JP2003125509A - 管 枕 - Google Patents

管 枕

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JP2003125509A
JP2003125509A JP2001312924A JP2001312924A JP2003125509A JP 2003125509 A JP2003125509 A JP 2003125509A JP 2001312924 A JP2001312924 A JP 2001312924A JP 2001312924 A JP2001312924 A JP 2001312924A JP 2003125509 A JP2003125509 A JP 2003125509A
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JP
Japan
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pin
pipe
pedestal
pillow
nut
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Pending
Application number
JP2001312924A
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English (en)
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Toru Yasumatsu
徹 安松
Koichi Ito
功一 伊藤
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Kurimoto Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
Original Assignee
Kurimoto Ltd
Kansai Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管Pの受台12をその支え部材11、21、
31に安価に、かつスムースに取付ける。 【解決手段】 電力ケーブル又は通信ケーブルaが挿通
される管Pを、橋梁に添架したり、地中に布設する際に
使用する管枕であって、管Pの外面周方向に当てがわれ
る受台12と、その受台12を支える部材11、21、
31とから成る。受台12の中央と支え部材に頭付きピ
ン3を貫通し、そのピン3の先端にプッシュナット4を
圧入して、受台12はそのピン3の軸周りに回転可能と
なっている。プッシュナット4は、その孔4a周りのス
リット4bを介して孔周縁を押し広げてピン3に嵌入
し、その周縁の弾力でもってピン3と一体化させるた
め、取付け性もよく、安価である。また、ピン3の径の
寸法誤差は、孔周縁の広さ度合で吸収し、ピン3の長さ
方向の停止位置は、押し込み度合で調整自在のため、締
め付け度合も簡単に任意に得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、電力ケーブル又
は通信ケーブルが挿通される管の管枕に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】近年、電力ケーブル、通信ケーブルは、
美観上およびケーブル保護のため、管内に挿通して、橋
梁に添架したり、また、地中内に布設される場合が多
い。例えば、図5、図6に示すように、橋台又は橋脚D
上に支承cを介して載置された主桁E内に複数列・複数
段に前記保護管Pを配設して橋梁に添架される。すなわ
ち、図5に示す主桁Eは、図7乃至図9に示すようにそ
の梁h上に管Pを配設し、図6に示す主桁Eには、図1
0に示すように吊杆eを介して吊設する。図中、Bは路
床である。 【0003】その保護管Pは、FRPなどから成り、図
11に示すように、複数列・複数段に並列積層した多孔
管路Aとして構成される。その多孔管路Aは、一般に、
最下段の管枕30上に所要本数の管Pを並列し、その並
列管P上に中間管枕20を介在して、並列管Pを所要段
積層し、その最上段に管枕(最上段管枕)10を載置
し、各管枕10、20、30の両端にボルトバー40を
挿し通してボルト・ナット締めしたものであり、その管
枕などによる管Pの一体化は管路の所要長さ間隔で行わ
れる。 【0004】上記構成の多孔管路Aは、橋梁に添架され
たり、トンネル、トラフに配置される際、管枕30、1
