JP2003123715A - パック電池 - Google Patents

パック電池

Info

Publication number
JP2003123715A
JP2003123715A JP2001321466A JP2001321466A JP2003123715A JP 2003123715 A JP2003123715 A JP 2003123715A JP 2001321466 A JP2001321466 A JP 2001321466A JP 2001321466 A JP2001321466 A JP 2001321466A JP 2003123715 A JP2003123715 A JP 2003123715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
battery
battery pack
locking portion
claw
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2001321466A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3869697B2 (ja
Inventor
Hideyo Morita
秀世 森田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2001321466A priority Critical patent/JP3869697B2/ja
Publication of JP2003123715A publication Critical patent/JP2003123715A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3869697B2 publication Critical patent/JP3869697B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 できるかぎり外形を小さくしながら、ケース
を簡単かつ容易に、しかも迅速に能率よく連結して安価
に多量生産する。 【解決手段】 パック電池は、ケース1に電池2を収納
している。ケース1は、周縁から突出する連結ツメ6を
有する第1ケース1Aと、この連結ツメ6を引っかける
係止部7を有する第2ケース1Bとを備える。電池2
は、円筒型電池またはコーナー部を湾曲面とする角型電
池である。連結ツメ6は、円筒型電池または角型電池の
湾曲面に沿う方向に湾曲している。第2ケース1Bの係
止部7を設けている部分も、円筒型電池または角型電池
の湾曲面に沿う方向に湾曲している。パック電池は、連
結ツメ6を係止部7に連結して第1ケース1Aと第2ケ
ース1Bとを連結している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ケースに電池を収
納しているパック電池であって、ケースの外形を極限ま
で小さくしてなるパック電池に関する。
【0002】
【従来の技術】パック電池は、ケースの外形をいかに小
さくできるかが極めて大切である。このことを実現する
ために、ケースに入れる電池を小さくして大容量するこ
とを目的として、研究者の筆舌につくしがたい努力がな
されている。膨大な実験と試行錯誤の結果、電池の体積
に対する容量は想像を絶するスピードで増加している。
しかしながら、電池はそのままの状態で使用されること
もあるが、多くの場合はケースに収納してパック電池の
状態で使用される。パック電池の状態で使用するとき、
パック電池が大きくなったのでは、せっかく電池を小型
大容量としても、その優れた特長を生かすことができな
くなってしまう。このため、パック電池の状態として、
その外形をいかに小さくできるかが極めて大切である。
すなわち、パック電池の外形をいかに小型化できるか
は、電池自体を小型大容量とすることに匹敵する極めて
大切な技術である。
【0003】ところで、電池をケースに収納しているパ
ック電池は、ケースを開いた状態で電池を収納して能率
