JP2007121875A - 電柱用部材の取付構造 - Google Patents

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Abstract


【課題】 任意の間隔で電柱に容易に取り付けるとともに、電柱に沿う空間を容易に開放することのできる構造を実現することにより、後から任意の高さに容易に取り付けることができ、また、通信線の増設などにも容易に対応することの電柱用部材の取付構造を提供すること。
【解決手段】 電柱に巻き付けて固定するベルト部材11と、このベルト部材により電柱との間に隣接空間Sを確保する状態に取り付ける隣接部材21と、を備えて、隣接部材の上部の延在部23がベルト部材に直接連結される一方、その隣接部材の下部はベルト部材に連結部材31を介して間接的に連結されており、この連結部材は、隣接部材とベルト部材に対して回動可能に連結されるとともに自身の長さを調整可能な構造に作製されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電柱用部材の取付構造に関し、詳しくは、電柱に沿う空間を確保するように部材を上下2箇所で連結固定する構造を採用しつつ、その使い勝手を向上させたものに関する。
従来より、電柱には、発電所からの電力を供給するための送電線が架設されるとともに、各家庭への電話線等の各種通信線なども架設される場合もあり、さらに、夜間照明の街灯や各種情報を報知するための看板なども設置される場合もある。
この種の各種部材を電柱に取り付ける場合、当初より設置することが計画されている送電線や街灯などでは、電柱の所望の箇所に取り付けて支持させることができるが、通信線や看板などは、住宅の増加などのような状況に応じて増設する必要がある。
この種の通信線の場合には、例えば、図7に示すように、電柱100に対して水平方向に延長するアーム101をベルト102で固設して支持させることにより、そのアーム101の保持具に複数本の通信線Dを水平方向に並列させた状態で保持させることができる。より多くの通信線Dを電柱100に保持させる必要がある場合には、そのアームを上下に設置して先端部同士を垂直部材(隣接部材)により連結した、所謂、コの字形状の共架アームをその電柱100に固設して支持させることにより、より多くの通信線Dをその垂直部材の保持具に上下方向に並列させた状態で保持させることが行われている。
また、この種の看板の場合には、電柱100の外周面に直接張り付ける状態で設置したり、あるいは、水平方向に延長するアームを電柱100の上下に設置して、その間に各種情報を表示した板材を固設して支持させることにより、その電柱100に所望の看板を設置するのが一般的である(例えば、特許文献1、2参照)。
ここで、一本の長尺なアーム101を電柱に取り付ける際には、棒状部材を斜に取り付けて支持させることも行われており、この場合の棒状部材もアーム101と同様に、ベルト102に固設することができるように設計される。
特開平 9−16089号公報 特開平11−52871号公報
しかしながら、このような電柱の上下2箇所に固設して支持させる従来の部材(構造)にあっては、電柱に固設するアームなどの上下の間隔が決まっているために、既に、電柱100の外周面に看板が直接張り付けられている場合や、他の部材が設置されている場合には、その箇所を避けるようにして電柱にベルトを取り付けなければならず、所望の高さに設置することができない場合がある。また、例えば、上側のアームを取り付けることができたとしても、その下側のアームの取り付け箇所に看板などが設置されている場合には、その看板などをずらす作業が必要になって煩わしく、また、その看板などをずらすことができない場合には、もはや設置することができない。
また、通信線の場合には、住宅の増加などに応じて増設するときには、全体を電柱から取り外して作業しなければならず、作業が煩雑で時間が掛かってしまう。このような作業を都度行うのでは効率が悪くコスト高になってしまう。
