JP2003125353A - データ記録再生装置及びデータ記録再生方法 - Google Patents

データ記録再生装置及びデータ記録再生方法

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JP2003125353A
JP2003125353A JP2001319919A JP2001319919A JP2003125353A JP 2003125353 A JP2003125353 A JP 2003125353A JP 2001319919 A JP2001319919 A JP 2001319919A JP 2001319919 A JP2001319919 A JP 2001319919A JP 2003125353 A JP2003125353 A JP 2003125353A
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Takeshi Nishida
健 西田
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Original Assignee
Sony Corp
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  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、短時間でユーザ所望の映像シーンを
サーチし得るようにする。 【解決手段】本発明は、ディジタル放送受信記録装置1
において高品位映像データに基づく記録ストリームD1
を、帯域分割処理部31によってSDTVフォーマット
の低解像記録ストリームD6と、高解像記録ストリーム
D9とに分割してHDD11に記録しておき、特殊再生
命令C3が与えられると、データ量の少ない低解像記録
ストリームD6のみをHDD11から読み出すことによ
り、HDD11、記録再生コントローラインターフェー
ス37及び低解像MPEG映像デコーダ43を介して通
常再生時に映像データを読み出す際の読出速度の範囲内
で、特殊再生時に必要なデータ量を読み出して、特殊再
生命令C3を受けてから読出速度の範囲内でリアルタイ
ムに特殊再生映像をモニタ3へ出力することができ、か
くして、短時間でユーザ所望の映像シーンをサーチする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はデータ記録再生装置
及びデータ記録再生方法に関し、例えばディジタル放送
受信記録装置に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ディジタル衛星放送による例えば
HDTV(High Definition Television)フォーマットの
トランスポートストリームを受信し、これをデコードし
て得られた映像をモニタに出力する装置として、IRD
(Integrated Receiver Decoder) と呼ばれるディジタル
衛星放送用の受信装置が知られおり、このようなIRD
においてはディジタルビデオテープレコーダ等の外部機
器を接続することができるようになされている。
【0003】かかるディジタルビデオテープレコーダに
おいては、IRDによって受信した所望のトランスポー
トストリームを記録再生ヘッド等を介してビデオテープ
に記録できると共に、当該ビデオテープに記録された映
像を再生してモニタに出力するようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
ディジタルビデオテープレコーダにおいては、ビデオテ
ープを再生中、所望の映像シーンをサーチするための高
速再生又は高速逆再生(以下、特殊再生と呼ぶ)を行う
場合、特殊再生時に必要な大量な映像データをビデオテ
ープから読み出し、IRDを介してモニタへ出力するよ
うになされている。
【0005】しかしながらディジタルビデオテープレコ
ーダにおいては、HDTVフォーマットの映像データを
ディジタルビデオテープから特殊再生によって読み出す
場合、SDTV(Standard Definition Television)フォ
ーマットの映像データに比べて1フレームあたりのデー
タ量が格段的に多いことにより、決まった読出速度の範
囲内でビデオテープから特殊再生時に必要なデータ量を
読み出せず、ユーザ所望の映像シーンを瞬時にサーチす
ることが困難であるという問題があった。
【0006】また、ディジタルビデオテープレコーダに
おいては、MPEG等のフレーム間画像圧縮技術を用い
ている場合であっても、I(Intra) ピクチャのような参
照元となるフレームのデータ量も多くなる傾向があり、
特殊再生時にIピクチャのデータを全て読み出してデコ
ードする必要があることから、データ量の多いHDTV
フォーマットの特殊再生に対応し得ず、ユーザ所望の映
像シーンを瞬時にサーチすることが困難であるという問
