JP2002290048A - 多層回路基板におけるビア形成方法 - Google Patents

多層回路基板におけるビア形成方法

Info

Publication number
JP2002290048A
JP2002290048A JP2001086120A JP2001086120A JP2002290048A JP 2002290048 A JP2002290048 A JP 2002290048A JP 2001086120 A JP2001086120 A JP 2001086120A JP 2001086120 A JP2001086120 A JP 2001086120A JP 2002290048 A JP2002290048 A JP 2002290048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photoresist
opening
forming
conductive paste
resin sheet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001086120A
Other languages
English (en)
Inventor
Motoaki Tani
元昭 谷
Nobuyuki Hayashi
伸之 林
Hiroyuki Machida
裕幸 町田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP2001086120A priority Critical patent/JP2002290048A/ja
Publication of JP2002290048A publication Critical patent/JP2002290048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビア形成工程に要する時間を短縮可能であ
り、多層回路基板における配線構造の高密度化に寄与す
ることができるビア形成方法を提供すること。 【解決手段】 多層回路基板におけるビア形成方法にお
いて、導体層が設けられた回路配線面にフォトレジスト
を積層する工程と、上記フォトレジストに対して、露光
および現像により、上記導体層の一部が露出するように
開口部を形成する工程と、上記開口部に導電性ペースト
を充填し、上記開口部によって外郭が規定されるビアポ
ストを形成する工程と、上記フォトレジストを除去する
工程とを含むこととした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルドアップ基板
などの多層回路基板に必要とされるビアを形成する方法
に関する。より詳細には、多層回路基板の製造におい
て、導電性ペーストによりフィルドビアを形成する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体素子は、更なる高集積化、
高密度化の傾向にあり、それに伴い、半導体素子に設け
られる入出力用のピンについては、更なる多ピン化、フ
ァインピッチ化の傾向にある。このようなピンの多ピン
化およびファインピッチ化に対応すべく、且つ、半導体
素子の電気的特性の向上を図るべく、半導体素子を搭載
するための多層プリント配線板ないし多層回路基板につ
いては、配線の更なる高密度化、微細化および多層化が
強く求められているところである。
【0003】半導体素子を搭載するための多層プリント
配線板ないし多層回路基板の積層構造は、主として、パ
ターン化された複数の導体層と、各導体層を電気的に隔
絶するための複数の絶縁層と、所定の導体層を電気的に
接続するために絶縁層を貫通する複数のビアとによって
構成されている。半導体素子が具備するピンの多ピン化
およびファインピッチ化への対応や、半導体素子の電気
的特性の向上を図るためには、多層回路基板の単位体積
あたりに含まれる配線を微細かつ多量にする必要がある
が、この観点から、配線の一部を構成するビアに着目し
た場合、形成箇所について自由度が大きく且つファイン
ピッチで形成可能なビアが理想とされる。
【0004】ビアの形態としては、一般に、図3(c)
に示すようなビアホールめっき、および図5(g)に示
すようなフィルドビアが知られている。ここでビアホー
ルめっきとは、ビアホール表面に形成されためっき層か
らなるビアであって、フィルドビアとは対照的にビアホ
ールの略全容を充填していないビアをいうものとする。
以下に、従来採用されてきたこれら2形態のビアの一般
的な形成方法について、その概略を説明する。
【0005】まず、多層回路基板におけるビアをビアホ
ールめっきにより構成する場合について、図3を参照し
て説明する。図3(a)に示すように、まず、第1の絶
縁層30上で既にパターン化された第1の導体層31の
上から、後に第2の絶縁層となる絶縁材料32を積層す
る。そして、絶縁材料32の上表面にフォトレジスト
(図示せず)を設けてこれをパターニングし、これをマ
スクとして公知のエッチング技術により、図3(b)に
示すように絶縁材料32の所定箇所にビアホール33を
形成する。次に、図3(c)に示すように、第2の絶縁
層32上にパターンめっきなどのめっき技術により第2
の導体層34を形成する。このとき、第2の絶縁層32
に形成されているビアホール33の表面にもめっきが施
され、ビアとしてのビアホールめっき35が同時に形成
されることとなる。
【0006】このようにして、第2の絶縁層32によっ
て隔絶さた第1の導体層31および第2の導体層34を
電気的に接続するビアとしてのビアホールめっき35が
形成される。
【0007】次に、従来のフィルドビアの形成方法につ
いて、図5を参照して説明する。図5(a)に示すよう
に、まず、第1の絶縁層50上で既にパターン化された
第1の導体層51の上からフォトレジスト52を積層す
る。そして、このフォトレジスト52に対してマスク
(図示せず)を介して露光・現像することによって、図
5(b)に示すように、フォトレジスト52の所定箇所
に開口部53を形成する。次に、図5(c)に示すよう
