JP2003323870A - 電池パック - Google Patents

電池パック

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JP2003323870A JP2002127658A JP2002127658A JP2003323870A JP 2003323870 A JP2003323870 A JP 2003323870A JP 2002127658 A JP2002127658 A JP 2002127658A JP 2002127658 A JP2002127658 A JP 2002127658A JP 2003323870 A JP2003323870 A JP 2003323870A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒型電池の円筒表面に沿って、簡単かつ容
易に、しかも位置ずれしないようにしっかりとリードを
配線する。専用の絶縁材を使用することなく、リードを
電池の外装缶から絶縁して配線する。 【解決手段】 電池パックは、互いに平行に配設してい
る円筒型電池2の間にスペーサー3を配設し、このスペ
ーサー3でもって隣接する円筒型電池2を定位置に配置
している。スペーサー3は、隣接して配置される円筒型
電池2の間にできる谷間に沿う形状に成形されてなる電
池装着面31と、この電池装着面31の反対側の面にあ
って、リード6を定位置に保持する凸部34と凹部のい
ずれか又は両方を設けてなるリード保持面32とを有す
る。電池パックは、スペーサー3の電池装着面31に円
筒型電池2を当接させて所定の位置に配置し、リード保
持面32の凸部34と凹部16のいずれかまたは両方で
リード6を所定の位置に配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の円筒型電池
を平行に配設している電池パックに関する。
【0002】
【従来の技術】複数の円筒型電池を平行に配設している
電池パックは、特開昭50−70832号に記載される
ように、電池を定位置に配置するために電池の間の谷間
にスペーサーを配設している。スペーサーは、円筒型電
池の表面に沿う電池装着面を設けており、ここに円筒型
電池を当接させて、隣接する円筒型電池を定位置に固定
している。さらに、複数の電池を内蔵する電池パック
は、電池を直列、または並列に接続している。電池を直
列または並列に接続するには、隣の電池の端面にある電
極を互いにリードで連結して実現できる。電池の正負の
方向を同じようにして並べて電池端面をリードで連結す
ると、電池は並列に接続される。また、電池の正負の方
向が逆になるように並べて電池端面をリードで連結する
と、電池は直列に接続される。この接続構造は、短いリ
ードで電池を直列に接続できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ただ、電池パックは、
内蔵する電池の種類によっては、たとえば、リチウムイ
オン二次電池等は、各々の電池電圧を保護回路で検出し
て、過充電や過放電を防止する必要がある。このことを
実現する電池パックは、保護回路を実装する回路基板を
内蔵している。回路基板は、各々の電池電圧を検出する
ために、各々の電池の電極をリードで接続する必要があ
る。回路基板を電池端面に対向する位置に配設して、こ
の回路基板に電池の正負の電極を接続する電池パック
は、電池の円筒表面に沿ってリードを配設する必要があ
る。この回路構成ではなく、たとえば、各々の電池を、
電池端面に配設している独立する出力端子に接続する電
池パックも、電池の円筒表面に沿ってリードを配線する
必要がある。電池の円筒表面に配線されるリードは、電
池の外装缶の表面に、テープ等で固定され、あるいは接
着材で固定している。ただ、この構造では、リードを固
定する位置がずれやすくて、定位置にしっかりと固定す
るのが難しく、また固定するために手間がかかる欠点も
ある。さらに、リードを電池の外装缶から絶縁するため
に、電池の外装缶とリードとの間に絶縁シート等を挟む
必要がある。このため、リードの配線にさらに手間がか
かる欠点があった。
【0004】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、円筒型電池の円筒表面に沿って、簡単かつ容易に、
