JP2003121717A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
- Publication number
- JP2003121717A JP2003121717A JP2001315743A JP2001315743A JP2003121717A JP 2003121717 A JP2003121717 A JP 2003121717A JP 2001315743 A JP2001315743 A JP 2001315743A JP 2001315743 A JP2001315743 A JP 2001315743A JP 2003121717 A JP2003121717 A JP 2003121717A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens barrel
- housing
- lens
- image pickup
- optical axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 22
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims abstract description 9
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 29
- 238000005286 illumination Methods 0.000 claims description 2
- 230000001678 irradiating effect Effects 0.000 claims 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 abstract description 3
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 10
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 10
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 4
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 4
- 101100214868 Autographa californica nuclear polyhedrosis virus AC54 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100214873 Autographa californica nuclear polyhedrosis virus AC78 gene Proteins 0.000 description 1
- 101100334009 Caenorhabditis elegans rib-2 gene Proteins 0.000 description 1
- 101001024616 Homo sapiens Neuroblastoma breakpoint family member 9 Proteins 0.000 description 1
- 102100037013 Neuroblastoma breakpoint family member 9 Human genes 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012856 packing Methods 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Lens Barrels (AREA)
- Cameras In General (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 結像レンズのピント調整を容易にする撮像装
置を提供する。 【解決手段】 この撮像装置においては、筐体2に結像
レンズ10を固定するにあたって、鏡筒11の外周面1
1aを、鏡筒収容部12の当接面16にバネ手段17を
介して押し当てる。これにより、バネ手段17の付勢力
で、鏡筒11が、鏡筒収容部12の当接面16に押し付
けられることになるので、鏡筒11が所定の力をもっ
て、筐体2にしっかりと固定される。更に、当接面16
は、結像レンズ10の光軸L方向に延在するので、所定
の付勢力をもって、鏡筒11を、鏡筒収容部12の当接
面16に押し付けた状態で、鏡筒11に光軸L方向(前
