JPH05185004A - 接着剤塗布装置 - Google Patents

接着剤塗布装置

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JPH05185004A
JPH05185004A JP683592A JP683592A JPH05185004A JP H05185004 A JPH05185004 A JP H05185004A JP 683592 A JP683592 A JP 683592A JP 683592 A JP683592 A JP 683592A JP H05185004 A JPH05185004 A JP H05185004A
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JP
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adhesive
dispensers
head
dispenser
air
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JP683592A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Onuma
勝由 大沼
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 複数のディスペンサ9…を立設保持する塗布
ヘッド11を有し、この塗布ヘッド11を基板4に対し
て駆動すると共に、上記ディスペンサ9から接着剤を吐
出することで、上記基板4上の所定の部位に接着剤を塗
布する接着剤塗布装置であって、上記ヘッド部11に
は、複数のディスペンサ9をXY方向に2列ずつ計4つ
設けたものである。 【効果】 上記ヘッドの1方向の移動ストロ−クが小さ
くなり、また、任意のディスペンサを選択するためのX
Y方向のストロ−クを平均化することができるので、上
記ヘッドの駆動量を少なくすることができる。したがっ
て上記ヘッドを高速で位置決め駆動することができるの
で接着剤をより高速で塗布することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は被塗布部材に接着剤を
塗布する接着剤塗布装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表面実装においては、電子部品をプリン
ト基板に実装する前工程として、上記電子部品をプリン
ト基板上に仮接着することが行われている。
【0003】最近の表面実装における実装部品は微小チ
ップから大型チップまで多種多様の部品がある。したが
って上記部品の仮接着のための接着剤の塗布(ディスペ
ンス)も各々の部品に対応して行う必要がある。
【0004】多様な部品に対応するには、上記多様な部
品を塗布条件の似た数種の部品群に分けて、その部品群
に対応するように複数本のディスペンサを用意し、この
ディスペンサの各ノズルの塗布量を制御することで行
う。
【0005】また、塗布所要時間を短縮するには一つの
塗布ヘッドに所定間隔で上記複数のディスペンサを設け
ておいて、この塗布ヘッドを高速で駆動して行う方法が
とられる。
【0006】高速でヘッドを移動するには移動するヘッ
ドの部分を可能なかぎり軽量小型にする必要がある。こ
のために、上記ディスペンサの配置と構成にシビアな条
件が課される。従来、上述のように多種多様の電子部品
に対応する接着剤塗布装置として以下に説明するような
ものがある。
【0007】第1に、図9に示すものは、例えば、ヘッ
ド1に、各々異なる種類(径)のノズル3…を有する4
種類のディスペンサ2…を1方向(X方向)に並列に立
設し、このヘッド1をXY方向に駆動すると共に、上記
各ディスペンサ2を制御することで各ディスペンサ2に
接続されたノズル3から基板4上に接着剤の塗布を行う
装置である。
【0008】すなわち、上記ディスペンサ2のシリンジ
5(接着剤収納部)の上端にはエアキャップ6が取り付
けられ、このエアキャップ6には一端が図示しないエア
源に接続されたチュ−ブ7が接続されている。このチュ
−ブ7の中途部には図に示すように電磁弁8が設けら
れ、上記エア供給のON、OFFを行うようになってい
る。
【0009】そして、4つのディスペンサ2…のうち選
択された一つのディスペンサ2を基板4の所定の塗布位
置に対向させて、上記電磁弁8のON、OFFを所定間
隔で行うことで、上記エアの圧力により上記基板4上に
は所定量の接着剤が塗布される。
【0010】このように塗布される接着剤の量は一般に
