JP2003123218A - 磁気ヘッド用サスペンションの製造方法 - Google Patents

磁気ヘッド用サスペンションの製造方法

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JP2003123218A JP2001314738A JP2001314738A JP2003123218A JP 2003123218 A JP2003123218 A JP 2003123218A JP 2001314738 A JP2001314738 A JP 2001314738A JP 2001314738 A JP2001314738 A JP 2001314738A JP 2003123218 A JP2003123218 A JP 2003123218A
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Hidehiko Fujisaki
秀彦 藤崎
Kazumi Nishinoiri
和巳 西野入
Yukio Fujita
幸雄 藤田
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隆 中川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線パターンを保護層から露出させることな
く、絶縁樹脂層、配線パターンを所望の厚さに形成でき
る磁気ヘッド用サスペンションの製造方法を提供する。 【解決手段】 バネ性金属板からなる母材20上に絶縁
樹脂層30を全面に形成する工程と、該絶縁樹脂層30
上に、単位配線パターン13を複数所要の配列で形成す
る工程と、該複数の単位配線パターン13の全体を覆っ
て保護層用の感光性樹脂24を塗布し、該感光性樹脂2
4を露光、現像、キュアして、各単位配線パターン13
を独立して覆う保護層16を形成する工程と、絶縁樹脂
層30をエッチングして、各単位配線パターン13が載
る独立したパターンに分離するエッチング工程と、母材
20をエッチングして、各単位配線パターン13ごとの
サスペンション本体11に分離するエッチング工程とを
含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ヘッド用サスペ
ンションの製造方法、特に特性インピーダンスを減少さ
せ、電気信号の遅延を防ぐことのできる磁気ヘッド用サ
スペンションの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気ヘッド用のサスペンション10は、
図37に示すように、ステンレススチール等のバネ材か
らなるサスペンション本体11の先端側に磁気ヘッド素
子12が搭載されると共に、該磁気ヘッド素子12に電
気的に接続する配線パターン13がサスペンション本体
11上に形成されてなる。14は外部接続用の端子部で
ある。なお、配線パターン13は、図35に示すよう
に、サスペンション本体11上に所要幅で形成された、
ポリイミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等からな
る絶縁樹脂層15上に形成され、さらに感光性樹脂、ポ
リイミド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、レジスト
等からなる保護層16によって被覆されている。配線パ
ターン13の外部接続用の端子部14は露出されてい
る。また、配線パターン13の、磁気ヘッド素子12と
接続される端子部の部位も、保護層16に開口部(図示
せず)が形成されることによって露出している。
【0003】このような磁気ヘッド用サスペンション1
0の製造方法は、特開平8−30946号公報、特開平
8−36721号公報、特開平8−45213号公報等
に示されている方法がある。図22から図35は、従来
の磁気ヘッド用サスペンション10の一般的な製造方法
を示す。以下、簡単に説明する。まず、図22に示すよ
うに、ステンレススチール等のバネ材からなる母材20
上に感光性レジスト21を塗布する。なお、母材20に
は長尺の金属板を用いて、リール ツー リール方式に
より連続して送り込むか、あるいは大きな面積のものを
用いて、多数の磁気ヘッド用サスペンションを同時に作
り込み、最後に個片に分離するようにする。次に、感光
性樹脂21を露光、現像、キュアーして所要のパターン
に絶縁樹脂層15を形成する(図23)。この絶縁樹脂
層15上に、配線パターン13の密着性をよくするため