よく多量生産できるように、ケースをふたつに分割して
いる。このパック電池は、電池を入れてケースを連結す
る必要がある。ケースを連結する構造は、大別すると3
種類の構造がある。
【0004】第1の連結構造は、超音波溶着してケース
を連結する構造である。超音波溶着は連結時間を短縮で
きるので、能率よく多量生産できる特長がある。しかし
ながら、この連結構造は、ケースの周壁を超音波振動さ
せて連結端面を摩擦熱で溶着するので、ケースの最小肉
厚に制約を受けて薄くできない。薄い周壁は、超音波振
動を連結端面に有効に伝達できず、しっかりと溶着でき
ないからである。さらに、この連結構造は、超音波がケ
ースに内蔵している電子部品に悪影響を与える弊害があ
る。このため、超音波溶着して製作されたパック電池
は、製造後に全数検査する必要がある。さらに、検査の
結果、不良品が発生するので歩留が低下する欠点があ
る。
【0005】第2の連結構造は、ケースの連結端面を接
着する構造である。この構造は、接着剤が硬化するのに
時間がかかるので、1個のパック電池を製造するのに必
要な時間が長くなって、タクトタイムを短縮できず、能
率よく多量生産するのが難しくなる欠点がある。また、
この連結構造も周壁の最小肉厚に制約を受けるので、周
壁を薄くするのが難しい。それは、周壁を薄くすると、
連結端面の幅が狭くなって接着面積が減少するからであ
る。さらにまた、プラスチックケースをしっかりと接着
する接着剤は、ほとんど例外なく溶剤タイプの接着剤で
あるので、溶剤が気化して作業環境を悪くする弊害もあ
る。作業環境は、第1の連結構造においても良くない。
それは超音波溶着するときに、耳障りな低周波が聞こえ
るからである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】第3の連結構造は、ケ
ースを連結ツメで連結する構造である。この連結構造
は、超音波溶着や接着に比較すると、極めて簡単かつ容
易に、しかも迅速に連結できる極めて優れた特長があ
る。また、超音波溶着や接着剤を使用する連結構造のよ
うに、専用の装置を必要としない。ケースを合わせて連
結ツメを連結してふたつのケースを連結できるからであ
る。さらに、この連結構造は、周壁を薄くしても連結ツ
メでしっかりと連結できる特長がある。それは、連結端
面で連結するのではなく、連結ツメを介して連結するか
らである。ただ、この連結構造は、連結部分でケースを
大きくする唯一の欠点がある。それは、連結ツメをケー
スの内面に突出させることに加えて、ケースを連結する
ときに連結ツメを弾性変形させるスペースをケースと電
池との間に設ける必要があるからである。
【0007】図1は、連結ツメ26で連結される第1ケ
ース21Aと第2ケース21Bの連結部分を示す断面図
である。この図に示すように、連結ツメ26は、第2ケ
ース21Bの係止部27である雄型係止部27Aに引っ
かけて連結する必要がある。連結ツメ26は、雄型係止
部27Aを越えるときに鎖線で示すように弾性変形す
る。鎖線で示す位置に変形させるために、電池22との
間に隙間を設ける必要がある。電池22との間に隙間が
ないと、連結ツメ26を変形できず、変形できないと連
結ツメ26が雄型係止部27Aを越えることができない
からである。ここに隙間を設けることがパック電池のケ
ース21の外形を大きくする原因となる。したがって、
連結ツメの連結構造は、超音波溶着や接着では実現でき
ない優れた特長はあるが、ケースの外形が大きくなって
しまう欠点がある。このため、連結ツメを使用する構造
でケースを小型化できるなら、超音波溶着や接着では到
底に実現できない正に理想的なパック電池を実現でき
る。
【0008】本発明は、このことを実現することを目的
に開発されたもので、本発明の重要な目的は、できるか
ぎり外形を小さくしながら、ケースを簡単かつ容易に、
しかも迅速に能率よく連結して安価に多量生産できるパ
ック電池を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のパック電池は、