ノズル径、吐出圧力、吐出時間および接着剤の粘度によ
って定まる。従来、この接着剤の塗布量を一定に保つた
めの方法として、一般に上記シリンジ5内の接着剤の温
度を一定に保つよう制御する方法が採られている。
【0011】第2に、図示しないが、ヘッドに2つのデ
ィスペンサを1方向に並列に配置し、上記ヘッドをXY
方向に高速で駆動すると共に、この2つのディスペンサ
を2つのサ−ボモ−タで個別に上下駆動して、このディ
スペンサに接続されたノズルから接着剤を塗布する装置
がある。この装置においても、上記シリンジは電磁弁を
介してエア源に接続され、この電磁弁によって接着剤塗
布のON、OFF制御が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記第1の
装置は、上記ヘッドのX方向の移動ストロ−クが長く、
上記ディスペンサ2…の選択および位置決めに時間がか
かると共に、装置をコンパクトに構成することができな
いということがある。
【0013】また、上記第2の装置は、2つのディスペ
ンサに各々上下駆動用のサ−ボモ−タが設けられている
ためにヘッドの重量が大きくなるので上記ヘッドの慣性
力が増し、上記ヘッドの高速位置決めができないという
ことがある。また、上述の装置で実際に接着剤を高速で
塗布する場合には以下のような欠点が生じる。
【0014】塗布時には上記電磁弁8の切り替えによ
り、理論的には上記シリンジ5内のエア圧力は吐出圧力
Pzと大気圧Poの間で変化する。しかし、高速の接着
剤塗布装置では、塗布タクト(接着剤の塗布間隔)が短
いため、シリンジ5内のエアは大気圧Poになる前に残
圧Pt(>Po)のまま次の吐出圧力Pzに変化する。
すなわち、シリンジ5の上部にあるエアは外気と交換さ
れることがないまま、圧縮、膨脹、圧縮、膨脹を繰り返
す。
【0015】このことにより、上記シリンジ5内あるい
はチュ−ブ7内のエアは発熱し、約10000点以上の
連続塗布では上記エアの温度は50〜80度に間で達す
ることが分かっている。
【0016】したがって、このエアと間接的に接する接
着剤もかなりの高温になる恐れがある。上記接着剤が塗
布前に高温に熱せられると、変質したり、熱硬化性の接
着剤の場合は硬化したりすることがある。
【0017】現在の表面実装ラインで使用されている高
速ディスペンサでの連続塗布は約500〜300点、基
板4の入れ替え時間3〜5秒、塗布タクト0.2/1シ
ョット程度であるから温度上昇は比較的少ない。しかし
今後連続塗布点数が多くなり塗布タクトもますます短縮
化されることが予想される。したがって、より高速塗布
を行うためには、このようなシリンジ2内のエアの温度
上昇の解決が望まれていた。
【0018】この発明は、このような問題点に鑑みて成
されたもので、接着剤をより高速で塗布することがで
き、かつコンパクトな接着剤塗布装置を提供することを
目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、複数のディスペンサを立設保持する塗布ヘッドを有
し、この塗布ヘッドを基板に対してXY方向に駆動する
と共に、上記ディスペンサから接着剤を吐出すること
で、上記基板上の所定の部位に接着剤を塗布する接着剤
塗布装置において、上記塗布ヘッドには、複数のディス
ペンサが2行2列以上の行列状に設けられていることを
特徴とするものである。
【0020】また、第2の手段は、上記第1の手段にお
いて、上記複数個のディスペンサを同時に上下駆動可能
なカム機構と、各ディスペンサに対して設けられそれぞ
れのディスペンサの上下駆動を個別に規制する複数の規
制手段とを具備することを特徴とするものである、
【0021】
【作用】このような構成によれば、複数のディスペンサ
のうち任意のディスペンサを選択して、このディスペン
サを基板の所定の部位に対向させることで、その部位に
接着剤を塗布することができる。
【0022】また、この場合において、上記任意のディ
スペンサ以外のディスペンサの下降を規制した状態で、
上記カム機構を作動させることで上記任意のディスペン
サのみを上下駆動することができる。
【0023】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照して
説明する。まず、第1の実施例について説明する。
【0024】図1に示すのはこの接着剤塗布装置の全体
図である。図中4はX方向に位置決め移動自在に保持さ
れた基板である。この基板4は図に矢印で示す方向に送
り駆動される。
【0025】また、図中11は塗布ヘッドである。この
ヘッド11は、上記基板4の上方に設けられ、この基板
