JP2003123364A - ディスクの記録及び/又は再生装置 - Google Patents

ディスクの記録及び/又は再生装置

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JP2003123364A
JP2003123364A JP2001312421A JP2001312421A JP2003123364A JP 2003123364 A JP2003123364 A JP 2003123364A JP 2001312421 A JP2001312421 A JP 2001312421A JP 2001312421 A JP2001312421 A JP 2001312421A JP 2003123364 A JP2003123364 A JP 2003123364A
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moving
case
movable
recording
moving body
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JP2001312421A
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Akihiko Tanaka
壮彦 田中
Takahiro Kobayashi
孝広 小林
Hisahiro Tanaka
久広 田中
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 ケースに対する移動基体の駆動と、移動基体
に対する載置部移動体の駆動とを単一の駆動手段にて行
なう。 【解決手段】 ケースにディスクを載置する載置部を有
する載置部移動体と、載置部移動体とケースとの間に存
在し載置部移動体とケースの両方に移動自在に取付けら
れた移動基体を設け、ケース,載置部移動体にラック3
6,37を設ける一方、移動基体にはラック36,37
に噛み合う歯車21,22を設け、歯車21,22を移
動用モータ20に連動連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスクをチャッ
キングして記録及び/又は再生を行うディスクの記録及
び/又は再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声や映像の記録及び/又は再生用のデ
ィスクとしてコンパクトディスク(以下、単にCDとい
う)や、デジタルバースタイルディスク(DVD)があ
り、これらのディスクの記録及び/又は再生装置も市場
に多く出回っている。例えば車載用のCDの再生方式と
しては、複数枚のCDをマガジンに収容してマガジン単
位でまとめて複数枚のCDを一度に交換するとともに選
択したCDを順に再生する方式のものと、その都度に一
枚ずつCDを交換して再生する方式のものとがある。
【0003】後者の方式のディスクの記録及び/又は再
生装置は、車室内のインダッシュの定められた空間に収
容される。この車載用のディスクの記録及び/又は再生
装置は、1DINサイズと呼ばれる一定の寸法の略直方
体のケース内にφ120mmのCDを挿入して一枚ずつ
再生するようになっている。
【0004】従来のディスクの記録及び/又は再生装置
は以下のようになっている。CDの外周部の一端側をケ
ース内に挿入すると、センサがこれを検出して上下の一
対のローラが回転を開始し、CDを図示しないトレイ上
まで移送する。トレイ上で位置決めされたCDに対し、
スピンドルモータの出力軸に取り付けられたターンテー
ブルを上昇させ、ターンテーブルから突出するツメをC
Dの孔に嵌合してCDをターンテーブルに装着するチャ
ッキングを行い、スピンドルモータによりCDを回転さ
せながら光ピックアップをCDの半径方向へ移動させ、
CDの再生を行う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ケースの内
部でチャッキングを行うためにCDの移動中はCDはフ
リーの状態であり、CDが決められたコースから外れて
チャッキングされないというトラブルを生じるおそれが
