JP2003124348A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP2003124348A
JP2003124348A JP2001319399A JP2001319399A JP2003124348A JP 2003124348 A JP2003124348 A JP 2003124348A JP 2001319399 A JP2001319399 A JP 2001319399A JP 2001319399 A JP2001319399 A JP 2001319399A JP 2003124348 A JP2003124348 A JP 2003124348A
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Japan
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film
aluminum
electrode
oxide
semiconductor device
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Inventor
Shinpei Iijima
晋平 飯島
Hirofumi Fujioka
弘文 藤岡
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Micron Memory Japan Ltd
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Elpida Memory Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体装置に集積化されたキャパシタの実効
膜厚を小さくする技術を提供する。 【解決手段】 本発明による半導体装置は、容量素子
(10)を備えている。容量素子(10)は、シリコン
を主成分として形成された第1電極(1)と、アルミニ
ウム化合物により、第1電極(1)を被覆するように形
成されたアルミニウム化合物膜(3)と、酸化物であ
り、且つ、アルミニウム化合物膜(3)よりも誘電率が
大きい絶縁体により、前記アルミニウム化合物膜(3)
を被覆するように形成された酸化物誘電体膜(4)と、
導電体により、前記酸化物誘電体膜(4)を被覆するよ
うに形成された第2電極(5)とを含む。アルミニウム
化合物膜(3)は、酸化物誘電体膜(4)の形成の間に
第1電極(1)に酸素が拡散しないように形成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置及びそ
の製造方法に関する。本発明は、特に、DRAM(Dyna
mic Random Access Memory)のような、容量素子を含む
半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】1トランジスタ−1キャパシタ型のメモ
リセルを含むDRAMの高集積化においては、メモリセ
ルの面積を小さくしながらメモリセルキャパシタの容量
を充分に大きく確保することが重要な課題である。メモ
リセルキャパシタの容量は、メモリセルキャパシタの誘
電体の膜厚が薄いほど増大し、また、誘電体の誘電率が
高いほど増大する。このため、誘電体を薄膜化する技術
や、メモリセルキャパシタの誘電体に高い誘電率を有す
る材料を使用する技術の開発が進められている。
【0003】一方で、誘電体を薄膜化したり、誘電体に
高い誘電率を有する材料を使用することは、絶縁耐圧の
低下と、メモリセルキャパシタのTDDB(Time Depen
dentDielectric Breakdown)寿命の短縮化とを招く。こ
のため、メモリセルキャパシタの容量を充分に大きく
し、且つ、充分な信頼性を確保するために、様々なメモ
リセルキャパシタの構造が提案されている。
【0004】公開特許公報(特開昭57−45968)
は、ポリシリコンで形成された電極と、その電極の上に
形成された、窒化シリコン及び酸化アルミニウムの群か
ら選ばれる第1誘電体層と、その第1誘電体層の上に形
成された、Ta、HfO、TiO、PbTi
、BaTiO、CaTiO、及びSrTiO
の群から選ばれる第2誘電体層とを含むキャパシタを開
示している。第2誘電体層を構成するこれらの酸化物誘
電体の高い誘電率は、キャパシタの容量の増大に寄与し
ている。
【0005】このようなキャパシタは、第2誘電体層の
形成のために、酸化雰囲気中で処理する必要がある。T
、HfO、TiO、PbTiO、BaT
iO 、CaTiO、及びSrTiOのような酸化
物誘電体膜の成長は、酸化雰囲気で行われる。更に、こ
のような酸化物誘電体膜の特性を向上するためには、成
膜された酸化物誘電体膜を、高温の酸化雰囲気でアニー
ルすることが必要である。
【0006】キャパシタを高温の酸化雰囲気中で処理す
ると、ポリシリコンで形成された電極や、その電極の上
に形成された窒化シリコンが酸化され、誘電率が低い酸
化シリコン層や酸化窒化シリコン層が形成される。この
酸化シリコン層や酸化窒化シリコン層の形成は、キャパ
シタの容量の低下を招き、好ましくない。
【0007】また、公開特許公報(特開2000−45
968)は、ポリシリコンで形成されたキャパシタ電極
と、そのキャパシタ電極の上に形成された、Al
とAlNとが積層された複合誘電体薄膜とを含むキャパ
シタを開示している。しかし、AlとAlNとの
比誘電率は、約8であり、キャパシタの容量の確保には
不充分である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、半導
体装置に集積化されたキャパシタの実効膜厚を小さくす
る技術を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、半導体装置に集積化
されたキャパシタの誘電体の実効膜厚の縮小と共に、キ
ャパシタの信頼性の向上を実現する技術を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以下に、[発明の実施の
形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決す
るための手段が説明される。これらの番号・符号は、
[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]の記載と
の対応関係を明らかにするために付加されている。但
し、付加された番号・符号は、[特許請求の範囲]に記載
されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならな
い。
【0011】本発明による半導体装置は、容量素子(1
0、30、40、50)を備えている。容量素子(1
0、30、40、50)は、シリコンを主成分として形
成された第1電極(1、20)と、アルミニウム化合物
により、第1電極(1、20)を被覆するように形成さ
れたアルミニウム化合物膜(3、6、7、23)と、酸
化物であり、且つ、前記アルミニウム化合物膜(3、
6、7、23)よりも誘電率が大きい絶縁体により、前
記アルミニウム化合物膜(3、6、7、23)を被覆す
るように形成された酸化物誘電体膜(4、24)と、導
電体により、前記酸化物誘電体膜(4、24)を被覆す
るように形成された第2電極(5、25)とを含む。ア
ルミニウム化合物膜(3、6、7、23)は、酸化物誘
電体膜(4、24)の形成の間に第1電極(1、20)
に酸素が拡散しないように形成されている。アルミニウ
ム化合物膜(3、6、7、23)により、シリコンを主
成分として形成された第1電極(1、20)の酸化が防
止され、これにより容量素子(10、30、40、5
0)の実効膜厚の薄膜化が図られている。
【0012】アルミニウム化合物膜(3、6、7、2
3)を構成するアルミニウム化合物は、酸化アルミニウ
ムであることがあり、また、窒化アルミニウムであるこ
とがある。
【0013】この場合、アルミニウム化合物は、アルミ
ニウムを過剰に含むことが好ましい。アルミニウムを過
剰に含むアルミニウム化合物膜(3、6、7、23)
は、酸素の拡散を阻止する能力が高い。
【0014】容量素子は、更に、第1電極(1、20)
とアルミニウム化合物膜(3、6、7、23)との間に
介設された窒化シリコン膜(2、20a)を含むことが
好ましい。
【0015】本発明による半導体装置は、容量素子(1
0、50)を備えている。容量素子(10、50)は、
シリコンを主成分として形成された第1電極(1、2
0)と、第1電極(1、20)の上に形成された窒化シ
リコン膜(2、20a)と、アルミニウム化合物によ
り、窒化シリコン膜(2、20a)を被覆するように形
成されたアルミニウム化合物膜(3、6、7、23)
と、酸化物であり、且つ、前記アルミニウム化合物より
も誘電率が大きい絶縁体により、アルミニウム化合物膜
(3、6、7、23)を被覆するように形成された酸化
物誘電体膜(4、24)と、導電体により、前記酸化物
誘電体膜(4、24)を被覆するように形成された第2
電極(5、25)とを含む。アルミニウム化合物膜
(3、6、7、23)により、シリコンを主成分として
形成された第1電極(1、20)の酸化が防止され、こ
れにより容量素子(10、50)の実効膜厚の薄膜化が
図られている。
【0016】本発明による半導体装置は、容量素子(4
0)を備えている。容量素子(40)は、シリコンを主
成分として形成された第1電極(1)と、窒化アルミニ
ウムにより、第1電極(1)の上に形成された窒化アル
ミニウム膜(6)と、酸化物であり、且つ、窒化アルミ
ニウムよりも誘電率が大きい絶縁体により、窒化アルミ
ニウム膜(6)を被覆するように形成された酸化物誘電
体膜(4、24)と、導電体により、酸化物誘電体膜
(4、24)を被覆するように形成された第2電極
(5)とを含む。
【0017】本発明による半導体装置は、容量素子(1
0)を備えている。容量素子(10)は、シリコンを主
成分として形成された第1電極(1、20)と、第1電
極(1、20)の上に形成された窒化シリコン膜(2、
20a)と、酸化アルミニウムにより、窒化シリコン膜
(2、20a)を被覆するように形成された酸化アルミ
ニウム膜(3、23)と、酸化物であり、且つ、酸化ア
ルミニウム膜(3、23)よりも誘電率が大きい絶縁体
により、酸化アルミニウム膜(3、23)を被覆するよ
うに形成された酸化物誘電体膜(4、24)と、導電体
により、前記酸化物誘電体膜(4、24)を被覆するよ
うに形成された第2電極(5、25)とを含む。酸化ア
ルミニウム膜(3、23)により、窒化シリコン膜
(2、20a)への酸素の拡散を防止される。更に、窒
化シリコン膜(2、20a)は、酸化アルミニウム膜
(3、23)の形成のときに、シリコンを主成分として
形成された第1電極(1、20)が酸化されることを防
ぐ。
【0018】上述の半導体装置において、容量素子(6
0)は、更に、アルミニウム化合物により酸化物誘電体
膜(4)と第2電極(5)との間に形成された他のアル
ミニウム化合物膜(8)を含むことが好ましい。他のア
ルミニウム化合物膜(8)は、酸化物誘電体膜(4)と
第2電極(5)との反応を抑制し、容量素子(60)の
特性を向上する。
【0019】本発明による半導体装置の製造方法は、シ
リコンを主成分とする第1電極(1、20)を形成する
第1工程と、アルミニウム化合物により、第1電極
(1、20)を被覆するアルミニウム化合物膜(3、
6、7、23)を形成する第2工程と、酸化物であり、
且つ、アルミニウム化合物膜(3、6、7、23)より
も誘電率が大きい絶縁体により、アルミニウム化合物膜
(3、6、7、23)を被覆する酸化物誘電体膜(4、
24)を形成する第3工程と、導電体により、前記酸化
物誘電体膜(4、24)を被覆する第2電極(5、2
5)を形成する第4工程とを備えている。アルミニウム
化合物膜(3、6、7、23)は、第3工程の間に第1
電極(1、20)に酸素が拡散しないように形成されて
いる。
【0020】当該半導体装置の製造方法が、第3工程の
後、第4工程の前に、前記酸化物誘電体膜(4、24)
を酸化雰囲気でアニールする第5工程を備えている場
合、アルミニウム化合物膜(3、6、7、23)は、第
5工程の間に前記第1電極(1、20)に酸素が拡散し
ないように形成されていることが好ましい。
【0021】アルミニウム化合物膜(3、6、7、2
3)を構成するアルミニウム化合物は、酸化アルミニウ
ムであることがあり、また、窒化アルミニウムであるこ
とがある。
【0022】この場合、アルミニウム化合物は、アルミ
ニウムを過剰に含むことが好ましい。
【0023】当該半導体装置の製造方法は、更に、第1
電極(1、20)とアルミニウム化合物膜(3、6、
7、23)との間に窒化シリコン膜(2、20a)を介
設する第6工程を備えていることが好ましい。
【0024】本発明による半導体装置の製造方法は、シ
リコンを主成分とする第1電極(1、20)を形成する
第1工程と、第1電極(1、20)の上に窒化シリコン
膜(2、20a)を形成する第2工程と、アルミニウム
化合物により、窒化シリコン膜(2、20a)を被覆す
