JP2000323838A - 多層基板の製造方法 - Google Patents

多層基板の製造方法

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JP2000323838A
JP2000323838A JP11056536A JP5653699A JP2000323838A JP 2000323838 A JP2000323838 A JP 2000323838A JP 11056536 A JP11056536 A JP 11056536A JP 5653699 A JP5653699 A JP 5653699A JP 2000323838 A JP2000323838 A JP 2000323838A
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resin layer
insulating resin
conductor pattern
film
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Tetsuya Fukai
徹也 深井
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Soshin Electric Co Ltd
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  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】断線やショ―トを生じることのない導電体パタ
―ン、特に導電体パ夕―ン各層の端部接続部を所望の厚
みおよび線幅にかつ位置精度よく形成することができる
多層基板の製造方法を提供する。 【解決手段】べ―スフィルム上にポジフォトレジスト膜
を積層、露光、現像して、凹部を形成し、ついで凹部に
導電性ぺ―ストを充墳して導電体パタ―ンを形成し、つ
いでフォトレジスト膜を除去して、導電体パタ―ンを凸
部としてべ―スフィルム上に形成し、ついでべ―スフィ
ルム上に絶縁樹脂を塗布した後乾燥、半硬化させて、導
電体パタ―ン20a、20bが埋め込まれたプリプレグ
絶縁樹脂層40を形成し、さらにべ―スフィルムを剥離
したプリプレグ絶縁樹脂層40を積層、圧着、硬化させ
て多層基板44を完成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、導電体パタ―ンが
埋め込み形成されたプリプレグ絶縁樹脂層を積層した有
機樹脂積層体を硬化してなる多層基板の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】電子部品の小型化、薄型化の要請に応え
るべく、絶縁性有機樹脂層を用い、該絶縁性有機樹脂層
上に導電体パタ―ンを形成して、これを積層することに
より、絶縁性有機樹脂層積層体とした各種受動素子の内
蔵基板等の多層基板が製造されている。また、この絶縁
性有機樹脂層積層体に多数の半導体素子を装着した耐熱
性に優れる多層電子部品も製造されている。
【0003】このような絶縁性有機樹脂層積層体からな
る多層基板の製造方法としては、例えば、誘電体、磁性
体、絶縁体等の各種セラミック粉末と有機絶縁樹脂、有
機溶剤等を混合して絶縁性有機樹脂を調製し、印刷法、
ドクターブレ―ド法等により、べ―スフィルム上に該絶
縁性有機樹脂を塗布した後、乾燥し、ついで該べースフ
ィルムを剥離して絶縁性有機樹脂を形成する。
【0004】つぎに、上記したプリプレグ絶縁樹脂層を
所定の寸法に分割(裁断)し、パンチで孔開けして、ア
ラインメントマ―クとなる基準孔部およびビアホ―ル
(スル―ホ―ル)を形成する。このビアホ―ルに導電性
ぺ―ストを充壇して、積層後の導電体パターン名層の端
部接続部(ビア部)となる部位を形成する。さらに、こ
の絶縁樹脂層の表面に、印刷法により、導電体パタ―ン
(導電性ぺ―スト)を印刷する。印刷された導電体パタ
―ンを乾燥した後、前記アラインメントマ―クを基準と
して位置合わせしながら該プリプレグ絶縁樹脂層を積層
し、所定の雰囲気および温度で硬化させて絶縁樹脂層積
層体からなる多層基板が完成する。
【0005】この場合、絶縁樹脂層を1層ごとに分割し
た後にこれらの分割した絶縁樹脂層を積層する前記した
方法に代えて、絶縁樹脂層を積層した後、ダイシンソ―
によりフルカットする方法や、凹状溝を形成し、あるい
はハ―フカッタによりV状溝を形成することにより硬化
後分割しやすくする、いわゆる、ハ―フカット処理を施
した後、絶縁樹脂層積層体の硬化品をハ―フカット位置
で分割する方法も用いられる
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このようにして形成さ
れる従来の絶縁樹脂層積層体からなる多層基板は、特に
ハイパーワー用は、印刷法やエッチング法により絶縁樹
脂層上に導電体パタ―ンを形成しているために、導電体
パ夕―ンの線幅を数十μm以下に形成することができ
ず、またその位置精度もよくないという間題がある。ま
た、導電体パ夕―ンが絶縁樹脂層上に凸状に形成されて
いるため、積層、圧着時に局所が加圧され、硬化時のク
ラック発生や絶縁樹脂層表面の凹凸の原因となる
【0007】また、絶縁樹脂層上に導電体パタ―ンを形
成する方法として上記した印刷法に代えて薄膜法を用い
る場合、その膜厚は大きくてもl0μmを超えるものを
形成することができず、導電体の抵抗を小さくすること
ができないという間題がある。
【0008】また、絶縁樹脂層の厚みが厚くかつある程
度柔らかいことから、上記した印刷法や薄膜法で導電体
パタ―ンが形成された絶縁樹脂層を積層時に加圧して導
電体パタ―ンを絶縁樹脂層に埋め込む場合、絶縁樹脂層
の厚みが相対的に薄いと加圧により絶縁樹脂層が変形し
てしまい導電体パタ―ンの厚みを吸収できず、導電体パ
ターンと絶縁樹脂層との間に隙間が生じ、めっき時に端
子電極よりめっき液が浸入して導電体パタ―ンを浸食す
る不具合を生じることになる。
【0009】また前記導電体パターンが形成されたにコ
ア基板上に感光性絶縁樹脂を塗布し硬化後、層間接続用
ビアホールをフォトリソグラフィ手法で形成し導電体を
充填してビアを形成する方法は、感光性樹脂がコストア
ップの要因であり、さらに樹脂層の電気的特性の向上、
あるいは機械的強度の向上のために各種フィラーを充填
すると、フィラーが紫外線の透過を阻害し光を散乱させ
るため高精度な微細な加工は困難であった。また導電パ
ターンに感光性導電ペーストを用いフォトリソグラフィ
工法で導電パターンを形成する方法もあるが材料コスト
が高く、また導電ペーストを印刷して塗布した後エッチ
ング除去するため不経済であり、さらに銀や銅などの導
