JP4382679B2 - 映像記録装置および映像再生装置 - Google Patents

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本発明は、光ディスクなどの記録媒体に映像を記録し、記録媒体から映像を再生する技術に関する。
NTSC(National Television System Commitee)方式などの既存の伝送方式ではSD(Standard Definition)フォーマットの映像(以下、SD映像と称する。)が提供されているが、衛星デジタル放送や地上波デジタル放送などの伝送方式では高精細のHD(High Definition)フォーマットの映像(以下、HD映像と称する。)が提供されている。HD映像はSD映像と比べて約2倍の垂直解像度を有している。通常、HD映像のアスペクト比は16:9であり、SD映像のアスペクト比は4:3である。よって、既存の方式で撮像されたSD映像をデジタル放送で配信する場合、放送事業者はSD映像をHD映像に変換して配信する必要があった。
一方、近年のテレビ受像機の中には、ハードディスクドライブ(HDD)などの大容量の記憶装置を内蔵し、受信したテレビ映像を記憶装置に蓄積すなわち録画する機能を持つものが存在する。デジタル放送で配信される高精細のHD映像のデータ量はSD映像のそれと比べると非常に大きい。よって、将来、長時間録画を可能にするために、HD映像をSD映像にダウンコンバートして蓄積する録画機能が要求されるであろうことが予想される。また、車両などの移動体に搭載されるモバイル機器で、受信した高精細のHD映像をSD映像にダウンコンバートしてHDDに記録する機能が要求されるであろうことも予想される。
他方、記憶装置に蓄積した映像をHDTV(High-Definition Television)規格に対応したディスプレイで表示しようとするとき、記憶装置からSD映像を読み出してHD映像へアップコンバートする必要があるが、このアップコンバートにより画質が劣化することが知られている。SD映像のアップコンバートにより得られるHD映像の画質劣化を防止する技術は、たとえば、特許文献1(特開平10−66031号公報)に開示されている。
特開平10−66031号公報
上記に鑑みて本発明の目的は、HD映像をSD映像にダウンコンバートした後に、そのSD映像をアップコンバートして得たHD映像の画質を大幅に向上し得る映像記録装置および映像再生装置を提供することである。
上記目的を達成すべく、請求項1記載の発明は、高解像度の原映像信号を低解像度映像信号に変換しこれを記録媒体に記録する映像記録装置であって、前記原映像信号を低解像度映像信号に変換するダウンコンバータと、前記低解像度映像信号の解像度を前記原映像信号の解像度に変換して高解像度映像信号を生成するアップコンバータと、複数の画像処理の中から選択した画像処理を前記高解像度映像信号に施す処理を少なくとも1回行って、当該選択した画像処理毎に補正映像信号を生成する補正部と、前記補正映像信号の各々と前記原映像信号とを比較する信号比較部と、前記信号比較部による比較結果に応じて、前記補正部で選択された画像処理のうちの1つに対応する画像処理識別情報を前記低解像度映像信号とともに前記記録媒体に記録する記録部と、を備えることを特徴としている。
請求項6記載の発明は、記録媒体から映像信号を再生する映像再生装置であって、前記記録媒体から読み出された低解像度映像信号を高解像度映像信号に変換するアップコンバータと、複数の画像処理の中から、前記記録媒体から読み出された画像処理識別情報に対応した画像処理を選択し、当該選択した画像処理を前記高解像度映像信号に施す補正部と、を備えることを特徴としている。
図1は、本発明に係る一実施例である映像記録再生装置1を概略的に示すブロック図である。この映像記録再生装置1は、デジタル放送の伝送方式によるRF信号(無線信号)10を取得するアンテナ11と、RF信号10を受信しこれを復調して復調信号D1を生成する受信部12と、復調信号D1にデコードなどの信号処理を施して復号化信号を生成する信号処理部13とを備えている。
RF信号10は、たとえば、MPEG−2(Moving Picture Experts Group phase 2)方式で圧縮符号化等を施された信号を、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing;直交周波数分割多重)方式などのデジタル変調方式で変調しこれを周波数変換するなどして生成され送信されたものである。受信部12は、受信したRF信号10を周波数変換し、OFDM方式などのデジタル復調方式で復調することで復調信号D1を生成する。信号処理部13は、復調信号D1をデコードするなどして復号化信号を生成する。復号化信号は、システムコントローラ25の制御により、データバス14を介して記憶部15,第1画像処理部17またはシステムコントローラ(制御部)25に転送され得る。
