JP2003126307A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents
ゴルフクラブヘッドInfo
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- JP2003126307A JP2003126307A JP2001331308A JP2001331308A JP2003126307A JP 2003126307 A JP2003126307 A JP 2003126307A JP 2001331308 A JP2001331308 A JP 2001331308A JP 2001331308 A JP2001331308 A JP 2001331308A JP 2003126307 A JP2003126307 A JP 2003126307A
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Abstract
込まれるシャフト差込孔を有するゴルフクラブヘッド1
である。シャフト差込孔の軸中心線を第1の垂直面内に
配しかつ規定のライ角αで傾けしかもフェース面の中心
を規定のフェース角で傾けた基準状態において、ヘッド
底面をなすソール部4を、ヘッド重心Gを通りかつ前記
第1の垂直面に平行な第2の垂直面VP2と、ヘッド重
心Gを通りかつ前記第2の垂直面VP2と直交する第3
の垂直面VP3とにより、トウ側のソール前部4A、ト
ウ側のソール後部4B、ヒール側のソール前部4C、及
びヒール側のソール後部4Dの4領域に仮想区分したと
きに、少なくとも前記トウ側のソール前部4Aの平均厚
さt1が、前記ヒール側のソール前部4Cの平均厚さt
2よりも大である。
Description
のに役立つゴルフクラブヘッドに関する。
図8(A)、(B)に示すように、ドライバーなどの金
属製のウッド型ゴルフクラブヘッドaは、ボールを打球
するフェース面Fを有するフェース部b、ヘッド上面を
なすクラウン部c、ヘッド底面をなすソール部d、前記
クラウン部cとソール部dとの間をのびるサイド部f、
及びシャフト(不図示)の一端が装着されるネック部h
とを具えている。このようなヘッドaは、一般的に、ス
イートスポット点SS(ヘッド重心Gからフェース面F
に引いた法線が該フェース面と交わる点)がフェース面
Fの中心Fcよりもヒール側に位置するものが多い。
ルの打ち出し速度を高めることが重要となる。ボールの
打ち出し速度を高めるには、フェース面Fのスイートス
ポット点SSで打球することが望ましい他、フェース部
bの打点位置を大きく撓ませかつその復元力をボールに
伝達するいわゆるスプリング効果を持たせることが有効
と考えられている。しかしながら、多くのゴルファは、
フェース面の中心で構えかつ打球しようとする傾向があ
るにも拘わらず、従来のヘッドでは、最も撓みやすいフ
ェース面の中心Fcとスイートスポット点SSとが一致
しないため、ヘッドの性能を十分に引き出しているとは
言い難い。
されたもので、ヘッド各部の厚さ、より具体的にはソー
ル部又はサイド部の厚さを限定することを基本として、
スイートスポット点をフェース面の中心に近づけ、打球
の飛距離を増大させうるゴルフクラブヘッドを提供する
ことを目的としている。
載の発明は、内部に中空部を有しかつシャフトが差し込
まれるシャフト差込孔を有するゴルフクラブヘッドであ
って、前記シャフト差込孔の軸中心線を第1の垂直面内
に配しかつ規定のライ角で傾けしかもフェース面の中心
を規定のフェース角で傾けた基準状態において、ヘッド
底面をなすソール部を、ヘッド重心を通りかつ前記第1
の垂直面に平行な第2の垂直面と、前記ヘッド重心を通
りかつ前記第2の垂直面と直交する第3の垂直面とによ
り、トウ側のソール前部、トウ側のソール後部、ヒール
側のソール前部、及びヒール側のソール後部の4領域に
仮想区分したときに、少なくとも前記トウ側のソール前
部の平均厚さt1が、前記ヒール側のソール前部の平均
厚さt2よりも大であることを特徴としている。
ソール前部の平均厚さt1と、前記ヒール側のソール前
部の平均厚さt2との比(t1/t2)が1.1〜2.
