JP2004336681A - 画像処理方法及び画像処理装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】JPEG圧縮した画像を任意のサイズに圧縮、伸張、回転させて表示可能な画像処理装置を提供する。
【解決手段】JPEG圧縮画像を第1のリサイズ処理で粗く展開後にリサイズし、更に表示しようとする表示画像サイズに細かく第2のリサイズを直列的に行なうことでどの様なサイズにも圧縮伸張可能な画像処理方法及びその装置を得る。
【選択図】 図1
【解決手段】JPEG圧縮画像を第1のリサイズ処理で粗く展開後にリサイズし、更に表示しようとする表示画像サイズに細かく第2のリサイズを直列的に行なうことでどの様なサイズにも圧縮伸張可能な画像処理方法及びその装置を得る。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビジョン画像等を記録再生する記録再生装置内の画像処理方法及び画像処理装置に係わり、特に表示装置に表示する画像をリサイズする様に成した画像処理方法及び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、メモリカードに記録した静止画像データ、DVDの如き記録媒体に記録した動画像データ、CSチューナ等から取得したテレビジョン画像データ等をハードディスク記録再生装置に大量に記憶させ、記録再生可能にしたデジタル記録再生装置が知られている。この様な装置の画像処理の基本的操作の1つに画像リサイズ技法も広く利用されている。
【0003】
一般にデジタル画像をリサイズする画像処理装置では画像に対して2つの動作、即ちサンプリングレートの変更と、低域フィルタリングを行なっている。
【0004】
元画像を縮小するリサイズの場合にはアンチエイリアシング低域フィルタを用い各次元で率2のダウンサンプリングまたは間引きが画像領域で行なわれる。
【0005】
また、元画像を拡大するリサイズ技法の場合には多次元で率2でアップサンプリングを行ない補間用のアンチイメージング低域フィルタによるフィルタリングを画素領域で行なっている。
【0006】
画像のサイズを縮小する他の方法として画像に対して順離散コサイン変換(DCT)を適用し、更にこの順DCTに比べて小さい逆離散コサイン変換(IDCT)が適用されている。また、このDCTは多くの圧縮規格、例えばJPEG(Joint Picture Experts Group)、MPEG(Moving Picture Experts Group)等のデジタルフィルタとして広く利用されている。
【0007】
従来、DCT変換は一般にフィルタリングの為にしか利用されず間引き/補間等のプロセスではあまり使用されていなかった。
【0008】
この様なフィルタリング機能と間引き/補間機能をDCT領域で組み合わせた画像処理方法及び画像処理装置が特許文献1に開示されている。
【0009】
上記特許文献1では例えばJPEG形式でデコードすると同時にリサイズを行なうことによって圧縮前とサイズの異なる画像を得るため、画像データを8×8のブロックに分割し、夫々のブロックに対し、以下の処理を行なうことでデータ量の圧縮を図っている。
▲1▼ レベルシフト
▲2▼ 順方向DCT
▲3▼ 量子化、ジグザグシーケンス化
▲4▼ ハフマン符号化
【0010】
次に、この圧縮されたデータに対し、圧縮と逆の手順、即ち、以下の処理を行なうことで画像データを復号している。
▲1▼ ハフマン復号化
▲2▼ 8×8配列化・逆量子化
▲3▼ 逆方向DCT(IDCT)
▲4▼ 逆レベルシフト
【0011】
この手法では画像の復号時にIDCTに対して変換を行なう段階で、リサイズされた画像データを得ることが出来る。縮小の場合はIDCTが簡略化されるためリサイズを含めた画像復号にかかる処理時間を軽減することが出来る。
【0012】
また、入力された画像をある程度推測し、異なるサンプリングレートで画像データを再生成する一般的なリサイズプロセスでは画面サイズが大きくなると、すべての画素を参照するため処理時間が大きくなってくる。
【0013】
この様な処理時間を軽減するために、図8の表示変更のフローチャートに示す様にリモートコントローラ等からの速度指示値をコンピュータ(CPU)が判断すると、CPUは表示装置に表示するサムネル画像を決定し、表示サムネルサイズ位置を決定する(ステップS1)。次に、速度指示値が所定スピードか否かを判断し(ステップS2)、所定のスピード以上であればスピード優先のリサイズ処理を行なう(ステップS3)。一方、所定のスピード未満であれば画質優先リサイズ処理を行なう(ステップS4)。リサイズ処理が終了したら、各サムネル画像を所定の位置に対応するDRAMの領域に転送(ステップS5)して表示変更が終了する。また次フレーム以降も同様のステップS1〜ステップS5の処理を繰り返すことが示されている。
【0014】
即ち、複数の画像を表示する画像表示装置において、画質を優先する第1のリサイズ手段と、処理速度を優先する第2のリサイズ手段と、リモートコントローラにより指示される速度と所定の閾値とを比較して、第1のリサイズ手段または第2のリサイズ手段のいずれか一方を選択して原画像データを選択する選択手段を有する画像表示装置が特許文献2に開示されている。
【0015】
【特許文献1】
特許第3266273号公報(図1)
【特許文献2】
特開2000−293676号公報(段落〔0024〕、〔0084〕、図9)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特許文献1に記載の構成では8×8のブロックに対してリサイズを行なうことになるので、例えば、図9(A)の様に600×600ピクセルの画面1を300×300ピクセルの縮小表示画面2とする様に1/2、1/4、1/8‥‥等の比率でのサイズ変換には都合が良いが、図9(B)の様に700×700ピクセルの画面1を300×300ピクセルの縮小表示画面2とするには一度700×700ピクセルの画面を1/2とした350×350ピクセルとした縮小画面3とした後に300×300ピクセルの縮小表示画面2とする必要があるため、任意の画面サイズとすること、例えば元画面サイズを1/3に変換することは困難性を伴う課題を有している。
【0017】
また、特許文献2に開示された記載の構成は一般的な手法で入力画像から元画面をある程度推測し、異なるサンプリングレートで画像データを再生成する処理を行なうことになる。この元画像を推測するために、すべての画素を一旦、参照するため画面サイズが大きくなるにしたがって、その処理時間も大きくなる。この処理時間の大きさは多くのアプリケーションにとって不都合である。この処理時間を軽減する為に特許文献2では
(イ)画質を優先するリサイズ手法、
(ロ)処理時間を優先するリサイズ手法を選択手段で選択する手法、
としたものであり、(イ)では元画像を推測する通常のリサイズ処理であり、画質はよいものが得られるが、処理時間は大きくなる。また、(ロ)では元画像の推測を行なわずに、単純に画素を水増し、間引きしている。従って、処理時間はそれほどかからないが、得られる画像の質は劣化する。即ち、この構成では平均的な処理時間が軽減されるだけで(処理時間の掛かる手法が用いられる確率が減るだけで)、すべての時間が軽減されるわけではない。また、(ロ)を選択した時は処理画面の著しい劣化を発生するリスクを生ずる課題を有している。
【0018】
本発明は叙上の課題を解消するために成されたもので、JPEGデコード時に縮小のリサイズ処理を行ない。次にR,G,B画像データに対するリサイズや回転処理を直列的に行なうことで任意の画像サイズのリサイズ及び回転処理を行なうことが可能な画像処理方法及び画像処理装置を得ることが出来る。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理方法及び画像処理装置は元画像データを適宜の第1の画像サイズに粗く生成する第1のリサイズ処理(装置)と、次に、この粗く生成した第1の画面サイズを細かく生成する第2のリサイズ処理(装置)とを直列的にリサイズ処理することで任意のサイズの画像を表示することが可能となる。
【0020】
本発明の画像処理方法は画像入力部から供給した元画像データ或は内蔵記憶媒体に記憶させた元画像データをリサイズさせて所定の表示画像サイズで出力する画像処理方法であって、元画像データを適宜の第1の画像サイズに生成する第1のリサイズ処理ステップと、第1のリサイズ処理ステップで得られた第1の画像サイズから上記表示画像サイズに第1の画像サイズをリサイズさせる第2のリサイズ処理ステップとから成るものである。
【0021】
本発明の画像処理装置は画像入力部から供給した元画像データ或は内蔵記憶媒体に記憶させた元画像データをリサイズさせて所定の表示画像サイズで出力する画像処理装置であって、元画像データを適宜の第1の画像サイズに生成する第1のリサイズ処理手段と、第1のリサイズ処理手段で得られた第1の画像サイズから上記表示画像サイズに第1の画像サイズをリサイズさせる第2のリサイズ処理手段とから成るものである。
【0022】
本発明の画像処理方法及び画像処理装置では画像データの任意サイズへのリサイズ時における処理時間の軽減を図ることが出来ると共に画質を優先させた画像を得ることも可能と成る。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を添付図面を参照して詳記する。
【0024】
本発明ではテレビジョン放送画像やメモリカードに記憶させた静止画像を記録、再生可能なハードディスク記録再生装置内の画像データをリサイズ或は回転させて表示装置に表示させる様に成したシステム構成で適用される画像処理方法及び画像処理装置について説明する。
【0025】
図1乃至図4によって、本発明を説明する前に、本発明の画像処理方法と画像処理装置が適用される画像記録再生装置の全体的システム構成例を図5乃至図7によって説明する。
【0026】
