JP2003123881A - 平型柔軟ケーブル用電気コネクタ - Google Patents

平型柔軟ケーブル用電気コネクタ

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JP2003123881A JP2001316226A JP2001316226A JP2003123881A JP 2003123881 A JP2003123881 A JP 2003123881A JP 2001316226 A JP2001316226 A JP 2001316226A JP 2001316226 A JP2001316226 A JP 2001316226A JP 2003123881 A JP2003123881 A JP 2003123881A
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connecting arm
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Junichi Miyazawa
順一 宮澤
Yoshikazu Ito
良和 伊東
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁ハウジングに対して接続アームにより接
続され、且つスライドして開閉するアクチュエータをセ
ラミックス製とした平型柔軟ケーブル用電気コネクタを
提供する。 【解決手段】 絶縁ハウジング1に対してセラミックス
製アクチュエータ4が左右に於いて接続アーム7,8に
より接続されている。接続アーム7,8は、セラミック
ス製アクチュエータの左右の接続アーム取付部9,10
に於ける接続アーム通し穴13に取付けられ、その状態
で接続アーム7,8各々の一方が弾発的にアクチュエー
タ4に係合し、接続アーム7,8各々の他方がストッパ
片20としてアクチュエータ4に当接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は平型柔軟ケーブル用
電気コネクタに係わり、更に詳しくは平型柔軟ケーブル
用電気コネクタを構成するアクチュエータをセラミック
ス製とした発明に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、絶縁ハウジングに対して左
右に於いて接続アームにより接続され、上記絶縁ハウジ
ングに対してスライドして開閉できるアクチュエータを
備え、アクチュエータが開放位置にある時、アクチュエ
ータは、接続アームにより絶縁ハウジングとの接続が保
たれ、その状態でFPCやFFC等の平型柔軟ケーブル
を端子に対応した位置に挿入し、次いで上記アクチュエ
ータを閉位置へスライドし、平型柔軟ケーブルの各導体
に各端子のコンタクトを所定の接圧にて接触せしめ、そ
の状態でアクチュエータを接続アームにより絶縁ハウジ
ングに対してロックするようにした平型柔軟ケーブル用
電気コネクタが多々用いられている。
【0003】上記平型柔軟ケーブル用電気コネクタを構
成するアクチュエータの性能等には一般的に次の点が要
求される。即ち、1)絶縁ハウジングに対してスライド
すると共に、平型柔軟ケーブルの導体と端子のコンタク
トを所定の接触圧にて接触させるので、一定の強度が必
要である。2)電気絶縁性が要求される。3)耐熱性が
必要である。4)形状が複雑となる傾向が大きいので成
型品によることが要求される。5)特に近頃の平型柔軟
ケーブル用電気コネクタの低背化(薄形、小形化)に伴
い、それを構成するアクチュエータの薄形加工化が要求
される。
【0004】これらの点より従来の平型柔軟ケーブル用
電気コネクタのアクチュエータをみてみると、プラスチ
ック材料を用いて成型したアクチュエータの場合、上記
5)の要求に答えようとすると1)の要求を満たし難く
なり、又金属材料にプラスチック材料をコーティングし
たアクチュエータあるいは金属材料の外側をプラスチッ
ク材料成型品で覆って一体複合化としたアクチュエータ
の場合、概ね上記1)〜5)を満たすことは可能と考え
られるものの、次の6)〜7)の難点を生ずるものであ
った。即ち6)金属材料以外にコーティング材料や被覆
材としてのプラスチックを要すると共に、製造加工プロ
セスも多工程となるのでコストの低廉化に限界を与え
る。更に7)製造加工プロセスの多工程化に伴い、製造
設備も大となる。
【0005】そこで上記1)〜5)の要求を満たした上
で、上記6)、7)の要求も一応満たすものとしてアク
チュエータをセラミックス製とするものが提案されてい
る。例えば特開平2000−223190があり、これ
は、基板上に半田付けされる複数のコンタクトを有する
インシュレータ(絶縁ハウジング)、及びこのインシュ
レータ(絶縁ハウジング)に結合され、上記複数のコン
タクトとFPC/FFCのコンタクトの接触圧力を得る
スライダ(アクチュエータ)を備えたFPC/FFC用
コネクタにおいて、上記スライダ(アクチュエータ)を
セラミック材料から構成したことを特徴とするFPC/
FFC用コネクタである。
【0006】上記セラミック材料からなるスライダ(ア
クチュエータ)は、インシュレータ(絶縁ハウジング)
の平板部に対応する平板部を有し、この平板部の左右方
向の両端部に、回動支点アームが一体に形成されてい
る。各回動支点アームの外側の面にはインシュレータの
回動支点金具の回動支点突起と係合する溝部が形成さ
れ、この溝部は、回動支点突起の円弧に合致する円弧溝
部と、この円弧溝部に続く直線溝部とを有し、この回動
