JP4273649B2 - 情報コード読取装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、商品の販売管理等に利用されているバーコード等の情報コードを読取る情報コード読取装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】
情報コード読取装置例えばハンディタイプのバーコードリーダの基本的構成を、図8に概略的に示す。即ち、筐体1は、先端部にいわゆる首曲り状の読取ヘッドを有し、その先端面の読取口(読取窓)1aから、バーコードが記録された読取対象2に対して照明光源3により照明光を照射し、その反射光を読取口1aから入射して、反射鏡4及び結像レンズ5からなる光学系を介してリニアセンサ6により撮像させるようになっている。そして、リニアセンサ6からの信号が処理回路7に入力されてデコード処理などが行われ、もってバーコードの読取りがなされるようになっている。
【0003】
ところで、この種のバーコードリーダにおいては、読取対象2からリニアセンサ6までの光路の長さつまり物像間距離が比較的大きくなり、例えば、読取対象2から結像レンズ5までの距離が約90mm、結像レンズ5からリニアセンサ6までの距離が約30mmの全体で120mmにもなってしまう。このように物像間距離が大きくなることにより、光学系ひいては装置全体(筐体1)の長さ寸法(大きさ)が制約され、さほどの小形化ができない事情があった。
【0004】
そこで、従来より、光学系のコンパクト化のために、様々な試みがなされている。まず、第1に、結像レンズ5に短焦点レンズを用いることにより、光学系全体を小形化することが考えられている。ところが、このように焦点距離を短くすると、周辺光量比が小さくなってレンズ性能が低下したり、遠くのコードを読取る場合に焦点距離が短いと被写界深度がなくなって読取性能の悪化を招いてしまうといった不具合があった。
【0005】
また、第2に、図9(a)に示すように、結像レンズ5とリニアセンサ6との間の光路を、反射鏡8によって折曲げるようにしたり、図9(b)に示すように、結像レンズ5とリニアセンサ6との間の光路を、2個の反射鏡9,10によってジグザグ状に折返すことによって、結像レンズ5とリニアセンサ6との間の距離を短くすることも考えられている。しかしながら、これら図9に示す構成では、光学系全体としてその長さ寸法が高々数%短くなる程度であって、さほど小形化に有効とはいえず、逆に組付構造が複雑化するデメリットがあった。
【0006】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、リニアセンサによって情報コードを読取るものにあって、光学系ひいては全体の小形化を図ることができる情報コード読取装置を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の情報コード読取装置は、読取口から入射した読取対象からの反射光を、リニアセンサに導くための光学機構を、光路を折返す複数の反射鏡を有して構成し、それら複数の反射鏡により反射光の進行方向を180度転換させて結像レンズを通し、さらに折曲げた上でリニアセンサに導かれるように構成すると共に、前記リニアセンサ及び光学機構をケースに組付けてユニット化した光学ユニットとして構成し、その状態で装置本体に取付ける構成としたところに特徴を有する(請求項1の発明)。これによれば、光学機構により、読取口から入射された反射光の光路を、いわばU字状に折返してリニアセンサに導くものとすることができるので、光路長が長くなる事情があっても、光学系全体としての長さ方向の寸法を小さくすることができ、ひいては全体の小形化を図ることが可能となる。
【0008】
しかも、リニアセンサ及び光学機構がユニット化されているので、光学機構を構成する複数の反射鏡や結像レンズ、さらにはリニアセンサを、位置合せ状態で一括して装置本体に組付けることができるようになり、個々に組付ける場合と比較して装置本体への組付けを極めて簡単とすることができる。
【0009】