5であることを特徴とする請求項1記載のゴルフクラブ
ヘッドである。
部の平均厚さt3が、前記トウ側のソール前部の平均厚
さt1よりも大であることを特徴とする請求項1又は2
記載のゴルフクラブヘッドである。
を有しかつシャフトが差し込まれるシャフト差込孔を有
するゴルフクラブヘッドであって、前記シャフト差込孔
の軸中心線を第1の垂直面内に配しかつ規定のライ角で
傾けしかもフェース面の中心を規定のフェース角で傾け
た基準状態において、ヘッド側面をなすサイド部を、ヘ
ッド重心を通りかつ前記第1の垂直面に平行な第2の垂
直面と、前記ヘッド重心を通りかつ前記第2の垂直面と
直交する第3の垂直面とで、トウ側のサイド前部、トウ
側のサイド後部、ヒール側のサイド前部、及びヒール側
のサイド後部の4領域に仮想区分したときに、少なくと
も前記トウ側サイド後部の平均厚さt4が、前記ヒール
側サイド後部の平均厚さt5よりも大であることを特徴
としている。
サイド後部の平均厚さt4と、前記ヒール側のサイド後
部の平均厚さt5との比(t4/t5)が1.1〜5.
0であることを特徴とする請求項4記載のゴルフクラブ
ヘッドである。
サイド前部の平均厚さt6が、前記トウ側のサイド後部
の平均厚さt5よりも小であることを特徴とする請求項
4又は5記載のゴルフクラブヘッドである。
部の厚さが有する面積を考慮して、該面積で重み付けし
て得るものとする。すなわち、例えばトウ側のソール前
部の平均厚さt1を例に挙げると、下記式で計算しう
る。 t1=Σ(t1i・Si)/ΣSi (i=1,2…) ここで、t1iはトウ側のソール前部の任意の領域iの
実厚さ、Siは、前記実厚さt1iが占める領域iの面
積とする。
に基づき説明する。図1は本実施形態のゴルフクラブヘ
ッド(以下、単に「ヘッド」ということがある。)1の
正面図、図2はその平面図、図3は図1の底面図をそれ
ぞれ示している。図においてヘッド1は、ボールを打球
する面であるフェース面Fを有するフェース部2と、前
記フェース面Fの上縁Eaに連なりヘッド上面をなすク
ラウン部3と、前記フェース面Fの下縁Ebに連なりヘ
ッド底面をなすソール部4と、前記クラウン部3とソー
ル部4との間を継ぎ前記フェース面Fのトウ側縁Ecか
らバックフェースを通り前記フェース面Fのヒール側縁
Edにのびるサイド部5と、フェース部2とクラウン部
3とサイド部5とのヒール側で交わり部の近傍に配され
かつ図示しないシャフトの一端が装着されるネック部6
とを具えたものが例示される。
孔6aが形成されており、図1〜図3では、このシャフ
ト差込孔6aの軸中心線CLを第1の垂直面VP1内に
配しかつ規定のライ角αで傾けるとともに、フェース面
の中心Fcを規定のフェース角βで傾けたヘッドの基準
状態を示している。フェース面の中心Fcは、図1の如
く、フェース巾Wの中心とフェース高さHの中心とが交
差する位置として定められる。
の図4に示す。)を有した金属材料からなるウッド型の
ものが例示される。金属材料としては、例えばアルミニ
ウム合金、チタン、チタン合金、ステンレスなどの各種
の材料が用いられる。本例ではα+β型チタン合金であ
るTi−6Al−4Vを用いかつロストワックス精密鋳
造法によってフェース部2、クラウン部3、サイド部
4、ネック部6を一体に有しかつソール部を開口とした
ヘッド本体に、ソール部4をなすソール板を別成形して
固着したものを例示する。ただし、これに限られず、他
の材料、他の成形法により製造しうるのは言うまでもな
い。