0を橋梁又は地盤に固着して固定化が図られる。その
際、管枕の長さ方向と管Pの長さ方向が直角ではなく、
種々の角度を有したり、管Pが上下に折曲する場合があ
る。例えば、橋梁への添架においては、管枕の間隔に対
応する梁hが管の長さ方向に直交しなかったり(図
7)、何らかの事情で、管Pを屈曲したり、梁hを斜め
に設けなければならず(図8、図9)、橋梁H(主桁
E)の梁hの長さ方向と管Pの長さ方向とが一定の傾き
でない場合もある。この場合には、管枕10、20、3
0の管Pの受部となる凹部の軸方向をその各傾きに対応
したものにする必要がある。 【0005】また、図5に示すように、端支点部(同図
(a))と中間支点部(同図(b))の主桁Eの梁hの
構成相違により管路Aを上下に屈曲して通さなければな
らなかったり、図10に示すように、突起などの構造物
を避けるため、管路Aを上下に屈曲しなければならない
場合がある。この管路Aが、横方向のみならず上下方向
にも屈曲する場合、管枕30を橋梁の梁hにその屈曲に
対応して傾斜状態で固定できればよいが、そのような場
合は少なく、一般的には、その傾きに応じた管枕を各種
用意したり、現場において凹部を適宜に切削して対応し
ているのが実情である。 【0006】このような実情の下、本願出願人は、特開
2000−261944号公報で開示され、図13に示
すように、管枕10、20、30を、管Pの外面周方向
に当てがわれる受台12と、その受台12を支える部材
11、21、31とから構成し、その受台12をその支
え部材11、21、31に対し上下方向の軸周りに回転
可能としたものを提案した。 【0007】この管枕は、受台12が回転可能であるた
め、管枕の長さ方向と管Pの長さ方向の傾むきに対応し
て受台12を回転させることができ、例えば、 図12に
示すように、支え部材11、 21、31は管Pの長さ方
向に対し任意の傾きの個所に固着し得る。このため、こ
の管枕は、管路の種々の屈曲態様に対応できる。 【0008】 【発明が解決しようとする課題】図13に示す管枕にお
ける、受台12を支え部材11、21、31に取付ける
構成は、図14に示すように、両ねじピン13を受台1
2及び部材11、21、31に挿し通し、その両ねじピ
ン13にワッシャ15を介してナット14をねじ込んだ
ものである。 【0009】この両ねじピン13にナット14をねじ込
む作業は煩わしく、また、そのねじ込み度合(締め付け
度合)によって、受台12の回転度合が影響する。その
受台12の回転がスムースになされないと、管枕の設置
がスムースになされない。この締め付け度合は、各部材
の寸法誤差の影響を受け、このため、所望の締め付け度
合を得るために、熟練を要するとともに長時間を費やし
ている。 【0010】また、管枕による、管Pの安定した支持を
維持するには、締め付けが弛んでは好ましくないため、
ナット14には弛み止めナット、例えば、Uナット(登
録商標:(株)富士精密製)を使用しなければならな
い。このUナットは高価であり、また、両ねじピン13
も高価なものである。このため、これらの部品コストの
削減も望まれる。 【0011】この発明は、上記実情の下、受台のその支
え部材への取付けを円滑にするとともに、その部品コス
トの削減を図ることを課題とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、両ねじピンとUナットに代えて、頭付
きピンとプッシュナットを採用することとしたのであ
る。 【0013】頭付きピンは、 一方への抜け止めは頭部で
なされ、他方への抜け止めはプッシュナットで行われ
る。このとき、プッシュナットは、ピンの径より小径の
嵌合孔を有し、その孔の周縁に放射方向のスリットを形
成したものであり、そのスリットを介して孔周縁を押し
広げてピンに嵌入(圧入)し、その周縁の弾力でもって
ピンと一体化させるため、取付け性もよく、安価であ
る。また、ピンの径の寸法誤差は、孔周縁の開き度合で
吸収し、ピンの長さ方向の停止位置は、押し込み度合で
調整自在のため、受台の締め付け度合も簡単に任意に得
ることができる。 【0014】 【発明の実施の形態】この発明の実施形態としては、電
力ケーブル又は通信ケーブルが挿通される管を、橋梁に
添架したり、地中に布設する際に使用する管枕であっ
て、前記管の外面周方向に当てがわれる受台と、その受
台を支える部材とから成る管枕において、前記受台は前
記管の外周面に沿うわん曲部材であって、その中央と前
記部材に頭付きピンを貫通し、そのピンの先端にプッシ