支点アームの溝部と回動支点突起は、インシュレータ
(絶縁ハウジング)に対するスライダ(アクチュエー
タ)のスライド動作と回動動作を可能とするものである
が、絶縁ハウジングに対して接続アームにより接続さ
れ、絶縁ハウジングに対してスライドして開閉できるア
クチュエータを備えたものではない。
【0007】従って、上記特開平2000−22319
0に示されているセラミックス製アクチュエータを、接
続アームによって接続されているアクチュエータ、即ち
絶縁ハウジングに対して左右に於いて接続アームにより
接続され、上記絶縁ハウジングに対してスライドして開
閉できるアクチュエータを備え、上記アクチュエータが
開放位置にある時、アクチュエータは接続アームにより
絶縁ハウジングとの接続が保たれ、その状態で平型柔軟
ケーブルを各端子に対応した位置に挿入し、次いで上記
アクチュエータを閉位置へスライドし、平型柔軟ケーブ
ルの各導体に各端子のコンタクトを所定の接圧にて接触
せしめ、その状態でアクチュエータを接続アームにより
絶縁ハウジングに対してロックするようにした平型柔軟
ケーブル用電気コネクタに於けるアクチュエータとして
そのまま用いることはできない。
【0008】つまり、アクチュエータ自体がセラミック
ス製であることは公知ではあるが、接続アーム付のアク
チュエータとしては未だに提案されていない。そこでア
クチュエータに接続アームを圧入固定することが考えら
れるが、セラミックス製の場合、硬く、もろいので圧入
時に欠けが生じ実用に耐えない。又接続アームをプラス
チック製アクチュエータのようにインサートモールドす
ることは、セラミックス製とする際の仮焼成、焼結工程
を経るので不可能であり、更にアクチュエータに接続ア
ームを接着剤接合することも考えられるが、接着強度、
接着部の耐久性に難点がある上に電気コネクタの製造の
自動化に不向きである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の目的と
するところは、上記1)〜5)の要求を満たした上で、
コストの低廉化を図った上で而も製造設備も多くを要し
ないで接続アームの付いたセラミックス製アクチュエー
タを有する平型柔軟ケーブル用電気コネクタを提供する
と共に、接続アームが取り付けられた態様で欠けを生ぜ
しめることなく、而もしっかりと接続アームが取り付け
られたセラミックス製アクチュエータを有する平型柔軟
ケーブル用電気コネクタを提供するにある。換言すれ
ば、上記製造上の要求や製品としての要求を簡単に満た
すことができるのでより低背化(薄形化、小形化)の要
求に合った接続アーム付のセラミックス製アクチュエー
タを有する平型柔軟ケーブル用電気コネクタを提供する
にある。
【0010】
【課題を解決する為の手段】上記目的を達成する為に本
発明は次の技術的手段を有する。即ち実施例に対応する
添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、請求項1
記載の発明は、複数の端子3が横並びに所定のピッチで
装着されている絶縁ハウジング1と、上記絶縁ハウジン
グ1に対して左右に於いて接続アーム7,8により接続
され、上記絶縁ハウジング1に対してスライドして開閉
できるアクチュエータ4を備え、上記アクチュエータ4
が開放位置にある時、アクチュエータ4は接続アーム
7,8により絶縁ハウジング1との接続が保たれ、その
状態で平型柔軟ケーブル5を各端子3に対応した位置に
挿入し、次いで上記アクチュエータ4を閉位置へスライ
ドし、平型柔軟ケーブル5の各導体に各端子3のコンタ
クト3cを所定の接圧にて接触せしめ、その状態でアク
チュエータ4を接続アーム7,8により絶縁ハウジング
1に対してロックするようにした平型柔軟ケーブル用電
気コネクタに於いて、上記アクチュエータ4はセラミッ
クス製であり、このセラミックス製アクチュエータ4の
左右各々の接続アーム取付部9,10には予め接続アー
ム通し穴13が形成されて成り、上記接続アーム取付部
9,10に於ける絶縁ハウジング1に対向する端面を後
面12、その反対端面を前面11とすると、上記接続ア
ーム7,8の前方部16を上記後面12から接続アーム
通し穴13中に通し、予め定めた取付位置まで挿入した
位置で接続アーム7,8の前方部16の部分をアクチュ
エータ4の接続アーム取付部9,10の部分に弾発的に
係合せしめて接続アーム7,8の後面12側への動きを
規制し、丁度その位置で、接続アーム7,8に形成され
ているストッパ片20をアクチュエータ4の接続アーム
取付部9,10部分に当接せしめ、接続アーム7,8の
前面11側への動きを規制し、これによりアクチュエー
タ4に接続アーム7,8が取付けられていることを特徴
とする平型柔軟ケーブル用電気コネクタである。
【0011】又、請求項2記載の発明は、上記接続アー
ム7,8の前方部16の部分をアクチュエータ4の接続
アーム取付部9,10の部分に弾発的に係合せしめて接
続アーム7,8の後面12側への動きを規制する手段
は、アクチュエータ4の接続アーム取付部9,10に於
ける接続アーム通し穴13に対して横に連ねて、前面1
1側に開口し、後面12側には非開口となる係合端形成
穴14を形成し、その非開口側の端面を係合端15と
し、上記接続アーム7,8の前方部16を後面12側か
ら接続アーム通し穴13に通し、予め定めた位置迄挿入
した位置で、接続アーム7,8の前方部16に形成され
た係合アーム17の自由端19を上記の係合端15に係
合して成ることを特徴とする請求項1記載の平型柔軟ケ
ーブル用電気コネクタである。
