JP2003120603A - 建設機械の油圧回路 - Google Patents

建設機械の油圧回路

Info

Publication number
JP2003120603A
JP2003120603A JP2001318571A JP2001318571A JP2003120603A JP 2003120603 A JP2003120603 A JP 2003120603A JP 2001318571 A JP2001318571 A JP 2001318571A JP 2001318571 A JP2001318571 A JP 2001318571A JP 2003120603 A JP2003120603 A JP 2003120603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
valve
oil passage
oil
differential pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001318571A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Tsukamoto
浩之 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd filed Critical Sumitomo SHI Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP2001318571A priority Critical patent/JP2003120603A/ja
Publication of JP2003120603A publication Critical patent/JP2003120603A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operation Control Of Excavators (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 キャビテーション防止のためのエネルギー損
失を最小にした油圧回路を提供することを課題とする。 【構成】 アクチュエータの背圧油路を作動油の帰還油
路に接続し、該接続点の下流側に可変差圧弁を設けると
共に、該可変差圧弁に電磁切換弁を接続し、該電磁切換
弁をコントローラに接続し、該コントローラは前記アク
チュエータを操作状態から停止状態に戻したときに該可
変差圧弁の上流側油圧と下流側油圧との差圧を所定圧と
し、それ以外のときは該差圧をゼロ圧となるように該可
変差圧弁を制御するようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油圧モータ等の
アクチュエータにおけるキャビテーションの発生を防止
する油圧回路の技術分野に関するものである。
【0002】
【従来技術】建設機械等に使用される油圧ポンプ等のア
クチュエータは操作性を向上させる等の理由からアクチ
ュエータ、例えば油圧ポンプを急回転、急停止させて使
用される場合が多くなっている。油圧ポンプを急停止さ
せた場合には、油圧モータ内で真空に近い低圧が発生
し、それが圧力振動を引き起こすことによりキャビテー
ションが起きる。キャビテーション時に起きる気泡の発
生、炸裂により油圧ポンプの破損劣化が急激に進展する
という問題点が従来から指摘されている。このために、
従来からキャビテーション防止のための多くの技術が開
発され、使用されてきている。なお、キャビテーション
の発生は油圧モータに限られず油圧シリンダ等の油圧ア
クチュエータにも発生する場合がある。
【0003】このようなキャビテーションを防止する油
圧回路としては、例えば、公開特許公報、特開平7−1
80190には建設機械に使用される旋回用油圧モー
タ、走行用油圧モータにおけるキャビテーション発生防
止の油圧回路(従来装置1という)が開示されている。
図5は同公報に開示されている油圧回路の関連部分を抜
き出した回路図である。以下、この図に基づいて説明す
る。
【0004】図5において、油圧ポンプ51のセンタ油
路58の下流に制御弁群からなるメインバルブ52が接
続されており、その下流に背圧補償弁53を接続され、
油タンク54に接続されている。メインバルブ52の先
頭(上流側)に旋回用の制御弁55が接続され、後尾
(下流側)に走行用の制御弁56が接続されている。旋
回用制御弁55の出力側ポートには油路57a、57b
によって(旋回用)油圧モータ58が接続され、両油路
57a、57bはそれぞれ安全弁59,チェック弁60
を介してドレン油路57cに接続されている。ドレン油
路(背圧油路又はメークアップ油路ともいう。)57c
の油圧を或程度以上の圧力にしておくと、油路57a又