に、クロム、銅をスパッタリングして接合用金属層22
を形成する(図24)。
【0004】次に配線パターン13を形成する。まず、
接合用金属層22上、および母材20に感光性レジスト
23を塗布し(図25)、感光性レジスト23を露光、
現像して、レジストパターン23aを形成し(図2
6)、露出した接合用金属層22上に、電解銅めっき、
電解ニッケルめっき、電解金めっきをこの順に施して配
線パターン13を形成し(図27)、レジストパターン
23aを除去し(図28)、さらに接合用金属層22を
エッチングにより除去する(図29)のである。
【0005】次に保護層16を形成する。すなわち、配
線パターン13、絶縁樹脂層15、母材20を覆って感
光性樹脂24を塗布し(図30)、この感光性樹脂24
を露光、現像、キュアーして所要パターンの保護層16
に形成する(図31)。
【0006】最後に個片に分離する。すなわち、保護層
16、絶縁樹脂層15、母材20を覆って感光性レジス
ト25を塗布し(図32)、感光性レジスト25を露
光、現像してレジストパターン25aを形成し(図3
3)、母材20をエッチングしてサスペンション本体1
1に分離し(図34)、レジストパターン25aを除去
することによって、磁気ヘッド用サスペンション10に
形成される(図35)。
【0007】ところで、昨今は、サスペンション装置が
小型化していることから、特性インピーダンスが増加
し、電気信号の遅延が生じている。サスペンション装置
の小型化を保ったまま(サスペンション本体11の寸法
を保ったまま)、特性インピーダンスを減少させ、電気
信号の遅延を防止するためには、絶縁樹脂層15および
配線パターン13の厚みを大きくする必要がある。現状
では、絶縁樹脂層15と配線パターン13の厚みの和は
20μm程度である。これを上記特性を満足させるため
には、絶縁樹脂層15を30μm程度、配線パターン1
3を20μm程度の厚さにする必要がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで発明者は、絶縁
樹脂層15および配線パターン13を所要厚さに増大さ
せることを試みたが、次のような課題が生じた。すなわ
ち、保護層16を形成するべく、図36に示すように、
配線パターン13、絶縁樹脂層15、母材20上に感光
性樹脂24を塗布すると、絶縁樹脂層15および配線パ
ターン13が、従来の倍以上の厚さのために、感光性樹
脂24が表面張力によって母材20側に引っ張られ、配
線パターン13上に十分な厚さで塗布できず、配線パタ
ーン13のコーナー部が露出するという課題が生じた。
また、感光性樹脂24自体が厚くなり、露光の際、露光
光(紫外線)が感光性樹脂24の深部にまで十分に行き
渡らず、露光不良が生じて、保護層16を所要の形状に
形成しにくいという課題も生じた。
【0009】そこで、本発明は上記課題を解決すべくな
されたものであり、その目的とするところは、配線パタ
ーンを保護層から露出させることなく、絶縁樹脂層、配
線パターンを所望の厚さに形成でき、特性インピーダン
スを減少させ、電気信号の遅延を防止できる磁気ヘッド
用サスペンションの製造方法を提供するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る磁気ヘッド用サスペンションの製造方
法では、バネ性金属板からなるサスペンション本体上に
絶縁樹脂層が形成され、該絶縁樹脂層上に配線パターン
が形成され、該配線パターンを覆って保護層が形成され
た磁気ヘッド用サスペンションの製造方法において、バ
ネ性金属板からなる母材上に絶縁樹脂層を全面に形成す
る工程と、該絶縁樹脂層上に、前記単位配線パターンを
複数所要の配列で形成する工程と、該複数の単位配線パ
ターンの全体を覆って保護層用の感光性樹脂を塗布し、
該感光性樹脂を露光、現像、キュアして、各単位配線パ
ターンを独立して覆う保護層を形成する工程と、前記絶
縁樹脂層をエッチングして、前記各単位配線パターンが
載る独立したパターンに分離するエッチング工程と、前
記母材をエッチングして、前記各単位配線パターンごと
のサスペンション本体に分離するエッチング工程とを含
むことを特徴としている。
【0011】前記単位配線パターンを形成する工程を、
前記絶縁樹脂層上全面に接合用金属層を形成する工程
と、該接合用金属層上に感光性レジストを塗布し、該感
光性レジストを露光、現像して、前記単位配線パターン
のパターンに前記接合用金属層が露出するレジストパタ
ーンを形成するフォト・リソグラフィ工程と、該露出し