電粒子を含有するため、光の透過が阻害され散乱するた
め高精度加工が難しく厚く塗布することは困難であっ
た。
【0010】従来の多層基板の製造方法は、基板上に多
数の素子が並んだ状態でビルドアップされてゆくため、
完成後にダイシングソーなどで切断され、個片に分割さ
れる。このとき工数を要すこと以外に、切断面より亀裂
や剥がれが発生し易く品質を低下さる問題を、切断部分
を最小限にするか、あるいは機械的切断をなくすことで
ある。
【0011】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、導電体パタ―ンを所望の厚みおよび線幅
にかつ位置精度よく形成することができ、また絶縁樹脂
層積層時の加圧による導電体パターンの変形を生じるこ
とがなく、また導電体パ夕ーン各層の端部接続部を確実
に形成することができる多層基板の製造方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多層基板の
製造方法は、導電体パタ―ンが埋め込み形成された絶縁
樹脂層を積層した絶縁樹脂層積層体を硬化してなる多層
基板の製造方法であって、べ―スフィルム上にフォトレ
ジスト膜を積層し、前記フォトレジスト膜を露光、現像
して、凹部を前記べ―スフィルム上に形成し、前記凹部
に導電性ぺ―ストを充墳した後、前記フォトレジスト膜
を除去して、前記導電体パタ―ンを凸部として前記べ―
スフィルム上に形成し、前記べースフィルム上に絶縁樹
脂を塗布した後乾燥して、前記導電体パターンが埋め込
まれた絶縁樹脂層を形成し、前記絶縁樹脂層から前記べ
ースフィルムを剥離することを特徴とする。
【0013】これにより、導電体パターンを所望の厚み
および線幅にかつ位置精度よく形成することができるこ
とから、電子部品の小型化を図ることができる。また、
絶縁樹脂層積層時の加圧の際に導電体パタ―ンの変形が
ないことから、断線、ショ―ト等の間題を生じることが
ない。なお、導電体パタ―ンの線幅の広い、所謂、ハイ
パワ―品(大型部品)にも本発明を好適に適用できる。
【0014】また、本発明に係る多層基板の製造方法
は、べ―スフィルム上に第lのフォトレジスト膜を積層
し、前記第lのフォトレジスト膜を露光、現像して、第
1の凹を前記べ―スフィルム上に形成し、前記第lの凹
部に導電性ぺ―ストを充壇して、導電体パターンを形成
し、前記べ―スフィルム上に第2のフォトレジスト膜を
積層し、前記第2のフォトレジスト膜を露光、現像し
て、前記導電体パタ―ンの一部の上に前記第lの凹部よ
り寸法の小さい第2の凹部を形成し、前記第2の凹部に
導電性ぺ―ストを充墳して、絶縁樹脂層積層体の導電体
パタ―ン各層の端部接続部を形成し、前記第lおよび第
2のフォトレジスト膜を除去して、前記端部接続部が―
部に積層された前記導電体バタ―ンを凸部としてべ―ス
フィルム上に形成し、前記べ―スフィルム上に前記端部
接続部の頂部が露出する厚みに絶縁樹脂を塗布した後半
硬化させて、前記導電体パタ―ンおよび端部接続部をプ
リプレグ絶縁樹脂層に埋め込み形成し、前記絶縁樹脂層
から前記べ―スフィルムを剥離することを特徴とする。
【0015】これにより、上記した本発明の効果を好適
に発撞することができる。また、導電体パタ―ン各層の
端部接続部を確実に形成することができることから、ビ
アホ―ル形成工程を省略することができる。さらに、プ
リプレグ絶縁樹脂層積層時に導電体パタ―ンの端部接続
部(ビア部)が変形して潰れることがなく、したがっ
て、プリプレグ絶縁樹脂層各層の導電体パタ―ン間で断
線することがない。
【0016】また、本発明に係る多層基板の製造方法
は、上記した端部接続部が導電体パタ―ン上に積層され
た前記絶縁樹脂層を前記べ―スフィルム上に形成する工
程と、新たなべ―スフィルム上に第3のフォトレジスト
膜を積層し、前記第3のフォトレジスト膜を露光、現像
して、第3の凹部を前記新たなべ―スフィルム上に形成
し、前記第3の凹部に導電性ぺ―ストを充填して、新た
な端部接続部を形成し、前記第3のフォトレジスト膜の
残部を露光、現像して、該第3のフォトレジスト膜の―
部および前記新たな端部接続部を第3の凸部として前記
新たなべ―スフィルム上に形成し、前記新たなべ―スフ
ィルム上に前記第3の凸部の頂部が露出する厚みに絶縁
樹脂を塗布した後乾燥して半硬化させ、前記新たな端部
接続部および前記第3のフォトレジスト膜の一部を第l
の絶縁樹脂層に埋め込み形成し、前記新たなべ―スフィ
ルム上に第4のフォトレジスト膜を積層し、前記第4の
フォトレジスト膜を露光、現像して、前記新たな端部接
続部上に前記第3の凹部よりも寸法の大きい第4の凹部
を形成し、前記第4の凹部に導電性ぺ―ストを充壇し
て、新たな導電体パタ―ンを形成し、前記第4のフォト
レジスト膜の残部を露光、現像して、該4のフォトレジ
スト膜の一部および前記新たな導電体パタ―ンを第4の
凸部として前記新たなべースフィルム上に形成し、前記
新たなべ―スフィルム上に前記第4の凸部の頂部が露出
する厚みに絶縁樹脂を塗布した後乾燥して半硬化状態
(プリプレグ)にさせ、前記新たな導電体パ夕―ンおよ
び前記第4のフォトレジスト膜の―部を第2の絶縁樹脂
層に埋め込み形成して、前記新たな導電体パ夕―ンが新
たな端部接続部上に形成された絶縁樹脂層を形成する工
程と、前記2つの絶縁樹脂層面同士を圧着した後,それ
ぞれのベースフィルムを剥離する工程とを有することを
特徴とする。
【0017】絶縁樹脂を塗布する際、端部接続部同士を
接続すると位置ずれを生じることがあることから、好適
には、導電体パタ―ンと端部接続部とを交互に重ねるこ
とにより、プリプレグ絶縁樹脂層各層の導電体パタ―ン
の端部が接続される。このとき、上記した同―の製造方
法で導電体パタ―ン上に端部接続部が形成されたプリプ
レグ絶縁樹脂層を積層するためには、予め―方のプリプ
レグ絶縁樹脂層のべ―スフィルムを剥離する必要があ
る。しかしながら、プリプレグ絶縁樹脂層l層の厚みが
薄くて剛性が低いとベ−スフィルムを剥離した後のプリ
プレグ絶縁樹脂層の形状を保持しつつ積層作業を行うこ
とは困難である。この間題を避けるために、プリプレグ
絶縁樹脂層各層の製造方法を変えて、1つのプリプレグ
絶縁樹脂層については端部接続部上に導電体パタ―ンを
形成し、前記した導電体パタ―ン上に端部接続部が形成
されたプリプレグ絶縁樹脂層面どうしを合わせて圧着し
た後それぞれのべースフィルムを剥離する方法が考えら
れるが、いわゆるリフトオフにより、端部接続部上に導
電体パターンを形成することは実質的に不可能である。
これに対して、本発明の製造方法によれば、lつのプリ
プレグ絶縁樹脂層については端部接続部上に導電体パタ
―ンを確実に形成することができて好適である。
【0018】また、本発明に係る多層基板の製造方法に