ある。また、デザイン上からケースを傾けてインダッシ
ュに取り付ける場合があり、このような場合にはCDの
自重によりCDが本来の位置から外れてチャッキングさ
れなくなる危険性が高い。
【0006】そこで本発明は、斯かる課題を解決したデ
ィスクの記録及び/又は再生装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
めの本発明の構成は、ケースに、ディスクを載置する載
置部を有する載置部移動体と、該載置部移動体と前記ケ
ースとの間に存在し、前記載置部移動体を移動自在に取
り付けられるとともに、前記ケースに移動自在に取り付
けられた移動基体と、を設け、前記ケース及び載置部移
動体にラックを設ける一方、前記移動基体には夫々のラ
ックに噛み合う歯車を設け、当該歯車を駆動手段に連動
連結したことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明によるディスクの記
録及び/又は再生装置の実施の形態を説明する。この実
施の形態は、ディスクの記録及び/又は再生装置を車載
用のCDのディスクプレーヤに適用したものである。
【0009】<構成> (A)ディスクの記録及び/又は再生装置の全体構成 図1,3,6,7,10に示すように、ディスクの記録
及び/又は再生装置は大きく分けて、ケース1と、CD
を載せてケース1の内部へ引き込む移動ユニット2と、
移動ユニット2を駆動する移動用駆動手段3と、CDが
ケース1の内部に引き込まれた状態で移動ユニット2を
ロックするロック手段4と、移動ユニット2上でCDを
チャッキングして回転させるディスク駆動手段5と、回
転するCDから情報を読み取るピックアップユニット6
と、前記ケース1を収容して取り付ける外枠10(図1
0)とで構成される。
【0010】(B)ケース ケース1は、図3に示すように、底板1aと、左側板1
bと、右側板1cと、背板1dとで成り立っており、板
材を切り欠き、折り曲げ、また組み合わせて構成されて
いる。そして、左側板1b,右側板1cと一体に形成さ
れて夫々背面側で折り曲げた結合板1e,1fの部分が
背板1dの左右と結合されてケース1の剛性が確保され
ている。
【0011】(C)移動ユニット ケース1の内部には、移動ユニット2が設けられてい
る。移動ユニット2は第一移動台(移動基体)8と第二
移動台(載置部移動体)9とで構成されている。第一移
動台8は第一ガイド手段を介してケース1に移動自在に
設けられ、第二移動台9は第二ガイド手段を介して第一
移動台8に移動自在に設けられている。第一移動台8
は、底板8aと左側板8bと右側板8cとで構成され、
第二移動台9は、底板9aと左側板9bと右側板9cと
で構成されている。
【0012】前記第一ガイド手段は、ケース1の底板1
a,左側板1b,右側板1cに前後方向に沿って形成さ
れたガイド孔10a,10b,10cと、第一移動台8
の底板8a,左側板8b,右側板8cに下方又は外側へ
向かって突出するガイドピン10d,10e,10fと
で構成され、ガイドピン10d,10e,10fがガイ
ド孔10a,10b,10cに遊嵌されている。
【0013】前記第二ガイド手段は、第一移動台8の底
板8aの右側と中央部近傍に前後方向に沿って形成され
たガイド孔11a,11bと、第二移動台9の底板9a
の背後側に下方へ向かって突出する単一のガイドピン1
1c及び一対のガイドピン11dとで構成され、単一の
ガイドピン11cがガイド孔11aに、一対のガイドピ
ン11dがガイド孔11bに遊嵌されている。ガイド孔
11a,11bからの抜けを防止するため、ガイドピン
11c,11dは径大部となっている。
【0014】ケース1と移動可能な第一移動台8と第二
移動台9との各部材間には、遊びが生じないように一方
を他方へ向かって付勢する板バネが設けられている。即
ち、以下のようになっている。第一移動台8の左右方向
での遊びを防止するため、第一移動台8の右側板8cの
外側には両端がケース1の右側板1cの内側を押圧する
板バネ12の中央部が結合されている。第二移動台9の
左右方向での遊びを防止するため、第二移動台9の右側
板9cの内側には第一移動台8の右側板8cの内側を押
圧する図示しない板バネが取り付けられている。第一移