は油路57bの何れか油圧が低下して油中にある気体が
気泡化してキャビテーションが発生する場合でも、ドレ
ン油路57cから圧油が低圧油路57a(又は57b)
に流れ込み、油圧の低下が緩和されて、キャビテーショ
ンの発生が防止される。
【0005】図6に背圧補償弁53の構造を示す。背圧
補償弁53には3個のポートがあり、Aポートは油圧ポ
ンプ51のセンタ油路58に接続されたメインバルブ5
2の下流に接続され、Bポートは油タンク54に接続さ
れ、Cポートは後述するパイロット油路59に接続され
ている。また、背圧補償弁の本体53bに開口を持つシ
ート(座)53aが固設され、シート53aのBポート
側にはポペット53cがばね53dにより押圧されてシ
ート53aの開口を閉じるように作用している。ばね5
3dの反対側端はピストン53eによってばね力(ばね
長さ)が変化するように構成されている。ピストン53
eの裏側にはパイロット室53fが設けられている。
【0006】パイロット油圧がCポートに作用するとピ
ストン53eは距離Sだけ右側に移動する。従って、ば
ね53dのばね力がその分(移動距離に対応する分)だ
け、増加する。これによって、Aポートの油圧が増加さ
れたばね力に打ち勝つ圧力に達するまでは、Aポートの
油圧が上昇する。即ち、メインバルブ52が何れも中立
状態にあるときは、Cポートにパイロット油圧を作用さ
せることにより、ドレン油路57cに所定の高い油圧を
生じさせることができ、油圧モータ58のキャビテーシ
ョンの発生を防止することができる。
【0007】Cポートはパイロット油路61に接続され
ており、旋回モータ用のリモコン弁62を操作したとき
にシャトル弁63を介してパイロット油圧が油路61に
発生する。なお、図5では走行用モータのリモコン弁を
操作したときにもパイロット油圧が発生するようにシャ
トル弁64が挿入されている。以上の構成から明らかな
ように、旋回モータ用のリモコン弁62を操作している
ときに、急激に制御弁55を中立状態にするとドレン油
路57cに所定の高い油圧が得られ、キャビテーション
が防止できる。
【0008】しかし、上記従来装置におけるキャビテー
ション防止油圧回路においては、制御弁55を中立状態
にしたときはリモコン弁62も中立状態になるので、中
立状態への切換時におけるAポートにおける油圧の応答
速度とCポートにおける油圧の応答速度が問題となり、
場合によってはキャビテーション防止のための所定の油
圧がドレン油路57cに発生しない可能性もある。ま
た、リモコン弁62を操作している間はパイロット油圧
がパイロット室53fに作用しており、Aポートの最低
油圧が制限されるために(即ち、その結果、作動油圧が
一様にその分だけ上乗せされるために)不要なエネルギ
ーを消費することになるという問題点がある。
【0009】図7は別の従来装置2における油圧回路を
示す。図8において、前記従来装置1と同じ構成要素に
ついては同じ参照番号、同じ名称を使用して、詳細な説
明を省略する。図7で、油圧ポンプ51のセンタ油路5
8の上流に旋回モータ58の制御弁55が接続されてい
る。また、センタ油路58の下流はネガコン用絞り70
(負帰還制御用の絞り)を介して油路71,72に分岐
している。分岐油路71はチェック弁73(例えば、2
気圧のリリーフ弁),オイルクーラ75を介して油タン
ク54に接続され、分岐油路はチェック弁74(例え
ば、3気圧のリリーフ弁)を介して油タンク54に接続
されている。なお、チェック弁73,74のリリーフ圧
はオイルクーラ57の管路抵抗、各油路の流量比及びキ
ャビテーション防止に必要な背圧等を考慮して定められ
る。分岐油路の上流にドレン油路57cが接続されてい
る。
【0010】従来装置2ではセンタ油路58の下流にチ
ェック弁、7374(チェック弁73ではオイルクーラ
の管路抵抗が略1気圧として)による略3気圧の抵抗が
常時作用している。ドレン油路57cの油圧は常時3気
圧程度に維持され、この油圧により油圧モータ58のキ
ャビテーションの発生が防止される。一方、制御弁55
等に作用する作動油の油圧は略3気圧程度の圧力が上乗
せされるために無駄なエネルギーが消費されていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来装置ではキャビテ
ーション防止のために無駄なエネルギー消費がなされて
いた。本発明は、上記事実に鑑みなされたものであり、
本発明はキャビテーション防止のためのエネルギー損失
を最小にした油圧回路を提供することを課題とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するための手段として以下の構成を採用している。即
ち、請求項1に記載の発明は、アクチュエータのキャビ
テーション発生を防止した建設機械の油圧回路におい