またこのとき、その光学ユニットに、読取対象に照明光を照射する照明装置を、その光軸を光学機構に入射する反射光の光軸と平行とするように組付けることができる(請求項2の発明)。これによれば、照明装置についても装置本体に一括して組付けることができ組付けを簡単化することができると共に、照明の光軸を光学機構に入射する反射光の光軸と平行としたことにより、読取対象と装置(照明装置)との間の距離が変動することがあっても、読取対象に対する照明位置が変動してしまうことを未然に防止することができ、読取対象の情報コードに対して安定した照明を行うことができる。
【0010】
ところで、例えばハンディタイプの情報コード読取装置にあっては、装置本体の筐体全体が真直ぐのストレートタイプと、筐体の読取ヘッド部分が折曲がったいわゆる首曲りタイプとがあり、それらは、筐体の主部に対して反射光が入射する角度(読取口の向き)が相違するものとなっている。そのため、従来では、それら2タイプのものは、筐体や光学機構が別々に製作されていた。
【0011】
これに対し、光学ユニットのケースに、読取口から入射した反射光の角度を、該読取口の装置本体に対する向きに応じて変更するための角度変更用反射鏡が着脱自在に取付けられる取付部を設ける構成とすることができる(請求項3の発明)。これによれば、取付部への角度変更用反射鏡の着脱によって、反射光が入射する角度(読取口の向き)が相違する2つのタイプのものに対応させることができ、2タイプの装置本体に対し、同じ光学ユニットを使用することができると共に、装置本体の筐体のうち読取ヘッド部を除いた部分を共通とすることができ、ひいては部品の大幅な共通化を図ることができるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をハンディタイプのバーコードリーダに適用した一実施例について、図1ないし図7を参照しながら説明する。尚、本実施例におけるバーコードリーダは、ハンディターミナルと称されるもので、バーコードの読取りだけでなく、読取ったバーコードデータの処理や記憶、さらには管理コンピュータ等の外部とのデータ通信の機能などをも備えたものである。また、本実施例では、ストレートタイプ(図1,図6参照)と首曲りタイプ(図2,図7参照)との2つのタイプのバーコードリーダ11,12を、そのほとんどの構成部品(装置本体及び光学ユニット)を共通化して製造する場合を例としている。
【0013】
図6は、本実施例に係る情報コード読取装置たるストレートタイプのバーコードリーダ11の外観構成を概略的に示している。このバーコードリーダ11は、装置本体13に、図示しない読取対象に記録されたバーコードを撮像するための光学ユニット14を組付けると共に、ストレート用読取口カバー15を取付けて構成される。
【0014】
そのうち装置本体13は、図5にも示すように、上ケース16aと下ケース16bとを接合させて構成される筐体主部16内に、後述するリニアセンサからの撮像データのデコード処理やシステム全体の制御等を行うマイコンを主体とした処理回路等を搭載したメイン基板17などを配設して構成されている。また、図1及び図2に示すように、前記メイン基板17の左端部には、後述する光学ユニット14との電気的接続用のコネクタ18が配設されている。
【0015】
前記筐体主部16は、使用者が片手で持って操作できる程度の、図で左右方向に細長い形状に構成され、その先端側(図で左端側)が前方にやや幅広となると共に、図1及び図2にも示すように、その先端面部及び下面部が開口した形態に形成されている。また、この筐体主部16の上面部には、タッチパネルを有したLCD等の表示部19が設けられていると共に、テンキーやファンクションキー等からなるキー操作部20が設けられ、筐体主部16の側面部には、トリガスイッチ21、外部と赤外線通信を行う赤外線通信部22、外部とケーブルにより接続されるRS232C用のインタフェース23が設けられている。図示はしないが、筐体主部16内には、電源となる二次電池等も組込まれている。
【0016】
さらに、この筐体主部16(下ケース16b)には、図5に示すように、その先端側の開口部内に位置して、光学ユニット14が嵌込み取付けされる取付部16cが設けられている。そして、前記ストレート用読取口カバー15は、前記筐体主部16の開口部部分(先端面とそれに連続する下面)を塞ぐような蓋状をなし、このストレート用読取口カバー15が筐体主部16の開口部に取付けられることにより、図で左右方向にストレート状に延びる筐体が構成されるのである。また、このとき、ストレート用読取口カバー15の先端側の面には、開口部が形成されていると共に、その開口部を塞ぐように透光性を有する防塵プレートが取付けられており、以て読取口(読取窓)24が形成されている。