そこで、本発明は、上下方向に任意の間隔で電柱に取り付けることを可能にするとともに、電柱に沿う空間を容易に開放することのできる構造を実現することにより、看板などで込み合っている電柱でも後から任意の高さに容易に取り付けることができ、また、通信線の増設などにも容易に対応することができるようにして、使い勝手のよい電柱用部材の取付構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決する電柱用部材の取付構造の第1の発明は、電柱の周囲に巻き付けて固定する上下一組のベルト部材と、該ベルト部材に上部および下部が連結されて電柱の外周面に隣接する領域に空間を確保する状態に取り付けられる隣接部材と、を備える電柱用部材の取付構造であって、隣接部材の上部または下部の一方あるいは双方が連結部材を介してベルト部材に連結されており、該連結部材は、ベルト部材および隣接部材に回動軸を介して回動可能に連結されているとともに、ベルト部材および隣接部材の間の連結長さを調整可能な構造に作製されていることを特徴とするものである。
この発明では、電柱に固定する上下一組のベルト部材に連結部材を介して隣接部材の上部や下部を連結することにより、その連結部材をベルト部材の電柱への取付位置に応じて相対的に回動させて傾斜させつつその全長(連結長さ)を調整することができ、また、電柱への固設後にも一方の連結箇所を外して回動させることができる。したがって、電柱に他の部材が設置されていて取付位置が制限されている場合でも、上下の間隔に制限なく、開いている箇所にベルト部材を固定するとともに連結部材の取付角度(傾斜確度)や長さを調整して隣接部材を適正な姿勢で電柱に取り付けることができる。また、一方の連結箇所を外して回動させることにより、全体を電柱から外すなどすることなく、隣接部材の電柱との間の隣接空間を開放することができ、他の部材の取付作業を妨げることがない。
上記課題を解決する電柱用部材の取付構造の第2の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記隣接部材は、広告を表示する表示部を備えることを特徴とするものである。
この発明では、隣接部材に表示部を取り付けて広告表示することができる。したがって、電柱の状態に拘わらずに広告表示を所望の高さに取り付けることができ、また、その取付後の通信線などの増設などにも容易に対応することができる。
上記課題を解決する電柱用部材の取付構造の第3の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記隣接部材は、並列する導電線を着脱可能なホルダ部を有することを特徴とするものである。
この発明では、通信線や高低圧線などの導電線を着脱可能なホルダ部を隣接部材に取り付けて通信線などを並列状態に保持することができる。したがって、電柱の状態に拘わらずに通信線などを所望の高さに取り付けることができ、また、その取付後の通信線などの増設などにも容易に対応することができる。
上記課題を解決する電柱用部材の取付構造の第4の発明は、上記第1の発明の特定事項に加え、前記隣接部材は、広告を表示する表示部が外側に配置されるとともに、並列する導電線を着脱可能なホルダ部が内側に配置されていることを特徴とするものである。
この発明では、隣接部材の外側に表示部を取り付けて広告表示することができるとともに、その内側に通信線や高低圧線などの導電線を着脱可能なホルダ部を取り付けて通信線などを並列状態に保持することができる。したがって、電柱の状態に拘わらずに広告表示や通信線などを所望の高さに取り付けることができ、また、その取付後の通信線などの増設などにも容易に対応することができる。
上記課題を解決する電柱用部材の取付構造の第5の発明は、電柱の周囲に巻き付けて固定する上下一組のベルト部材と、該ベルト部材の一方に連結されて電柱の外方に延在するように取り付けられる延在部材と、該延在部材の電柱から離隔する箇所およびベルト部材の他方に連結されて該延在部材の姿勢を維持するように電柱に取り付けられる連結部材と、を備える電柱用部材の取付構造であって、連結部材は、ベルト部材および延在部材に回動軸を介して回動可能に連結されているとともに、ベルト部材および延在部材の間の連結長さを調整可能な構造に作製されていることを特徴とするものである。
この発明では、電柱に固定する上下一組のベルト部材の一方に延在部材の一端部を連結するとともに、そのベルト部材の他方とその延在部材の他端部側を連結部材により連結することにより、その連結部材をベルト部材の電柱への取付位置に応じて相対的に回動させて傾斜させつつその全長(連結長さ)を調整することができる。したがって、電柱に他の部材が設置されていて取付位置が制限されている場合でも、上下の間隔に制限なく、開いている箇所にベルト部材を固定するとともに連結部材の取付角度(傾斜確度)や長さを調整して延在部材を適正な姿勢で電柱に取り付けることができる。