た接合用金属層上にめっきにより銅層を形成して前記単
位配線パターンを形成するめっき工程と、前記レジスト
パターンを除去する工程と、前記銅層をマスクとして、
露出した前記接合用金属層を除去するエッチング工程を
経て行うことができる。前記絶縁樹脂層の厚さをほぼ3
0μmに、前記単位配線層の厚さをほぼ20μmに形成
すると好適である。
【0012】また本発明に係る磁気ヘッド用サスペンシ
ョンの製造方法では、バネ性金属板からなるサスペンシ
ョン本体上に絶縁樹脂層が形成され、該絶縁樹脂層上に
配線パターンが形成され、該配線パターンを覆って保護
層が形成された磁気ヘッド用サスペンションの製造方法
において、バネ性金属板からなる母材上に絶縁樹脂層を
全面に形成する工程と、該絶縁樹脂層上に、前記単位配
線パターンを複数所要の配列で形成する工程と、該複数
の単位配線パターンの全体を覆って保護層用の樹脂を塗
布し、該保護層用樹脂をキュアして硬化させる工程と、
該保護層用樹脂と前記絶縁樹脂層とをエッチングして、
前記各単位配線パターンが介在する独立した絶縁樹脂層
および保護層に分離するエッチング工程と、前記母材を
エッチングして、前記各単位配線パターンごとのサスペ
ンション本体に分離するエッチング工程とを含むことを
特徴としている。
【0013】前記単位配線パターンを形成する工程を、
前記絶縁樹脂層上全面に接合用金属層を形成する工程
と、該接合用金属層上に感光性レジストを塗布し、該感
光性レジストを露光、現像して、前記単位配線パターン
のパターンに前記接合用金属層が露出するレジストパタ
ーンを形成するフォト・リソグラフィ工程と、該露出し
た接合用金属層上にめっきにより銅層を形成して前記単
位配線パターンを形成するめっき工程と、前記レジスト
パターンを除去する工程と、前記銅層をマスクとして、
露出した前記接合用金属層を除去するエッチング工程と
を経て行うことができる。前記絶縁樹脂層の厚さをほぼ
30μmに、前記単位配線層の厚さをほぼ20μmに形
成すると好適である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明の好適な実施の形態を
添付図面に基づき詳細に説明する。最終的に形成される
磁気ヘッド用サスペンションの構造自体は図37に示す
従来のものと基本的に同じであるので、その図面は省略
し、以下では、製造工程について説明する。
【0015】まず、図1に示すように、ステンレススチ
ール等のバネ材からなる母材20上の全面にポリイミド
樹脂30を塗布し、キュアーして硬化させる。ポリイミ
ド樹脂30の厚さはほぼ30μmとする。従来である
と、このポリイミド樹脂をパターンニングして絶縁樹脂
層15を最初の段階で形状形成したが、本実施の形態で
は、この段階ではパターンニングしないことを特徴とし
ている。なお、母材20には長尺の金属板を用いて、リ
ール ツー リール方式により連続して送り込むか、あ
るいは大きな面積のものを用いて、多数の磁気ヘッド用
サスペンションを同時に作り込み、最後に個片に分離す
るようにするようにする点は従来と同じである。また、
ポリイミド樹脂30の代わりに、エポキシ樹脂、アクリ
ル樹脂などの絶縁樹脂を用いてもよい。このポリイミド
樹脂層30上に、配線パターン13の密着性をよくする
ために、クロム、銅をスパッタリングして接合用金属層
22を形成する(図2)。
【0016】次に配線パターン13を形成する。すなわ
ち、複数の単位配線パターン13を接合用金属層上に所
要パターンで形成する。配線パターン13は従来と同様
の工程で形成できる。まず、接合用金属層22上、およ
び母材20に感光性レジスト23を塗布し(図3)、感
光性レジスト23を露光、現像して、レジストパターン
23aを形成し(図4)、露出した接合用金属層22上
に、電解銅めっき、電解ニッケルめっき、電解金めっき
をこの順に施して配線パターン13を形成し(図5)、
レジストパターン23aを除去し(図6)、さらに露出
している接合用金属層22をエッチングにより除去する
(図7)のである。配線パターン13の厚さはほぼ20
μmとする。
【0017】なお、配線パターン13の形成は必ずしも
上記による必要はない。例えば、ポリイミド樹脂層30
上に銅箔を熱圧着し、この銅箔をエッチングしてパター
ンニングし、さらに必要なめっき皮膜を形成して配線パ
ターン13とすることができる。この場合には、上記接
合用金属層22を設ける必要はない。
【0018】次に保護層16を形成する。すなわち、複