後方向)の力を加えながら、鏡筒11を前後に僅かに移
動させてピント調整を行うことが可能となる。これによ
り、ピント調整作業が簡単かつ確実なものとなる。更
に、撮像装置1のメンテナンス時においても、バネ手段
17を取り外すことなくピント調整を簡単に行うことが
できる。
置を提供する。 【解決手段】 この撮像装置においては、筐体2に結像
レンズ10を固定するにあたって、鏡筒11の外周面1
1aを、鏡筒収容部12の当接面16にバネ手段17を
介して押し当てる。これにより、バネ手段17の付勢力
で、鏡筒11が、鏡筒収容部12の当接面16に押し付
けられることになるので、鏡筒11が所定の力をもっ
て、筐体2にしっかりと固定される。更に、当接面16
は、結像レンズ10の光軸L方向に延在するので、所定
の付勢力をもって、鏡筒11を、鏡筒収容部12の当接
面16に押し付けた状態で、鏡筒11に光軸L方向(前
後方向)の力を加えながら、鏡筒11を前後に僅かに移
動させてピント調整を行うことが可能となる。これによ
り、ピント調整作業が簡単かつ確実なものとなる。更
に、撮像装置1のメンテナンス時においても、バネ手段
17を取り外すことなくピント調整を簡単に行うことが
できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特に、紙幣などの
紙葉類の真偽判別や金種判別に利用するための撮像装置
に関するものである。
紙葉類の真偽判別や金種判別に利用するための撮像装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に利用されているこの種
の撮像装置の筐体内には、LEDランプを配列させた照
明部と、紙幣からの反射光を受光して紙幣を撮像するC
CDと、紙幣からの反射光をCCD上に集光させる結像
レンズとが収容されている。よって、LEDランプによ
って照らし出された紙幣をCCDで撮像し、CCDにお
いて光電変換され、その電気信号に基づいて、撮像装置
の外部に配置した制御部で紙幣の真偽判別や金種判別が
なされる。また、図7に示すように、結像レンズ100
は、円筒状の鏡筒101内に収容され、この鏡筒101
は、プラスチック製の筐体102内で立設させたリブ1
03の開口103a内に収容される。そして、この開口
103a内に鏡筒101を収容した状態で、ピント調整
孔104内にピント調整治具105を挿入し、この治具
105の先端に設けられたピン105aを鏡筒101の
ピント調整溝101a内に差し込む。その後、治具10
5を回しながら、鏡筒101を前後に微調整させるよう
に移動させ、CCD上でのピント調整を行う。更に、そ
のピント調整完了後において、リブ103の外側から止
めネジ106を螺入させ、止めネジ106の締め込み力
によって、鏡筒101を所定の場所にしっかりと固定さ
せている。
の撮像装置の筐体内には、LEDランプを配列させた照
明部と、紙幣からの反射光を受光して紙幣を撮像するC
CDと、紙幣からの反射光をCCD上に集光させる結像
レンズとが収容されている。よって、LEDランプによ
って照らし出された紙幣をCCDで撮像し、CCDにお
いて光電変換され、その電気信号に基づいて、撮像装置
の外部に配置した制御部で紙幣の真偽判別や金種判別が
なされる。また、図7に示すように、結像レンズ100
は、円筒状の鏡筒101内に収容され、この鏡筒101
は、プラスチック製の筐体102内で立設させたリブ1
03の開口103a内に収容される。そして、この開口
103a内に鏡筒101を収容した状態で、ピント調整
孔104内にピント調整治具105を挿入し、この治具
105の先端に設けられたピン105aを鏡筒101の
ピント調整溝101a内に差し込む。その後、治具10
5を回しながら、鏡筒101を前後に微調整させるよう
に移動させ、CCD上でのピント調整を行う。更に、そ
のピント調整完了後において、リブ103の外側から止
めネジ106を螺入させ、止めネジ106の締め込み力
によって、鏡筒101を所定の場所にしっかりと固定さ
せている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来の撮像装置では、鏡筒101を固定するにあたっ
て、その先端を、鏡筒101の表面に押し付けながら、
止めネジ106をねじ込む。その結果、止めネジ106
の先端が、鏡筒101の表面に押し付けられた状態で、
止めネジ106の更なる締め込み回動が行われるので、
鏡筒101を前後方向に移動させる力が鏡筒101に加
わることになる。これによって、鏡筒101が前後方向
に僅かな位置ズレを起こし、このことが、ピントの狂い
を発生させ、ピント調整作業を煩雑なものにしている。