上記課題を解決する電柱用部材の取付構造の第6の発明は、上記第5の発明の特定事項に加え、前延在部材は、並列する導電線を着脱可能なホルダ部を有することを特徴とするものである。
この発明では、通信線や高低圧線などの導電線を着脱可能なホルダ部を延在部材に取り付けて通信線などを並列状態に保持することができる。したがって、電柱の状態に拘わらずに通信線などを所望の高さに取り付けることができ、また、その取付後の通信線などの増設などにも容易に対応することができる。
このように本発明によれば、電柱への取付位置に制限がある場合でも、連結部材の取付角度や長さを調整することにより、上下の間隔を変更して、開いてる箇所にベルト部材を固定して広告表示や通信線などを取り付ける隣接部材や延在部材を固設することができる。また、その連結部材の一方の連結を解除して回動させることにより、電柱と隣接部材の間の空間を開放して他の部材の取付作業を容易に行うことができる。したがって、看板などで込み合っているなどの電柱の状態に拘わらずに後から所望の高さに隣接部材や延在部材を容易に取り付けることができ、また、その隣接部材では、取付後の通信線等の増設などにも容易に対応することができる。この結果、使い勝手のよい電柱用部材の取付構造を提供することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図3は本発明に係る電柱用部材の取付構造の第1実施形態を適用した共架アームの一例を示す図である。
図1および図2において、共架アーム10は、図6に示す電柱100の外周面に巻き付けて固定する上下一組のベルト部材11と、このベルト部材11に上下を連結支持されることにより電柱100との間に空間Sを空けた状態で隣接して平行の姿勢になるように取り付けられる隣接部材21と、この隣接部材21の下部側をベルト部材11に連結して電柱100に支持させる連結部材31と、を組み立てることにより構築されている。
ベルト部材11は、電柱100の外周面と略同一の曲率で略半円形状に湾曲する板形状のベルト部12が2枚一組になることにより、その電柱100の外周面を略一周して巻き付き固定させることができるように設計されており、このベルト部12の両端部が延長されて互いに対面する対面部13にボルトBを貫通可能な貫通孔13aが穿孔されている。これにより、ベルト部材11は、その対面部13の貫通孔13aに貫通するボルトBにナットNを螺合させて緊締することによりベルト部12を電柱100に固設することができる。
隣接部材21は、電柱100に対して平行な姿勢になる平行部22の上部側にその電柱100に向かうように直角に屈曲して延長されている延長部23が連設されており、この延長部23の端部にボルトBを貫通可能な貫通孔23aが穿孔されている。これにより、隣接部材21の上部は、ベルト部材11の対面部13の貫通孔13aと共にその貫通孔23aに貫通させたボルトBにナットNを螺合させて緊締することにより電柱100に直接取り付けることができる。
この隣接部材21は、平行部22の下部側の下端部に連結部材31の一端側を挟み込むことができるように切り欠かれた連結板部24が形成されており、この連結板部24にはボルトBを貫通可能な貫通孔24aが穿孔されている、一方、その連結部材31は、両端部にボルトBを貫通可能な貫通孔31a、31bが穿孔されている。これにより、隣接部材21の下部は、連結板部24の貫通孔24aと共に連結部材31の一方の貫通孔31aに貫通させたボルトBにナットNを螺合させて緊締するとともに、ベルト部材11の対面部13の貫通孔13aと共に連結部材31の他方の貫通孔31bに貫通させたボルトBにナットNを螺合させて緊締することにより、連結部材31を介するように電柱100に間接的に取り付けることができる。
また、隣接部材21は、電柱100の外面と略平行な平行部22の面の複数個所に、不図示のボルトbを貫通可能な貫通孔22aが穿孔されており、そのボルトbにナットnを螺合させることにより各種部品を固定することができ、例えば、図3に示す線材係止用の補助部品41を固定することができる。
この補助部品41は、鍵の手形状に折り曲げた板状の本体部42に不図示のボルトbを貫通可能な貫通孔が穿孔されており、そのボルトbにナットnを螺合させることにより隣接部材21の平行部22に固定することができる。