ケース1に電池2を収納している。ケース1は、周縁か
ら突出する連結ツメ6を有する第1ケース1Aと、この
連結ツメ6を引っかける係止部7を有する第2ケース1
Bとを備える。電池2は、円筒型電池またはコーナー部
を湾曲面とする角型電池である。連結ツメ6は、円筒型
電池または角型電池の湾曲面に沿う方向に湾曲してい
る。第2ケース1Bの係止部7を設けている部分も、円
筒型電池または角型電池の湾曲面に沿う方向に湾曲して
いる。パック電池は、連結ツメ6を係止部7に連結して
第1ケース1Aと第2ケース1Bとを連結している。
【0010】本発明のパック電池は、第2ケース1Bの
係止部7を、ケース内面に突出する雄型係止部7Aとし
て、連結ツメ6に、この雄型係止部7Aを案内する雌型
係止部6Aを設けることができる。さらに、本発明のパ
ック電池は、連結ツメ6に、第2ケース1Bの内面に向
かって突出する雄型係止部7Aを設けて、第2ケース1
Bの係止部7を、この雄型係止部7Aを案内する雌型係
止部6Aとすることもできる。
【0011】本発明のパック電池は、好ましくは、電池
2を円筒型電池とし、連結ツメ6の先端を、円筒型電池
の中心レベル(M)を越える位置まで延長する。本明細
書において、円筒型電池の中心レベル(M)とは、ケー
ス1の上面および底面と平行な面であって、円筒型電池
の中心軸を含む面を意味するものとする。
【0012】第1ケース1Aと第2ケース1Bは、連結
端面の一方に凸条8を設けて、他方にこの凸条8を入れ
ることができる案内溝9を設けることができる。このパ
ック電池は、好ましくは、第1ケース1Aの連結端面に
案内溝9を、第2ケース1Bの連結端面に凸条8を設け
る。
【0013】さらに、本発明のパック電池は、好ましく
は、第1ケース1Aの対向する側壁3Aに設けている連
結ツメ6の先端の間の最小間隔である爪間隔(A)を、
ケース1に収納している電池2の最大幅である最大電池
幅(B)よりも小さくする。
【0014】さらに、本発明のパック電池は、ケース1
内に、電池2に電気接続している回路基板4と、この回
路基板4を定位置に保持するホルダー5とを内蔵すると
共に、連結ツメ6をホルダー5に当接させて、ホルダー
5を定位置に保持することができる。
【0015】さらに、本発明のパック電池は、連結端面
において、第2ケース1Bを第1ケース1Aよりも外側
に突出させて、第1ケース1Aと第2ケース1Bの連結
端面に段差を設けることができる。第1ケース1Aと第
2ケース1Bの側壁3Aは、肉厚をほぼ等しくすること
ができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するためのパック電池を例示するも
のであって、本発明はパック電池を以下のものに特定し
ない。
【0017】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0018】図2の斜視図と図3の横断面図に示すパッ
ク電池は、ケース1に電池2を内蔵している。ケース1
は、第1ケース1Aと第2ケース1Bからなり、第1ケ
ース1Aと第2ケース1Bを周壁3の連結端面を当接さ
せる状態で連結している。さらに、パック電池は、図4
の縦断面図に示すように、電池2に電気接続される回路
基板4と、この回路基板4を定位置に保持するホルダー
5もケース1に内蔵している。
【0019】電池2は、円筒型電池である。図のパック
電池は、2個の円筒型電池を平行に並べて収納している
が、電池は、1個または3個以上とすることもできる。
また、本発明のパック電池は、図5に示すように、ケー
ス1に角型電池2を内蔵することもできる。ただ、角型
電池は、コーナー部を湾曲面とするものを使用する。電
池2は、リチウムイオン二次電池、リチウム二次電池、
ニッケル−水素電池、ニッケル−カドミウム電池等の充
電できる二次電池である。
【0020】第1ケース1Aと第2ケース1Bは、周壁
3の連結端面を互いに当接させる状態で、連結ツメ6を
介して連結される。第1ケース1Aと第2ケース1Bの
周壁3は、ケース1の左右両側にあって電池2の湾曲面