に、開口部53内にめっきを成長させてビアポスト54
を形成する。これが後にフィルドビアとなる。次に、図
5(d)に示すように、ビアポスト54を残してフォト
レジスト52を除去し、続いて図5(e)に示すよう
に、後に第2の絶縁層となる絶縁材料55を積層し、こ
れを加熱により硬化させる。次に、図5(f)に示すよ
うに、ビアポスト54の先端面が露出するまで絶縁材料
55を研磨して、積層表面を平坦化する。このようにし
て平坦化した積層表面に対して、スパッタ法により、ビ
アポスト54の先端面と有意な面積で接触するようにカ
レントフィルム(図示せず)を成膜し、電解めっき等に
よって、図5(g)に示すように第2の導体層56を形
成する。
【0008】従来は、このようにして、第2の絶縁層5
5によって隔絶さた第1の導体層51および第2の導体
層56を電気的に接続するフィルドビア54が形成され
るのが一般的であった。また、例えば特開平6−302
965号公報および特開平11−97528号公報にお
いても、一部に改良が加えられているものの、従来の一
般的方法と同様に、めっき成長技術ないし成膜技術によ
りフィルドビア自体を堆積形成する方法が提案されてい
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た2種類のビア形態のうち、ビアホールめっきの形態で
ビアを構成する場合には、次のような問題がある。
【0010】多層回路基板の配線構造においては、隣接
する絶縁層に設けられたビアが回路配線面の導体パター
ンを実質的に介さずに直接的に導通する構造をとらなけ
ればならない場合がしばしば生じ得るが、このような場
合、ビアホールめっきにより構成されたビアでは、図4
に示すように、下位の絶縁層40に設けられたビア41
に対して、その上位の絶縁層42においてビア43を位
置ずれした箇所に設けなければない。即ち、ビアの積層
において、いわゆるスタガードビアと呼ばれる構造をと
る。ビアホールめっきによりビアを構成すると、このよ
うに、ビアを連続的に積層する構造を採用したい場合
に、回路配線面において余分な領域を必要とするため、
多層回路基板において配線構造の自由度が損なわれてし
まう。
【0011】これに対して、フィルドビアの形態でビア
を構成する場合には、隣接する絶縁層のビアどうしがそ
の直上または直下にて互いに接続可能であるため、ビア
を連続的に積層する構造を採用したい場合にも、回路配
線面に余分な領域が必要とされないため、構造的には上
述のような問題はない。しかしながら、従来の一般的な
フィルドビア形成方法には次のような問題がある。
【0012】従来のフィルドビア形成方法においては、
ビアポスト54を形成するために、フォトレジスト52
に形成された開口部53内にめっきを堆積させなければ
ならないが、そのためには、ビアポスト用のカレントフ
ィルムを成膜すべくスパッタ法や無電解メッキの技術を
採用しなければならない。また、電解メッキ時の厚膜制
御が困難であり、その結果、工程数が増加し、ビアの形
成ひいては多層回路基板の形成が煩雑となってしまう。
【0013】本発明は、このような事情のもとで考え出
されたものであって、以上に述べた問題点を解消ないし
軽減し、ビア形成工程に要する時間を短縮可能であり、
多層回路基板における配線構造の高密度化に寄与するこ
とができるビア形成方法を提供することを課題とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、次の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明の第1の側面により提供されるビア形成方法
は、導体層が設けられた回路配線面にフォトレジストを
積層する工程と、上記フォトレジストに対して露光およ
び現像により上記導体層の一部が露出するように開口部
を形成する工程と、上記開口部に導電性ペーストを充填
し、上記開口部によって外郭が規定されるビアポストを
形成する工程と、上記フォトレジストを除去する工程と
を含むことを特徴としている。
【0015】このよな構成によると、ビア形成工程に要
する時間を短縮可能であって、多層回路基板における配
線構造の高密度化に寄与することができる。具体的に
は、印刷技術を用いてフォトレジストの開口部に導電性
ペーストを充填できるので、従来のめっき積層法と比較
してビアポスト形成工程数が減少し、ビア形成工程全体
に要する時間を短縮化できる。また、導電性ペースト充
填の型としてフォトレジストを用いることによって、導
電性ペーストによりビアを形成する際にも、例えばメタ
ルマスクを用いた場合と比較して、より微細なピッチで
導体層上にビアポストひいてはフィルドビアを形成する
ことが可能となる。
【0016】本発明の第2の側面によると、別のビア形
成方法が提供される。このビア形成方法は、導体層が設
けられた回路配線面に第1のフォトレジストを積層する
工程と、上記第1のフォトレジストに対して露光および
現像により上記導体層の一部が露出するように第1の開
口部を形成する工程と、上記第1の開口部に導電性ペー
ストを充填する工程と、上記第1のフォトレジスト上に
第2のフォトレジストを積層する工程と、上記第2のフ
ォトレジストに対して、露光および現像により、上記第
1の開口部に連通する第2の開口部を形成する工程と、
上記第2の開口部に導電性ペーストを充填し、上記第1
及びこれに連通する第2の開口部によって外郭が規定さ
れるビアポストを形成する工程と、上記第1及び第2の
フォトレジストを除去する工程とを含むことを特徴とし
ている。
【0017】本発明の第2の側面によっても、本発明の
第1の側面に関して上述したのと同様の理由で、ビア形
成工程に要する時間を短縮可能であって、多層回路基板
における配線構造の高密度化に寄与することができる。
これに加えて、本発明の第2の側面によると次のような
有利な効果が奏される。
【0018】フォトレジストに設けられる開口部ないし
小径ホールについては、そのアスペクト比、すなわち開
口部の厚み/穴径の値が大きくなるにつれて、形成の困