て、前記アクチュエータの背圧油路を作動油の帰還油路
に接続し、該接続点の下流側に可変差圧弁を設けると共
に、該可変差圧弁に電磁切換弁を接続し、該電磁切換弁
をコントローラに接続し、該コントローラは前記アクチ
ュエータを操作状態から停止状態に戻したときに該可変
差圧弁の上流側油圧と下流側油圧との差圧を所定圧と
し、それ以外のときは該差圧をゼロ圧となるように該可
変差圧弁を制御するようにしたことを特徴としている。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記可変差圧弁の下流側にオイ
ルクーラを挿入して油タンクに接続すると共に、該可変
差圧弁の上流側に分岐油路を設け、該分岐油路にチェッ
ク弁を介して油タンクに接続したことを特徴とする。
【0014】請求項3に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、前記可変差圧弁の下流側にオイルクー
ラを挿入して油タンクに接続すると共に、該オイルクー
ラの上流側に分岐油路を設け、該分岐油路にチェック弁
を介して油タンクに接続したことを特徴とする。
【0015】請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求
項3に記載の発明において、前記可変差圧弁は、上流側
油路と下流側油路を連結する油路に該油路を開閉する弁
体を設け、該弁体の後部と信号ポートとの間に油室を設
けて、該信号ポートに一定の圧油が作用したときに差圧
が前記所定圧に設定され、信号ポートに圧油が作用しな
いときに差圧がゼロ圧となるように構成したことを特徴
とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施形態を図に基づ
いて説明する。図1は、本発明を実施した実施形態の油
圧回路図の全体構成を示す。図2は要部回路の説明図
で、図3及び図は装置の実施例を示す。なお、従来装置
(特に、図7)と同じ構成要素については同じ参照番号
を付して詳細な説明を省略する。
【0017】図1において、従来装置2ではネガコン用
絞り70を経由したセンタ油路58は油路71と油路7
2に分岐し、分岐油路71はチェック弁73、オイルク
ーラ75を経由して油タンク54に接続され、分岐油路
72はチェック弁74を経由して油タンク54に接続さ
れていた。本実施形態ではチェック弁73の代わりにド
レン油圧制御回路10を挿入している。
【0018】ドレン油圧制御回路10の詳細を図2に示
す。図2において、ネガコン絞り70を経由したセンタ
油路58に可変差圧弁(パイロットリリーフ弁)12を
挿入し、可変差圧弁12のパイロットポートを電磁切換
弁14の出力側ポートに接続し、電磁切換弁14の入力
側ポートには油タンク54、パイロット油圧ポンプ15
を接続する。なお、可変差圧弁12は、パイロットポー
トにパイロット圧が作用しているときは差圧を所定圧
(略2気圧)とし、パイロット油圧が作用していないと
きは差圧をゼロとするように構成されている。電磁切換
弁14のソレノイド14sにはコントローラ16の出力
側を接続し、コントローラ16の入力側には圧力スイッ
チ18を接続する。圧力スイッチ18はリモコン弁20
の出力側油路にシャトル弁21を介して接続されてい
る。なお、リモコン弁20の出力は旋回用油圧モータ5
8の制御弁55のパイロットポートに接続されている。
【0019】コントローラ16は圧力スイッチ18のオ
ン状態(パイロット圧が作用している状態)を検出し、
記憶する。この状態からオフ状態(パイロット圧が作用
しない状態)に切換わった瞬間を検出し、同時に制御信
号Sを出力する。制御信号Sを出力すると電磁切換弁1
4が図の状態「イ」から状態「ロ」に切換わる。また、
コントローラ16はこれ以外のときは制御信号をゼロと
し、電磁切換弁14を状態「イ」に維持する。なお、圧
力スイッチ18は比較的高い圧力でスイッチがオン・オ
フすることが望ましく、これによりドレン油圧制御回路
10の応答速度を速くすることができる。
【0020】本実施形態は上記の構成により以下のよう
に機能する。即ち、リモコン弁20を操作するとパイロ
ット油圧が制御弁55のパイロットポートに作用し、油
圧ポンプ58が操作方向に回転する。このとき同時に、
圧力スイッチ18はパイロット油圧を検出し、オン状態
になる。コントローラ16はそのオン状態をメモリーに
記憶する。なお、この状態では、コントローラ16は制
御信号をゼロとし、制御信号Sは出力しない。次に、こ
の状態からリモコン弁20を停止状態(中立状態)に操
作すると、パイロット油圧が低下し、タンク油圧にな
る。このとき、圧力スイッチ18がオフ状態に切換わ
り、そのオフ状態がコントローラ16に入力される。コ
ントローラ16はキャビテーションの防止に必要な時間
だけ制御信号Sを出力し、この時間経過後は制御信号を