おいて、絶縁樹脂を塗布する前に予め前記導電体パタ―
ンを予め乾燥すると、導電性ぺ―スト中の溶剤が絶縁樹
脂層中の樹脂を溶解して生じる導電体パタ―ンの変形や
電子部品のショ―トを生じることがなく、―層好適であ
る。
【0019】なお、本発明に係る多層基板の製造方法に
おいて、絶縁樹脂層に導電体パターンとともに所望の孔
部を形性することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関する多層基板の
製造方法の好適な実施の形態例を図1A〜図l9を参照
しながら説明する。
【0021】まず、本実施の形態の第1の例に係る多層
基板の製造方法にっいて、図lA〜図4を参照して、以
下に説明する。
【0022】外形寸法として、例えば、幅および長さが
約300mm、厚みが約300μmのPET(ポリエチ
レンテレフタレ―ト)等のべ―スフィルム10を準備
し、図示しない基準孔部を設ける。図lAに示すよう
に、暗室中で、このべ―スフィルムl0上の全面に、感
光性アクリル樹脂およぴエチルセルソルブ、トルエン、
酢酸エチル等の溶剤からなるフォトレジスト液(東京応
化工業株式会社製「PMER―N」)を塗布、乾燥し
て、厚みが約25μmの第lのポジフォトレジスト膜l
2を形成する。この場合、べ―スフィルムl0に代え
て、マイラ―テ―プあるいはPETテ―プ上にレジスト
膜が既に形成されている、いわゆる、ドライフィルムを
用いてもよい。このようなドライフィルムは、例えば、
25μm、38μm、50μmの各厚みのものが市販さ
れている。
【0023】ついで、図1Bに示すように、前記べ−ス
フィルムl0上に、前記基準孔部を基準として、マスク
l4を重ね、200〜300mJ/cm,の光量を露
光、現像して、第1の凹部l6a〜16cを形成する。
【0024】ついで、図lCに示すように、マスク18
を重ねて前記第1の凹部l6a〜lcに導電性ぺ―スト
を充墳して、導電体パタ―ン20a、20b、導電体層
22を形成する。ここで、導電性ぺーストは、Agの粉
末約80重量%にエポキシ樹脂約20重量%および有機
溶剤を配合して調製したものを用いる。またAgに代え
て、Cu、Ni等を用いてもよく、エポキシ樹脂に代え
て、ポリイミド樹脂、ウレタン樹脂等を用いてもよい。
【0025】前記導電体パタ―ン20aは、例えば、引
き回し配線パ夕―ンとなる細線部であって、その線幅が
約50μmおよび厚みが約25μmであり、印刷法によ
り絶縁樹脂層に直接導電体パタ―ンを形成する方法に比
べて線幅が狭く精密に形成され、また薄膜法に比べて厚
肉とされており、所望の線幅と厚みが得られる。
【0026】ついで、図2Aに示すように、第1のポジ
フォトレジスト膜l2の場合と同様の方法で、前記べ―
スフィルムl0上に厚みが約20μmの第2のポジフォ
トレジスト膜24を形成し、マスク26を重ね、該レジ
スト膜24を露光、現像して前記第lの凹部l6bより
も寸法の小さい第2の凹部28と前記第1の凹部l6c
と寸法の等しい第2の凹部28bとをそれぞれの位置に
形成する。
【0027】ついで、図2Bに示すように、前記導電体
バタ―ン20a、20b、導電体層22の場合と同様の
条件で、マスク30を重ねて前記第2の凹部28a、2
8bに導電性ぺ―ストを充墳して、前記導電体パタ―ン
20b上に絶縁樹脂層各層の導電体パタ―ン間の端部接
続部32を形成し、また、前記導電体層22上に導電体
層34を形成する。
【0028】ここで、前記第2の凹部28a、28bに
導電性ぺ―ストを充墳する方法に代えて、導電性ぺース
ト材料に含まれる金属を用いて無電解めっき処理をして
もよい。このとき、前記フォトレジスト膜24の表面に
めっきが付着した場合は、研磨して除去する。なお、前
記導電体パターン20b、導電体層22の表面を活性化
させておき前記第2の凹部28a、28bのみ選択的に
めっきを行えば、研暦の必要はない。また、これらの方
法に代えて、Ag等の粉末、エチルセルロ―スおよびウ
レタン樹脂等の有機物の粉末を、スキ―ジまたはロ―ラ
で摺り切り充墳した後、ポリビニルブチラール等の溶剤
をスプレイして固定させる方法を用いてもよ い。この
段階、あるいは遅くとも後述する絶縁樹脂を塗布する前
に、導電性ぺ―スト(導電体パタ―ン20a、20b、
端部接続部32および導電体層22、34)を風乾後、
約100℃の温度で約l0分間乾燥して、導電性ぺ―ス
ト中の溶剤を蒸発させる。これにより、有機溶剤がAg
等の粉末および樹脂を固定し、絶縁樹脂の塗布が可能と
なり、絶縁樹脂の塗布した際に、絶縁樹脂が溶剤により
ア夕ックされることがなく、また、導電性ぺ―ストの有
機溶剤と絶縁樹脂の有機溶剤とが互いの溶剤と相溶化し
て、混ざり合い絶縁樹脂が流れてしまう不都合もない。
【0029】ついで、図3Aに示すように、前記べ―ス
フィルム10上の前記基準孔部を基準として、マスク3
6を重ね、前記第lおよぴ第2のポジフォトレジスト膜
l2、24を露光、現像することにより、前記導電体パ
タ―ン20a、端部接続部32が積層された導電体パタ
―ン20bおよび導電体層22、34と、残存レジスト
部38とを前記べースフィルムl0上に凸部として形成
する。前記残存レジスト部38は、例えば、直径が約2
mmの円柱状であり、プリプレグ絶縁樹脂層の積層時の
基準穴用として、べースフィルム10の外周に設ける。
ここで、前記残存レジスト部38を形成する方法に代え
て、前記第2の凹部28a、28bを形成する段階(図
2A参照)で該残存レジスト部38に対応する位置に凹
部を形成し、該凹部に所定の融点のワックス等を充壇す
る方法を用いてもよい。
【0030】ついで、図3Bに示すように、前記べ―ス
フィルム10上に前記端部接続部32、導電体層34、
残存レジスト部38の各頂部が露出する程度の厚みにな
るように該頂部以外の箇所にスクリーン印刷法でエポキ
シ樹脂を塗布し、乾燥した後、前記べ―スフィルムl0
を剥離することにより、前記導電体パタ―ン20a、端
部接続部32が積層された導電体パタ―ン20b、導電
体層22、34、および前記残存レジスト部38をプリ
プレグエポキシ樹脂層40に埋め込み形成する。ここ
で、プリプレグエポキシ樹脂層40から前記ベ―スフィ
ルムl0を剥離する際には、互いに湾曲させながら行う
ため、該プリプレグエポキシ樹脂層40およびべ−スフ
ィルム10には可撓性をもたせておく。なお、絶プリプ
レグエポキシ樹脂層40を大量生産する場合には、テー
プ状のPET等のべ―スフィルム上にドクタ―ブレ―ド
法で連続的に絶縁樹脂を塗布することもできる。また、
これらの方法に代えてカーテンコート法等を用いてもよ
い。絶縁樹脂の塗布は、未露光の残存レジストがある場
合は、暗室中で行う。
【0031】ここで絶縁樹脂は、エポキシ、ポリイミ