難性が増し、その結果、製造コストが上昇する傾向にあ
る。従って、実用的に形成し得る開口部には、アスペク
ト比に関しては一定の制限が課せられてしまうのが実際
である。本発明の第2の側面によると、フォトレジスト
に対する開口部形成および当該開口部への導電性ペース
トの充填という工程を、1つのビアポスト形成に対して
2度行うため、1度の工程では実用的には一定の制限が
課されるアスペクト比を超える正味のアスペクト比を達
成し、より細長いビアを形成することができるのであ
る。
【0019】以上より、本発明の第2の側面によると、
導電性ペースト由来のフィルドビアについて、フォトレ
ジストを型としてファインピッチで導体層上に形成され
得るのに加え、高アスペクト比に相当するビアが簡易か
つ低コストで形成できることが理解されよう。
【0020】本発明の第2の側面における第2の開口部
は、好ましくは第1の開口部よりも小さな開口径を有す
る。このような構成によると、ビアポストの上端側がよ
り細くなり、次工程で層間絶縁材料を積層形成する際
に、当該材料に対して突入ないし突破するのに好適であ
る。
【0021】本発明の第1および第2の側面において、
好ましくは、更に、フォトレジストに対して開口部が形
成された後であって、当該開口部に導電性ペーストを充
填する前に、フォトレジストの硬度を上昇させるための
加熱工程が含まれる。
【0022】好ましくは、更に、フォトレジストを除去
する前に、開口部に充填された導電性ペーストの硬度を
上昇させるための加熱工程が含まれる。
【0023】好ましくは、更に、フォトレジストを除去
した後に、導体層上に残されたビアポストである導電性
ペーストの硬度を上昇させるための加熱工程が含まれ
る。
【0024】本発明で使用される導電性ペーストには、
好ましくは、ビア径の1/5〜1/20の粒子径を有す
る金属粒子が体積分率で80〜95%含まれている。よ
り好ましくは、当該導電性ペーストに含まれる金属粒子
は銀または銅である。
【0025】本発明で使用される導電性ペーストは、好
ましくは熱硬化性樹脂を含み、より好ましくは当該熱硬
化性樹脂としてエポキシ樹脂またはポリイミド樹脂を含
む。
【0026】本発明に係るビア形成方法は、好ましく
は、更に、上記フォトレジストを除去した後、上記ビア
ポスト上に樹脂シートを重ね、当該樹脂シートを回路配
線面に対して押圧することにより、上記ビアポストの先
端を上記樹脂シート上面から露出させつつ絶縁層を形成
する工程を含む。
【0027】他の好ましい実施の形態においては、上記
フォトレジストを除去した後、上記ビアポスト上に樹脂
シートを重ね、当該樹脂シートを加熱により軟化させ、
樹脂シート自身の重量を利用して回路配線面に降下させ
ることにより、上記ビアポストの先端を上記樹脂シート
の上面から露出させつつ絶縁層を形成する工程が含まれ
る。
【0028】他の好ましい実施の形態においては、上記
フォトレジストを除去した後、上記ビアポスト上に樹脂
シートを重ね、当該樹脂シートを回路配線面に対して押
圧した後に、当該樹脂シートを平坦化研磨することによ
り、上記ビアポストの先端を上記樹脂シートの上面から
露出させつつ絶縁層を形成する工程が含まれる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について、図面を参照しつつ具体的に説明する。尚、
以下においては、多層回路基板を構成する一つの絶縁層
における一つのビアに着目して説明を行う。
【0030】図1は、多層回路基板の製造における本発
明の第1の実施形態に係るビア形成方法の一連の工程
を、多層回路基板の要部断面図で表したものである。
【0031】まず、図1(a)に示すように、第1の絶
縁層10上において既にパターン化された第1の導体層
11の上方から感光性の樹脂膜すなわちフォトレジスト
12を積層する。フォトレジスト12としては、ドライ
フィルムレジストを使用することができるし、液状レジ
ストを塗布してプリベークしたものも使用することがで
きる。また、機能面からは、例えばナフトキノンジアジ
ド化合物よりなるポジ型フォトレジストを使用してもよ
いし、例えば光架橋型の芳香族ビスアジド化合物よりな
るネガ型フォトレジストを使用してもよい。
【0032】次に、このフォトレジスト12に対してマ
スク(図示せず)を介して露光・現像することによっ
て、図1(b)に示すようにフォトレジスト12の所定
のビア形成箇所に開口部13を形成する。フォトレジス
ト12に対する露光・現像に際しては公知の技術を利用
することができる。そして、開口部13が形成された後
に、フォトレジスト12に対して100〜260℃の温
度範囲で5〜60分間の加熱処理を行う。この加熱処理
によって、後に行われる導電性ペーストの充填作業に充
分に耐え得る程にフォトレジスト12の硬度ないし剛性
が向上する。ただし、この加熱処理は、後に行われるフ
ォトレジスト12の除去の妨げとならない程度の温度お
よび処理時間で行う。即ち、フォトレジスト12が過剰
に硬化しない程度とする。その程度は使用するフォトレ
ジスト12の種類に依存する。
【0033】次に、図1(c)に示すように、開口部1
3に導電性ペーストを充填してビアポスト14を形成す
る。そして、ビアポスト14の硬度ないし剛性を向上さ
せるため、100〜260℃の温度範囲で5〜60分間
の加熱処理を行う。このビアポスト14が、最終的に導
体層間を電気的に接続するビアとなる。この導電性ペー
ストは、熱硬化性樹脂に金属粒子を分散させてペースト
状としたものである。熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹
脂およびポリイミド樹脂などを使用することができ、金
属粒子については銀および銅などを使用することができ
る。また、金属粒子については、形成されるビアの直径
の1/5〜1/20の粒子径を有するものが、導電性ペ
ースト中に体積分率で80〜95%の割合で含まれてい
るのが望ましい。金属粒子の粒子径が過剰に大きいと、
金属粒子どうしの接触が阻害されて導通しない場合が生
じ、粒子径が必要以上に小さいと、金属粒子の製造コス
