JP2001185102A - 組電池 - Google Patents

組電池

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JP2001185102A
JP2001185102A JP37321399A JP37321399A JP2001185102A JP 2001185102 A JP2001185102 A JP 2001185102A JP 37321399 A JP37321399 A JP 37321399A JP 37321399 A JP37321399 A JP 37321399A JP 2001185102 A JP2001185102 A JP 2001185102A
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英樹 岡島
Takashi Oda
貴史 小田
Ryoji Takasaki
良治 高崎
Tatsuto Horiuchi
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 モジュール電池のショートを確実に阻止し
て、能率よく組み立てする。 【解決手段】 組電池は、金属製の皿状接続体3を介し
て複数の二次電池4を直線状に接続してなる複数本のモ
ジュール電池1をホルダーケース2内に平行に並べて収
納している。モジュール電池1は、皿状接続体3と二次
電池4との間に、皿状接続体3を二次電池4から絶縁す
る絶縁体8を配設している。絶縁体8は、二次電池4の
端部を挿入している筒状キャップ8Aを有すると共に、
二次電池4の外周面から突出する凸部12を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として、自動車
を走行させるモーター用の電源として利用される組電池
に関し、とくに、複数本のモジュール電池をケースに収
納している組電池に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用の電源に使用される組電池は、
複数本のモジュール電池をホルダーケースに平行に並べ
て収納している。モジュール電池は、複数の二次電池
を、金属製の皿状接続体を介して直線状に直列に接続し
ている。自動車用の電源は、この構造のモジュール電池
をさらに直列に接続してホルダーケースに収納して組電
池としている。この構造のモジュール電池は、二次電池
の間に皿状接続体を挟む状態で配設し、皿状接続体を隣
接している二次電池の正極と負極とにスポット溶接し
て、二次電池を直線状に、直列に連結している。この構
造のモジュール電池は、とくに、自動車用などの大電流
を必要とする用途に適している。
【0003】従来のモジュール電池は、図1と図2に示
す形状の皿状接続体3を使用して、図3の断面図で示す
ように、円筒型電池9を直列に接続する。皿状接続体3
は、連結プレート部3Aを円筒型電池9の正極に溶接
し、フランジ部3Bを円筒型電池9の負極に溶接して連
結する。
【0004】皿状接続体3の連結プレート部3Aは、円
筒型電池9の正極に溶接するプロジェクション7を設け
ている。皿状接続体3のプロジェクション7が正極に溶
接されるとき、プロジェクション7の上面に溶接用電極
棒が押圧される。皿状接続体3と円筒型電池9とのショ
ートを阻止するために、皿状接続体3と円筒型電池9と
の間にリング状の絶縁体8を挟着している。
【0005】さらに、皿状接続体3は、フランジ部3B
の内側に円筒型電池9を挿入して、フランジ部3Bを円
筒型電池9の負極である外装缶9Aにスポット溶接す
る。フランジ部3Bも、連結プレート部3Aと同じよう
に、内面に設けたプロジェクション7を外装缶9Aに溶
接する。このとき、フランジ部3Bには、プロジェクシ
ョン7の外側に溶接用電極棒が押圧される。
【0006】図4は、皿状接続体3で複数の円筒型電池
9を連結したモジュール電池1を示す。モジュール電池
1は、この図に示すように、複数の円筒型電池9を直線
状に直列に連結して、両端には、正極端子5と負極端子
6を固定する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図4に示す構造で連結
されたモジュール電池は、表面に皿状接続体3のフラン