【0017】
さて、前記光学ユニット14について、図3及び図4も参照して述べる。図1ないし図4に示すように、この光学ユニット14は、合成樹脂製のケース25に、情報コードたるバーコードを読取るためのCCD撮像素子からなるリニアセンサ26、前記読取口24から入射した光(読取対象からの反射光)を前記リニアセンサ26に導くための光学機構27、読取対象に対し前記読取口24を通して照明光を照射する照明装置28を一体的に組付けて構成されている。
【0018】
前記ケース25は、側方から見てほぼL字状をなし、そのうち縦方向に延びる部位の上端部に、前記リニアセンサ26が下向きに取付けられていると共に、光学機構27を構成する部品が次のように取付けられている。即ち、図1及び図3に示すように、前記リニアセンサ26の下方には第1の反射鏡29が右斜め上を向いて設けられ、その第1の反射鏡29の図で右方には結像レンズ30が左右方向を向いて設けられ、さらにその結像レンズ30の右方には第2の反射鏡31が左斜め下向きに設けられ、その第2の反射鏡31の下方には第3の反射鏡32が左斜め上向きに設けられている。
【0019】
これにより、読取口24から右方に向けて入射した反射光が、第3の反射鏡32により上方に折曲げられ、次いで第2の反射鏡31により左方に折曲げられ、さらに結像レンズ30を通って第1の反射鏡29により上方に折曲げられてリニアセンサ26により受光されるという光路Lが形成される。これにて、第2及び第3の反射鏡31及び32によって、反射光の進行方向が180度転換されるようになっている。尚、この場合、読取対象から結像レンズ30までの光路Lの距離が約90mm、結像レンズ30からリニアセンサ26までの光路Lの距離が約30mmとされている。
【0020】
また、前記照明装置28は、図で左向きに設けられた例えば複数個のLED28aとその左側に設けられた照明用レンズ28bとからなり、この場合、図3に示すように、前記第3の反射鏡32の左右部位に各3個ずつのLED28aを有すると共に、それらに対応した一対の照明用レンズ28bを有して構成される。このとき、照明装置28の光軸が、光学機構27(第3の反射鏡32)に入射する反射光の光軸と平行となる(水平方向に重なる)ように組付けられている。
【0021】
さらに、前記ケース25の左下の角部部分には、角度変更用反射鏡たる第4の反射鏡33が着脱可能に取付けられる取付部25aが設けられている。この第4の反射鏡33は、読取口から入射した反射光の角度を、該読取口の装置本体13に対する向きに応じて変更するためのものであり、後述する首曲りタイプのバーコードリーダ12に用いられるようになっている。
【0022】
この第4の反射鏡33は、照明装置28からの照明光をも折曲げるような幅広に構成され、その左右両端部に取付部材34を有しており、その取付部材34が取付部25aにねじ止めされることにより、ケース25に右斜め下向きに取付けることができるようになっている、取付部25aに第4の反射鏡33が取付けられた状態では、図2に示すように、左斜め下方向から入射した反射光が、右方に折曲げられて第3の反射鏡32に至るような光路Lが構成されるようになっている。
【0023】
このように構成された光学ユニット14は、そのケース25が、前記ストレート用読取口カバー15が取外された状態の筐体主部16の取付部16cに対して嵌込まれた上で、複数箇所にてねじ止めされることにより装置本体13に組付けられるようになっている。また、図示はしないが、これと共に、ケース25から右方に導出されたリード線が、前記メイン基板17のコネクタ18に電気的に接続されるようになっている。そして、ストレート用読取口カバー15が取付けられた状態では、上述のように、読取口24から入射した反射光が、光路Lを通るようになっている。
【0024】
これに対し、図7は、本実施例に係る情報コード読取装置たる首曲りタイプのバーコードリーダ12の外観構成を概略的に示している。このバーコードリーダ12は、上記した装置本体13に、光学ユニット14を組付けると共に、首曲り用読取口カバー35を取付けて構成される。このとき、図2にも示すように、首曲り用読取口カバー35は、左斜め下方にやや突出するような形状をなし、その下面部に開口部が形成されていると共に、その開口部を塞ぐように透光性を有する防塵プレートが取付けられており、以て斜め下方を向く読取口(読取窓)36が形成されている。