トの観点から実用的でないばかりか、導通経路の分岐点
が極端に増加することに起因してビアの導通機能が阻害
されるおそれがあるからである。
【0034】次に、図1(d)に示すようにアルカリ溶
液などを作用させることによって、ビアポスト14を残
してフォトレジスト12を除去する。本実施形態では、
ビアポスト14の硬度ないし剛性を向上させるための上
述の加熱処理に代えて又はそれと共に、フォトレジスト
12を除去した後に、100〜260℃の温度範囲で5
〜60分間の加熱処理を行う。
【0035】次に、図1(e)に示すように、後に第2
の絶縁層となる樹脂シート15をビアポスト14の上位
に重ねる。樹脂シート15としては、ビアポスト14の
高さに近い部材厚を有する熱硬化性樹脂または熱可塑性
樹脂を用いる。ここで用いられる熱硬化性樹脂として
は、例えば、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、マレイミ
ド樹脂、シアネート樹脂などを含むものが挙げられる。
また、熱可塑性樹脂としては、例えば、オレフィン樹
脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、ポリイミド樹脂など
を含むものが挙げられる。
【0036】次に、当該樹脂シート15を回路配線面に
対して略垂直方向に積極的に押圧することにより、図1
(f)に示すように、樹脂シート15を回路配線面に対
して密着させ且つビアポスト14の先端を、樹脂シート
15における更に上層が積層される積層表面から露出さ
せる。ただし、本実施形態では、これに代えて、樹脂シ
ート15を加熱により軟化させ、樹脂シート15自身の
重量を利用して樹脂シート15の回路配線面に対する押
圧密着を達成してもよい。また、必要である場合には、
樹脂シート15の積層表面を平坦化研磨することによっ
て、当該樹脂シート15からビアポスト14の先端を露
出させてもよい。
【0037】次に、スパッタ法により、ビアポスト54
の先端面と有意な面積で接触するように例えばCu/C
rのカレントフィルム(図示せず)を成膜し、電解めっ
きによって図1(g)に示すように第2の導体層16を
形成する。ただし、第2の導体層16は、回路配線面に
対して圧着する前の樹脂シート15の表面に予めパター
ン形成しておいてもよい。また、ビアポスト54の直上
において更に上位の絶縁層にビア(図示せず)を形成す
ることによって、いわゆるスタックビアを形成する場合
には、第2の導体層16を形成しないものとする。
【0038】以上のようにして、本発明の第1の側面に
係るビア形成方法が実施され、第1の導体層11と第2
の導体層16または更に上位のビアとを電気的に接続す
るフィルドビア14が形成される。
【0039】図2は、多層回路基板の製造における本発
明の第2の実施形態に係るビア形成方法の一連の工程
を、多層回路基板の要部断面図で表したものである。
【0040】本実施形態では、まず、第1の実施形態に
関して図1(a)〜(c)に即して説明したのと同様の
工程を経て図2(a)に示す状態とする。具体的には、
第1の絶縁層20上において既にパターン化された第1
の導体層21の上方から第1のフォトレジスト22aが
積層され、このフォトレジスト22aに設けられた開口
部23aに導体ペースト24aが充填された状態とす
る。ただし、最終的に得られる多層回路基板の絶縁層の
厚みを第1の実施形態と同程度とする場合には、フォト
レジスト22aとしては、第1の実施形態に係るフォト
レジスト12の1/2程度の厚みを有するものを用い
る。
【0041】次に、図2(b)に示すように、フォトレ
ジスト22aの上位にフォトレジスト22bを積層す
る。フォトレジスト22bは、コスト性および形成され
る開口部の所望のアスペクト比などを考慮して、フォト
レジスト22aと同一の組成のものを使用してもよい
し、異なる組成のものを使用してもよい。また、最終的
に得られる多層回路基板の絶縁層の厚みを第1の実施形
態と同程度とする場合には、フォトレジスト22bとし
ては、フォトレジスト22aと同様、第1の実施形態に
係るフォトレジスト12の1/2程度の厚みを有するも
のを用いる。
【0042】次に、このフォトレジスト22bに対して
マスク(図示せず)を介して露光・現像することによっ
て、図2(c)に示すようにフォトレジスト22bの所
定のビア形成箇所に開口部23bを形成する。そして、
開口部23bが形成された後に、フォトレジスト22
a,22bに対して100〜260℃の温度範囲で5〜
60分間の加熱処理を行う。この加熱処理によって、後
に行われる導電性ペーストの充填作業に充分に耐え得る
程にフォトレジスト22a,22bの硬度ないし剛性が
向上する。ただし、この加熱処理は、後に行われるフォ
トレジスト22a,22bの除去の妨げとならない程度
の温度および処理時間で行う。即ち、フォトレジスト2
2a,22bが過剰に硬化しない程度とする。
【0043】次に、図2(d)に示すように、開口部2
3bに導電性ペースト24bを充填ンする。この導電性
ペースト24bとしては、導電性ペースト24aすなわ
ち第1の実施形態で用いた導電性ペースト14と同一の
ものを使用することができる。そしてこの時点で、開口
部23a,23bによって外郭が規定されている導電性
ペースト24a,24b、すなわちビアポスト24の硬
度ないし剛性を向上させるため、100〜260℃の温
度範囲で5〜60分間の加熱処理を行う。このビアポス
ト24が、最終的にに導体層間を電気的に接続するフィ
ルドビアとなる。
【0044】次に、図2(e)に示すように、アルカリ
溶液などを作用させることによって、ビアポスト24を
残してフォトレジスト22a,22bを除去する。本実
施形態では、ビアポスト24の硬度ないし剛性を向上さ
せるための上述の加熱処理に代えて又はそれと共に、フ
ォトレジスト22a,22b除去後に100〜260℃
の温度範囲で5〜60分間の加熱処理を行う。
【0045】次に、図2(f)に示すように、後に第2
の絶縁層となる樹脂シート25をビアポスト24の上位