ジ部3Bが表出している。フランジ部3Bは、電池の電
極に接続しているので、これが金属等に接触してショー
トすることがある。ショートによる大電流は電池の性能
を低下させるばかりでなく、電池やショート金属が高温
になって危険な状態となることがある。したがって、こ
の構造のモジュール電池は、フランジ部がショートしな
いように注意してホルダーケースに収納する必要があ
り、組み立てに手間がかかる。
【0008】この欠点を防止するために、表面を熱収縮
チューブで被覆するモジュール電池が開発されている。
このモジュール電池は、熱収縮チューブが破損しないか
ぎり、ショートを防止できる。ただ、熱収縮チューブの
一部が破損すると、ショートすることがある。とくに、
フランジ部は、表面から突出しており、また、金属板を
加工するバリ等が原因で破損することがあり、ショート
を皆無にすることはできない。
【0009】本発明は、このような欠点を解決すること
を目的に開発されたものである。本発明の重要な目的
は、モジュール電池のショートを確実に阻止して、能率
よく組み立てできる組電池を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の組電池は、金属
製の皿状接続体3を介して複数の二次電池4を直線状に
接続してなる複数本のモジュール電池1をホルダーケー
ス2内に平行に並べて収納している。モジュール電池1
は、皿状接続体3と二次電池4との間に、皿状接続体3
を二次電池4から絶縁する絶縁体8を配設している。絶
縁体8は、二次電池4の端部を挿入している筒状キャッ
プ8Aを有すると共に、二次電池4の外周面から突出す
る凸部12を有する。
【0011】さらに、本発明の組電池は、好ましくは、
絶縁体8の筒状キャップ8Aをホルダーケース2の支持
リブ15に当接させて、モジュール電池1をホルダーケ
ース2に内蔵させる。
【0012】さらに、本発明の組電池は、絶縁体8の全
体を、たとえば、弾性体で成形する。さらにまた、絶縁
体8の筒状キャップ8Aは、ホルダーケース2の支持リ
ブ15に当接する部分を弾性体で成形して、絶縁体8の
全体を硬質のプラスチックで成形することもできる。
【0013】さらに、本発明の組電池は、好ましくは、
絶縁体8の筒状キャップ8Aに設けた凸部12を弾性体
で成形して、この凸部12をホルダーケース2の支持リ
ブ15に当接させて、モジュール電池1をホルダーケー
ス2に収納する。
【0014】さらに、本発明の組電池は、好ましくは、
絶縁体8の筒状キャップ8Aの外周に沿って凸部12を
設けると共に、この凸部12を複数に分割して、凸部1
2の間に隙間を設ける。
【0015】さらに、本発明の組電池は、好ましくは、
二次電池4と皿状接続体3との間に配設される絶縁体8
の絶縁プレート部8Bに位置決凸起13を設け、この位
置決凸起13を嵌入する位置決切欠部14を皿状接続体
3に設ける。この組電池は、位置決凸起13を位置決切
欠部14に案内して、絶縁体8と皿状接続体3とを定位
置に連結する。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための組電池を例示するもので
あって、本発明は組電池を以下のものに特定しない。
【0017】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0018】図5と図6に示す組電池は、複数本のモジ
ュール電池1をホルダーケース2に収納している。モジ
ュール電池1は、平行に配設されてホルダーケース2に
収納している。ホルダーケース2は、図5の分解斜視図
において上下に図示している蓋ケース2Aと、上下の蓋
ケース2Aの間に配設される中間ケース2Bとを備え
る。
【0019】蓋ケース2Aと中間ケース2Bは、全体を
プラスチックで成形している。蓋ケース2Aと中間ケー
ス2Bは、モジュール電池1を挟着して定位置に保持す
るために、支持リブ15を一体成形している。図に示す
蓋ケース2Aと中間ケース2Bは、両端縁と中間に、複
数列の支持リブ15を平行に設けている。
【0020】支持リブ15は、蓋ケース2Aの内面と、
中間ケース2Bの両面に設けられる。支持リブ15は、
円筒状のモジュール電池1を定位置に保持するために、
モジュール電池1の外形に沿って湾曲している半円状の
保持凹部15Aを設けている。円筒状のモジュール電池