題があった。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、短時間でユーザ所望の映像シーンをサーチし得るデ
ータ記録再生装置及びデータ記録再生方法を提案しよう
とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定データ量の標準画像データに
基づいて当該標準画像データよりもデータ量の少ない低
解像度の低解像画像データを生成し、標準画像データが
複数枚連続してなる標準映像データストリームを所定の
記録媒体に記録すると共に、低解像画像データが複数枚
連続してなる低解像データストリームを記録媒体に記録
し、通常再生する際には標準映像データストリームを通
常の読出速度で記録媒体から読み出し、高速再生する際
には通常の読出速度又はその速度以下で低解像データス
トリームを読み出すことによって、標準画像データの読
出枚数よりも多くの枚数の低解像画像データを読み出し
高速再生を行うようにした。
【0009】従って、通常再生する際には標準映像デー
タストリームを通常の読出速度で記録媒体から読み出す
のに対して、高速再生する際には、通常の読出速度又は
その速度以下で低解像データストリームを読み出すこと
により、標準画像データの読出枚数よりも多くの枚数の
低解像画像データを読み出すことができるので、高速再
生の命令を受けてから読出速度の範囲内でリアルタイム
に高速再生映像を出力することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0011】(1)全体構成 図1において、1は全体としてディジタル衛星放送によ
る、例えば水平成分が1920画素及び垂直成分が10
80画素でなるHDTV(High Definition Television)
フォーマットの映像データでなるトランスポートストリ
ームをアンテナ2を介して受信し、これをデコードする
ことにより得た映像を記録し、或いは所定のモニタ3へ
出力するディジタル衛星放送用の受信記録装置(以下、
ディジタル放送受信記録装置と呼ぶ)である。
【0012】このディジタル放送受信記録装置1におい
ては、図示しないCPU(Central Processing Unit))、
ROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access M
emory)等のマイクロコンピュータ構成でなるシステムコ
ントローラ5によって、ROMに予め格納している基本
プログラム及びアプリケーションプログラムをRAMに
適宜ロードすることにより、ディジタル放送受信記録装
置1における各種機能を統括的に制御し得るようになさ
れている。
【0013】実際上、ディジタル放送受信記録装置1
は、アンテナ2により、図示しない衛星から衛星信号を
受信し、これをチューナ4へ送出する。
【0014】チューナ4は、衛星信号の中から所定の搬
送周波数の衛星信号を選択し、これをディジタル復調処
理部6へ送出する。
【0015】ディジタル復調処理部6は、衛星信号を復
調処理した後、誤り訂正処理部7へ送出し、当該誤り訂
正処理部7で誤り訂正処理を施すことにより受信データ
を得、これをデスクランブラ8へ送出する。
【0016】デスクランブラ8は、当該デスクランブラ
8用の鍵データを図示しないカードスロット等に装着さ
れたIC(Integrated Circuit)カードから読み出し、受
信データに対してデスクランブル処理を施すことによ
り、例えばMPEG2方式のトランスポートストリーム
に戻し、これをデマルチプレクサ9へ送出する。
【0017】デマルチプレクサ9は、デスクランブラ8
から供給されたトランスポートストリームの映像パケッ
トのうち、ヘッダに記述されたPID(Packet Identifi
cation)に基づいて所望の映像パケットを抽出し、当該
映像パケットを記録再生コントローラ10へ送出する。
【0018】記録再生コントローラ10は、リモートコ
ントローラ(以下、これをリモコンと呼ぶ)12からリ
モコン受光部13及びシステムコントローラ5を介して
記録命令C1を受光すると、帯域分割記録制御処理手順
を実行するようになされている。
【0019】(2)帯域分割記録制御処理手順 かかる記録再生コントローラ10における帯域分割記録
制御処理手順について、図2に示すフローチャートと、
図3に示す記録再生コントローラ10の回路構成とを用
いて、以下説明する。
【0020】記録再生コントローラ10の記録再生制御
部30(図3)は、ルーチンRT1の開始ステップから
入ってステップSP1に移り、システムコントローラ5
を介して記録命令C1が供給されたか否かを判断する。
【0021】ステップSP1で否定結果が得られると、
リモコン18(図1)から記録命令を受けていないこと
を表しており、このとき記録再生制御部30は次のステ