また、補助部品41は、本体部42の先端部から直角に折れ曲がる載置部43と、この載置部43から本体部42と平行な姿勢に折れ曲がる受け部44とがその本体部42に連設されることにより鍵の手形状に形成されており、その受け部44の幅方向中央にスリット44aが形成されているとともに、本体部42の幅方向中央から受け部44と平行な方向に延在して端部がそのスリット44a内に入り込むように屈曲する挟持部45が形成されている。
これにより、この補助部品41は、隣接部材21の平行部22の電柱100側またはその背面側に固設させて、その受け部44と挟持部45の間に鋼線46を押し込んで挟み込む状態にすることにより載置部43上にその鋼線46を引抜不能に支持させることができ、その受け部44と挟持部45の両側の鋼線46にリング47を通すことによりそのリング47内に通信線(導電線)Dなどを挿通させて、隣接部材21に支持させることができる。すなわち、この補助部品41を隣接部材21の平行部22に複数固設されることにより並列状態に通信線Dを着脱可能なホルダ部を構成する。なお、ここでは、通信線Dを架設する場合を一例に説明するが、これに限るものではなく、他の高低圧線を架設してもよいことはいうまでもない。
そして、連結部材31は、中空の角形筒形状に形成された差込部32と、この差込部32を延在方向にスライド自在に内装可能な中空の角形筒形状に形成された内装部33とを備えて、組み立て可能な別部材により構成されている。その差込部32には、内装部33との連結側の他端側の一箇所にボルトBを貫通可能な貫通孔32aが穿孔されており、内装部33には、差込部32との連結側と電柱100(ベルト部材11)側との間の中間部にその延在方向に連続する複数個所にボルトBを貫通可能な貫通孔33aが穿孔されている。
すなわち、この連結部材31は、差込部32を内装部33内に差し込んで内装させた状態のまま延在方向にスライドさせることにより長さを変更・調整することができ、差込部32の貫通孔32aに内装部33の複数箇所で開口する貫通孔33aのいずれかを合わせてボルトBを貫通させてナットNを螺合・緊締させることによりその長さを固定することができる。
ここで、この連結部材31は、両端部の貫通孔31a、31bにボルトBを貫通させてナットNを螺合・緊締させていることから、このボルトBとナットNとの螺合を緩めることができ、隣接部材21の姿勢を変えることなく、そのボルトBの双方を外して連結部材31全体を外したり、あるいは、そのボルトBの一方を外して他方を回動軸として機能させることによりベルト部材11の対面部13や隣接部材21の連結板部24の一方に支持された状態のまま回動させることができる。
したがって、この共架アーム10は、ベルト部材11の間隔が一定の従来の隣接部材では、そのベルト部材11の双方を電柱100に取り付ける箇所がない場合でも、一つのベルト部材11により隣接部材21の延長部23を電柱100に固設するとともに、もう一つのベルト部材11と隣接部材21の平行部22の下端部の連結板部24の間に連結した連結部材31の長さを伸縮することにより、その連結部材31が斜めの姿勢になって、その隣接部材21の平行部22が鉛直な姿勢(電柱100に平行な姿勢)になるように、そのベルト部材11を電柱100の開いている箇所に取り付けることができる。よって、電柱100に対して平行な隣接部材21の平行部22に通信線Dを並列状態に支持させることができる。
そして、この連結部材31は、ベルト部材11または隣接部材21の連結板部24の一方のボルトBとナットNの螺合を緩めるとともに、他方のボルトBとナットNとの螺合を緩めて外すことにより、その一方のボルトBを中心に連結部材31を回動させることができ、その隣接部材21の平行部22の姿勢を変更することなく、言い換えると、その平行部22に支持させた通信線Dに負担を掛けることなく、隣接部材21の電柱100との間の隣接空間Sを開放することができる。よって、その隣接空間S内に追加する通信線Dを通して補助部品41により取り付けることができるとともに、不要になった通信線Dを外すこともできる。