しかも位置ずれしないようにしっかりとリードを配線で
きる電池パックを提供することにある。また、専用の絶
縁材を使用することなく、リードを電池の外装缶から絶
縁して配線できる電池パックを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電池パックは、
互いに平行に配設している円筒型電池2の間にスペーサ
ー3を配設し、このスペーサー3でもって隣接する円筒
型電池2を定位置に配置している。スペーサー3は、隣
接して配置される円筒型電池2の間にできる谷間に沿う
形状に成形されてなる電池装着面31と、この電池装着
面31の反対側の面にあって、リード6を定位置に保持
する凸部と凹部のいずれか又は両方を設けてなるリード
保持面32とを有する。電池パックは、スペーサー3の
電池装着面31に円筒型電池2を当接させて所定の位置
に配置し、リード保持面32の凸部と凹部のいずれかま
たは両方でリード6を所定の位置に配置している。
【0006】リード保持面32は、円筒型電池2の谷間
に沿うV溝状とし、V溝状に対向しているふたつの面
に、第1リード保持面32Aと第2リード保持面32B
とを設けて、第1リード保持面32Aには第1リード6
Aを、第2リード保持面32Bには第2リード6Bを配
設することができる。さらに、第1リード保持面32A
と第2リード保持面32Bの間には、第1リード6Aと
第2リード6Bとを定位置に保持する凸部34を一体的
に成形して設けることができる。この凸部34は、両側
面34Aと第1リード保持面32A及び第2リード保持
面32Bとの角度を鋭角として、リード6が抜けるのを
確実に阻止できる。さらに、この凸部34は、両側面3
4Aを互いに平行ないしはほぼ平行として、スペーサー
3を成形する金型から簡単に脱型できる。
【0007】さらに、本発明の電池パックは、円筒型電
池2の端面に、絶縁ホルダー5を介して回路基板4を配
設することができる。この電池パックは、リード6Aの
一端を回路基板4に連結して、他端を円筒型電池2の電
極2Aに連結することができる。さらに、絶縁ホルダー
5は、隣接して配設される円筒型電池2の間に向かって
伸びる電池保持部53を設けて、この電池保持部53を
円筒型電池2とリード6との間に配設して、リード6と
円筒型電池2とを絶縁することができる。さらに、スペ
ーサー3は、円筒型電池2の電池端面をカバーする端面
カバー部33を一体的に成形して設けて、この端面カバ
ー部33をリード6と電池端面との間に配設して、端面
カバー部33でもってリード6と電池端面とを絶縁する
ことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための電池パックを例示するも
のであって、本発明は電池パックを以下のものに特定し
ない。
【0009】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0010】図1ないし図に示す電池パックは、ケース
1に複数の円筒型電池2を内蔵している。図の電池パッ
クは、ケース1に2本の円筒型電池2を内蔵している。
以下、2本の円筒型電池を内蔵する電池パックの構造を
詳述するが、本発明の電池パックは2本以上の円筒型電
池を内蔵することもできる。2本以上の円筒型電池を内
蔵する電池パックは、全ての円筒型電池を同一平面に横
に平行に並べ、あるいは複数の電池を直線状に連結して
電池モジュールとし、複数の電池モジュールを横に平行
に並べる構造とすることができる。
【0011】円筒型電池2は、リチウムイオン二次電
池、ニッケル−水素電池、ニッケル−カドミウム電池等
の二次電池である。リチウムイオン二次電池は、出力電
圧が高いので、内蔵する複数の電池を独立して出力端子
9に接続して出力電圧を高くできる。この電池パック
は、各々の正負の電極2Aを独立する出力端子9に接続
している。この電池パックは、各々の電池2を独立して
最適な状態で充放電できるので、実質的に充放電できる
容量を最大にしながら寿命を長くできる特長がある。
【0012】ケース1はプラスチック製で、第1ケース
1Aと第2ケース1Bを連結して、内部に電池のコアパ
ックを入れている。電池のコアパックは、電池2に回路
基板4を連結して一体構造としたものである。第1ケー
ス1Aは、図2の断面図に示すように、コアパックの出