VP1の断面である図4に示す如く、前記基準状態にお
いて、ソール部4を、ヘッド重心Gを通りかつ前記第1
の垂直面VP1に平行な第2の垂直面VP2と、前記ヘ
ッド重心Gを通りかつ前記第2の垂直面VP2と直交す
る第3の垂直面VP3とにより、トウ側のソール前部4
A、トウ側のソール後部4B、ヒール側のソール前4C
部、及びヒール側のソール後部4Dの4領域に仮想区分
したときに、少なくとも前記トウ側のソール前部4Aの
平均厚さt1が、前記ヒール側のソール前部4Cの平均
厚さt2よりも大に設定されている。
との境界をなす稜線eで囲まれるヘッド底面部分とす
る。ただし、この稜線eの全部ないし一部が明瞭に現れ
ない場合には、図2に示すように、前記基準状態におい
てヘッド重心Gを通る垂直面断面X1、X2…(この一
例を図7に示す)において、ソール部4、サイド部5の
境界付近での最小の曲率半径Rmin がなす円弧部分Cの
両端C1、C2の中間点CP1を前記稜線eとして定
め、これを連続的に求める。また図 に示すように、前
記垂直面断面X1、X2…において、ソール部4、サイ
ド部5の境界付近において、曲率半径Rcが一定の場合
にはその外面輪郭線に引いた接線Nの角度θが水平面H
Pに対して30度をなす接点CP2を前記稜線eと仮定
する。
1は、特に限定されるものではないが、好ましくは2.
0〜7.0mm、より好ましくは4.5〜6.0mm、さら
に好ましくは5.5〜6.0mmとすることが望ましい。
トウ側のソール前部4Aの平均厚さt1が2.0mm未満
であると、ヘッド重心Gをトウ側に寄せることが困難に
なる傾向があり、逆に7.0mmを超えると、トウ側の重
量が大巾に大となりヘッド重心Gがフェース面の中心F
cよりもトウ側に位置する傾向があり好ましくない。
さt2は、特に限定されるものではないが、好ましくは
1.0〜6.0mm、より好ましくは3.5〜5.0mm、
さらに好ましくは4.0〜4.5mmとすることが望まし
い。ヒール側のソール前部4Cの平均厚さt2が1.0
mm未満の場合、重心設計には好ましいものとなる反面、
強度低下を招きやすく、逆に6.0mmを超えると、ヒー
ル側に重量が大きく配分されてしまいヘッド重心がヒー
ル側に寄る傾向がある。
1と、ヒール側のソール前部4Cの平均厚さt2との比
(t1/t2)は、好ましくは1.1〜2.5、より好
ましくは1.1〜2.0、さらに好ましくは1.2〜
1.5程度とすることが望ましい。これにより、ソール
前部4A、4Cにおいて、トウ、ヒール方向の重量配分
をバランス良く行うことができ、ヘッド重心Gの位置を
より最適化しうる。
後部4B、4Dの平均厚さt3は、特に限定されるもの
ではないが、好ましくは1.0〜7.5mm、より好まし
くは3.5〜7.5mm、特に好ましくは5.0〜6.0
mmとするのが望ましい。また前記ソール後部4B、4D
の平均厚さt3と前記トウ側のソール前部t1との比
(t3/t1)は、例えば1.0〜2.5、より好まし
くは1.0〜2.0、さらに好ましくは1.2〜1.5
とするのが望ましい。特に本実施形態では、このトウ側
及びヒール側を含む前記ソール後部4B、4Dの平均厚
さt3が、第3の垂直面VP3の断面である図5に示す
ように、前記トウ側のソール前部4Aの平均厚さt1よ
りも大に設定されたものを例示している。このように、
ソール後部4B、4Dの平均厚さをソール前部の平均厚
さよりも大とすることにより、ヘッド重心Gをヘッド後
方に位置させることができ、重心深度を大とするのに役
立つ。