1は、保持凹部15Aに嵌着されて、定位置に挟着状態
で保持される。
【0021】支持リブ15は、保持凹部15Aに沿って
ゴム状弾性体の緩衝パッキン16を連結して、電池の耐
衝撃性を向上できる。ただ、モジュール電池の支持リブ
に当接する部分をゴム状弾性体としているものは、緩衝
パッキンを使用することなく、モジュール電池をホルダ
ーケースに内蔵できる。
【0022】図5のホルダーケース2は、2列の支持リ
ブ15に緩衝パッキン16を連結している。緩衝パッキ
ン16は、図7に示すように、支持リブ15に沿う形状
に成形している。支持リブ15に緩衝パッキン16を連
結しているホルダーケース2、あるいは、モジュール電
池1の支持リブ当接部分をゴム状弾性体とする組電池
は、緩衝パッキン16やゴム状弾性体に振動を吸収させ
て、電池を振動から保護できる。
【0023】支持リブ15は、モジュール電池1の表面
に凸条の状態で突出する温度センサーやセンサーリード
を案内するためのガイド溝17を、保持凹部15Aの底
部に設けている。温度センサーとセンサーリードをガイ
ド溝17に入れて、支持リブ15は保持凹部15Aでモ
ジュール電池1を挟着して定位置に保持する。
【0024】モジュール電池1は、図8に示すように、
複数本の二次電池4を皿状接続体3で直線状に直列に接
続している。さらに、この図のモジュール電池1は、皿
状接続体3と二次電池4との間には、図9に示すよう
に、絶縁体8を配設している。さらにまた、モジュール
電池1は、皿状接続体3を介して正極端子5と負極端子
6とを、両端部に連結している。
【0025】図8示すモジュール電池1は、二次電池4
を円筒型電池としている。二次電池4を直列に接続する
皿状接続体3と同じものを使用して、両端に正極端子5
と負極端子6を接続している。このモジュール電池1
は、正極端子5と負極端子6を接続するために専用に設
定している皿状接続体を使用する必要がない。正極端子
5と負極端子6もスポット溶接し、あるいはレーザー溶
接して皿状接続体3に連結される。
【0026】図の二次電池4は、単一型のニッケル−水
素電池である。ただ、本発明の組電池は、モジュール電
池の二次電池を単一型のニッケル−水素電池に特定しな
い。二次電池には、ニッケル−カドミウム電池やリチウ
ムイオン二次電池等の電池も使用できる。また、二次電
池のサイズも単一に特定せず、角型等の種々の二次電池
とすることができる。
【0027】皿状接続体3は、金属板をプレス加工して
製作される。皿状接続体3の金属板は、例えば、厚さを
0.2〜1.2mm、好ましくは0.4〜1.2mmと
する。金属板は、鉄製鋼板にニッケルメッキをしたもの
を使用する。皿状接続体3は、メッキした金属板を裁断
してプレス加工し、あるいは、メッキしていない金属板
を裁断してプレス加工した後メッキして製作される。
【0028】皿状接続体3は、図9に示すように、連結
プレート部3Aの外周にフランジ部3Bを設けている。
この図の皿状接続体3は、円筒型電池である二次電池4
を挿入するために、フランジ部3Bを円筒状としてい
る。筒状のフランジ部3Bは、ここに二次電池4の端部
を挿入して、仮り止めできるように、内面を弾性的に二
次電池4の外周面に押圧できる形状としている。フラン
ジ部3Bは、二次電池4の外周面に、スポット溶接さ
れ、あるいはレーザー溶接して固定される。
【0029】皿状接続体3は、二次電池4に溶接する部
分には、好ましくは、図示しないが圧接凸部を設ける。
より確実に二次電池に溶接するためである。さらに、図
に示す皿状接続体3は、連結プレート部3Aの中心に、
電極孔10を開口して、ここに凸部電極4Aを挿入して
いる。
【0030】さらに、図9に示す皿状接続体3は、円筒
状のフランジ部3Bに二次電池4を挿入して仮り止で
き、かつ、各々のフランジ部3Bを独立して二次電池4
の外周表面に圧接できるように、フランジ部3Bに切除
部11を設けて、隣接するフランジ部3Bを切り離して
いる。切除部11は、90度ピッチで等間隔に設けてい
る。図の切除部11は、フランジ部3Bから連結プレー
ト部3Aの周縁まで延長して設けている。
【0031】この構造の皿状接続体3は、切除部11で
分離された各々のフランジ部3Bを、それぞれ独立して
より弾性変形させて、確実に二次電池4の表面に圧接で
きる。ただ、切除部は、かならずしも連結プレート部ま