動台8の上下方向での遊びを防止するため、第一移動台
8の底板8aにおける背面側の下面には、図3,図5に
示すようにH形状の板バネ16がネジ17を介して設け
られている。板バネ16は複数の屈曲部を有し、第二移
動台9を押圧する4つの上押圧部16aと、ケース1を
挿圧する図示しない4つの下押圧部とが形成されてい
る。4つの上押圧部16aは第一移動台8に形成された
4つの切欠部18から上方へ突出している。
【0015】(D)移動用駆動手段 移動ユニット2を駆動して第二移動台9をケース1の外
へ引き出したり、あるいはケース1内へ挿入したりする
ために移動用駆動手段3が第一移動台8に設けられてい
る。移動用駆動手段3は、ケース1に対する第一移動台
8の駆動と、第一移動台8に対する第二移動台9の駆動
との双方の駆動を単一の移動用駆動源である移動用モー
タで行うように構成されている。即ち、図3,4,6,
7に示すように、ケース1と移動可能な第一移動台8と
第二移動台9とのうちの中間に位置する第一移動台8に
単一の移動用モータ(駆動手段)20によって駆動され
る一対の歯車21(第一歯車),22(第二歯車)が設
けられる一方、ケース1と第二移動台9とには歯車2
1,22に夫々噛み合うラック36,37が設けられて
いる。以下、これについて詳細に説明する。
【0016】図3に示すように、第一移動台8の背後側
の左側には、底板8aを切り欠いて曲げ成形することに
より、底板8aよりも少し高い高台8dが形成される一
方、第二移動台9の左側には、高台8dが下方へ入り込
むための高台9dと、前記歯車21,22の干渉から逃
げるための堀下台9eとが形成されている。
【0017】高台8dの下面であって前面側には前記歯
車21,22が回転自在に設けられ、図6のように双方
の歯車21,22に噛み合うピニオンギヤ部25aと、
平歯車部25bとを有する歯車25が設けられている。
高台8dの背後側には前記移動用モータ20が取り付け
られ、移動用モータ20の上半分と下半分とが夫々高台
8dの上下から略半分ずつ突出している。この移動用モ
ータ20と前記歯車25とが歯車群を介して連動連結さ
れている。即ち、図6,図7のようになっている。
【0018】高台8dを貫通する貫通軸27が軸受を介
して回転自在に設けられ、貫通軸27の上端に固着した
プーリ29と移動用モータ20の出力軸に固着したプー
リ30とに、ベルト31が掛けられている。プーリ2
9,30とベルト31とは歯付のものが用いられてい
る。貫通軸27の下端にはピニオンギヤ32が固着さ
れ、ピニオンギヤ32は、高台8dの下面に設けられた
平歯車部33aとピニオンギヤ部33bとからなる歯車
33と、歯車34と、平歯車部35aとピニオンギヤ部
35bとからなる歯車35とを介して歯車25に連動連
結されている。
【0019】第二移動台9における高台9dの右側の鉛
直部9fと、ケース1における左側板1bの内側とに
は、ラック36,37が設けられている。ケース1の内
部に第二移動台9が完全に収容された状態で第二移動台
9をロックする前記ロック手段(後述する)4を構成す
るため、図6に示すように、ラック36,37は、固定
されて動かない固定ラック38,39と、固定ラック3
8,39に対して一歯分だけラックの長さ方向へ移動自
在な可動ラック40,41とで構成されている。可動ラ
ック40,41は固定ラック38,39と一体になって
歯車21,22に噛み合う協働部40a,41aと、独
立して歯車21,22に噛み合う独立部40b,41b
とで構成される。固定ラック38,39の上に可動ラッ
ク40,41の協働部40a,41aが摺動自在に設け
られている。また、図7に示すように、可動ラック4
0,41を案内するために、可動ラック40,41には
突起40c,40c・突起41c,41cが形成される
一方、第二移動台9,ケース1にはガイド孔42a・ガ
イド孔43a,43b(図3)が形成されている。そし
て、独立部40b,41bを固定ラック38,39へ向
かって押圧するように可動ラック40,41を付勢する
付勢手段として、図7に示すように、第二移動台9に形
成した軸46を囲繞するようにして設けたバネ47の一
端が可動ラック40に形成された孔40dに挿通され、