て、ヘッド重心Gからフェース面Fに引いた法線が該フ
ェース面Fと交わる点であるスイートスポット点SSの
フェース巾方向位置を、フェース面の中心Fcに近似さ
せることが可能になる。より具体的には、スイートスポ
ット点SSとフェース面の中心Fcとのフェース巾方向
のずれ量が2.0mm以内、さらに好ましくは1.0mm以
内に設定しうる。これにより、最も撓みやすいフェース
面の中心とスイートスポット点とを実質的に一致させ、
ヘッド1の性能を十分に引き出すことができる。
4のみならず、サイド部5についても厚さを最適化して
いる。即ち、前記サイド部5を、前記第2の垂直面VP
2と第3の垂直面VP3とで、トウ側のサイド前部5
A、トウ側のサイド後部5B、ヒール側のサイド前部5
C、及びヒール側のサイド後部5Dの4領域に仮想区分
したときに、少なくともトウ側のサイド後部5Bの平均
厚さt4が、前記ヒール側のサイド後部5Dの平均厚さ
t5よりも大に設定されている。なおサイド部5とクラ
ウン部3との境界は原則として稜線により定めうるが、
稜線が明確でないときには、図2に示す正規状態での平
面においてヘッド側部の輪郭線を形成する位置をサイド
部5とクラウン部3と境界として定める。
部の厚さを規定したのは、ソール後部は、ヘッドの重心
をより深くする(フェース面から遠ざける)ため極力厚
さを大とするのが望ましくその設計自由度が少ないこと
に基づいている。またサイド部5については、全体を厚
くするとヘッド重心が高くなって好ましくないので、低
重心、深い重心深度との兼ね合いより、前部を薄肉化
し、後部において厚さを変化させるものである。
4は、特に限定されるものではないが、好ましくは2.
0〜6.0mm、より好ましくは3.0〜5.5mm、特に
好ましくは4.0〜4.7mmとすることが望ましい。前
記平均厚さt4が、2.0mm未満であると、ソール部の
厚さを最適化しないときには、ヘッド重心をトウ側に寄
せることが困難になる傾向があり、逆に6.0mmを超え
ると、トウ側の重量が大となりヘッド重心Gがフェース
面の中心Fcよりもさらにトウ側に位置する傾向があり
好ましくない。
厚さt5は、特に限定されるものではないが、好ましく
は0.8〜2.5mm、より好ましくは0.8〜1.5m
m、特に好ましくは0.8〜1.2mmとすることが望ま
しい。前記平均厚さt5が0.8mm未満の場合、重心設
計には好ましいものとなる反面、強度低下を招きやすく
なり、逆に2.5mmを超えると、ヒール側に重量が大き
く配分されてしまいヘッド重心がヒール側に寄る傾向が
ある。
厚さt4と、前記ヒール側のサイド後部5Dの平均厚さ
t5との比(t4/t5)は、好ましくは1.1〜5.
0、より好ましくは1.5〜3.0、さらに好ましくは
2.5〜3.5であることが望ましい。これにより、サ
イド後部5B、5Dにおいて、トウ、ヒール方向の重量
配分をバランス良く行うことができ、ヘッド重心Gの位
置を最適化しうる。
6は、特に限定されるものではないが、好ましくは0.
8〜2.5mm、さらに好ましくは0.8〜1.5mm、さ
らに好ましくは0.8〜1.2mmとすることが望まし
い。前記平均厚さt6が0.8mm未満であると、ヘッド
1の耐久性が悪化する傾向があり、逆に2.5mmを超え
ると、ヘッド重心Gがフェース面側に近づき、重心深度
を小さくする傾向があるため好ましくない。
さt6と前記トウ側のサイド後部5Bの平均厚さt5と
の比(t5/t6)は、好ましくは1.0〜2.5mm、
より好ましくは1.0〜2.2、さらに好ましくは1.