4の送りとは独立にXY方向に高速位置決め駆動される
ようになっている。
【0026】上記ヘッド11には4つのディスペンサ9
…がXY方向に2つずつ行列状に合計4つ設けられてい
る。この各ディスペンサ9は後述するように図1に13
で示す一つのサ−ボモ−タと、一つのカム機構と、4つ
のエアシリンダの作動によって個別に上下駆動されるよ
うになっていると共に、上記ディスペンサ9の先端部に
設けられたノズル14は一つのモ−タ15で位置決め回
転駆動されるように構成されている。その構成を図2〜
図5を参照してさらに詳しく説明する。
【0027】図2中17はヘッド11に固定された固定
部である。この固定部17の側面にはリニアガイド18
がガイド方向を上下方向にして設けられ、このリニアガ
イド18のスライダ18a(上下方向にスライドする)
にはブラケット19を介してノズル保持部20が取り付
けられている。このノズル保持部20は、下側に上記ノ
ズル14を保持し、上側に上記シリンジ12(接着剤収
納部)を立設保持し、両者を連結してディスペンサ9を
構成する。
【0028】そして、このノズル保持部20は上述の上
記ディスペンサ9…に対応するように、この固定部17
の回りにXY方向に2列ずつ合計4つが、所定間隔でそ
れぞれ個別に上下方向スライド自在に設けられている。
【0029】さらに、上記ブラケット19の上端には、
上下駆動されることで、このブラケット19およびノズ
ル保持部20を上下させる駆動板21が水平に取り付け
られ、その一端部を上記固定部17の方向に突設させて
いる。
【0030】また、図3に示すように、上記固定部17
には、上下移動軸23が上下方向突没自在に設けられて
いる。この上下移動軸23は上記固定部17内に設けら
れたリニアブッシュ軸受24によりスライド保持されて
いる。そして、この移動軸23は図示しない付勢手段に
よって上方に付勢されている。
【0031】上記移動軸23の上部には押圧部材25が
設けられている。この押圧部材25は外側に突出するフ
ランジ部25aを有する。このフランジ部25aは上面
が上記駆動板21の下面に対向するように設けられてい
て、上記駆動板21は下面を上記押圧部材25のフラン
ジ部25aの上面と係止することで、この押圧部材25
によって保持される。
【0032】さらに、上記固定部17の外側面には上記
各ブラケット19…の近傍にエアシリンダ27…が軸線
を垂直にしかつ駆動軸27aを上方に延出させて設けら
れている。上記駆動軸27aは上記駆動板21を上下方
向にスライド自在に貫通するように設けられている。こ
の駆動軸27aには上端にストッパ28および上記駆動
板21の下側の高さ方向中途部には上面で上記駆動板2
1を保持する保持ブロック29が固定されている。
【0033】また、上記ストッパ28の下面と上記駆動
板21の上面との間の上記駆動軸27aには、圧縮ばね
30が圧縮状態で外挿されている。この圧縮ばね30に
よって上記駆動板21は上記押圧部材25の上記フラン
ジ部25aの上面に押し付けられている。そして、上記
押圧部材25によって上記駆動板21は所定の高さを保
っている。
【0034】すなわち、この押圧板25を下降駆動する
ことで上記駆動板21は上記圧縮ばね30の復元力によ
り下降駆動され、これによって上記ノズル保持部20
(ディスペンサ9)は下降駆動される。なお、図3にお
いて、31で示すのはこのヘッド11を上記基板4に対
してY方向にガイドする滑りガイドである。次に上記押
圧部材25を駆動する駆動手段を説明する。
【0035】図4は上記ヘッド11の平面図である。上
述のように、上記固定部17の回りにはディスペンサ9
…が行列状に4つ設けられている。すなわち、シリンジ
12(2つ図示を省略)、ノズル保持部20、ブラケッ
ト19、駆動板21(一つ図示を省略)がそれぞれ4つ
設けられている。上記4つの移動板21の下面を保持す
る押圧部材25は一つである。そして、この押圧部材2
5は以下に説明するカム機構32によって上下駆動され
る。
【0036】上記カム機構32はカム軸33を有する。
このカム軸33は長さ方向両端を一対の軸受部34、3
4によって回転自在に支持されている。このカム軸33
の上記押圧板25側の一端には第1のカムレバ−35の
基端部が固定されている。そしてこの第1のカムレバ−
34の先端部には上記押圧部材25の上面と転接する第
1のカムフォロア36が回転自在に設けられている。
【0037】また上記カム軸33の他端には、上記第1
のカムレバ−35と同方向に延出された第2のカムレバ
−37の基端部が取り付けられている。また、この第2
のカムレバ−37の先端部にも第2のカムフォロア38