他端が第二移動台9と一体に形成されたバネ掛け部48
に掛けられる一方、可動ラック41のロッド部41dと
ケース1の左側板1bから内側へ突出させて設けたバネ
掛け部44とを囲繞するようにして圧縮コイルバネ45
が設けられている。
【0020】(E)ロック手段 第二移動台9をケース1の内部でロックするためのロッ
ク手段4は、図7に示すように、ケース1における底板
1aの前面中央側に立設したロックピン50と、第二移
動台9の下面であって前面中央側に回動自在に設けたロ
ックレバー51等により構成される。ロックレバー51
は固定軸52に回動自在に設けられ、ロックレバー51
の基端部に一体に形成された係合部51aが、第二移動
台9の底板9aに形成した切欠部53を介して底板9a
の上方へ突出している。固定軸52における底板9aの
上方へ突出した部分を囲繞するように設けたバネ54の
一端が底板9aから突出して形成されたバネ受け55と
ロックレバー51の基端部との間に掛けられており、ロ
ックレバー51はバネ54によりロックピン50をロッ
クする方向へ付勢されている。ケース1に設けた前記ロ
ックピン50は、前記固定軸52とは干渉しないよう
に、図7における固定軸52の少し左の上下方向の軌道
に沿って移動し、バネ54の付勢力が加わって図7
(a)のようにロックレバー51が傾いた状態では、ロ
ックピン50はロックレバー51の先端によって拘束さ
れて上方へは動けず、ロックピン50はロックされる。
ロックピン50は第一移動台8を貫通した状態でロック
レバー51を設けた第二移動台9の下面に届くので、第
一移動台8の底板8aには、ロックピン50が貫通して
移動できるようにするための長孔56が形成されてい
る。
【0021】(F)ディスク駆動手段 図3に示すように、前記第二移動台9には再生ユニット
59が設けられている。再生ユニット59にはディスク
駆動手段5とピックアップユニット6とが組み込まれて
いる。CDが第二移動台9の中央に位置してかつ再生用
の光ピックアップ60がCDの半径方向へ走行するよう
に設定する場合に、第二移動台9の底板9aの面積を最
も小さくできるのは、光ピックアップ60の走行方向が
底板9aの対角線の方向となる場合であり、そのような
目的を満たす位置に支持部を構成するユニットベース6
1が配置されている。図3,4のように3本の支柱62
が第二移動台9の底板9aに立設され、支柱62にゴム
製の緩衝材を介してユニットベース61が位置決めされ
ている。
【0022】ユニットベース61における、第二移動台
9の中央と対応する位置に、ディスク駆動手段5が設け
られている。即ち、ユニットベース61の下面に図示し
ないスピンドルモータが取り付けられ、ユニットベース
61を貫通して上方へ突出したスピンドルモータの出力
軸66には、CDを回転させるためのターンテーブル6
7が固着されている。ターンテーブル67の中央には、
CDの中央の孔へ嵌め込む円柱形の凸部67aが形成さ
れている。また、CDをターンテーブル67上でチャッ
キングするとともに小さな力を加えればCDをターンテ
ーブル67上に装着しあるいはターンテーブル67から
取り外すことができるチャッキング手段が設けられてい
る。
【0023】チャッキング手段の構成を以下に説明す
る。凸部67aの外周部には120度間隔で等配に3つ
の凹部が形成されている。図示しないストッパ部を有す
るツメ68が半径方向へ移動自在な状態で凹部に収容さ
れ、図示しないバネにより外側へ付勢されている。ツメ
68には、CDを装着する際と取り外す際とにCDから
受ける力を、凸部67aの中心へ向かってツメ68を押
圧する力に変換することになるテーパ部が形成されてい
る。
【0024】ユニットベース61に組み込まれたピック
アップユニット6について説明する。ユニットベース6
1には、ターンテーブル67の中心を通る線に沿ってス
リット61aが形成されている。そして、光ピックアッ
プ60をスリット61aに沿って案内する図示しないガ
イド手段と、光ピックアップ60をスリット61aに沿
って往復駆動する図示しない走行駆動手段とが設けられ
ているが、これらの構成は既存の構成と同じなので説明
を省略する。
【0025】(G)トレイ等 図3に示すように、第二移動台9における第一移動台8
上の移動用モータ20と対応する隅部が切り欠かれてお
り、当該移動用モータ20が第二移動台9の上方へ突出
している。そして、図1,図4のように再生ユニット5
9と移動用モータ20とを除いた部分を埋めるような形
状に成形したプリント板81が第二移動台9の上に結合
されている。プリント板81には、第二移動台9が第一
移動台8上から最も移動した位置で移動用モータ20の
回転を止めるリミットスイッチ83と第二移動台9が第
一移動台8と完全に重なった位置で移動用モータ20の
回転を止めるリミットスイッチ84とが設けられ、第一
移動台8にはリミットスイッチ83のドグを動かすため
の切欠部8eとリミットスイッチ84のドグを動かすた
めの段部8fとが形成されている。
【0026】図3に示すように、第二移動台9の上に
は、略正方形の樹脂からなるトレイ(載置部)85が、
前記再生ユニット59を取り付けた支柱62にねじ込む
ネジ等を介して取り付けられている。トレイ85には再
生ユニット59が嵌まり込む切欠部85aが形成されて
おり、トレイ85は前記プリント板81及び移動用モー
タ20を覆っている。トレイ85にはCDを載せるため
の円形のディスク用凹部85bが形成されている。そし
て、CDを半径方向に挟んでトレイ85上に載せたり取
り除いたりするために一対の切欠部85cが形成され、
円弧部86aを有する半透明部材86がトレイ85の下
面側から取り付けられ、夫々の切欠部85cに半透明部
材86の一部が嵌まり込んでいる。このほか、トレイ8
5上のCDを取り除く際に中指又は人差し指でターンテ
ーブル67の凸部67aを押さえて親指でCDの外周部
を持ち上げるための円形の親指用凹部85dが、トレイ
85の前面側の左右の隅部に形成されている。なお、図
5の左右の半透明部材86における円弧部86aどうし
の距離Aは、CDの直径よりもやや小さい値のA=1
1.5cmとされ、CDの装着と取り外しが容易とな
る。
【0027】前記半透明部材86の部分から光を放出す
ることにより、載せるCDの位置決めを可能にするた
め、プリント板81における半透明部材86と対応する
位置には、発光ダイオード92が夫々設けられている。
【0028】(H)パネル枠・移動パネル 図9に示すように、外枠10が設けられ、外枠10内の
上部に収容して前記ケース1が取り付けられている。そ
して、外枠10の前面側には樹脂製のパネル枠87が取
り付けられている。パネル枠87には第一移動台8,第
二移動台9を引き出し・挿入するための開口部87aが
形成されている。
【0029】一方、図3に示すように、第二移動台9の
前面側には樹脂製の移動パネル88が取り付けられてい
る。移動パネル88には水平方向へ貫通する長孔状の貫
通孔が形成され、貫通孔の左端には第二移動台9をケー
ス1の外部へ引き出し・挿入するための挿脱スイッチ8
9が挿入され、貫通孔の右端にはCDを回転させるため
のスタートスイッチ90が挿入されている。挿脱スイッ
チ89,スタートスイッチ90は、いずれもスライド可
能で、かつ貫通孔から抜け落ちないようになっている。
貫通孔における挿脱スイッチ89,スタートスイッチ9
0の間には半透明部材91が挿入されて固着されてい
る。
【0030】次に、パネル枠87と移動パネル88との
関係を、図9に基づいて説明する。第二移動台9がケー
ス1の内部に完全に収容された状態ではパネル枠87の
開口部87aが移動パネル88によって閉塞されるよう
になっている。手前側へ引き出された移動パネル88が
開口部87aへ引き込まれる際に、多少の位置ずれがあ
っても最終的には適正な位置へ案内され、かつ隙間があ
っても内部が見えないようにするための構成が採用され
ている。即ち、開口部87aの高さ寸法及び幅寸法の大
きさについて前面側に比べて背面側の方が小さく設定さ
れて内周面にテーパ87bが形成されており、移動パネ
ル88の外周面には開口部87aの内周面との隙間が均
一になるようにテーパ88bが形成されている。これに
より、パネル枠87と移動パネル88との隙間寸法はG
=0.5mmとなっている。
【0031】図1,図4に示すように、前記プリント板
81における前記挿脱スイッチ89,スタートスイッチ
90と対応する位置には、スイッチ93,94が設けら
れている。また、プリント板81における挿脱スイッチ
89,スタートスイッチ90,半透明部材91と対応す
る位置には発光ダイオード95が夫々設けられている。
【0032】(I)フロントパネル 図9に示すように、パネル枠87には、操作パネルすな
わちフロントパネル100が開閉可能に設けられてい
る。フロントパネル100は、図示しないフレキシブル
なハーネス等を介してケース10の内部と電気的に接続
されており、図10に示すように、CDがケース1の内
部へ挿入された状態で、操作するための操作釦98等
と、再生される曲名や音の強弱等を表示するための表示
部99とを有する。パネル枠87とフロントパネル10
0との関係を図9に基づいて説明する。フロントパネル
100はパネル枠87の前面凹部87cに嵌め込まれて
いる。ガイドピン105とガイド孔106とにより案内
されて左右方向へスライド自在なスライド部材101が
パネル枠87の左右に設けられ、夫々のスライド部材1
01における図9中の左端にピン102を介してフロン
トパネル100の下部が回動自在に結合されている。一
方、パネル枠87の左右には上下方向へ向かうガイド溝
104が形成され、フロントパネル100の上部に設け
られたピン103がガイド溝104に遊嵌されている。
そして、前記スライド部材101を往復駆動するための
駆動手段として、図示しないパネル用モータが設けられ
ている。
【0033】<作用>次に、CDをケース1内に収容し
て再生するための手順について説明する。
【0034】(A)移動台の引き出し まず、パネル枠87の前面凹部87c内のフロントパネ
ル100を下げて開くために、フロントパネル100の
操作面に設けた所定の操作釦98を押し、パネル用モー
タを回転させる。すると、図9(a)の状態からスライド
部材101が図9(b)中の左へ移動し、フロントパネ
ル100の下部が左方へ移動するとともにピン103が
ガイド溝104に沿って下方へ移動し、フロントパネル
100の操作面が上を向いた図9(b)の状態に開く。次
に、図10の状態で移動パネル88の挿脱スイッチ89
を押す。すると、移動用モータ20が回転を開始し、移
動用モータ20の回転力が歯車群を介して歯車25へ伝
わり、歯車21,22が同一方向へ回転する。すると、
図6の歯車21,22が噛み合っている可動ラック4
0,41が、矢印で示すように相互に反対方向へ移動す
る。このとき、図8のように、最初に例えば固定ラック
38に対して可動ラック40が一歯分のsだけ移動す
る。図7(a)の状態から一方の可動ラック40が図中
の下方へsだけ移動すると、可動ラック40の段部40
eが係合部51aを図中の下方へ押し、ロックレバー5
1がバネ54の付勢力に抗して固定軸52を中心として
回動し、図7(b)のようにロックレバー51の先端が
ロックピン50の軌道から外れる。そして、一歯分のs
だけずれた状態で、固定ラック38・可動ラック40の
双方に沿って歯車21が転がる一方、固定ラック39・
可動ラック41の双方に沿って歯車22が転がり、第一
移動台8に対してケース1と第二移動台9とが相互に反
対方向へ突出することになる。見方を変えれば、ケース
1に対して第一移動台8が前面側へ移動し、第一移動台
8に対して第二移動台9が前面側へ移動することにな
る。これにより、移動パネル88がパネル枠87の開口
部87aから出たのちに第一移動台8と第二移動台9と
が順に開口部87aから突出し、第二移動台9の略全体
がケース1の外へ出て図4及び図5のCDの排出状態と
なる。そして、リミットスイッチ83のドグが切欠部8
eに入り込むと、移動用モータ20の回転が止まる。
【0035】(B)ディスクの装着と移動台の挿入 このあと、親指と中指とでCDを半径方向から挟み、ト
レイ85上に載せ、ターンテーブル67の凸部67aを
CDの孔へ挿入させてCDの中心部近傍を下方へ押す。
すると外側へ向かって図示しないバネで押されるツメ6
8によりCDがターンテーブル67上でチャッキングさ
れる。なお、夜間等の暗いときにCDをチャッキングす
るには発光ダイオード92により一対の半透明部材86
と単一の半透明部材91とが光るようになりCDの載置
位置が明確になるようになっている。そしてスタートス
イッチ90を押すと、前記移動用モータ20が前記とは
反対の方向へ回転し、第一移動台8,第二移動台9がケ
ース1の内部に挿入され、ターンテーブル67が回転
し、光ピックアップ60が走行して、CDが再生され
る。尚、スタートスイッチ90の代わりに挿脱スイッチ
89を押すと、移動用モータ20が同様に反対方向に回
転し、第一移動台8,第二移動台9がケース1の内部に
挿入され、図1及び図2に示す挿入状態となる(但し、
この場合はその後にスタートスイッチを押さないと、C
Dの再生は行われない)。この時、開口部87aの内周
面にはテーパ87bが形成され、移動パネル88の外周
面にはテーパ88bが形成されているので、双方のテー
パが相互に案内の機能を果たし、移動パネル88が開口
部87aに円滑に嵌まり込む。
【0036】第一移動台8,第二移動台9がケース1の
内部に収容されると、ロックピン50が第二移動台9の
下面に沿って相対的に前面側へ移動し、バネ54の付勢
力に抗してロックレバー51が回動させられ、その後に
復帰する。つまり、第一移動台8,第二移動台9が完全
にケース1内に収容されるとロックピン50はロックレ
バー51の先端によりロックされる。このとき、リミッ
トスイッチ84のドグが段部8fと係合し、移動用モー
タ20の回転が止まる。また、歯車21,22は固定ラ
ック38,39から外れた位置まで移動して少し回転す
るので、歯車21,22は可動ラック40,41のみと
噛み合って可動ラック40,41を一歯分だけ前記と逆
方向へ移動させて元の位置へ戻させることになる。
【0037】(C)ディスクの再生 以上のようにしてケース1の内部へCDを収容したら、
その後にフロントパネル100を、前記とは逆の手順で
動かして閉じる。このあと、フロントパネル100上の
図示しないスタートスイッチを操作してもよいが、パネ
ル枠87上の前記スタートスイッチ90を既に操作した
ので、ロックピン50がロックレバー51によってロッ
クされた後に、スピンドルモータが回転してターンテー
ブル67上のCDが回転を開始すると同時に、光ピック
アップ60がスリット61a内をCDの半径方向に沿っ
て移動し、CDの再生が行われる。
【0038】(D)移動台からのディスクの取り出し 再生の終了後は、フロントパネル100を開いたのち、
挿脱スイッチ89を押して第二移動台9を再びケース1
の外へ引き出し、ターンテーブル67からCDを取り外
す。この場合、一対の円弧部86aの位置でCDを挟持
して上へ引いてもよく、中指又は人差し指を凸部67a
に当てた状態で親指用凹部85dへ親指を入れて持ち上
げるようにしてもよい。CDを外した後は再び挿脱スイ
ッチ89を押し、第二移動台9をケース1の中へ収容
し、フロントパネル100を閉じる。
【0039】なお、本実施の形態はディスクの記録及び
/又は再生装置をディスクの再生を行うディスクプレー
ヤに適用したものであるが、ディスクの記録装置又はデ
ィスクの記録及び再生を行う装置に適用してもよい。そ
して、CDはφ120mmのものを用いたがφ80mm
のものを再生することもできる。
【0040】また、本実施の形態では、ケースに固定し
たラックに噛み合う歯車と載置部移動体に固定したラッ
クに噛み合う歯車とが同一の場合について説明したが、
例えば双方の歯車におけるピニオンギヤ部の歯数を同一
にして平歯車部の歯数を異ならしめることにより、ケー
スから繰り出す移動基体の移動量と、移動基体から繰り
出す載置部移動体の移動量との比を異ならしめて任意の
値に設定することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明からわかるように、請求項1
に係るディスクの記録及び/又は再生装置によればケー
ス及び載置部移動体にラックを設ける一方、移動基体に
は夫々のラックに噛み合う歯車を設けて歯車を駆動手段
に連動連結したので、本来ならばケースに対して移動基
体を移動させるための駆動手段と移動基体に対して載置
部移動体を移動させるための駆動手段との2つの駆動手
段を設けるべきところが単一の駆動手段で足り、スペー
ス効率がよい。
【0042】請求項2に係るディスクの記録及び/又は
再生装置によれば、夫々のラックの移動量を相対的に異
ならしめる第一歯車と第二歯車とをラックに噛み合せる
ので、ケースに対する移動基体の移動量と移動基体に対
する載置部移動体の移動量とを異ならしめることができ
る。このため、移動基体には載置部移動体より大きな曲
げモーメントが加わるため、本実施の形態では移動基体
の板厚を載置部移動体の板厚よりも大きくして対応して
いるが、移動基体の突出量よりも載置部移動体の突出量
を小さくすることによって対応することが可能である。
【0043】請求項3に係るディスクの記録及び/又は
再生装置によれば、駆動手段を載置部移動体上の再生ユ
ニットを設けた余剰スペースに配置したので、上下方向
への小形化のために移動基体から載置部移動体まで突出
した状態で配置せざるを得ない駆動手段をスペース効率
良く配置できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるディスクの記録及び/又は再生装
置の実施の形態を示す斜視図。
【図2】本発明によるディスクの記録及び/又は再生装
置の実施の形態を示す平面図。
【図3】本発明によるディスクの記録及び/又は再生装
置の実施の形態を示す分解斜視図。
【図4】本発明によるディスクの記録及び/又は再生装
置の実施の形態に係り、移動台がケースから引き出され
た状態を示す斜視図。
【図5】本発明によるディスクの記録及び/又は再生装
置の実施の形態に係り、移動台がケースから引き出され
た状態を示す平面図。
【図6】本発明によるディスクの記録及び/又は再生装
置の実施の形態に係り、移動台を駆動するための移動用
駆動手段の斜視図。
【図7】移動用駆動手段およびロック手段の構成と作用
とを説明するための平面図。
【図8】ロック手段の作用を説明するための平面図。
【図9】パネル枠と移動パネルとフロントパネルとの関
係を示す構成図。
【図10】フロントパネルが開いた状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1…ケース 8…第一移動台 9…第二移動台 20…移動用モータ 21,22…歯車 36,37…ラック 59…再生ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 久広 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内 Fターム(参考) 5D046 AA19 CA12 CB16 FA01 HA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに、ディスクを載置する載置部を
    有する載置部移動体と、該載置部移動体と前記ケースと
    の間に存在し、前記載置部移動体を移動自在に取り付け
    られるとともに、前記ケースに移動自在に取り付けられ
    た移動基体と、を設け、 前記ケース及び載置部移動体にラックを設ける一方、前
    記移動基体には夫々のラックに噛み合う歯車を設け、当
    該歯車を駆動手段に連動連結したことを特徴とするディ
    スクの記録及び/又は再生装置。
  2. 【請求項2】 前記歯車として夫々のラックの移動量を
    相対的に異ならしめる第一歯車と第二歯車とを用いたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のディスクの記録及び/
    又は再生装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも前記駆動手段は、前記移動基
    体から前記載置部移動体へ向かって突出する状態で、か
    つディスクの再生のために再生ユニットが設けられた載
    置部移動体の余剰スペースに配置したことを特徴とする
    請求項2に記載のディスクの記録及び/又は再生装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動手段としてモータを用いたこと
    を特徴とする請求項3に記載のディスクの記録及び/又
    は再生装置。
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