に重ねる。樹脂シート25としては、ビア高さに近い厚
さを有する熱硬化性樹脂材料または熱可塑性樹脂材料を
用いる。
【0046】次に、当該樹脂シート25を回路配線面に
対して略垂直方向に積極的に押圧することにより、図2
(g)に示すように、樹脂シート25を回路配線面に対
して密着させ且つビアポスト24の先端を、樹脂シート
25における更に上層が積層される積層表面から露出さ
せる。本実施形態においても、このとき、樹脂シート2
5を加熱して軟化させ、樹脂シート25自身の重量を利
用して樹脂シート25の回路配線面に対する押圧密着を
達成してもよい。本実施形態では、ビアポスト24の先
端部が基部よりも小径に形成されているため、樹脂シー
ト25を回路配線面に対して押圧密着させる際に、ビア
ポスト24の先端が樹脂シート25に対して突入ないし
突破するのに好適である。
【0047】第2の絶縁層25が形成された後、次に第
1の実施形態に関して図1(g)を参照して説明したの
と同様の態様で、図2(h)に示すような第2の導体層
または更なる上位のビアポスト(図示せず)が形成され
る。
【0048】このようにして、本発明の第2の側面に係
るビア形成方法が実施され、第1の導体層21と第2の
導体層26または更に上位のビアと、を電気的に接続す
るフィルドビア24が形成される。
【0049】以上に説明した本発明の第1および第2の
実施形態は共に、コア基板の片面側のみにビルドアップ
する場合にも、両面にビルドアップする場合にも、多層
配線を構成するビアを形成することを目的として実施す
ることができる。
【0050】次に、本発明の実施例について説明する。
【0051】
【実施例1】両面に厚さ18μmの銅箔を張った樹脂基
板(商品名:BTレジン、三菱ガス化学製)に、フォト
レジストとしての厚さ40μmのドライフィルムレジス
ト(商品名:RY−3040、日立化成製)を積層し
た。次に、所定のマスクパターンを用いてビア形成箇所
に対して露光・現像処理を施すことによって、200μ
mのピッチで、各々が50μmの径を有する複数の開口
部を設けた。次に、このようにして開口部が形成された
フォトレジストに対して150℃で30分間の加熱処理
を行った。その後、印刷法により、開口部に対して、導
電性ペーストとしての銀ペースト(商品名:ドータイト
FA510、藤倉化成製)を充填し、充填された銀ペー
ストを150℃で1時間、乾燥・硬化処理を行った。そ
して、アルカリ処理液を作用させてドライフィルムレジ
ストを剥離し、ビアポストを形成した。このようにし
て、本実施例では、高さ40μmのビアポストがピッチ
200μmで形成された。
【0052】
【実施例2】両面に厚さ18μmの銅箔を張った樹脂基
板(商品名:BTレジン、三菱ガス化学製)に、第1の
フォトレジストとしての厚さ25μmのドライフィルム
レジスト(商品名:RY−3025、日立化成製)を積
層した。次に、所定のマスクパターンを用いてビア形成
箇所に対して露光・現像処理を施すことによって、20
0μmのピッチで、各々が60μmの径を有する複数の
第1の開口部を設けた。140℃で20分間の加熱処理
を行った後、この第1の開口部に、導電性ペーストとし
ての銀ペースト(商品名:ケミタイトMS−89、東芝
ケミカル製)を印刷法により充填した。印刷後、更に第
2のフォトレジストとしての厚さ25μmのドライフィ
ルムレジスト(商品名:RY−3025、日立化成製)
を積層し、上記の第1の開口部形成箇所に対応する窓部
を有するマスクパターンを用いて露光・現像処理を施す
ことによって、各々が30μmの径を有する複数の第2
の開口部を設けた。160℃で20分間の加熱処理を行
った後、この第2の開口部に、銀ペースト(商品名:ケ
ミタイトMS−89、東芝ケミカル製)を印刷法により
充填し、銀ペーストを150℃で30分かけて乾燥・硬
化させた。その後、アルカリ処理液を作用させて第1お
よび第2のドライフィルムレジストを共に剥離し、ビア
ポストを形成した。その後、ビアポストの硬度を高める
ために、170℃で60分間、加熱処理を行った。この
ようにして、本実施例では、高さ50μmのビアポスト
がピッチ200μmで形成された。
【0053】
【実施例3】両面に厚さ18μmの銅箔を張った樹脂基
板(商品名:BTレジン、三菱ガス化学製)に、液状フ
ォトレジスト(商品名:AZP4903、ヘキスト製)
を塗布し、これを80℃で15分間プリベークすること
によって厚さ30μmの第1のフィルムレジストを形成
した。次に、所定のマスクパターンを用いてビア形成箇
所に対して露光・現像処理を施すことによって、180
μmのピッチで、各々が60μmの径を有する複数の第
1の開口部を設けた。この第1の開口部に、導電性ペー
ストとしての銅ペースト(商品名:カッパーペースト、
アサヒ化学研究所製)を印刷法により充填した。印刷
後、更に液状フォトレジスト(商品名:AZP490
3、ヘキスト製)を塗布し、これを80℃で15分間プ
リベークすることによって厚さ30μmの第2のフィル
ムレジストを形成した。そして、上記の第1の開口部形
成箇所に対応する窓部を有するマスクパターンを用いて
露光・現像処理を施すことによって、各々が30μmの
径を有する複数の第2の開口部を設けた。この第2の開
口部に、銅ペースト(商品名:カッパーペースト、アサ
ヒ化学研究所製)を印刷法により充填し、銅ペーストを
150℃で30分かけて乾燥・硬化させた。その後、ア
ルカリ処理液を作用させて第1および第2のフォトレジ
ストを共に剥離し、ビアポストを形成した。その後、ビ
アポストの硬度を高めるために、170℃で60分間、
加熱処理を行った。このようにして、本実施例では、高
さ60μmのビアポストがピッチ180μmで形成され
た。
【0054】
【実施例4】実施例1で形成した複数のビアポストの上
位に、絶縁層形成用絶縁材料としての厚さ45μmの熱
硬化性樹脂シート(商品名:SH−9、味の素製)を重
ね、ラミネート装置内にて減圧した後、当該樹脂シート
を130℃で加熱しながらラミネート装置の加圧壁で加
圧することにより、配線間およびビア間へ半硬化状態の