数の(単位)配線パターン13、ポリイミド樹脂層30
を覆って感光性樹脂24を塗布し(図8)、この感光性
樹脂24を露光、現像、キュアーして、各単位配線パタ
ーン13を独立して覆う保護層16に形成する(図
9)。なお、感光性樹脂とは、ポリイミド樹脂、エポキ
シ樹脂、アクリル樹脂、レジストを含むものである。こ
の場合に、ポリイミド樹脂層30は、母材20の全面に
形成されており、母材20との間に従来のような段差は
形成されていない。すなわち、感光性樹脂24は、配線
パターン13を覆うが、この配線パターン13は厚さが
20μm程度に形成されていて、従来の絶縁樹脂層15
と配線パターン13との厚さの和と同程度の厚さである
から、感光性樹脂24を塗布した際、配線パターン13
のコーナー部が露出するようなことがなく、しかも、露
光光(紫外線)によって十分露光されるので、露光、現
像が良好に行え、保護層16によって配線パターン13
を完全に覆うことができる。
【0019】次にポリイミド樹脂層30を所要のパター
ンに形成する。まず、図10に示すように、ポリイミド
樹脂層30、保護層16を覆って感光性レジスト32を
塗布する。この感光性レジスト32を露光、現像して、
ポリイミド樹脂層30の除去すべき部位を露出させたレ
ジストパターン32aに形成し(図11)、このレジス
トパターン32aをマスクとして露出しているポリイミ
ド樹脂層30の部位をエッチングして除去し、各配線パ
ターン13が独立して載る絶縁樹脂層15を形成する
(図12)。次いでレジストパターン32aをエッチン
グして除去するのである(図13)。なお、ポリイミド
樹脂層32のエッチングの際には該エッチング液によっ
てレジストパターン32aが侵されないように、またレ
ジストパターン32aの除去の際にはそのエッチング液
によってポリイミド樹脂層30が侵されないように、相
互の樹脂の種類、エッチング液の種類を選択する必要が
ある。
【0020】上記レジストパターン32aを形成する代
わりに、保護層16およびその周辺の必要エリアにマス
ク用のめっき皮膜を形成してもよい(図示せず)。この
めっきは、無電解銅めっき、次いで電解銅めっきを行っ
て、銅皮膜を形成するのが好適である。また、クロム、
銅をスパッタリングして、その上に電解銅めっきを行っ
て銅皮膜を形成することも可能である。この銅皮膜をマ
スクとして用いて、ポリイミド樹脂層30をエッチング
するのである。次いで銅皮膜をエッチングして除去すれ
ばよい。このようにすることで、エッチング液の種類等
にそれ程気を使わなくてもよくなる。
【0021】最後に母材20のエッチング加工をして、
単体の磁気ヘッド用サスペンションに分離する。すなわ
ち、図14に示すように、母材20、絶縁樹脂層15、
保護層16を覆って感光性レジスト25を塗布する。次
いで感光性レジスト25を露光、現像してレジストパタ
ーン25aを形成し(図15)、このレジストパターン
25aをマスクとして母材20をエッチングしてサスペ
ンション本体11に分離する(図16)。最後にレジス
トパターン25aを除去して磁気ヘッド用サスペンショ
ン10に形成することができる(図17)。
【0022】図18〜図21は他の実施の形態を示す。
図1〜図7までの工程は上記実施の形態と同じである。
本実施の形態では保護層16の形成方法が上記実施の形
態と異なる。すなわち、図18に示すように、配線パタ
ーン13およびポリイミド樹脂層30を覆って、非感光
性の樹脂、例えば非感光性のポリイミド樹脂34を塗布
し、キュアーして硬化させる。次いで図19に示すよう
に、ポリイミド樹脂硬化層34上の所要エリアに、無電
解めっき、電解めっきを行ってマスク用のめっき皮膜3
5を形成し、このめっき皮膜35をマスクとして両ポリ
イミド層30、34をエッチングして、絶縁樹脂層15
および保護層16を同時に作り込むのである(図2
0)。次いでめっき皮膜35をエッチングして除去する
(図21)。最後に、図14〜図17に示す工程と同様
にして、母材20をエッチング加工して、単体の磁気ヘ
ッド用サスペンション10に分離するのである。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、絶縁樹
脂層を母材の全面に形成し、この絶縁樹脂層上に配線パ
ターンを形成し、この配線パターンを覆って保護層用の
レジストを塗布するようにしたから、配線パターンを厚
くしても、配線パターンのコーナーを露出させることな
く保護層を形成できる。したがって、絶縁樹脂層、配線
パターンを厚くして、特性インピーダンスを減少させ、