このように本実施形態においては、上下のベルト部材11の取付間隔が決まっている隣接部材を固設する箇所のない電柱100であっても、ベルト部材11を取り付けることができる場所に固設して連結部材31の長さを変更することにより、隣接部材21の平行部22を電柱100と平行な姿勢にすることができ、また、その連結部材31の一端部を外して回動させることにより、隣接部材21の内側の隣接空間Sを開放することができる。したがって、看板などで込み合っている電柱100であっても所望の高さに隣接部材21を簡易な作業で容易かつ安価に取り付けることができ、また、その隣接部材21の取付後でも必要に応じて通信線Dを簡易な作業で容易かつ安価に増設することができる。
次に、図4は本発明に係る電柱用部材の取付構造の第2実施形態を適用した共架アームの一例を示す図である。ここで、本実施形態は、上述実施形態と略同様に構成されているので、同様な構成には同一の符号を付して特徴部分を説明する(以下で説明する他の実施形態においても同様)。
図4において、共架アーム50は、上述実施形態における隣接部材21と同様に、上下一組のベルト部材11と、連結部材31と、を組み付けることにより、隣接空間Sを空けた状態で電柱100と平行に隣接部材51を取り付けることができるように設計されている。
この隣接部材51は、上述実施形態における延長部23よりも長尺に形成された延長部52が平行部22の上部に連設されており、この延長部52の端部に穿孔された貫通孔52aとベルト部材11の対面部13の貫通孔13aとにボルトBを貫通させてナットNを螺合・緊締させることにより上部側が連結支持される。また、この隣接部材51の平行部22の下部でも、同様に電柱100に向かうように直角に屈曲する延長部53が連設されており、その延長部53の端部に形成された連結板部54に穿孔された貫通孔54aと連結部材31の端部の貫通孔31aとにボルトBを貫通させてナットNを螺合・緊締させることによりその連結部材31を介してベルト部材11に連結支持されて、電柱100に取り付けるように設計されている。
この隣接部材51は、連結部材31との連結構造が上述実施形態と同様であるので、連結部材31は、上述実施形態と同様に、ボルトBとナットNとの螺合を緩めることにより、隣接部材51(平行部22)の姿勢を変えることなくそのボルトBを外して連結部材31全体を外したり、あるいは、そのボルトBを回動軸として機能させてベルト部材11の対面部13や隣接部材51の連結板部54の一方に支持された状態のまま回動させることができる。
そして、この隣接部材51は、平行部22の上部が長尺な延長部52に支持されているとともに、その下部は連結部材31に延長部53を連結して支持させていることから、その電柱100側に大きな空間を確保することができ、隣接空間Sを確保しつつ平行部22の電柱100側には表示板(表示部)55を取り付けて看板として利用することができるように設計されている。
したがって、共架アーム50は、ベルト部材11の間隔が一定の従来の隣接部材では、そのベルト部材11を電柱100に取り付ける箇所がない場合でも、連結部材31の長さを伸縮させて斜めの姿勢にすることにより、上下のベルト部材11を電柱100の取付可能な箇所に固設することができ、表示板55が鉛直な姿勢(平行部22が平行な姿勢)になるように隣接部材51を電柱100に適正に取り付けることができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態と同様に、ベルト部材11を取り付けることができる場所に固設して連結部材31の長さを変更することにより、表示板55が適正に鉛直な姿勢になるように隣接部材51の平行部22を平行な姿勢にして電柱100に取り付けることができる。したがって、看板などで込み合っている電柱100であっても所望の高さに隣接部材51を簡易な作業で容易かつ安価に取り付けることができる。
次に、図5は本発明に係る電柱用部材の取付構造の第3実施形態を適用した共架アームの一例を示す図である。
図5において、共架アーム60は、上下一組のベルト部材11と、隣接部材21と、連結部材31と、に加えて、隣接部材61を組み立てることにより、隣接空間Sを空けた状態で電柱100と平行に隣接部材21、61を取り付けることができるように設計されている。
隣接部材61は、上述実施形態の隣接部材51と同様に、電柱100に対して平行な姿勢になる平行部62を備えて、その上部側に電柱100に向かうように直角に屈曲して延長されている延長部63が連設されているとともに、その下部側にも電柱100に向かうように直角に屈曲して延長されている延長部66が連設されており、その平行部62の電柱100(隣接部材21)側には同様な隣接空間Sを確保しつつ表示板65を取り付けて看板として利用することができるように設計されている。