るアルミニウム化合物膜(3、6、7、23)を形成す
る第3工程と、酸化物であり、且つ、アルミニウム化合
物膜(3、6、7、23)よりも誘電率が大きい絶縁体
により、アルミニウム化合物膜(3、6、7、23)を
被覆する酸化物誘電体膜(4、24)を形成する第4工
程と、導電体により、酸化物誘電体膜(4、24)を被
覆する第2電極(5、25)を形成する第5工程とを備
えている。
【0025】本発明による半導体装置の製造方法は、シ
リコンを主成分として第1電極(1、20)を形成する
第1工程と、窒化アルミニウムにより、第1電極(1、
20)の上に窒化アルミニウム膜(6)を形成する第2
工程と、酸化物であり、且つ、窒化アルミニウムよりも
誘電率が大きい絶縁体により、窒化アルミニウム膜
(3、6、7、23)を被覆する酸化物誘電体膜(4、
24)を形成する第4工程と、導電体により、前記酸化
物誘電体膜(4、24)を被覆する第2電極(5、2
5)を形成する第5工程とを備えている。
【0026】本発明による半導体装置の製造方法は、シ
リコンを主成分として第1電極(1、20)を形成する
第1工程と、第1電極(1、20)の上に窒化シリコン
膜(2、20a)を形成する第2工程と、酸化アルミニ
ウムにより、窒化シリコン膜(2、20a)を被覆する
酸化アルミニウム膜(3、23)を形成する第3工程
と、酸化物であり、且つ、酸化アルミニウム膜(3、2
3)よりも誘電率が大きい絶縁体により、酸化アルミニ
ウム膜(3、23)を被覆する酸化物誘電体膜(4、2
4)を形成する第4工程と、導電体により、酸化物誘電
体膜(4、24)を被覆する第2電極(5、25)を形
成する第5工程とを備えている。
【0027】酸化物誘電体膜(4)と第2電極(5)と
の間の反応を抑制するためには、上述の半導体装置の製
造方法は、更に、酸化物誘電体膜(4)と第2電極
(5)との間に、アルミニウム化合物により、他のアル
ミニウム化合物膜(8)を形成する工程を備えているこ
とが好ましい。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明による半導体装置の実施の一形態を説明する。
【0029】本発明による半導体装置の実施の第1形態
では、図1に示されている構造を有する容量素子10が
半導体装置に集積化される。ポリシリコン電極1の表面
に、窒化シリコン層2が形成されている。形成された窒
化シリコン層2の上に、酸化アルミニウム膜3、酸化タ
ンタル膜4、及び窒化チタン電極5が順次に積層されて
いる。
【0030】酸化タンタル膜4の比誘電率は、概ね40
であり、容量素子10の容量の増大に寄与している。
【0031】酸化アルミニウム膜3は、容量素子10の
形成の過程で容量素子10が酸化雰囲気に曝されたと
き、ポリシリコン電極1及び窒化シリコン層2への酸素
の拡散を抑制し、ポリシリコン電極1及び窒化シリコン
層2の酸化を抑制する。更に、酸化アルミニウムは酸化
シリコンよりも安定な材料であるため、酸化アルミニウ
ム膜3に含まれる酸素が酸化材となって、窒化シリコン
層2を酸化することがない。これらの作用により、容量
素子10の実効膜厚が薄膜化されている。
【0032】酸化アルミニウム膜3は、酸化タンタル膜
4の成長の間に、ポリシリコン電極1及び窒化シリコン
層2に酸素が拡散しないように、形成されることが好ま
しい。また、酸化アルミニウム膜3は、酸化タンタル膜
4の特性の向上のために行われる、高温、酸化雰囲気に
おけるアニール処理の間に、ポリシリコン電極1及び窒
化シリコン層2に酸素が拡散しないように形成されるこ
とが好ましい。ポリシリコン電極1及び窒化シリコン層
2に酸素が拡散しないように酸化アルミニウム膜3を形
成することは、その形成方法及び膜厚を適切に選択する
ことにより現実に可能である。
【0033】また、酸化アルミニウム膜3は、組成式A
(x>2)を有することが好ましい。完全に酸
化された酸化アルミニウムの組成式はAlである
から、これは、酸化アルミニウム膜3が、アルミニウム
を過剰に含むことを意味する。このような組成を有する
酸化アルミニウム膜3は、酸化タンタル膜4を通して酸
素が拡散してきたときに、それ自身が酸化されるため、
酸素の阻止能が高い。更に、たとえ窒化シリコン層2と
酸化アルミニウム膜3との界面に酸素が存在しても、過
剰なアルミニウムが酸化され、窒化シリコン層2の酸化
は発生しにくい。
【0034】窒化シリコン層2は、酸化アルミニウム膜
3の形成のときにポリシリコン電極1が酸化されること
を防止する。更に、窒化シリコン層2は、シリコンより
も酸化されにくく、酸化アルミニウム膜3で抑制しきれ
ない酸素の拡散があった場合でも、誘電率が低い酸化シ
リコンの生成をより軽減できる。これにより、当該容量
素子の実効膜厚の薄膜化が図られている。
【0035】図1に示されている構造を有する容量素子
10では、実効膜厚の薄膜化と同時に、絶縁耐圧の向上
が実現されている。図16は、容量素子10で実現され
る実効膜厚と破壊電圧との関係と、典型的な他の構造を
有する容量素子で実現される実効膜厚と破壊電圧との関
係とを示す。曲線31は、容量素子10で実現される実
効膜厚と破壊電圧との関係を示している。曲線32は、
TiN/Al/SiN/Si構造を有する容量素
子の実効膜厚と破壊電圧との関係を示している。また、
点33は、TiN/Ta/SiON/Si構造を
有する容量素子の実効膜厚と破壊電圧との関係を示して
いる。TiN/Ta/SiON/Si構造を有す
る容量素子の形成では、ポリシリコンの表面部に形成さ
れた窒化シリコン層の上に酸化タンタル膜が形成されて
いる。酸化タンタル膜の特性の向上のために、TiN/
Ta/SiON/Si構造を有する容量素子は、
酸化タンタル膜の形成後に酸化雰囲気でアニールされて
いる。このアニールにより、窒化シリコン層が酸化さ
れ、酸化窒化シリコン層が形成されている。
【0036】図16に示されているように、容量素子1
0は、同一の実効膜厚で比較した場合、容量素子10
は、TiN/Ta/SiON/Si構造を有する
容量素子、及び、TiN/Ta/SiON/Si
構造を有する容量素子よりも高い絶縁耐圧を実現でき
る。更に、容量素子10は、実効膜厚3.1nmで絶縁
耐圧6.2Vを実現し、実用上充分な信頼性を有してい
る。
【0037】図1に示された構造を有する容量素子は、
DRAMのメモリセルキャパシタに好適に使用される。
図2〜図12は、図1に示されている容量素子をDRA
Mのメモリセルに集積化する工程を示している。
【0038】図2に示されているように、シリコン基板
11に当業者にとって周知の技術によりMOSトランジ
スタ12が形成された後、シリコン基板11が、酸化シ