【0012】更に請求項3記載の発明は、上記接続アー
ム7,8の前方部16の係合アーム17は、前方部16
に先端部を残して切断線18を入れ、その切断線18に
沿って分離した部片を前方部の長手方向軸線から外れる
ように全体を曲げ、これによって前方部16の先端部に
連なり、且つ自由端19を有する形状と成されているこ
とを特徴とする請求項2記載の平型柔軟ケーブル用電気
コネクタである。
【0013】そして請求項4記載の発明は、上記接続ア
ーム通し穴13はアクチュエータ4の接続アーム取付部
9,10の前後面11,12間にわたって貫通して形成
され、前面11側から任意の工具を差し込み、接続アー
ム7,8の係合アーム17を、その自由端19が係合端
15から外れるように変位させ、それにより接続アーム
7,8を後面12側から引き抜き可能にしたことを特徴
とする請求項2又は3に記載の平型柔軟ケーブル用電気
コネクタである。
【0014】更に請求項5記載の発明は、上記接続アー
ム7,8に形成されているストッパ片20をアクチュエ
ータ4の接続アーム取付部9,10の部分に当接せし
め、接続アーム7,8の前面11側への動きを規制する
手段は、接続アーム7,8の前方部16に、接続アーム
7,8の長手方向軸線に対して直角に延びるように一体
形成されていて、アクチュエータ4の接続アーム取付部
9,10の後面12に当接するストッパ片20として構
成されていることを特徴とする請求項1ないし4何れか
1項記載の平型柔軟ケーブル用電気コネクタである。
【0015】加えて請求項6記載の発明は、上記接続ア
ーム7,8各々の後方部21には、ロック部22と抜け
止め片23が各々形成され、上記ロック部22は湾曲状
に形成されてロック面31を有し、他方絶縁ハウジング
1の左右の接続アーム保持部24,25の各々には、上
記接続アーム7,8各々を通す通し溝27が形成され、
上記アクチュエータ4が絶縁ハウジング1に差し込まれ
ることによって、アクチュエータ4が閉位置に位置決め
された時、上記ロック部22が納まるロック部収納スペ
ース30が接続アーム通し溝27の横に形成され、この
収納スペース30を区画する一部が上記ロック面31の
ロック受部32として構成されていると共に、上記アク
チュエータ4が引き出されることにより、アクチュエー
タ4が開放位置に位置決めされた時、接続アーム7,8
各々の上記抜け止め片23が上記接続アーム通し溝27
の底壁26に形成された掛止端33に係合することを特
徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の平型柔
軟ケーブル用電気コネクタである。
【0016】又請求項7記載の発明は、上記絶縁ハウジ
ング1の左右各々の接続アーム保持部24,25の接続
アーム通し溝27上には、上記接続アーム通し溝27に
通された接続アーム7,8各々をスライド可能に保持す
る為のカバー部材34が被覆されていることを特徴とす
る請求項6記載の平型柔軟ケーブル用電気コネクタであ
る。
【0017】
【作用】上記構成に基くとアクチュエータ4がセラミッ
クス製なので、必要な強度と、電気絶縁性と、耐熱性を
アクチュエータに与えることができるのみならず、アク
チュエータ自体の形状が複雑であっても加工が可能とな
り、特にこの種の電気コネクタの低背化の為にアクチュ
エータをより低背化でき、加えて製造コストも低廉化、
製造設備費を小に抑えることができる。特に絶縁ハウジ
ング1とこのアクチュエータ4を接続アーム7,8で接
続した態様のアクチュエータ4とする場合に、アクチュ
エータ4の左右各々に接続アーム7,8を挿着し、予め
定めた位置まで挿入したところで接続アーム7,8の前
方部内の部分をアクチュエータ4の接続アーム取付部
9,10の部分に弾発的に係合させ、一方への動きを規
制し、丁度その位置でストッパ片20により接続アーム
7,8の他方への動きを規制できるようにしたので、こ
のアクチュエータ4ひいてはこの種の電気コネクタの組
立の自動化が容易に可能となる。
【0018】
【発明の実施の態様】次に添付図面に従い本発明の好ま
しい実施例を詳細に説明する。先ず始めにこの発明が係
るFPCやFFC等の平型柔軟ケーブル用の電気コネク
タの全体概要を説明する。全体概要を示す図1〜図7を
参照して示すと、この電気コネクタは絶縁ハウジング1
を有し、この絶縁ハウジング1の端子装着空間2内に、
複数の端子3が所定のピッチで横並びに装着されてい
る。上記各々の端子3は、基部3aの前方に、コンタク
ト部3cを有するコンタクトアーム3bとアクチュエー
タ受け部3dが各々一体に形成され、後方にテール3e
が一体に形成されている。そしてアクチュエータ4はF
PCやFFC等の平型柔軟ケーブル5の受け部を備え、
アクチュエータ4を開放位置へ引き出した状態に於い
て、FPCやFFC等の平型柔軟ケーブル5(以下単に
FPCと記載する。)をFPC受け部4aに案内させな
がら、絶縁ハウジング1内の端子3のコンタクトアーム
3bとアクチュエータ受け部4の間にゼロ挿入力で挿入
し、その先を絶縁ハウジング1のストッパ6部に突き当
て、次いでアクチュエータ4を閉位置へ押し込めること
により、アクチュエータ4の受け部4aの所定の肉厚に
よりFPC5を介在させてコンタクトアーム3bを弾性
変形せしめ、従ってコンタクトアーム3b側の弾力によ
り、コンタクト部3cがFPC5の導体に所定の接圧に
て接触せしめられる。上記に於いて絶縁ハウジング1と
アクチュエータ4は左右一対の接続アーム7,8にて接
続されており、アクチュエータ4が開放位置にある時、