樹脂が充填されるのを促し、ビアポスト先端を樹脂シー
ト表面から露出させた。このようにして、本実施例で
は、微小な配線間及び実施例1で形成された微細ピッチ
なビア間の間隙を略完全に充填し、且つ、ビアポスト先
端面を露出させつつその表面が平坦化された絶縁層が形
成された。
【0055】
【付記】次に、本発明の構成およびバリエーションにつ
いて付記する。 (付記1)導体層が設けられた回路配線面にフォトレジ
ストを積層する工程と、上記フォトレジストに対して、
露光および現像により、上記導体層の一部が露出するよ
うに開口部を形成する工程と、上記開口部に導電性ペー
ストを充填し、上記開口部によって外郭が規定されるビ
アポストを形成する工程と、上記フォトレジストを除去
する工程と、を含むことを特徴とする多層回路基板にお
けるビア形成方法。 (付記2)更に、上記開口部が形成された後であって、
上記導電性ペーストを充填する前に、上記フォトレジス
トの硬度を上昇させるための加熱工程を含む、付記1に
記載のビア形成方法。 (付記3)更に、上記フォトレジストを除去する前に、
上記開口部に充填された導電性ペーストの硬度を上昇さ
せるための加熱工程を含む、付記1または2に記載のビ
ア形成方法。 (付記4)更に、上記フォトレジストを除去した後に、
導電性ペーストの硬度を上昇させるための加熱工程を含
む、付記1から3のいずれか1つに記載のビア形成方
法。 (付記5)更に、上記フォトレジストを除去した後、上
記ビアポスト上に樹脂シートを重ね、当該樹脂シートを
回路配線面に対して押圧することにより、上記ビアポス
トの先端を上記樹脂シート上面から露出させつつ絶縁層
を形成する工程を含む、付記1から4のいずれか1つに
記載のビア形成方法。 (付記6)更に、上記フォトレジストを除去した後、上
記ビアポスト上に樹脂シートを重ね、当該樹脂シートを
加熱により軟化させ、樹脂シート自身の重量を利用して
回路配線面に降下させることにより、上記ビアポストの
先端を上記樹脂シートの上面から露出させつつ絶縁層を
形成する工程を含む、付記1から4のいずれか1つに記
載のビア形成方法。 (付記7)更に、上記フォトレジストを除去した後、上
記ビアポスト上に樹脂シートを重ね、当該樹脂シートを
回路配線面に対して押圧した後に、当該樹脂シートを平
坦化研磨することにより、上記ビアポストの先端を上記
樹脂シートの上面から露出させつつ絶縁層を形成する工
程を含む、付記1から4のいずれか1つに記載のビア形
成方法。 (付記8)上記導電性ペーストには、ビア径の1/5〜
1/20の粒子径を有する金属粒子が体積分率で80〜
95%含まれている、付記1から7のいすれか1つに記
載のビア形成方法。 (付記9)上記金属粒子は銀または銅である、付記8に
記載のビア形成方法。 (付記10)上記導電性ペーストは、熱硬化性樹脂を含
む、付記1から9のいずれか1つに記載のビア形成方
法。 (付記11)上記熱硬化性樹脂は、エポキシ樹脂または
ポリイミド樹脂である、付記10に記載のビア形成方
法。 (付記12)導体層が設けられた回路配線面に第1のフ
ォトレジストを積層する工程と、上記第1のフォトレジ
ストに対して、露光および現像により、上記導体層の一
部が露出するように第1の開口部を形成する工程と、上
記第1の開口部に導電性ペーストを充填する工程と、上
記第1のフォトレジスト上に第2のフォトレジストを積
層する工程と、上記第2のフォトレジストに対して、露
光および現像により、上記第1の開口部に連通する第2
の開口部を形成する工程と、上記第2の開口部に導電性
ペーストを充填し、上記第1及びこれに連通する第2の
開口部によって外郭が規定されるビアポストを形成する
工程と、上記第1及び第2のフォトレジストを除去する
工程と、を含むことを特徴とする多層回路基板における
ビア形成方法。 (付記13)上記第2の開口部は上記第1の開口部より
も小さな開口径を有する、付記12に記載のビア形成方
法。
【0056】
【発明の効果】以上の説明より、本発明の第1および第
2の側面によると、印刷技術を用いてフォトレジストの
開口部に導電性ペーストを充填できるので、従来のめっ
き積層法と比較してビアポスト形成工程数が減少し、ビ
ア形成工程全体に要する時間を短縮化できることが理解
されよう。また、導電性ペースト充填の型としてフォト
レジストを用いることによって、導電性ペーストにより
ビアを形成する際にも、より微細なピッチで導体層上に
フィルドビアを形成することが可能となることも理解さ
れよう。
【0057】更に、本発明の第2の側面によると、導電
性ペースト由来のフィルドビアについて、フォトレジス
トを型としてファインピッチで導体層上に形成され得る
のに加え、高アスペクト比に相当するビアが簡易かつ低
コストで形成できることが理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】多層回路基板製造工程における本発明の第1の
実施形態に係るビア形成方法の一連の工程を表す、多層
回路基板の要部断面図である。
【図2】多層回路基板製造工程における本発明の第2の
実施形態に係るビア形成方法の一連の工程を表す、多層
回路基板の要部断面図である。
【図3】多層回路基板製造工程における従来のビアホー
ルめっきによるビア形成方法の一連の工程を表す、多層
回路基板の要部断面図である。
【図4】図3に示すビアホールめっきによりビアを形成
し、いわゆるスタガードビア構造を採用する、従来の多
層回路基板の要部断面図である。
【図5】多層回路基板製造工程における従来の一般的な
フィルドビア形成方法の一連の工程を表す、多層回路基
板の要部断面図である。
【符号の説明】