ゼロにすると同時にメモリーの記憶をクリアする。
【0021】また、コントローラ16が制御信号Sを出
力すると電磁切換弁14は状態ロに切換わり、可変差圧
弁12のパイロットポートにパイロット圧を作用させ
る。これによって可変差圧弁12は差圧を所定圧(略2
気圧)とし、可変差圧弁12の上流側油圧は2気圧にオ
イルクーラの管路抵抗(略0.5気圧以下)による損失
圧が加算された圧力に上昇する。従って、ドレン油路5
7cはキャビテーション防止に十分な圧力まで上昇し、
この高圧油が油圧モータ58の油路57a、57bの内
の低圧側油路57a(又は57b)に流れ、キャビテー
ションの発生が阻止される。
【0022】上記実施形態においては装置を簡略化する
という実用上の観点から圧力スイッチ18を使用した
が、この代わりに圧力センサーを使用して切換時の操作
速度が遅いときは制御信号をゼロにしておいてもよい。
即ち、コントローラ16は圧力の切換わり時刻と切換わ
り速度を求め、切換わり速度が所定速度よりも遅いとき
は制御信号Sを出力しないようにする。中立状態に戻す
速度が緩慢なときにはキャビテーションは生じないの
で、この場合の無駄な油圧エネルギーの消費も阻止する
ことができる。また、図1に示す油圧回路ではドレン油
路57cがキャビテーション防止のために高圧になると
オイルクーラに作動油が流れなくなる。この場合にもオ
イルクーラに一定割合で作動油を流すようにするため
に、図5に示すように、ドレン油圧制御回路10を油路
71,72の分岐点上流に挿入すればよい。
【0023】図3は本実施形態に使用する可変差圧弁1
2の構成例を示す。図3において、弁本体20には3個
のポートA,B,Cを持っている略T字形状の油路21
が設けられている。また、弁本体20に内部に連通穴2
2aを持つスリーブ22がネジによってポートC側に螺
合されている。スリーブ22の入口側端部に接続用口金
23がネジによって螺合されている。スリーブ22の連
通穴22aにリリーフ弁体24が摺動自在に間挿され、
AポートとBポートとの間のL油路を開閉可能に設けら
れている。リリーフ弁体24と接続用口金23との間に
は油室25を構成するために隙間が設けられている。接
続用口金23には油室25に連通するための連通穴23
a(ポートC)が設けられている。
【0024】ポートAには分岐油路71の上流側が接続
され、ポートBにはオイルタンク75への油路71(下
流側)が接続され、ポートCには電磁切換弁14の出力
油路が接続されている。また、ポートAの断面積と油室
25の断面積の比はポートCにパイロット圧が作用した
ときにリリーフ圧が所定圧(略2気圧)となるように構
成されている。以上の構成により、ポートCパイロット
油圧が作用したときに差圧が2気圧となり、油タンク圧
が作用している場合には差圧が略ゼロ圧になる。
【0025】本実施形態は上記した構成及び機能から明
らかなように以下の効果が得られる。即ち、ドレン油圧
制御回路10の応答速度を速めておくことにより、安定
したキャビテーション防止のための背圧が得られる。ま
た、キャビテーションが発生するおそれのあるときのみ
ドレン油路57cを高圧にしていること及び可変差圧弁
12の差圧がゼロ圧となるように構成していることか
ら、圧力損失により油圧エネルギーが消費されるのを最
小限に押さえている。これによって、燃料消費量が少な
くなるだけでなく、作動油の温度上昇も防ぐことができ
るという効果が得られる。また、可変差圧弁12は従来
装置(図7に示す)と異なり、ばねを使用していないこ
とから構成が簡単で、故障も少なくなるという効果も得
られる。
【0026】以上本発明の実施形態を図面に基づいて詳
述してきたが、本発明の技術的範囲はこれに限られるも
のではない。例えば、本発明は油圧ポンプに限られず、
油圧シリンダでキャビテーションが発生する場合、例え
ばアーム閉じの動作を急激にした場合等にも利用できる
ものである。
【0027】
【発明の効果】キャビテーション発生防止のための背圧
の上昇を最低限度に抑えていることから、圧力損失によ
り油圧エネルギー消費が少なくなり、これによって、燃
料消費量が少なくなるという効果が得られる。同時に、
作動油の温度上昇も防ぐことができるという効果が得ら
れる。また、請求項4では、さらに、可変差圧弁がばね
を使用していないことから構成が簡単で、故障も少なく
なるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の全体回路図を示す。
【図2】 本実施形態の要部回路図を示す。
【図3】 本実施形態の可変差圧弁の構成例を示す。
【図4】 本実施形態の変更例を示す。
【図5】 従来装置の油圧回路構成を示す。
【図6】 従来装置の背圧補償弁の構成を示す。
【図7】 別の従来装置の油圧回路図を示す。
【符号の説明】