が回転自在に設けられている。この第2のカムフォロア
38は円板状の端面カム40により上下駆動されるよう
になっている。
【0038】図2に示すように、上記端面カム40は垂
直軸回りに回転自在に設けられた回転軸41に取着さ
れ、端面40aを上記第2のカムフォロア38と接触さ
せて設けられている。この端面カム40の下面には従動
歯車42が同軸に固定されている。
【0039】そして、上記従動歯車42は、上記サ−ボ
モ−タ13の駆動軸13aに設けられた駆動歯車43と
噛合していて、上記サ−ボモ−タ13が回転することで
上記端面カム40と共に所定角度回転駆動される。
【0040】また、上記従動歯車42および端面カム4
0が取り付けられた回転軸41の上端にはこの回転軸4
1の回転角を検出するエンコ−ダ45が取り付けられて
いる。
【0041】上述のように、上記エンコ−ダ45からの
信号により上記サ−ボモ−タ13が所定角度回転するこ
とで、上記端面カム40が回転する。上記第2のカムフ
ォロア38が上記端面カム40の端面40aの下死点4
0a´に対応することで、上記第2のカムレバ−37の
先端部は下方向に回動し、このことによって上記カム軸
33を介して上記第1のカムレバ−35も回動する。上
記第1のカムレバ−35は、上記第2のカムレバ−37
とのレバ−の長さの比に応じた量だけ上記押圧部材25
を下方向に駆動する。このことで、上記駆動板21を介
して上記ノズル保持部20(ディスペンサ9)が下降駆
動される。
【0042】次に、上記ノズル保持部20の下降を個別
に規制する規制手段について説明する。上記ノズル保持
部20のうち任意の一つノズル保持部20のみを下降さ
せたい場合には、他のノズル保持部20を下降させない
ように規制する。
【0043】このためには、図3、図5(a)にAで示
すように、上記エアシリンダ27を作動させ、駆動軸2
7aを上昇させる。このことで、上記駆動軸27aの上
端に設けられたストッパ28および、中途部に設けられ
た保持ブロック29が上昇駆動される。そして、上記保
持ブロック29の上面が上記駆動板21の下面に当接し
たならば上記エアシリンダ27の上昇は停止する。この
ことで、上記駆動板21は上記圧縮ばね30と保持ブロ
ック29とに挟まれ、その下降が規制される。
【0044】すなわち、4つのエアシリンダ27のう
ち、下降駆動したいノズル14を保持するノズル保持部
20に対応するエアシリンダ27以外の3つのエアシリ
ンダ27を作動させ、Aで示す状態にする。
【0045】このような状態で上記サ−ボモ−タ13を
作動させ、図5(b)に示すように押圧板25を下降駆
動すれば、一つの駆動板21のみが上記圧縮ばね30の
復元力によって下降し、他の駆動板21は上記保持ブロ
ック29に保持され下降しない。次に、この接着剤塗布
装置の動作について説明する。
【0046】この接着剤塗布装置は、上記基板4の所定
の部位に接着剤を塗布する場合、その部位に装着される
電子部品に適した任意のディスペンサ9を選択し、その
ディスペンサ9以外の他のディスペンサ9…について
は、上記エアシリンダ27…を作動させ、その下降を規
制する。
【0047】ついで接着剤塗布装置は、上記ヘッド11
を上記基板4に対してXY方向に駆動し、上記任意のデ
ィスペンサ9のノズル14を上記所定の部位に対向位置
決めする。ついで上記サ−ボモ−タ13により上記カム
機構の第1のカムレバ−35が揺動駆動されると、上記
任意のディスペンサ9のみが下降駆動される。(図5
(b)に示す状態)
【0048】この状態で、後述する電磁弁8がON状態
となり、シリンジ12内に所定のエア圧が所定時間加え
ることにより、上記ノズル14から接着剤が吐出され
る。このことで、上記基板4の所定の部位には所定量の
接着剤が塗布される。
【0049】上記接着剤塗布装置は、このような動作を
各電子部品の装着部位に対して高速で行い、すべての部
位に接着剤を塗布する。このような動作が終了すると上
記基板4はこの接着剤塗布装置から排出され、例えば電
子部品装着装置に送られる。
【0050】以上述べたような構成によれば、4つのシ
リンジ12(ノズル14)をXY方向に2列に配置した
ので、図9に示す従来例と比較して上記ヘッド11のX
方向のストロ−クが短くなると共に、ノズル14選択の
ためのXY方向のストロ−クを同じにすることができ
る。このことにより、上記位置決めヘッド11の位置決
め制御が容易になるから、接着剤の塗布をより高速で行
うことができる。
【0051】また、上記4つのシリンジ12(ノズル1
4)の上下駆動を一つのサ−ボモ−タ13で行うことに
したので、それぞれに一つのサ−ボモ−タを接続する場