に沿って湾曲している一対の側壁3Aと、両側の側壁3
Aを連結すると共に、電池2の両端部に配設されてなる
平面状である一対の端面壁3Bからなる。
【0021】図6ないし図12は、連結ツメ6のある第
1ケース1Aを示している。これ等の図に示す第1ケー
ス1Aは、複数の連結ツメ6を周壁3から突出するよう
にして設けている。左右の側壁3Aは各々ふたつの連結
ツメ6を備え、片方の端面壁3Bはふたつの連結ツメ6
を備え、他方の端面壁3Bはひとつの連結ツメ6を備え
る。側壁3Aの連結ツメ6は、電池2の湾曲面に沿う方
向に湾曲されている。さらに、これ等の連結ツメ6は、
図3において、その先端が円筒型電池の中心レベル
(M)を越える位置まで延長している。図のケース1
は、第1ケース1Aと第2ケース1Bの周壁3の高さを
ほぼ等しくして、左右の側壁3Aの連結端面を結ぶ線を
電池2の中央に位置させる。連結ツメ6は、この連結端
面から突出するので、その先端は、円筒型電池の中心レ
ベル(M)を越える位置まで延長される。この連結ツメ
6は、図3に示すように、対向する側壁3Aに設けてい
る連結ツメ6の先端の間の最小間隔である爪間隔(A)
が、ケース1に収納している電池2の最大幅である最大
電池幅(B)よりも小さくなる。連結ツメ6先端の爪間
隔(A)は、連結ツメ6を弾性変形させて、この間に電
池2をスムーズに入れることができる長さに設計され
る。
【0022】第2ケース1Bは、連結ツメ6を連結する
係止部7を有する。図3のケース1は、第2ケース1B
の係止部7をケース内面に突出する雄型係止部7Aと
し、連結ツメ6には、この雄型係止部7Aを入れる雌型
係止部6Aを設けている。図の連結ツメ6は、連結ツメ
6を貫通する貫通孔を雌型係止部6Aとしている。雌型
係止部は、必ずしも貫通孔とする必要はなく、雄型係止
部を入れて案内する雌型係止部とすることもできる。こ
の構造のケース1は、連結ツメ6を第2ケース1Bの係
止部7に連結するとき、図13に示すように、連結ツメ
6は内側に弾性変形される。連結ツメ6が雄型係止部7
Aを越えて、雄型係止部7Aを雌型係止部6Aに案内す
るからである。
【0023】さらに、第2ケース1Bは、図14に示す
ように、連結ツメ6に、第2ケース1Bの内面に向かっ
て突出する雄型係止部6Bを設け、第2ケース1Bの係
止部7には、雄型係止部6Bを案内する雌型係止部7B
を設けることもできる。雌型係止部7Bは、雄型係止部
6Bを案内するものであるから、第1ケース1Aを第2
ケース1Bに連結する状態で、雄型係止部6Bに対向す
る位置に設けられる。この構造は、図14に示すよう
に、連結ツメ6の雄型係止部6Bが雌型係止部7Bに案
内される直前で、連結ツメ6が最も大きく弾性変形され
る。
【0024】図13に示すように連結ツメ6が雄型係止
部7Aを越えることができ、あるいは図14に示すよう
に、雄型係止部6Bを雌型係止部7Bに案内できるよう
に、第2ケース1Bの内面と電池2との間にわずかな隙
間を設けている。本発明のパック電池は、電池2の湾曲
面を利用して連結ツメ6を弾性変形させるので、この隙
間を極めて狭くできる。図13と図14は、連結ツメ6
の変形をわかりやすくするために、隙間を広くしている
が、実際のパック電池において、この隙間は極めて僅か
な隙間である。
【0025】図3のパック電池は、第1ケース1Aと第
2ケース1Bを、連結ツメ6でもって、よりしっかりと
連結するために、第2ケース1Bの連結端面に凸条8を
設け、第1ケース1Aの連結端面には、この凸条8を入
れることができる案内溝9を設けている。この図とは反
対に、第1ケースの連結端面に凸条を設けて、第2ケー
スの連結端面に凸条を案内する案内溝を設けることもで
きる。このように、凸条8を案内溝9に入れて第1ケー
ス1Aと第2ケース1Bの連結端面を連結しながら、連
結ツメ6で連結する構造は、連結ツメ6を係止部7に引
っかけて連結した後は、連結ツメ6を係止部7から外す
ことができず、したがって全く外れない状態でしっかり
と連結できる特長がある。
【0026】さらに、図3のパック電池は、連結端面に
おいて、第2ケース1Bの側壁3Aを第1ケース1Aよ