図5は、本実施の形態によるシステム構成例を示した図である。本例においては、テレビジョン放送を録画するハードディスク記録再生装置100と、CS放送を受信するCSチューナ200とを接続し、さらにテレビジョン受像機等の表示装置300を接続する構成として、ハードディスク記録再生装置100は、テレビジョン放送番組を録画し再生するハードディスクが内蔵された画像記録再生装置として構成する。このハードディスク記録再生装置100には、地上波のテレビジョン放送を受信するチューナが内蔵されて、例えば地上波用アンテナ91を接続する。CSチューナ200は、CS放送を受信するチューナであり、例えばパラボラアンテナ92を接続し、パラボラアンテナ92に取付けられたコンバータ93からCS放送の受信波が供給される。
【0027】
CSチューナ200は、2つのCS放送サービスを受信するように構成し、CSチューナ200で受信されたテレビジョン放送(CS放送)の映像信号と音声信号を、それぞれケーブル83,84を介してハードディスク記録再生装置100に送る。なお、2つの放送サービスは、電波を中継する通信衛星が異なる衛星であり、放送データの形式についても若干異なる。また、ハードディスク記録再生装置100とCSチューナ200は、それぞれの機器に用意されたデータ通信ポートをケーブル85で接続して双方向に通信できるようにしてあり、CSチューナ200で受信された放送データなどをハードディスク記録再生装置100に送ることができる。
【0028】
ハードディスク記録再生装置100では、内蔵された地上波のチューナで受信した地上波のテレビジョン放送番組のハードディスクへの記録と、接続されたCSチューナ200で受信したCS放送のテレビジョン放送番組のハードディスクへの記録とが行える。
【0029】
本例の場合には、CSチューナ200で受信するCS放送サービスは、デジタルデータ化された映像信号や音声信号が伝送されるデジタル放送サービスであり、これらのデータが伝送されるパケットには、EPGデータと称される電子番組データが付加されている。この電子番組データが付加されたパケットが、データ通信ポートを介してCSチューナ200からハードディスク記録再生装置100に送られる。
【0030】
また、このデータ通信ポート間の接続で、ハードディスク記録再生装置100側から、CSチューナ200の動作を制御するコントロール信号を送ることができる。このコントロール信号による指令としては、CSチューナ200の電源オン・オフ指令や、チャンネル切換え指令、受信する放送サービスの切換え指令などがある。但し、受信する放送サービスの切換え指令は、接続されるCSチューナ200の構成によっては不要である。また、直接的に動作を指示する指令ではなく、CSチューナ200の現在の動作状態を問い合わせる指令(例えば電源オン状態であるかスタンバイ状態であるかの問い合わせ)を送るようにしても良い。
【0031】
また、ハードディスク記録再生装置100が出力する映像信号と音声信号を、ケーブル81,82を介してテレビジョン受像機等の表示装置300に接続している。表示装置300では、ハードディスク記録再生装置100に内蔵されたハードディスクに記録された映像の表示及び音声の出力が行える。なお、図5では図示してないが、CSチューナ200と表示装置300を直接接続しても良い。また、ハードディスク記録再生装置100には、CSチューナ200以外の映像信号源を接続して、その映像信号源から供給される映像信号及び音声信号を、ハードディスクに記録することもできる。
【0032】
次に、ハードディスク記録再生装置100の構成を、図6を参照して説明する。ハードディスク記録再生装置100に接続された地上波用アンテナ91は、装置100に内蔵された地上波用チューナ101に接続してあり、チューナ101で受信して得た地上波のテレビジョン放送の映像信号及び音声信号を、切換スイッチ110の端子111に供給する。
【0033】
地上波用チューナ101での受信チャンネルについては、このハードディスク記録再生装置100のコントローラ121により制御される。チューナ101で受信する地上波は、アナログ放送波であるが、予め決められた特定のチャンネルについては、1日に数回、決められた時間に、映像信号のブランキング期間へのデータの重畳などで、電子番組表を表示させるためのEPGデータを送るようにしてある。このEPGデータは、そのEPGデータが重畳されたチャンネルの案内だけでなく、その地域で受信可能なほとんどの地上波のチャンネルについての番組を案内するデータを含み、チューナ101で受信されたEPGデータは、コントローラ121に送られる。
【0034】
切換スイッチ110は、チューナ101の受信信号と、外部からの入力端子131,132,133,134に得られる信号とを切り換えるスイッチである。入力端子131,132は第1の入力部として使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力端子であり、これらの入力端子に得られる信号を、切換スイッチ110の端子112に供給する。入力端子133,134は第2の入力部として使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力端子であり、これらの入力端子に得られる信号を、切換スイッチ110の端子113に供給する。これらの端子111,112,113に得られる映像信号,音声信号の内の、コントローラ121の制御で選択された信号が、端子114に得られる。なお、図6では、映像信号と音声信号の供給や切換えなどが同時に行われる場合であり、この場合の両信号の伝送路を1本の伝送線で示してある。
【0035】
外部からの入力部の内の、第1の入力部(入力端子131,132)については、CSチューナ200で受信して出力する映像信号及び音声信号が供給される専用の入力端子として使用される。但し、CSチューナを接続しない場合には、この第1の入力部に、その他の映像信号源を接続しても良い。
【0036】
第2の入力部(入力端子133,134)については、このハードディスク記録再生装置100で記録したい映像信号及び音声信号が出力される映像信号源が接続される。例えば、BSチューナやビデオテープ記録再生装置などが接続される。
【0037】
切換スイッチ110で選択された映像信号と音声信号(端子114に得られる信号)は、MPEG(Moving Picture coding Experts Group)エンコーダ102に供給して、例えばMPEG2方式で圧縮符号化されたデジタル映像データとデジタル音声データとする。このMPEGエンコーダ102に供給される信号は、アナログ信号であるので、アナログ信号をデジタルデータ化するデジタル変換についても、MPEGエンコーダ102内(あるいは別体の回路)で行うようにしてある。
【0038】
MPEGエンコーダ102で得られたMPEG2方式の映像データ及び音声データは、記録再生処理部103に供給する。記録再生処理部103は、ハードディスク105に映像データや音声データなどを記録し再生するための処理を行う回路である。記録再生処理部103にはバッファメモリ104を接続し、このバッファメモリ104にデータを一時蓄積させながら、記録や再生を行うようにしてある。なお、電子番組データについても、コントローラ121の制御で、ハードディスク105に記録し再生するようにしてある。ハードディスク105については、スピンドルモータにより高速回転させた状態で、ヘッドにより記録し再生する構成としてあり、例えば数十Gバイトの記録容量で、数十時間のテレビジョン放送信号を記録することが可能である。
【0039】
ハードディスク105から再生されて、記録再生処理部103で処理された映像データ及び音声データについては、MPEGデコーダ106に供給して、MPEG2方式からのデコードを行う。デコードされた映像データについては、混合器107を介してNTSCエンコーダ108に供給し、NTSC方式のアナログ映像信号として、出力端子135に供給する。デコードされた音声データについては、デジタル/アナログ変換器109でアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号を出力端子136に供給する。この出力端子135,136が、図5のケーブル81,82でテレビジョン受像機に接続される端子に相当する。
【0040】
また、本例のハードディスク記録再生装置100は、CSチューナ200と通信を行うためのデータ通信ポート137を備えている。このデータ通信ポート137でCSチューナ200側から伝送されたデータの中から、インターフェース122で必要なデータを抽出して、コントローラ121に送る構成としてある。CSチューナ200側からハードディスク記録再生装置100に送られるデータとしては、例えば電子番組データがある。また、コントローラ121からCSチューナ200側に送りたいデータ(図1の説明で述べた各種指令など)を、インターフェース122を介してデータ通信ポート137から出力させるようにしてある。
【0041】
ハードディスク記録再生装置100を操作する指令については、操作キーやリモートコントロール信号の受信部(受光部)で構成される入力部123から供給される構成とされ、例えば、図示しないリモートコントロール装置から赤外線信号で操作指令が入力部123に届くと、その受信した指令をコントローラ121に送る。リモートコントロール装置やキーの操作などによる指令としては、例えば直接的に録画,再生,チャンネル切換えなどを指示する指令の他に、このハードディスク記録再生装置100に接続された表示装置300での表示を参照しながら、カーソルキーや確定キーなどの操作で多機能の操作を行う、いわゆるGUI(Graphical User Interface)操作の指令もある。
【0042】
コントローラ121は、このGUI操作のための画面を生成させる処理を行った場合、その生成された画面のデータを混合器107に送り、MPEGデコーダ106が出力する映像データに混合して、出力端子135から出力される映像信号に、対応した画面が表示されるようにしてある。