ド、ウレタン、BTレジン等の耐熱性があり、電気的特
性の良い樹脂が用いられる。また、これらの樹脂にチタ
ン酸バリウム系の誘電体セラミック粉末や、フェライト
等の磁性体セラミック粉末および絶縁性のある熱伝導体
粉末を適宜選択して混合することができる。
【0032】なお例えば、前記絶縁樹脂層40の厚みが
薄い場合は、前記ベースフィルム10の剥離をこの段階
で行うことなく、後述する該絶縁樹脂層の面同士を圧着
した後に該ベースフィルム10を剥離すると、該絶縁樹
脂層40が変形することなく好適である。
【0033】ついで、図3Cに示すように、約3%の水
酸化ナトリウム液等の剥離液をスプレーして前記残存レ
ジスト部38を除去して、前記絶縁樹脂層40に貫通孔
部42を形成する。なお、この段階で前記残存レジスト
部38を除去せずに、該残存レジスト部38が埋め込み
形成された前記絶縁樹脂層40を積層、圧着した後絶縁
樹脂積層体の該残存レジスト部38をまとめて除去する
と、積層、圧着時の前記貫通孔部42が変形することを
一層確実に防止できる。
【0034】そして、図4に示すように、上記の方法で
形成された絶縁樹脂層40を積層、圧着し、約150℃
の乾燥炉で硬化させ、第1の本実施の形態例に係わる多
層基板が完成する。さらに表面に導電体パターンを形成
し、IC等の部品を搭載すると好適である。
【0035】上記本実施形態の第1の例に係る多層基板
44は、所望の厚みおよび線幅の導電体パタ―ンが位置
精度よく形成されていることから、該多層基板44の小
型化が図られている。また、導電体パターンおよび導電
体パターン各層の端部接続部の変形による断線、ショー
ト等の間題を生じることがない。
【0036】つぎに、本実施形態の第2の例に係る多層
基板の製造方法について、図5A〜図9Bを参照して、
以下に説明する。
【0037】予め、前記した本実施形態の第lの例に係
る多層基板の製造方法により製造した前記エポキシ樹脂
板を準備する。但し、導電体パタ―ン20b上に端部接
続部32が積層されたこのエポキシ樹脂板40は、前記
べ―スフィルムl0を剥離する前のものである(図3A
から図3Bに移行する段階でべースフィルムl0を剥離
しない)。ついで、以下の方法により、前記エポキシ樹
脂板40とは反対に端部接続部上に導電体パタ―ンが積
層されたエポキシ樹脂板を製造する。
【0038】まず、図5Aに示すように、前記した本実
施形態の第lの例と同じ条件でべ―スフィルム200上
にフォトレジストを塗布、乾燥して、第3のポジフォト
レジスト膜202を形成する。
【0039】ついで、図5Bに示すように、前記べ―ス
フィルム200上にマスク204を重ね、露光、現像し
て、第3の凹部206を形成する。
【0040】ついで、図5Cに示すように、前記べ―ス
フィルム200上にマスク208を重ねて、前記した本
実施形態の第lの例と同じ条件で、前記第3の凹部20
6に導電性ぺ―ストを充墳して、端部接続部2l0を形
成する。
【0041】ついで、図6Aに示すように、前記べース
フィルム200上にマスク212を重ねて、前記第3の
ポジフォトレジスト膜202の残部を露光、現像して、
前記端部接続部2l0および残存レジスト部2l3を第
3の凸部として形成する。
【0042】ついで、図6Bに示すように、前記した本
実施形態の第lの例と同じ条件で、前記べ―スフィルム
200上に前記第3の凸部の頂部が露出する厚みになる
ようにエポキシ樹脂を積層した後乾燥して、前記端部接
続部210およぴ残存レジスト部2l3が埋め込まれた
第lのエポキシ樹脂層214を形成する。
【0043】ついで、図6Cに示すように、前記第3の
ポジフォトレジスト膜202と同じ条件で、前記べ―ス
フィルム200上にフォトレジストを塗布して、第4の
ポジフォトレジスト膜2l6を形成する。
【0044】ついで、図7Aに示すように、前記べ―ス
フィルム200上にマスク218をねて、前記第4のポ
ジフォトレジスト膜216を露光、現像して、前記端部
接続部2l0上に前記第3の凹部206よりも寸法の大
きい第4の凹部220を形成するとともに、他の部位に
も第4の凹部222を形成する。
【0045】ついで、図7Bに示すように、前記端部接
続部2l0と同じ条件で、マスク224を重ねて、前記
第4の凹部220、222に導電性ぺ―ストを充墳し
て、導電体パタ―ン226、228を形成する。
【0046】ついで、図7Cに示すように、マスク23
0を重ねて、前記第4のポジフォトレジスト膜216の
残部を露光、現像して、残存レジスト部229および前
記導電体パタ−ン226、228を第4の凸部としてべ
ースフィルム200上に形成する。ここで、前記第lの
エポキシ樹脂層2l4を形成することなく前記第3のポ
ジフォトレジスト膜202を残した場合、第3および第
4のポジフォトレジスト膜202、216を露光、現像
する際、いわゆるリフトオフにより、前記導電体パタ―
ン226のうち前記端部接続部210よりはみ出した部
分が除去されてしまい、良好な導電体パタ―ン226を
形成することができない。
【0047】ついで、図8Aに示すように、前記第lの
グリ―ンシー卜層214と同じ条件で、前記べ―スフィ
ルム200上に前記第4の凸部の頂部が露出する厚みに
なるようにエポキシ樹脂を塗布した後乾燥して、前記導
電体パタ―ン226、228および残存レジスト部22
9が埋め込まれた第2のエポキシ樹脂層232が形成さ
れる。
【0048】さらに、図8Bに示すように、マスク23
4を重ね、約3%の水酸化ナトリウム液等の剥離液をス
ブレイして前記残存レジスト部213、229を溶出さ
せて、貫通孔部236を形成する。なお、この段階で前
記残存レジスト部2l3、229を溶出させる代わり
に、後工程で前記第2のエポキシ樹脂層232を積層、
圧着した後にまとめて溶出させてもよい。この結果、前
記導電体パタ−ン226が前記端部接続部210上に形
成され、さらに、前記導電体パタ―ン228および前記
貫通孔部236が形成されたエポキシ樹脂層238が完
成する。なお、ポジレジストを用いる上記の方法に代え
てネガレジストを用いる場合は、導電体パタ−ンの形成
や絶縁樹脂の塗布は暗室外で行うことができる。
【0049】その後、図9Aに示すように、前記エポキ
シ樹脂層238および前記した木実施の形態の第1の例
に係る電子部品の製造方法により製造した前記エポキシ
樹脂層40のエポキシ樹脂層の面同士を圧着した後、図
9Bに示すように、それぞれのべ―スフィルム10、2
00を剥離して、エポキシ樹脂層238の導電体パタ―
ン226にエポキシ樹脂層40の端部接続部32が接続
された積層エポキシ樹脂層板が形成され、所望の積層を
繰り返して本実施形態の第2の例に係る多層基板242
が完成する。
【0050】上記本実施の形態の第2の例に係る電子部
