JP2003122530A - プリント受付システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 インターネットで画像のプリント処理を依頼
し、空いている受取場に注文したプリント写真を車に乗
車したまま受け取りに行けるようにする。 【解決手段】 発注者は、自宅などのＰＣ１５を利用し
て、プリント受取所１に設けられた受付処理センター１
７のメインコンピュータ１９にアクセスする。メインコ
ンピュータ１９からＰＣ１５には、注文書式が送信され
る。発注者は、注文書式に画像データを含む必要事項を
入力し、メインコンピュータ１９に送信する。空室情報
管理部１９ｃは、各地のプリント受取場からプリント保
管庫２４の空室情報を受信する。発注者には、受付可能
な受取場リストが送信され、プリント写真を取りに行く
受取場を選択する。発注者は、選択されたプリント受取
場１まで車で出向き、車に乗車したままプリント写真を
受け取る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、通信手段を用いて
画像のプリント処理を依頼した客が、複数設けられたプ
リント受取場のうち、混雑していないプリント受取場に
車で出向き、乗車したままプリント写真を受け取ること
が可能なプリント受付システムに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】デジタルスチルカメラなどで記録された
画像データをメモリカードに記憶させてプリント取次店
などに持ち込み、印画紙などへの画像のプリント処理を
依頼するデジタルプリントサービスが知られている。近
年では、デジタルミニラボと称される専用プリンタがコ
ンビニエンスストアやカメラ販売店などの店頭に設置さ
れ、画面に表示される指示に従ってプリントまでの操作
が自ら行えるものもある。これにより、プリント取次店
の営業時間外や取次店のない地域でもデジタルプリント
サービスが受けられるようになってきている。

【０００３】特開平１０−７８６１８号公報には、イン
ターネットを用いてプリントサービス業者に画像データ
を送信し、プリント写真の注文を行うプリント発注シス
テムが記載されている。この発注システムでは、プリン
トサービス業者にプリント写真の注文が直接行えるた
め、プリント写真を受取るまでの時間を短縮することが
できる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、店頭に
設置された専用プリンタでは、車でやってきた客は、車
を駐車した後に一旦車を降りてプリンタを操作する必要
がある。特に、プリンタの設置場所付近に駐車スペース
がない所では、車を降りた後にプリンタの設置場所まで
歩かなければならず、非常に面倒であるという問題があ
る。また、インターネットを用いてプリント写真の注文
を行うものでは、自宅などから気軽に注文ができる反
面、プリント写真を受け取る時にプリント取次店の営業
時間内に出向く必要があったり、郵送によって納品され
る場合には、注文の度に郵送料金がかかるため、プリン
ト料金が割高になるという問題がある。

【０００５】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
もので、インターネット等の通信手段を用いてプリント
の注文を行うとともに、各地に設けられたプリント受取
場に客が車で出向き、車に乗車したままプリント写真を
受け取れるようにしたプリント受付システムを提供する
ことを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のプリント受付システムでは、通信手段を利用
して客からのプリント注文を受け付けるとともに、客か
らの注文を一括して受付処理する受付処理センターと、
客にプリント写真を受け渡すための複数のプリント受取
場を設けている。客はプリント受取場まで車で出向き、
各プリント受取場で作成されたプリント写真を受け取
る。プリント受取場には、作成されたプリント写真を注
文ごとに収納する収納室が設けられている。収納室から
は、注文時に入力される識別情報に基づいてプリント写
真が取り出され、受け取りミスなどが生じないようにす
る。受付処理センターでは、各プリント受取場に設けら
れた収納室の空室情報が記憶され、これに基づいて発注
者にプリント受取場を知らせる内容が返信される。収納
室が満杯となっているプリント受取場では、注文を受け
ることが不可能になるため、受付処理センターで各プリ
ント受取場の混雑具合を監視し、収納室に空きがある所
へ注文を割り振るようにしている。

【０００７】プリント受取場を複数設けた場合、客にと
って都合のよい受取場を自ら選べるようにすることが好
ましい。しかし、客が希望する受取場が混雑している時
には、注文が他の受取場に割り振られてしまう。よっ
て、客の希望通りにできない場合には、プリント料金を
割り引くことで埋め合わせをする。また、受取場が客の
希望通りにならない場合、プリント料金の割り引きを行
うにしても、指定された受取場が客の希望する場所から
非常に遠い場合は、プリント料金の割り引き率をさらに
上げて、より低料金でプリントサービスを提供する。