2〜1.5mmとするのが望ましく、本例ではトウ側のサ
イド前部5Aの平均厚さt6を、トウ側のサイド後部5
Bの平均厚さt5よりも小に設定したものを例示してい
る。これにより、ヘッド重心Gをヘッド後方かつトウ側
へ位置させることができ、より最適な重心設計を行うこ
とが可能になる。
部の厚さの最適化)及び請求項4(サイド部の厚さの最
適化)の双方を満たす最も好ましい態様のヘッド1を例
示したが、請求項1又は請求項4だけを満たすヘッドと
して形成しても、ヘッド重心Gをフェース面の中心Fc
に位置させることが可能である。
が大きい錘部材9を配したものを例示している。該錘部
材9としては、特に限定はされないが、例えばW−Cu
合金、Cu、Ni−Cu、W−Niなど、W、Cu、P
bなどの1以上を含む金属材料が好適である。特に好ま
しくは、錘部材3は比重が10〜22、より好ましくは
12〜14程度の金属材料が望ましい。前記比重が10
未満であると、ヘッド重心Gの位置を大きく移動させる
ことが困難となり、逆に比重が22を超える金属材料
は、一般にコストが高く実用上好ましくない。
に跨って配置される。ソール後部4B、4Dに錘部材9
を配置したときには、ヘッドの重心深度を大とするのに
役立つ。なお錘部材9をヘッド1に取り付ける方法は特
に限定されず、例えばかしめ、圧入、接着剤など種々の
固着手段を用いて取り付けしうる。錘部材9の質量は、
例えばヘッド質量の7〜20%程度に設定するのが良好
である。また錘部材9を配したときには、ソール部4の
各部の平均厚さに錘部材9の厚さを含めないものとす
る。
て説明する。チタン合金(Ti−6Al−4V)にてヘ
ッド体積167cm3 、ヘッド質量200g、ロフト角1
4°のウッド型ゴルフクラブヘッド(W#3)を表1の
仕様に基づいて試作するとともに、ヘッドの反発係数を
テストした。また本発明外の構成を有する実質的に同形
状のヘッド(比較例1)についても合わせて試作し性能
を比較した。なおフェース部、クラウン部については各
ヘッドと同一とした。
Procedure for Measureing the Velocity Ratio of a
Club Head for Conformance to Rule 4-1e, Revision 2
(February 8, 1999) に基づき行った。具体的にはゴル
フボールをボール発射装置を用いて発射し、台座上に固
着することなく載置されたヘッドのフェース部のスイー
トスポットに衝突させ、ゴルフボールの衝突直前の入射
速度Viと跳ね返り速度Voとを測定する。そして、ゴ
ルフボールの入射速度をVi、跳ね返り速度をVo、ヘ
ッド質量をM、ゴルフボールの平均質量をmとした場合
に、次式により反発係数eを算定した。 (Vo/Vi)=(eM−m)/(M+m) なおゴルフボールの発射口からフェース部までの距離は
55インチとし、ボールがヘッドのスイートスポットの
位置から5mm以上離れない位置でかつフェース面に対し
て直角に衝突させる。またゴルフボールはタイトリスト
社製のピナクルゴールドを使用し、ボール初速は160
フィート±0.5フィート(48.768±0.152
4m/s)に設定した。テストの結果などを表1に示
す。
大きく、かつフェース面の中心にスイートスポット点の
巾方向位置が近似するため、比較例に比べて反発係数を
増大していることが確認できる。なおフェース面の中心
とスイートスポット点とはフェース高さ方向に位置ずれ
している。高さ方向においてもフェース面の中心とスイ
ートスポット点とが一致していることが望ましい。しか
し、クラブのロフト角も14°と大きいため、重心深度
を大としている関係上、前記高さ方向を一致させるのは
困難となる。
は、トウ側のソール前部の平均厚さt1をヒール側のソ
ール前部の平均厚さt2よりも大としたことにより、ヘ
ッドの重心を最適化し、スイートスポット点をフェース
面の中心に近似させることができ、打球の飛距離を増大
しうる。
のソール前部の平均厚さt1と、前記ヒール側のソール
前部の平均厚さt2との比(t1/t2)を一定範囲に
限定することにより、さらに効果的にスイートスポット