この隣接部材61には、延長部63、66の端部に連結板部64、67が形成されて貫通孔64a、67aが穿孔されており、隣接部材21の平行部22の電柱100に対する背面側には、その隣接部材61の連結板部64、67に挟まれるボックス形状25、26が配設されて、このボックス形状25、26に貫通孔25a、26aが穿孔されている。これにより、これらの貫通孔25a、26a、64a、67aに貫通させたボルトBにナットNを螺合させて緊締連結することによって、隣接部材61を隣接部材21に取り付けることができる。
したがって、共架アーム60は、上述実施形態における共架アーム10、50のそれぞれの機能を備えることができ、ベルト部材11の間隔が一定の従来の隣接部材では、そのベルト部材11を電柱100に取り付ける箇所がない場合でも、電柱100に隣接部材21、61を平行部22、62が平行な姿勢になるように取り付けることができ、その隣接部材21には通信線Dを並列状態に支持させることができるとともに、隣接部材61には表示板65を適正な鉛直な姿勢になるように取り付けることができる。また、その隣接部材21では、ボルトBとナットNの螺合を緩めて連結部材31を回動させることにより、その平行部22に支持させた通信線Dに負担を掛けることなく、通信線Dの増設作業などを行うことができる。
このように本実施形態においては、上述実施形態による作用効果を得ることができ、上下のベルト部材11の取付間隔が決まっている隣接部材を固設する箇所のない電柱100であっても、平行部22、62が電柱100と平行な姿勢になるように隣接部材21、62を取り付けることができ、通信線Dや表示板65を所望の高さに簡易な作業で容易かつ安価に取り付けることができるとともに、また、その隣接部材21、65の取付後でも必要に応じて通信線Dを簡易な作業で容易かつ安価に増設することができる。
次に、図6は本発明に係る電柱用部材の取付構造の第4実施形態を適用したアームの一例を示す図である。
図6において、アーム70は、上述実施形態における共架アーム10の隣接部材21と同様に、上下一組のベルト部材11と、連結部材31と、を組み付けることにより、横臥部材(延在部材)61を電柱100に対して直行する姿勢で横方向外方に延在するように取り付けることができる。
横臥部材71は、電柱100から横方向外方に延在させる横臥部73の端部にボルトBを貫通可能な貫通孔73aが穿孔されており、この横臥部73の貫通孔73aと共にベルト部材11の対面部13の貫通孔13aに貫通させたボルトBにナットNを螺合させて緊締することにより電柱100に直接取り付けることができる。
また、横臥部材71は、横臥部73の電柱100から離隔する側の下面に、連結部材31の一端側を挟み込むことができるように突出する連結板部74が形成されており、この連結板部74にはボルトBを貫通可能な貫通孔74aが穿孔されており、この連結板部74の貫通孔74aと共に連結部材31の一方の貫通孔31aに貫通させたボルトBにナットNを螺合させて緊締することにより、ベルト部材11の対面部13(貫通孔13a)に他方(貫通孔31b)を螺合緊締させた連結部材31を介して電柱100に間接的に取り付けることができる。
この横臥部材71は、電柱100の外面に直行する横臥部73の上面の複数個所に、上述実施形態における共架アーム10の隣接部材21と同様に、不図示のボルトbおよびナットnにより各種部材を固定可能に貫通孔が穿孔されており、例えば、線材係止用の汎用の補助部品などを固定することができる。
これにより、横臥部材71は、連結部材31の差込部32を内装部33内に差し込んで内装させた状態のまま延在方向にスライドさせて、その差込部32の貫通孔32aに内装部33の複数箇所で開口する貫通孔33aのいずれかを合わせて貫通させたボルトBにナットNを螺合・緊締させることにより、その連結部材31の長さを変更・調整(伸縮)して、電柱100の開いている箇所に取り付けたベルト部材11に固設することができ、横臥部73が水平な姿勢になるように電柱100に取り付けることができる。よって、電柱100に対して直行して横方向に延在する横臥部材71の横臥部73に、例えば、通信線Dを並列状態に支持させることができる。