品242は、べ―スフィルム10、200を予め剥離す
ることなくグリーンシ−ト面同士を圧着して前記エポキ
シ樹脂層238の導電体パタ―ン226に前記エポキシ
樹脂層40の端部接続部32が接続され、各エポキシ樹
脂層40、238が薄膜であってもこれらエポキシ樹脂
層40、238が変形等することがない。
【0051】上記本実施形態の第lまたは第2の例に係
る多層基板の製造方法を用いて製造した第lおよび第2
の実施例である多層基板を図10および図11に示す。
【0052】図l0に示す多層基板46は、プリプレグ
エポキシ樹脂板48を、例えば、6層積層して形成され
ており、各プリプレグエポキシ樹脂板48には、導電体
パタ―ン(内層導体)50と、他の導電体パ夕ーン50
との端部接続部(ビア導体)52とが設けられている。
前記多層基板46の下部には、前記端部接続部52に接
続して配線基板を実装するための厚膜導体54が設けら
れ、―方、上部には、同じく端部接続部52に接続して
厚膜導体54が設けられるとともに、保護体56に被覆
された抵抗体58が厚膜導体54に接続して設けられて
いる。
【0053】また、図llに示す電子部品60は、プリ
プレグエポキシ樹脂板62を、例えば、6層積層して形
成されており、上層になるにつれて該プリプレグエポキ
シ樹脂板62が短尺化されることによって該電子部品6
0の中央部に段差のある凹部64が形成されている。前
記多層基板60は、図l0の多層基板46の場合と同様
に導電体パタ―ン66、端部接続部68、厚膜導体70
が設けられるとともに、前記凹部64にはIC部品72
が設けられ、該IC部品72はワイヤボンディングによ
り設けられた細線74によって導電体パタ―ン66に接
続されている。なお、図示しないが、前記多層基板60
の内層には、硬化収縮率が同等の絶縁材(ε<10)、
誘電材(ε>20)、磁性材、抵抗材料等が配合号され
た樹脂層が立体的、平面的あるいは両者を組み合わせた
形態で―体的に設けられている。
【0054】つぎに、本実施形態の第lの変形例に係る
多層基板の製造方法として、前記した本実施の形態の第
lまたは第2の例の方法を用いてエポキシ樹脂層積層体
の内部にシ―ルド壁を形成する方法について、図l2を
参照して、以下に説明する
【0055】図12に示すように、本実施形態の第lの
変形例に係る多層基板76は、エポキシ樹脂層積層体の
各エポキシ樹脂層78に導電体パタ−ン80およびエポ
キシ樹脂層78各層の導電体パタ―ン80の端部接続部
82とが形成されている。さらに、前記導電体パターン
80と同―の材料を用いたシ―ルド壁84が、該導電体
パタ―ン80を囲う形で多層基板76の内部に上下に貫
通して形成されている。このシ―ルド壁84は、前記本
実施の形態例における前記導電体層34に対応するもの
であり、導電性ぺ―ストあるいはエポキシ樹脂層と同時
に硬化することが可能なフェライト等の磁性体配合樹脂
ペーストを用いてエポキシ樹脂層78の各層の同―の位
置にエポキシ樹脂層を貫通するシ―ルド壁84に対応す
る部位を形成した後、エポキシ樹脂層78を積層するこ
とにより形成される。
【0056】電子部品76の周辺に発生する電磁波は、
前記シ―ルド壁84によって遮断されて導電体パターン
80側へ侵入することがなく熱となって吸収されるか、
図示しない接地電極を介して該電子部品76の外部へ放
出される。また、これとは逆に、電子部晶76の内部に
発生する電磁波は外部に放出されることがない。上記し
た本実施形態の第1の変形例に係る電子部品76には、
該電子部品76の内部に簡便な方法により正確にシ―ル
ド壁84が形成されている。ここで、シールド壁84
は、特定部分をシ―ルドするために、エポキシ樹脂層7
8の特定の層のみに設けてもよい。
【0057】つぎに、本実施形態の第2の変形例に係る
電子部品の製造方法として、前記した本実施の形態例の
方法を用いてエポキシ樹脂層各層の導電体パ夕―ンの端
子を接続する接続端子を設ける方法にっいて、図l3〜
図l5を参照して、以下に説明する。
【0058】まず、図13に示すように、エポキシ樹脂
層積層体86は、四隅に大径の貫通孔部88が形成さ
れ、また、図示しない導電体パターンの所定の単位ごと
にその四辺に小径の貫通孔部90が形成されている。前
記貫通孔部88、90は、前記した本実施の形態例の前
記貫通孔部42に対応するものであり、同―の位置に孔
部が形成されたエポキシ樹脂層各層を積層することによ
り設けられる。ここで、前記貫通孔部88は、エポキシ
樹脂層各層を積層する際に位置決めするためのアライン
メントマ―クであり、図示しないべ―ス台の四隅に立設
されたピンに該孔部が挿通されるようにしてエポキシ樹
脂層が積層される。
【0059】ついで、図示しないダイシングソ―、カッ
タ等の切断装置により、前記エポキシ樹脂層積層体86
を導電体パタ―ンの所定の単位ごとに分割する。図l4
に示すように、分割後のエポキシ樹脂層積層体86aの
周囲8箇所には、該エポキシ樹脂層積層体86aの全層
を貫通する前記小径の貫通孔部90が半円状に分割され
て溝部92a〜92hが形成されている。前記エポキシ
樹脂層積層体86aの溝部92a〜92hに図示しない
接続端子を設けて、多層基板の電子部品が完成する。な
お、前記小径の貫通孔部90は、全買通孔ではなく、一
方の端子面側の所定層のみを貫通する半貫通孔とするこ
ともできる(図l5中、96e、96fはこのように形
成された半貫通孔に端子を設けた例を示す)。この場
合、端子の形成された上面と対向する下面は接続端子の
ない部品搭載面となる。
【0060】図14に示すエポキシ樹脂層積層体86a
に接続端子を設けた―例として、図l5に示す多層基板
100は、端子電極94a〜94fを設け、該端子電極
94a〜94fおよび図示しないエポキシ樹脂層各層の
導電体パタ―ンの端子を接続する接続端子96a〜96
hを前記溝部92a〜92hの位置に設けた後乾燥、硬
化させ、さらに、エポキシ樹脂層積層体86a上に電子
部品素子98a、98bを設けることにより、該多層基
板100が完成する。なお、この場合、前記端子電極9
4a〜94fおよび接続端子96a〜96hをエポキシ
樹脂層積層体86を形成した時点で設け、その後乾燥、
硬化させることにより、乾燥、硬化作業を二度行う煩雑
さを避けることができる。また、ここで、前記溝部92
a〜92hに対応する、図13中の前記貫通孔部90
(すなわち、前記貫通孔部42に対応)をエポキシ樹脂
層各層に形成する際に、導電性ぺ―ストを、該貫通孔部
42の内壁に塗布しておけば半円筒状の前記接続端子9
6a〜96hとすることができ、あるいは、貫通孔部4
2に充墳しておけば、半円柱状の前記接続端子96a〜
96hとすることができる。この場合、エポキシ樹脂層