【0025】
そして、前記光学ユニット14においては、ケース25に、第4の反射鏡33が取付けられている。これにて、図2に示すように、前記読取口36から右斜め上方に向けて入射した反射光は、第4の反射鏡33により右方に折曲げられ、後は上記と同様に、第3の反射鏡32により上方に折曲げられ、次いで第2の反射鏡31により左方に折曲げられ、さらに結像レンズ30を通って第1の反射鏡29により上方に折曲げられてリニアセンサ26により受光されるという光路Lが形成されるのである。
【0026】
次に、上記構成の作用について述べる。上記のように構成されたストレートタイプのバーコードリーダ11にあって、バーコードを読取らせるにあたっては、使用者は、バーコードリーダ11を持ってその先端部の読取口24を、読取対象(伝票、ラベル、カタログ等)に記録されたバーコードに宛がうように近接させ、トリガスイッチ21をオン操作する。
【0027】
すると、照明装置28により読取対象に照明がなされ、その反射光が読取口24から光学ユニット14(光学機構27)に入射され、図1及び図3に示すような光路Lを通ってリニアセンサ26による撮像がなされ、ひいてはバーコードが読取られる。この場合、第3の反射鏡32及び第2の反射鏡31によって読取口24から入射された反射光の光路Lが、いわばU字状に折返され、その後結像レンズ30を通してリニアセンサ26に導かれるので、全体としての光路長が長くなる事情があっても、光学機構27全体としての長さ方向の寸法を小さくすることができたのである。
【0028】
また、照明装置28による照明光の光軸を光学機構27に入射する反射光の光軸と平行としたことにより、読取対象と光学機構27(照明装置28)との間の距離が変動することがあっても、読取対象に対する照明位置が変動してしまうことを未然に防止することができ、読取対象のバーコードに対して安定した照明を行うことができるようになる。
【0029】
そして、このとき、光学機構27を構成する複数の反射鏡29,31,32や結像レンズ30、及びリニアセンサ26、更には照明装置28を、ケース25に組付けて光学ユニット14として構成し、これを装置本体13に組付ける構成としたので、それら複数の部品を位置合せ状態で一括して装置本体13に組付けることができるようになり、個々に組付ける場合と比較して装置本体13への組付けを極めて簡単とすることができたのである。
【0030】
一方、上記のように構成された首曲りタイプのバーコードリーダ12にあっても、その先端部の読取口36を、読取対象に記録されたバーコードに宛がうように近接させ、トリガスイッチ21をオン操作すると、照明装置28により読取対象に照明がなされ、その反射光が読取口36から光学ユニット14(光学機構27)に入射され、図2に示すような光路Lを通ってリニアセンサ26による撮像がなされ、バーコードが読取られる。
【0031】
この場合には、照明装置28から発せられた照明光は、第4の反射鏡33により折曲げられて読取口36を通して読取対象に照射されるようになり、また、その反射光は、読取口36から入射された後、第4の反射鏡33により折曲げられた上で、上記バーコードリーダ11と同様に、第3の反射鏡32及び第2の反射鏡31によっていわばU字状に折返され、その後結像レンズ30を通してリニアセンサ26に導かれるようになる。
【0032】
従って、全体としての光路長が長くなる事情があっても、光学機構27全体としての長さ方向の寸法を小さくすることができ、また、照明装置28による照明光の光軸を光学機構27に入射する反射光の光軸と平行とすることができて、読取対象のバーコードに対して安定した照明を行うことができるのである。このとき、第4の反射鏡33をケース25の取付部25aに装着するだけで、上記バーコードリーダ11と同様の光学ユニット14を用いることができるので、タイプの異なる2つのバーコードリーダ11,12に関して、読取口カバー15,35を除いた装置本体13及び光学ユニット14を共通化することができ、部品の大幅な共通化を図ることができたのである。
【0033】