リコンで形成された第1層間絶縁膜13により被覆され
る。続いて、図3に示されているように、第1層間絶縁
膜13に、MOSトランジスタ12のドレイン12aに
到達する開口が設けられ、その開口がポリシリコンによ
り埋め込まれて、第1シリコンプラグ14が形成され
る。
【0039】続いて、第1層間絶縁膜13の表面にビッ
ト線(図示されない)が形成された後、形成されたビッ
ト線と、第1層間絶縁膜13と、第1シリコンプラグ1
4とが、酸化シリコンで形成された第2層間絶縁膜15
により被覆される。更に、第2層間絶縁膜15に、第1
シリコンプラグ14に到達する開口が設けられ、その開
口がポリシリコンにより埋め込まれて、第2シリコンプ
ラグ16が形成される。
【0040】続いて、図5に示されているように、第2
層間絶縁膜15と第2シリコンプラグ16とが、窒化シ
リコンで形成された第3層間絶縁膜17により被覆され
る。第3層間絶縁膜17は、CVD(Chemical Vapor D
eposition)法により形成され、第3層間絶縁膜17の
膜厚は、典型的には、100nmである。形成された第
3層間絶縁膜17は、酸化シリコンで形成された第4層
間絶縁膜18により被覆される。第4層間絶縁膜18の
膜厚は、典型的には、2000nmである。
【0041】続いて、図6に示されているように、当業
者にとって周知のリソグラフィー技術とドライエッチン
グ技術により、第4層間絶縁膜18と第3層間絶縁膜1
7とを貫通する深孔19が形成され、第2シリコンプラ
グ16の表面が露出される。
【0042】続いて、第2シリコンプラグ16の表面が
フッ酸溶液により清浄化された後、図7に示されている
ように、シリコン基板11の上面側の全体に、20nm
の膜厚を有する非晶質シリコン膜20が形成される。非
晶質シリコン膜20は、深孔19の内面をコンフォーマ
ルに被覆するように形成される。非晶質シリコン膜20
は、モノシラン(SiH)とホスフィン(PH)を
原料ガスとして用いたCVD法により形成され、非晶質
シリコン膜20には、4×1020cm−3のリンがド
ープされる。非晶質シリコン膜20の成長温度は、53
0℃である。
【0043】続いて、図8に示されているように、深孔
19の内部が、フォトレジスト21により充填される。
続いて、フォトレジスト21をマスクとして非晶質シリ
コン膜20がエッチングされ、非晶質シリコン膜20の
うち深孔19の外部にある部分が除去される。続いて、
700℃、2分間のアニールにより非晶質シリコン膜2
0が結晶化され、図9に示されているように、ポリシリ
コン電極20’が形成される。
【0044】続いて、図10に示されているように、シ
リコン基板11の上面側の全体に、複合誘電体層22が
形成される。複合誘電体層22は、図11に示されてい
るように、ポリシリコン電極20’の表面部に形成され
た窒化シリコン層20aと、酸化アルミニウム膜23と
酸化タンタル膜24とで構成されている。
【0045】複合誘電体層22は、下記の工程により形
成される。ポリシリコン電極20’の表面に形成された
自然酸化膜がフッ酸を含む溶液で除去された後、アンモ
ニア雰囲気における700℃、1分間のアニールによ
り、ポリシリコン電極20’の表面部が窒化され、窒化
シリコン層20aが形成される。窒化シリコン層20a
の膜厚は、典型的には、1nmである。窒化シリコン層
20aの膜厚は、窒化が行われる温度により制御可能で
ある。ポリシリコンは、550℃以上の温度において、
熱的に窒化される。窒化シリコン層20aの膜厚を1n
m以下にするためには、550℃以上、700℃以下の
温度でポリシリコン電極20’の表面部を窒化すればよ
い。
【0046】続いて、窒化シリコン層20aが、酸化ア
ルミニウム膜23により被覆される。酸化アルミニウム
膜23の膜厚は、典型的には、4nmである。酸化アル
ミニウム膜23は、原料ガスとしてトリメチルアルミニ
ウム(TMA:Al(CH)と、水蒸気(H
O)とを使用したCVD法により形成される。このと
き、水蒸気に代えてオゾン(O)を用いることもでき
る。酸化アルミニウム23の形成は380℃で行われ
る。380℃での酸化アルミニウム膜23の形成では、
窒化シリコン層20aは殆ど酸化されない。
【0047】続いて、酸化アルミニウム膜23が、酸化
タンタル膜24により被覆される。酸化タンタル膜24
の膜厚は、典型的には、5nmである。酸化タンタル膜
24は、原料ガスとしてペンタエトキシタンタル(PE
T:Ta(OC)と、酸素(O)とを使用
したCVD法により成膜される。酸化タンタル膜24の
成長は、420℃で行われる。酸化タンタル膜24の成
長の際、酸化アルミニウム膜23は、酸素が窒化シリコ
ン層20a及びポリシリコン電極20’に到達すること
を防ぐ。
【0048】酸化タンタル膜24の成膜の後、シリコン
基板11は、一酸化二窒素(NO)を含む雰囲気中
で、700℃、1分間、熱処理される。この熱処理によ
り、酸化タンタル膜24は、好ましい特性を示すように
改質される。この熱処理の間、酸化アルミニウム膜23
は、窒化シリコン層20a及びポリシリコン電極20’
への酸素の拡散を抑制する。
【0049】この熱処理は、一酸化二窒素を含む雰囲気
で行われることには限られず、酸素雰囲気、オゾン雰囲
気、又は、酸素プラズマ雰囲気のような酸化雰囲気で行
われることが可能である。また、この熱処理として、酸
化雰囲気での熱処理と、非酸化雰囲気での熱処理との組
合せが行われることが可能である。以上の工程により、
複合誘電体層22の形成が完了する。
【0050】続いて、図12に示されているように、複
合誘電体層22が、窒化チタンで形成された上部電極2
5により被覆される。上部電極25の形成は、CVD法
により、複合誘電体層22の上面に第1窒化チタン膜を
形成し、形成された第1窒化チタン膜の上面に、スパッ
タ法により第2窒化チタン膜を形成することにより行わ
れる。第2窒化チタン膜の代わりに、タングステン膜の
ような他の金属膜が使用されることもできる。
【0051】ポリシリコン電極20’、複合誘電体層2
2及び上部電極25は、DRAMのメモリセルキャパシ
タを構成する。
【0052】本実施の形態では、厚さ1nmの窒化シリ
コン層20aと、厚さ4nmの酸化アルミニウム膜23
と、厚さ5nmの酸化タンタル膜24とで複合誘電体層
22が構成され、実効膜厚3.0nmのメモリセルキャ
パシタが実現されている。窒化シリコンの比誘電率は
7.8であり、酸化シリコンの比誘電率を3.8とする
と、厚さ1nmの窒化シリコン層20aの実効膜厚は
0.5nmである。酸化アルミニウムの比誘電率は8.
0であり、厚さ4nmの酸化アルミニウム膜23の実効
膜厚は1.0nmである。更に、酸化タンタルの比誘電
率は40であり、厚さ5nmの酸化タンタル膜24の実
効膜厚は0.5nmである。複合誘電体層22の実効膜
厚は、窒化シリコン層20a、酸化アルミニウム膜2
3、及び酸化タンタル膜24の実効膜厚の和の3.0n
mである。このように、本実施の形態では、極めて薄い
実効膜厚が実現可能であり、メモリセルキャパシタの容
量の増加が図られている。
【0053】更に窒化シリコン層20aと酸化アルミニ
ウム膜23と酸化タンタル膜24とが積層された誘電体
が使用されている容量素子は、図16に示されているよ
うに、高い絶縁耐圧を有し、メモリセルキャパシタの信
頼性が向上されている。
【0054】なお、本実施の形態では、酸化タンタル膜
4が容量素子10に使用され、酸化タンタル膜24がメ
モリセルキャパシタに使用されているが、酸化物であ
り、且つ、酸化アルミニウムよりも誘電率が高い他の酸
化物絶縁膜が、酸化タンタル膜4、24の代わりに使用
されることが可能である。他の酸化物絶縁膜としては、
PbTiO、BaTiO、SrTiO、Ba
1−xSrTiO(0<x<1)で形成された絶縁
膜が例示される。
【0055】また、本実施の形態では、ポリシリコン電
極20’が有する面のうち、深孔19の内側の面のみし
か容量として使用されていないが、ポリシリコン電極2
0のうちシリコン基板11に垂直に伸びる部分の両面が
容量として使用される、いわゆる、王冠型メモリセルキ
ャパシタが形成されることも可能である。
【0056】この場合、図9に示されている構造が形成
された後の工程が変更される。図9に示されている構造
が形成された後、図13に示されているように、第4層
間絶縁膜18がエッチングにより除去される。続いて、
アンモニア雰囲気における700℃、1分間のアニール
により、ポリシリコン電極20’の表面部が窒化され窒
化シリコン層が形成される。続いて、形成された窒化シ
リコン層の上に、酸化アルミニウム膜が形成され、その
酸化アルミニウム膜の上に酸化タンタル膜が形成され、
図14に示されているように、酸化アルミニウム膜と酸
化タンタル膜とが積層された複合絶縁膜22’が形成さ
れる。更に、図15に示されているように、複合絶縁膜
22’が、窒化チタンで形成された上部電極25’によ
り被覆される。
【0057】図15に示されている構造を有するメモリ
セルキャパシタは、図12に示されている構造を有する
メモリセルキャパシタと比べ、容量が大きい点で有利で
ある。
【0058】但し、図13に示されている構造が形成さ
れた時、ポリシリコン電極20’は機械的に不安定であ
り、歩留まりが減少する。歩留まりを向上するために
は、図12に示されているメモリセルキャパシタが有利
である。なお、王冠型メモリセルキャパシタを形成する
場合、機械的高度を増すために、第4層間絶縁膜18の
エッチングを途中で止めた構造とすることもできる。
【0059】また、本実施の形態では、非晶質シリコン
膜20を700℃、2分間のアニールにより結晶化する
処理が行われているが、その代りに、非晶質シリコン膜
20に、HSG(Hemisphere Grain)を形成する処理が
行われることも可能である。これにより、メモリセルキ
ャパシタの電極面積が増大され、メモリセルキャパシタ
の容量が大きくなる。
【0060】(実施の第2形態)実施の第2形態では、
図17に示されている構造を有する容量素子30が半導
体装置に集積化される。実施の第2形態では、ポリシリ
コン電極1の表面に窒化シリコン層が形成されず、酸化
アルミニウム膜3が直接にポリシリコン電極1の表面に
形成される。酸化アルミニウム膜3の上に、酸化タンタ
ル膜4、及び窒化チタン電極5が順次に形成される。
【0061】酸化アルミニウム膜3は、実施の第1形態
と同様に、容量素子30の形成の過程で容量素子30が
酸化雰囲気に高温で曝されたとき、ポリシリコン電極1
及び窒化シリコン層2への酸素の拡散を抑制し、ポリシ
リコン電極1の酸化を抑制する。
【0062】実施の第1形態と同様に、酸化アルミニウ
ム膜3は、酸化タンタル膜4の成長の間に、ポリシリコ
ン電極1に酸素が拡散しないように形成されることが好
ましい。また、酸化アルミニウム膜3は、酸化タンタル
膜4の特性の向上のために行われる、高温、酸化雰囲気
におけるアニール処理の間に、ポリシリコン電極1に酸
素が拡散しないように形成されることが好ましい。
【0063】実施の第2形態では、酸化雰囲気に高温で
曝されたとき、酸化アルミニウム膜3によりポリシリコ
ン電極1の酸化が抑制され、容量素子30の実効膜厚の
薄膜化が実現されている。更に、窒化シリコン層が設け
られていない容量素子30の構造は、実施の第1形態の
容量素子10よりも、ポリシリコン電極1と窒化チタン
電極5の間に介設されている誘電体の膜厚を薄くできる
点で有利である。誘電体の膜厚を薄くできることは、実
効膜厚の低減に寄与する。また、容量素子30の構造
は、実施の第1形態の容量素子10よりも、工程が少な
い点でも有利である。
【0064】但し、酸化アルミニウム3の形成は、酸化
雰囲気で行われ、ポリシリコン電極1の表面部が多少酸
化することは避けられない。ポリシリコン電極1の表面
部の酸化を避けるためには、実施の第1形態の容量素子
10の構造が好ましい。
【0065】実施の第2の形態の容量素子30も、DR
AMのメモリセルキャパシタとして好適に使用される。
容量素子30をDRAMのメモリセルキャパシタとして
集積化する場合、ポリシリコン20’の表面部の熱によ
る窒化が行われない点以外、実施の第1形態と同一の工
程が行われる。
【0066】なお、実施の第2形態では、酸化タンタル
膜4が容量素子30に使用され、酸化タンタル膜24が
メモリセルキャパシタに使用されているが、実施の第1
形態と同様に、酸化物であり、且つ、酸化アルミニウム
よりも誘電率が高い他の酸化物絶縁膜が、酸化タンタル
膜4、24の代わりに使用されることが可能である。他
の酸化物絶縁膜としては、PbTiO、BaTi
、SrTiO、Ba 1−xSrTiO(0<
x<1)で形成された絶縁膜が例示される。
【0067】また、実施の第2形態でも、実施の第1形
態と同様に、王冠型メモリセルキャパシタが適用される
ことが可能である。
【0068】(実施の第3形態)実施の第3形態では、
図17に示されている構造を有する容量素子40が半導
体装置に集積化される。実施の第3形態では、酸素の拡
散の抑制のために、窒化アルミニウム膜が使用される。
【0069】ポリシリコン電極1の表面に、窒化アルミ
ニウム膜6が形成される。その窒化アルミニウム膜6を
被覆するように、酸化タンタル膜4、及び窒化チタン電
極5が順次に積層されている。
【0070】窒化アルミニウム膜6は、容量素子40の
形成の過程で容量素子40が酸化雰囲気に高温で曝され
たとき、ポリシリコン電極1への酸素の拡散を抑制し、
ポリシリコン電極1の酸化を抑制する。窒化アルミニウ
ム膜6は、拡散してくる酸素を窒化アルミニウム膜6自
身が消費して酸化アルミニウムになることにより、ポリ
シリコン電極1に酸素が拡散することを軽減する。窒化
アルミニウム膜6の表面側の一部は、酸化タンタル膜4
の成長の間、及び、酸化タンタル膜4の特性の向上のた
めに行われる、高温、酸化雰囲気におけるアニール処理
の間に酸化され、窒化アルミニウム膜6と酸化タンタル
膜4との間には、図示されていない酸化アルミニウム層
が介設されている可能性が高い。
【0071】窒化アルミニウム膜6は、酸化タンタル膜
4の成長の間に、ポリシリコン電極1に酸素が拡散しな
いように形成されることが好ましい。また、窒化アルミ
ニウム膜6は、酸化タンタル膜4の特性の向上のために
行われる、高温、酸化雰囲気におけるアニール処理の間
に、ポリシリコン電極1に酸素が拡散しないように形成
されることが好ましい。
【0072】実施の第3形態では、酸化雰囲気に高温で
曝されたとき、窒化アルミニウム膜6によりポリシリコ
ン電極1の酸化が抑制され、容量素子40の実効膜厚の
薄膜化が実現されている。
【0073】更に、実施の第3形態の容量素子40は、
その形成の際に、ポリシリコン電極1の表面部が酸化さ
れにくい点で、実施の第2形態の容量素子30よりも有
利である。実施の第3形態の容量素子40は、実施の第
2形態の酸化アルミニウム膜3が、窒化アルミニウム膜
6に置換された構造を有している。しかし、酸化アルミ
ニウム膜3の形成の際には、ポリシリコン電極1の表面
が酸化されやすいのに対し、窒化アルミニウム膜6の形
成では、ポリシリコン電極1の表面の酸化は起こらな
い。このように、実施の第3形態の容量素子40は、そ
の形成の過程でポリシリコン電極1の表面が酸化されに
くく、実効膜厚の減少が可能である。
【0074】実施の第3形態の容量素子40も、DRA
Mのメモリセルキャパシタとして好適に使用される。容
量素子40をDRAMのメモリセルキャパシタとして集
積化する場合、ポリシリコン20’の表面部の熱による
窒化が行われず、酸化アルミニウム膜23の代わりに窒
化アルミニウム膜が形成される点以外、実施の第1形態
と同一の工程が行われる。窒化アルミニウム膜は、CV
D法により形成可能である。
【0075】なお、実施の第3形態では、酸化タンタル
膜4が容量素子40に使用され、酸化タンタル膜24が
メモリセルキャパシタに使用されているが、実施の第1
形態と同様に、酸化物であり、且つ、酸化アルミニウム
よりも誘電率が高い他の酸化物絶縁膜が、酸化タンタル
膜4、24の代わりに使用されることが可能である。他
の酸化物絶縁膜としては、PbTiO、BaTi
、SrTiO、Ba 1−xSrTiO(0<
x<1)で形成された絶縁膜が例示される。
【0076】また、実施の第3形態でも、実施の第1形
態と同様に、王冠型メモリセルキャパシタが適用される
ことが可能である。
【0077】(実施の第4形態)実施の第4形態では、
図17に示されている構造を有する容量素子50が半導
体装置に集積化される。実施の第4形態では、ポリシリ
コン電極への酸素の拡散の抑制のために、窒化アルミニ
ウム膜が使用される。但し、実施の第4形態の容量素子
50は、ポリシリコン電極の表面に窒化シリコン層が形
成される点で、実施の第3形態とは異なる。
【0078】ポリシリコン電極1の表面に窒化シリコン
層2が形成される。窒化シリコン層2は、窒化アルミニ
ウム膜6により被覆され、窒化アルミニウム膜6は、酸
化タンタル膜4により被覆され、酸化タンタル膜4は、
窒化チタン電極5により被覆される。
【0079】窒化アルミニウム膜6は、実施の第3形態
と同様に、容量素子50の形成の過程で容量素子50が
酸化雰囲気に高温で曝されたとき、ポリシリコン電極1
への酸素の拡散を抑制し、ポリシリコン電極1の酸化を
抑制する。実施の第3形態と同様に、窒化アルミニウム
膜6は、酸化タンタル膜4の成長の間、及び、酸化タン
タル膜4の特性の向上のために行われる、高温、酸化雰
囲気におけるアニール処理の間に酸化され、窒化アルミ
ニウム膜6と酸化タンタル膜4との間には、図示されて
いない酸化アルミニウム層が介設されている可能性が高
い。
【0080】実施の第4形態では、酸化雰囲気に高温で
曝されたとき、窒化アルミニウム膜6によりポリシリコ
ン電極1及び窒化シリコン層2の酸化が抑制され、容量
素子50の実効膜厚の薄膜化が実現されている。
【0081】実施の第4形態の容量素子50も、DRA
Mのメモリセルキャパシタとして好適に使用される。容
量素子50をDRAMのメモリセルキャパシタとして集
積化する場合、酸化アルミニウム膜23の代わりに窒化
アルミニウム膜が形成される点以外、実施の第1形態と
同一の工程が行われる。
【0082】なお、実施の第4形態では、酸化タンタル
膜4が容量素子50に使用され、酸化タンタル膜24が
メモリセルキャパシタに使用されているが、実施の第1
形態と同様に、酸化物であり、且つ、酸化アルミニウム
よりも誘電率が高い他の酸化物絶縁膜が、酸化タンタル
膜4、24の代わりに使用されることが可能である。他
の酸化物絶縁膜としては、PbTiO、BaTi
、SrTiO、Ba 1−xSrTiO(0<
x<1)で形成された絶縁膜が例示される。
【0083】また、実施の第4形態でも、実施の第1形
態と同様に、王冠型メモリセルキャパシタが適用される
ことが可能である。
【0084】(実施の第5形態)実施の第5形態では、
図20に示されている構造を有する容量素子60が半導
体装置に集積化される。実施の第5形態では、酸化タン
タル膜4と窒化チタン電極5との間に、酸化アルミニウ
ム膜8が介設されている。他の構成は、実施の第1形態
と同一である。酸化アルミニウム膜8は、酸化タンタル
膜4と窒化チタン電極5との反応を防止し、容量素子6
0の特性の劣化を防止する。
【0085】実施の第5形態の容量素子60も、DRA
Mのメモリセルキャパシタとして好適に使用される。容
量素子60をDRAMのメモリセルキャパシタとして集
積化する場合、酸化タンタル膜24の形成の後、上部電
極25を形成する前に、CVD法により、酸化アルミニ
ウム膜が形成される。
【0086】なお、本実施の形態において、酸化アルミ
ニウム膜8の代わりに、他のアルミニウム化合物の膜、
例えば、窒化アルミニウム膜が使用されることも可能で
ある。
【0087】また、実施の第2形態、第3形態、及び第
4形態の容量素子30、40、50でも同様に、酸化ア
ルミニウム膜8(又は他のアルミニウム化合物の膜)
が、酸化タンタル膜4と窒化チタン電極5との間に介設
されることが可能である。
【0088】また、実施の第5形態では、酸化タンタル
膜4が容量素子60に使用されているが、実施の第1形
態と同様に、酸化物であり、且つ、酸化アルミニウムよ
りも誘電率が高い他の酸化物絶縁膜が、酸化タンタル膜
4の代わりに使用されることが可能である。他の酸化物
絶縁膜としては、PbTiO、BaTiO、SrT
iO、Ba1−xSrTiO(0<x<1)で形
成された絶縁膜が例示される。酸化アルミニウム膜8
(又は他のアルミニウム化合物の膜)の使用は、特に、
窒化チタン電極5と反応しやすい材料で形成された酸化
物絶縁膜が、酸化タンタル膜4の代わりに使用される場
合に特に好適である。
【0089】
【発明の効果】本発明により、半導体装置に集積化され
たキャパシタの実効膜厚を小さくする技術が提供され
る。
【0090】また、本発明により、半導体装置に集積化
されたキャパシタの誘電体の実効膜厚の縮小と同時に、
キャパシタの信頼性の向上を実現する技術が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置を示す。
【図2】図2は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置の製造方法を示す。
【図3】図3は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置の製造方法を示す。
【図4】図4は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置の製造方法を示す。
【図5】図5は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置の製造方法を示す。
【図6】図6は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置の製造方法を示す。
【図7】図7は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置の製造方法を示す。
【図8】図8は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置の製造方法を示す。
【図9】図9は、本発明による実施の第1形態の半導体
装置の製造方法を示す。
【図10】図10は、本発明による実施の第1形態の半
導体装置の製造方法を示す。
【図11】図11は、本発明による実施の第1形態の半
導体装置を示す。
【図12】図12は、本発明による実施の第1形態の半
導体装置の製造方法を示す。
【図13】図13は、本発明による実施の第1形態の半
導体装置の製造方法の変形例を示す。
【図14】図14は、本発明による実施の第1形態の半
導体装置の製造方法の変形例を示す。
【図15】図15は、本発明による実施の第1形態の半
導体装置の製造方法の変形例を示す。
【図16】図16は、本発明による半導体装置の実施の
第1形態の容量素子10が実現する実効膜厚と絶縁耐圧
との関係を示す。
【図17】図17は、本発明による半導体装置の実施の
第2形態を示す。
【図18】図18は、本発明による半導体装置の実施の
第3形態を示す。
【図19】図19は、本発明による半導体装置の実施の
第4形態を示す。
【図20】図20は、本発明による半導体装置の実施の
第5形態を示す。
【符号の説明】
1:ポリシリコン電極 2:窒化シリコン層 3:酸化アルミニウム膜 4:酸化タンタル膜 5:窒化チタン電極 6、7:窒化アルミニウム膜 8:酸化アルミニウム膜 10、30、40、50:容量素子 11:シリコン基板 12:MOSトランジスタ 13:第1層間絶縁膜 14:第1シリコンプラグ 15:第2層間絶縁膜 16:第2シリコンプラグ 17:第3層間絶縁膜 18:第4層間絶縁膜 19:深孔 20:非晶質シリコン膜 20’:ポリシリコン電極 20a:窒化シリコン層 21:フォトレジスト 22:複合誘電体層 23:酸化アルミニウム膜 24:酸化タンタル膜 25:上部電極
フロントページの続き Fターム(参考) 5F083 AD24 AD31 AD60 AD62 JA03 JA04 JA06 JA13 JA14 JA19 JA33 JA39 JA40 MA06 MA17 PR15 PR21 PR33

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容量素子を備え、 前記容量素子は、 シリコンを主成分として形成された第1電極と、 アルミニウム化合物により、前記第1電極を被覆するよ
    うに形成されたアルミニウム化合物膜と、 酸化物であり、且つ、前記アルミニウム化合物膜よりも
    誘電率が大きい絶縁体により、前記アルミニウム化合物
    膜を被覆するように形成された酸化物誘電体膜と、 導電体により、前記酸化物誘電体膜を被覆するように形
    成された第2電極とを含み、 前記アルミニウム化合物膜は、前記酸化物誘電体膜の形
    成の間に前記シリコン電極に酸素が拡散しないように形
    成された半導体装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体装置において、 前記アルミニウム化合物は、酸化アルミニウムである半
    導体装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記アルミニウム化合物は、アルミニウムを過剰に含む
    半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の半導体装置において、 前記容量素子は、更に、前記第1電極と前記アルミニウ
    ム化合物膜との間に介設された窒化シリコン膜を含む半
    導体装置。
  5. 【請求項5】 容量素子を備え、 前記容量素子は、 シリコンを主成分として形成された第1電極と、 前記第1電極の上に形成された窒化シリコン膜と、 アルミニウム化合物により、前記窒化シリコン膜を被覆
    するように形成されたアルミニウム化合物膜と、 酸化物であり、且つ、前記アルミニウム化合物よりも誘
    電率が大きい絶縁体により、前記アルミニウム化合物膜
    を被覆するように形成された酸化物誘電体膜と、 導電体により、前記酸化物誘電体膜を被覆するように形
    成された第2電極とを含む半導体装置。
  6. 【請求項6】 請求項1又は請求項5に記載の半導体装
    置において、 前記アルミニウム化合物は、窒化アルミニウムである半
    導体装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体装置において、 前記アルミニウム化合物は、アルミニウムを過剰に含む
    半導体装置。
  8. 【請求項8】 容量素子を備え、 前記容量素子は、 シリコンを主成分として形成された第1電極と、 窒化アルミニウムにより、前記第1電極の上に形成され
    た窒化アルミニウム膜と、 酸化物であり、且つ、窒化アルミニウムよりも誘電率が
    大きい絶縁体により、前記窒化アルミニウム膜を被覆す
    るように形成された酸化物誘電体膜と、 導電体により、前記酸化物誘電体膜を被覆するように形
    成された第2電極とを含む半導体装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の半導体装置において、 前記窒化アルミニウム膜は、アルミニウムを過剰に含む
    窒化アルミニウムで形成された半導体装置。
  10. 【請求項10】 容量素子を備え、 前記容量素子は、 シリコンを主成分として形成された第1電極と、 前記第1電極の上に形成された窒化シリコン膜と、 酸化アルミニウムにより、前記窒化シリコン膜を被覆す
    るように形成された酸化アルミニウム膜と、 酸化物であり、且つ、前記酸化アルミニウム膜よりも誘
    電率が大きい絶縁体により、前記酸化アルミニウム膜を
    被覆するように形成された酸化物誘電体膜と、 導電体により、前記酸化物誘電体膜を被覆するように形
    成された第2電極とを含む半導体装置。
  11. 【請求項11】 請求項1から請求項10のいずれか一
    の請求項に記載の半導体装置において、 前記容量素子は、更に、アルミニウム化合物により前記
    酸化物誘電体膜と前記第2電極との間に形成された他の
    アルミニウム化合物膜を含む半導体装置。
  12. 【請求項12】 シリコンを主成分とする第1電極を形
    成する第1工程と、 アルミニウム化合物により、前記第1電極を被覆するア
    ルミニウム化合物膜を形成する第2工程と、 酸化物であり、且つ、前記アルミニウム化合物膜よりも
    誘電率が大きい絶縁体により、前記アルミニウム化合物
    膜を被覆する酸化物誘電体膜を形成する第3工程と、 導電体により、前記酸化物誘電体膜を被覆する第2電極
    を形成する第4工程とを備え、 前記アルミニウム化合物膜は、前記第3工程の間に前記
    第1電極に酸素が拡散しないように形成された半導体装
    置の製造方法。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の半導体装置の製造
    方法において、 更に、前記第3工程の後、前記第4工程の前に、前記酸
    化物誘電体膜を酸化雰囲気でアニールする第5工程を備
    え、 前記アルミニウム化合物膜は、前記第5工程の間に前記
    第1電極に酸素が拡散しないように形成された半導体装
    置の製造方法。
  14. 【請求項14】 請求項12に記載の半導体装置の製造
    方法において、 前記アルミニウム化合物は、酸化アルミニウムである半
    導体装置の製造方法。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載の半導体装置の製造
    方法において、 前記アルミニウム化合物は、アルミニウムを過剰に含む
    半導体装置の製造方法。
  16. 【請求項16】 請求項12に記載の半導体装置の製造
    方法において、 更に、前記第1電極と前記アルミニウム化合物膜との間
    に窒化シリコン膜を介設する第6工程を備えた半導体装
    置の製造方法。
  17. 【請求項17】 シリコンを主成分とする第1電極を形
    成する第1工程と、 前記第1電極の上に窒化シリコン膜を形成する第2工程
    と、 アルミニウム化合物により、前記窒化シリコン膜を被覆
    するアルミニウム化合物膜を形成する第3工程と、 酸化物であり、且つ、前記アルミニウム化合物膜よりも
    誘電率が大きい絶縁体により、前記アルミニウム化合物
    膜を被覆する酸化物誘電体膜を形成する第4工程と、 導電体により、前記酸化物誘電体膜を被覆する第2電極
    を形成する第5工程とを備えた半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 請求項12又は請求項17に記載の半
    導体装置の製造方法において、 前記アルミニウム化合物は、窒化アルミニウムである半
    導体装置の製造方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の半導体装置の製造
    方法において、 前記アルミニウム化合物は、アルミニウムを過剰に含む
    半導体装置の製造方法。
  20. 【請求項20】 シリコンを主成分として第1電極を形
    成する第1工程と、 窒化アルミニウムにより、前記第1電極の上に窒化アル
    ミニウム膜を形成する第2工程と、 酸化物であり、且つ、窒化アルミニウムよりも誘電率が
    大きい絶縁体により、前記アルミニウム化合物膜を被覆
    する酸化物誘電体膜を形成する第4工程と、 導電体により、前記酸化物誘電体膜を被覆する第2電極
    を形成する第5工程とを備えた半導体装置の製造方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の半導体装置の製造
    方法において、 前記窒化アルミニウム膜は、アルミニウムを過剰に含む
    窒化アルミニウムで形成された半導体装置の製造方法。
  22. 【請求項22】 シリコンを主成分として第1電極を形
    成する第1工程と、 前記第1電極の上に窒化シリコン膜を形成する第2工程
    と、 酸化アルミニウムにより、前記窒化シリコン膜を被覆す
    る酸化アルミニウム膜を形成する第3工程と、 酸化物であり、且つ、前記酸化アルミニウム膜よりも誘
    電率が大きい絶縁体により、前記酸化アルミニウム膜を
    被覆する酸化物誘電体膜を形成する第4工程と、 導電体により、前記酸化物誘電体膜を被覆する第2電極
    を形成する第5工程とを備えた半導体装置の製造方法。
  23. 【請求項23】 請求項12から請求項22のいずれか
    一の請求項に記載の半導体装置の製造方法において、 更に、 前記酸化物誘電体膜と前記第2電極との間に、アルミニ
    ウム化合物により、他のアルミニウム化合物膜を形成す
    る工程を備えた半導体装置の製造方法。
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