接続アーム7,8によって絶縁ハウジング1に接続され
ているので、アクチュエータ4は絶縁ハウジング1から
外脱しないで保持され、アクチュエータ4が閉位置の
時、接続アーム7,8のロック動作によりアクチュエー
タ4は位置保持される。
【0019】本発明はこのような、接続アーム7,8に
よって絶縁ハウジング1とアクチュエータ4が接続され
ている、平型柔軟ケーブル用電気コネクタに係るもので
あるが、絶縁ハウジング1や端子3又はアクチュエータ
4の形状等は上記説明に用いた図1〜図7の例に限定さ
れるものではない。特にこの図1〜図7の例では端子3
のコンタクトアーム3bのコンタクト部3cがFPC5
の図6,図7に於いて上面の導体に加圧接触する、いわ
ゆるFPCの上面導体接続タイプを示したが、FPCの
下面に形成された導体に端子のコンタクト部が接続する
タイプのもの、又はFPCの上下両面の導体に端子のコ
ンタクト部が接続するタイプ等のものにも適用できる。
【0020】さて本発明は上記の如き平型柔軟ケーブル
用電気コネクタのアクチュエータ4を、先ずセラミック
ス製とするものである。この場合、セラミックスの中で
も、靭性に富むジルコニア系やアルミナ系,窒化ケイ素
系,サイアロン系,ステアタイト系のものがよく、中で
もジルコニア系セラミックス製とすることが望ましい。
そして、その製法は、上記ジルコニア粉末に必要な助剤
を混合し、常法に従い成形し、仮焼成を経て焼結して製
品とするものである。このようにアクチュエータ4をセ
ラミックス製とすることで、必要な強度、耐熱性、電気
的絶縁性を十分確保できる。特に、この平型柔軟ケーブ
ル用電気コネクタを低背化すべく、このアクチュエータ
4を低く(薄く)した場合でも、上記強度を十分保有で
きる。特に、ジルコニア系セラミックスとした場合、ア
クチュエータ4を薄くしても、靭性に富むので加工性が
良好となり、その結果、より低背化できる。
【0021】上記の場合、アクチュエータ4の左右各々
に接続アーム取付部9,10が形成されるようにしてセ
ラミックスで作製する。左右の接続アーム取付部9,1
0は互いに対称の形を成し、同一機能を有するので、一
方の接続アーム取付部9に着目してこれを説明する。図
8,図9,図10によりよく図示されているように、ア
クチュエータ4の接続アーム取付部9の前面11から後
面12にかけて貫通する接続アーム通し穴13を形成す
る。そして、この接続アーム通し穴13に対して横に連
ねて、前面11側に開口し、後面12側には非開口とな
る係合端形成穴14を形成し、その非開口側の端面を係
合端15として区画する。
【0022】他方、左右の接続アーム7,8に着目する
と、これら接続アーム7,8は互いに対称な形状であ
り、同一の機能を有するので、一方の接続アーム7に着
目してこれを説明すると、接続アーム7には、その前方
部16に、その自由端19が後面12側に向かうような
係合アーム17が形成されている。即ち、この実施例で
は、前方部16に、先端部を残して切断線18を入れ、
前方部16を切断線18に沿って切り離し、そうするこ
とによって前方部16の先端部に連なり、且つ自由端1
9を有する係合アーム17を形成する。この係合アーム
17は、上記切断線18に沿って切り離された後、その
自由端19が前方部16の長手方向軸線から外れるよう
に全体が曲げられる。
【0023】上記のようにアクチュエータ4の接続アー
ム取付部9,10に係合端15を形成すると共に、接続
アーム7,8に係合アーム17を形成することによっ
て、図11に示すように接続アーム7を、その前方部1
6を先にしてアクチュエータ4の後面12側から、矢示
Mに示すように接続アーム通し穴13に挿入すれば、挿
入当初に於いては係合アーム17は強制されて、前方部
16の軸線上に重なるように変形した態様となり、その
態様で通し穴13を通るが、係合アームの自由端19
が、係合端形成穴14の位置の所までくると係合アーム
17は拘束を解かれてその弾力により元の曲げられた態
様に復帰し、係合アーム17の自由端19がアクチュエ
ータ4の接続アーム取付部9,10の係合端15に係合
できるようになる位置に接続アーム7の前方部16を挿
入できる。つまりアクチュエータ4に対して接続アーム
7,8の装着が自動化工程で行なえる。
【0024】然しながら、上記の構成だけでは図8、図
9に於いてアクチュエータ4をハウジング1から引き離
す(アクチュエータ4を開放位置へ動作させる。)方向
Dへ動かした際、接続アーム7及び8がそれに伴ってD
方向へ動作せしめられるものの、アクチュエータ4をハ
ウジング1の方へ押し込む(アクチュエータ4を閉位置
へ動作させる。)方向Pへ動かした際には、アクチュエ
ータ4のみ動いてしまう。そこで図8,図9,図10に
よりよく示されているように接続アーム7,8に、後面
12に当接するストッパ片20を設ける。接続アーム
7,8のアクチュエータ4に対する位置が、その係合ア
ーム17の自由端19を係合端15に当接した態様とな
る位置に於いて上記のストッパ片20が後面12に当接
するように接続アーム7,8各々にストッパ片20を設
ける。このようにしたので、図8,図9に於いてアクチ
ュエータ4をハウジング1に対して押し込みPした際、
アクチュエータ4の動作と共に接続アーム7,8も同伴
してD方向へ動くものである。
【0025】勿論、各接続アーム7,8各々に上記のス
トッパ片20を設けても、この接続アーム7,8を上記
のようにアクチュエータ4の接続アーム通し穴13に後
面12方向から挿入することは、ストッパ片20がこの
挿入作業に何等の支障を与えないので、自由にできる。