電気信号の遅延を防止できる磁気ヘッド用サスペンショ
ンの優れた製造方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図1〜図17は製造工程の第1の実施の形態を示し、
【図1】母材上にポリイミド樹脂層を形成した状態の断
面図、
【図2】ポリイミド樹脂層上に接合用金属層を形成した
状態の断面図、
【図3】感光性レジストを塗布した状態の断面図、
【図4】レジストパターンを形成した状態の断面図、
【図5】配線パターンを形成した状態の断面図、
【図6】レジストパターンを除去した状態の断面図、
【図7】露出している接合用金属層を除去した状態の断
面図、
【図8】感光性樹脂を塗布した状態の断面図、
【図9】保護層を形成した状態の断面図、
【図10】感光性レジストを塗布した状態の断面図、
【図11】レジストパターンを形成した状態の断面図、
【図12】ポリイミド樹脂層をエッチングした状態の断
面図、
【図13】レジストパターンを除去した状態の断面図、
【図14】感光性レジストを塗布した状態の断面図、
【図15】レジストパターンを形成した状態の断面図、
【図16】母材をエッチングした状態の断面図、
【図17】レジストパターンを除去して磁気ヘッド用サ
スペンションに分離した状態の断面図である。図18〜
図21は製造工程の第2の実施の形態を示し、
【図18】保護層用樹脂を塗布した状態の断面図、
【図19】マスクのめっき皮膜を形成した状態の断面
図、
【図20】保護層および絶縁樹脂層をエッチングにより
形成した状態の断面図、
【図21】めっき皮膜を除去した状態の断面図である。
図22〜図35は従来の製造工程図を示し、
【図22】母材上に感光性ポリイミドを塗布した状態の
断面図、
【図23】露光、現像して絶縁樹脂層を形成した状態の
断面図、
【図24】接合用金属層を形成した状態の断面図、
【図25】感光性レジストを塗布した状態の断面図、
【図26】レジストパターンを形成した状態の断面図、
【図27】配線パターンを形成した状態の断面図、
【図28】レジストパターンを除去した状態の断面図、
【図29】露出した接合用金属層を除去した状態の断面
図、
【図30】感光性樹脂を塗布した状態の断面図、
【図31】保護層を形成した状態の断面図、
【図32】感光性レジストを塗布した状態の断面図、
【図33】レジストパターンを形成した状態の断面図、
【図34】母材をエッチングした状態の断面図、
【図35】レジストパターンを除去して磁気ヘッド用サ
スペンションに分離した状態の断面図である。
【図36】絶縁樹脂層および配線パターンを厚くした際
の、保護層用感光性レジストを塗布した状況を説明する
断面図、
【図37】保護層を省略した状態の磁気ヘッド用サスペ
ンションを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 磁気ヘッド用サスペンション 11 サスペンション本体 12 磁気ヘッド素子 13 配線パターン 15 絶縁樹脂層 16 保護層 20 母材 22 接合用金属層 23 感光性レジスト 23a レジストパターン 24 感光性樹脂 25 感光性レジスト 25a レジストパターン 30 ポリイミド樹脂層 32 感光性レジスト 32a レジストパターン 34 ポリイミド樹脂 35 めっき皮膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤崎 秀彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 西野入 和巳 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 藤田 幸雄 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 中川 隆 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5D042 NA01 PA10 TA07 5D059 AA01 BA01 CA30 DA31 DA36 EA08

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バネ性金属板からなるサスペンション本
    体上に絶縁樹脂層が形成され、該絶縁樹脂層上に配線パ
    ターンが形成され、該配線パターンを覆って保護層が形
    成された磁気ヘッド用サスペンションの製造方法におい
    て、 バネ性金属板からなる母材上に絶縁樹脂層を全面に形成