システムコントローラ25は、図示されない制御バスを通じて制御信号を供給することにより、映像記録再生装置1のシステム全体の動作を制御するものである。記憶部15は、大容量のハードディスクドライブ(HDD)16を含み、データバス14を介して信号処理部13から転送されたデータ信号すなわちHD映像信号をハードディスクドライブ16に格納し得る。
第1画像処理部17は、信号処理部13または記憶部15からデータバス14を介して転送されたHD映像信号(原映像信号)を受信し、これをSD映像信号(低解像度映像信号)にダウンコンバートして光ディスク駆動部26に供給できる。図1に示されるように、第1画像処理部17は、入力部18,ダウンコンバータ19,アップコンバータ20,フィルタ部(補正部)21,係数メモリ21a,エンコーダ22,信号比較部23およびマルチプレクサ24を備えている。入力部18は、データバス14を介して転送されたHD映像信号を受信してダウンコンバータ19と信号比較部23とに供給する。ダウンコンバータ19は、HD映像信号の解像度を変換して(すなわち、HD映像信号をダウンコンバートして)SD映像信号を生成し、これをアップコンバータ20とエンコーダ22とに与える。エンコーダ22は、たとえばMPEG方式でSD映像信号を圧縮符号化し、その符号化信号D2をマルチプレクサ24に与える。
アップコンバータ20は、ダウンコンバータ19から入力したSD映像信号の解像度を変換して(すなわち、SD映像信号をアップコンバートして)HD映像信号(高解像度映像信号)を生成し、これをフィルタ部21に供給する。フィルタ部21は、複数のフィルタの中から一のフィルタを選択的に使用して、アップコンバータ20から入力するHD映像信号に画質補正処理を施し、補正映像信号を生成することができる。具体的には、フィルタ部21には、有限長のインパルス応答を有する1次元のFIRフィルタ(Finite Impulse Response filter)回路、無限長のインパルス応答を有するIIR(Infinite Impulse Response filter)フィルタ回路、もしくは、M×N画素(M,Nは2以上の整数)の単位で入力信号をフィルタ処理する2次元の空間フィルタ回路が組み込まれればよい。フィルタ部21は、係数メモリ21aに記憶されているフィルタ係数を使用して複数の画像処理を実行し得る。すなわち、係数メモリ21aは、たとえば、平滑化用のフィルタ係数の組、エッジ強調すなわち微分処理用のフィルタ係数の組、特徴抽出用のフィルタ係数の組といった複数組のフィルタ係数を記憶している。フィルタ部21は、それら複数組の中からいずれか一の組を選択することにより、複数の画像処理の中から一の画像処理を選択的に実行することができる。なお、平滑化は、入力映像の低域成分を抽出する処理、微分処理は、入力映像のエッジ部分を強調する処理、そして特徴抽出は、入力映像に含まれる、たとえば字幕などの特徴パターンを強調する処理である。また、フィルタ部21は、フィルタ処理で選択されている画像処理を示す識別信号D3をマルチプレクサ24に供給する。
信号比較部23は、前記補正映像信号と、入力部18から入力するHD映像信号すなわち原映像信号とを比較し、その比較結果である比較信号Ddをシステムコントローラ(制御部)25に供給する。信号比較部23は、たとえば、フレーム単位またはフィールド単位で、補正映像信号と原映像信号との差分を生成しこれを比較信号Ddとして供給すればよい。システムコントローラ25は、比較信号Ddに基づいて、補正映像信号と原映像信号との差分それ自体、または、当該差分の積分値もしくは平均値を比較データとして算出しこれを記憶する。補正映像信号の劣化が大きい程、補正映像信号と原映像信号との差分は大きくなり、補正映像信号の劣化が小さい程に、補正映像信号と原映像信号との差分は小さくなる。よって、システムコントローラ25は、比較データに基づいて、補正映像信号の劣化の程度を測定することができる。
マルチプレクサ24は、システムコントローラ25の制御により、SD映像信号の符号化信号D2と識別信号D3とのいずれか一方を選択し、選択した信号を記録信号Dinとして光ディスク駆動部26に与える。光ディスク駆動部26は、記録信号Dinを光ディスク27に記録する。
なお、本実施例では、第1画像処理部17はハードウェアのみで構成されている。このハードウェアの代わりに、第1画像処理部17の機能をソフトウェアを用いて実現してもよい。後述する第2画像処理部30についても同様である。
以下、図2および図3を参照しつつ、システムコントローラ25による映像記録処理を説明する。図2は、第1の映像記録処理の一手順を概略的に示すフローチャートである。先ず、ステップS1では、システムコントローラ25はフィルタ係数の組番号iを初期値「1」に設定する。次いで、フィルタ部21は、第i組のフィルタ係数を係数メモリ21aから読み出させ内蔵レジスタに設定させる(ステップS2)。この結果、フィルタ部21は、第i組のフィルタ係数によって定まるフィルタ特性を有することとなる。
次のステップS3において、システムコントローラ25は、記憶部15に記憶されているHD映像信号(原映像信号)を読み出し、データバス14を介して第1画像処理部17に転送する。転送された原映像信号は、ダウンコンバータ19でSD映像信号に変換され、アップコンバータ20でHD映像信号に変換され、さらにフィルタ部21でフィルタ処理される。そして、信号比較部23は、補正映像信号と原映像信号との間の比較信号Ddをシステムコントローラ25に供給する。次に、システムコントローラ25は、両信号間の比較結果すなわち比較データをフィルタ係数の第i組と関連付けて記憶する(ステップS4)。
次のステップS5においては、システムコントローラ25は、フィルタ係数の第i組が最後の組か否かを判定し、第i組が最後の組でないと判定した場合は、フィルタ係数の組番号iをインクリメントする一方(ステップS6)、第i組が最後の組であると判定した場合は、比較データに基づいて、補正映像信号と原映像信号との間の差分を最小にするフィルタ係数の組を探索する(ステップS7)。この結果、補正映像信号の劣化を最小にし得る第k組(kは1以上の整数)のフィルタ係数が決定される。
ステップS8では、フィルタ部21は、第k組のフィルタ係数を係数メモリ21aから読み出して内蔵レジスタに設定する(ステップS2)。この結果、フィルタ部21は、第k組のフィルタ係数によって定まるフィルタ特性を有することとなる。
次のステップS9では、システムコントローラ25は、記憶部15からHD映像信号を読み出し、データバス14を介して第1画像処理部17に転送する。転送されたHD映像信号は、ダウンコンバータ19でSD映像信号に変換され、さらにエンコーダ22でエンコードされた後、マルチプレクサ24に供給される。マルチプレクサ24は、システムコントローラ25の制御により、エンコーダ22から入力する符号化信号D2を選択しこれを記録信号Dinとして光ディスク駆動部26に与える。この結果、光ディスク駆動部26は、符号化信号D2を光ディスク27の所定領域に記録する。
続くステップS10では、マルチプレクサ24は、システムコントローラ25の制御により、フィルタ部21に設定されている画像処理を示す識別信号D3を選択しこれを記録信号Dinとして光ディスク駆動部26に与える。この結果、光ディスク駆動部26は、識別信号D3を光ディスク27の所定領域に記録する。ここで、本実施例では、ステップS9の後にステップS10を実行する手順が採用されているが、この手順の代わりに、ステップS10の後にステップS9を実行する手順を採用してもよいし、あるいは、ステップS9,S10を時分割で実行する手順を採用してもよい。また、識別信号D3を、ダウンコンバータ19から供給されるSD映像信号の中に埋め込み、光ディスク27に記録することも可能である。以上で第1の映像記録処理は終了する。
上記第1の映像記録処理によれば、第1画像処理部17は、SD映像信号をHD映像信号にアップコンバートする際に生ずる劣化を最小にする画像処理の識別情報(以下、画像処理識別情報とも称する)を得ることができる。映像記録再生装置1は、この識別情報を示す識別信号D3を光ディスク27記録する。よって、後に詳述する通り、光ディスク27からSD映像信号と識別信号D3を読み出し、SD映像信号をHD映像信号にアップコンバートした後に、識別信号D3が示す識別情報に基づいて、劣化が最小になるようにHD映像信号に画像処理を施すことができる。したがって、光ディスク27から読み出されたSD映像から、高画質のHD映像を再生することが可能である。
次に、図3を参照しつつ、第2の映像記録処理について説明する。図3は、第2の映像記録処理の一手順を概略的に示すフローチャートである。先ず、ステップS10では、システムコントローラ25は、フィルタ係数の組番号iを初期値「1」に設定する。次いで、システムコントローラ25は、フィルタ部21に対し、第i組のフィルタ係数を係数メモリ21aから読み出させ内蔵レジスタに設定させる(ステップS11)。
次のステップS12において、システムコントローラ25は、記憶部15に記憶されているHD映像信号(原映像信号)を読み出し、データバス14を介して第1画像処理部17に転送する。転送された原映像信号は、ダウンコンバータ19でSD映像信号に変換され、アップコンバータ20でHD映像信号に変換され、さらにフィルタ部21でフィルタ処理される。そして、信号比較部23は、補正映像信号と原映像信号との間の比較信号Ddをシステムコントローラ25に供給する。
次に、システムコントローラ25は、両信号間の比較結果すなわち比較データを算出する(ステップS13)。そして、原映像信号と補正映像信号との間の差分が所定範囲(許容範囲)内か否かを判定し(ステップS14)、当該差分が所定範囲内にないと判定すれば、フィルタ係数の組番号iをインクリメントし(ステップS15)、その後、ステップS11と後続するステップの手順を繰り返し実行する。かかる場合、フィルタ部21は、前回と異なるフィルタ係数の組を内蔵レジスタに設定し、前回と異なるフィルタ特性を有することとなる(ステップS11)。
一方、ステップS14で、システムコントローラ25は、原映像信号と補正映像信号との差分が所定範囲内にある、言い換えれば、補正映像信号の劣化が許容範囲内にあると判定すれば、SD映像信号を光ディスク27に記録させる(ステップS16)。ステップS16の処理手順は、上記ステップS9のそれと同じであり、その詳細な説明は省略する。
続いて、ステップS11で設定されたフィルタ係数の組で定められる画像処理の識別情報が、光ディスク27に記録される(ステップS17)。このステップS17の処理手順は、上記ステップS10のそれと同じであり、その詳細な説明は省略する。以上で第2の映像記録処理は終了する。
上記第2の映像記録処理によれば、SD映像信号をHD映像信号にアップコンバートする際に生ずる劣化が許容範囲内になければ、フィルタ部21における画像処理が他の画像処理に切り換えられる一方、その劣化が許容範囲内にあれば、フィルタ部21で選択されている画像処理の識別情報が、光ディスク27に記録される。よって、後に詳述する通り、光ディスク27からSD映像信号と識別情報を読み出し、SD映像信号をHD映像信号にアップコンバートした後に、識別情報に基づいて、劣化が許容範囲内に抑制されるようにHD映像信号を画像処理できる。したがって、光ディスク27から読み出されたSD映像から、高画質のHD映像を再生することが可能である。
次に、光ディスク27から映像信号を再生する映像再生処理について説明する。図1を参照すると、映像記録再生装置1は、第2画像処理部30を有している。第2画像処理部30は、デマルチプレクサ(DMUX)31、デコーダ32、アップコンバータ33、フィルタ部(補正部)34および係数メモリ34aを有する。光ディスク駆動部26は、光ディスク27から読み出した再生信号Doutを第2画像処理部30に供給する。再生信号Doutは、上述の符号化信号D2と識別信号D3とを含む。第2画像処理部30において、デマルチプレクサ31は、システムコントローラ25の制御により、再生信号Doutを符号化信号D2と識別信号D3とに分離し、符号化信号D2をデコーダ32に供給する一方、識別信号D3をフィルタ部34に供給する。
フィルタ部34は、上記第1画像処理部17のフィルタ部21と同一のフィルタ機能を有している。すなわち、フィルタ部34は、FIRフィルタ回路、IIRフィルタ回路もしくは空間フィルタ回路で構成され、係数メモリ34aに記憶されているフィルタ係数の組を選択的に使用して各種画像処理を実行し得る。係数メモリ34aには、係数メモリ21aに記憶されているのと同じ複数組のフィルタ係数が記憶されている。
フィルタ部34は、識別信号D3に応じて、当該識別信号D3に対応するフィルタ係数の組を係数メモリ34aから読み出しこれを内蔵レジスタ(図示せず)に設定する。たとえば、識別信号D3がエッジ強調用のフィルタ係数の組を示す場合は、フィルタ部34は、そのフィルタ係数の組を係数メモリ34aから選択的に読み出し、エッジ強調を実行することとなる。一方、デコーダ32は、符号化信号D2をデコードすることでSD映像信号を生成しこれをアップコンバータ33に供給する。アップコンバータ33は、SD映像信号をHD映像信号に変換して(すなわち、アップコンバートして)これをフィルタ部34に供給する。フィルタ部34は、HD映像信号をフィルタ処理して補正映像信号を生成しこれを映像出力部37に出力する。そして、映像出力部37は、HDフォーマットの補正映像信号をビデオ信号に変換してディスプレイ(図示せず)に転送する。
上記映像再生処理によれば、フィルタ部34は、識別情報に応じて自己のフィルタ特性を切り換えることで画像処理を選択できるため、原映像の画像特性に応じたフィルタを選択して画像処理を行うことが可能である。よって、劣化が最小になるように、または劣化が許容範囲内に抑えられるような画像処理が可能となる。したがって、光ディスク27から読み出されたSD映像から、高画質のHD映像を再生することができる。
なお、ユーザーは、設定部36を操作することで、フィルタ部34に設定されるフィルタを切り換えることができる。設定部36は、複数の入力キーや押しボタンなどの入力装置を有している。したがって、ユーザーは、ディスプレイに表示されるHD映像を視認しつつ、設定部36を操作することで最適なフィルタを設定し、高画質のHD映像を視ることが可能である。
本発明に係る一実施例である映像記録再生装置を概略的に示すブロック図である。 第1の映像記録処理の一手順を概略的に示すフローチャートである。 第2の映像記録処理の一手順を概略的に示すフローチャートである。
符号の説明
1 映像記録再生装置
12 受信部
13 信号処理部
14 データバス
15 記憶部
17 第1画像処理部
19 ダウンコンバータ
20 アップコンバータ
21 フィルタ部(補正部)
22 エンコーダ
23 信号比較部
25 システムコントローラ(制御部)
27 光ディスク
30 第2画像処理部
32 デコーダ
33 アップコンバータ
34 フィルタ部(補正部)

Claims (7)

  1. 高解像度の原映像信号を低解像度映像信号に変換しこれを記録媒体に記録する映像記録装置であって、
    前記原映像信号を低解像度映像信号に変換するダウンコンバータと、
    前記低解像度映像信号の解像度を前記原映像信号の解像度に変換して高解像度映像信号を生成するアップコンバータと、
    複数の画像処理の中から選択した画像処理を前記高解像度映像信号に施す処理を少なくとも1回行って、当該選択した画像処理毎に補正映像信号を生成する補正部と、
    前記補正映像信号の各々と前記原映像信号とを比較する信号比較部と、
    前記信号比較部による比較結果に応じて、前記補正部で選択された画像処理のうちの1つに対応する画像処理識別情報を前記低解像度映像信号とともに前記記録媒体に記録する記録部と、
    を備えることを特徴とする映像記録装置。
  2. 請求項1記載の映像記録装置であって、
    前記補正部は、前記高解像度映像信号に前記複数の画像処理を施し、
    前記信号比較部は、前記複数の画像処理の各々について前記補正映像信号と前記原映像信号とを比較し、
    前記記録部は、前記信号比較部による比較結果に基づいて、前記複数の画像処理の中から、前記補正映像信号と前記原映像信号との差分を最小にする画像処理を選択しこれの識別情報を前記低解像度映像信号とともに前記記録媒体に記録する、ことを特徴とする映像記録装置。
  3. 請求項1記載の映像記録装置であって、
    前記信号比較部による比較結果に基づいて前記補正映像信号と前記原映像信号との差分が所定範囲内にあるか否かを判定する判定手段をさらに備え、
    前記補正部は、前記差分が所定範囲内にないと判定された場合は、現在選択されている画像処理を他の画像処理に切り換える一方、前記記録部は、前記差分が所定範囲内にあると判定された場合は、現在選択されている画像処理の識別情報を前記低解像度映像信号とともに前記記録媒体に記録する、ことを特徴とする映像記録装置。
  4. 請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の映像記録装置であって、前記原映像信号はHD(High Definition)フォーマットに準拠し、前記低解像度映像信号はSD(Standard Definition)フォーマットに準拠していることを特徴とする映像記録装置。
  5. 請求項1から4のうちのいずれか1項に記載の映像記録装置であって、
    受信電波を復調して復調信号を生成する受信部と、
    前記復調信号を復号化して前記原映像信号を生成するデコーダと、
    をさらに備えることを特徴とする映像記録装置。
  6. 記録媒体から映像信号を再生する映像再生装置であって、
    前記記録媒体から読み出された低解像度映像信号を高解像度映像信号に変換するアップコンバータと、
    複数の画像処理の中から、前記記録媒体から読み出された画像処理識別情報に対応した画像処理を選択し、当該選択した画像処理を前記高解像度映像信号に施す補正部と、
    を備えることを特徴とする映像再生装置。
  7. 請求項6記載の映像再生装置であって、前記低解像度映像信号はSD(Standard Definition)フォーマットに準拠し、前記高解像度映像信号はHD(High Definition)フォーマットに準拠していることを特徴とする映像再生装置。
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