JP2003223876A - 組電池 - Google Patents

組電池

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JP2003223876A
JP2003223876A JP2002022508A JP2002022508A JP2003223876A JP 2003223876 A JP2003223876 A JP 2003223876A JP 2002022508 A JP2002022508 A JP 2002022508A JP 2002022508 A JP2002022508 A JP 2002022508A JP 2003223876 A JP2003223876 A JP 2003223876A
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清 國本
Shoichi Toya
正一 遠矢
Saburo Kono
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単かつ容易に、しかも複数の電池をしっか
りと直線状に連結する。必要ならば、電池を接続する接
続体を保持しながら能率よく連結する。 【解決手段】 組電池は、複数の電池10を直線状に連
結している。組電池は、連結される電池10の間に、電
池10を電気接続する接続体20と、隣接する電池10
を連結する保持キャップ30とを配設している。保持キ
ャップ30は、互いに連結される一方の電池10の端部
を挿入して連結する第1筒部37と、他方の電池10の
端部を挿入して連結する第2筒部38とを有する。第1
筒部37と第2筒部38とは、互いに直線状に配設され
ている。組電池は、隣接するふたつの電池10の端部を
第1筒部37と第2筒部38に挿入して、保持キャップ
30でもって直線状に連結している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の電池を直線
状に連結している組電池に関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池を直線状に連結している組電池
は、主としてハイブリッドカーなどの電動車両に使用さ
れる。この構造の組電池は、低抵抗な状態でしっかりと
二次電池を連結することが大切である。大きな接続抵抗
は組電池の出力を低下させるばかりでなく、ジュール熱
が発生して発熱し、さらに抵抗ロスにより電力を有効利
用できなくなるからである。二次電池を直線状に連結す
る組電池として、接続体を使用する構造が特開平10−
106533号公報に記載される。この公報の組電池と
接続体を図1と図2に示す。この組電池は、接続体90
に金属キャップを使用する。金属キャップは、図2に示
すように、平面部93の外周に円筒部94を連結した形
状に金属板をプレス成形したものである。この金属キャ
ップは、図1の断面図に示すように、一方の二次電池1
0の封口板12に平面部93をスポット溶接して、他方
の二次電池10の円筒外装缶11の円周面に円筒部94
をスポット溶接してふたつの二次電池10を直線状に連
結する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この構造の組電池は、
金属キャップで複数の二次電池を直線状に連結した後、
全体を熱収縮チューブで被覆している。この組電池は、
二次電池の連結部分をしっかりとした構造にするのが難
しい欠点がある。二次電池が金属キャップと熱収縮チュ
ーブで直線状に連結されるからである。金属キャップ
は、封口板にスポット溶接される部分が中心に近く、こ
の部分の曲げ強度を大きくするのが難しい。さらに、熱
収縮チューブは、可撓性のチューブであるために変形し
やすく、これで二次電池をしっかりとは連結できない。
【0004】本発明は、この欠点を解決することを目的
に開発されたものである。本発明の重要な目的は、簡単
かつ容易に、しかも複数の電池をしっかりと直線状に連
結して接続部の曲げ強度を強くでき、必要ならば電池を
接続する接続体を保持しながら能率よく連結できる組電
池を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の組電池は、複数
の電池10を直線状に連結している。組電池は、連結さ
れる電池10の間に、電池10を電気接続する接続体2
0と、隣接する電池10を連結する保持キャップ30と
を配設している。保持キャップ30は、互いに連結され
る一方の電池10の端部を挿入して連結する第1筒部3
7と、他方の電池10の端部を挿入して連結する第2筒