合に比べヘッド11をコンパクトにすることができる。
【0052】このことにより装置の制御が容易になると
共に、装置全体をコンパクトにすることができる。ま
た、ヘッド11を軽量化することができ、慣性力を小さ
くすることができるのでこのヘッド11の位置決めが容
易になる。この結果、より高速で接着剤を塗布すること
ができる。なお、この装置によれば塗布タクトを0.1
4秒/1ショットに短縮できることが実機において確か
められている。次に第2の実施例を説明する。
【0053】図2〜図5には図示を省略したが、図6に
示すように、上記シリンジ12の上端には従来例と同様
にエアキャップ50が設けられている。そして、このエ
アキャップ50には一端が図示しないエア源に接続され
たチュ−ブ51が接続され、このチュ−ブ51の中途部
には図8を引用して示す電磁弁8が設けられている。
【0054】そして、このエアキャップ50には空気入
れ替え用のバルブ52が設けられている。このエアキャ
ップ50およびバルブ52を図7(a)、(b)を参照
して詳しく説明する。
【0055】上記エアキャップ50には、上記チュ−ブ
51と連通する供給孔53の他に、一端が上記シリンジ
2内に開放し他端が上記バルブ52と接続される空気抜
き孔54が上下方向に設けられている。この空気抜き孔
54の上端には一端がこのエアキャップ50の外面に解
放するねじ孔55が設けられている。
【0056】このねじ孔55には上述のバルブ52の一
端部が螺着されている。このバルブ52は、図7(b)
に拡大して示すように、本体52aと、この本体52a
の一端開口部56内に設けられたテ−パ面と接離してこ
のバルブ52の開閉を行うコマ状の弁57とを具備す
る。
【0057】また上記本体52aの他端部側には、この
バルブ52の外端面に解放するねじ孔58が設けられ、
このねじ孔58は細孔59によって上記一端開口部56
に連通するようになっている。そして上記弁57の他端
面には、この細孔59に挿通される押圧棒60が取り付
けられている。
【0058】上記ねじ孔58には空気抜き用の通孔62
aが設けられたブッシュ62が螺着されている。そして
このブッシュ62と上記弁57の他端面との間には、上
記押圧棒60に外挿され、この弁57を上記バルブ52
の一端部方向に付勢する圧縮ばね63が上記細孔59を
通して設けられている。
【0059】この圧縮ばね63の強さは上記ブッシュ6
2の螺着量によって調整される。すなわち、この弁57
は上記シリンジ12内の圧力が所定値Pe以下になった
ならば上記圧縮ばね63の復元力によって解放するよう
になっている。
【0060】例えば、この開放圧力Peの大きさは、所
定の吐出圧力Pzよりも小さく設定される。そして、上
記吐出圧力Pzで接着剤を吐出したならば、上記電磁弁
8のOFF切り替えにより上記シリンジ2内の圧力は低
下する。そして上記シリンジ12内の圧力が上記開放圧
力Peに達したならば上記弁57が圧縮ばね63の復元
力によって解放し、上記シリンジ内2のエアを温度の低
い外気と入れ替える。
【0061】ついで上記電磁弁8がON状態になり、上
記シリンジ2内が圧力Pe以上に達すると、上記弁57
は上記圧縮ばね63の復元力に抗して閉状態になる。そ
して、上記シリンジ2内の圧力は吐出圧力Pzにまで上
昇する。このときの圧縮ばね63の力FはF=π/4・
2 ・Pe(dは弁57の一端面の径)で決定される。
また他の例として上記圧力Pの大きさを従来例における
残圧Pt以下に設定しても良い。
【0062】この場合には、通常の連続塗布状態では、
上記シリンジ2内の圧力は上記残圧Pt以下に低下しな
いので、上記弁57は開かない。そして、上記塗布点数
が所定の数に達したならば、上記塗布タクトを若干延長
し、上記シリンジ2内の圧力を上記開放圧力Pe´以下
にまで下げる。そして、少なくとも大気圧Po以上のエ
アをエア源からこのシリンジ12内に送りこみ、上記バ
ルブから上記シリンジ12内の温度の高いエアを抜くと
共に、新規な温度の低い外気をこのシリンジ12内に導
入する。
【0063】上記タクトタイムの延長はそれ程長くとる
必要はないので、ロスは少ない。このエアの入れ替えを
定期的に行うことにより、上記シリンジ2内のエアの温
度上昇を有効に防止することが可能である。
【0064】このことにより、より高速で塗布を長時間
連続して行う場合でも、上記接着剤の硬化や変質を防止
することができる。このことにより上記接着剤塗布装置
をより高速塗布ができる装置とすることが可能である。
【0065】例えば上述のバルブ52を有する装置にお
いては、約10、000点の連続塗布を行った場合、従
