し、前記ワークの表面に前記液体材料を塗布する塗布装
    置において、 前記制御装置は、ワークを保持した前記ステージを移動
    させて前記ワークを前記材料吐出口との間に所定間隙を
    形成する予め決めた近接位置に配置した後、前記材料吐
    出容器より材料吐出口を通じて液体材料を吐出させてワ
    ーク表面に接触させ、前記液体材料が接触したワークを
    保持したステージを前記液体材料の吐出方向と垂直な方
    向に移動させる吐出移動動作を繰り返し、それにより前
    記ワークの表面に液体材料を塗布するように構成した塗
    布装置。
  2. 【請求項2】 材料吐出口に撥水コーティングが施され
    た請求項1記載の塗布装置。
  3. 【請求項3】 ワークの表面に液体材料を塗布する塗布
    方法であって、 前記ワークをステージに保持して、材料吐出容器の材料
    吐出口との間に所定間隙を形成する予め決めた近接位置
    に配置した後、前記材料吐出口を通じて液体材料を吐出
    させてワーク表面に接触させ、この接触状態においてワ
    ークと材料吐出口のいずれか一方を前記液体材料の吐出
    方向と垂直な方向に移動させる吐出移動動作を繰り返
    し、それにより前記ワークの表面に液体材料を塗布する
    ことを特徴とする塗布方法。
  4. 【請求項4】 撥水コーティングが施された材料吐出口
    を用いる請求項3記載の塗布方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006272335A (ja) * 2006-07-10 2006-10-12 Fujitsu Ltd ディスペンサ装置
KR100815310B1 (ko) * 2003-10-22 2008-03-19 후지쯔 가부시끼가이샤 디스펜서 장치
JP2008181061A (ja) * 2006-12-26 2008-08-07 Ulvac Japan Ltd 液晶材料吐出装置、ノズル製造方法
KR20150126973A (ko) * 2007-05-18 2015-11-13 무사시 엔지니어링 가부시키가이샤 액체 재료 토출 방법 및 장치

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