りも外側に突出させて、第1ケース1Aと第2ケース1
Bの連結端面に段差を設けている。このパック電池は、
電気機器に装着するときに、第2ケース1Bのみで装着
位置を特定して、出力端子10を電気機器の端子に正確
に接触できる。第1ケース1Aと第2ケース1Bの嵌合
誤差が、出力端子10の装着位置をずらせることがない
からである。図3のパック電池は、第1ケース1Aと第
2ケース1Bの側壁3Aの肉厚をほぼ等しくして、第2
ケース1Bの側壁3Aを第1ケース1Aの側壁3Aから
外側に突出させている。
【0027】さらに、パック電池は、図4に示すよう
に、ケース1内に、電池2に電気接続している回路基板
4と、この回路基板4を定位置に保持するホルダー5と
を内蔵している。ホルダー5の底面に出力端子10を固
定しており、この出力端子10を外部に表出させる電極
窓11を第2ケース1Bに開口して設けている。回路基
板4は、リード板(図示せず)を介して電池2に接続さ
れ、ホルダー5は、出力端子10を回路基板4に半田付
けして、回路基板4に連結される。リード板と出力端子
10を介して、回路基板4とホルダー5は電池2に連結
される。ホルダー5は、回路基板4を定位置に連結する
ために、嵌着凹部(図示せず)を設けており、ここに回
路基板4を嵌入して連結している。さらに、ホルダー5
は、上下に貫通する貫通孔12を設けている。第2ケー
ス1Bは、この貫通孔12に挿入される突出ロッド13
を一体成形して設けている。突出ロッド13を貫通孔1
2に挿入して、ホルダー5は第2ケース1Bの定位置に
連結される。ホルダー5を介して回路基板4も定位置に
配設される。さらに、このパック電池は、第1ケース1
Aの端面壁3Bに設けている連結ツメ6の先端を、ホル
ダー5の上面に当接させて、連結ツメ6でホルダー5を
定位置に保持している。
【0028】
【発明の効果】本発明のパック電池は、ケースの外形を
極限まで小さくできる特長がある。それは、本発明のパ
ック電池が、周縁から突出する連結ツメを有する第1ケ
ースと、連結ツメを引っかける係止部を有する第2ケー
スとを連結してなるケースに、円筒型電池またはコーナ
ー部を湾曲面とする角型電池である電池を収納してお
り、第1ケースの連結ツメを、電池の湾曲面に沿う方向
に湾曲させると共に、第2ケースの係止部を設けている
部分も、電池の湾曲面に沿う方向に湾曲させているから
である。この構造のパック電池は、電池の湾曲面に沿っ
て湾曲された連結ツメを係止部に係止して第1ケースと
第2ケースとを連結するので、ケースと電池の間に必要
な隙間を最小限となるようにケースを設計して、ケース
の外形をできるかぎり小さくできる。
【0029】さらに、本発明のパック電池は、連結ツメ
と係止部で第1ケースと第2ケースを連結するので、簡
単かつ容易に、しかも迅速にケースを連結して、能率よ
く安価に多量生産できる特長もある。このように、本発
明のパック電池は、連結ツメを使用する構造としなが
ら、外形を極限まで小さくできるので、超音波溶着や接
着では到底に実現できない正に理想的なパック電池を実
現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のパック電池の第1ケースと第2ケースの
連結構造を示す拡大断面図
【図2】本発明の一実施例にかかるパック電池の斜視図
【図3】図2に示すパック電池の横断面図
【図4】図2に示すパック電池の縦断面図
【図5】本発明の他の実施例にかかるパック電池の横断
面図
【図6】図2に示すパック電池の第1ケースの正面図
【図7】図2に示すパック電池の第1ケースの背面図
【図8】図2に示すパック電池の第1ケースの側面図
【図9】図6に示す第1ケースの底面図
【図10】図9に示す第1ケースのA−A線断面図
【図11】図9に示す第1ケースのB−B線断面図
【図12】図9に示す第1ケースのC−C線断面図
【図13】図3に示すケースの連結ツメと係止部の連結
構造を示す拡大分解断面図
【図14】連結ツメと係止部の他の一例を示す拡大分解
断面図
【符号の説明】
1…ケース 1A…第1ケース 1
