JP2003119871A - 合成樹脂製集合ます - Google Patents
合成樹脂製集合ますInfo
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Abstract
き、その集合ますを床下懐空間に設けるため、その高さ
を低くする。 【解決手段】 床配管用集合ます4を、1つの流出口1
1と複数の流入口12をもち、かつ、蓋15で密閉した
ます本体10で構成し、このます本体10の中で、各流
入口12を上下方向の仕切板22と天板23とで区切
り、その結果、流入口12の管路を形成し、かつ、束ね
ることになり、集合ます4の高さを低くし、懐空間の設
置に都合よくした。
Description
すに関するものである。
場でこれを組立てる構造、すなわち、プレハブ構造(工
業化構造)によって建物のユニット化が行われている。
全体の工期を短縮し、設備の整った条件で工場生産する
ことで品質の安定性が得られる、とされている。
管のユニット化が行われているが、屋内排水管について
も、ユニット化による合理化を強く要請されている。
ブ配管ともいう)について、各種の提案が行われている
(例えば特開平4−368523号公報、特開平5−1
56675号公報、特開平7−71676号公報、特開
2001−40745号公報、特開2001−2207
92号公報等参照)。
号公報には、流し台、洗面台、浴槽、洗濯機(これらを
雑排器具ともいう)等の排水を、屋外に排出するため、
家屋の床と基礎コンクリ−トであるスラブ面との懐空間
に、その内部を点検する点検口と、排水を排出する流出
口と、排水が前記流し台等から流入する流入口と、を設
けたます本体を設け、前記点検口を密閉する蓋を設け、
前記流出口に接続され、排水を屋外に排出する1本の排
出主管を設け、前記流し台等と流入口とを、可撓管から
なる排水枝管で接続した集合ますからなる屋内の床下配
管が紹介されている。
を、予め生産工場等で切断加工して流入口に接続した
後、施工現場に搬入して布設すると、床下配管の位置決
め等を省略し、工期を大幅に短縮すると共に、人件費を
節約し、更に施工現場での水密性の試験を省略でき、そ
の上、極めて信頼性の高い商品にすることができる、と
されている。
は、その底部にインバ−トを形成していても、流入する
排水の流速が速いと、一方の流入口から流入した排水が
他方の流入口に逆流し、特に排水中に固形物が含まれて
いると、他方の流入口に堆積するおそれがあり、そのた
め、流入した排水をスム−ズに流すため仕切板を、仮に
設けても、仕切板のところで排水の通路が狭くなってい
るため排水の流速が遅いと、前記固形物の滞留が発生し
やすい、という問題が考えられる。
の宅内排水ますが、次のように提案されている(特開平
11−280137号公報参照)。
に応じて、他の流入口へ逆流を防止し、かつ、排水ます
内部の詰まりを防止する仕切板を着脱自在に設けて、流
入口から流出口への流れ方向を変化させるようにした宅
内排水ますが提案されている。
着脱自在の仕切板付の宅内排水ますは、その排水枝管の
一つがトイレに接続されたり、また、他の一つが階上の
排水管に接続されたりして、その固形物が汚物であった
り、流れの流速が極めて速い、という排水の状況に使用
されるため、これらの条件を異にする床下配管における
集合ますには適用できない、という問題が考えられる。
検筒を用いているので、床とスラブ面との懐空間(高さ
約400〜600mm)には適用できない、という問題
がある。
ことを主たる目的とし、床下配管における集合ますの高
さを可及的に低くすることを副たる目的とするものであ
る。
達成するため、本発明は、1)1つの流出口と複数の流
入口とをもち、かつ、蓋で閉塞した合成樹脂製集合ます
において、前記複数の流入口のます本体内の開口側を、
上下方向の仕切板と、該仕切板の隣同士に亘る天板と
で、区画したことを特徴とする合成樹脂製集合ますにあ
り、また、2)1つの流出口と複数の流入口とをもち、
かつ、蓋で閉塞した段差付合成樹脂製集合ますにおい
て、前記複数の流入口のます本体内の開口側を、上下方
向の仕切板と、該仕切板の隣同士に亘る天板とで、前記
段差を確保しながら区画して、当該集合ますの高さを低
くするようにしたことを特徴とする合成樹脂製集合ます
にあり、また、3)前記集合ますをドロップますに適用
した請求項1に記載の合成樹脂製集合ますにあり、ま
た、4)前記集合ますを床下配管用集合一括排水設備の
集合ますに適用した請求項2に記載の合成樹脂製集合ま
すにあり、また、5)前記仕切板と天板とを前記蓋下面
に吊設した上下方向の軸に設けた請求項1から4に記載
の合成樹脂製集合ますにあり、また、6)前記集合ます
を宅内排水ますに適用した請求項2に記載の合成樹脂製
集合ますにあり、また、7)1つの流出口と複数の流入
口とをもち、かつ、蓋で閉塞した合成樹脂製集合ますに
おいて、前記集合ますを平面視で円形または方形に構成
し、前記流出口側を除く3方それぞれに、2つの平行流
入口を形成したことを特徴とする合成樹脂製集合ますを
要旨とするものである。
詳細に述べる。
1の要部外観図、図3は図2の縦断面図、図4は図2の
一部(蓋)省略平面図、図5は図3の要部変形図で、図
5(A)は平面図、図5(B)は図5(A)の側面図、
図6は図5の底面図(A)と、図6(A)におけるa矢
視断面図(B)とを示し、図7は図3の変形例断面図を
示す。
した床下配管、すなわち、集合一括排水設備1は、木造
戸建住宅に好適であるが、小規模集合住宅にも適用でき
るものである。
組み木造工法、ツ−バイフォ−工法、集成材による大断
面木造等が含まれる。
る戸建住宅にも適用できる。
べる。図1において、例えば、木造家屋2を建設するに
は敷地に根切り等を施し、ベ−スとなるフ−チングや布
基礎4′等の基礎工事を、排水主管用スリ−ブ等の手当
をしてから行う。
下全面に防湿コンクリ−ト3を打設する。この防湿コン
クリ−ト打設時には、後記のアンカ−ボルト19をその
コンクリ−ト内に埋設する。
す4をアンカ−止め等により取外し自在に固定・載置す
ると共に、1本の排水主管5を布設してこの集合ます4
と接続する。その後、本体工事を行い、次いで内部工事
に伴って2次の屋内配管を行う。
ば、その流し台と集合ます4とを、可撓管を用いた排水
枝管6で雑排器具接続用ソケット7によりワンタッチ式
に接続する。
て予め判明した長さに切管しており、したがって、接続
するだけで所定の流れ勾配が得られるものである。
する内部工事毎に、それぞれ排水枝管6を既設の集合ま
す4と接続する。
懐空間に載置しており、その真上の床8には不図示の点
検口を開閉自在に設け、集合ます4の保守点検を行うよ
うにしている。なお、図1中、9は根太を示す。
集合一括排水設備1の工法であるから、施工精度が向上
し、コンクリ−ト工事業者等の多能工でも充分に配管す
ることができ、施工のタイムラグを防ぎながら、施工に
伴う人件費(配管施工費の約7割を占めるもの)を節減
することができ、しかも、屋外の宅内排水ますの数も節
減することができる。
排水設備1における集合ます4を詳細に述べる。
として、図2および図3において、この集合ます4は、
平面視で円形(勿論4方形でも可)のいわゆる合成樹脂
(塩ビ射出成形)製合流段差付ますで構成し、放射状な
いし、排水主管5の管軸に対し平行および直交に多数の
排水枝管6が接続できるようにしている。
に、1つの比較的大口径(例えば100mmφ)の排水
主管用接続口(具体的にはゴム輪受口であるが、流出口
とも表現する)11と、複数(4個)の比較的小口径
(例えば60mmφ)の排水枝管用接続口(具体的には
ワンタッチ式接続口であるが、流入口とも表現する)1
2,12…とを各一体突設し、これらの排水主管用接続
口11と排水枝管用接続口12との間に段差(例えば5
5mm)Sを設けたインバ−ト部13を形成している。
は、上向きに大口径(例えば200mmφ)の蓋用嵌合
口14を形成し、この蓋用嵌合口14には仕切体17付
の蓋15が着脱自在に、リップ状パッキン16を介して
完全密閉して、下水臭を屋内に漏らさないようにしてい
る。
続口12を設けて、屋内の各種の雑排器具からの排水が
流入しても、後記詳細の仕切体17と、比較的大きくと
った段差Sとによって、他の排水枝管6へ逆流しないよ
うにしている。
および図4で示すようにアンカ−ボルト用フランジ18
を形成し、このフランジ18に、防湿コンクリ−ト3に
打込まれた複数のアンカ−ボルト19,19を係合し、
このます本体10を防湿コンクリ−ト3に載置して固定
し、床下配管作業をきわめて容易にしている。
ト3で固定された支持金具20により支持されて防湿コ
ンクリ−ト3上で配管し、エルボ21を介して防湿コン
クリ−ト3や布基礎4′を貫通して屋外のトラップます
(不図示)に接続するようにしている。
水主管用接続口11側を除く3方側に、各2つの平行に
なった排水枝管用接続口12を予め形成したので、略同
一面上に計6個の流入用接続口(12)が形成でき、集
合ます4の高さを低くする配管に好都合とすると共に、
各種の雑排器具の数に不足なく、また、同一方向からの
接続を容易にすることができる。しかも、2個平行流入
になるので、ます本体10内での互いの流水による撥ね
返りを防ぐことができる。なお、不要な接続口(12)
は閉栓する。
れば、成形用金型の型じめ型割りが容易にでき、ひいて
は、射出成形用金型や成形機を複雑化せず、生産性を向
上する。
3、図5および図6において、この仕切体17は、ます
本体10に設けた複数の排水枝管用接続口12,12…
を各区画する垂直状にした8枚の放射状仕切板22と、
ます本体10に設けた比較的大きい段差Sを、利用して
排水主管用接続口11へ迅速且つ円滑に流出させると共
に、排水の撥ね上げを防止する、前記仕切板22の隣同
志に亘る逆L字状天板23と、から構成している。
枝管用接続口12をそれぞれ区画するものに限らず、2
つの接続口12,12をまとめて区画するものでもよ
い。したがって、この場合、仕切板22は4枚ですむ。
水が流入しないときの他の流入口(12)へ逆流を防止
したり、排水が同時に流入して衝突による撥ね上げ・飛
び散りを防止したり、殊に、上向きラッパ体25の一部
で構成する逆L字状天板23によって、比較的大きくと
った段差Sを利用して迅速に流出させ、ひいては、ます
本体10の高さを可及的に抑えることができ、限られた
懐空間での床下配管に好都合にすることができる。
等を形成せず、打設工事を簡易にすることができる。
23は、中心軸(上下方向にした軸)24と一体射出成
形している。
上向きラッパ体25の最小径部が、特に図6(B)に示
すように、一体になっており、また、この上向きラッパ
体25を、特に図5(B)に示すように、四辺形の仕切
板22,22によって垂直方向に且つ中心軸24を中心
とする放射状に等間隔で区画するように一体成形してい
る。
(A)で示すように、平面視で円板状になっていて、そ
の最大径より仕切板22が突出している(図3では突出
していない)。
逆L字状天板23は、図3に示すように、排水枝管用接
続口12のます本体10における内側開口部を庇状に覆
って排水を良好にガイドしている。
略一致する放射状仕切板22は、図3に示すように、段
差Sの高さに略一致させていて、放射状になってその基
部が絞られた仕切板22であっても、排水の滞留を防
ぎ、直ちに段差Sへ流下させるようにしている。
3が一体成形されている中心軸24は、蓋15の下面中
央部で組付一体化し(図3では組付構造を省略)、蓋1
5を取外すと、仕切体17をます本体10から取出すこ
とができ、ます本体10を含めた床下配管の保守点検掃
除が容易にできる。
は、次のようにしている。図7および図6(B)に示す
ように、蓋15の下面中央に短軸30を一体にして突設
し、この短軸30の下端に、左右1対の逆止爪付弾性片
29と、これらの弾性片29と直交する方向に1つのキ
−28をそれぞれ軸方向に延設する。
上端から軸方向の切欠部25′を設けると共に、上端に
狭窄状係止部28を設け、この切欠部25′に前記キ−
28を嵌合して蓋15と中心軸24との回り止めにし、
また、前記1対の弾性片29を、樹脂変形させて、この
狭窄状係止部28を超え、その爪を狭窄状係止部28に
係合させて抜け止めにして、総じて、ガッチリと一体的
に組付ける。
にして、その合成樹脂射出成形を容易にしている。
寸に形成したので、キ−28を嵌合しても、下方開口の
パイプ状中心軸24は、パイプ内外と連通するようにな
っている。
って、流入口(12)の1つから満管流で排水が流入す
ると、集合ます4内に真空を形成するおそれがあって、
他の流入口12の上流側のトラップ(封水)を破壊しや
すいので、集合ます4内の空気を、図7のC矢印(また
はC矢印逆方向)のように、ます本体10内を環流さ
せ、この真空を防いでいる。
ず、仕切体17の放射状仕切板22の上下方向の外端部
を、ます本体10の内面に突設した上下方向の2突条に
よる嵌合溝に嵌合させて、仕切体17を組付けてもよ
い。
10の上縁に一体形成突設した1対の係止鉤であって、
この係止鉤26に蓋15のフランジをバヨネット結合に
より着脱自在に取付ける。
は、床下配管における集合一括排水設備に用いるが、本
発明はこれに限らず、他の一般の宅内排水ますにも適用
することができ、更に、流出口が下向きになったドロッ
プますにも適用することができる。
で、複数の流入口の各開口部または2つの開口部を区画
したので、他の流入口へ排水の逆流を防止できるのは勿
論、排水同志の衝突により撥ね上がりや飛び散りを防止
することができることから、1つの集合ますに多数の流
入口を設けることができ、ひいては、床下配管等のユニ
ット化に好都合にすることができる。
本体に内装したので、あたかも、流入口から独立した管
路が多数束ねて形成でき、ひいては、ます本体をコンパ
クトにし、いわゆるヘッダ−タイプの集合路の高さと同
様になり、したがって、ます本体の高さを低くすること
ができる。
の流入口を略同一平面上に設けたので、多数の流入口を
設けても、ます本体の高さを低くすることができる。
タイプの集合ますに比べ、設置場所をとらず床下配管に
好都合となる。
(A)の側面図である。
矢視断面図(B)である。
体、11…排水主管用接続口、12…排水枝管用接続
口、15…蓋、22…放射状仕切板、23…逆L字状天
板
Claims (7)
- 【請求項1】 1つの流出口と複数の流入口とをもち、
かつ、蓋で閉塞した合成樹脂製集合ますにおいて、 前記複数の流入口のます本体内の開口側を、上下方向の
仕切板と、該仕切板の隣同士に亘る天板とで、区画した
ことを特徴とする合成樹脂製集合ます。 - 【請求項2】 1つの流出口と複数の流入口とをもち、
かつ、蓋で閉塞した段差付合成樹脂製集合ますにおい
て、 前記複数の流入口のます本体内の開口側を、上下方向の
仕切板と、該仕切板の隣同士に亘る天板とで、前記段差
を確保しながら区画して、当該集合ますの高さを低くす
るようにしたことを特徴とする合成樹脂製集合ます。 - 【請求項3】 前記集合ますをドロップますに適用した
請求項1に記載の合成樹脂製集合ます。 - 【請求項4】 前記集合ますを床下配管用集合一括排水
設備の集合ますに適用した請求項2に記載の合成樹脂製
集合ます。 - 【請求項5】 前記仕切板と天板とを前記蓋下面に吊設
した上下方向の軸に設けた請求項1から4に記載の合成
樹脂製集合ます。 - 【請求項6】 前記集合ますを宅内排水ますに適用した
請求項2に記載の合成樹脂製集合ます。 - 【請求項7】 1つの流出口と複数の流入口とをもち、
かつ、蓋で閉塞した合成樹脂製集合ますにおいて、 前記集合ますを平面視で円形または方形に構成し、前記
流出口側を除く3方それぞれに、2つの平行流入口を形
成したことを特徴とする合成樹脂製集合ます。
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