た従来の撮像装置では、鏡筒101を固定するにあたっ
て、その先端を、鏡筒101の表面に押し付けながら、
止めネジ106をねじ込む。その結果、止めネジ106
の先端が、鏡筒101の表面に押し付けられた状態で、
止めネジ106の更なる締め込み回動が行われるので、
鏡筒101を前後方向に移動させる力が鏡筒101に加
わることになる。これによって、鏡筒101が前後方向
に僅かな位置ズレを起こし、このことが、ピントの狂い
を発生させ、ピント調整作業を煩雑なものにしている。
【0004】本発明は、上述の課題を解決するためにな
されたもので、特に、結像レンズのピント調整を容易に
する撮像装置を提供することを目的とする。
されたもので、特に、結像レンズのピント調整を容易に
する撮像装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、読取り対象物に照明を照射して、筺体内の結像レン
ズを介して集光させた光を撮像素子によって撮像する撮
像装置において、結像レンズを収容した鏡筒と、筺体に
設けられると共に、結像レンズの光軸方向に延在する当
接面を有する鏡筒収容部と、鏡筒収容部の当接面に鏡筒
の外周面を押し当てるバネ手段とを備えたことを特徴と
する。
は、読取り対象物に照明を照射して、筺体内の結像レン
ズを介して集光させた光を撮像素子によって撮像する撮
像装置において、結像レンズを収容した鏡筒と、筺体に
設けられると共に、結像レンズの光軸方向に延在する当
接面を有する鏡筒収容部と、鏡筒収容部の当接面に鏡筒
の外周面を押し当てるバネ手段とを備えたことを特徴と
する。
【0006】この撮像装置においては、筐体に結像レン
ズを固定するにあたって、鏡筒の外周面を、鏡筒収容部
の当接面にバネ手段を介して押し当てる。これにより、
バネ手段の付勢力で、鏡筒が、鏡筒収容部の当接面に押
し付けられることになるので、鏡筒が所定の力をもっ
て、筐体にしっかりと固定されることになる。更に、当
接面は、結像レンズの光軸方向に延在するので、所定の
付勢力をもって、鏡筒を、鏡筒収容部の当接面に押し付
けた状態で、鏡筒に光軸方向(前後方向)の力を加えな
がら、鏡筒を前後に僅かに移動させてピント調整を行う
ことが可能となる。これにより、ピント調整作業が簡単
かつ確実なものとなる。更に、撮像装置のメンテナンス
時においても、バネ手段を取り外すことなくピント調整
を簡単に行うことができる。
ズを固定するにあたって、鏡筒の外周面を、鏡筒収容部
の当接面にバネ手段を介して押し当てる。これにより、
バネ手段の付勢力で、鏡筒が、鏡筒収容部の当接面に押
し付けられることになるので、鏡筒が所定の力をもっ
て、筐体にしっかりと固定されることになる。更に、当
接面は、結像レンズの光軸方向に延在するので、所定の
付勢力をもって、鏡筒を、鏡筒収容部の当接面に押し付
けた状態で、鏡筒に光軸方向(前後方向)の力を加えな
がら、鏡筒を前後に僅かに移動させてピント調整を行う
ことが可能となる。これにより、ピント調整作業が簡単
かつ確実なものとなる。更に、撮像装置のメンテナンス
時においても、バネ手段を取り外すことなくピント調整
を簡単に行うことができる。
【0007】また、バネ手段は、筺体に一端が固定され
た板バネであると好適である。このような板バネの採用
によって、板バネの表面に対する鏡筒の摺動接触を確実
なものとし、このことは、鏡筒の光軸方向の移動を極め
て容易にする。
た板バネであると好適である。このような板バネの採用
によって、板バネの表面に対する鏡筒の摺動接触を確実
なものとし、このことは、鏡筒の光軸方向の移動を極め
て容易にする。
【0008】また、鏡筒収容部は、筺体に設けられる蓋
側に向けて開放された凹部を有すると好適である。この
ような凹部の構成を採用によって、鏡筒を、鏡筒収容部
内に蓋側から装填することが可能となり、組立て作業性
が向上する。更に、鏡筒収容部が、蓋側に向けて開放さ
れた形状を採用する結果、スライドピンなどをもった複
雑な形状の金型でなくとも、容易に鏡筒収容部を成形す
ることができる。これによって、製造コストの低減が図
られる。
側に向けて開放された凹部を有すると好適である。この
ような凹部の構成を採用によって、鏡筒を、鏡筒収容部
内に蓋側から装填することが可能となり、組立て作業性
が向上する。更に、鏡筒収容部が、蓋側に向けて開放さ
れた形状を採用する結果、スライドピンなどをもった複
雑な形状の金型でなくとも、容易に鏡筒収容部を成形す
ることができる。これによって、製造コストの低減が図
られる。
【0009】また、当接面は、結像レンズの光軸方向に
延在する一対の傾斜当接面を有し、一対の傾斜当接面は
鏡面対称形をなすと好適である。このような構成を採用