【0026】次いで、各接続アーム7,8の絶縁ハウジ
ング1に対する関係を説明する。先ず接続アーム7,8
の後方部21にはロック部22と抜け止め片23が形成
されている。上記のロック部22は、後方部21の前の
方の位置に、接続アーム7,8全体の中では略中央に形
成され、接続アーム7,8の長手方向軸線から外れて部
分的に湾曲して形成され、他方抜け止め片23は、後方
部21の末端、即ち接続アーム7,8の末端に上記の長
手方向軸線に対して直角に折曲げられて形成されてい
る。
【0027】他方絶縁ハウジング1の左右には、ハウジ
ングの接続アーム保持部24,25が形成されており、
左右の接続アーム保持部24,25は左右対称形状であ
り、同一の機能を有するので一方のハウジングの接続ア
ーム保持部24に着目して説明する。即ち、ハウジング
の接続アーム保持部24には接続アーム通し溝27が接
続アーム保持部24の前後間にわたって形成されてい
る。符号26は、上記接続アーム通し溝27の底壁を示
している。そしてこの接続アーム通し溝27を中にして
外側と内側に外側壁28と内側壁29が各々形成され、
上記の外側壁28は前方側壁28aと後方側壁28bに
区分され、前後方側壁28a,28b間にはロック部2
2の収納スペース30が区画されている。
【0028】上記構成に於いて、接続アーム7,8に各
々形成されているロック部22と、絶縁ハウジング1の
左右の接続アーム保持部24,25に於けるロック部の
収納スペース30との互いの位置関係は、アクチュエー
タ4を図8に於いて押し込みPさせて、図7に示すよう
にアクチュエータ4が規定の閉位置へ位置決めされた時
に、接続アーム7,8のロック部22がハウジングの接
続アーム保持部24,25に於ける収納スペース30内
に位置決めされ、図8の左側半分に図示するようにロッ
ク部22がその弾力により、そのロック面31が、前方
側壁28aのロック受部32に係合するように、そして
このアクチュエータ閉位置から逆にアクチュエータ4を
引き出しDし、図8の右側半分に示すようにアクチュエ
ータ4を規定の開放位置へ位置決めした際には、ロック
部22が収納スペース30から抜け出した上で更に、ハ
ウジングの接続アーム保持部24,25の外方へ位置す
るように互いに位置関係が定められている。
【0029】更に、アクチュエータ4が開放位置にある
時、接続アーム7,8に各々形成されている抜け止め片
23が、絶縁ハウジング1の左右の接続アーム保持部2
4,25に於ける底壁26に形成された掛止端33に係
合されて、アクチュエータ4が絶縁ハウジング1から外
脱しないように構成されているが、これを詳述すると上
記抜け止め片23と、上記掛止端33の互いの関係は、
アクチュエータ4が図6、図8の右側半分並びに図9に
示されているように規定の開放位置にある時、接続アー
ム7,8各々の抜け止め片23が底壁26の掛止端33
に当接し、アクチュエータ4をそれ以上引き出し方向に
引き出せないように互いの位置関係が定められている。
【0030】上記の場合、絶縁ハウジング1の左右の接
続アーム保持部24,25の接続アーム通し溝27は上
面が開放されている。これは、アクチュエータ4の接続
アーム保持部9,10に接続アーム7,8の各々を挿入
装着した後、これらの接続アーム7,8をハウジングの
接続アーム保持部24,25に組付けることを可能にす
る為である。然しながら、このままでは、接続アーム
7,8は接続アーム保持部24,25から外れてしま
う。そこでカバー部材34を取り付ける。即ちカバー部
材34は、図14,図15,図16に示されているよう
に上面35と、上面35の一側端から一体になって折曲
げられている一方の脚部36と、上面35の他側端から
一体になって折曲げられている他方の脚部37より成
り、全体としてコ字状を呈し、一方の脚部36の下端両
サイドには爪38が形成され、他方の脚部37の下端は
半田付部39として構成されている。
【0031】上記のカバー部材34は、次のようにして
ハウジングの接続アーム保持部24,25に装着され
る。図17,図18に示すように、左右各々のハウジン
グの接続アーム保持部24,25には内側壁29の更に
内側に脚部圧入溝40が形成されているので、カバー部
材34の一方の脚部36をこの脚部圧入溝40に圧入
し、その爪38で固定保持させ、他方の脚部37の半田
付部39をプリント回路基板41に半田42で半田付け
する。このようにすると、左右の接続アーム保持部2
4,25の各々の接続アーム通し溝27の上方にカバー
部材34の上面35が覆い、接続アーム通し溝27内の
接続アーム7,8は保持される。この状態がよりよく示
されているのが図1,図9,図10,図17,図18で
ある。
【0032】上記構成に基き、一連の使用動作を説明す
ると、図1の右側半分、図4,図6,図8の右側半分、
図9に示すようにアクチュエータ4が開放位置にある
時、左右の接続アーム7,8の後方部21の抜け止め片
23が底壁26の掛止端33に掛止されているのでアク
チュエータ4はそれ以上外方へ引き出されず、ハウジン
グ1から外脱しない。又、アクチュエータ4の左右の接
続アーム取付部9,10の係合端15が接続アーム7,
8の自由端19に当接している共に、後面12とストッ
パ片20が係合しているので、アクチュエータ4と接続
アーム7,8の固定はしっかりと保たれている。さて、
この状態でアクチュエータ4を押し込みPすると、アク
チュエータ4へ加わった押込み力は後面12とストッパ
片20の係合の為、各接続アーム7,8に伝わるので、