来の装置に比べて上記シリンジ12内の接着剤の温度上
昇が約40度以上も低くなることが実験により分かって
いる。なお、この発明は上記一実施例に限定されるもの
ではない。この発明の要旨を変更しない範囲で種々変形
可能である。
【0066】たとえば上述の一実施例では、上記シリン
ジ12はノズル保持部20の上面に支持され、このノズ
ル保持部20の上下動により共に上下したが、図8に示
すように、上記シリンジ12を固定し、このシリンジ1
2と上下駆動されるノズル部14´とをフレキシブルな
チュ−ブ65で接続するようにしても良い。このように
すれば、上下駆動部の軽量化を図ることができるのでよ
り高速で上記ノズル14の位置決め駆動を行うことがで
きる。
【0067】ただし、上記チュ−ブ65は伸縮するもの
でなくかつ自由に曲がるものであることが必要である。
上記シリンジ12の容積を変化させることができないか
らである。
【0068】また、上記一実施例では、上記ディスペン
サ9の数は4つであったが、XY方向に3行列で設けて
計9個とするようにしても良いし、3行2列の計6つで
あって良い。さらにそれ以上の数であっても良い。
【0069】一方、上記一実施例は、カム機構32に端
面カム40を用いていたが、他の種類のカムであっても
良く、要は上記押圧部材25を上下駆動することができ
れば良い。
【0070】
【発明の効果】以上述べたように、この発明の第1の構
成は、複数のディスペンサを立設保持する塗布ヘッドを
有し、この塗布ヘッドを基板に対してXY方向に駆動す
ると共に、上記ディスペンサから接着剤を吐出すること
で、上記基板上の所定の部位に接着剤を塗布する接着剤
塗布装置において、上記塗布ヘッドには、複数のディス
ペンサが2行2列以上の行列状に設けられたものであ
る。
【0071】また、第2の構成は、上記第1の構成にお
いて、上記複数個のディスペンサを同時に上下駆動可能
なカム機構と、各ディスペンサに対して設けられそれぞ
れのディスペンサの上下駆動を個別に規制する複数の規
制手段とを具備したものである。
【0072】第1の構成によれば、上記ヘッドの1方向
の移動ストロ−クが小さくなり、また、任意のディスペ
ンサを選択するためのXY方向のストロ−クを平均化す
ることができるので、上記ヘッドの駆動量を少なくする
ことができる。
【0073】また、第2の構成によれば、複数のディス
ペンサのうち任意のディスペンサのみを、一つのカム機
構で選択して上下駆動することができるので、上記ヘッ
ドの小型軽量化を図ることができる。したがって、上記
第1、第2の構成によれば、ヘッドを高速で位置決め駆
動することができるので、接着剤を高速で塗布すること
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す全体斜視図。
【図2】同じく、ヘッドの縦断面図。
【図3】同じく、ヘッドの縦断面図。
【図4】同じく、ヘッドの平面図。
【図5】(a)、(b)は、同じく、ディスペンサの動
作を示す工程図。
【図6】同じく、ディスペンサと電磁弁との接続を示す
概略構成図。
【図7】(a)、(b)は、エアキャップに取り付けら
れたバルブを示す縦断面図。
【図8】他の実施例を示す概略構成図。
【図9】従来例を示す正面図。
【符号の説明】
4…基板、9…ディスペンサ、11…ヘッド、13…サ
−ボモ−タ、32…カム機構、27…エアシリンダ(規
制手段)。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のディスペンサを立設保持する塗布
    ヘッドを有し、この塗布ヘッドを基板に対してXY方向
    に駆動すると共に、上記ディスペンサから接着剤を吐出
    することで、上記基板上の所定の部位に接着剤を塗布す
    る接着剤塗布装置において、 上記ヘッドには、複数のディスペンサが2行2列以上の
    行列状に設けられていることを特徴とする接着剤塗布装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の接着剤塗布装置におい
    て、上記複数個のディスペンサを同時に上下駆動可能な
    カム機構と、各ディスペンサに対して設けられそれぞれ
    のディスペンサの上下駆動を個別に規制する複数の規制
    手段とを具備することを特徴とする接着剤塗布装置。
JP683592A 1992-01-17 1992-01-17 接着剤塗布装置 Pending JPH05185004A (ja)

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