このように本実施例によれば、リニアセンサ26によってバーコードを読取るものにあって、光学機構27を、第3の反射鏡32及び第2の反射鏡31によって反射光の光路LをいわばU字状に折返す構成としたので、全体としての光路長が長くなる事情があっても、光学機構27全体としての長さ方向の寸法を小さくすることができ、ひいては全体の小形化を図ることができるという優れた効果を得ることができる。ちなみに、本実施例の光学機構27にあっては、図8に示した従来のものに比べて、長さ方向の寸法を約1/4とすることができた。
【0034】
また、特に本実施例では、リニアセンサ26及び光学機構27並びに照明装置28をケース25に組付けてユニット化した光学ユニット14として構成したので、それら複数の部品を位置合せ状態で一括して装置本体13に組付けることができ、組付けを極めて簡単とすることができる。しかも、第4の反射鏡33の着脱によって、光学ユニット14をストレートと首曲りの2つのタイプのバーコードリーダ11,12のいずれにも使用でき、部品の大幅な共通化を図ることができるというメリットも得ることができるものである。
【0035】
尚、上記実施例のバーコードリーダ11,12は、リニアセンサ26による撮像データを処理する処理回路も含んだいわゆるハンディターミナルとして構成したが、本発明の情報コード読取装置としては、ホストコンピュータに接続されるハンディタイプのもの、つまり画像の読取だけを行ってデータ処理等をホストコンピュータ側で行うタイプのものに適用しても良く、あるいは、据付け固定されるタイプのものにも適用することも可能である。
【0036】
その他、照明装置28の光軸を、反射光の光軸と必ずしも平行としなくても良く、さらには、使用者に読取位置を教える位置合せ用のマーカ光を照射する構成としても良く、そのマーカ光の光源をも光学ユニットに一体的に組付ける構成とすることもできる等、本発明は要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、ストレートタイプのバーコードリーダの先端部分を示す概略的縦断面図
【図2】首曲りタイプのバーコードリーダの先端部分を示す概略的縦断面図
【図3】光学ユニットの構成を概略的に示す図
【図4】光学ユニットの概略的底面図
【図5】装置本体を示す側面図
【図6】ストレートタイプのバーコードリーダの側面図
【図7】首曲りタイプのバーコードリーダの側面図
【図8】従来例を示すもので、バーコードリーダの基本的構成を示す図
【図9】光路の一部を折曲げ構造とした2つの例を示す図
【符号の説明】
図面中、11,12はバーコードリーダ(情報コード読取装置)、13は装置本体、14は光学ユニット、15はストレート用読取口カバー、16は筐体主部、17はメイン基板、24,36は読取口、25はケース、25aは取付部、26はリニアセンサ、27は光学機構、28は照明装置、30は結像レンズ、31は第2の反射鏡、32は第3の反射鏡、33は第4の反射鏡(角度変更用反射鏡)、35は首曲り用読取口カバー、Lは光路を示す。

Claims (3)

  1. 情報コードが記録された読取対象に対して照明光を照射し、その反射光を読取口から入射し、結像レンズを含む光学機構を介してリニアセンサにより受けるようにした情報コード読取装置であって、
    前記光学機構は、光路を折返す複数の反射鏡を有し、それら複数の反射鏡により前記反射光の進行方向を180度転換させて前記結像レンズを通し、さらに折曲げた上で前記リニアセンサに導く構成とされていると共に、
    前記リニアセンサ及び光学機構は、ケースに組付けられてユニット化された光学ユニットとして構成され、その状態で装置本体に取付けられることを特徴とする情報コード読取装置。
  2. 前記光学ユニットには、前記読取対象に照明光を照射する照明装置が、その光軸を前記光学機構に入射する反射光の光軸と平行とするように組付けられていることを特徴とする請求項1記載の情報コード読取装置。
  3. 前記光学ユニットのケースには、前記読取口から入射した反射光の角度を、該読取口の前記装置本体に対する向きに応じて変更するための角度変更用反射鏡が着脱自在に取付けられる取付部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の情報コード読取装置。
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