積層体86aの上下面、特に下面に前記端子電極94a
〜94fを印刷、乾燥、硬化等するのみでよく、多層基
板100の製造工程が簡略化される。
【0061】上記した本実施形態の第2の変形例に係る
多層基板l00は、前記溝部92a〜92hが簡略な方
法で正確に設けられていることから、前記接続端子96
〜96hを容易に取り付けることができる。
【0062】つぎに、本実施の形態の第3の変形例に係
る多層基板の製造方法として、前記した本実施の形態例
の方法を用いてハ―フカット処理工程における貫通孔部
または溝部に相当する部位をエポキシ樹脂層のl層毎に
形成する第1および第2の実施例にっいて、図l6、図
17を参照して、以下に説明する。
【0063】図16に示すように、第1の実施例の多層
基板(エポキシ樹脂層積層体硬化品)l02は、該多層
基板102を図示しない導電体パターンの所定の単位ご
とに容易に分割できるようにするために、該多層基板l
02の各エポキシ樹脂層l04に複数の長尺な貫通孔部
l06が形成されている。前記長尺な貫通孔部l06
は、前記本実施の形態例の前記貫通孔部42に対応する
ものであり、各エポキシ樹脂層l04の同―の位置に該
エポキシ樹脂層l04を貫通する孔部が形成された後、
エポキシ樹脂層104を積層して設けられる。このと
き、前記貫通孔部l06の内壁には、図14に示した半
円状または半角状の前記溝部92a〜92hに相当する
溝をそれぞれ所定の層に所定数形成し、この箇所に接続
端子を対称位置に配列してもよい。図示しない切断装置
により、前記多層基板l02の前記貫通孔部l06の延
長線上で交差するエポキシ樹脂層104の十字状の箇所
を切断することにより、該多層基板102を所定の単位
に分割し、その後所定の単位毎に(個片)硬化させる。
ここで、エポキシ樹脂層積層体を分割する前に硬化させ
てもよい。このとき、第2の実施例として、図l7に示
すように、電子部品(エポキシ樹脂層積層体焼成品)1
08の、例えば、最下層のエポキシ樹脂層110aには
孔部を設けることなく該エポキシ樹脂層1l0a以外の
各層ll0bにのみ十字状の孔部を形成したものを積
層、圧着して、十字状の溝部1l2を設け、各層1l0
bの連続する箇所およびエポキシ樹脂層1l0aの対応
する箇所のみを切断して硬化させた後、所定の単位毎に
(個片)分割してもよい。また、最下層に代えて任意の
中間層のエポキシ樹脂層に孔部を設けない方法であって
もよい。なお、前記したエポキシ樹脂層積層体硬化品1
02を分割する方法に代えて、前記貫通孔部l06を形
成したエポキシ樹脂層l04の各層を導電体パタ―ンの
所定の単位ごとに分割した後、該エポキシ樹脂層104
を積層する方法を用いることもできる。
【0064】上記した本実施形態の第3の変形例に係る
多層基板l02、108は、任意の箇所に自在かつ簡便
に形成された導電体パタ―ンを所定の単位ごとに分割す
るための貫通孔部l06または溝部ll2a〜l12c
を利用して、正確かつ容易に分割して形成される。
【0065】つぎに、本実施の形態の第4の変形例に係
る多層基板の製造方法として、アラインメントマ―クを
形成する方法にっいて、図18A〜図l9を参照して以
下に説明する。
【0066】図l8A〜図19は、前記した本実施形態
例の方法の図1A〜図2Aの工程に対応するものであ
り、まず、図l8Aに示すように、べ―スフィルムl1
4にフォトレジストを塗布して厚み約l0μmの第1の
ポジフォトレジスト膜ll6を形成し、ついで、図l8
Bに示すように、該べ―スフィルムll4上に、マスク
118を重ね、露光して、第1の凹部l20a、l20
b、121を該べ―スフィルム1l4上に形成し、つい
で、図l8Cに示すように、マスクl22を重ねて該第
1の凹部l20a、120bに導電性ぺーストを充墳し
て、導電体パ夕―ンl24a、124bを形成するとと
もに、前記第1の凹部12lをアラインメントマ―ク1
26とする。ついで、図9Aに示す第lのポジフォトレ
ジスト膜ll6の場合と同様の方法で、前記べ―スフィ
ルム114上に約20μmの厚みの第2のポジフォトレ
ジスト膜l28を形成し、前記アラインメントマークl
26を基準としてマスクl30を位置決めして重ね、該
レジスト膜l28を露光して、第2の凹部l32を形成
する。ここで、前記ポジフォトレジスト膜ll6の色と
べ−スフィルム114の色のコントラストを大きくして
アラインメントマ―ク126を容易に視認できるように
しておく
【0067】上記した本実施形態の第4の変形例に係る
多層基板は、ポジフォトレジスト膜を複数回重ねて形成
してフォトリソグラフ処理する場合に、マスクの位置決
めを簡略でかつ精度よく行われていることから、導電体
パタ―ンが位置精度よく形成されている。
【0068】なお、上記した各本実施の形態例にかかわ
らず、本発明の多層基板の製造方法は、L、C、Rの単
体またはこれらの複合品、フィルタ―、ハイブリッドI
C、MCM(マルチチップモジュ―ル)等の電子部品を
はじめとして、各種多層複合部品に適用できる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る多層
基板の製造方法によれば、導電体パターンが埋め込み形
成されたエポキシ樹脂層を積層したエポキシ樹脂層積層
体を硬化してなる多層基板の製造方法であって、べ―ス
フィルム上にフォトレジスト膜を積層し、前記フォトレ
ジスト膜を露光、現像して、凹部を前記べ―スフィルム
上に形成し、前記凹部に導電性ぺーストを充墳した後、
前記フォトレジスト膜を除去して、前記導電体パタ―ン
を凸部として前記べ―スフィルム上に形成し、前記べー
スフィルム上にエポキシ樹脂液を塗布積層した後乾燥し
て、前記導電体パタ―ンが埋め込まれたエポキシ樹脂層
を形成し、前記エポキシ樹脂層から前記べースフィルム
を剥離する。
【0070】このため、多層基板の小型化を図ることが
できる。また、導電体パタ―ンの変形やショ―トのおそ
れがない。
【0071】また、本発明に係る多層基板の製造方法に
よれば、べ―スフィルム上に第lのフォトレジスト膜を
積層し、前記第lのフォトレジスト膜を露光、現像し
て、第1の凹部を前記べースフィルム上に形成し、前記
第lの凹部に導電性ぺ―ストを充墳して、導電体パ夕―
ンを形成し、前記べ―スフィルム上に第2のフォトレジ
スト膜を積層し、前記第2のフォトレジスト膜を露光、
現像して、前記導電体パタ―ンの―部の上に前記第1の
凹部よりも寸法の小さい第2の凹部を形成し、前記第2
の凹部に導電性ぺ―ストを充墳して、エポキシ樹脂層積
層体の導電体パタ―ン各層の端部接続部を形成し、前記
第1および第2のフォトレジスト膜を除去して、前記端
部接続部が―部に積層された前記導電体パ夕―ンを凸部
としてべ―スフィルム上に形成し、前記べ―スフィルム