ップSP12に移って帯域分割記録制御処理手順を終了
する。
【0022】これに対してステップSP1で肯定結果が
得られると、リモコン18から記録命令C1を受けたこ
とを表しており、このとき記録再生制御部30は、帯域
分割処理部31及び記録手段としての記録再生コントロ
ーラインターフェース37に対して記録命令C1を出力
することにより制御し、次のステップSP2へ移る。
【0023】ステップSP2において記録再生制御部3
0は、デマルチプレクサ9(図1)から映像パケットの
記録ストリームD1を、記録用MPEG映像デコーダ3
2(図3)が受け取ったか否かを判断する。
【0024】ステップSP2で否定結果が得られると、
このことは記録用MPEG映像デコーダ32(図3)が
記録ストリームD1を受け取っていないことを表してお
り、このとき記録再生制御部30は、記録用MPEG映
像デコーダ32が記録ストリームD1を受け取るまで待
ち受ける。
【0025】これに対してステップSP2で肯定結果が
得られると、このことは記録用MPEG映像デコーダ3
2が記録ストリームD1を受け取ったことを表してお
り、このとき記録再生制御部30は、記録ストリームD
1に対して可変長復号処理及び逆量子化処理を施し、こ
の結果得られたDCT(Discrete Cosine Transform) 係
数データD2を、高解像記録ストリーム生成部31Bの
DCT係数差分回路38及び低解像記録ストリーム生成
部31AのDCT係数選択回路33へ送出し、次のステ
ップSP3及びステップSP8に移る。
【0026】ステップSP3において記録再生制御部3
0は、低解像記録ストリーム生成部31AのDCT係数
選択回路33により、DCT係数データD2に対して低
周波成分選択処理を施すことにより、当該DCT係数デ
ータD2のうちSDTV(Standard Definition Televis
ion)フォーマットに対応した解像度とほぼ同一の低周波
数成分を低周波成分DCT係数データD3として抽出
し、DCT係数差分回路38及び逆DCT回路34へそ
れぞれ送出して次のステップSP4に移る。
【0027】ステップSP4において記録再生制御部3
0は、低解像記録ストリーム生成部31Aの逆DCT回
路34により低周波成分DCT係数データD3に対して
逆DCT処理を施し、この結果得られた低解像ベースバ
ンド信号D4を間引回路35へ送出して次のステップS
P5に移る。
【0028】ステップSP5において記録再生制御部3
0は、間引回路35により低解像ベースバンド信号D4
に対して間引処理を施すことによって、水平成分が72
0画素及び垂直成分が480画素でなるSDTVフォー
マットと同じ画素数に間引かれた間引低解像ベースバン
ド信号D5を生成し、これを低解像MPEG映像エンコ
ーダ36へ送出して次のステップSP6に移る。
【0029】ステップSP6において記録再生制御部3
0は、低解像MPEG映像エンコーダ36により間引低
解像ベースバンド信号D5に対してエンコード処理を施
し、この結果得られた低解像記録ストリームD6を記録
再生コントローラインターフェース37へ送出して次の
ステップSP7に移る。
【0030】ステップSP7において記録再生制御部3
0は、低解像データストリームとしての低解像記録スト
リームD6を記録再生コントローラインターフェース3
7を介してHDD11に記録し、次のステップSP12
に移り上述した処理を終了する。
【0031】一方、ステップSP8において記録再生制
御部30は、高解像記録ストリーム生成部31BのDC
T係数差分回路38によって、DCT係数データD2と
低解像記録ストリーム31AのDCT係数選択回路33
から送出された低周波成分DCT係数データD3との差
分を算出することにより、DCT係数データD2のうち
高周波数成分だけを高周波成分DTC係数データD7と
して抽出し、これを逆DCT回路39へ送出して次のス
テップSP9に移る。
【0032】ステップSP9において記録再生制御部3
0は、逆DCT回路39により高周波成分DCT係数デ
ータD7に対して逆DCT処理を施し、この結果得られ
た高解像ベースバンド信号D8を高解像MPEG映像エ
ンコーダ40へ送出して次のステップSP10に移る。
【0033】ステップSP10において記録再生制御部
30は、高解像MPEG映像エンコーダ40により高解
像ベースバンド信号D8に対してエンコード処理を施
し、この結果得られた高解像記録ストリームD9を記録
再生コントローラインターフェース37へ送出して次の
ステップSP11に移る。
【0034】ステップSP11において記録再生制御部
30は、高解像記録ストリームD9を記録再生コントロ
ーラインターフェース37を介してHDD11に記録
し、次のステップSP12に移り上述した処理を終了す
る。
【0035】このように、記録再生コントローラ10に
おいては、アンテナ2(図1)を介して受信したHDT
Vフォーマットの高品位映像データでなる記録ストリー