10 ドレン油圧制御回路 12 可変差圧弁(パイロットリリーフ弁) 14 電磁切換弁 16 コントローラ 18 圧力スイッチ 20 リモコン弁(旋回油圧モータ用) 55 制御弁(旋回油圧モータ用) 57c ドレン油路(背圧油路、メークアップ油
路) 58 油圧モータ 74 チェック弁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アクチュエータのキャビテーション発生
    を防止した建設機械の油圧回路において、前記アクチュ
    エータの背圧油路を作動油の帰還油路に接続し、該接続
    点の下流側に可変差圧弁を設けると共に、該可変差圧弁
    に電磁切換弁を接続し、該電磁切換弁をコントローラに
    接続し、該コントローラは前記アクチュエータを操作状
    態から停止状態に戻したときに該可変差圧弁の上流側油
    圧と下流側油圧との差圧を所定圧とし、それ以外のとき
    は該差圧をゼロ圧となるように該可変差圧弁を制御する
    ようにしたことを特徴とする建設機械の油圧回路。
  2. 【請求項2】 前記可変差圧弁の下流側にオイルクーラ
    を挿入して油タンクに接続すると共に、該可変差圧弁の
    上流側に分岐油路を設け、該分岐油路にチェック圧弁を
    介して油タンクに接続したことを特徴とする請求項1に
    記載の建設機械の油圧回路。
  3. 【請求項3】 前記可変差圧弁の下流側にオイルクーラ
    を挿入して油タンクに接続すると共に、該オイルクーラ
    の上流側に分岐油路を設け、該分岐油路にチェック弁を
    介して油タンクに接続したことを特徴とする請求項1に
    記載の建設機械の油圧回路。
  4. 【請求項4】 前記可変差圧弁は、上流側油路と下流側
    油路を連結する油路に該油路を開閉する弁体を設け、該
    弁体の後部と信号ポートとの間に油室を設けて、該信号
    ポートに一定の圧油が作用したときに差圧が前記所定圧
    に設定され、信号ポートに圧油が作用しないときに差圧
    がゼロ圧となるように構成したことを特徴とする請求項
    1〜請求項3の何れか1に記載の建設機械の油圧回路。
JP2001318571A 2001-10-16 2001-10-16 建設機械の油圧回路 Pending JP2003120603A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318571A JP2003120603A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 建設機械の油圧回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001318571A JP2003120603A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 建設機械の油圧回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003120603A true JP2003120603A (ja) 2003-04-23

Family

ID=19136251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001318571A Pending JP2003120603A (ja) 2001-10-16 2001-10-16 建設機械の油圧回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003120603A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012237341A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Daikin Industries Ltd 油冷却器、油冷却装置および工作機械
WO2014091684A1 (ja) * 2012-12-13 2014-06-19 コベルコ建機株式会社 建設機械
JP2014141993A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の油圧駆動装置
CN106762907A (zh) * 2016-12-27 2017-05-31 山河智能装备股份有限公司 一种工程机械液压回油控制回路及其控制方法
JP2018204390A (ja) * 2017-06-08 2018-12-27 コベルコ建機株式会社 建設機械の油圧システム
JP2019173869A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社クボタ 作業機の油圧システム
US11215201B2 (en) 2018-03-28 2022-01-04 Kubota Corporation Hydraulic system for working machine

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012237341A (ja) * 2011-05-10 2012-12-06 Daikin Industries Ltd 油冷却器、油冷却装置および工作機械
WO2014091684A1 (ja) * 2012-12-13 2014-06-19 コベルコ建機株式会社 建設機械
JP2014118686A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Kobelco Contstruction Machinery Ltd 建設機械の油圧制御装置
CN104812967A (zh) * 2012-12-13 2015-07-29 神钢建机株式会社 工程机械
US10041228B2 (en) 2012-12-13 2018-08-07 Kobelco Construction Machinery Co., Ltd. Construction machine
JP2014141993A (ja) * 2013-01-22 2014-08-07 Hitachi Constr Mach Co Ltd 建設機械の油圧駆動装置
CN106762907A (zh) * 2016-12-27 2017-05-31 山河智能装备股份有限公司 一种工程机械液压回油控制回路及其控制方法
CN106762907B (zh) * 2016-12-27 2018-08-14 山河智能装备股份有限公司 一种工程机械液压回油控制回路及其控制方法
JP2018204390A (ja) * 2017-06-08 2018-12-27 コベルコ建機株式会社 建設機械の油圧システム
JP2019173869A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 株式会社クボタ 作業機の油圧システム
US11215201B2 (en) 2018-03-28 2022-01-04 Kubota Corporation Hydraulic system for working machine
US11680386B2 (en) 2018-03-28 2023-06-20 Kubota Corporation Hydraulic system for working machine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07127607A (ja) 作業機械の油圧装置
JP2005291312A (ja) 油圧制御回路および建設機械
JP2547734B2 (ja) 少くとも1つの油圧操作アクチユエ−タの制御装置
US5592967A (en) Control valve with variable priority function
JP2003120603A (ja) 建設機械の油圧回路
JPH0419406A (ja) 油圧作業回路
JP3703265B2 (ja) 油圧制御装置
JP2007255506A (ja) 建設機械の操作制御回路
JP2002181008A (ja) 油圧制御装置
JP2008032198A (ja) Hstシステムの油圧回路
JP4548959B2 (ja) 油圧制御装置
JPH11257517A (ja) 両方向動作流路開閉弁とそれを用いた油圧供給装置
JP2631125B2 (ja) 負荷圧補償ポンプ吐出流量制御回路
JP2010112493A (ja) 作業機械の制御装置
JP3766972B2 (ja) 建設機械の油圧回路
EP0821167A1 (en) Displacement controlling device for a variable displacement type hydraulic pump
JP2000337306A (ja) 制御回路
JPH0726588A (ja) 建設機械のパイロット操作油圧回路
JPH10310365A (ja) クレーン兼用油圧ショベルの油圧制御回路
JP2006097854A (ja) 建設機械の油圧制御回路
JP3240286B2 (ja) 油圧システム
JP3563771B2 (ja) 油圧駆動回路
JPH0112962B2 (ja)
JP2004225868A (ja) 作業機械の油圧制御装置
JPH108504A (ja) 油圧ショベル制御回路

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20040513

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060613