ュナットを圧入して、受台はそのピンの軸周りに回転可
能となっている構成を採用する。 【0015】 【実施例】一実施例を図1乃至図4に示し、上述と同一
符号は同一物を示す。従来と異なるのは、支え部材1
1、21、31に受台12を取付けるピン3が頭3a付
きであり、ナット4をプッシュナットとした点である。
そのプッシュナット4は、図4に示すように、ばね材か
ら成る皿状物であり、その中央に、ピン3の径より小径
の孔4aが形成され、その孔4aの周縁等間隔に放射方
向のスリット4bが形成されたものである。 【0016】このピン3とナット4により、支え部材1
1、21、31に受台12を取付けるには、各支え部材
11、21、31にスペーサ5を介して受台12を載置
し、ピン3を受台12の中央及び部材11、21、31
に通してその先端にナット4を打ち込みにより嵌合す
る。このとき、図2に示すように、ナット4は、スリッ
ト4bを介して孔4aの周縁が広がってピン3上に嵌め
られ(圧入され)、最適な位置で止める。この停止位置
は、孔4aの周縁のばね性でもって維持される。 【0017】なお、ピン3の挿入方向は、図1(a)、
(b)に示すように上下逆でもよい。すなわち、頭3a
が上側でも下側でもよい。 【0018】 【発明の効果】この発明は、以上のように、受台をその
支え部材に、ピンとプッシュナットにより回転可能に取
付けるようにしたので、その作業が容易となり、また、
部品コストの低減もできる。
【図面の簡単な説明】 【図1】一実施例の要部断面図であり、(a)は最上部
の管枕部分、(b)は最下部の管枕部分 【図2】同実施例の要部拡大図であり、(a)はナット
のピン嵌合部、(b)は(a)の切断下面図 【図3】同実施例のピンの各例の正面図 【図4】同実施例のプッシュナットを示し、(a)は正
面図、(b)は右側面図 【図5】橋梁への多孔管路の添架説明図 【図6】橋梁への多孔管路の添架説明図 【図7】橋梁への多孔管路の添架説明用平面図 【図8】橋梁への多孔管路の添架説明用平面図 【図9】橋梁への多孔管路の添架説明用平面図 【図10】橋梁への多孔管路の添架説明用側面図 【図11】多孔管路の一例の斜視図 【図12】多孔管路の他例の斜視図 【図13】従来例の斜視図 【図14】同従来例の要部断面図 【符号の説明】 A 多孔管路 E 主桁 H 橋梁 e 吊杆 h 梁 P 管 3 頭付きピン 3a ピンの頭 4 プッシュナット 4a 孔 4b スリット 10 最上段管枕 11 最上段固定部材 12 受台 20 中間管枕 21 中間固定部材 30 最下段管枕 31 最下段固定部材
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02G 9/06 H02G 9/06 Z (72)発明者 伊藤 功一 大阪市西区北堀江1丁目12番19号 株式会 社栗本鐵工所内 Fターム(参考) 3H023 AA05 AB04 AB07 AC14 5G369 AA19 BA04 BB03 CB07 DC02 EA01

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 電力ケーブル又は通信ケーブルaが挿通
    される管Pを、橋梁に添架したり、地中に布設する際に
    使用する管枕であって、前記管Pの外面周方向に当てが
    われる受台12と、その受台12を支える部材11、2
    1、31とから成る管枕において、 上記受台12は上記管Pの外周面に沿うわん曲部材であ
    って、その中央と上記部材11、21、31に頭3a付
    きピン3を貫通し、そのピン3の先端にプッシュナット
    4を圧入して、受台12はそのピン3の軸周りに回転可
    能となっていることを特徴とする管枕。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015125995A (ja) * 2013-12-25 2015-07-06 Necプラットフォームズ株式会社 冷却システムおよび電子機器
JP2016013726A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 株式会社タチエス 自動車用シートのヒンジ構造
CN108599022A (zh) * 2017-12-26 2018-09-28 上海新奥新能源技术有限公司 一种穿管器

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