アクチュエータ4の押し込みPと共に接続アーム7,8
も絶縁ハウジング1側へ押し込まれる。
【0033】上記押し込み力動作の過程で、各接続アー
ム7,8の後方部21は、接続アーム通し溝27の中を
スライドするが、先ずそのロック部22が前方側壁28
aに当る。しかしロック部22は、湾曲状態から略まっ
すぐになる態様へ弾性変形して前方側壁28aと内側壁
29間を通る。そして、アクチュエータ4が規定の閉位
置へ押し込められ、即ち図1の左側半分、図5,図7,
図8の左側半分、図10に示す位置になり、アクチュエ
ータ4の平型柔軟ケーブルの受け部4aの肉厚によりF
PC5の導体に対してコンタクトアーム3bのコンタク
ト部3cが所定の接圧により接触せしめられる状態にな
った時、各接続アーム7,8の後方部21のロック部2
2は、左右接続アーム保持部24,25の前、後方側壁
28a,28b間の収納スペース30に位置し、そこで
元の折曲げ態様に復帰し、ロック部22のロック面31
がロック受部32に弾性的に当接する。従って各接続ア
ーム7,8即ちアクチュエータ4が規定位置にしっかり
と保持される。
【0034】次いでアクチュエータ4を引き出しDし
て、規定の開放位置へ位置せしめた時には、上述したよ
うに各接続アーム7,8の後方部21の抜け止め片23
が底壁26の掛止端33に掛止されることになる。そし
て以上の各接続アーム7,8の接続アーム通し溝27中
のスライド時、接続アーム通し溝27の上方にカバー部
材34が覆っているので、各接続アーム7,8の押し込
み動作P、又は引き出し動作Dがスムースに実施され
る。
【0035】而して、この実施例の場合、アクチュエー
タ4と、その左右に於ける接続アーム7,8を互いに外
すことができる。即ち、図8に於いて、接続アーム通し
穴13中に、前面11側から任意の工具を挿入し、係合
アーム17を変位させて、その自由端19を係合端15
から外し、その態様で接続アーム7,8を後面12側に
引き抜けば、これら接続アーム7,8をアクチュエータ
4から外すことができ、アクチュエータ4や接続アーム
7,8の交換作業等が簡単にできる。
【0036】このようにアクチュエータ4をセラミック
ス製としたので、必要な強度と、電気絶縁性と、耐熱性
をアクチュエータに与えることができるのみならず、ア
クチュエータ自体の形状が複雑であっても靭性に富むた
め加工が可能となり、特にこの種の電気コネクタの低背
化の為にアクチュエータをより低背化でき、加えて製造
コストも低廉化、製造設備費を小に抑えることができ
る。特に絶縁ハウジング1とこのアクチュエータ4を接
続アーム7,8で接続した態様のアクチュエータ4とす
る場合に、アクチュエータ4の左右各々に接続アーム
7,8を挿着し、その状態で接続アーム7,8の一方、
他方への動きを規制できるようにしたので、このアクチ
ュエータ4ひいてはこの種の電気コネクタの組立の自動
化が容易に可能となる。
【0037】上記実施例に於いては、アクチュエータ4
の接続アーム取付部9,10へ接続アーム7,8を挿着
し、その一方、他方への動きと規制する手段として、そ
の内の一方への動きを規制するものについては係合アー
ム17の自由端19が係合端形成穴14内の係合端15
へ当接する態様として示したが、この他に、係合アーム
17を短くして、その自由端19が前面11に直接当接
されるようにしてもよく、又上記の係合端形成穴14を
穴形状として示したが、アクチュエータ4の表面に開口
する溝形状としてもよく、何れにしてもこの一方の規制
については、接続アーム7,8各々をアクチュエータ4
の後面12から接続アーム通し穴に挿入し、規定の挿入
位置に至ったところで、係合アーム17の弾力により、
その自由端19がアクチュエータ4本体の何れかに係合
し、接続アーム7,8を挿入した方向と反対方向(後面
12側へ向かって)へ動かなくなるような構成であれば
種々の手段を用いることができる。後面12側からこの
接続アーム7,8を挿入するのは、接続アーム7,8の
後方部21にロック部22等が形成されている理由によ
る。
【0038】上記の内の他方への動きを規制する手段に
ついては、上記の実施例では後面12へ当接する垂直に
立ち上げられたストッパ片20を示したが、ストッパ機
能を有しさえすればよく、係合アーム状でも、突起状で
もよいし、又アクチュエータ4の後面12自体に当接す
るのではなく、アクチュエータ4の内部の部分に当接す
るものであってもよい。何れにしても、接続アーム7,
8を接続アーム通し穴に挿入し、規定の挿入位置に至っ
たところで、アクチュエータ4本体の何れかに当接係合
し、接続アーム7,8がその規定位置以上に更に挿入さ
れるのをストップするものであればよい。
【0039】
【効果】以上詳述した如く請求項1項記載の発明による
と、平型柔軟ケーブル用電気コネクタのアクチュエータ
をセラミックス製としたので、アクチュエータに要求さ
れる一定の強度や電気絶縁性や耐熱性を付与できること
のみならず、そのアクチュエータが複雑形状であっても
容易に成型でき、而も製造コストの低廉化を図り易く、
製造の為の設備費も特段のものを必要としないのは勿論
のこと、絶縁ハウジングに対してスライドして開閉でき
るセラミックス製アクチュエータを、開放位置ではアク
チュエータの外脱を防止し、閉位置ではアクチュエータ
をロックする為の接続アームを容易、簡便に而も特段の
付属部品を用いることなくしっかりと取付けることがで
きる利点をもたらす。特に自動化工程で製造しやすい。
これらのことにより、接続アーム付アクチュエータをセ
ラミックス製とすることができると共により一層低背化