点をフェース面の中心に近似させ得る。
後部の平均厚さt3をトウ側のソール前部の平均厚さt
1よりも大としたときには、ヘッド重心をよりヘッド後
方に位置させるのに役立ち、重心深度を大としてミスシ
ョット時の飛距離のロスを最小限に抑え、かつ打球を上
げやすいヘッドを提供しうる。
ド後部の平均厚さt4をヒール側サイド後部の平均厚さ
t5よりも大としたことにより、ヘッドの重心を最適化
し、スイートスポット点をフェース面の中心に近似させ
ることができ、打球の飛距離を増大しうる。
サイド後部の平均厚さt4と、ヒール側サイド後部の平
均厚さt5との比(t4/t5)を一定範囲に限定する
ことにより、さらに効果的にスイートスポット点をフェ
ース面の中心に近似させ得る。
前部の平均厚さt6をトウ側のサイド後部の平均厚さt
5よりも小としたときには、ヘッド重心をよりヘッド後
方に位置させるのに役立ち、重心深度を大としてミスシ
ョット時の飛距離のロスを最小限に抑え、かつ打球を上
げやすいヘッドを提供しうる。
正面図である。
を説明するための略図である。
の正面図及びその断面図である。
Claims (6)
- 【請求項1】内部に中空部を有しかつシャフトが差し込
まれるシャフト差込孔を有するゴルフクラブヘッドであ
って、 前記シャフト差込孔の軸中心線を第1の垂直面内に配し
かつ規定のライ角で傾けしかもフェース面の中心を規定
のフェース角で傾けた基準状態において、 ヘッド底面をなすソール部を、ヘッド重心を通りかつ前
記第1の垂直面に平行な第2の垂直面と、前記ヘッド重
心を通りかつ前記第2の垂直面と直交する第3の垂直面
とにより、トウ側のソール前部、トウ側のソール後部、
ヒール側のソール前部、及びヒール側のソール後部の4
領域に仮想区分したときに、 少なくとも前記トウ側のソール前部の平均厚さt1が、
前記ヒール側のソール前部の平均厚さt2よりも大であ
ることを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項2】前記トウ側のソール前部の平均厚さt1
と、前記ヒール側のソール前部の平均厚さt2との比
(t1/t2)が1.1〜2.5であることを特徴とす
る請求項1記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項3】前記ソール後部の平均厚さt3が、前記ト
ウ側のソール前部の平均厚さt1よりも大であることを
特徴とする請求項1又は2記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項4】内部に中空部を有しかつシャフトが差し込
まれるシャフト差込孔を有するゴルフクラブヘッドであ
って、 前記シャフト差込孔の軸中心線を第1の垂直面
内に配しかつ規定のライ角で傾けしかもフェース面の中
心を規定のフェース角で傾けた基準状態において、 ヘッド側面をなすサイド部を、ヘッド重心を通りかつ前
記第1の垂直面に平行な第2の垂直面と、前記ヘッド重
心を通りかつ前記第2の垂直面と直交する第3の垂直面
とで、トウ側のサイド前部、トウ側のサイド後部、ヒー
ル側のサイド前部、及びヒール側のサイド後部の4領域
に仮想区分したときに、 少なくとも前記トウ側サイド後部の平均厚さt4が、前
記ヒール側サイド後部の平均厚さt5よりも大であるこ
とを特徴とするゴルフクラブヘッド。 - 【請求項5】前記トウ側のサイド後部の平均厚さt4
と、前記ヒール側のサイド後部の平均厚さt5との比
(t4/t5)が1.1〜5.0であることを特徴とす
る請求項4記載のゴルフクラブヘッド。 - 【請求項6】前記トウ側のサイド前部の平均厚さt6
が、前記トウ側のサイド後部の平均厚さt5よりも小で
あることを特徴とする請求項4又は5記載のゴルフクラ
ブヘッド。
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JP2001331308A JP2003126307A (ja) | 2001-10-29 | 2001-10-29 | ゴルフクラブヘッド |
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