力端子9を外部に表出させる電極窓11を開口してい
る。第2ケース1Bは、図3と図4に示すように、周壁
12から突出して係止片13を設けている。第1ケース
1Aは、第2ケース1Bを除いた図5の平面図に示すよ
うに、係止片13の係止孔13Aに案内される係止凸部
14を周壁12の内面に突出して設けている。係止片1
3の係止孔13Aに係止凸部14が入れられて、第1ケ
ース1Aと第2ケース1Bは互いに抜けないように連結
される。この状態で、係止片13は、ケース1の周壁1
2と円筒型電池2との間の狭い隙間に入れられて変形が
阻止される。このため、係止状態に保持されて係止状態
が解除されることがなく、第1ケース1Aと第2ケース
1Bは外れないように連結される。さらに、図の第1ケ
ース1Aと第2ケース1Bは、周壁12の当接面に沿っ
て凸条15と凹部16とを設け、凸条15を凹部16に
入れてずれないように連結されている。
【0013】コアパックは、円筒型電池2とスペーサー
3と回路基板4と絶縁ホルダー5とを備え、これ等を一
体的に連結している。スペーサー3は、プラスチック等
の絶縁材を成形して製作される。スペーサー3は、互い
に平行に配設している円筒型電池2の間に配設されて、
隣接する円筒型電池2を定位置に配設する。このスペー
サー3は、隣接して配置される円筒型電池2の間にでき
る谷間に沿う形状に成形している電池装着面31と、こ
の電池装着面31の反対側の面にあって、リード6を定
位置に保持するリード保持面32とを有する。このスペ
ーサー3は、電池装着面31に円筒型電池2を当接させ
て電池を所定の位置に配置し、リード保持面32にはリ
ード6を配設して所定の位置に保持する。
【0014】スペーサー3は、回路基板4を配設してい
る円筒型電池2の一方の端部の近傍から、他方の端部ま
で延長される全長を有する。このように長いスペーサー
3は、2本の円筒型電池2をしっかりと定位置に固定で
きる。ただ、スペーサーは、必ずしもこのように長くす
る必要はない。また、図示しないが、複数のスペーサー
を電池の縦方向に並べて、円筒型電池とリードとを固定
することもできる。
【0015】スペーサー3は、図4に示すように、一端
に円筒型電池2の電池端面をカバーする端面カバー部3
3を一体的に成形して設けている。この端面カバー部3
3は、リード6と電池端面との間に配設されて、リード
6と電池端面とを絶縁する。端面カバー部33は、回路
基板4を配設するのと反対側の電池端面をカバーして絶
縁する。このスペーサー3は、電池端面の周縁にリード
6が電気的に接触してショートするのを確実に阻止でき
る。
【0016】スペーサー3の電池装着面31は、円筒型
電池2の外装缶の表面に沿うように、外装缶の曲率半径
にほぼ等しい湾曲面である。電池装着面31は、2本の
円筒型電池2の谷間に配設されるので、図6に示すよう
に、ほぼV字状であって、円筒型電池2に沿う形状に成
形される。
【0017】スペーサー3のリード保持面32も、図6
に示すように、円筒型電池2の谷間に沿うV溝状に成形
されて、V溝状に対向してなるたつの面を、第1リード
保持面32Aと第2リード保持面32Bとしている。第
1リード保持面32Aには第1リード6Aを、第2リー
ド保持面32Bには第2リード6Bを配線している。
【0018】リード保持面32は、リード6を定位置に
保持するために、凸部と凹部のいずれか又は両方を設け
ている。凸部を設けているリード保持面は、凸部の間に
リードを案内してリードを定位置に配線する。リード保
持面に凹部を設けているスペーサーは、凹部にリードを
案内して、定位置に配線する。さらに、凹部の両側に凸
部を設けているリード保持面は、凹部にリードを案内し
て定位置に配線できる。
【0019】図5と図6に示すスペーサー3は、第1リ
ード保持面32Aと第2リード保持面32Bの間に、第
1リード6Aと第2リード6Bとを定位置に保持する凸
部34を一体的に成形して設けている。図の凸部34
は、電池2の横方向に長いリブの形状に成形している。
凸部34は、スペーサー3の両端部分と、その中間にひ
とつ、あるいは複数設けられる。図5のスペーサー3
は、両端部分と中間にふたつの凸部34を設けている。
図のスペーサー3は、リード6の外側に細長い凸条35
を設けて、長い凸条35と凸部34との間にリード6を
配設している。凸条35は、スペーサー3のほぼ全体に
わたって設けられている。