ムD1を、画素が間引かれたデータ量の少ない低解像記
録ストリームD6と、高解像記録ストリームD9とに分
割することができ、これをHDD11内にそれぞれ記録
し得るようになされている。
【0036】(3)通常再生制御及び特殊再生制御処理
手順 次に記録再生コントローラ10における通常再生制御及
び特殊再生制御処理手順について図4に示すフローチャ
ートと、図5に示す記録再生コントローラ10の回路構
成とを用いて、以下説明する。
【0037】記録再生コントローラ10の記録再生制御
部30(図5)は、ルーチンRT2の開始ステップから
入ってステップSP21に移り、システムコントローラ
5を介して通常再生命令C2が供給されたか否かを判断
する。
【0038】ステップSP21で肯定結果が得られる
と、リモコン18(図1)から通常再生命令C2を受け
たことを表しており、このとき記録再生制御部30は、
記録再生コントローラ10及び再生専用MPEG映像デ
コーダ41に対して通常再生命令C2を出力することに
より制御し、次のステップSP22に移る。
【0039】ステップSP22において記録再生制御部
30は、HDD11(図5)から再生手段としての記録
再生コントローラインターフェース37を介して高解像
記録ストリームD9と低解像記録ストリームD6とそれ
ぞれ読み出し、当該高解像記録ストリームD9及び低解
像記録ストリームD6に対応する高解像MPEG映像デ
コーダ42及び低解像MPEG映像デコーダ43によっ
て可変長復号化処理、逆量子化処理及び逆DCT処理を
施すことにより、元の間引低解像ベースバンド信号D5
に相当する縮小低解像ベースバンド信号D10と、元の
高解像ベースバンド信号D8に相当する再生高解像ベー
スバンド信号D11とを復元し、この縮小低解像ベース
バンド信号D10を拡大回路45へ送出すると共に、再
生高解像ベースバンド信号D11を合成回路44へ送出
して次のステップSP23に移る。
【0040】ステップSP23において記録再生制御部
30は、拡大回路45によって、縮小低解像ベースバン
ド信号D10に対して拡大処理(間引回路35と逆の処
理)を施すことにより、元の低解像ベースバンド信号D
4に相当するHDTVフォーマットと同じ画素数に変換
した拡大低解像ベースバンド信号D12を復元し、これ
を合成回路44へ送出して次のステップSP24に移
る。
【0041】ステップSP24において記録再生制御部
30は、合成回路44(図5)によって拡大低解像ベー
スバンド信号D12と、高解像映像MPEG映像デコー
ダ42から送出された再生高解像ベースバンド信号D1
1とを合成することにより、記録ストリームD1と同様
の高品位映像データである合成ベースバンド信号D13
を生成し、これをセレクタ46へ送出して次のステップ
SP25に移る。
【0042】一方、ステップSP21で否定結果が得ら
れると、記録再生制御部30は次のステップSP26へ
移り、システムコントローラ5を介して特殊再生命令C
3が供給されたか否かを判断する。
【0043】ステップSP26で肯定結果が得られる
と、リモコン18(図1)から特殊再生命令C3を受け
ていないことを表しており、記録再生制御部30は再び
ステップSP21に戻り、通常再生命令C2又は特殊再
生命令C3を待ち受ける。
【0044】これに対してステップSP26で肯定結果
が得られると、リモコン18(図1)から特殊再生命令
C3を受けたことを表しており、記録再生制御部30
は、記録再生コントローラ10及び再生専用MPEG映
像デコーダ41に対して特殊再生命令C3を出力するこ
とにより制御し、次のステップSP27へ移る。
【0045】ステップSP27において記録再生制御部
30は、高品位映像データに比べて1フレームあたりの
画素数が少なく、かつ解像度の低いデータ量が格段的に
少ない低解像記録ストリームD6だけをHDD11から
記録再生コントローラインターフェース37を介して読
み出し、これを低解像MPEG映像デコーダ43へ送出
して次のステップSP28に移る。
【0046】従って記録再生制御部30においては、特
殊再生命令C3が与えられると、低解像記録ストリーム
D6のみをHDD11から読み出すことにより、HDD
11、記録再生コントローラインターフェース37及び
低解像MPEG映像デコーダ43を介して通常再生時に
映像データを読み出す際の読出速度の範囲内で、特殊再
生時に必要なデータ量を読み出すことができる。
【0047】ステップSP28において記録再生制御部
30は、低解像MPEG映像デコーダ43によって低解
像記録ストリームD6に対して可変長復号化処理、逆量
子化処理及び逆DCT処理を施すことにより、元の間引
低解像ベースバンド信号D5に相当する縮小低解像ベー
スバンド信号D10を復元し、これを拡大回路45へ送
出して次のステップSP29へ移る。
【0048】ステップSP29において記録再生制御部
30は、拡大回路45によって、縮小低解像ベースバン