B…第2ケース 2…電池 3…周壁 3A…側壁 3
B…端面壁 4…回路基板 5…ホルダー 6…連結ツメ 6A…雌型係止部 6
B…雄型係止部 7…係止部 7A…雄型係止部 7
B…雌型係止部 8…凸条 9…案内溝 10…出力端子 11…電極窓 12…貫通孔 13…突出ロッド 21…ケース 21A…第1ケース 2
1B…第2ケース 22…電池 26…連結ツメ 27…係止部 27A…雄型係止部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周縁から突出する連結ツメ(6)を有する
    第1ケース(1A)と、この連結ツメ(6)を引っかける係止
    部(7)を有する第2ケース(1B)と、連結ツメ(6)を係止部
    (7)に連結して連結されてなるケース(1)に収納されてな
    る電池(2)とを備え、 電池(2)が円筒型電池またはコーナー部を湾曲面とする
    角型電池で、連結ツメ(6)が円筒型電池または角型電池
    の湾曲面に沿う方向に湾曲しており、第2ケース(1B)の
    係止部(7)を設けている部分も円筒型電池または角型電
    池の湾曲面に沿う方向に湾曲してなることを特徴とする
    パック電池。
  2. 【請求項2】 第2ケース(1B)の係止部(7)がケース内
    面に突出する雄型係止部(7A)で、連結ツメ(6)がこの雄
    型係止部(7A)を案内する雌型係止部(6A)を有する請求項
    1に記載されるパック電池。
  3. 【請求項3】 連結ツメ(6)が第2ケース(1B)の内面に
    向かって突出する雄型係止部(6B)を有し、第2ケース(1
    B)の係止部(7)がこの雄型係止部(6B)を案内する雌型係
    止部(7B)である請求項1に記載されるパック電池。
  4. 【請求項4】 電池(2)が円筒型電池で、連結ツメ(6)の
    先端を円筒型電池の中心レベル(M)を越える位置まで
    延長してなる請求項1に記載されるパック電池。
  5. 【請求項5】 第1ケース(1A)と第2ケース(1B)の連結
    端面の一方に凸条(8)を設けており、他方にこの凸条(8)
    を入れることができる案内溝(9)を設けている請求項1
    に記載されるパック電池。
  6. 【請求項6】 第1ケース(1A)の連結端面に案内溝(9)
    を設けて、第2ケース(1B)の連結端面に凸条(8)を設け
    ている請求項5に記載されるパック電池。
  7. 【請求項7】 第1ケース(1A)の対向する側壁(3A)に設
    けている連結ツメ(6)の先端の間の最小間隔である爪間
    隔(A)が、ケース(1)に収納している電池(2)の最大幅
    である最大電池幅(B)よりも小さい請求項1に記載さ
    れるパック電池。
  8. 【請求項8】 ケース(1)内に、電池(2)に電気接続して
    いる回路基板(4)と、この回路基板(4)を定位置に保持す
    るホルダー(5)とを内蔵しており、連結ツメ(6)がホルダ
    ー(5)に当接してホルダー(5)を定位置に保持している請
    求項1に記載されるパック電池。
  9. 【請求項9】 連結端面において、第2ケース(1B)が第
    1ケース(1A)よりも外側に突出しており、第1ケース(1
    A)と第2ケース(1B)の連結端面に段差を設けている請求
    項1に記載されるパック電池。
  10. 【請求項10】 第1ケース(1A)と第2ケース(1B)の側
    壁(3A)の肉厚がほぼ等しい請求項1に記載されるパック
    電池。
JP2001321466A 2001-10-19 2001-10-19 パック電池 Expired - Fee Related JP3869697B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321466A JP3869697B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 パック電池