【0020】図のリブ形状の凸部34は、リード6を抜
けないように保持する形状に成形される。すなわち、リ
ブ形状の凸部34は、両側面34Aと第1リード保持面
32A及び第2リード保持面32Bとの角度(α)を鋭
角としている。この凸部34は、図5の矢印Aで示す方
向に抜けようとするリード6の抜けを確実に阻止でき
る。さらに、凸部34は、スペーサー3を成形する金型
から簡単に脱型できるように、凸部34の両側面34A
を互いに平行ないしはほぼ平行としている。ほぼ平行と
は、金型を矢印Bで示す方向に脱型して、抜ける角度、
すなわち、矢印Bで示す方向に向かって、凸部34の幅
を狭くする方向に傾斜する形状である。
【0021】なお、リード6が矢印Aで示す方向に抜け
ようとするのは、リード6の端を、図4に示すように、
円筒型電池2の端部でその中心に向かって折曲して、先
端を電極2Aに溶着して連結しているからである。とく
に、リード6に金属板であるリード板を使用すると、矢
印Aで示す方向にしか変形しなくなる。それは、リード
板が、両面に直交する矢印Aで示す方向には変形する
が、リード板の両面と平行な方向には変形しないからで
ある。図の電池パックは、リード6に金属板を使用して
いるが、リードには金属線も使用できる。金属線である
リードも、図に示す凸部34と細長い凸条35でもっ
て、リード保持面32から離れる方向に変形するのを防
止して、リード保持面32に位置ずれしないように配線
できる。
【0022】図7のコアパックは、円筒型電池2の端面
に、絶縁ホルダー5を介して回路基板4を配設してい
る。回路基板4は、電池2の保護回路を実現する電子部
品7を実装している。保護回路は、電池電圧を検出して
電池2を過充電や過放電から防止し、また、電池2に過
電流が流れると電流を遮断する。回路基板4は、プリン
ト基板で、図7に示すように、電池端面の外形にほぼ沿
う形状であって、絶縁ホルダー5を嵌入する切欠部41
を設けている。図の回路基板4は、リード6を半田付け
して連結する連結部42を4ヶ所に設けている。図のお
いて、中間の2ヶ所に設けている連結部42は、スペー
サー3のリード保持面32に配線されるリード6の端を
半田付けして連結する。両側部分に設けている連結部4
2に半田付けして連結されるリード8は、回路基板4と
対向して配設される円筒型電池2の電池端面にある電極
2Aに溶着して連結される。この回路基板4は、4つの
リード6、8で円筒型電池2にしっかりと連結される。
【0023】絶縁ホルダー5は、出力端子9を固定して
おり、この出力端子9を回路基板4に半田付けして連結
される。出力端子9は、図2の断面図に示すように、L
字状に折曲された金属板で、絶縁ホルダー5に貫通して
固定され、絶縁ホルダー5を貫通して突出している先端
を、回路基板4の連結部43に半田付けして固定してい
る。絶縁ホルダー5は、図2と図4に示すように、回路
基板4と円筒型電池2の電池端面との間に配設されて、
回路基板4を電池端面から絶縁する。これ等の図に示す
絶縁ホルダー5は、回路基板4と電池端面との間に配設
されて絶縁する絶縁プレート部51と、この絶縁プレー
ト部51から直角方向に突出している出力端子固定部5
2と、円筒型電池2の間に向かって伸びる電池保持部5
3を、プラスチック等の絶縁材で一体的に成形してい
る。
【0024】絶縁プレート部51は、図8の絶縁ホルダ
ー5の背面図に示すように、電池端面のほぼ全体をカバ
ーする形状、正確には、2本の電池端面の両端の一部を
除く形状に成形されている。さらに、図8のクロスハッ
チングで示す突出部分54をわずかに厚く成形して、突
出部分54の間に、電池端面の電極2Aに溶着している
リード8を配設している。出力端子固定部52は、図2
の断面図に示すように、回路基板4の切欠部41に嵌入
される形状で、ここに嵌入されて回路基板4の表面側に
突出している。出力端子固定部52は、L字状に折曲し
ている出力端子9を表面に固定している。
【0025】電池保持部53は、円筒型電池2の円筒面
に沿うリブ形状に成形されて、隣接する円筒型電池2を
定位置に保持する。電池保持部53は、図5の平面図に
示すように、リード6と円筒型電池2の円筒面との間ま
で延長されて、リード6を円筒型電池2から絶縁してい
る。この構造の絶縁ホルダー5は、電池保持部53でも
ってリード6が円筒型電池2の外装缶に電気的に接触し