10,20,30,50 第1の絶縁層 11,21,31,51 第1の導体層 12,52 フォトレジスト 13,53 開口部 14,24,54 ビアポスト 15,25 樹脂シート 16,26,56 第2の導体層 22a 第1のフォトレジスト 22b 第2のフォトレジスト 23a 第1の開口部 23b 第2の開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 町田 裕幸 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5E317 AA24 BB01 BB14 GG16 5E346 AA32 AA43 CC08 CC39 DD46 EE32 FF18 FF24 HH32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体層が設けられた回路配線面にフォト
    レジストを積層する工程と、 上記フォトレジストに対して、露光および現像により、
    上記導体層の一部が露出するように開口部を形成する工
    程と、 上記開口部に導電性ペーストを充填し、上記開口部によ
    って外郭が規定されるビアポストを形成する工程と、 上記フォトレジストを除去する工程と、を含むことを特
    徴とする多層回路基板におけるビア形成方法。
  2. 【請求項2】 更に、上記開口部が形成された後であっ
    て、上記導電性ペーストを充填する前に、上記フォトレ
    ジストの硬度を上昇させるための加熱工程を含む、請求
    項1に記載のビア形成方法。
  3. 【請求項3】 更に、上記フォトレジストを除去した
    後、上記ビアポスト上に樹脂シートを重ね、当該樹脂シ
    ートを回路配線面に対して押圧することにより、上記ビ
    アポストの先端を上記樹脂シート上面から露出させつつ
    絶縁層を形成する工程を含む、請求項1または2に記載
    のビア形成方法。
  4. 【請求項4】 導体層が設けられた回路配線面に第1の
    フォトレジストを積層する工程と、 上記第1のフォトレジストに対して、露光および現像に
    より、上記導体層の一部が露出するように第1の開口部
    を形成する工程と、 上記第1の開口部に導電性ペーストを充填する工程と、 上記第1のフォトレジスト上に第2のフォトレジストを
    積層する工程と、 上記第2のフォトレジストに対して、露光および現像に
    より、上記第1の開口部に連通する第2の開口部を形成
    する工程と、 上記第2の開口部に導電性ペーストを充填し、上記第1
    及びこれに連通する第2の開口部によって外郭が規定さ
    れるビアポストを形成する工程と、 上記第1及び第2のフォトレジストを除去する工程と、
    を含むことを特徴とする多層回路基板におけるビア形成
    方法。
  5. 【請求項5】 上記第2の開口部は上記第1の開口部よ
    りも小さな開口径を有する、請求項4に記載のビア形成
    方法。
JP2001086120A 2001-03-23 2001-03-23 多層回路基板におけるビア形成方法 Pending JP2002290048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001086120A JP2002290048A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 多層回路基板におけるビア形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001086120A JP2002290048A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 多層回路基板におけるビア形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002290048A true JP2002290048A (ja) 2002-10-04

Family

ID=18941544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001086120A Pending JP2002290048A (ja) 2001-03-23 2001-03-23 多層回路基板におけるビア形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002290048A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005142573A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Lg Electron Inc 多層印刷回路基板及びその製造方法
JP2008529283A (ja) * 2005-01-24 2008-07-31 テセラ・インターコネクト・マテリアルズ,インコーポレイテッド 誘電体の表面に埋め込まれた金属トレースを有する相互接続要素を作る構成および方法
JP2008311619A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Samsung Electro Mech Co Ltd 印刷回路基板及びその製造方法
KR100935872B1 (ko) 2007-11-22 2010-01-07 삼성전기주식회사 인쇄회로기판 제조방법
KR101251756B1 (ko) * 2011-03-16 2013-04-05 삼성전기주식회사 인쇄회로기판의 제조방법
US8736064B2 (en) 2005-01-24 2014-05-27 Invensas Corporation Structure and method of making interconnect element having metal traces embedded in surface of dielectric

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07170069A (ja) * 1993-09-27 1995-07-04 Rogers Corp 多層回路の製造法
JPH07336020A (ja) * 1994-06-10 1995-12-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 導体パターンの形成方法
JP2000323838A (ja) * 1999-03-04 2000-11-24 Soshin Electric Co Ltd 多層基板の製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07170069A (ja) * 1993-09-27 1995-07-04 Rogers Corp 多層回路の製造法
JPH07336020A (ja) * 1994-06-10 1995-12-22 Sumitomo Metal Ind Ltd 導体パターンの形成方法
JP2000323838A (ja) * 1999-03-04 2000-11-24 Soshin Electric Co Ltd 多層基板の製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005142573A (ja) * 2003-11-06 2005-06-02 Lg Electron Inc 多層印刷回路基板及びその製造方法
JP2008529283A (ja) * 2005-01-24 2008-07-31 テセラ・インターコネクト・マテリアルズ,インコーポレイテッド 誘電体の表面に埋め込まれた金属トレースを有する相互接続要素を作る構成および方法
US8736064B2 (en) 2005-01-24 2014-05-27 Invensas Corporation Structure and method of making interconnect element having metal traces embedded in surface of dielectric
JP2008311619A (ja) * 2007-06-18 2008-12-25 Samsung Electro Mech Co Ltd 印刷回路基板及びその製造方法
JP4553950B2 (ja) * 2007-06-18 2010-09-29 三星電機株式会社 印刷回路基板及びその製造方法
US8222534B2 (en) 2007-06-18 2012-07-17 Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. Printed circuit board and manufacturing method thereof
KR100935872B1 (ko) 2007-11-22 2010-01-07 삼성전기주식회사 인쇄회로기판 제조방법
KR101251756B1 (ko) * 2011-03-16 2013-04-05 삼성전기주식회사 인쇄회로기판의 제조방법

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8277668B2 (en) Methods of preparing printed circuit boards and packaging substrates of integrated circuit
US8058558B2 (en) Printed circuit board and manufacturing method thereof
JP4538486B2 (ja) 多層基板およびその製造方法
KR100427794B1 (ko) 다층 배선 기판의 제조 방법
WO2004054340A1 (ja) 多層配線基板およびその製造方法
JP2007324559A (ja) ファインピッチを有するマルチレイヤー回路板及びその製作方法
US9824977B2 (en) Semiconductor packages and methods of forming the same
WO2018110437A1 (ja) 配線基板、多層配線基板、及び配線基板の製造方法
JP2009283739A (ja) 配線基板および配線基板の製造方法
JP2002314253A (ja) z軸相互接続を有するプリント配線基板構造
US6629366B1 (en) Method of producing a multilayer wiring board
JP2006041029A (ja) 配線基板及びその製造方法ならびに電子装置
JP2006245213A (ja) 配線基板の製造方法
JP2002290048A (ja) 多層回路基板におけるビア形成方法
KR100908986B1 (ko) 코어리스 패키지 기판 및 제조 방법
JP4052434B2 (ja) 多層基板及びその製造方法
KR100934107B1 (ko) 미세 피치의 금속 범프를 제공하는 인쇄회로기판 제조 방법
KR20040061410A (ko) 도통 관통홀이 구리로 채워진 인쇄회로기판 및 그 제조방법
KR20020022477A (ko) 물리적 기상 증착법을 이용한 빌드업 다층 인쇄회로판제조방법
US20030113951A1 (en) Method for manufacturing multi-layer package substrates
JP2004193295A (ja) 多層配線基板およびその製造方法
KR100630913B1 (ko) 인쇄회로기판의 제조방법
JP2005108941A (ja) 多層配線板及びその製造方法
JP2005244140A (ja) 配線基板の製造方法
TW200926377A (en) Aluminum oxide-based substrate and method for manufacturing the same

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20080220

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100903

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20100914

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110208