ド信号D10に対して拡大処理を施すことにより、元の
低解像ベースバンド信号D4に相当する拡大低解像ベー
スバンド信号D12を復元し、これをセレクタ46へ送
出して次のステップSP25へ移る。
【0049】ステップSP25において記録再生制御部
30は、セレクタ46を介して、通常再生命令C2を受
けているときは合成ベースバンド信号D13をD/Aコ
ンバータ14へ送出し、特殊再生命令C3を受けている
ときは拡大低解像ベースバンド信号D12をD/Aコン
バータ14へ送出して次のステップSP29へ移り上述
した処理を終了する。
【0050】これによりディジタル放送受信記録装置1
においては、通常再生命令C2を受けている場合、合成
ベースバンド信号D13をD/Aコンバータ14(図
1)によってディジタルアナロク変換処理し、この結果
得られる映像信号をモニタ3へ送出することにより、当
該モニタ3を介して映像信号に基づく高品位な映像を出
力させ得るようになされている。
【0051】これに対してディジタル放送受信記録装置
1においては、特殊再生命令C3を受けている場合、拡
大低解像ベースバンド信号D12をD/Aコンバータ1
4(図1)によってディジタルアナログ変換処理し、こ
の結果得られる特殊再生用映像信号をモニタ3へ送出す
ることにより、当該モニタ3を介して特殊再生用映像信
号に基づく特殊再生映像を高速再生映像又は高速逆再生
映像として出力させ得るようになされている。
【0052】(4)動作及び効果 以上の構成において、記録再生コントローラ10の低解
像記録ストリーム生成部31Aにおいては、DCT係数
データD2を基に記録ストリームD1から、SDTVフ
ォーマットとほぼ同じ解像度の低周波DCT係数データ
D3を抽出し、当該SDTVフォーマットと同じ画素数
に間引くことにより、データ量の少ない低解像記録スト
リームD6を生成し、これをHDD11に記録する。
【0053】従ってディジタル放送受信記録装置1にお
いては、特殊再生時にSDTVフォーマットと同様のデ
ータ量が少ない低解像記録ストリームD6のみをHDD
11から読み出すことにより、HDD11、記録再生コ
ントローラインターフェース37及び低解像MPEG映
像デコーダ43を介して通常再生時に映像データを読み
出す際の読出速度の範囲内で、特殊再生時に必要な多く
のデータ量を読み出すことができるので、特殊再生命令
C3を受けてから読出速度の範囲内でリアルタイムに特
殊再生映像をモニタ3へ出力することができる。
【0054】これに加えて記録再生コントローラ10の
高解像記録ストリーム生成部31Bにおいては、DCT
係数データD2と低周波DCT係数データD3との差分
を算出することにより、高解像記録ストリームD9を生
成し、これをHDD11に記録する。
【0055】従ってディジタル放送受信記録装置1にお
いては、通常再生時に低解像記録ストリームD6と、高
解像記録ストリームD9とを合成回路44によって合成
することにより、アンテナ2(図1)を介して受信した
記録ストリームD1に相当する合成ベースバンド信号D
13を生成し、当該合成ベースバンド信号D13に基づ
いてHDTVフォーマットの高品位な映像を再現するこ
とができる。
【0056】またディジタル放送受信記録装置1におい
ては、HDD11を用いるようにしたことにより、アン
テナ2を介して受信した高品位映像データをHDD11
に記録すると共に、当該記録している高品位映像データ
をリアルタイムで再生し、或いは特殊再生することがで
きる。
【0057】以上の構成によれば、ディジタル放送受信
記録装置1は、記録命令C1が与えられると、アンテナ
2を介して受信した高品位映像データを帯域分割処理部
31によってSDTVフォーマットの低解像記録ストリ
ームD6と、高解像記録ストリームD9とに分割してH
DD11に記録しておき、特殊再生命令C3が与えられ
るとデータ量の少ない低解像ストリームD6のみをHD
D11から読み出すことにより、HDD11、記録再生
コントローラインターフェース37及び低解像MPEG
映像デコーダ43を介して通常再生時に映像データを読
み出す際の読出速度の範囲内で、特殊再生時に必要な多
くのデータ量を読み出して、特殊再生命令C3を受けて
から読出速度の範囲内でリアルタイムに特殊再生映像を
モニタ3へ出力することができ、かくして、短時間でユ
ーザ所望の映像シーンをサーチすることができる。
【0058】(5)他の実施の形態 なお上述の実施の形態においては、帯域分割記録制御処
理によりDCT係数データD2を低解像記録ストリーム
D6と高解像記録ストリームD12とに分割する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば画素の
間引きや、空間解像度を階層化する空間スケーラビリテ
ィ等この他種々の帯域分割記録制御処理により低解像記
録ストリームD6と高解像記録ストリームD12とに分
割するようにしても良い。
【0059】また上述の実施の形態においては、低周波
成分DCT係数データD3とDCT係数データD2との
差分を算出して得られた高周波成分DCT係数データD
7に基づいて高解像記録ストリームD9を生成する場合
について述べたが、本発明はこれに限らず、DCT係数
データD2をそのまま高解像記録ストリームとして生成
するようにしても良い。
【0060】この場合、記録再生コントローラ10にお
いては、帯域分割処理部31におけるDCT係数差分回
路38及び再生専用MPEG映像デコーダ41における
合成回路44を設ける必要がなくなり、帯域分割処理部
31及び再生専用MPEG映像デコーダ41の処理負担
を軽減することができる。
【0061】さらに上述の実施の形態においては、標準
映像データストリームとしての記録ストリームD1を低
解像記録ストリームD6及び高解像記録ストリームD9
の2つに分割する場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、記録ストリームD1を低解像記録ストリーム
D6、高解像記録ストリームD9及びこれら低解像記録
ストリームD6と高解像記録ストリームD9との中間の
解像度からなる中解像記録ストリームの3つに分割する
等の複数種類の解像度からなる記録ストリームに分割す
るようにしても良い。
【0062】さらに上述の実施の形態においては、HD
TVフォーマットでなる高品位映像データに適用する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、他の種々
のフォーマットでなる映像データに適用するようにして
も良い。
【0063】さらに上述の実施の形態においては、フレ
ーム構造でなる高品位映像データに適用する場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、フィールド構造で
なる高品位映像データに適用するようにしても良い。
【0064】さらに上述の実施の形態においては、帯域
分割処理部31によって、HDTVフォーマットでなる
高品位映像データに基づきSDTVフォーマットの低解
像記録ストリームD6を生成する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、帯域分割処理部31によっ
て、HDTVフォーマットでなる高品位映像データに基
づき他の種々のフォーマットの低解像記録ストリームを
生成するようにしても良い。
【0065】さらに上述の実施の形態においては、HD
D11、記録再生コントローラインターフェース37及
び低解像MPEG映像デコーダ43を介して通常再生時
に映像データを読み出す際の読出速度の範囲内で、特殊
再生時に必要なデータ量を読み出す場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、HDD11、記録再生コン
トローラインターフェース37及び低解像MPEG映像
デコーダ43を介して通常再生時に映像データを読み出
す際の読出速度以下で、特殊再生時に必要なデータ量リ
ームD6を読み出すようにしても良い。
【0066】さらに上述の実施の形態においては、記録
媒体としてHDD11を用いる場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、ランダムアクセス可能なもので
あれば半導体メモリ等の他の種々の記録手段を用いるよ
うにしても良い。
【0067】さらに上述の実施の形態においては、デー
タ記録再生装置としての記録再生コントローラ10をデ
ィジタル放送受信記録装置1に内蔵する場合について述
べたが、本発明はこれに限らず、記録再生コントローラ
10を例えばパーソナルコンピュータや携帯電話機等に
内蔵するようにしたり、或いは、ディジタル衛星放送を
受信する受信装置等に外部接続するようにしても良い。
【0068】この場合、携帯電話機においては、上述し
た同様の効果を得られると共に、特殊再生時に低解像ベ
ースバンド信号D4に基づく低解像の映像を液晶ディス
プレイに表示させることにより、特殊再生時における映
像データの処理負担を軽減することができ、かくして、
バッテリの消費電力を低減することができる。
【0069】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、通常再生
する際には標準映像データストリームを通常の読出速度
で記録媒体から読み出すのに対して、高速再生する際に
は、通常の読出速度又はその速度以下で低解像データス
トリームを読み出すことにより、標準画像データの読出
枚数よりも多くの枚数の低解像画像データを読み出すこ
とができるので、高速再生の命令を受けてから読出速度
の範囲内でリアルタイムに高速再生映像を出力すること
ができ、かくして、短時間でユーザ所望の映像シーンを
サーチし得るデータ記録再生装置及びデータ記録再生方
法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディジタル放送受信記録装置の全体構成を示す
ブロック図である。
【図2】帯域分割記録制御処理手順を示すフローチャー
トである。
【図3】帯域分割記録制御時の記録再生コントローラを
示すブロック図である。
【図4】通常再生制御及び特殊再生制御処理手順を示す
フローチャートである。
【図5】通常再生制御時又は特殊再生制御時の記録再生
コントローラを示すブロック図である。
【符号の説明】
1……ディジタル放送受信記録装置、5……システムコ
ントローラ、10……記録再生コントローラ、11……
HDD、30……記録再生制御部、31……帯域分割処
理部、31A……低解像記録ストリーム生成部、31B
……高解像記録ストリーム生成部、32……記録用MP
EG映像デコーダ、33……DCT係数選択回路、3
4、39……逆DCT回路、38……DCT係数差分回
路、41……再生専用MPEG映像デコーダ、44……
合成回路、45……拡大回路、46……セレクタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/24 H04N 7/13 Z Fターム(参考) 5C052 AC05 CC11 DD01 5C053 FA17 FA22 GA11 GB08 GB38 HA29 JA21 5C059 KK38 LA01 LB05 MA05 MA23 PP05 RC39 RF04 RF21 SS17 SS18 SS19 UA02 UA05 5D044 AB07 BC01 CC05 DE15 EF05 FG18 FG23 GK08 GK12 HL11 5D077 AA22 BA08 CA02 EA01 HA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定データ量の標準画像データが複数枚連
    続してなる標準映像データストリームを記録再生するデ
    ータ記録再生装置において、 上記標準画像データに基づいて当該標準画像データより
    もデータ量の少ない低解像度の低解像画像データを生成
    する生成手段と、 上記標準映像データストリームを所定の記録媒体に記録
    すると共に、上記低解像画像データが複数枚連続してな
    る低解像データストリームを上記記録媒体に記録する記
    録手段と、 通常再生する際には上記標準映像データストリームを通
    常の読出速度で上記記録媒体から読み出し、高速再生す
    る際には上記通常の読出速度又はその速度以下で上記低
    解像データストリームを読み出すことにより、上記標準
    画像データの読出枚数よりも多くの枚数の上記低解像画
    像データを読み出して上記高速再生を行う再生手段とを
    具えることを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】上記生成手段は、上記標準画像データのう
    ち低周波数成分だけを抽出することにより上記低解像画
    像データを生成することを特徴とする請求項1に記載の
    データ記録再生装置。
  3. 【請求項3】上記生成手段は、上記標準画像データの画
    素数を間引くことにより上記低解像画像データを生成す
    ることを特徴とする請求項1に記載のデータ記録再生装
    置。
  4. 【請求項4】所定データ量の標準画像データが複数枚連
    続してなる標準映像データストリームを記録再生するデ
    ータ記録再生装置において、 上記標準画像データに基づいて当該標準画像データより
    もデータ量の少ない低解像度の低解像画像データを生成
    する生成ステップと、 上記標準映像データストリームを所定の記録媒体に記録
    すると共に、上記低解像画像データが複数枚連続してな
    る低解像データストリームを上記記録媒体に記録する記
    録ステップと、 通常再生する際には上記標準映像データストリームを通
    常の読出速度で上記記録媒体から読み出し、高速再生す
    る際には上記通常の読出速度又はその速度以下で上記低
    解像データストリームを読み出すことにより、上記標準
    画像データの読出枚数よりも多くの枚数の上記低解像画
    像データを読み出して上記高速再生を行う再生ステップ
    とを具えることを特徴とするデータ記録再生方法。
  5. 【請求項5】上記生成ステップは、上記標準画像データ
    のうち低周波数成分だけを抽出することにより上記低解
    像画像データを生成することを特徴とする請求項4に記
    載のデータ記録再生方法。
  6. 【請求項6】上記生成ステップは、上記標準画像データ
    の画素数を間引くことにより上記低解像画像データを生
    成することを特徴とする請求項4に記載のデータ記録再
    生方法。
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