てショートするのを確実に防止できる。
【0026】電池2の表面に沿ってリード6を配線して
いる電池パックは、電池端面の外周縁でリード6と外装
缶とが電気的に接触してショートしやすい傾向がある。
とくに、電池端面で折曲して配線しているリード6は、
この傾向が強くなる。それは、電池端面の周縁を絶縁し
ても、この部分でリード6が外装缶と局部的に強く接触
して、絶縁が破壊されやすくなるからである。図の電池
パックは、円筒型電池2の一方の電池端面の外周縁をス
ペーサー3の端面カバー部33で絶縁し、他方の電池端
面の外周縁を絶縁ホルダー5の電池保持部53で絶縁し
ている。このため、リード保持面32に配線しているリ
ード6が円筒型電池2の外装缶に接触してショートする
のを極めて有効に防止できる特長がある。
【0027】以上の構造の電池パックは、以下のように
して組み立てされる。 (1) 絶縁ホルダー5に固定している出力端子9の先端
を、回路基板4の連結部43に半田付けして、絶縁ホル
ダー5を回路基板4に連結する。回路基板4には、絶縁
ホルダー5を連結する前工程で、保護回路等を実装する
電子部品7を固定している。 (2) 2本の円筒型電池2の谷間にスペーサー3を配設
し、このスペーサー3のリード保持面32にリード6を
配線して、リード6の一端をスペーサー3の端面カバー
部33に沿って折曲し、折曲した先端を円筒型電池2の
電極2Aにスポット溶接やレーザー溶接等の方法で溶接
する。 (3) スペーサー3のリード保持面32に配線している
リード6を回路基板4に半田付けして連結し、さらに、
回路基板4と対向する面に溶接して連結しているリード
8も、回路基板4に半田付けして連結する。この状態
で、回路基板4がリード6、8を介して円筒型電池2に
連結され、回路基板4を介して絶縁ホルダー5も一体的
に連結されて、コアパックとなる。 (4) コアパックを第1ケース1Aに入れる。コアパッ
クを構成している絶縁ホルダー5は、コアパックを第1
ケース1Aの定位置に固定するため、とくに出力端子9
を正確な位置に配置するために、図5に示すように、位
置決め用の嵌入部55を設けている。図の嵌入部55
は、絶縁ホルダー5の両側に設けた嵌入凹部55Aと、
中央部分に設けている貫通孔55Bである。第1ケース
1Aは、絶縁ホルダー5の嵌入部55に案内される嵌入
凸部17を一体的に成形して設けている。図の嵌入凸部
17は、嵌入凹部55Aに案内される嵌入リブ17A
と、貫通孔55Bに挿入される嵌入ロッド17Bであ
る。このように、絶縁ホルダー5を第1ケース1Aに嵌
着して定位置に案内する構造は、円筒型電池2の寸法誤
差に関係なく、出力端子9を正確な位置に配置できる。
【0028】(5) 第1ケース1Aに第2ケース1Bを
連結して、ケース1内にコアパックを収納する。第2ケ
ース1Bは、係止片13を第1ケース1Aの係止凸部1
4に案内して連結される。ただし、第1ケース1Aと第
2ケース1Bは、周壁12を溶着し、あるいは接着して
連結することもできる。
【0029】
【発明の効果】本発明の電池パックは、円筒型電池の円
筒表面に沿って、簡単かつ容易に、しかも位置ずれしな
いようにしっかりとリードを配線できる特長がある。そ
れは、本発明の電池パックが、互いに平行に配設してい
る円筒型電池の間に、電池装着面とリード保持面とを備
えるスペーサーを配設しており、電池装着面に円筒型電
池を当接させて所定の位置に配置すると共に、リード保
持面でリードを所定の位置に配置しているからである。
スペーサーの電池装着面は、隣接して配置される円筒型
電池の間にできる谷間に沿う形状に成形しているので、
隣接する円筒型電池を位置ずれしないように定位置に配
置できる。さらに、スペーサーのリード保持面は、電池
装着面の反対側の面にあって、リードを定位置に保持す
る凸部と凹部のいずれか又は両方でリードを所定の位置
に配置するので、リードを円筒型電池の円筒表面に沿っ
て位置ずれしないように配線できる。したがって、本発
明の電池パックは、簡単かつ容易に、しかも位置ずれし
ないようにリードを定位置にしっかりと配線できる。さ
らに、本発明の電池パックは、スペーサーを絶縁材に併
用してリードを電池の外装缶から絶縁できるので、専用
の絶縁材を使用することなく、能率良く、しかも低コス
トに多量生産できる特長もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる電池パックの斜視図