部38とを有する。第1筒部37と第2筒部38とは、
互いに直線状に配設されている。組電池は、隣接するふ
たつの電池10の端部を第1筒部37と第2筒部38に
挿入して、保持キャップ30でもって直線状に連結して
いる。
【0006】第1筒部37は、電池10の端部にある溝
部15に案内される係止凸部34を設けることができ
る。この保持キャップ30は、第1筒部37の係止凸部
34を電池10の溝部15に案内して、確実に連結でき
る。
【0007】保持キャップ30は、接続体20を定位置
に保持する保持部32を設けることができる。この保持
部32は、第1筒部37と第2筒部38との間に配設す
ると共に、接続体20の両面を対向して配設される電池
10に接続するための貫通孔33を設けることができ
る。保持キャップ30は、貫通孔33の開口部上端に、
内側に突出する抜止ストッパ36を設けて、この抜止ス
トッパ36で接続体20を抜け難いように保持すること
ができる。
【0008】接続体20は、その外形を電池端面に設け
られているカシメ凸条16の内形よりも小さくして、接
続体20とカシメ凸条16とのショートを阻止すること
ができる。さらに、保持キャップ30の保持部32は、
電池10の端面に設けられているカシメ凸条16を被覆
すると共に、カシメ凸条16の内側に嵌入される凸部リ
ング35を設けることができる。この保持キャップ30
は、保持部32で、接続体20とカシメ凸条16とのシ
ョートを確実に阻止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明
の技術思想を具体化するための組電池を例示するもので
あって、本発明は組電池を以下のものに特定しない。
【0010】さらに、この明細書は、特許請求の範囲を
理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する
番号を、「特許請求の範囲の欄」、および「課題を解決
するための手段の欄」に示される部材に付記している。
ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材
に特定するものでは決してない。
【0011】図3に示す組電池は、複数の二次電池10
を直列に接続して直線状に連結している。この構造の組
電池は、複数個を直列に接続して、主としてハイブリッ
ドカー等の電動車両に使用される。ただ、本発明の組電
池は、電動車両以外の用途であって、大出力が要求され
る用途にも使用できる。図の組電池は、円筒型電池であ
る二次電池を直線状に連結して直列に接続している。た
だし、組電池は、角型電池である二次電池を直線状に連
結して直列に接続することもできる。
【0012】組電池は、図4に示すように、同一平面に
平行に並べてケース70に収納される。横に並べている
組電池は、互いに直列に接続されて出力電圧を高くして
いる。組電池は、その両端をケース70に固定される。
この組電池は、ケース70に連結する端子60を、両端
の電池端面から突出して固定している。図の組電池は、
電池端面に垂直に端子60を固定している。端子60
は、下ケース71の定位置に嵌入されるバスバー72に
ネジ止めして固定される。バスバー72は、隣接する組
電池を互いに連結すると共に、組電池を直列に電気接続
する。バスバー72と端子60は、下ケース71と上ケ
ース(図示せず)に挟着されて、定位置に固定される。
【0013】二次電池10は、ニッケル−水素電池、リ
チウムイオン二次電池、ニッケル−カドミウム電池等の
充電できる全ての電池を使用することができる。ただ、
電動車両用の組電池に使用される二次電池には、ニッケ
ル−水素電池が適している。体積と重量に対する出力が
大きくて、優れた大電流特性を有するからである。
【0014】二次電池10は、図5と図6の断面図に示
すように、外装缶11の開口部を封口板12で気密に密
閉している。外装缶11と封口板12は金属板である。
外装缶11は、金属板を底のある筒状にプレス成形して
製作される。封口板12は、中央に凸部電極13を溶接
している。外装缶11の内部には、電極(図示せず)が
内蔵される。さらに、電解液も充填される。外装缶11
は、開口部の端部をかしめ加工して封口板12を気密に
固定している。封口板12は、ガスケット14を介して
外装缶11のかしめ部に挟着されて気密に固定される。
ガスケット14は絶縁材のゴム状弾性体で、封口板12
と外装缶11とを絶縁すると共に、封口板12と外装缶
11との隙間を気密に閉塞する。この構造の二次電池1
0は、封口板12をかしめて挟着するために、封口板1
2を設けている端部に、周囲に沿って溝部15が設けら
れる。さらに、封口板12の周縁にはカシメ凸条16が
設けられる。この二次電池10は、封口板12を第1の
電極として、外装缶11を第2の電極としている。ニッ
ケル−水素電池は、第1の電極を正極として第2の電極
を負極としている。二次電池は、第1の電極を負極とし
て第2の電極を正極とすることもできる。
【0015】図4〜図6の組電池は、複数の二次電池1
0を直線状に連結して、直列に接続している。これらの
組電池は、直線状に連結している二次電池10の端面の
間に、二次電池10を電気接続する接続体20と、この
接続体20を定位置に配設する保持キャップ30とを配
設している。図5と図6の組電池は、一方の二次電池1
0の封口板12と他方の二次電池10の外装缶11とを
接続体20で接続している。二次電池10は、封口板1
2を第1の電極、外装缶11を第2の電極としているの
で、封口板12に接続される接続体20が外装缶11の
一部であるカシメ凸条16に接触するとショートする。
したがって、図5の組電池は、接続体20とカシメ凸条
16とを保持キャップ30で絶縁している。図6の組電
池は、接続体20とカシメ凸条16とを絶縁リング41
で絶縁している。
【0016】これ等の図に示す接続体20は、金属板を
プレス成形して製作される。接続体20は、鉄板等の下
地金属板の両面に金属メッキ層を設けている。金属メッ
キ層は、導電性に優れた電気抵抗の小さい導電メッキ層
と、この導電メッキ層の表面に積層している溶接に適し
た抵抗メッキ層とからなる。導電メッキ層は、銅や銀、
あるいはこれ等の合金であって、下地金属板と抵抗メッ
キ層よりも電気抵抗の小さいメッキ層である。抵抗メッ
キ層は、ニッケルやクローム、あるいはこれらの合金で
あって、導電メッキ層よりも電気抵抗が大きいメッキ層
である。この接続体20は、抵抗メッキ層で発熱しやす
く、電池端面に速やかに溶接される。また導電メッキ層
によって電気抵抗が小さく、二次電池10を低抵抗な状
態で直列に接続できる。
【0017】接続体20は、対向して配設される隣接二
次電池10の電池端面に溶接して接続されて、二次電池
10を直列に電気接続している。図7〜図10は、接続
体20を示している。図7と図8は、図5に示す組電池
の接続体20を、図9と図10は、図6に示す組電池の
接続体20をそれぞれ示している。図7と図9は平面
図、図8と図10は断面図である。これ等の接続体20
は、金属板を穴のあるリング状に成形して、両面に突出
して電池端面に溶接される複数の溶接凸部22を設けて
いる。両面に突出している溶接凸部22は、対向する電
池端面の第1の電極と第2の電極に溶接されて、隣接し
て配設している二次電池10を直列に接続する。さら
に、図の接続体20は、中心孔21を設けて、ここに凸
部電極13を配設している。接続体は、中心孔を開口す
ることなく、凸部電極を案内する部分を突出させる形状
とすることもできる。
【0018】図7と図8に示す接続体20は、図5に示
すように、電池端面に設けられているカシメ凸条16の
内形よりも外形を小さくしている。この接続体20は、
外周縁とカシメ凸条16との間に隙間を設けて、接続体
20がカシメ凸条16に接触してショートするのを阻止
している。接続体20は、位置がずれるとカシメ凸条1
6に接触するので、接続体20を保持キャップ30で定
位置に保持している。この接続体20は、同一の円周上
に複数の溶接凸部22を設けている。溶接凸部22は、
交互に反対面、図8において上下に突出している。反対
面に突出する溶接凸部22は、対向して配設される電池
端面に溶接して接続される。
【0019】図9と図10に示す接続体20は、図6に
示すように、電池端面に設けているカシメ凸条16の内
形よりも外形を大きくしている。図6の接続体20は、
二次電池10の外形にほぼ等しい外形としている。この
接続体20は、カシメ凸条16に接触してショートする
のを阻止するために、カシメ凸条16との間に絶縁リン
グ41を配設している。絶縁リング41は、ゴム状弾性
体やプラスチック等の絶縁材をリング状に成形したもの
である。図の絶縁リング41は、外形を二次電池10の
外形にほぼ等しくしている。内周縁にはカシメ凸条16
の内面を被覆するリング凸条42を一体成形して設けて
いる。リング凸条42は、カシメ凸条16の内側に嵌入
される形状である。この絶縁リング41は、リング凸条
42をカシメ凸条16の内側に嵌入して定位置に配設さ
れる。
【0020】この図の接続体20は、内周部23と外周
部24とに段差のある形状に、金属板をプレス成形して
いる。内周部23は封口板12の表面に接近する位置に
配設され、外周部24は絶縁リング41の表面で外装缶
11の底面に接近する位置に配設される。接続体20
は、内周部23と外周部24に、各々溶接するために複
数の溶接凸部22を設けている。内周部23の溶接凸部
22は、封口板12の方向に突出して封口板12に溶接
される。外周部24の溶接凸部22は、外装缶11の底
面に向かって突出して外装缶11の底面に溶接される。
内周部23と外周部24の溶接凸部22が、対向する二
次電池10に溶接されて、二次電池10は直列に接続さ
れる。
【0021】保持キャップ30は、全体をプラスチック
等の絶縁材で成形している。保持キャップ30は、隣接
する二次電池10の間に配設されて、隣接する二次電池
10を連結する。隣接する二次電池10を連結するため
に、保持キャップ30は、互いに連結される一方の二次
電池10の端部を挿入して連結する第1筒部37と、他
方の二次電池10の端部を挿入して連結する第2筒部3
8とを有し、第1筒部37と第2筒部38とを互いに直
線状に配設している。隣接するふたつの二次電池10
は、各々の端部を第1筒部37と第2筒部38に挿入し
て、保持キャップ30でもって直線状に連結される。
【0022】第1筒部37及び第2筒部38は、二次電
池10の外装缶11の端部を隙間なく挿入できる筒状に
成形される。円筒型電池の二次電池10を挿入する第1
筒部37及び第2筒部38は、円筒形で、その内径を円
筒型電池の外径にほぼ等しく、正確には内径を円筒型電
池の外径よりもわずかに小さくする。わずかに小さい円
筒状の第1筒部37及び第2筒部38は、二次電池10
を挿入するとわずかに伸びて、二次電池10の外装缶1
1にぴったりと隙間なく密着する。また、二次電池10
の外装缶11は、製造工程によって外径にわずかなバラ
ツキがある。規定の寸法よりもわずかに小さく成形して
いる第1筒部37及び第2筒部38は、外径にバラツキ
のある外装缶、とくに細い外装缶の二次電池を隙間なく
挿入できる。第1筒部37及び第2筒部38が弾性的に
伸びて、外装缶の太さのバラツキを吸収するからであ
る。
【0023】第1筒部37は、周囲に溝部15のある二
次電池10の端部を挿入している。この第1筒部37
は、内面に突出して係止凸部34を設けている。係止凸
部34は、二次電池10の端部にある溝部15に嵌入さ
れて、保持キャップ30が二次電池10から抜け難くす
る。図11の保持キャップ30は、第1筒部37の内面
に沿う凸条を設けて係止凸部34としている。係止凸部
は、必ずしも凸条の形状とする必要はない。係止凸部
は、部分的に突出する凸部を、二次電池の溝部と対向す
る位置に設ける形状とすることもできる。
【0024】係止凸部34の内面突出高さは、高すぎる
と第1筒部37に二次電池10の端部をスムーズに挿入
できなくなる。反対に低すぎると、挿入した二次電池1
0が抜けやすくなる。したがって、係止凸部34の高さ
は、スムーズに挿入できて、抜け難いように設計され
る。保持キャップは、第1筒部と第2筒部に縦方向にス
リットを設けることができる。スリットのある第1筒部
と第2筒部は、二次電池の端部にスムーズに挿入でき
る。とくに、スリットのある第1筒部は、高い係止凸部
を設けてスムーズに二次電池の端部を挿入できる。スリ
ットで複数に切り離された第1筒部が弾性変形しやすく
なるからである。ただ、係止凸部の高さを最適にして、
スリットのない第1筒部に二次電池をスムーズに挿入し
ながら、抜け難いようにすることもできる。
【0025】さらに、図の保持キャップ30は、接続体
20を抜け難いように定位置に保持する保持部32を設
けている。保持部32は、第1筒部37と第2筒部38
との間に配設されると共に、保持する接続体20の両面
を対向する電池端に溶接するために貫通孔33を設けて
いる。プラスチック製の保持キャップ30は第1筒部3
7及び第2筒部38と保持部32からなる全体を一体的
に成形できるので、保持部32と第1筒部37及び第2
筒部38を別々に製作して連結する必要がない。貫通孔
33は、保持部32に開口される。
【0026】図5と図11の保持キャップ30は、カシ
メ凸条16の表面と内面を保持部32で被覆している。
カシメ凸条16の内面を絶縁するために、カシメ凸条1
6の内側に嵌入される凸部リング35を一体成形して設
けている。凸部リング35は、保持キャップ30を二次
電池10の定位置に嵌着する働きもする。この保持部3
2は、カシメ凸条16を絶縁して、カシメ凸条16が接
続体20と外装缶11の底面に接触してショートするの
を阻止する。すなわち、ふたつの二次電池10のショー
トを防止しながら接続体20を定位置に保持する。さら
に、図の保持キャップ30は、保持部32に設けている
貫通孔33の開口部上端に、内側に突出する抜止ストッ
パ36を設けている。図の抜止ストッパ36は凸条であ
るが、部分的に突出する形状とすることもできる。抜止
ストッパ36は、接続体20を抜け難いように保持す
る。この保持キャップ30は、貫通孔33の内形を接続
体20の外形にほぼ等しくして、抜止ストッパ36の内
形を接続体20の外形よりも小さくしている。この構造
の保持キャップ30は、保持部32に設けている貫通孔
33の内周面に接続体20の外周縁を当接させて、接続
体20を位置ずれしないようにしながら、抜止ストッパ
36で抜け難いように保持する。抜止ストッパ36が接
続体20の外周縁を係止する状態で、接続体20は下面
に突出している溶接凸部22を封口板12に接触させ
る。
【0027】図6の保持キャップ30は、カシメ凸条1
6を絶縁しない。カシメ凸条16を絶縁するために絶縁
リング41を配設している。絶縁リング41は、内周縁
にリング凸条42を設けている。この絶縁リング41
は、カシメ凸条16と接続体20の外周部24との間に
配設されて、接続体20とカシメ凸条16とを絶縁す
る。絶縁リング41は、外形を二次電池10の外形にほ
ぼ等しくして、保持キャップ30で定位置に保持され、
さらに、リング凸条42をカシメ凸条16の内側に嵌入
して、カシメ凸条16によっても位置ずれしないように
定位置に配設される。
【0028】図6の保持キャップ30は、保持部32で
カシメ凸条16を絶縁しないので、貫通孔33を大きく
して、保持部32の幅を狭くしている。大きな貫通孔3
3は、カシメ凸条16の上方に配設される接続体20の
外周部24を、図において上に配設している外装缶11
の底面に表出させる。保持部32は、接続体20の外周
縁の上面に位置して、接続体20を抜け難いように定位
置に保持する。接続体20の外形は二次電池10の外形
にほぼ等しく、第1筒部37と第2筒部38の内面に当
接して水平方向のずれが阻止される。さらに、この図の
接続体20は、内周部23と外周部24との間に段差を
設けているので、この段差部25を絶縁リング41の内
周面に当接して、定位置に配置される。
【0029】図5の保持キャップ30は、保持部32の
抜止ストッパ36で接続体20を抜け難いように保持
し、図6の保持キャップ30は、保持部32で接続体2
0を抜け難いように保持するが、本発明は、保持キャッ
プが接続体を定位置に保持する構造を以上のものに特定
しない。保持キャップは、接続体を保持部の貫通孔に抜
け難いように嵌着して定位置に保持することができる。
また、プラスチック製の保持キャップを成形するとき
に、接続体をインサートして定位置に保持することもで
き、さらに、接続体を接着して定位置に保持することも
できる。
【0030】さらに、保持キャップは、必ずしも接続体
を抜け難いように保持する必要はない。それは、第1筒
部に挿入される二次電池と、第2筒部に挿入される二次
電池とで、接続体を挟着して所定の位置に保持できるか
らである。たとえば、保持キャップは、図5に示す保持
キャップ30に抜止ストッパ36を設けない形状とする
こともできる。この保持キャップは、図示しないが、保
持部の貫通孔の内周面に接続体の外周縁を当接させて位
置決めし、第1筒部と第2筒部に挿入される二次電池で
接続体を挟着して所定の位置に保持できる。
【0031】さらに、図示しないが、保持キャップは、
図6に示す保持キャップ30に保持部32を設けない形
状とすることもできる。この構造の保持キャップは、接
続体の外周縁を保持キャップの内周面に当接させて、あ
るいは、接続体の段差部を絶縁リングの内周面に当接さ
せて接続体を位置決めし、第1筒部と第2筒部に挿入さ
れる二次電池で接続体を挟着して所定の位置に保持でき
る。さらに、この保持キャップは、絶縁リングをプラス
チックで一体的に成形することもできる。
【0032】
【発明の効果】本発明の組電池は、簡単かつ容易に、し
かも複数の電池をしっかりと直線状に連結できる特長が
ある。それは、本発明の組電池が、連結される電池の間
に接続体と保持キャップとを配設し、保持キャップに
は、一方の電池の端部を挿入して連結する第1筒部と、
他方の電池の端部を挿入して連結する第2筒部とを設
け、隣接するふたつの電池の端部を第1筒部と第2筒部
に挿入して、保持キャップでもって直線状に連結してい
るからである。この構造の組電池は、連結する電池のそ
れぞれの端部を保持キャップの第1筒部と第2筒部とに
入れて簡単にしっかりと連結できる。とくに、直線状に
配置している第1筒部と第2筒部に入れて電池を直線状
に連結するので、ふたつの電池を正確に直線状に並べて
連結できる特長もある。さらに、この構造の組電池は、
互いに直線状に配設される電池の端部を第1筒部と第2
筒部に挿入して保持するので、電池の連結部分における
曲げ強度を強くできる特長がある。曲げ強度を強くでき
る組電池は、振動や衝撃等に対して優れた耐久性を実現
できるので、接続部分における接触不良等を有効に防止
して安全性と信頼性を向上できる。
【0033】さらに、本発明の組電池は、必要であれ
ば、保持キャップで接続体を定位置に保持しながら、能
率よく連結できる特長もある。保持キャップで定位置に
保持される接続体は、溶接されて電池の正確な位置に連
結される。この組電池は、接続体を正確な位置に保持す
る必要がなく、連結される電池と接続体とを正確な位置
で能率よく溶接して連結できる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の組電池の連結構造を示す縦断面図
【図2】図1に示す組電池の接続体を示す斜視図
【図3】本発明の一実施例にかかる組電池の側面図
【図4】図3に示す組電池をケースに収納する構造を示
す斜視図
【図5】図3に示す組電池の連結構造を示す拡大断面図
【図6】本発明の他の実施例にかかる組電池の連結構造
を示す拡大断面図
【図7】図5に示す組電池の接続体を示す平面図
【図8】図7に示す接続体のA−A線断面図
【図9】図6に示す組電池の接続体を示す平面図
【図10】図9に示す接続体のA−A線断面図
【図11】図5に示す組電池の保持キャップの断面図
【符号の説明】
10…電池 11…外装缶 12…封口板 13…凸部電極 14…ガスケット 15…溝部 16…カシメ凸条 20…接続体 21…中心孔 22…溶接凸部 23…内周部 24…外周部 25…段差部 30…保持キャップ 32…保持部 33…貫通孔 34…係止凸部 35…凸部リング 36…抜止ストッパ 37…第1筒部 38…第2筒部 41…絶縁リング 42…リング凸条 60…端子 70…ケース 71…下ケース 72…バスバー 90…接続体 93…平面部 94…円筒部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 三郎 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 5H022 AA19 BB03 BB08 CC20 CC27 5H040 AA22 AS07 AT01 AT06 AY06 CC14 DD03 DD29

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の電池(10)を直線状に連結している
    組電池であって、連結される電池(10)の間に、電池(10)
    を電気接続する接続体(20)と、隣接する電池(10)を連結
    する保持キャップ(30)とを配設しており、 保持キャップ(30)は、互いに連結される一方の電池(10)
    の端部を挿入して連結する第1筒部(37)と、他方の電池
    (10)の端部を挿入して連結する第2筒部(38)とを有し、
    第1筒部(37)と第2筒部(38)とは互いに直線状に配設さ
    れており、 隣接するふたつの電池(10)の端部を第1筒部(37)と第2
    筒部(38)に挿入して、保持キャップ(30)でもって直線状
    に連結してなる組電池。
  2. 【請求項2】 第1筒部(37)が、電池(10)の端部にある
    溝部(15)に案内される係止凸部(34)を有する請求項1に
    記載の組電池。
  3. 【請求項3】 保持キャップ(30)が接続体(20)を定位置
    に保持する保持部(32)を有し、この保持部(32)は、第1
    筒部(37)と第2筒部(38)との間に配設されると共に、接
    続体(20)の両面を対向して配設される電池(10)に接続す
    るための貫通孔(33)を有する請求項1に記載の組電池。
  4. 【請求項4】 保持キャップ(30)が、貫通孔(33)の開口
    部上端に、内側に突出する抜止ストッパ(36)を有し、こ
    の抜止ストッパ(36)で接続体(20)を抜け難いように保持
    している請求項3に記載の組電池。
  5. 【請求項5】 接続体(20)の外形を、電池端面に設けら
    れているカシメ凸条(16)の内形よりも小さくして、接続
    体(20)とカシメ凸条(16)とのショートを阻止しており、
    保持キャップ(30)の保持部(32)は、電池(10)の端面に設
    けられているカシメ凸条(16)を被覆すると共に、カシメ
    凸条(16)の内側に嵌入される凸部リング(35)を設けてい
    る請求項3に記載の組電池。
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