【0043】
このGUI操作のための画面以外でも、このハードディスク記録再生装置100で各種表示を行う必要がある場合には、コントローラ121が同様にその表示画面のデータを生成させて、混合器107に送るようにしてある。これらの処理で表示される画面の例については、後述する。
【0044】
またコントローラ121には、時計部124が接続してあり、時計部124で現在時刻(年月日,時分秒)をカウントした結果をコントローラ121で随時判断するようにしてある。この時計部124でカウントした日時をコントローラ121で判断して、予約された録画の実行などを行うようにしてある。時計部124でカウントする時刻については、ユーザ操作で設定や修正を行うようにしても良いが、チューナ101(又は接続されたCSチューナ200)で受信した信号に基づいて、時刻を自動修正するようにしても良い。
【0045】
また本例のハードディスク記録再生装置100は、メモリカードが着脱自在に装着可能なカードスロット125を備え、カードスロット125に装着されたメモリカード126に記憶されたデータを、コントローラ121が読み出して、各種処理が行えるようにしてある。例えば、装着されたメモリカード126に静止画像データや動画像データが記憶されている場合、その画像データをコントローラ121が読み出して混合器107側に送り、この記録再生装置100に接続された表示装置300に表示させることができる。或いは、メモリカード126から読み出したデータを、ハードディスク105などに記録させても良い。
【0046】
さらに本例のハードディスク記録再生装置100は、インターネットに接続するためのポート138を備えて、そのインターネット接続用ポート138で接続された通信手段を介したデータのやり取りが、インターフェース127を介してコントローラ121で行えるようにしてある。
【0047】
インターネット接続用ポート138については、例えばインターネット接続用のルータやモデムと、所定のケーブルを介して接続できるようにしてある。このインターネット接続用ポート138を介して所定のアドレスのサーバにアクセスして、電子番組データを取得することもできる。
【0048】
コントローラ121は、種々の処理により電子番組データを取得した場合に、その電子番組データを、ハードディスク105の一部の領域に保存して、その保存されたデータを活用して電子番組表の表示処理や、録画予約処理を行うようにしてある。コントローラ121が取得する電子番組データとしては、内蔵されたチューナ101で受信した電子番組データと、接続されたCSチューナ200からポート137を介して得られた電子番組データと、インターネットを介して取得した電子番組データの3種類があり、どの電子番組データを使用するかが予め設定で決められる。
【0049】
なお、コントローラ121には、ROM等の不揮発性メモリ(図1参照)144が接続してあり、各種設定事項を記憶するようにしてある。また、録画予約の情報についても、この不揮発性メモリに記憶させる。但し、不揮発性メモリ144を設けないで、ハードディスク105の一部の記録領域を代わりに使用しても良い。
【0050】
次に、本例のハードディスク記録再生装置100に接続されるCSチューナ200の構成を、図7を参照して説明する。
【0051】
CSチューナ200には、衛星放送波を受信するパラボラアンテナ92を接続し、アンテナ92のコンバータ93から供給される信号の中から、受信するチャンネルのデータが含まれるパケットをチューナ201で受信処理する。受信するパケットの選択は、コントローラ210により制御される。チューナ201で受信されたパケットは、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)復調部202に供給して、受信パケットのデータをQPSK復調処理する。その復調されたデータを、エラー訂正部203に供給して、エラー訂正処理を行う。
【0052】
エラー訂正された受信データをデマルチプレクサ204に供給し、受信パケットの中から受信するチャンネルの映像データ,音声データ,その他のデータを抽出する。その他のデータとしては、例えば電子番組データがある。この抽出処理は、コントローラ210の制御に基づいて実行され、データ処理に必要なデータの一時記憶を、接続したバッファメモリ205で行うようにしてある。
【0053】
デマルチプレクサ204で抽出された映像データと音声データは、MPEGデコーダ206に供給し、MPEG−2方式で符号化された映像データと音声データをデコードする。MPEGデコーダ206でデコードされた映像データは、混合器207を介してNTSCエンコーダ208に供給し、NTSC方式のアナログ映像信号として、出力端子221に供給する。デコードされた音声データについては、デジタル/アナログ変換器209でアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号を出力端子222に供給する。この出力端子221,222が、図5のケーブル83,84でハードディスク記録再生装置100に接続される端子に相当する。デマルチプレクサ204で抽出された電子番組データについては、コントローラ210に送るようにしてある。
【0054】
端子221から出力される映像信号については、コントローラ210で生成された各種案内表示用の画像による映像信号である場合もある。即ち、コントローラ210で生成された案内表示用の画像データを、混合器207に供給して、MPEGデコーダ206が出力する映像データに重畳させて、NTSCエンコーダ208に供給できる構成とし、この案内表示用の画像データとしては、例えば受信したチャンネルの信号に付加された電子番組データに基づいた電子番組表を表示させる画像データがある。
【0055】
また、本例のCSチューナ200は、ハードディスク記録再生装置100と通信を行うためのデータ通信ポート223を備えている。このデータ通信ポート223は、専用のケーブル(図5に示したケーブル85)で、ハードディスク記録再生装置100側のデータ通信ポート137と接続される。このデータ通信ポート223を使用して送るための放送データを、デマルチプレクサ204からインターフェース211に送り、インターフェース211でポート223から出力させる形式のデータとして出力させるようにしてある。本例の場合には、受信した放送データが含まれるパケットそのもの(即ち映像データ,音声データ,EPGデータなどが含まれたデータ)を、ポート223からハードディスク記録再生装置100側に送るようにしてある。ハードディスク記録再生装置100側では、その伝送されたパケットデータの中から、EPGデータだけを抽出する。
【0056】
また、データ通信ポート223を介してインターフェース211で、ハードディスク記録再生装置100側から送られたデータ(各種指令など)を受信した場合には、そのデータをコントローラ210に送るようにし、勿論コントローラ210からインターフェース211を介してハードディスク記録再生装置100側にデータを送る場合もある。
【0057】
CSチューナ200を操作する指令については、操作キーやリモートコントロール信号の受信部(受光部)で構成される入力部212から供給される構成とし、例えば、図示しないリモートコントロール装置から赤外線信号で操作指令が入力部212に届くと、その受信した指令をコントローラ210に送る。
【0058】
また、このCSチューナ200は、ユーザの登録情報や視聴記録などの受信契約に関するデータを保持するICカード213が装着される構成とされ、このICカード213に記憶された情報に基づいて、コントローラ210が有料チャンネルの受信などの処理を行うようにしてある。
【0059】
さらに、このCSチューナ200には、電話回線の接続端子224を備え、コントローラ210からインターフェース214を介して、端子224に接続された電話回線側に、データを送ることができる。この電話回線を介して送るデータとしては、有料チャンネルの視聴記録などの受信契約に関するデータがある。
【0060】
なお、本例のCSチューナ200は、既に説明したように、2つの放送サービス(サービスAとサービスB)の受信が可能であり、それぞれの放送サービス毎に受信する衛星が異なるが、サービスAのチャンネルを受信している状態から、サービスBのチャンネルに切り換える場合(或いはその逆の場合)には、チューナの構成上、衛星切換え操作を行った後に、チャンネル切換え操作が必要な形式のチューナと、チャンネル切換え操作だけで放送サービスが自動的に切換わるチューナの、2つの形式のものが存在する。チャンネル切換え操作が必要な形式のチューナは、比較的古い形式のチューナに多く存在する。
【0061】
次に、以上説明した構成のハードディスク記録再生装置100とCSチューナ200とを図5に示すように接続して、ハードディスク記録再生装置100で記録(録画)や再生を行うための処理について、説明する。これらの処理を行うためのユーザ操作は、例えば、ハードディスク記録再生装置100に付属するリモートコントロール装置(図示せず)により行うものとする。具体的には、ハードディスク記録再生装置100の出力端子135から出力される映像(GUI操作用の映像)を表示装置300で表示させた状態で、リモートコントロール装置のカーソルキーや決定キーなどの操作で各項目の入力を行うようにしてある。
【0062】
本例のハードディスク記録再生装置100での放送番組の録画としては、既に説明したように、ハードディスク記録再生装置100に内蔵されたチューナ101で受信した地上波のテレビジョン放送番組の録画と、CSチューナ200で受信したCS放送波のテレビジョン放送番組の録画とがある。これらの放送番組の録画を行うために、まずハードディスク記録再生装置100でセットアップを必要とする。このセットアップ処理は、コントローラ121の制御で実行され、そのセットアップされた事項については、コントローラ121に接続された不揮発性のメモリ144やハードディスク105などに記憶(記録)される。