【図2】図1に示す電池パックのA−A線断面図
【図3】図1に示す電池パックのB−B線断面図
【図4】図1に示す電池パックのC−C線断面図
【図5】図1に示す電池パックの第2ケースを除いた状
態を示す平面図
【図6】スペーサーの拡大断面図
【図7】図1に示す電池パックに内蔵されるコアパック
の正面図
【図8】絶縁ホルダーの背面図
【符号の説明】
1…ケース 1A…第1ケース 1
B…第2ケース 2…電池 2A…電極 3…スペーサー 4…回路基板 5…絶縁ホルダー 6…リード 6A…第1リード 6
B…第2リード 7…電子部品 8…リード 9…出力端子 11…電極窓 12…周壁 13…係止片 13A…係止孔 14…係止凸部 15…凸条 16…凹部 17…嵌入凸部 17A…嵌入リブ 1
7B…嵌入ロッド 31…電池装着面 32…リード保持面 32A…第1リード保持面 32B…第2リード保持面 33…端面カバー部 34…凸部 34A…側面 35…凸条 41…切欠部 42…連結部 43…連結部 51…絶縁プレート部 52…出力端子固定部 53…電池保持部 54…突出部分 55…嵌入部 55A…嵌入凹部 5
5B…貫通孔

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に配設している円筒型電池
    (2)の間にスペーサー(3)を配設し、このスペーサー(3)
    でもって隣接する円筒型電池(2)を定位置に配置してい
    る電池パックであって、 スペーサー(3)が、隣接して配置される円筒型電池(2)の
    間にできる谷間に沿う形状に成形されてなる電池装着面
    (31)と、この電池装着面(31)の反対側の面にあって、リ
    ード(6)を定位置に保持する凸部と凹部のいずれか又は
    両方を設けてなるリード保持面(32)とを有し、電池装着
    面(31)に円筒型電池(2)を当接させて所定の位置に配置
    し、リード保持面(32)の凸部と凹部のいずれかまたは両
    方でリード(6)を所定の位置に配置してなる電池パッ
    ク。
  2. 【請求項2】 リード保持面(32)が、円筒型電池(2)の
    谷間に沿うV溝状であって、V溝状に対向しているふた
    つの面に、第1リード保持面(32A)と第2リード保持面
    (32B)とを設けて、第1リード保持面(32A)には第1リー
    ド(6A)を、第2リード保持面(32B)には第2リード(6B)
    を配設しており、 第1リード保持面(32A)と第2リード保持面(32B)の間に
    は、第1リード(6A)と第2リード(6B)とを定位置に保持
    する凸部(34)を一体的に成形して設けており、この凸部
    (34)の両側面(34A)と第1リード保持面(32A)及び第2リ
    ード保持面(32B)との角度を鋭角とし、かつ、凸部(34)
    の両側面(34A)を互いに平行ないしはほぼ平行としてな
    る請求項1に記載される電池パック。
  3. 【請求項3】 円筒型電池(2)の端面に、絶縁ホルダー
    (5)を介して回路基板(4)を配設してなる請求項1に記載
    される電池パック。
  4. 【請求項4】 リード(6)が、その一端を回路基板(4)に
    連結して、他端を円筒型電池(2)の電極(2A)に連結して
    いる請求項3に記載される電池パック。
  5. 【請求項5】 絶縁ホルダー(5)が、隣接して配設され
    る円筒型電池(2)の間に向かって伸びる電池保持部(53)
    を有し、この電池保持部(53)を円筒型電池(2)とリード
    (6)との間に配設して、リード(6)と円筒型電池(2)とを
    絶縁している請求項3に記載される電池パック。
  6. 【請求項6】 スペーサー(3)が、円筒型電池(2)の電池
    端面をカバーする端面カバー部(33)を一体的に成形して
    設けており、この端面カバー部(33)をリード(6)と電池
    端面との間に配設して、端面カバー部(33)でもってリー
    ド(6)と電池端面とを絶縁している請求項1ないし5の
    いずれかに記載される電池パック。
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