で延長して設ける必要はなく、また、切除部のない皿状
接続体とすることもできる。さらに、図の皿状接続体3
は、4つの切除部11を設けているが、切除部は3つ以
下とし、あるいは、5つ以上とすることもできる。
【0032】絶縁体8は、プラスチック等の絶縁材で全
体を成形している。図9の絶縁体8は、二次電池4の端
部を挿入するための筒状キャップ8Aと絶縁プレート部
8Bとを、プラスチックで一体的に成形している。全体
を一体的に成形している絶縁体は、硬質または軟質のプ
ラスチックで成形し、あるいはまたゴム状弾性体で成形
する。硬質のプラスチックには、ポリエチレン樹脂、ポ
リプロピレン樹脂、ナイロン樹脂、塩化ビニル樹脂等が
使用できる。軟質のプラスチックには、軟質塩化ビニル
樹脂、EVA、ウレタン樹脂、シリコン樹脂等が使用で
きる。ゴム状弾性体には、天然あるいは合成ゴム、エラ
ストマー等が使用できる。
【0033】絶縁体8は、全体をプラスチックやゴム状
弾性体で成形することなく、一部を軟質のプラスチック
やゴム状弾性体で成形して、他の部分を硬質のプラスチ
ックで成形することもできる。この絶縁体8は、軟質の
プラスチックやゴム状弾性体を、硬質プラスチックにイ
ンサート成形して成形される。軟質プラスチックやゴム
状弾性体は、ホルダーケース2の支持リブ15に当接す
る部分を成形する。図9に示す絶縁体8は、筒状キャッ
プ8Aを支持リブに当接させるので、この部分を軟質プ
ラスチックやゴム状弾性体で成形し、あるいは、筒状キ
ャップ8Aの表面に突出して設けている突出する部分を
軟質プラスチックやゴム状弾性体で成形する。
【0034】絶縁体8の筒状キャップ8Aは、内形を二
次電池4の端部外形にほぼ等しい形状として、ここに二
次電池4の端部を嵌入して、二次電池4に連結してい
る。筒状キャップ8Aを、弾性変形できる軟質のプラス
チックやゴム状弾性体で成形している絶縁体8は、筒状
キャップ8Aの内形を二次電池4の外形よりも多少小さ
く成形する。この絶縁体8は、筒状キャップ8Aに二次
電池4の端部を挿入する状態で、筒状キャップ8Aを二
次電池4の表面に弾性的に押圧する状態で連結する。こ
のため、絶縁体8を二次電池4に抜けない状態で連結で
きる特長がある。
【0035】筒状キャップ8Aは、二次電池4の外周面
から突出する凸部12を有する。凸部12は、皿状接続
体3のフランジ部3Bよりも外側に突出する高さ、いい
かえると、凸部12の先端が、モジュール電池1の最外
周に位置するような突出高さに設けられる。
【0036】図9の絶縁体8は、筒状キャップ8Aの表
面に複数の凸条を設けて凸部12としている。凸条は円
周方向に延長して設けられて、両端を軸方向に折曲する
形状としている。凸部12の間には隙間を設けて、各々
の凸部12を分離している。この構造の絶縁体8は、図
10と図11に示すように、二次電池4を連結するとき
に使用するジグ18にセットする位置決めをする部材
に、凸部12を併用できる。凸部12をジグ18のガイ
ド溝19に案内して、絶縁体8を所定の回転位置にセッ
トでき、絶縁体8によって二次電池4と皿状接続体3を
所定の回転位置にセットできるからである。
【0037】皿状接続体3を絶縁体8に所定の回転位置
で連結するために、図9の絶縁体8は、二次電池4と皿
状接続体3との間に配設される絶縁プレート部8Bに位
置決凸起13を設けている。位置決凸起13は、皿状接
続体3に設けた位置決切欠部14に嵌入されて、皿状接
続体3を所定の位置に連結する。図の絶縁体8は、絶縁
プレート部8Bの外周にバランスよく複数の位置決凸起
13を設けている。皿状接続体3は、連結プレート部3
Aに位置決切欠部14を設けている。この位置決切欠部
14は、フランジ部3Bの切除部11に連結している。
【0038】以上の絶縁体8と皿状接続体3は、以下の
工程で、二次電池4に連結される。 二次電池4の端部を絶縁体8の筒状キャップ8Aに
挿入して、各々の二次電池4に絶縁体8を連結する。 絶縁体8を挟むようにして、皿状接続体3の連結プ
レート部3Aを二次電池4にスポット溶接やレーザー溶
接して連結する。このとき、絶縁体8の位置決凸起13
を、皿状接続体3の位置決切欠部14に案内して、皿状
接続体3を絶縁体8に対して決められた回転位置で連結
する。 皿状接続体3と絶縁体8を連結している二次電池4
をジグ18にセットする。このとき、絶縁体8の凸部1
2をガイド溝19に案内して、二次電池4をジグ18に
対して定位置にセットする。この状態でジグ18にセッ
トされる全ての二次電池4は、全ての凸部12をガイド
溝19で直線状に並べる。皿状接続体3のフランジ部3
Bに二次電池4の端部を挿入する状態で、フランジ部3
Bを二次電池4にスポット溶接やレーザー溶接して連結
する。 その後、モジュール電池1の両端部に皿状接続体3
を介して+−の電極端子を連結する。さらに、必要なら
ば、各々の二次電池4の表面に、温度センサーを付着す
る。温度センサーは、接着材で電池の表面に付着され、
あるいは、熱収縮チューブやテープを介して電池の表面
に固定される。
【0039】以上のように、筒状キャップ8Aの表面
に、局部的に突出する凸部12を設けている絶縁体8
は、凸部12をガイド溝19に案内して、複数の二次電
池4を決められた位置に連結できる特長がある。ただ、
本発明の組電池は、必ずしも筒状キャップの一部を突出
させて凸部を設ける必要はない。たとえば、図示しない
が、筒状キャップの全体を厚く成形して、筒状キャップ
を二次電池の表面から突出させることもできる。この絶
縁体は、局部的に突出する凸部はなく、筒状キャップ全
体が凸部を構成する。
【0040】
【発明の効果】本発明の組電池は、モジュール電池のシ
ョートを確実に阻止して、能率よく組み立てできる特長
がある。それは、本発明の組電池に内蔵されるモジュー
ル電池が、皿状接続体と二次電池との間に配設される絶
縁体に、二次電池の端部を挿入する筒状キャップを設け
ると共に、二次電池の外周面から突出する凸部を設けて
いるからである。この構造の絶縁体を介して複数の二次
電池を直線状に連結しているモジュール電池は、ホルダ
ーケースに収納するとき、あるいは、組電池を使用して
いるときに、皿状接続体のフランジ部が外部の金属等に
直接に接触してショートするのを有効に防止できる。こ
のため、本発明の組電池は、長期間にわたって安心して
使用できると共に、組み立てにかかる手間を省いて、能
率よく多量生産できる特長がある。
【0041】さらに、本発明の組電池は、絶縁体の筒状
キャップをホルダーケースの支持リブに当接させる状態
で、モジュール電池をホルダーケースに内蔵することに
よって、より確実にモジュール電池がショートするのを
防止できる。
【0042】さらに、本発明の組電池は、絶縁体の全体
を弾性体で成形して、あるいは、絶縁体の筒状キャップ
の、ホルダーケースの支持リブに当接する部分を弾性体
で成形して、モジュール電池を効果的に振動から保護で
きる特長がある。それは、弾性体で振動を吸収できるか
らである。
【0043】とくに、絶縁体の筒状キャップに設けた凸
部を弾性体で成形し、この凸部をホルダーケースの支持
リブに当接させる組電池は、モジュール電池をより安定
した状態でホルダーケースの定位置に収納できる特長が
ある。
【0044】さらに、本発明の組電池は、絶縁体の筒状
キャップの外周に沿って設けた凸部を複数に分割して、
凸部の間に隙間を設けることによって、簡単に、しか
も、能率よく複数の二次電池を所定の回転位置にセット
して直線状に連結できる特長がある。それは、絶縁体の
外周部から突出する凸部を、二次電池を連結するときに
使用するジグにセットする位置決め部材に併用できるか
らである。この絶縁体は、凸部をジグのガイド溝に案内
することによって、所定の位置にセットされた絶縁体
で、二次電池と皿状接続体を所定の回転位置にセットし
て能率よく組み立てできる。しかも、このようにして複
数の二次電池を直線状に連結したモジュール電池は、凸
部の位置が規則正しく整列するので、外観を良くできる
特長もある。さらに、二次電池の表面に、温度センサー
を付着するモジュール電池においては、温度センサーを
接続するセンサーリードを、分割された凸部の間の隙間
に配設できる特長もある。
【0045】さらに、本発明の組電池は、絶縁体の絶縁
プレート部に位置決凸起を設け、皿状接続体に位置決凸
起を嵌入する位置決切欠部を設けて、位置決凸起を位置
決切欠部に案内することによって、絶縁体と皿状接続体
とを簡単かつ確実に、定位置に連結できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のモジュール電池に使用する皿状接続体の
斜視図
【図2】図1に示す皿状接続体の側面図
【図3】図1に示す皿状接続体を使用して二次電池を連
結する状態を示す断面図
【図4】二次電池を皿状接続体で連結している従来のモ
ジュール電池の側面図
【図5】本発明の実施例の組電池の分解斜視図
【図6】ホルダーケース内にモジュール電池を並べる状
態を示す一部拡大斜視図
【図7】図6に示す緩衝パッキンの拡大斜視図
【図8】本発明の実施例の組電池に内蔵されるモジュー
ル電池の斜視図
【図9】図8に示すモジュール電池の分解斜視図
【図10】複数の二次電池をジグにセットして連結する
状態を示す斜視図
【図11】図10に示すジグの断面図
【符号の説明】
1…モジュール電池 2…ホルダーケース 2A…蓋ケース 2
B…中間ケース 3…皿状接続体 3A…連結プレート部 3
B…フランジ部 4…二次電池 4A…凸部電極 5…正極端子 6…負極端子 7…プロジェクション 8…絶縁体 8A…筒状キャップ 8
B…絶縁プレート部 9…円筒型電池 9A…外装缶 10…電極孔 11…切除部 12…凸部 13…位置決凸起 14…位置決切欠部 15…支持リブ 15A…保持凹部 16…緩衝パッキン 17…ガイド溝 18…ジグ 19…ガイド溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高崎 良治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 堀内 達人 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H020 AA01 AS05 AS11 BB03 CC12 CC16 CC19 CC22 DD08 DD12 HH01

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属製の皿状接続体(3)を介して複数の
    二次電池(4)を直線状に接続してなる複数本のモジュー
    ル電池(1)をホルダーケース(2)内に平行に並べて収納し
    ており、モジュール電池(1)が、皿状接続体(3)と二次電
    池(4)との間に、皿状接続体(3)を二次電池(4)から絶縁
    する絶縁体(8)を配設してなる組電池において、 絶縁体(8)が、二次電池(4)の端部を挿入している筒状キ
    ャップ(8A)を有すると共に、二次電池(4)の外周面から
    突出する凸部(12)を有することを特徴とする組電池。
  2. 【請求項2】 絶縁体(8)の筒状キャップ(8A)をホルダ
    ーケース(2)の支持リブ(15)に当接させて、モジュール
    電池(1)をホルダーケース(2)に内蔵してなる請求項1に
    記載される組電池。
  3. 【請求項3】 絶縁体(8)の全体を弾性体で成形してい
    る請求項1に記載される組電池。
  4. 【請求項4】 絶縁体(8)の筒状キャップ(8A)が、ホル
    ダーケース(2)の支持リブ(15)に当接する部分を弾性体
    で成形して、絶縁体(8)の全体を硬質のプラスチックで
    成形している請求項2に記載される組電池。
  5. 【請求項5】 絶縁体(8)の筒状キャップ(8A)に設けた
    凸部(12)を弾性体で成形して、この凸部(12)をホルダー
    ケース(2)の支持リブ(15)に当接させて、モジュール電
    池(1)がホルダーケース(2)に収納されてなる請求項1に
    記載される組電池。
  6. 【請求項6】 絶縁体(8)の筒状キャップ(8A)の外周に
    沿って凸部(12)を設けると共に、この凸部(12)を複数に
    分割して、凸部(12)の間に隙間を設けてなる請求項1に
    記載される組電池。
  7. 【請求項7】 絶縁体(8)が、二次電池(4)と皿状接続体
    (3)との間に配設される絶縁プレート部(8B)に位置決凸
    起(13)を有し、この位置決凸起(13)を嵌入する位置決切
    欠部(14)を皿状接続体(3)に設けており、位置決凸起(1
    3)を位置決切欠部(14)に案内して、絶縁体(8)と皿状接
    続体(3)とを定位置に連結している請求項1に記載され
    る組電池。
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