【0063】
上述の如きチャンネルサーバシステム内のハードディスク記録再生装置100に取り込んだメモリカード126等に記憶した静止画像や動画像を表示装置300の画面にリサイズ表示させる場合の要部のハードウエア構成を図1に示す。尚図1で図5乃至図7で説明したと同一部分に同一符号を付して重複説明を省略する。
【0064】
図1で画像生成装置145は図6及び図7のアンテナ91及び92からのテレビジョン画像データやメモリカード126等の記録或は記憶されたJPEG等の形式の静止画像等であるが、イメージスキャナやインターネットから取り込んだ画像データであってもよい。
【0065】
画像再生装置145で生成された画像データはハードディスク記録再生装置100内のコントローラ(以下CPUと記す)121内に供給される。CPUは上記した様に記録再生処理部103を介して上述の各種画像データをハードディスク106、バッファ104等に記憶させ、MPEG方式の画像データはMPEGデコーダ106を介して復号し、必要に応じて所定の大きさに圧縮/伸張した画像データを混合器107で混合して、NTSC等のエンコーダ108を介して表示装置300に例えばサムネル画像を表示する様に成されている。
【0066】
CPU121はワーク及び上記した各種設定事項用の不揮発性のメモリからなるROM144を有する。146は画像データの圧縮及び伸張を行なう圧縮伸張処理部であり、例えばデータ圧縮方式はJPEG方式、MPEG方式等の任意の圧縮、伸張方式を用いることが出来る。
【0067】
リサイズ処理部147はRAM等の記憶手段148を有し、画像データの表示の大きさである画素数を変化させることで縮小(解凍)及び拡大を行なうことが可能でバス159を介してCPU121に接続されている。
【0068】
圧縮伸張処理部146及びリサイズ処理部148で処理された画像データは混合器107を介してCRT,PDP,LCD等の表示装置300に供給される様な構成と成されている。
【0069】
上述の構成の動作を図2乃至図4を用いて説明する。
【0070】
メモリカード126にJPEG方式で記憶された画像データを図1の画像生成装置145のカードスロット125に挿入し、CPU121にJPEG方式で記録した静止画像データとして、図3及び図4に示す様な8×8のブロックに分割した実画像サイズ4の画像データを図2のフローチャートの第1ステップST1の様にCPU121内に取り込む。
【0071】
上述ではメモリカード126に記憶されたJPEG方式の静止画像データを取り込んだが、アンテナ91,92から取り込んだ動画像データ等を取り込み、圧縮伸張部146でJPEG方式に圧縮伸張させる様にしてもよい。
【0072】
CPU121は第2ステップST2に於いて、画質を優先して表示する場合と、処理時間及び使用するメモリを軽減する場合の2通りのいずれかを選択するために、表示装置300に表示しようとする表示画像サイズ6より大きめに圧縮するか、表示画像サイズ6より小さめに圧縮するかを選択する。
【0073】
表示画像サイズ6より大きく圧縮する場合(YES)では第3ステップST3で図3の解凍後(圧縮後)画像サイズ5aの様に、JPEG画像データを表示画像サイズ3より大きめにデコードと同時に第1のリサイズを行なう。
【0074】
この様にJPEGの画像データをデコードすると同時に第1のリサイズを行なう方法は8×8のブロックに分割されているJPEG画像データの各ブロックに対し、特許文献1に詳記した様に圧縮と逆の手順で上記した▲1▼項乃至▲4▼項の画像データの復号化を行なう際の▲4▼項に説明したIDCT処理を調整した後に、図3に示す解凍後画像サイズ5aの如き第1のリサイズを行なう。
【0075】
この第3ステップST3では縮小の場合はIDCTが簡略化されることになるため、第1のリサイズ処理を含めた画像復号の処理時間が軽減される。然し、JPEG方式の8×8のブロック毎にリサイズを行なうため実画像サイズを1/3等に変換することが困難となる。
【0076】
そこで、本例では第4ステップST4及び図3に示す様に大きめに解凍した部分7を表示画像サイズ6と成る様に第2のリサイズを行なう。
【0077】
この第2のリサイズ方法は一般的なリサイズ手法でよく用いられる要素技術も種々のものが考えられる。本例では、具体的な手法に関しては特に限定しないが、基本的には、どの手法に於いても入力画像から元画像をある程度推測し、異なるサンプリングレートで画像データを再生するものであり、各手法に依って、元画像の推測方法が異なり、その推測方法の精度によって、サイズ後の画質が決定されるので、元画像を推測するために、すべての画素を一旦参照する必要があるので、画像サイズが大きくなるにしたがって、その処理時間は大きくなるが、本例では大きめに解凍した部分7だけのリサイズを行なうため処理時間の短縮を図ることが出来るが実画像サイズ4と表示画像サイズ6の関係によっては解凍後のサイズ5aが表示画像サイズ6のほぼ2倍になる場合があり、そのとき、第2のリサイズ処理が重くなり、全体的な処理が重くなるが全体としては良質の画質を得られる。
【0078】
上述の如く、第4ステップST4で第2のリサイズを行なった後に第5ステップST5に進めてRAM148に描画させ、必要に応じてMPEGデコード106からの動画像データ等と混合器107で混合された静止画像(例えばサムネル画像)はNTSCエンコーダ108を介して表示装置300の画面に表示されて表示変更終了する。
【0079】
また、第2ステップST2で表示サイズ3より大きく圧縮しないNO(表示サイズ3より小さめに圧縮する)の場合は、処理時間と使用するメモリを軽減することが出来る。
【0080】
この場合は、第6ステップST6で図4の解凍後(圧縮後)画像サイズ5bの様に、JPEG画像データを表示画像サイズ6より小さめに展開し、デコードを行なうと同時に第1のリサイズを行なう。
【0081】
この様にJPEGの画像データをデコードすると同時に第1のリサイズを行なう方法は第3ステップST3で詳記したと同様の処理方法で行なうことで粗い第1のリサイズが行なわれる。
【0082】
次に、第7ステップST7及び図4に示す様に、表示画像サイズ6のサイズと小さめに解凍した解凍後サイズ5bとの差の部分(斜線で示す)8を補間等を行なうことで表示画像サイズ6と成る様に第2のリサイズを行なう。この第2のリサイズ方法は第4ステップST4で詳記したと同様の方法で行なうことが出来る。
【0083】
この第2のリサイズに於ける処理が軽減されるため全体的な処理時間も軽減されるが実画像サイズ4と表示サイズの関係によっては解凍後のサイズ5bが表示画像サイズ6のほぼ1/2倍になる場合があり、そのとき、表示される画像が粗くなる。
然し、本発明では第1のリサイズ時にJPEGをデコードすると同時にリサイズして元画像に対し、「粗く」リサイズし、次に、この様に「粗く」リサイズした画像を「細かく」第2のリサイズを直列的に行なう様にしたので最終的には第2のリサイズによって任意のサイズの画像を得ることが出来る。これにより、任意のサイズの画像表示領域に対して、任意の原画像サイズのJPEG画像を一様に表示することが出来る。
【0084】
上述の説明では第1及び第2のリサイズ処理に於いて、画像の圧縮及び画像を平行移動させた場合について説明したが、勿論、伸張及び回転処理を行なう様に成してもよい。図2のフローチャートではCPUが表示画像サイズより大きく圧縮するか否かを選択させたが、この第2ステップST2を予め定めて置き、画質を優先する場合は第3ステップST3及び第4ステップST4を選択し、処理時間及び使用メモリを軽減する場合は第6ステップST6及び第7ステップST7を選択する様にしてもよい。
【0085】
【発明の効果】
本発明の画像処理方法及び画像処理装置によれば、JPEG画像を1/3等の任意の画像サイズにも変換することが出来るので任意のJPEG元画像サイズを一様のサイズに変換表示することが可能で画質を優先する様に或は処理時間及び使用メモリを軽減する様に選択することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の要部の一形態例を示す系統図である。
【図2】本発明の画像処理方法の一形態例を示すフローチャートである。
【図3】本発明のリサイズ方法の一形態例を説明するための画面遷移図である。
【図4】本発明のリサイズ方法の他の形態例を説明するための画面遷移図である。
【図5】本発明の画像処理装置が用いられたチャンネルサーバシステムの全体的構成図である。
【図6】本発明のチャンネルサーバシステム中のハードディスク記録再生装置の系統図である。
【図7】本発明のチャンネルサーバシステム中のCSチューナの系統図である。
【図8】従来の画像処理装置の表示変更方法を示すフローチャートである。
【図9】従来のJPEG画像の縮小方法を説明する画面遷移図である。
【符号の説明】
121‥‥コントローラ(CPU)、145‥‥画像生成装置、146‥‥圧縮伸張処理部、147‥‥リサイズ処理部、300‥‥表示装置
【発明の属する技術分野】
本発明はテレビジョン画像等を記録再生する記録再生装置内の画像処理方法及び画像処理装置に係わり、特に表示装置に表示する画像をリサイズする様に成した画像処理方法及び画像処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、メモリカードに記録した静止画像データ、DVDの如き記録媒体に記録した動画像データ、CSチューナ等から取得したテレビジョン画像データ等をハードディスク記録再生装置に大量に記憶させ、記録再生可能にしたデジタル記録再生装置が知られている。この様な装置の画像処理の基本的操作の1つに画像リサイズ技法も広く利用されている。
【0003】
一般にデジタル画像をリサイズする画像処理装置では画像に対して2つの動作、即ちサンプリングレートの変更と、低域フィルタリングを行なっている。
【0004】
元画像を縮小するリサイズの場合にはアンチエイリアシング低域フィルタを用い各次元で率2のダウンサンプリングまたは間引きが画像領域で行なわれる。
【0005】
また、元画像を拡大するリサイズ技法の場合には多次元で率2でアップサンプリングを行ない補間用のアンチイメージング低域フィルタによるフィルタリングを画素領域で行なっている。
【0006】
画像のサイズを縮小する他の方法として画像に対して順離散コサイン変換(DCT)を適用し、更にこの順DCTに比べて小さい逆離散コサイン変換(IDCT)が適用されている。また、このDCTは多くの圧縮規格、例えばJPEG(Joint Picture Experts Group)、MPEG(Moving Picture Experts Group)等のデジタルフィルタとして広く利用されている。
【0007】
従来、DCT変換は一般にフィルタリングの為にしか利用されず間引き/補間等のプロセスではあまり使用されていなかった。
【0008】
この様なフィルタリング機能と間引き/補間機能をDCT領域で組み合わせた画像処理方法及び画像処理装置が特許文献1に開示されている。
【0009】
上記特許文献1では例えばJPEG形式でデコードすると同時にリサイズを行なうことによって圧縮前とサイズの異なる画像を得るため、画像データを8×8のブロックに分割し、夫々のブロックに対し、以下の処理を行なうことでデータ量の圧縮を図っている。
▲1▼ レベルシフト
▲2▼ 順方向DCT
▲3▼ 量子化、ジグザグシーケンス化
▲4▼ ハフマン符号化
【0010】
次に、この圧縮されたデータに対し、圧縮と逆の手順、即ち、以下の処理を行なうことで画像データを復号している。
▲1▼ ハフマン復号化
▲2▼ 8×8配列化・逆量子化
▲3▼ 逆方向DCT(IDCT)
▲4▼ 逆レベルシフト
【0011】
この手法では画像の復号時にIDCTに対して変換を行なう段階で、リサイズされた画像データを得ることが出来る。縮小の場合はIDCTが簡略化されるためリサイズを含めた画像復号にかかる処理時間を軽減することが出来る。
【0012】
また、入力された画像をある程度推測し、異なるサンプリングレートで画像データを再生成する一般的なリサイズプロセスでは画面サイズが大きくなると、すべての画素を参照するため処理時間が大きくなってくる。
【0013】
この様な処理時間を軽減するために、図8の表示変更のフローチャートに示す様にリモートコントローラ等からの速度指示値をコンピュータ(CPU)が判断すると、CPUは表示装置に表示するサムネル画像を決定し、表示サムネルサイズ位置を決定する(ステップS1)。次に、速度指示値が所定スピードか否かを判断し(ステップS2)、所定のスピード以上であればスピード優先のリサイズ処理を行なう(ステップS3)。一方、所定のスピード未満であれば画質優先リサイズ処理を行なう(ステップS4)。リサイズ処理が終了したら、各サムネル画像を所定の位置に対応するDRAMの領域に転送(ステップS5)して表示変更が終了する。また次フレーム以降も同様のステップS1〜ステップS5の処理を繰り返すことが示されている。
【0014】
即ち、複数の画像を表示する画像表示装置において、画質を優先する第1のリサイズ手段と、処理速度を優先する第2のリサイズ手段と、リモートコントローラにより指示される速度と所定の閾値とを比較して、第1のリサイズ手段または第2のリサイズ手段のいずれか一方を選択して原画像データを選択する選択手段を有する画像表示装置が特許文献2に開示されている。
【0015】
【特許文献1】
特許第3266273号公報(図1)
【特許文献2】
特開2000−293676号公報(段落〔0024〕、〔0084〕、図9)
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
上述の特許文献1に記載の構成では8×8のブロックに対してリサイズを行なうことになるので、例えば、図9(A)の様に600×600ピクセルの画面1を300×300ピクセルの縮小表示画面2とする様に1/2、1/4、1/8‥‥等の比率でのサイズ変換には都合が良いが、図9(B)の様に700×700ピクセルの画面1を300×300ピクセルの縮小表示画面2とするには一度700×700ピクセルの画面を1/2とした350×350ピクセルとした縮小画面3とした後に300×300ピクセルの縮小表示画面2とする必要があるため、任意の画面サイズとすること、例えば元画面サイズを1/3に変換することは困難性を伴う課題を有している。
【0017】
また、特許文献2に開示された記載の構成は一般的な手法で入力画像から元画面をある程度推測し、異なるサンプリングレートで画像データを再生成する処理を行なうことになる。この元画像を推測するために、すべての画素を一旦、参照するため画面サイズが大きくなるにしたがって、その処理時間も大きくなる。この処理時間の大きさは多くのアプリケーションにとって不都合である。この処理時間を軽減する為に特許文献2では
(イ)画質を優先するリサイズ手法、
(ロ)処理時間を優先するリサイズ手法を選択手段で選択する手法、
としたものであり、(イ)では元画像を推測する通常のリサイズ処理であり、画質はよいものが得られるが、処理時間は大きくなる。また、(ロ)では元画像の推測を行なわずに、単純に画素を水増し、間引きしている。従って、処理時間はそれほどかからないが、得られる画像の質は劣化する。即ち、この構成では平均的な処理時間が軽減されるだけで(処理時間の掛かる手法が用いられる確率が減るだけで)、すべての時間が軽減されるわけではない。また、(ロ)を選択した時は処理画面の著しい劣化を発生するリスクを生ずる課題を有している。
【0018】
本発明は叙上の課題を解消するために成されたもので、JPEGデコード時に縮小のリサイズ処理を行ない。次にR,G,B画像データに対するリサイズや回転処理を直列的に行なうことで任意の画像サイズのリサイズ及び回転処理を行なうことが可能な画像処理方法及び画像処理装置を得ることが出来る。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明の画像処理方法及び画像処理装置は元画像データを適宜の第1の画像サイズに粗く生成する第1のリサイズ処理(装置)と、次に、この粗く生成した第1の画面サイズを細かく生成する第2のリサイズ処理(装置)とを直列的にリサイズ処理することで任意のサイズの画像を表示することが可能となる。
【0020】
本発明の画像処理方法は画像入力部から供給した元画像データ或は内蔵記憶媒体に記憶させた元画像データをリサイズさせて所定の表示画像サイズで出力する画像処理方法であって、元画像データを適宜の第1の画像サイズに生成する第1のリサイズ処理ステップと、第1のリサイズ処理ステップで得られた第1の画像サイズから上記表示画像サイズに第1の画像サイズをリサイズさせる第2のリサイズ処理ステップとから成るものである。
【0021】
本発明の画像処理装置は画像入力部から供給した元画像データ或は内蔵記憶媒体に記憶させた元画像データをリサイズさせて所定の表示画像サイズで出力する画像処理装置であって、元画像データを適宜の第1の画像サイズに生成する第1のリサイズ処理手段と、第1のリサイズ処理手段で得られた第1の画像サイズから上記表示画像サイズに第1の画像サイズをリサイズさせる第2のリサイズ処理手段とから成るものである。
【0022】
本発明の画像処理方法及び画像処理装置では画像データの任意サイズへのリサイズ時における処理時間の軽減を図ることが出来ると共に画質を優先させた画像を得ることも可能と成る。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を添付図面を参照して詳記する。
【0024】
本発明ではテレビジョン放送画像やメモリカードに記憶させた静止画像を記録、再生可能なハードディスク記録再生装置内の画像データをリサイズ或は回転させて表示装置に表示させる様に成したシステム構成で適用される画像処理方法及び画像処理装置について説明する。
【0025】
図1乃至図4によって、本発明を説明する前に、本発明の画像処理方法と画像処理装置が適用される画像記録再生装置の全体的システム構成例を図5乃至図7によって説明する。
【0026】
図5は、本実施の形態によるシステム構成例を示した図である。本例においては、テレビジョン放送を録画するハードディスク記録再生装置100と、CS放送を受信するCSチューナ200とを接続し、さらにテレビジョン受像機等の表示装置300を接続する構成として、ハードディスク記録再生装置100は、テレビジョン放送番組を録画し再生するハードディスクが内蔵された画像記録再生装置として構成する。このハードディスク記録再生装置100には、地上波のテレビジョン放送を受信するチューナが内蔵されて、例えば地上波用アンテナ91を接続する。CSチューナ200は、CS放送を受信するチューナであり、例えばパラボラアンテナ92を接続し、パラボラアンテナ92に取付けられたコンバータ93からCS放送の受信波が供給される。
【0027】
CSチューナ200は、2つのCS放送サービスを受信するように構成し、CSチューナ200で受信されたテレビジョン放送(CS放送)の映像信号と音声信号を、それぞれケーブル83,84を介してハードディスク記録再生装置100に送る。なお、2つの放送サービスは、電波を中継する通信衛星が異なる衛星であり、放送データの形式についても若干異なる。また、ハードディスク記録再生装置100とCSチューナ200は、それぞれの機器に用意されたデータ通信ポートをケーブル85で接続して双方向に通信できるようにしてあり、CSチューナ200で受信された放送データなどをハードディスク記録再生装置100に送ることができる。
【0028】
ハードディスク記録再生装置100では、内蔵された地上波のチューナで受信した地上波のテレビジョン放送番組のハードディスクへの記録と、接続されたCSチューナ200で受信したCS放送のテレビジョン放送番組のハードディスクへの記録とが行える。
【0029】
本例の場合には、CSチューナ200で受信するCS放送サービスは、デジタルデータ化された映像信号や音声信号が伝送されるデジタル放送サービスであり、これらのデータが伝送されるパケットには、EPGデータと称される電子番組データが付加されている。この電子番組データが付加されたパケットが、データ通信ポートを介してCSチューナ200からハードディスク記録再生装置100に送られる。
【0030】
また、このデータ通信ポート間の接続で、ハードディスク記録再生装置100側から、CSチューナ200の動作を制御するコントロール信号を送ることができる。このコントロール信号による指令としては、CSチューナ200の電源オン・オフ指令や、チャンネル切換え指令、受信する放送サービスの切換え指令などがある。但し、受信する放送サービスの切換え指令は、接続されるCSチューナ200の構成によっては不要である。また、直接的に動作を指示する指令ではなく、CSチューナ200の現在の動作状態を問い合わせる指令(例えば電源オン状態であるかスタンバイ状態であるかの問い合わせ)を送るようにしても良い。
【0031】
また、ハードディスク記録再生装置100が出力する映像信号と音声信号を、ケーブル81,82を介してテレビジョン受像機等の表示装置300に接続している。表示装置300では、ハードディスク記録再生装置100に内蔵されたハードディスクに記録された映像の表示及び音声の出力が行える。なお、図5では図示してないが、CSチューナ200と表示装置300を直接接続しても良い。また、ハードディスク記録再生装置100には、CSチューナ200以外の映像信号源を接続して、その映像信号源から供給される映像信号及び音声信号を、ハードディスクに記録することもできる。
【0032】
次に、ハードディスク記録再生装置100の構成を、図6を参照して説明する。ハードディスク記録再生装置100に接続された地上波用アンテナ91は、装置100に内蔵された地上波用チューナ101に接続してあり、チューナ101で受信して得た地上波のテレビジョン放送の映像信号及び音声信号を、切換スイッチ110の端子111に供給する。
【0033】
地上波用チューナ101での受信チャンネルについては、このハードディスク記録再生装置100のコントローラ121により制御される。チューナ101で受信する地上波は、アナログ放送波であるが、予め決められた特定のチャンネルについては、1日に数回、決められた時間に、映像信号のブランキング期間へのデータの重畳などで、電子番組表を表示させるためのEPGデータを送るようにしてある。このEPGデータは、そのEPGデータが重畳されたチャンネルの案内だけでなく、その地域で受信可能なほとんどの地上波のチャンネルについての番組を案内するデータを含み、チューナ101で受信されたEPGデータは、コントローラ121に送られる。
【0034】
切換スイッチ110は、チューナ101の受信信号と、外部からの入力端子131,132,133,134に得られる信号とを切り換えるスイッチである。入力端子131,132は第1の入力部として使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力端子であり、これらの入力端子に得られる信号を、切換スイッチ110の端子112に供給する。入力端子133,134は第2の入力部として使用される映像信号の入力端子及び音声信号の入力端子であり、これらの入力端子に得られる信号を、切換スイッチ110の端子113に供給する。これらの端子111,112,113に得られる映像信号,音声信号の内の、コントローラ121の制御で選択された信号が、端子114に得られる。なお、図6では、映像信号と音声信号の供給や切換えなどが同時に行われる場合であり、この場合の両信号の伝送路を1本の伝送線で示してある。
【0035】
外部からの入力部の内の、第1の入力部(入力端子131,132)については、CSチューナ200で受信して出力する映像信号及び音声信号が供給される専用の入力端子として使用される。但し、CSチューナを接続しない場合には、この第1の入力部に、その他の映像信号源を接続しても良い。
【0036】
第2の入力部(入力端子133,134)については、このハードディスク記録再生装置100で記録したい映像信号及び音声信号が出力される映像信号源が接続される。例えば、BSチューナやビデオテープ記録再生装置などが接続される。
【0037】
切換スイッチ110で選択された映像信号と音声信号(端子114に得られる信号)は、MPEG(Moving Picture coding Experts Group)エンコーダ102に供給して、例えばMPEG2方式で圧縮符号化されたデジタル映像データとデジタル音声データとする。このMPEGエンコーダ102に供給される信号は、アナログ信号であるので、アナログ信号をデジタルデータ化するデジタル変換についても、MPEGエンコーダ102内(あるいは別体の回路)で行うようにしてある。
【0038】
MPEGエンコーダ102で得られたMPEG2方式の映像データ及び音声データは、記録再生処理部103に供給する。記録再生処理部103は、ハードディスク105に映像データや音声データなどを記録し再生するための処理を行う回路である。記録再生処理部103にはバッファメモリ104を接続し、このバッファメモリ104にデータを一時蓄積させながら、記録や再生を行うようにしてある。なお、電子番組データについても、コントローラ121の制御で、ハードディスク105に記録し再生するようにしてある。ハードディスク105については、スピンドルモータにより高速回転させた状態で、ヘッドにより記録し再生する構成としてあり、例えば数十Gバイトの記録容量で、数十時間のテレビジョン放送信号を記録することが可能である。
【0039】
ハードディスク105から再生されて、記録再生処理部103で処理された映像データ及び音声データについては、MPEGデコーダ106に供給して、MPEG2方式からのデコードを行う。デコードされた映像データについては、混合器107を介してNTSCエンコーダ108に供給し、NTSC方式のアナログ映像信号として、出力端子135に供給する。デコードされた音声データについては、デジタル/アナログ変換器109でアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号を出力端子136に供給する。この出力端子135,136が、図5のケーブル81,82でテレビジョン受像機に接続される端子に相当する。
【0040】
また、本例のハードディスク記録再生装置100は、CSチューナ200と通信を行うためのデータ通信ポート137を備えている。このデータ通信ポート137でCSチューナ200側から伝送されたデータの中から、インターフェース122で必要なデータを抽出して、コントローラ121に送る構成としてある。CSチューナ200側からハードディスク記録再生装置100に送られるデータとしては、例えば電子番組データがある。また、コントローラ121からCSチューナ200側に送りたいデータ(図1の説明で述べた各種指令など)を、インターフェース122を介してデータ通信ポート137から出力させるようにしてある。
【0041】
ハードディスク記録再生装置100を操作する指令については、操作キーやリモートコントロール信号の受信部(受光部)で構成される入力部123から供給される構成とされ、例えば、図示しないリモートコントロール装置から赤外線信号で操作指令が入力部123に届くと、その受信した指令をコントローラ121に送る。リモートコントロール装置やキーの操作などによる指令としては、例えば直接的に録画,再生,チャンネル切換えなどを指示する指令の他に、このハードディスク記録再生装置100に接続された表示装置300での表示を参照しながら、カーソルキーや確定キーなどの操作で多機能の操作を行う、いわゆるGUI(Graphical User Interface)操作の指令もある。
【0042】
コントローラ121は、このGUI操作のための画面を生成させる処理を行った場合、その生成された画面のデータを混合器107に送り、MPEGデコーダ106が出力する映像データに混合して、出力端子135から出力される映像信号に、対応した画面が表示されるようにしてある。
【0043】
このGUI操作のための画面以外でも、このハードディスク記録再生装置100で各種表示を行う必要がある場合には、コントローラ121が同様にその表示画面のデータを生成させて、混合器107に送るようにしてある。これらの処理で表示される画面の例については、後述する。
【0044】
またコントローラ121には、時計部124が接続してあり、時計部124で現在時刻(年月日,時分秒)をカウントした結果をコントローラ121で随時判断するようにしてある。この時計部124でカウントした日時をコントローラ121で判断して、予約された録画の実行などを行うようにしてある。時計部124でカウントする時刻については、ユーザ操作で設定や修正を行うようにしても良いが、チューナ101(又は接続されたCSチューナ200)で受信した信号に基づいて、時刻を自動修正するようにしても良い。
【0045】
また本例のハードディスク記録再生装置100は、メモリカードが着脱自在に装着可能なカードスロット125を備え、カードスロット125に装着されたメモリカード126に記憶されたデータを、コントローラ121が読み出して、各種処理が行えるようにしてある。例えば、装着されたメモリカード126に静止画像データや動画像データが記憶されている場合、その画像データをコントローラ121が読み出して混合器107側に送り、この記録再生装置100に接続された表示装置300に表示させることができる。或いは、メモリカード126から読み出したデータを、ハードディスク105などに記録させても良い。
【0046】
さらに本例のハードディスク記録再生装置100は、インターネットに接続するためのポート138を備えて、そのインターネット接続用ポート138で接続された通信手段を介したデータのやり取りが、インターフェース127を介してコントローラ121で行えるようにしてある。
【0047】
インターネット接続用ポート138については、例えばインターネット接続用のルータやモデムと、所定のケーブルを介して接続できるようにしてある。このインターネット接続用ポート138を介して所定のアドレスのサーバにアクセスして、電子番組データを取得することもできる。
【0048】
コントローラ121は、種々の処理により電子番組データを取得した場合に、その電子番組データを、ハードディスク105の一部の領域に保存して、その保存されたデータを活用して電子番組表の表示処理や、録画予約処理を行うようにしてある。コントローラ121が取得する電子番組データとしては、内蔵されたチューナ101で受信した電子番組データと、接続されたCSチューナ200からポート137を介して得られた電子番組データと、インターネットを介して取得した電子番組データの3種類があり、どの電子番組データを使用するかが予め設定で決められる。
【0049】
なお、コントローラ121には、ROM等の不揮発性メモリ(図1参照)144が接続してあり、各種設定事項を記憶するようにしてある。また、録画予約の情報についても、この不揮発性メモリに記憶させる。但し、不揮発性メモリ144を設けないで、ハードディスク105の一部の記録領域を代わりに使用しても良い。
【0050】
次に、本例のハードディスク記録再生装置100に接続されるCSチューナ200の構成を、図7を参照して説明する。
【0051】
CSチューナ200には、衛星放送波を受信するパラボラアンテナ92を接続し、アンテナ92のコンバータ93から供給される信号の中から、受信するチャンネルのデータが含まれるパケットをチューナ201で受信処理する。受信するパケットの選択は、コントローラ210により制御される。チューナ201で受信されたパケットは、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)復調部202に供給して、受信パケットのデータをQPSK復調処理する。その復調されたデータを、エラー訂正部203に供給して、エラー訂正処理を行う。
【0052】
エラー訂正された受信データをデマルチプレクサ204に供給し、受信パケットの中から受信するチャンネルの映像データ,音声データ,その他のデータを抽出する。その他のデータとしては、例えば電子番組データがある。この抽出処理は、コントローラ210の制御に基づいて実行され、データ処理に必要なデータの一時記憶を、接続したバッファメモリ205で行うようにしてある。
【0053】
デマルチプレクサ204で抽出された映像データと音声データは、MPEGデコーダ206に供給し、MPEG−2方式で符号化された映像データと音声データをデコードする。MPEGデコーダ206でデコードされた映像データは、混合器207を介してNTSCエンコーダ208に供給し、NTSC方式のアナログ映像信号として、出力端子221に供給する。デコードされた音声データについては、デジタル/アナログ変換器209でアナログ音声信号に変換し、そのアナログ音声信号を出力端子222に供給する。この出力端子221,222が、図5のケーブル83,84でハードディスク記録再生装置100に接続される端子に相当する。デマルチプレクサ204で抽出された電子番組データについては、コントローラ210に送るようにしてある。
【0054】
端子221から出力される映像信号については、コントローラ210で生成された各種案内表示用の画像による映像信号である場合もある。即ち、コントローラ210で生成された案内表示用の画像データを、混合器207に供給して、MPEGデコーダ206が出力する映像データに重畳させて、NTSCエンコーダ208に供給できる構成とし、この案内表示用の画像データとしては、例えば受信したチャンネルの信号に付加された電子番組データに基づいた電子番組表を表示させる画像データがある。
【0055】
また、本例のCSチューナ200は、ハードディスク記録再生装置100と通信を行うためのデータ通信ポート223を備えている。このデータ通信ポート223は、専用のケーブル(図5に示したケーブル85)で、ハードディスク記録再生装置100側のデータ通信ポート137と接続される。このデータ通信ポート223を使用して送るための放送データを、デマルチプレクサ204からインターフェース211に送り、インターフェース211でポート223から出力させる形式のデータとして出力させるようにしてある。本例の場合には、受信した放送データが含まれるパケットそのもの(即ち映像データ,音声データ,EPGデータなどが含まれたデータ)を、ポート223からハードディスク記録再生装置100側に送るようにしてある。ハードディスク記録再生装置100側では、その伝送されたパケットデータの中から、EPGデータだけを抽出する。
【0056】
また、データ通信ポート223を介してインターフェース211で、ハードディスク記録再生装置100側から送られたデータ(各種指令など)を受信した場合には、そのデータをコントローラ210に送るようにし、勿論コントローラ210からインターフェース211を介してハードディスク記録再生装置100側にデータを送る場合もある。
【0057】
CSチューナ200を操作する指令については、操作キーやリモートコントロール信号の受信部(受光部)で構成される入力部212から供給される構成とし、例えば、図示しないリモートコントロール装置から赤外線信号で操作指令が入力部212に届くと、その受信した指令をコントローラ210に送る。
【0058】
また、このCSチューナ200は、ユーザの登録情報や視聴記録などの受信契約に関するデータを保持するICカード213が装着される構成とされ、このICカード213に記憶された情報に基づいて、コントローラ210が有料チャンネルの受信などの処理を行うようにしてある。
【0059】
さらに、このCSチューナ200には、電話回線の接続端子224を備え、コントローラ210からインターフェース214を介して、端子224に接続された電話回線側に、データを送ることができる。この電話回線を介して送るデータとしては、有料チャンネルの視聴記録などの受信契約に関するデータがある。
【0060】
なお、本例のCSチューナ200は、既に説明したように、2つの放送サービス(サービスAとサービスB)の受信が可能であり、それぞれの放送サービス毎に受信する衛星が異なるが、サービスAのチャンネルを受信している状態から、サービスBのチャンネルに切り換える場合(或いはその逆の場合)には、チューナの構成上、衛星切換え操作を行った後に、チャンネル切換え操作が必要な形式のチューナと、チャンネル切換え操作だけで放送サービスが自動的に切換わるチューナの、2つの形式のものが存在する。チャンネル切換え操作が必要な形式のチューナは、比較的古い形式のチューナに多く存在する。
【0061】
次に、以上説明した構成のハードディスク記録再生装置100とCSチューナ200とを図5に示すように接続して、ハードディスク記録再生装置100で記録(録画)や再生を行うための処理について、説明する。これらの処理を行うためのユーザ操作は、例えば、ハードディスク記録再生装置100に付属するリモートコントロール装置(図示せず)により行うものとする。具体的には、ハードディスク記録再生装置100の出力端子135から出力される映像(GUI操作用の映像)を表示装置300で表示させた状態で、リモートコントロール装置のカーソルキーや決定キーなどの操作で各項目の入力を行うようにしてある。
【0062】
本例のハードディスク記録再生装置100での放送番組の録画としては、既に説明したように、ハードディスク記録再生装置100に内蔵されたチューナ101で受信した地上波のテレビジョン放送番組の録画と、CSチューナ200で受信したCS放送波のテレビジョン放送番組の録画とがある。これらの放送番組の録画を行うために、まずハードディスク記録再生装置100でセットアップを必要とする。このセットアップ処理は、コントローラ121の制御で実行され、そのセットアップされた事項については、コントローラ121に接続された不揮発性のメモリ144やハードディスク105などに記憶(記録)される。
【0063】
上述の如きチャンネルサーバシステム内のハードディスク記録再生装置100に取り込んだメモリカード126等に記憶した静止画像や動画像を表示装置300の画面にリサイズ表示させる場合の要部のハードウエア構成を図1に示す。尚図1で図5乃至図7で説明したと同一部分に同一符号を付して重複説明を省略する。
【0064】
図1で画像生成装置145は図6及び図7のアンテナ91及び92からのテレビジョン画像データやメモリカード126等の記録或は記憶されたJPEG等の形式の静止画像等であるが、イメージスキャナやインターネットから取り込んだ画像データであってもよい。
【0065】
画像再生装置145で生成された画像データはハードディスク記録再生装置100内のコントローラ(以下CPUと記す)121内に供給される。CPUは上記した様に記録再生処理部103を介して上述の各種画像データをハードディスク106、バッファ104等に記憶させ、MPEG方式の画像データはMPEGデコーダ106を介して復号し、必要に応じて所定の大きさに圧縮/伸張した画像データを混合器107で混合して、NTSC等のエンコーダ108を介して表示装置300に例えばサムネル画像を表示する様に成されている。
【0066】
CPU121はワーク及び上記した各種設定事項用の不揮発性のメモリからなるROM144を有する。146は画像データの圧縮及び伸張を行なう圧縮伸張処理部であり、例えばデータ圧縮方式はJPEG方式、MPEG方式等の任意の圧縮、伸張方式を用いることが出来る。
【0067】
リサイズ処理部147はRAM等の記憶手段148を有し、画像データの表示の大きさである画素数を変化させることで縮小(解凍)及び拡大を行なうことが可能でバス159を介してCPU121に接続されている。
【0068】
圧縮伸張処理部146及びリサイズ処理部148で処理された画像データは混合器107を介してCRT,PDP,LCD等の表示装置300に供給される様な構成と成されている。
【0069】
上述の構成の動作を図2乃至図4を用いて説明する。
【0070】
メモリカード126にJPEG方式で記憶された画像データを図1の画像生成装置145のカードスロット125に挿入し、CPU121にJPEG方式で記録した静止画像データとして、図3及び図4に示す様な8×8のブロックに分割した実画像サイズ4の画像データを図2のフローチャートの第1ステップST1の様にCPU121内に取り込む。
【0071】
上述ではメモリカード126に記憶されたJPEG方式の静止画像データを取り込んだが、アンテナ91,92から取り込んだ動画像データ等を取り込み、圧縮伸張部146でJPEG方式に圧縮伸張させる様にしてもよい。
【0072】
CPU121は第2ステップST2に於いて、画質を優先して表示する場合と、処理時間及び使用するメモリを軽減する場合の2通りのいずれかを選択するために、表示装置300に表示しようとする表示画像サイズ6より大きめに圧縮するか、表示画像サイズ6より小さめに圧縮するかを選択する。
【0073】
表示画像サイズ6より大きく圧縮する場合(YES)では第3ステップST3で図3の解凍後(圧縮後)画像サイズ5aの様に、JPEG画像データを表示画像サイズ3より大きめにデコードと同時に第1のリサイズを行なう。
【0074】
この様にJPEGの画像データをデコードすると同時に第1のリサイズを行なう方法は8×8のブロックに分割されているJPEG画像データの各ブロックに対し、特許文献1に詳記した様に圧縮と逆の手順で上記した▲1▼項乃至▲4▼項の画像データの復号化を行なう際の▲4▼項に説明したIDCT処理を調整した後に、図3に示す解凍後画像サイズ5aの如き第1のリサイズを行なう。
【0075】
この第3ステップST3では縮小の場合はIDCTが簡略化されることになるため、第1のリサイズ処理を含めた画像復号の処理時間が軽減される。然し、JPEG方式の8×8のブロック毎にリサイズを行なうため実画像サイズを1/3等に変換することが困難となる。
【0076】
そこで、本例では第4ステップST4及び図3に示す様に大きめに解凍した部分7を表示画像サイズ6と成る様に第2のリサイズを行なう。
【0077】
この第2のリサイズ方法は一般的なリサイズ手法でよく用いられる要素技術も種々のものが考えられる。本例では、具体的な手法に関しては特に限定しないが、基本的には、どの手法に於いても入力画像から元画像をある程度推測し、異なるサンプリングレートで画像データを再生するものであり、各手法に依って、元画像の推測方法が異なり、その推測方法の精度によって、サイズ後の画質が決定されるので、元画像を推測するために、すべての画素を一旦参照する必要があるので、画像サイズが大きくなるにしたがって、その処理時間は大きくなるが、本例では大きめに解凍した部分7だけのリサイズを行なうため処理時間の短縮を図ることが出来るが実画像サイズ4と表示画像サイズ6の関係によっては解凍後のサイズ5aが表示画像サイズ6のほぼ2倍になる場合があり、そのとき、第2のリサイズ処理が重くなり、全体的な処理が重くなるが全体としては良質の画質を得られる。
【0078】
上述の如く、第4ステップST4で第2のリサイズを行なった後に第5ステップST5に進めてRAM148に描画させ、必要に応じてMPEGデコード106からの動画像データ等と混合器107で混合された静止画像(例えばサムネル画像)はNTSCエンコーダ108を介して表示装置300の画面に表示されて表示変更終了する。
【0079】
また、第2ステップST2で表示サイズ3より大きく圧縮しないNO(表示サイズ3より小さめに圧縮する)の場合は、処理時間と使用するメモリを軽減することが出来る。
【0080】
この場合は、第6ステップST6で図4の解凍後(圧縮後)画像サイズ5bの様に、JPEG画像データを表示画像サイズ6より小さめに展開し、デコードを行なうと同時に第1のリサイズを行なう。
【0081】
この様にJPEGの画像データをデコードすると同時に第1のリサイズを行なう方法は第3ステップST3で詳記したと同様の処理方法で行なうことで粗い第1のリサイズが行なわれる。
【0082】
次に、第7ステップST7及び図4に示す様に、表示画像サイズ6のサイズと小さめに解凍した解凍後サイズ5bとの差の部分(斜線で示す)8を補間等を行なうことで表示画像サイズ6と成る様に第2のリサイズを行なう。この第2のリサイズ方法は第4ステップST4で詳記したと同様の方法で行なうことが出来る。
【0083】
この第2のリサイズに於ける処理が軽減されるため全体的な処理時間も軽減されるが実画像サイズ4と表示サイズの関係によっては解凍後のサイズ5bが表示画像サイズ6のほぼ1/2倍になる場合があり、そのとき、表示される画像が粗くなる。
然し、本発明では第1のリサイズ時にJPEGをデコードすると同時にリサイズして元画像に対し、「粗く」リサイズし、次に、この様に「粗く」リサイズした画像を「細かく」第2のリサイズを直列的に行なう様にしたので最終的には第2のリサイズによって任意のサイズの画像を得ることが出来る。これにより、任意のサイズの画像表示領域に対して、任意の原画像サイズのJPEG画像を一様に表示することが出来る。
【0084】
上述の説明では第1及び第2のリサイズ処理に於いて、画像の圧縮及び画像を平行移動させた場合について説明したが、勿論、伸張及び回転処理を行なう様に成してもよい。図2のフローチャートではCPUが表示画像サイズより大きく圧縮するか否かを選択させたが、この第2ステップST2を予め定めて置き、画質を優先する場合は第3ステップST3及び第4ステップST4を選択し、処理時間及び使用メモリを軽減する場合は第6ステップST6及び第7ステップST7を選択する様にしてもよい。
【0085】
【発明の効果】
本発明の画像処理方法及び画像処理装置によれば、JPEG画像を1/3等の任意の画像サイズにも変換することが出来るので任意のJPEG元画像サイズを一様のサイズに変換表示することが可能で画質を優先する様に或は処理時間及び使用メモリを軽減する様に選択することも出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像処理装置の要部の一形態例を示す系統図である。
【図2】本発明の画像処理方法の一形態例を示すフローチャートである。
【図3】本発明のリサイズ方法の一形態例を説明するための画面遷移図である。
【図4】本発明のリサイズ方法の他の形態例を説明するための画面遷移図である。
【図5】本発明の画像処理装置が用いられたチャンネルサーバシステムの全体的構成図である。
【図6】本発明のチャンネルサーバシステム中のハードディスク記録再生装置の系統図である。
【図7】本発明のチャンネルサーバシステム中のCSチューナの系統図である。
【図8】従来の画像処理装置の表示変更方法を示すフローチャートである。
【図9】従来のJPEG画像の縮小方法を説明する画面遷移図である。
【符号の説明】
121‥‥コントローラ(CPU)、145‥‥画像生成装置、146‥‥圧縮伸張処理部、147‥‥リサイズ処理部、300‥‥表示装置
Claims (8)
- 画像入力部から供給した元画像データ或は内蔵記憶媒体に記憶させた元画像データをリサイズさせて所定の表示画像サイズで出力する画像処理方法であって、
上記元画像データを適宜の第1の画像サイズに生成する第1のリサイズ処理ステップと、
上記第1のリサイズ処理ステップで得られた第1の画像サイズから上記表示画像サイズに該第1の画像サイズをリサイズさせる第2のリサイズ処理ステップとから成ることを特徴とする画像処理方法。 - 前記元画像データを前記第1のリサイズ処理ステップを介して前記表示画像サイズより大きいサイズに解凍させて所定の第1の画像サイズを得る様に成したことを特徴とする請求項1記載の画像信号処理方法。
- 前記元画像データを前記第1のリサイズ処理ステップを介して前記表示画像サイズより小さいサイズに解凍させて所定の第1の画像サイズを得る様に成したことを特徴とする請求項1記載の画像処理方法。
- 前記第1のリサイズ処理ステップが前記元画像データをJPEG形式でデコードすると共に同時にリサイズを行なう処理方法であることを特徴とする請求項1乃至請求項3記載のいずれか1項記載の画像信号処理方法。
- 画像入力部から供給した元画像データ或は内蔵記憶媒体に記憶させた元画像データをリサイズさせて所定の表示画像サイズで出力する画像処理装置であって、
上記元画像データを適宜の第1の画像サイズに生成する第1のリサイズ処理手段と、
上記第1のリサイズ処理手段で得られた第1の画像サイズから上記表示画像サイズに該第1の画像サイズをリサイズさせる第2のリサイズ処理手段とから成ることを特徴とする画像処理装置。 - 前記元画像データを前記第1のリサイズ処理手段を介して前記表示画像サイズより大きいサイズに解凍させて所定の第1の画像サイズを得る様に成したことを特徴とする請求項1記載の画像信号処理装置。
- 前記元画像データを前記第1のリサイズ処理手段を介して前記表示画像サイズより小さいサイズに解凍させて所定の第1の画像サイズを得る様に成したことを特徴とする請求項6記載の画像処理装置。
- 前記第1のリサイズ処理手段が前記元画像データをJPEG形式でデコードすると共に同時にリサイズを行なうように成したことを特徴とする請求項5乃至請求項7記載のいずれか1項記載の画像信号処理装置。
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2003
- 2003-05-07 JP JP2003167149A patent/JP2004336681A/ja active Pending
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