することができる。
【0040】請求項2項記載の発明によると、上記請求
項1項記載の発明の利点を容易に発揮し得る。そして請
求項3項記載の発明によると、上記請求項2項記載の発
明の利点に加えて接続アームに対して係合アームを一体
形成し易い。加えて請求項4項記載の発明によると、セ
ラミックス製アクチュエータの接続アーム取付部に接続
アームを取付けた後、その外脱も容易となる。そして請
求項5項記載の発明によると、更に接続アーム取付部の
前面側へ接続アームが動いてしまうことを規制する手段
を構成し易い。
【0041】請求項6項記載の発明によると、請求項1
ないし5記載の発明の利点に加えて、絶縁ハウジングの
接続アーム保持部に接続アームを保持する機構を実現し
易くすることができ、更に請求項7項記載の発明による
と接続アームを絶縁ハウジングの接続アーム保持部にし
っかりとスライド可能に取付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】右側半分にアクチュエータが開放位置にある所
を示すと共に、左側半分にアクチュエータが閉位置にあ
るところを示した平型柔軟ケーブル用電気コネクタの平
面図。
【図2】図1に示した平型柔軟ケーブル用電気コネクタ
の背面図。
【図3】図1に示した平型柔軟ケーブル用電気コネクタ
の正面図。
【図4】図1に示した平型柔軟ケーブル用電気コネクタ
の右側面図。
【図5】図4の右側面と同様の図で、アクチュエータを
閉位置へ位置決めした状態の図。
【図6】図3の6−6線に沿って示し、アクチュエータ
が開放位置にある所を示す断面図。
【図7】図3の6−6線に沿って示し、アクチュエータ
が閉位置にある所を示す断面図。
【図8】図1と同様の図を示すと共に、図3の8−8線
に沿ってアクチュエータの接続アーム取付部の断面を示
し、且つハウジングの接続アーム保持部を示す為に該部
分に於けるカバー部材を除いて示した図。
【図9】図1の9−9線に沿って示した、アクチュエー
タが開放位置にある状態を示す断面図。
【図10】図9と同様の断面図でアクチュエータが閉位
置にある状態を示す断面図。
【図11】アクチュエータに接続アームを取付ける為
に、接続アームをアクチュエータに組付ける途中状態を
示す図。
【図12】図8の12−12線に沿って、ハウジングの
接続アーム保持部を示した断面図。
【図13】図8の13−13線に沿って、カバー部材の
一方の脚部を圧入する為のハウジングに形成された脚部
圧入溝を示した断面図。
【図14】カバー部材の上面図。
【図15】カバー部材の正面図。
【図16】カバー部材の側面図。
【図17】カバー部材を装着した絶縁ハウジングの部分
を示す正面図。
【図18】図1の18−18線に沿って示した断面図。
【符号の説明】
1 絶縁ハウジング 2 端子装着空間 3 端子 3a 端子の基部 3b 端子のコンタクトアーム 3c 端子のコンタクト部 3d 端子のアクチュエータ受け部 3e 端子のテール 4 アクチュエータ 4a アクチュエータのFPCやFFC等の平型柔軟
ケーブルの受け部 5 FPCやFFC等の平型柔軟ケーブル 6 ストッパ部 7 接続アーム 8 接続アーム 9 アクチュエータの接続アーム取付部 10 アクチュエータの接続アーム取付部 11 前面 12 後面 13 アクチュエータの接続アーム通し穴 14 係合端形成穴 15 係合端 16 接続アームの前方部 17 係合アーム 18 切断線 19 自由端 20 ストッパ片 21 接続アームの後方端 22 ロック部 23 抜け止め片 24 ハウジングの接続アーム保持部 25 ハウジングの接続アーム保持部 26 底壁 27 接続アーム通し溝 28 外側壁 29 内側壁 28a 前方側壁 28b 後方側壁 30 ロック部22の収納スペース 31 接続アームのロック部22のロック面 32 前方側壁28aのロック受部 33 底壁26に形成された掛止端 34 カバー部材 35 上面 36 一方の脚部 37 他方の脚部 38 爪 39 半田付部 40 脚部圧入溝 41 プリント回路基板 42 半田 P アクチュエータを開放位置から閉位置へ動かす
方向 D アクチュエータを閉位置から開放位置へ動かす
方向 M アクチュエータに対し接続アームを組付ける為
に接続アームを組付け位置へ動かす方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 伊東 良和 神奈川県大和市深見東一丁目5番4号 日 本モレックス株式会社内 Fターム(参考) 5E023 AA04 AA16 AA18 BB08 BB22 BB23 BB29 CC23 CC26 DD03 DD06 DD07 DD18 DD19 EE10 GG02 GG03 GG04 GG09 GG17 HH01 HH30

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端子3が横並びに所定のピッチで
    装着されている絶縁ハウジング1と、上記絶縁ハウジン
    グ1に対して左右に於いて接続アーム7,8により接続
    され、上記絶縁ハウジング1に対してスライドして開閉
    できるアクチュエータ4を備え、上記アクチュエータ4
    が開放位置にある時、アクチュエータ4は接続アーム
    7,8により絶縁ハウジング1との接続が保たれ、その
    状態で平型柔軟ケーブル5を各端子3に対応した位置に
    挿入し、次いで上記アクチュエータ4を閉位置へスライ
    ドし、平型柔軟ケーブル5の各導体に各端子3のコンタ
    クト3cを所定の接圧にて接触せしめ、その状態でアク
    チュエータ4を接続アーム7,8により絶縁ハウジング
    1に対してロックするようにした平型柔軟ケーブル用電
    気コネクタに於いて、上記アクチュエータ4はセラミッ
    クス製であり、このセラミックス製アクチュエータ4の
    左右各々の接続アーム取付部9,10には予め接続アー
    ム通し穴13が形成されて成り、上記接続アーム取付部
    9,10に於ける絶縁ハウジング1に対向する端面を後
    面12、その反対端面を前面11とすると、上記接続ア
    ーム7,8の前方部16を上記後面12から接続アーム
    通し穴13中に通し、予め定めた取付位置まで挿入した
    位置で接続アーム7,8の前方部16の部分をアクチュ
    エータ4の接続アーム取付部9,10の部分に弾発的に
    係合せしめて接続アーム7,8の後面12側への動きを
    規制し、丁度その位置で、接続アーム7,8に形成され
    ているストッパ片20をアクチュエータ4の接続アーム
    取付部9,10部分に当接せしめ、接続アーム7,8の
    前面11側への動きを規制し、これによりアクチュエー
    タ4に接続アーム7,8が取付けられていることを特徴
    とする平型柔軟ケーブル用電気コネクタ。
  2. 【請求項2】 上記接続アーム7,8の前方部16の部
    分をアクチュエータ4の接続アーム取付部9,10の部
    分に弾発的に係合せしめて接続アーム7,8の後面12
    側への動きを規制する手段は、アクチュエータ4の接続
    アーム取付部9,10に於ける接続アーム通し穴13に
    対して横に連ねて、前面11側に開口し、後面12側に
    は非開口となる係合端形成穴14を形成し、その非開口
    側の端面を係合端15とし、上記接続アーム7,8の前
    方部16を後面12側から接続アーム通し穴13に通
    し、予め定めた位置迄挿入した位置で、接続アーム7,
    8の前方部16に形成された係合アーム17の自由端1
    9を上記の係合端15に係合して成ることを特徴とする
    請求項1記載の平型柔軟ケーブル用電気コネクタ。
  3. 【請求項3】 上記接続アーム7,8の前方部16の係
    合アーム17は、前方部16に先端部を残して切断線1
    8を入れ、その切断線18に沿って分離した部片を前方
    部の長手方向軸線から外れるように全体を曲げ、これに
    よって前方部16の先端部に連なり、且つ自由端19を
    有する形状と成されていることを特徴とする請求項2記
    載の平型柔軟ケーブル用電気コネクタ。
  4. 【請求項4】 上記接続アーム通し穴13はアクチュエ
    ータ4の接続アーム取付部9,10の前後面11,12
    間にわたって貫通して形成され、前面11側から任意の
    工具を差し込み、接続アーム7,8の係合アーム17
    を、その自由端19が係合端15から外れるように変位
    させ、それにより接続アーム7,8を後面12側から引
    き抜き可能にしたことを特徴とする請求項2又は3に記
    載の平型柔軟ケーブル用電気コネクタ。
  5. 【請求項5】 上記接続アーム7,8に形成されている
    ストッパ片20をアクチュエータ4の接続アーム取付部
    9,10の部分に当接せしめ、接続アーム7,8の前面
    11側への動きを規制する手段は、接続アーム7,8の
    前方部16に、接続アーム7,8の長手方向軸線に対し
    て直角に延びるように一体形成されていて、アクチュエ
    ータ4の接続アーム取付部9,10の後面12に当接す
    るストッパ片20として構成されていることを特徴とす
    る請求項1ないし4何れか1項記載の平型柔軟ケーブル
    用電気コネクタ。
  6. 【請求項6】 上記接続アーム7,8各々の後方部21
    には、ロック部22と抜け止め片23が各々形成され、
    上記ロック部22は湾曲状に形成されてロック面31を
    有し、他方絶縁ハウジング1の左右の接続アーム保持部
    24,25の各々には、上記接続アーム7,8各々を通
    す通し溝27が形成され、上記アクチュエータ4が絶縁
    ハウジング1に差し込まれることによって、アクチュエ
    ータ4が閉位置に位置決めされた時、上記ロック部22
    が納まるロック部収納スペース30が接続アーム通し溝
    27の横に形成され、この収納スペース30を区画する
    一部が上記ロック面31のロック受部32として構成さ
    れていると共に、上記アクチュエータ4が引き出される
    ことにより、アクチュエータ4が開放位置に位置決めさ
    れた時、接続アーム7,8各々の上記抜け止め片23が
    上記接続アーム通し溝27の底壁26に形成された掛止
    端33に係合することを特徴とする請求項1ないし5の
    何れか1項に記載の平型柔軟ケーブル用電気コネクタ。
  7. 【請求項7】 上記絶縁ハウジング1の左右各々の接続
    アーム保持部24,25の接続アーム通し溝27上に
    は、上記接続アーム通し溝27に通された接続アーム
    7,8各々をスライド可能に保持する為のカバー部材3
    4が被覆されていることを特徴とする請求項6記載の平
    型柔軟ケーブル用電気コネクタ。
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