上に前記端部接続部の頂部が露出する厚みにエポキシ樹
脂を塗布した後、乾燥して、前記導電体パタ―ンおよび
端部接続部をエポキシ樹脂層に埋め込み形成し、前記エ
ポキシ樹脂層から前記べ―スフィルムを剥離する。
【0072】このため、上記した本発明の効果を好適に
発揮することができる。また、ビアホ―ル形成工程が省
略され、さらに、エポキシ樹脂層各層の導電体パタ―ン
間で断線することがない。
【0073】また、本発明に係る多層基板の製造方法に
よれば、前記端部接続部が導電体パタ―ン上に積層され
た前記エポキシ樹脂層を前記べ―スフィルム上に形成す
る工程と、新たなべースフィルム上に第3のフォトレジ
スト膜を積層し、前記第3のフォトレジスト膜を露光、
現像して、第3の凹部を前記新たなべ―スフィルム上に
形成し、前記第3の凹部に導電性ぺ―ストを充壇して、
新たな端部接続部を形成し、前記第3のフォトレジス卜
膜の残部を露光、現像して、該第3のフォトレジスト膜
の―部および前記新たな端部接続部を第3の凸部として
前記新たなべ―スフィルム上に形成し、前記新たなべ―
スフィルム上に前記第3の凸部の頂部が露出する厚みに
エポキシ樹脂を塗布した後乾燥して、前記新たな端部接
続部および前記第3のフォトレジスト膜の一部を第lの
エポキシ樹脂層に埋め込み形成し、前記新たなべースフ
ィルム上に第4のフォトレジスト膜を積層し、前記第4
のフォトレジスト膜を露光、現像して、前記新たな端部
接続部上に前記第3の凹部よりも寸法の大きい第4の凹
部を形成し、前記第4の凹部に導電ぺ―ストを充墳し
て、新たな導電体パタ―ンを形成し、前記第4のフォト
レジスト膜の残部を露光、現像して、該第4のフォトレ
ジスト膜の―部およぴ前記新たな導電体パタ―ンを第4
の凸部として前記新たなべ―スフィルム上に形成し、前
記新たなべ―スフィルム上に前記第4の凸部の頂部が露
出する厚みにエポキシ樹脂を塗布した後乾燥して、前記
新たな導電体バ夕―ンおよび前記第4のフォ卜レジスト
膜の―部を第2のエポキシ樹脂層に埋め込み形成して、
前記新たな導電体パタ―ンが新たな端部接続部上に形成
されたエポキシ樹脂層を形成する工程と、前記2つのエ
ポキシ樹脂層の面同士を圧着した後、それぞれのべ―ス
フィルムを剥離する工程とを有する。このため、エポキ
シ樹脂層が薄層であっても、該エポキシ樹脂層の変形等
を生じることなくlつのエポキシ樹脂層の端部接続部お
よび他のlつのエポキシ樹脂層の導電体パターンを確実
に接続することができる。
【0074】また、本発明に係る多層基板の製造方法に
おいて、エポキシ樹脂層を積層する前に予め前記導電体
パタ―ンを乾燥することにより、導電体パタ―ンの変形
やショトの間題がより確実に解消される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1Aは本実施形態の第lの例に係る多層基板
の製造方法を説明するための概略工程図のうち、べ―ス
フィルムにフォトレジストを塗布する工程を示す図であ
り、図1Bは図1Aにひきつづき、ポジフォトレジス卜
膜を露光、現像する工程を示す図であり、図lCは図l
Bにひきつづき、導電性ぺ―ストを充壇する工程を示す
図である
【図2】図2Aは図lCにひきつづき、フォトレジスト
を塗布した後、露光する工程を示す図であり、図2Bは
図2Aにひきつづき、導電性ぺ―ストを充壇する工程を
示す図である
【図3】図3Aは図2Bにひきつづき、ポジフォトレジ
スト膜を現像する工程を示す図であり、図3Bは図3A
にひきつづき、絶縁樹脂を塗布、乾燥した後、べ―スフ
ィルムを剥離する工程を示す図であり、図3Cは図3B
にひきつづき、固化レジスト部を除去し、絶縁樹脂層を
完成する工程を示す図である。
【図4】図3Cにひきつづき、絶縁樹脂層を積層、圧
着、硬化して絶縁樹脂層積層体を完成する工程を示す図
である。
【図5】図5Aは本実施の形態の第2の例に係る多層基
板の製造方法を説明するための概略工程図のうち、べ―
スフィルムにフォトレジストを塗布する工程を示す図で
あり、図5Bは図5Aにひきつづき、ポジフォトレジス
ト膜を露光、現像する工程を示す図であり図5Cは図5
Bにひきつづき、導電性ぺ―ストを充墳する工程を示す
図である
【図6】図6Aは図5Cにひきつづき、ポジフォトレジ
スト膜を露光、現像する工程を示す図であり、図6Bは
図6Aにひきつづき、スラリを塗布、乾燥して絶縁樹脂
層を形成する工程を示す図であり、図6Cは図6Bにひ
きっづき、べースフィルムにフォトレジストを塗布する
工程を示す図である。
【図7】図7Aは図6Cにひきっづき、ポジフォトレジ
スト膜を露光、現像する工程を示す図であり、図7Bは
図7Aにひきつづき、導電性ぺ―ストを充填する工程を
示す図であり 図7Cは図7Bにひきつづき、ポジフォ
トレジスト膜を露光、現像する工程を示す図である。
【図8】図8Aは図7Cにひきつづき、絶縁樹脂を塗
布、乾燥して絶縁樹脂層を形成する工程を示す図であ
り, 図8Bは図8Aにひきつづき、ポジフォトレジス
ト膜を露光、現像する工程を示す図である。
【図9】図9Aは図8Bの絶縁樹脂層および図6の絶縁
樹脂層(但し、べ―スフィルム付き)のグ絶縁樹脂層面
同士を圧着する工程を示す図であり、図9Bは各絶縁樹
脂層のべ―スフィルムを剥離して絶縁樹脂層積層品を完
成する工程を示す図である。
【図10】本実施形態例の方法により製造した第lの実
施例の多層基板を示す図である
【図11】本実施の形態例の方法により製造した第2の
実施例の多層基板を示す図である
【図12】本実施形態の第lの変形例に係る多層基板で
あるシ―ルド壁が内部に形成された絶縁樹脂層積層体の
断面図である。
【図13】本実施形態の第2の変形例に係る多層基板の
製造方法を説明するための概略工程図のうち、準備した
絶縁樹脂層積層体の斜視図である。
【図14】図13にひきつづき、絶縁樹脂層積層体を分
割して形成した1つの絶縁樹脂層積層体を示す斜視図で
ある。
【図15】絶縁樹脂層積層体に電子部品素子および接続
端子が設けられた多層基板の斜視図である。
【図16】本実施形態の第3の変形例に係る多層基板の
製造方法により、ハ―フカ処理工程における貫通孔部に
相当する部位が形成された第1の実施例の絶縁樹脂層積
層体の部分斜視図である。
【図17】木実施形態の第3の変形例に係る多層基板の
製造方法により、ハ―フカット処理工程における貫通孔
部に相当する部位が形成された第2の実施例の絶縁樹脂
層積層体の部分斜視図である。
【図18】図l8Aは本実施形態の第4の変形例に係る
絶縁樹脂層積層体からなる多層基板の製造方法を説明す
るための―部省略した工程図のうち、べ―スフィルムに
フォトレジストを塗布する工程を示す図であり、図l8
Bは図18Aにひきつづき、フォトレジスト膜を露光す
る工程を示す図であり、図18Cは図l8Bにひきっづ
き、導電性ぺ―ストを充壇して、アラインメントマーク
を形成する工程を示す図である。
【図19】図l8Cにひきつづき、フォ卜レジストを塗
布した後露光するに際し、アラインメントマークを基準
としてマスクの位置決めを行う工程を示す図である。
【符号の説明】
l0、ll4、200…べ―スフィルム 12、24、ll6、128、202、2l6…レジス
ト膜 l6a〜l6c、28a、28b、64、ll2a〜l
12c、120a、l20b、l2l、132、20
6、220、222…凹部 20a、20b、50、66,80、124a、l24
b、226、228…導電体パタ―ン 22、34…導電体層 32、52、68、82、2l0…端部接続部 38、2l3、229…残存レジスト部 40、48、62、78、l04、ll0a、238…
エポキシ樹脂層 42、88、90、106、236…貫通孔部 44、46、60、76、100、102、108…電
子部品 54、70…厚膜導体 56…保護体 58…抵抗体 72…IC部品 84…シールド壁 86、86a…エポキシ樹脂層 積層体 92a〜92h…溝部 94a〜94f…端子電極 96a〜96h…接続端子 98a,98b…電子部品素子 l26…アラインメントマ―ク 214…エポキシ樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5E317 AA24 BB02 BB11 CC22 CC25 CC53 GG11 GG14 GG16 5E346 AA02 AA12 AA15 AA35 AA38 AA43 BB01 BB15 CC02 CC08 CC09 CC31 DD03 DD34 DD44 EE02 EE06 EE09 EE14 EE32 EE35 FF18 FF35 FF36 GG01 GG15 GG18 GG28 HH07 HH08 HH22

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】導電体パタ―ンが埋め込み形成されたプリ
    プレグ絶縁樹脂を積層した絶縁樹脂積層体を硬化してな
    る多層基板の製造方法であって、ベースフイルム上にフ
    ォトレジスト膜を積層し、前記フォトレジスト膜を露
    光、現像して、凹部を前記べ―スフィルム上に形成し、
    前記凹部に導電性ぺーストを充墳した後、前記フォトレ
    ジスト膜を除去し、前記導電体パタ―ンを凸部として前
    記べ―スフィルム上に形成し,前記べ―スフィルム上に
    絶縁樹脂を塗布した後乾燥して、前記導電体パタ―ンが
    埋め込まれたプリプレグ絶縁樹脂層を形成し、前記プリ
    プレグ絶縁樹脂層から前記べースフィルムを剥離するこ
    とを特徴とする多層基板の製造方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の電子部品の製造方法におい
    て、ベ―スフイルム上に第1のフォトレジスト膜を積層
    し,前記第1のフォトレジスト膜を露光、現像して、第
    1の凹部を前記べ―スフィルム上に形成し、前記第1の
    凹部に導電性ぺ―ストを充填して、導電体パタ―ンを形
    成し、前記べ―スフィルム上に第2のフォトレジスト膜
    を積層し、前記第2のフォトレジスト膜を露光、現像し
    て、前記導電体パタ―ンの―部の上に前記第lの凹部よ
    りも寸法の小さい第2の凹部を形成し、前記第2の凹部
    に導電性ぺ―ストを充壇して、絶縁樹脂層積層体の導電
    体パタ―ン各層の端部接続部を形成し、前記第lおよび
    第2のフォトレジスト膜を除去して、前記端部接続部が
    ―部に積層された前記導電体パ夕ーンを凸部としてべ―
    スフィルム上に形成し、前記べ―スフィルム上に前記端
    部接続部の頂部が露出する厚みに絶縁樹脂を塗布した後
    乾燥して、前記導電体パタ―ンおよび端部接続部をプリ
    プレグ絶縁樹脂に埋め込み形成し、前記プリプレグ絶縁
    樹脂から前記べ―スフィルムを剥離することを特徴とす
    る多層基板の製造方法。
  3. 【請求項3】請求項2記載の電子部品の製造方法におい
    て、前記端部接続部が導電体パタ―ン上に積層された前
    記プリプレグ絶縁樹脂層を前記べ―スフィルム上に形成
    する工程と、新たなべ−スフィルム上に第3のフォトレ
    ジスト膜を積層し、前記第3のフォトレジスト膜を露
    光、現像して、第3の凹部を前記新たなべ―スフィルム
    上に形成し、前記第3の凹部に導電性ぺ―ストを充填し
    て、新たな端部接続部を形成し、前記第3のフォトレジ
    スト膜の残部を露光、現像して、該第3のフォトレジス
    ト膜の―部および前記新たな端部接続部を第3の凸部と
    して前記新たなべ―スフィルム上に形成し、前記新たな
    べ―スフィルム上に前記第3の凸部の頂部が露出する厚
    みに絶縁樹脂を塗布した後乾燥して、前記新たな端部接
    続部および前記第3のフォトレジスト膜の一部を第1の
    絶縁樹脂層に埋め込み形成し、前記新たなべ―スフィル
    ム上に第4のフォトレジスト膜を積層し、前記第4のフ
    ォトレジスト膜を露光、現像して、前記新たな端部接続
    部上に前記第3の凹部よりも寸法の大きい第4の凹部を
    形成し、前記第4の凹部に導電性ぺ―ストを充填して、
    新たな導電体パタ―ンを形成し,前記第4のフォトレジ
    スト膜の残部を露光、現像して、該第4のフォトレジス
    ト膜の―部および前記新たな導電体パ夕―ンを第4の凸
    部として前記新たなべ―スフィルム上に形成し、前記新
    たなべ―スフィルム上に前記第4の凸部の頂部が露出す
    る厚みに絶縁樹脂を塗布した後乾燥して、前記新たな導
    電体パタ―ンおよび前記第4のフォ卜レジスト膜の―部
    を第2の絶縁樹脂層に埋め込み形成して、前記新たな導
    電体パターンが新たな端部接続部上に形成されたプリプ
    レグ絶縁樹脂層を形成する工程と、前記2つの絶縁樹脂
    層面同士を圧着した後、それぞれのべースフィルムを剥
    離する工程と、を有することを特徴とする多層基板の製
    造方法。
  4. 【請求項4】請求項l〜3のいずれか1項に記載の多層
    基板の製造方法において,絶縁樹脂を塗布する前に予め
    前記導電体パターンを乾燥することを特徴とする多層基
    板の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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