【０００８】

【発明の実施の形態】図１において、プリント受取場１
には、一般乗用車２が乗り付けられる広さの敷地内に通
路３が設けられている。通路３には、入口側の入場ゲー
ト４と出口側の退場ゲート５が設けられている。入場ゲ
ート４と退場ゲート５の間には、遮断機６が設けられて
いる。入場ゲート４と退場ゲート５には、それぞれ光セ
ンサ４ａ、５ａが設けられており、各ゲートを通過する
車が検知される。ナンバープレート読取機７は、ＣＣＤ
カメラを内蔵し、入場してきた車のナンバープレート８
を撮像してその画像データを作成する。遮断機６よりも
入口側には、プリント写真が排出されるプリント排出機
９が設けられている。

【０００９】図２において、コンピュータ本体と、キー
ボードやマウスといった入力装置等からなるパーソナル
コンピュータ（以下、ＰＣという）１５が発注者側に設
けられている。ＰＣ１５は、一般電話回線などの通信回
線を通じて、インターネットサービスプロバイダ（以
下、プロバイダという）１６のサーバーコンピュータに
接続される。受付処理センター１７には、プロバイダ１
８のサーバーコンピュータに接続されるメインコンピュ
ータ１９が設けられている。また、プリント受取場１が
各地に複数設けられ、各プリント受取場にローカルコン
ピュータ２０が設けられている。メインコンピュータ１
９とローカルコンピュータ２０とは、インターネットあ
るいはＬＡＮ回線によって通信可能に接続されている。
プロバイダ１６は、ＰＣ１５からメインコンピュータ１
９への接続要求を受けると、インターネットを介してプ
ロバイダ１８にアクセスし、ＰＣ１５とメインコンピュ
ータ１９を接続する。

【００１０】メインコンピュータ１９は、第１受付処理
部１９ａ、注文情報格納部１９ｂ、料金算出部１９ｃ、
空室情報管理部１９ｄとからなる。第１受付処理部１９
ａは、ＰＣ１５からメインコンピュータ１９に接続要求
がなされた時に受付処理プログラムを起動させる。受付
処理プログラムが起動すると、メインコンピュータ１９
からＰＣ１５に対して、プリントの注文に必要な事項を
入力するための注文書式が送信される。また、第１受付
処理部１９ａは、必要事項が入力された注文書式をＰＣ
１５から受信し、注文情報として注文情報格納部１９ｂ
に記憶する。料金算出部１９ｃは、記憶された注文情報
で指定されるプリント枚数から請求料金を算出する。

【００１１】プリント受取場１には、ローカルコンピュ
ータ２０とプリント処理機２３、プリント保管庫２４と
が設けられている。ローカルコンピュータ２０は、第２
受付処理部２０ａ、注文情報格納部２０ｂ、保管庫管理
部２０ｃ、受取場管理部２０ｄとからなる。第２受付処
理部２０ａには、メインコンピュータ１９から注文情報
格納部１９ａに記憶された注文情報が送信されてくる。

【００１２】プリント処理機２３には、注文情報格納部
２０ｂから注文情報に含まれる画像データが出力され
る。プリント処理機２３は、出力された画像データに基
づいて記録紙に画像のプリント処理を行い、プリント写
真を作成する。作成されたプリント写真は、プリント保
管庫２４に移送される。プリント保管庫２４は、個室番
号が付与された収納個室を多数備えており、作成された
プリント写真が注文ごとに収納される。プリント保管庫
２４には収納個室ごとにセンサを設けており、空の収納
個室が検出される。保管庫管理部２０ｃは、空の収納個
室の個室番号を記憶して、プリント処理機２３から移送
されたプリント写真を空の収納個室に収納させる。保管
庫管理部２０ｃでは、空の収納個室数をカウントした空
室情報が作成され、これはメインコンピュータ１９に送
信される。送信された空室情報は、空室情報管理部１９
ｄに記憶される。また、保管庫管理部２０ｃは、後述す
るナンバープレート情報と収納個室番号とからなる保管
情報を作成してこれを記憶する。