    する工程と、 該絶縁樹脂層上に、前記単位配線パターンを複数所要の
    配列で形成する工程と、 該複数の単位配線パターンの全体を覆って保護層用の感
    光性樹脂を塗布し、該感光性樹脂を露光、現像、キュア
    して、各単位配線パターンを独立して覆う保護層を形成
    する工程と、 前記絶縁樹脂層をエッチングして、前記各単位配線パタ
    ーンが載る独立したパターンに分離するエッチング工程
    と、 前記母材をエッチングして、前記各単位配線パターンご
    とのサスペンション本体に分離するエッチング工程とを
    含むことを特徴とする磁気ヘッド用サスペンションの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 前記単位配線パターンを形成する工程
    が、 前記絶縁樹脂層上全面に接合用金属層を形成する工程
    と、 該接合用金属層上に感光性レジストを塗布し、該感光性
    レジストを露光、現像して、前記単位配線パターンのパ
    ターンに前記接合用金属層が露出するレジストパターン
    を形成するフォト・リソグラフィ工程と、 該露出した接合用金属層上にめっきにより銅層を形成し
    て前記単位配線パターンを形成するめっき工程と、 前記レジストパターンを除去する工程と、 前記銅層をマスクとして、露出した前記接合用金属層を
    除去するエッチング工程とを含むことを特徴とする請求
    項1記載の磁気ヘッド用サスペンションの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記絶縁樹脂層の厚さをほぼ30μm
    に、前記単位配線層の厚さをほぼ20μmに形成するこ
    とを特徴とする請求項1または2記載の磁気ヘッド用サ
    スペンションの製造方法。
  4. 【請求項4】 バネ性金属板からなるサスペンション本
    体上に絶縁樹脂層が形成され、該絶縁樹脂層上に配線パ
    ターンが形成され、該配線パターンを覆って保護層が形
    成された磁気ヘッド用サスペンションの製造方法におい
    て、 バネ性金属板からなる母材上に絶縁樹脂層を全面に形成
    する工程と、 該絶縁樹脂層上に、前記単位配線パターンを複数所要の
    配列で形成する工程と、 該複数の単位配線パターンの全体を覆って保護層用の樹
    脂を塗布し、該保護層用樹脂をキュアして硬化させる工
    程と、 該保護層用樹脂と前記絶縁樹脂層とをエッチングして、
    前記各単位配線パターンが介在する独立した絶縁樹脂層
    および保護層に分離するエッチング工程と、 前記母材をエッチングして、前記各単位配線パターンご
    とのサスペンション本体に分離するエッチング工程とを
    含むことを特徴とする磁気ヘッド用サスペンションの製
    造方法。
  5. 【請求項5】 前記単位配線パターンを形成する工程
    が、 前記絶縁樹脂層上全面に接合用金属層を形成する工程
    と、 該接合用金属層上に感光性レジストを塗布し、該感光性
    レジストを露光、現像して、前記単位配線パターンのパ
    ターンに前記接合用金属層が露出するレジストパターン
    を形成するフォト・リソグラフィ工程と、 該露出した接合用金属層上にめっきにより銅層を形成し
    て前記単位配線パターンを形成するめっき工程と、 前記レジストパターンを除去する工程と、 前記銅層をマスクとして、露出した前記接合用金属層を
    除去するエッチング工程とを含むことを特徴とする請求
    項4記載の磁気ヘッド用サスペンションの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記絶縁樹脂層の厚さをほぼ30μm
    に、前記単位配線層の厚さをほぼ20μmに形成するこ
    とを特徴とする請求項4または5記載の磁気ヘッド用サ
    スペンションの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US20170048987A1 (en) * 2010-06-29 2017-02-16 Dai Nippon Printing Co., Ltd. Substrate for suspension, and production process thereof

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