このように本実施形態においては、上下のベルト部材11の取付間隔が決まっている横臥部材と棒状部材を固設する箇所のない電柱100であっても、ベルト部材11を取り付けることができる場所に固設して連結部材31の長さを変更することにより、横臥部材71の横臥部73を電柱100に対して直行する姿勢で横方向外方に延在するように取り付けることができる。したがって、看板などで込み合っている電柱100であっても所望の高さに横臥部材71を簡易な作業で容易かつ安価に取り付けることができる。
これまで本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。例えば、上述実施形態では、隣接部材の下部のみに連結部材を連結する場合を一例に説明するが、これに限るものではないことは言うまでもなく、上部側にも連結部材を取り付けて自由度を向上させても良い。しかるに、強度を考慮すると、上述実施形態の構造を採用するのが好ましい。
本発明に係る電柱用部材の取付構造の第1実施形態を適用した共架アームの一例を示す図であり、その概略全体構成を示す分解斜視図である。 その要部構成を示す分解斜視図である。 その取付部品を示す斜視図である。 本発明に係る電柱用部材の取付構造の第2実施形態を適用した共架アームの一例を示す図であり、その概略全体構成を示す分解斜視図である。 本発明に係る電柱用部材の取付構造の第3実施形態を適用した共架アームの一例を示す図であり、その概略全体構成を示す分解斜視図である。 本発明に係る電柱用部材の取付構造の第4実施形態を適用したアームの一例を示す図であり、その概略全体構成を示す分解斜視図である。 その従来技術を説明する概念立面図である。
符号の説明
10、50、60……共架アーム 11……ベルト部材 12……ベルト部 13……対面部 13a、22a、24a、25a、31a、31b、32a、33a。52a、54a、64a……貫通孔 21、51、61……隣接部材 22、62……平行部 23、52、53、63、66……延長部 24、54、64……連結板部 25……ボックス形状 31……連結部材 32……差込部 33……内装部 41……補助部品 42……本体部 43……載置部 44……受け部 44a……スリット 45……挟持部 46……鋼線 47……リング 55、65……表示板 70……アーム 71……横臥部材 73……横臥部 100……電柱 B……ボルト D……通信線 N……ナット S……隣接空間

Claims (6)

  1. 電柱の周囲に巻き付けて固定する上下一組のベルト部材と、該ベルト部材に上部および下部が連結されて電柱の外周面に隣接する領域に空間を確保する状態に取り付けられる隣接部材と、を備える電柱用部材の取付構造であって、
    隣接部材の上部または下部の一方あるいは双方が連結部材を介してベルト部材に連結されており、
    該連結部材は、ベルト部材および隣接部材に回動軸を介して回動可能に連結されているとともに、ベルト部材および隣接部材の間の連結長さを調整可能な構造に作製されていることを特徴とする電柱用部材の取付構造。
  2. 前記隣接部材は、広告を表示する表示部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電柱用部材の取付構造。
  3. 前記隣接部材は、並列する導電線を着脱可能なホルダ部を有することを特徴とする請求項1に記載の電柱用部材の取付構造。
  4. 前記隣接部材は、広告を表示する表示部が外側に配置されるとともに、並列する導電線を着脱可能なホルダ部が内側に配置されていることを特徴とする請求項1に記載の電柱用部材の取付構造。
  5. 電柱の周囲に巻き付けて固定する上下一組のベルト部材と、該ベルト部材の一方に連結されて電柱の外方に延在するように取り付けられる延在部材と、該延在部材の電柱から離隔する箇所およびベルト部材の他方に連結されて該延在部材の姿勢を維持するように電柱に取り付けられる連結部材と、を備える電柱用部材の取付構造であって、
    連結部材は、ベルト部材および延在部材に回動軸を介して回動可能に連結されているとともに、ベルト部材および延在部材の間の連結長さを調整可能な構造に作製されていることを特徴とする電柱用部材の取付構造。
  6. 前延在部材は、並列する導電線を着脱可能なホルダ部を有することを特徴とする請求項5に記載の電柱用部材の取付構造。
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