【００１３】受取場管理部２０ｄは、プリント受取場１
を管理するもので、光センサ４ａで来客を検知して、応
対処理プログラムを起動させ、来場者への応対処理を行
う。また、受取場管理部２０ｄは、来場者と発注者とを
照合した結果が一致したときに、保管庫管理部２０ｃか
ら保管情報を読み出して、依頼されたプリント写真が収
納された収納個室にアクセスし、プリント排出機９から
プリント写真を排出させる。

【００１４】図３において、発注者によってＰＣ１５か
らメインコンピュータ１９へ接続要求が行われると、第
１受付処理部１９ａでは受付処理プログラムが起動し
て、ＰＣ１５に注文書式を送信する。第１受付処理部１
９ａからＰＣ１５に送信された注文書式は、ＰＣ１５の
表示画面に表示される。注文書式には、発注者の住所、
電話番号を入力するための連絡先入力欄、ナンバープレ
ート入力欄、画像データ入力欄、各画像のプリント枚数
入力欄といった注文に必要な事項を入力するための入力
欄が設けられている。ナンバープレート入力欄には、プ
リント写真を受け取りに行く時に使用する車のナンバー
を入力する。画像データ入力欄には、プリントを依頼す
る画像データが入力される。

【００１５】必要事項が入力された注文書式が、ＰＣ１
５からメインコンピュータ１９に送信されると、第１受
付処理部１９ａは受信した注文書式を解析し、入力事項
に不足や誤りがないかどうかを確認する。第１受付処理
部１９ａは、注文書式を確認すると、注文情報を注文情
報格納部１９ｂに記憶させた後、料金算出部１９ｃと空
室情報管理部１９ｄを起動させる。料金算出部１９ｃ
は、注文情報に含まれる画像データ数、及び各画像のプ
リント枚数からプリント合計枚数を算出し、これに１枚
あたりのプリント料金を掛け合わせることで、請求料金
を算出する。

【００１６】空室情報管理部１９ｄは、各プリント受取
場のローカルコンピュータ２０にアクセスし、保管庫管
理部２０ｃで作成された空室情報を、各プリント受取場
を識別するための固有番号とともに空室情報管理部１９
ｄに送信させる。空室情報管理部１９ｄは、送信されて
きた空室情報と各受取場ごとに予め決められた固有番号
とを記憶する。そして、プリント保管庫２４に空室が残
っているプリント受取場１を特定し、受付可能なプリン
ト受取場を羅列した受取場リストを作成する。作成され
た受取場リストは、第１受付処理部１９ａに出力され
る。

【００１７】第１受付処理部１９ａは、入力事項の確認
コメント、請求料金、プリント仕上がり予定日、受取場
リストなどの連絡事項を記した確認書式をＰＣ１５に送
信する。このとき、請求料金は、ＰＣ１５に接続されて
いるプロバイダ１６の接続料金に上乗せされる内容のコ
メントが確認書式に組み込まれる。ＰＣ１５では、発注
者によって注文内容が正しいことが確認されるととも
に、受取場リストから１つのプリント受取場が選択され
る。注文内容の確認信号と、選択されたプリント受取場
情報がメインコンピュータ１８に送信され、注文依頼が
確定する。第１受付処理部１９ａは、発注者から送信さ
れた入力事項を注文情報として処理し、注文情報格納部
１９ｂに記憶された注文情報を、選択されたプリント受
取場のローカルコンピュータ２０に送信する。第２受付
処理部２０ａでは、送信されてきた注文情報を受信し
て、注文情報格納部２０ｂに記憶させる。

【００１８】注文情報格納部２０ｂに記憶された注文情
報からは、画像データが読み出され、プリント処理機２
３に送られる。プリント処理機２３は、記録紙に画像の
プリント処理を行う。作成されたプリント写真は一注文
ごとにまとめられ、プリント保管庫２４に移送される。
このとき、保管庫管理部２０ｃは空室の収納個室を指定
して、プリント写真の収納室を決定する。プリント写真
が収納されると、発注者が注文書式に入力したナンバー
プレート情報と、収納個室番号とからなる保管情報が作
成され、保管庫管理部２０ｃに記憶される。

【００１９】発注者は、確認書式の送信時に伝えられた
プリント仕上がり予定日に、注文書式に入力したナンバ
ープレートを有する車で、プリント写真を受け取りに行
く。車が入場ゲート４を通過する時、光センサ４ａは受
取場管理部２０ｄに来客検知信号を出力する。受取場管
理部２０ｄでは応対処理プログラムが起動し、ナンバー
プレート読取機７を駆動させる。遮断機６の前で停車し
た車のナンバープレート８が撮像され、ナンバープレー
トの画像データが受取場管理部２０ｄに送られる。ナン
バープレート８の画像データは解析され、読み取られた
車のナンバーが、来場者識別情報として記憶される。受
取場管理部２０ｄにより、保管庫管理部２０ｃから保管
情報が読み出され、来場者識別情報とナンバープレート
情報とが照合される。照合の結果、発注者と来場者が一
致したことが認められると、該当した保管情報に記録さ
れた収納個室番号から、プリント写真の収納個室が特定
される。プリント排出機９からはプリント写真が排出さ
れ、来場者はこれを受け取る。

【００２０】プリント写真が受け取られると、これがプ
リント排出機９の内部センサで検知され、この検知信号
が受取場管理部２０ｄに送られる。これにより、遮断機
６が上方へ退避し、来場者は車を出口に向かって移動さ
せることができる。プリント排出機９の図示しないスピ
ーカーからは「ありがとうございました」等の音声コメ
ントが発せられる。退場ゲート５の光センサ５ａは、出
口を通過した車を検知し、その検知信号を受取場管理部
２０ｄに出力する。これにより、遮断機６が下ろされ
る。

【００２１】このように、本発明では、インターネット
などの通信手段を用いて画像プリントを依頼し、プリン
ト保管庫に空きのある受取場が選択されるようにしてい
る。このため、あるプリント受取場の保管庫が満杯にな
ってサービスの継続が不能になっても、他の受取場を指
定することで、円滑なプリントサービスを行うことがで
きる。また、プリント写真の受取り時に、発注者が受取
場まで車で出向き、車に乗車したままプリント写真を受
け取ることができる。

【００２２】なお、上記実施形態では、プリント受取場
に通路を設けているが、プリント排出機の前に車で乗り
付けられるようになっていれば通路を設けなくてもよ
い。また、ＰＣでインターネットに接続してプリントの
注文を行っているが、これに限られず、携帯電話からイ
ンターネットに接続して注文を行うようにしてもよい。
このとき、プリント料金は、携帯電話の使用料に加算さ
れるようにするとよい。また、発注者と来場者とを照合
するにあたっては、車のナンバープレートを用いること
に限られず、車種、車体カラーなどを用いたり、注文時
に発注者に対して整理番号を発行し、整理番号をプリン
ト排出機に入力することで発注者を確認してもよい。

【００２３】また、各プリント受取場の保管庫の空き状
況を確認するにあたっては、発注者が受付処理センター
にアクセスした時点で行うようにしてもよい。また、受
付処理センターのメインコンピュータに、受取場ごとの
保管能力を予め記憶させておき、注文を割り振る度に残
りの空室数を減算し、各プリント受取場でプリント写真
が受け取られる度に残りの空室数を加算するようにして
もよい。

【００２４】次に、本発明の第２の実施形態について図
４、図５を用いて説明する。なお、上記実施形態と構成
が同じものには、同符号を付して説明を省略する。受付
処理センター２７に設けられたメインコンピュータ２８
は、第１受付処理部１９ａ、注文情報格納部１９ｂ、料
金算出部１９ｃ、空室情報管理部１９ｄ、距離情報記憶
部２８ａとからなる。距離情報記憶部２８ａには、各プ
リント受取場間の距離情報が記憶されている。

【００２５】ＰＣ１５からメインコンピュータ２８に接
続要求がなされると、第１受付処理部１９ａは、ＰＣ１
５に注文書式を送信する。発注者は、注文書式に必要事
項を入力し、ホストコンピュータ２５に送信する。注文
書式には、連絡先、プリント受取時に使用する車のナン
バー、画像データ、プリント枚数、プリントの受取希望
場所が入力される。

【００２６】第１受付処理部１９ａは、ＰＣ１５から必
要事項が入力された注文書式を受信して書式の確認を行
う。確認が終了すると、注文書式の入力事項が注文情報
として注文情報格納部１９ｂに記憶される。第１受付処
理部１９ａは、料金算出部１９ｃと空室情報管理部１９
ｄを起動させる。空室情報管理部１９ｄは、注文情報と
して記憶された希望受取場所情報を読み出し、該当する
プリント受取場のローカルコンピュータ２０にアクセス
して、空室情報を送信させる。メインコンピュータ２８
に受信された空室情報は、空室情報管理部１９ｄに送ら
れ、プリント保管庫２４の空室数が確認される。

【００２７】希望受取場所のプリント保管庫に空室があ
る場合、第１受付処理部１９ａは、入力事項の確認コメ
ント、請求料金、プリント仕上がり予定日、受取場所な
どの連絡事項を記した確認書式をＰＣ１５に送信する。
このとき請求料金は、一枚あたりのプリント料金にプリ
ント合計枚数を掛け合わせた正規の額となっている。Ｐ
Ｃ１５では、発注者によって注文内容が正しいことが確
認される。第１受付処理部１９ａは、ＰＣ１５から確認
信号を受信すると、注文依頼が確定する。

【００２８】第１受付処理部１９ａは、注文情報格納部
１９ｂに記憶された注文情報を、希望されたプリント受
取場のローカルコンピュータ２０に送信する。第２受付
処理部２０ａでは、送信されてきた注文情報を受信し
て、注文情報格納部２０ｂに記憶させる。プリント処理
機２３には画像データが送られ、プリント写真が作成さ
れる。プリント写真は、プリント保管庫２４に収納され
る。

【００２９】一方、希望受取場所のプリント保管庫に空
室がない場合、空室情報管理部１９ｄは、各プリント受
取場のローカルコンピュータ２０にアクセスして、各受
取場の空室情報を受信して記憶する。空室情報管理部１
９ｄは、プリント保管庫２４に空室のある受取場を選び
出すとともに、希望受取場所から各受取場までの距離情
報を距離情報記憶部２８ａから読み出す。空室情報管理
部１９ｄは、希望受取場所から最も近い距離にあるプリ
ント受取場を特定し、この受取場情報を第１受付処理部
１９ａに出力する。また、希望受取場所と特定されたプ
リント受取場との距離情報を料金算出部１９ｃに出力す
る。

【００３０】料金算出部１９ｃは、特定されたプリント
受取場までの距離情報に基づいて、正規の請求料金を割
り引くために割り引き金額の算定を行う。料金算出部１
９ｃでは、希望受取場所と特定されたプリント受取場と
の距離に応じて、割り引き額が大きくなるような算定を
行う。例えば、５キロメートル離れるごとに正規の請求
金額から一定額を差し引いていく。すなわち、特定され
たプリント受取場が離れているほど、請求金額が安くな
る。

【００３１】第１受付処理部１９ａは、入力事項の確認
コメント、請求料金、割り引き額、プリント仕上がり予
定日、決定したプリント受取場などの連絡事項を記した
確認書式をＰＣ１５に送信する。注文依頼が確定する
と、注文情報格納部１９ｂに記憶された注文情報は、決
定したプリント受取場のローカルコンピュータ２０に送
信される。第２受付処理部２０ａは、送信された注文情
報を受信して、注文情報格納部２０ｂに記憶させる。記
憶された注文情報からは、画像データが読み出され、プ
リント処理機２３において画像のプリント処理が行われ
る。作成されたプリント写真は、プリント保管庫２４に
収納される。

【００３２】このようにして、プリント受取場が発注者
の希望通りになった時と、希望通りにならなかった時と
で、請求料金を割り引きを行うかどうかが決定される。
また、発注者の希望する受取場と、空きのある受取場と
の距離の大きさに応じて、割引額を大きくして、プリン
ト料金を値下げしているから、発注者が不満感を抱いた
りしなくなる。こうして、プリント保管庫２４に収納さ
れたプリント写真は、プリント仕上がり予定日以降に、
注文書式に入力したナンバープレートを有する車でプリ
ント受取場まで車で出向いてきた発注者に受け取られ
る。

【００３３】なお、これらの実施形態では、プリントの
注文を行う際、インターネットの接続サービスを行うプ
ロバイダから請求される接続料金に、プリント料金を上
乗せして発注者に請求を行っているが、これ以外にも周
知のＥＴＣシステムを用いて料金の支払いを行ってもよ
い。

【００３４】

【発明の効果】以上のように、本発明のプリント受付シ
ステムによれば、インターネットを利用して自宅などか
ら気軽にプリントの注文が行えるとともに、プリント写
真の受取り時には、車で受取場まで出向き、車に乗車し
たままプリント写真を受け取れるので、車の駐車スペー
スを探す必要もなく、プリント料金が割高になることも
ない。また、受取場に係員を特に必要としないから、深
夜や早朝にプリントサービスを行っても人件費等で経費
がかからない。また、あるプリント受取場が混雑して受
付不能になってしまっていても、他のプリント受取場に
注文を割り振ることで、プリントサービスを継続するこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】プリント受取場の外観斜視図である。

【図２】プリント受付システムの構成図である。

【図３】注文の受付処理と、プリント納品処理の流れを
示すフローチャートである。

【図４】第２実施形態のプリント受付システムの構成図
である。

【図５】第２実施形態のシステムにおける処理の流れを
示すフローチャートである。

【符号の説明】

１ プリント受取場 ７ ナンバープレート読み取り機 １５ パーソナルコンピュータ １７，２７ 受付処理センター １９，２８ メインコンピュータ １９ａ 第１受付処理部 １９ｃ 料金算出部 １９ｄ 空室情報管理部 ２０ ローカルコンピュータ ２０ａ 第２受付処理部 ２０ｃ 保管庫管理部 ２０ｄ 受取場管理部 ２３ プリント処理機 ２４ プリント保管庫 ２８ａ 距離情報記憶部

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像データを含む注文情報の入力が可能
   な発注者側の入力手段と、前記入力手段で入力された注
   文情報を送信する通信手段と、前記通信手段で送信され
   た注文情報を受信するとともに、受信した注文情報を記
   憶するための第１受付処理手段を備えた受注側の受付処
   理センターと、車の乗り付けが可能な場所に設けられ、
   前記受付処理センターとの通信が可能な複数のプリント
   受取場とからなり、 前記プリント受取場には、前記第１受付処理手段から送
   信された注文情報を受信して、受信した注文情報を記憶
   する第２受付処理手段と、 前記第２受付処理手段に記憶された画像データから、記
   録シートに画像のプリント処理を行うプリント処理手段
   と、 プリント処理された記録シートを注文ごとに収納するた
   めの収納室を有する保管手段と、 前記注文情報に含まれる発注者識別情報に基づいて、車
   で乗り付けた来場者と発注者とを識別する識別手段とが
   設けられており、 前記受付処理センターには、各プリント受取場の収納室
   の空き数を記憶するとともに、収納室に空きのあるプリ
   ント受取場を特定し、特定されたプリント受取場を指定
   するために発注者に送信される受取場所情報を作成する
   手段が設けられていることを特徴とするプリント受付シ
   ステム。
2. 【請求項２】 前記注文情報は、客が希望するプリント
   受取場を指定するための希望受取場所情報を含み、前記
   受付処理センターには、希望受取場所情報で指定された
   プリント受取場の収納室に空きがある場合は、正規のプ
   リント料金を算出し、空きがない場合には割り引いたプ
   リント料金を算出する料金算出手段が設けられているこ
   とを特徴とする請求項１記載のプリント受付システム。
3. 【請求項３】 前記受付処理センターには、各プリント
   受取場間の距離情報が記憶された記憶手段は設けられ、
   前記料金算出手段は、希望受取場所の保管室に空きがな
   い場合に前記距離情報を読み出して、前記受付処理セン
   ターにおいて特定されたプリント受取場と希望受取場所
   との距離を算出し、算出された距離が大きくなることに
   応じて、割り引き額の大きいプリント料金を算出するこ
   とを特徴とする請求項２記載のプリント受付システム。