した場合、鏡筒の外周面を一対の傾斜当接面で保持する
ので、鏡筒の外周面と鏡筒収容部の当接面との線接触を
可能にし、鏡筒の確実な支持や位置決めが実現される。
延在する一対の傾斜当接面を有し、一対の傾斜当接面は
鏡面対称形をなすと好適である。このような構成を採用
した場合、鏡筒の外周面を一対の傾斜当接面で保持する
ので、鏡筒の外周面と鏡筒収容部の当接面との線接触を
可能にし、鏡筒の確実な支持や位置決めが実現される。
【0010】また、鏡筒には、周方向に延在するピント
調整溝が環状に形成され、筐体に設けられて鏡筒を保持
する立設リブには、ピント調整溝に対応する位置におい
て、光軸に対し直交する方向に延在するピント調整治具
差込み部が設けられ、このピント調整治具差込み部が、
筺体に設けられる蓋側に向けて開放された凹状に形成す
ると好適である。この場合、鏡筒に設けられたピント調
整溝内に差し込まれたピント調整治具の先端の移動によ
って、鏡筒を光軸方向に移動させながら、ピント調整が
行われる。そして、筐体に設けられた立設リブには、ピ
ント調整治具差込み部が設けられ、このピント調整治具
差込み部は、蓋側に向けて開放された形状を採用する結
果、スライドピンなどをもった複雑な形状の金型でなく
とも、容易にピント調整治具差込み部を成形することが
できる。これによって、製造コストの低減が図られる。
さらには、ピント調整治具を、ピント調整治具差込み部
内に蓋側から簡単に差し込むことができ、これによっ
て、ピント調整作業が更に簡易なものとなる。
調整溝が環状に形成され、筐体に設けられて鏡筒を保持
する立設リブには、ピント調整溝に対応する位置におい
て、光軸に対し直交する方向に延在するピント調整治具
差込み部が設けられ、このピント調整治具差込み部が、
筺体に設けられる蓋側に向けて開放された凹状に形成す
ると好適である。この場合、鏡筒に設けられたピント調
整溝内に差し込まれたピント調整治具の先端の移動によ
って、鏡筒を光軸方向に移動させながら、ピント調整が
行われる。そして、筐体に設けられた立設リブには、ピ
ント調整治具差込み部が設けられ、このピント調整治具
差込み部は、蓋側に向けて開放された形状を採用する結
果、スライドピンなどをもった複雑な形状の金型でなく
とも、容易にピント調整治具差込み部を成形することが
できる。これによって、製造コストの低減が図られる。
さらには、ピント調整治具を、ピント調整治具差込み部
内に蓋側から簡単に差し込むことができ、これによっ
て、ピント調整作業が更に簡易なものとなる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明に
係る撮像装置の好適な一実施形態について詳細に説明す
る。
係る撮像装置の好適な一実施形態について詳細に説明す
る。
【0012】図1及び図2に示すように、撮像装置1
は、搬送経路上を連続して流れ続ける読取り対象物(例
えば、紙幣や有価証券などの紙葉類)Mの真偽判別や金
種判別に利用するためのものである。この撮像装置1は
プラスチック製の筐体2を有し、この筐体2には、紙幣
Mの搬送方向に対して直交する方向に細長く延在させる
矩形の防塵ガラス3が嵌め込まれている。また、筐体2
内には、防塵ガラス3を通して紙幣Mを均一に照らし出
すためのLEDランプ6が収容され、各LEDランプ6
は、筐体2に固定した基板7上において、防塵ガラス3
に沿って一列に並べられている。
は、搬送経路上を連続して流れ続ける読取り対象物(例
えば、紙幣や有価証券などの紙葉類)Mの真偽判別や金
種判別に利用するためのものである。この撮像装置1は
プラスチック製の筐体2を有し、この筐体2には、紙幣
Mの搬送方向に対して直交する方向に細長く延在させる
矩形の防塵ガラス3が嵌め込まれている。また、筐体2
内には、防塵ガラス3を通して紙幣Mを均一に照らし出
すためのLEDランプ6が収容され、各LEDランプ6
は、筐体2に固定した基板7上において、防塵ガラス3
に沿って一列に並べられている。
【0013】更に、筐体2内には、防塵ガラス3に対面
する位置に全反射ミラー4が固定され、このミラー4に
よって、光がCCD(撮像素子)8に向けて直角に折り
曲げられ、これによって撮像装置1の薄型化を図ってい
る。このCCD8は、ライン型のCCDであると共に、
駆動回路基板9にリード部を介して固定されている。そ
して、この駆動回路基板9の両端は筐体2に固定されて
いる。
する位置に全反射ミラー4が固定され、このミラー4に
よって、光がCCD(撮像素子)8に向けて直角に折り
曲げられ、これによって撮像装置1の薄型化を図ってい
る。このCCD8は、ライン型のCCDであると共に、
駆動回路基板9にリード部を介して固定されている。そ
して、この駆動回路基板9の両端は筐体2に固定されて
いる。
【0014】また、筐体2内において、ミラー4とCC
D8との間には、3枚のレンズ群からなる結像レンズ1
0が配置され、この結像レンズ10によって光をCCD
8上に適切に集光させる。更に、この結像レンズ10
は、円筒状のプラスチック製鏡筒11内に収容させてい
る。そして、この鏡筒11は、筐体2と一体に形成した
鏡筒収容部12に固定される。
D8との間には、3枚のレンズ群からなる結像レンズ1
0が配置され、この結像レンズ10によって光をCCD
8上に適切に集光させる。更に、この結像レンズ10
は、円筒状のプラスチック製鏡筒11内に収容させてい
る。そして、この鏡筒11は、筐体2と一体に形成した
鏡筒収容部12に固定される。
【0015】図3〜図5に示すように、鏡筒収容部12
は、筐体2の底面から立設させるように、金型によって
筐体2と一体に成形する。この鏡筒収容部12には、蓋
13に向けて開放された凹部14が設けられている。こ
のような凹部14を採用する結果として、鏡筒11を凹
部14内に蓋13側から矢印A方向に装填することが可
能となり、組立て作業性が向上する。そして、鏡筒収容
部12は、蓋13側に向けて開放した形状を採用する結
果、スライドピンなどをもった複雑な形状の金型でなく
とも、容易に鏡筒収容部12を成形することができる。
これによって、製造コストの低減が図られる。
は、筐体2の底面から立設させるように、金型によって
筐体2と一体に成形する。この鏡筒収容部12には、蓋
13に向けて開放された凹部14が設けられている。こ
のような凹部14を採用する結果として、鏡筒11を凹
部14内に蓋13側から矢印A方向に装填することが可
能となり、組立て作業性が向上する。そして、鏡筒収容
部12は、蓋13側に向けて開放した形状を採用する結
果、スライドピンなどをもった複雑な形状の金型でなく
とも、容易に鏡筒収容部12を成形することができる。
これによって、製造コストの低減が図られる。
【0016】また、鏡筒収容部12において、凹部14
を形成する壁面には当接面16が設けられている(図5
参照)。この当接面16は、結像レンズ10の光軸Lの
方向に延在すると共に、鏡筒11を下方から保持するた
めの傾斜当接面16a,16bを有している。左右一対
の傾斜当接面16a,16bは、光軸L方向に延在する
と共に、光軸Lを通って上下に延びる平面に対して鏡面
対称形をなしている。従って、鏡筒11の外周面11a
と各傾斜当接面16a,16bとの線接触を可能にし、
これによって、矢印A方向に力が加え続けられた場合に
おいて、鏡筒11の確実な保持が実現される。
を形成する壁面には当接面16が設けられている(図5
参照)。この当接面16は、結像レンズ10の光軸Lの
方向に延在すると共に、鏡筒11を下方から保持するた
めの傾斜当接面16a,16bを有している。左右一対
の傾斜当接面16a,16bは、光軸L方向に延在する
と共に、光軸Lを通って上下に延びる平面に対して鏡面
対称形をなしている。従って、鏡筒11の外周面11a
と各傾斜当接面16a,16bとの線接触を可能にし、
これによって、矢印A方向に力が加え続けられた場合に
おいて、鏡筒11の確実な保持が実現される。
【0017】そして、矢印A方向への加圧を可能にする
ために、鏡筒11は、凹部14内に収容させた状態で、
板バネ(バネ手段)17によって傾斜当接面16a,1
6bに押し付けられる。この板バネ17の一端は、鏡筒
収容部12の頂面に止めネジ18を介して固定され、板
バネ17の遊端は、凹部14上まで延びて、略線接触状
態をもって、鏡筒11を上から押さえ付けている。
ために、鏡筒11は、凹部14内に収容させた状態で、
板バネ(バネ手段)17によって傾斜当接面16a,1
6bに押し付けられる。この板バネ17の一端は、鏡筒
収容部12の頂面に止めネジ18を介して固定され、板
バネ17の遊端は、凹部14上まで延びて、略線接触状
態をもって、鏡筒11を上から押さえ付けている。
【0018】従って、板バネ17の表面に対する鏡筒1
1の摺動接触を確実なものとし、このことは、板バネ1
7によって付勢させた状態でも、鏡筒11の光軸方向の
移動を極めて容易にする。よって、鏡筒11を光軸L方
向(前後方向)に僅かに移動させながらのピント調整が
簡単かつ確実なものになる。更に、撮像装置1のメンテ
ナンス時においても、板バネ17を外すことなく光軸L
方向のピント調整を簡単に行うことができる。
1の摺動接触を確実なものとし、このことは、板バネ1
7によって付勢させた状態でも、鏡筒11の光軸方向の
移動を極めて容易にする。よって、鏡筒11を光軸L方
向(前後方向)に僅かに移動させながらのピント調整が
簡単かつ確実なものになる。更に、撮像装置1のメンテ
ナンス時においても、板バネ17を外すことなく光軸L
方向のピント調整を簡単に行うことができる。
【0019】更に、鏡筒11の外周には、周方向に延在
するピント調整溝20が環状に形成されている。また、
鏡筒収容部12の一部を構成する左右一対の立設リブ2
1は、鏡筒11を両側方から挟み込むように、筐体2の
底面と一体成形されている。そして、一方の立設リブ2
1には、ピント調整溝20に対応する位置において、光
軸Lに対し直交する方向に延在するピント調整治具差込
み部22が設けられている。このピント調整治具差込み
部22は、棒状のピント調整治具23を上から挿入し易
くするために、蓋側13に向けて開放された凹状に形成
されている。
するピント調整溝20が環状に形成されている。また、
鏡筒収容部12の一部を構成する左右一対の立設リブ2
1は、鏡筒11を両側方から挟み込むように、筐体2の
底面と一体成形されている。そして、一方の立設リブ2
1には、ピント調整溝20に対応する位置において、光
軸Lに対し直交する方向に延在するピント調整治具差込
み部22が設けられている。このピント調整治具差込み
部22は、棒状のピント調整治具23を上から挿入し易
くするために、蓋側13に向けて開放された凹状に形成
されている。
【0020】また、ピント調整治具差込み部22は、蓋
13側に向けて開放した形状を採用する結果、スライド
ピンなどをもった複雑な形状の金型でなくとも、容易に
ピント調整治具差込み部22を成形することができる。
これによって、製造コストの低減が図られる。さらに
は、先端に偏心ピン23aをもったピント調整治具23
でも、ピント調整治具差込み部22内に蓋13側から簡
単に差し込むことができる。これによって、ピント調整
作業が更に簡易なものになる。
13側に向けて開放した形状を採用する結果、スライド
ピンなどをもった複雑な形状の金型でなくとも、容易に
ピント調整治具差込み部22を成形することができる。
これによって、製造コストの低減が図られる。さらに
は、先端に偏心ピン23aをもったピント調整治具23
でも、ピント調整治具差込み部22内に蓋13側から簡
単に差し込むことができる。これによって、ピント調整
作業が更に簡易なものになる。
【0021】よって、図6に示すように、ピント調整治
具23の偏心ピン23aを鏡筒11のピント調整溝20
内に差し込んだ状態で、治具23を所定の方向に回しな
がら、鏡筒11を光軸L方向(前後方向)に微調整させ
るように前後に移動させる。なお、図示しないモニター
を見ながら、CCD8上でのピント調整作業が行われ
る。このようなピント調整が行われた後に、蓋13は、
パッキンを介して筐体2にネジ止めされる。
具23の偏心ピン23aを鏡筒11のピント調整溝20
内に差し込んだ状態で、治具23を所定の方向に回しな
がら、鏡筒11を光軸L方向(前後方向)に微調整させ
るように前後に移動させる。なお、図示しないモニター
を見ながら、CCD8上でのピント調整作業が行われ
る。このようなピント調整が行われた後に、蓋13は、
パッキンを介して筐体2にネジ止めされる。
【0022】本発明は、前述した実施形態に限定される
ものではなく、例えば、バネ手段として螺旋バネを利用
して、鏡筒11を鏡筒収容部12内に弾発的に保持させ
てもよい。
ものではなく、例えば、バネ手段として螺旋バネを利用
して、鏡筒11を鏡筒収容部12内に弾発的に保持させ
てもよい。
【0023】
【発明の効果】本発明による撮像装置は、以上のように
構成されているため、次のような効果を得る。すなわ
ち、読取り対象物に照明を照射して、筺体内の結像レン
ズを介して集光させた光を撮像素子によって撮像する撮
像装置において、結像レンズを収容した鏡筒と、筺体に
設けられると共に、結像レンズの光軸方向に延在する当
接面を有する鏡筒収容部と、鏡筒収容部の当接面に鏡筒
の外周面を押し当てるバネ手段とを備えたことにより、
結像レンズのピント調整が容易になる。
構成されているため、次のような効果を得る。すなわ
ち、読取り対象物に照明を照射して、筺体内の結像レン
ズを介して集光させた光を撮像素子によって撮像する撮
像装置において、結像レンズを収容した鏡筒と、筺体に
設けられると共に、結像レンズの光軸方向に延在する当
接面を有する鏡筒収容部と、鏡筒収容部の当接面に鏡筒
の外周面を押し当てるバネ手段とを備えたことにより、
結像レンズのピント調整が容易になる。
【図1】本発明に係る撮像装置の一実施形態を示す平面
図である。
図である。
【図2】図1に示した撮像装置の断面図である。
【図3】図1に示した撮像装置の要部拡大斜視図であ
る。
る。
【図4】図1に示した撮像装置の要部拡大平面図であ
る。
る。
【図5】図1に示した撮像装置の要部拡大断面図であ
る。
る。
【図6】ピント調整治具によって鏡筒を前後させた状態
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図7】従来の撮像装置の要部を示す拡大断面図であ
る。
る。
1…撮像装置、2…筺体、8…CCD(撮像素子)、1
0…結像レンズ、11…鏡筒、11a…鏡筒の外周面、
12…鏡筒収容部、13…蓋、14…凹部、16…当接
面、16a,16b…傾斜当接面17…板バネ(バネ手
段)、20…ピント調整溝、21…立設リブ、22…ピ
ント調整治具差込み部、M…紙幣(読取り対象物)、L
…光軸。
0…結像レンズ、11…鏡筒、11a…鏡筒の外周面、
12…鏡筒収容部、13…蓋、14…凹部、16…当接
面、16a,16b…傾斜当接面17…板バネ(バネ手
段)、20…ピント調整溝、21…立設リブ、22…ピ
ント調整治具差込み部、M…紙幣(読取り対象物)、L
…光軸。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H04N 5/232 H04N 5/232 E
Fターム(参考) 2H044 AC01 AE01 AJ06
2H054 AA01 BB02
5C022 AA05 AA13 AB43 AC42 AC54
AC78
Claims (5)
- 【請求項1】 読取り対象物に照明を照射して、筺体内
の結像レンズを介して集光させた光を撮像素子によって
撮像する撮像装置において、 前記結像レンズを収容した鏡筒と、 前記筺体に設けられると共に、前記結像レンズの光軸方
向に延在する当接面を有する鏡筒収容部と、 前記鏡筒収容部の前記当接面に前記鏡筒の外周面を押し
当てるバネ手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。 - 【請求項2】 前記バネ手段は、前記筺体に一端が固定
された板バネであることを特徴とする請求項1記載の撮
像装置。 - 【請求項3】 前記鏡筒収容部は、前記筺体に設けられ
る蓋側に向けて開放された凹部を有することを特徴とす
る請求項1又は2記載の撮像装置。 - 【請求項4】 前記当接面は、前記結像レンズの前記光
軸方向に延在する一対の傾斜当接面を有し、一対の前記
傾斜当接面は鏡面対称形をなすことを特徴とする請求項
1〜3のいずれか一項記載の撮像装置。 - 【請求項5】 前記鏡筒には、周方向に延在するピント
調整溝が環状に形成され、前記筐体に設けられて前記鏡
筒を保持する立設リブには、前記ピント調整溝に対応す
る位置において、前記光軸に対し直交する方向に延在す
るピント調整治具差込み部が設けられ、このピント調整
治具差込み部は、前記筺体に設けられる前記蓋側に向け
て開放された凹状に形成したことを特徴とする請求項1
〜4のいずれか一項記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001315743A JP2003121717A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001315743A JP2003121717A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003121717A true JP2003121717A (ja) | 2003-04-23 |
Family
ID=19133862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001315743A Pending JP2003121717A (ja) | 2001-10-12 | 2001-10-12 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003121717A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169964A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Satake Corp | 撮像装置における光学系調整治具及び該治具を使用する光学系調整方法 |
WO2016117222A1 (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-28 | シャープ株式会社 | カメラモジュールの製造方法及びカメラモジュール |
WO2018181887A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 日本電産コパル株式会社 | 撮像装置 |
JP2020021096A (ja) * | 2019-10-25 | 2020-02-06 | 新シコー科技株式会社 | レンズ駆動装置、レンズ駆動装置の製造方法、カメラ装置及び電子機器 |
-
2001
- 2001-10-12 JP JP2001315743A patent/JP2003121717A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011169964A (ja) * | 2010-02-16 | 2011-09-01 | Satake Corp | 撮像装置における光学系調整治具及び該治具を使用する光学系調整方法 |
WO2016117222A1 (ja) * | 2015-01-19 | 2016-07-28 | シャープ株式会社 | カメラモジュールの製造方法及びカメラモジュール |
JPWO2016117222A1 (ja) * | 2015-01-19 | 2017-08-03 | シャープ株式会社 | カメラモジュールの製造方法及びカメラモジュール |
US10104275B2 (en) | 2015-01-19 | 2018-10-16 | Sharp Kabushiki Kaisha | Manufacturing method for camera module, and camera module |
WO2018181887A1 (ja) * | 2017-03-31 | 2018-10-04 | 日本電産コパル株式会社 | 撮像装置 |
JP2020021096A (ja) * | 2019-10-25 | 2020-02-06 | 新シコー科技株式会社 | レンズ駆動装置、レンズ駆動装置の製造方法、カメラ装置及び電子機器 |
JP7198506B2 (ja) | 2019-10-25 | 2023-01-04 | 新思考電機株式会社 | レンズ駆動装置、レンズ駆動装置の製造方法、カメラ装置及び電子機器 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8267602B2 (en) | Lens assembly, lens moving device and assembling method | |
US11627229B2 (en) | Original reading apparatus | |
US6195182B1 (en) | Scanner having a unit for identifying a type of film holding unit | |
JP2003121717A (ja) | 撮像装置 | |
JP4605029B2 (ja) | イメージセンサ | |
JP3995441B2 (ja) | 撮像装置 | |
WO1997000572A1 (fr) | Appareil d'introduction d'images | |
US20020141757A1 (en) | Electrical connecting structure in lens barrels of cameras | |
JP2009139579A (ja) | レンズ鏡筒及び撮像装置 | |
TWI715855B (zh) | 光學資訊讀取裝置及光學資訊讀取裝置的製造方法 | |
JPH07104558B2 (ja) | 画像読取り装置 | |
US6126335A (en) | Film holder and image reading device | |
JPH09297257A (ja) | ズームレンズ | |
JP4003571B2 (ja) | 光学的情報読取装置 | |
JP2858629B2 (ja) | 光学装置のプリズム取付装置 | |
JP2005099939A (ja) | 刻印読取り装置 | |
JP2002218289A (ja) | 撮像装置 | |
JPH08110551A (ja) | ファインダの視差調整機構 | |
JP4257850B2 (ja) | 複合型コード読取装置 | |
JPH08298575A (ja) | 画像読み取り装置 | |
JP2003323584A (ja) | 光学的情報読取装置 | |
JPH0583861U (ja) | 光学読取装置 | |
JP2001309120A (ja) | 光学読み取り装置及びそれを備えた画像記録装置 | |
JPH11231420A (ja) | 画像入力装置 | |
JP2002094843A (ja) | 撮像装置 |