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001321466A JP3869697B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 パック電池

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003123715A true JP2003123715A (ja) 2003-04-25
JP3869697B2 JP3869697B2 (ja) 2007-01-17

Family

ID=19138678

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001321466A Expired - Fee Related JP3869697B2 (ja) 2001-10-19 2001-10-19 パック電池

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3869697B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009286224A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Honda Motor Co Ltd 作業機のカセットガスボンベ取付構造
JP2010165679A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Samsung Sdi Co Ltd バッテリーパック
JP2011023268A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nissan Motor Co Ltd 電池モジュール
EP2333874A1 (en) 2009-12-10 2011-06-15 Sanyo Electric Co., Ltd. Battery pack
KR101049213B1 (ko) * 2008-05-28 2011-07-14 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 작업기
JP2012178370A (ja) * 2012-06-21 2012-09-13 Nissan Motor Co Ltd 電池モジュール
JP2016119248A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 三洋電機株式会社 電池パック
WO2020012848A1 (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 三洋電機株式会社 電池パック

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
TWI386550B (zh) * 2008-05-28 2013-02-21 Honda Motor Co Ltd 工作機械
US8307803B2 (en) 2008-05-28 2012-11-13 Honda Motor Co., Ltd. Work machine
JP4619422B2 (ja) * 2008-05-28 2011-01-26 本田技研工業株式会社 作業機のカセットガスボンベ取付構造
JP2009286224A (ja) * 2008-05-28 2009-12-10 Honda Motor Co Ltd 作業機のカセットガスボンベ取付構造
KR101049213B1 (ko) * 2008-05-28 2011-07-14 혼다 기켄 고교 가부시키가이샤 작업기
US9184425B2 (en) 2009-01-13 2015-11-10 Samsung Sdi Co., Ltd. Battery pack
JP2010165679A (ja) * 2009-01-13 2010-07-29 Samsung Sdi Co Ltd バッテリーパック
JP2011023268A (ja) * 2009-07-17 2011-02-03 Nissan Motor Co Ltd 電池モジュール
JP2011124085A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Sanyo Electric Co Ltd 電池パック
EP2333874A1 (en) 2009-12-10 2011-06-15 Sanyo Electric Co., Ltd. Battery pack
JP2012178370A (ja) * 2012-06-21 2012-09-13 Nissan Motor Co Ltd 電池モジュール
JP2016119248A (ja) * 2014-12-22 2016-06-30 三洋電機株式会社 電池パック
WO2020012848A1 (ja) * 2018-07-11 2020-01-16 三洋電機株式会社 電池パック
JPWO2020012848A1 (ja) * 2018-07-11 2021-07-15 三洋電機株式会社 電池パック
JP7399090B2 (ja) 2018-07-11 2023-12-15 パナソニックエナジー株式会社 電池パック

Also Published As

Publication number Publication date
JP3869697B2 (ja) 2007-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7666547B2 (en) Sealed prismatic battery
US20040070366A1 (en) Battery pack
US20210273284A1 (en) Battery pack
JP2008091233A (ja) パック電池とその製造方法
US10665887B2 (en) Energy storage apparatus including aligning projection contacting energy storage devices
JP2003123715A (ja) パック電池
JP2008140730A (ja) パック電池
JP2003242957A (ja) 角型電池とその製造方法
JP2001325927A (ja) 電池パック
JP2001266820A (ja) 電池パック
CN110832670B (zh) 电池组及其制造方法
CN212648365U (zh) 电池
JP2549849Y2 (ja) 電池工具の電極端子保持具
JP2001351745A (ja) 電気コネクタ及びその製造方法
JPH08241700A (ja) 二次電池の電池パック
JP2001155704A (ja) 電池ホルダ
JP2003077442A (ja) 電池及び電池の製造装置
JP2003086155A (ja) バッテリーパック
JP2003323870A (ja) 電池パック
JPH07220700A (ja) プリント基板を内蔵するパック電池
JP2015026506A (ja) 電池パック用の端子金具および端子金具支持部材
JP2003142047A (ja) 電池パック
JP4562540B2 (ja) パック電池
JP2001266824A (ja) 電池パック
JP2003323875A (ja) 電池パック

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050726

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050804

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060802

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061003

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061013

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101020

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111020

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121020

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131020

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees