JP4003571B2 - 光学的情報読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、手持ち操作可能な本体ケース内に、受光センサ及び結像光学部等から構成される読取機構を組込んでなる光学的情報読取装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
光学的情報例えばバーコードを読取るためのハンディタイプのバーコードリーダは、図10に概略的に示すように、前後方向に縦長な薄形の矩形箱状をなす本体ケース1内に、バーコードを光学的に読取るための読取機構2を備えて構成されている。この読取機構2は、受光センサ3、結像光学部4、照明装置5等から構成されている。そのうち照明装置5は、照明光源(例えばLED)6と、その前部に配置された照明用レンズ7とを、読取光軸Lの左右に設けて構成されている。尚、図示はしないが、この読取機構2は、内ケースに前記受光センサ3、結像光学部4、照明装置5等を位置合わせ状態に組付けてユニット化され、その状態で本体ケース1内に組付けられるようになっている。
【0003】
これにて、照明装置5により、本体ケース1の前端部の読取口1aから読取対象(バーコード)に対して照明光を照射し、その反射光を読取口1aから入射して、結像光学部4を介して受光センサ3により撮像するようになっている。このとき、詳しく図示はしないが、前記結像光学部4は、円筒状の筒体(鏡筒)内に、複数枚の結像レンズを設けて構成されており、バーコードリーダの読取距離(読取口1aから読取対象までの距離)や読取範囲(読取幅)は、この結像光学部4の光学特性(主として焦点距離)により予め決まったものとなる。
【0004】
ところで、ユーザが上記バーコードリーダを購入し使用する場合、その使用状況(例えばバーコードを離れて読取るか、接触させるようにして読取るか等)に応じた光学特性(焦点距離)のものを選択することになるが、使用途中で使用状況が変化し、光学特性を新たな使用状況に適したものに変更したい、つまり結像光学部4を別のものに交換したいケースが考えられる。ところが、従来のものでは、結像光学部4は固定的に設けられていて、着脱(交換)する仕様とはなっておらず、その交換作業は困難性を伴うものであった。
【0005】
この場合、本体ケース1を分解して結像光学部4を別のものに交換することは必ずしも不可能ではないものの、かなり面倒な作業が必要となると共に、受光センサ3と結像光学部4との位置関係にずれが生じたり、作業中に配線部分に触れてしまい断線等を起こしたりする虞もあった。尚、例えば特開平11−338962号公報には、装置本体内に、焦点距離の異なる2組のセンサユニットを設けてそれらを使い分ける構成が示されているが、これでは装置が大形となると共に構成が複雑となって高価となる不具合がある。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、結像光学部の交換作業を容易に行うことができる光学的情報読取装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の光学的情報読取装置は、本体ケースに蓋により開閉される開口部を設け、前記本体ケース内に、少なくとも前記開口部側が開口する結像光学部収容部を有すると共に受光センサが位置決め状態に取付けられる光学部取付部材を配設し、前記光学部取付部材に、結像光学部を位置決め状態に保持する位置決め保持部を設け、前記蓋に、前記結像光学部をルーズな状態に保持する保持部材を一体的に設け、前記結像光学部が、前記保持部材に保持された状態で、前記蓋の前記本体ケースに対する着脱に伴い、前記結像光学部収容部に対して前記受光センサの読取光軸とは交差する方向に挿抜されるように構成すると共に、該蓋が前記開口部を閉塞すべく前記本体ケースに取付けられることにより、前記位置決め保持部によって位置決め状態に保持されるように構成したところに特徴を有する(請求項1の発明)。これによれば、蓋を本体ケースに対して着脱することにより、結像光学部が挿脱できるので、本体ケースを分解するような場合と比べて、ユーザは、結像光学部の交換作業を容易に行うことが可能となる。その際、結像光学部が保持部材に保持された状態で光学部取付部材の結像光学部収容部に収容されるので、取扱性が向上すると共に、取付,取外し性を良好とすることができる。しかも、上記蓋に、結像光学部をルーズな状態に保持する保持部材を一体的に設けると共に、該蓋を、開口部を閉塞すべく本体ケースに取付けることにより、光学部取付部材に設けられた位置決め保持部によって結像光学部が位置決め状態に保持されるように構成したので、部品数を少なくして構成を簡単化しながらも、結像光学部を本体ケース内に取付ける(交換する)にあたって、結像光学部を、受光センサとの間の位置合せ状態で取付けることができる。
【0008】
このとき、上記開口部を、本体ケースの下面部に設けることが望ましく(請求項2の発明)、これにより、防滴や防塵、さらには外観の面において、開口部を別の部位に設ける場合に比べて有利となる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
本発明においては、前記位置決め保持部を、少なくとも一対の弾性を有する挟持爪を有し、結像光学部が挟持爪間に挿入されることにより、それら挟持爪の弾性によって挟み込んで保持するように構成することができる(請求項3の発明)。これによれば、比較的簡単な構成で、位置決め保持部により容易に結像光学部を保持させることができるようになる。
【0014】
また、上記結像光学部収容部を、開口以外が隔壁により囲まれて閉鎖空間を形成するように構成すると共に、その隔壁のうち少なくとも受光センサの読取光軸が通る2面を透光性を有するものとすることができる(請求項4の発明)。これによれば、結像光学部の交換時などにおいて、電気部品の配設部分等の他の部分に対する防塵を図ることができる。隔壁のうち受光センサの読取光軸が通る2面は透光性を有するので、読取りに支障を来すことがないことは勿論である。
【0015】
そして、保持部材を、複数の結像光学部を保持することが可能に構成すると共に、そのうち一の結像光学部が読取光軸上に位置されて入射光を受光センサ上に結像させるような構成とすることができる(請求項5の発明)。これによれば、現在使用していない別の結像光学部を、保持部材により保持させておくことができ、本体ケース内に別の結像光学部のいわば保管場所を確保しておくことができる。
【0016】
またこのとき、その保持部材を、複数の方向に取付け可能とし、その取付方向を変更することにより、読取光軸上に位置される結像光学部が変更されるように構成することもできる(請求項6の発明)。これによれば、使用していない結像光学部の保管場所を確保できることに加えて、結像光学部を保持部材から取外さなくても交換することが可能となり、交換作業を極めて容易とすることができる。
【0017】
上記複数の結像光学部としては、光学特性のうち少なくとも焦点距離が互いに相違するものとすることができる(請求項7の発明)。これによれば、結像光学部を、装置の使用状況つまり光学的情報の読取距離や読取幅に応じた焦点距離のものに容易に交換することが可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をハンディタイプのバーコードリーダに適用した実施例等について、図1ないし図9を参照しながら説明する。
(1)バーコードリーダの基本構成
まず、光学的情報読取装置であるバーコードリーダの基本構成について、図1ないし図5を参照して述べる。
【0019】
図4は、光学的情報読取装置たるバーコードリーダ11の全体構成を概略的に示しており、このバーコードリーダ11は、例えばプラスチック製の本体ケース12内に、メイン基板13や、光学的情報この場合バーコードを光学的に読取るための読取機構としての光学ユニット14等を配設して構成されている。
【0020】
前記本体ケース12は、上下に分割された上ケース12aと下ケース12bとを突合せ接合して構成され、全体として、ユーザが片手で持って操作できる程度の、前後方向(図4で左右方向)に長い、薄形の矩形箱状に構成されている。また、この本体ケース12の先端面(図で左側)には、横長な読取口15が形成されており、その読取口15部分(やや内部に引込んだ位置)には、透光性ある防塵プレート16が取付けられている。
【0021】
そして、前記光学ユニット14は、図5にも示すように、光学部取付部材としての取付ベース17内に、バーコードを読取るためのCCDセンサ等の受光センサ18、結像光学部としてのレンズユニット19、照明光を出射する照明装置20を組付けて構成されている。前記取付ベース17は、前面及び後面が開口し、前後方向中央部がくびれた如き形状をなす薄形の箱状をなし、その後端部に前記受光センサ18が、前方を向いた状態で位置決め状態に取付けられている。
【0022】
また、前記照明装置20は、照明光源としての例えばLED21と、その前部に配置された照明用レンズ22とを、取付ベース17内の前部側に位置して、前記受光センサ18の読取光軸Lの左右に設けて構成されている。そして、前記結像光学部としてのレンズユニット19は、円筒状をなす筒体(鏡筒)内に、図示しない複数枚の結像レンズ、更には必要に応じて絞りや色フィルタ等を取付けて構成されている。この場合、前記筒体の外周部は、図2,図3等にも示すように、前後両端部がやや径大に構成され、それらの間の中央部分がやや径小な径小部19aとされている。
【0023】
このレンズユニット19は、取付ベース17内のほぼ中央部の読取光軸L上に位置して設けられるようになっており、従って、取付ベース17(光学ユニット14)内のほぼ中央部が結像光学部収容部17aとされる。このとき、レンズユニット19は、光学ユニット14ひいては本体ケース12に対して着脱可能に取付けられるようになっており、その取付構造の詳細については後述する。
【0024】
尚、このレンズユニット19は、複数例えば2種類が用意されるようになっており、それらは同等の筒体(外形)内に異なる結像レンズを備えて構成され、光学特性としての焦点距離が相互に異なるものとされている。以下、2つのレンズユニット19を区別する必要がある場合には、符号19の後に、(A),(B)を付して区別することとする。具体例をあげると、レンズユニット19(A)は、読取距離が例えば0〜35mmとされ、レンズユニット19(B)は、読取距離が例えば40〜100mmとされている。
【0025】
以上のように構成された光学ユニット14は、図4に示すように、本体ケース12内の前記メイン基板13の下面側に取付けられ、このときメイン基板13との間の電気的な接続がなされるようになっている。メイン基板13には、図示はしないが、前記照明装置20(LED21)に対する通電回路や、前記受光センサ18の撮像信号の処理回路などが設けられている。そして、このメイン基板13に接続されたケーブル23が、本体ケース12の後端部から外部に導出され、外部機器(コンピュータやPOSレジ等)に接続されるようになっている。
【0026】
これにて、LED21を光源とする照明装置20からの光が、読取口15から前方に出射されて該読取口15の前方に配された読取対象のバーコードに照射され、その反射光が読取口15から入射し、レンズユニット19により受光センサ18上に結像され、もってバーコードが読取られるようになっている。このとき、バーコードリーダ11の読取距離(読取口15から読取対象までの距離)及び読取範囲(読取幅)は、前記レンズユニット19(結像レンズ)の光学特性(焦点距離)により決まったものとなる。
【0027】
さて、前記レンズユニット19の取付構造について、図1〜図3も参照して述べる。まず、図1及び図4に示すように、前記本体ケース12の下面部(下ケース12b)には、前記レンズユニット19の取付部分(前記結像光学部収容部17a)の下方に位置して、比較的大きな矩形状の開口部24が設けられており、この開口部24は、本体ケース12と同等のプラスチック製の蓋25により開閉されるようになっている。
【0028】
この場合、図1に示すように、本体ケース12(下ケース12b)の前記開口部24周辺は、上方に凸となる凹所12cとされ、前記蓋25は、その凹所12c内に、ほぼ密に且つその下面が本体ケース12の下面と面一となるように嵌込まれた状態で、下ケース12bに一体的に設けられたねじボス部12dに対してねじ26を締付けることにより、着脱(開閉)可能に取付けられ(ねじ止めされ)るようになっている。
【0029】
一方、図1に示すように、前記光学ユニット14の取付ベース17の底板部には、前記結像光学部収容部17aの下面側に矩形状の開口17bが形成されており、前記レンズユニット19は、保持部材27に保持された状態で、その開口17b部分に着脱可能に取付けられるようになっている。即ち、前記保持部材27は、図2,図3にも示すように、矩形板状をなす取付板部28と、レンズユニット19を保持するための位置決め保持部29とを有して構成されている。
【0030】
このとき、図1及び図2に示すように、前記取付板部28は、その中央部上面に、前記開口17bに対応した矩形状に凸となった段部28aを有し、また、前後の端部には、夫々ねじ挿通孔28bが形成されている。前記位置決め保持部29は、金属板ばねから、半円よりもやや短い円弧状に湾曲形成された一対の挟持爪29aを、前記段部28aの上面に向い合うように配置して構成されており、またこの場合、挟持爪29aの幅寸法は、前記レンズユニット19の筒体の径小部19aの軸方向長さ寸法に対応している。
【0031】
これにて、図3に示すように、それら挟持爪29aの弾性を利用して(図3(a)に想像線で示すように両挟持爪29a間を押し広げるようにして)、レンズユニット19の径小部19aを両挟持爪29a間に上方から挿入することによって、レンズユニット19が、両挟持爪29a間に挟み込まれて着脱可能に保持されるのである。このとき、レンズユニット19は、位置決め保持部29により、保持部材27にずれ動くことなく位置決め状態に保持されるようになっているのである。同様に、両挟持爪29a間を押し広げるようにしてレンズユニット19を位置決め保持部29から抜出すことができる。
【0032】
そして、図1に示すように、前記取付ベース17の開口17bの前後部には、前記保持部材27(ひいてはレンズユニット19)を着脱可能に取付けるためのねじボス部17cが一体的に設けられている。保持部材27は、取付ベース17に対し、開口17bに段部28aが下方から嵌込まれた(このとき、必然的にレンズユニット19が開口17bを通して挿入される)状態で、ねじ30をねじ挿通孔28aを通してねじボス部17cに締付けることにより、取付けられるようになっている。
【0033】
これにより、レンズユニット19を位置決め状態に保持した保持部材27が、取付ベース17の所定位置に着脱可能に取付けられるようになっているのである。またこのとき、レンズユニット19は、本体ケース12に対し、受光センサ18の読取光軸Lとは交差(ほぼ直交)する方向である上下方向に挿抜可能に配設されているのである。
【0034】
次に、上記構成の作用について述べる。今、ユーザは、例えばレンズユニット19(A)が組込まれたバーコードリーダ11を、読取距離が短い状態で使用している(バーコードに対し読取口15を接触させるようにして読取る)とする。ところが、使用状況が変化し、読取距離を長くする(バーコードを離れて読取る)ように変更したいケースが生ずる。このような場合には、レンズユニット19(A)を、読取距離(焦点距離)が長いレンズユニット19(B)に交換することにより対応することができる。そのレンズユニット19の交換作業は次のようにして行うことができる。
【0035】
即ち、まず、本体ケース12に蓋25を取付けているねじ26を取外して蓋25を取外し、本体ケース12の下面の開口部24を開放させる。次に、保持部材27を光学ユニット14の取付ベース17に取付けているねじ30を取外し、レンズユニット19を保持している保持部材27を、開口部24から下方に抜出すように取外す。次いで、保持部材27の位置決め保持部29に保持されているレンズユニット19(A)を、両挟持爪29a間を押し広げるようにして上方に抜出し、別のレンズユニット19(B)を、両挟持爪29a間を押し広げるようにして嵌込む。
【0036】
これにより、保持部材27にレンズユニット19(B)が位置決め状態に保持されるようになる。そして、レンズユニット19(B)部分を、開口部24さらには取付ベース17の開口17bに下方から挿入するようにしながら、保持部材27の段部28aを取付ベース17の開口17b内に嵌込むようにし、ねじ30を締付けて保持部材27を取付ける。最後に、蓋25を本体ケース12にねじ止めして開口部24を閉塞することにより、交換作業が完了する。
【0037】
しかして、上記のようにレンズユニット19を交換するにあたっては、レンズユニット19と受光センサ18との間の位置合せが重要となる。上記構成においては、レンズユニット19を位置決め状態に保持した保持部材27を、受光センサ18が予め位置決め状態に取付けられている取付ベース17に対し、その所定位置に取付けるようにしているので、レンズユニット19が、いわば自動的に受光センサ18に対する位置合せ状態に取付けられるのである。
【0038】
このような構成のバーコードリーダ11によれば、本体ケース12に設けられた開口部24からレンズユニット19を保持した保持部材27を挿脱することができる構成としたので、本体ケース12内に組込まれるレンズユニット19の交換作業を、本体ケース12を分解するといったことなく、容易且つ確実に行うことができる。また、レンズユニット19の交換のための開口部24を本体ケース12の下面部に設けるようにしたので、防滴や防塵、さらには外観の面において、開口部24を別の部位に設ける場合に比べて有利となる。
【0039】
さらに、レンズユニット19を保持部材27に保持させた状態で、取付ベース17に対して着脱する構成としたので、取扱性が向上すると共に、取付,取外し性を良好とすることができ、しかもこのとき、レンズユニット19を一対の挟持爪29aを有する位置決め保持部29によって位置決め状態に保持させるようにしたので、保持部材27に対するレンズユニット19の着脱作業も簡単となると共に、レンズユニット19を受光センサ18との間の位置合せ状態で容易に取付けることができるという利点も得ることができる。
【0040】
(2)実施例及び参考例
次に、図6ないし図9を参照しながら、本発明の実施例やいくつかの参考例について述べる。尚、上記したバーコードリーダ11の基本構成と同一部分には、同一符号を付して詳しい説明や新たな図示を省略し、以下、上記基本構成と異なる点についてのみ述べることとする。
【0041】
図6は、第1の参考例を示している。この参考例が上記基本構成と異なる点は、本体ケース12に設けられた開口部31を開閉する蓋32に、レンズユニット19を位置決め状態に保持する位置決め保持部33を有する保持部材を一体化した構成にある。即ち、前記開口部31は、本体ケース12(下ケース12b)の下面部の、結像光学部収容部17a(光学ユニット14の取付ベース17の開口17b)の下方に位置して、上記基本構成における開口部24よりも小さく形成されている。
【0042】
そして、前記蓋32は、凹所12cに嵌り込んで開口部31を閉塞する蓋主部32aの上面に、レンズユニット19を位置決め状態に保持する位置決め保持部33を一体的に有して構成されている。前記位置決め保持部33は、やはり一対の保持爪33aによってレンズユニット19を保持するようになっている。この蓋32は、蓋主部32aが本体ケース12のねじボス部12dに対してねじ止めされることにより取付けられるようになっている。
【0043】
また、このとき、光学ユニット14の取付ベース17の底板部が、本体ケース12(下ケース12b)の開口部31の近傍に設けられた複数箇所のねじボス部12eに対してねじ34によりねじ止め固定され、本体ケース12(下ケース12b)に対して取付ベース17(ひいては受光センサ18)が所定の位置関係を維持するようになっている。
【0044】
上記構成において、レンズユニット19を交換するにあたっては、蓋32を本体ケース12に取付けているねじ26を外して蓋32を下方に取外すことにより、レンズユニット19を抜出すことができ、位置決め保持部33に保持されているレンズユニット19を交換した上で、レンズユニット19を下方から開口部31及び開口17bに挿入するようにして蓋32を閉め、ねじ26を締付ければ良い。
【0045】
このとき、レンズユニット19が蓋32に位置決め状態に保持されると共に、取付ベース17ひいては受光センサ18が予め本体ケース12に対して所定位置に取付けられているので、蓋32を本体ケース12の所定位置に取付けることにより、レンズユニット19が受光センサ18に対する位置合せ状態とされるのである。
【0046】
このような第1の参考例によれば、レンズユニット19の交換作業を容易に行うことができるなどの上記基本構成と同様の効果を得ることができる。そして、これに加えて、上記基本構成に比べて部品数を少なくして構成を簡単化することができると共に、レンズユニット19の交換作業を行うにあたって、着脱するべきねじの数(着脱回数)を少なくすることができ、その分交換作業がより簡単となる。
【0047】
図7は、本発明の特徴部分を具体化した実施例を示している。この実施例においては、上記第1の参考例と同様に、保持部材が蓋35に一体化され、レンズユニット19は蓋35の上面に設けられた保持部36により保持された状態で挿抜されるようになっているのであるが、光学ユニット14の取付ベース17の上板部に設けられた位置決め保持部37により、取付ベース17ひいては受光センサ18に対する位置決め状態に保持されるようになっている。
【0048】
即ち、蓋35は、凹所12cに嵌り込んで開口部31を閉塞する蓋主部35aの上面に、レンズユニット19をルーズな状態に保持する保持部36を一体的に有して構成されている。この場合、保持部36は、蓋主部35aの上面から上方に立上がり、レンズユニット19(筒体)の前後方向(軸方向)両端部(径大部)の外周部が遊びをもって嵌り込むような円形開口部36aを有する一対の保持板から構成されている。これにて、保持部36は、レンズユニット19を周方向及び軸方向に微小な隙間(がた)をもって保持するようになっている。
【0049】
そして、詳しく図示はしないが、前記位置決め保持部37は、上記基本構成の位置決め保持部29の挟持爪29aと同様に、板ばね製の一対の挟持爪37aから構成され、レンズユニット19の径小部19aを位置決め状態に保持するようになっている。尚、レンズユニット19の上下方向に対する保持力は、位置決め保持部37よりも保持部36の方が大きくなるように構成されており、つまり、保持部36は、蓋35の着脱によりレンズユニット19が挟持爪37a間を押し広げながら挿抜される程度の保持力を有するようになっている。
【0050】
上記構成において、レンズユニット19を交換するにあたっては、蓋35を本体ケース12に取付けているねじ26を外して蓋35を下方に取外すことにより、レンズユニット19が位置決め保持部37から抜けて下方に抜出すことができ、保持部36に保持されているレンズユニット19を交換した上で、レンズユニット19を下方から開口部31及び開口17bに挿入するようにして蓋32を閉めると、レンズユニット19が位置決め保持部37により位置決め状態とされ、その状態でねじ26を締付ければ良い。
【0051】
この実施例によれば、レンズユニット19の交換作業を容易に行うことができ、これに加えて、上記基本構成に比べて部品数を少なくして構成を簡単化することができると共に、レンズユニット19の交換作業を行うにあたって、着脱するべきねじの数(着脱回数)を少なくすることができ、その分交換作業がより簡単となる。そして、レンズユニット19は、取付ベース17に設けられた位置決め保持部37により位置決めされるので、位置決めのための構成がより簡単となると共に、位置合せの確実性を高めることができる。
【0052】
図8は、第2の参考例を示すものである。この第2の参考例では、レンズユニット19の保持構造は上記第1の参考例と同等であるが、光学ユニット14の取付ベース38に設けられる結像光学部収容部38aが、下面側の開口38bを除いて、隔壁に囲まれて閉鎖空間を形成するようになっている。
【0053】
即ち、取付ベース38は、結像光学部収容部38aの左右の側壁部及び上壁部を構成しているのであるが、本参考例では、結像光学部収容部38aの前後部(図では左右部)についても閉鎖するように隔壁38c,38dが一体に設けられている。そして、それら隔壁38c,38dのうち読取光軸Lが通る(光路)部分は開口部が形成され、その開口部を塞ぐように透明窓39が夫々設けられている。これにて、隔壁のうち読取光軸Lが通る2面は透光性を有して構成されているのである。
【0054】
このような第2の参考例によれば、レンズユニット19の交換作業を容易に行うことができ、しかも部品数を少なくして構成を簡単化することができると共に交換作業がより簡単となり、これに加えて、レンズユニット19の交換時などにおいて、電気部品の配設部分等の他の部分に対する防塵を図ることができる。受光センサ18の読取光軸Lが通る2面の隔壁38c,38dには透明窓39が設けられているので、読取りに支障を来すことがないことは勿論である。
【0055】
図9は、第3の参考例における保持部材40の構成を示している。この保持部材40は、横方向に大形の矩形板状の取付板部41の上面に複数個の場合2個の位置決め保持部42を左右に並んで有している。各位置決め保持部42は、やはり、レンズユニット19の径小部19aを位置決め状態に保持するための一対の挟持爪42aを有して構成されている。また、前記取付板部41の前後辺部の中央部には、保持部材40を光学ユニット14の取付ベース17にねじ止めするためのねじ挿通孔41aが夫々設けられている。
【0056】
そして、各位置決め保持部42は、例えば焦点距離(読取距離)が互いに相違するレンズユニット19(A)及びレンズユニット19(B)が保持されるようになっている。このとき、保持部材40は、読取光軸Lに対して図で左方向にずれて取付けられるようになっており、右側に位置するレンズユニット19(図ではレンズユニット19(A))が読取光軸L上に位置されるようになっている。さらに、保持部材40の取付方向を変更する、本参考例では水平方向(垂直軸回り)に180度回転させた状態として取付けることにより、読取光軸L上に位置されるレンズユニット19が、レンズユニット19(A)とレンズユニット19(B)との間で変更されるようになっている。
【0057】
上記構成においては、レンズユニット19を交換するにあたっては、蓋25を取外して本体ケース12の開口部24を開放させ、その状態で、保持部材40を取付ベース17に取付けているねじ30を外し、保持部材40を180度回転させた状態で、再び保持部材40を取付ベース17にねじ止めし、蓋25を本体ケース12にねじ止めして開口部24を閉塞すれば良い。
【0058】
このような第3の参考例によれば、レンズユニット19の交換作業を本体ケース12を分解するといったことなく容易且つ確実に行うことができる等の上記基本構成と同様の効果を得ることができることに加え、レンズユニット19の交換作業時に、保持部材40の位置決め保持部42からレンズユニット19をいちいち取外さなくとも済むようになり、交換作業をより簡単に行うことができる。しかも、使用していない別のレンズユニット19を、保持部材40により保持させて本体ケース12内に保管しておくことができ、別の保管場所に保管しておくことを不要とすることができるメリットを得ることができるものである。
【0059】
尚、上記第3の参考例においては、保持部材40の取付方向を変更することにより、レンズユニット19の交換を行うことができるように構成したが、単純に使用しているレンズユニット19以外の別のレンズユニット19を保持しておくことができるように構成しても、保管場所を確保することができるメリットを得ることができる。この場合、1個の保持部材に、3個以上のレンズユニット19を保持できる構成としても良い。
【0060】
また、上記実施例等においては、光学特性として、焦点距離(読取距離)の相違するレンズユニット19を交換するようにしたが、異なる色の色フィルタを有する(あるいは色フィルタの有するものと無いもの)レンズユニットを交換する構成としても良い。その他、読取機構(光学ユニット)の構成としてもミラーを使用する等の変形が可能であり、保持部材や蓋等の取付構造、位置決め保持部の構成等についても様々な変形が可能であり、また、本発明はバーコードリーダに限らず、光学的情報として例えばQRコード等の二次元コードを読取る読取装置に適用することもできる等、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 バーコードリーダの基本構成を示すもので、レンズユニットの取付部分の拡大縦断側面図
【図2】 保持部材にレンズユニットを保持させた状態の斜視図
【図3】 保持部材にレンズユニットを保持させる際の様子を示す正面図(a)及び側面図(b)
【図4】 バーコードリーダの縦断側面図
【図5】 光学ユニットの構成を透視状態で示す斜視図
【図6】 第1の参考例を示す図1相当図
【図7】 本発明の実施例を示す図1相当図
【図8】 第2の参考例を示す図1相当図
【図9】 第3の参考例を示す図2相当図
【図10】 従来例を示すもので、バーコードリーダの読取機構部分を透視状態で示す斜視図
【符号の説明】
図面中、11はバーコードリーダ(光学的情報読取装置)、12は本体ケース、14は光学ユニット、15は読取口、17,38は取付ベース(光学部取付部材)、17a,38aは結像光学部収容部、17b,38bは開口、18は受光センサ、19はレンズユニット(結像光学部)、19aは径小部、24,31は開口部、25,32,35は蓋、27,40は保持部材、29,33,42は位置決め保持部、29a,33a,42aは挟持爪、36は保持部、37は位置決め保持部、37aは挟持爪、38c,38dは隔壁、39は透明窓、Lは読取光軸を示す。
Claims (7)
- 読取口を有し手持ち操作可能に構成された本体ケース内に、光学的情報を読取る受光センサと、結像レンズを含む結像光学部とを配設してなり、光学的情報からの光を前記読取口から入射し、前記結像光学部を介して前記受光センサ上に結像させるようにした光学的情報読取装置であって、
前記本体ケースには、蓋により開閉される開口部が設けられ、
前記本体ケース内には、少なくとも前記開口部側が開口する結像光学部収容部を有すると共に前記受光センサが位置決め状態に取付けられる光学部取付部材が配設され、
前記光学部取付部材には、前記結像光学部を位置決め状態に保持する位置決め保持部が設けられ、
前記蓋には、前記結像光学部をルーズな状態に保持する保持部材が一体的に設けられており、
前記結像光学部は、前記保持部材に保持された状態で、前記蓋の前記本体ケースに対する着脱に伴い、前記結像光学部収容部に対して前記受光センサの読取光軸とは交差する方向に挿抜されるように構成されていると共に、該蓋が前記開口部を閉塞すべく前記本体ケースに取付けられることにより、前記位置決め保持部によって位置決め状態に保持されるように構成されていることを特徴とする光学的情報読取装置。 - 前記開口部は、前記本体ケースの下面部に設けられていることを特徴とする請求項1記載の光学的情報読取装置。
- 前記位置決め保持部は、少なくとも一対の弾性を有する挟持爪を有し、前記結像光学部が前記挟持爪間に挿入されることにより、それら挟持爪の弾性によって挟み込んで保持するように構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の光学的情報読取装置。
- 前記結像光学部収容部は、前記開口以外が隔壁により囲まれて閉鎖空間を形成するようになっていると共に、前記隔壁のうち少なくとも前記受光センサの読取光軸が通る2面は透光性を有して構成されていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光学的情報読取装置。
- 前記保持部材は、複数の結像光学部を保持することが可能に構成され、そのうち一の結像光学部が前記読取光軸上に位置されて入射光を前記受光センサ上に結像させるようになっていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の光学的情報読取装置。
- 前記保持部材は、複数の方向に取付け可能とされており、その取付方向を変更することにより、前記読取光軸上に位置される結像光学部が変更されるように構成されていることを特徴とする請求項5記載の光学的情報読取装置。
- 前記複数の結像光学部は、光学特性のうち少なくとも焦点距離が互いに相違するものとされることを特徴とする請求項5又は6記載の光学的情報読取装置。
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