JP2003118943A - エレベータ装置 - Google Patents

エレベータ装置

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JP2003118943A JP2001319537A JP2001319537A JP2003118943A JP 2003118943 A JP2003118943 A JP 2003118943A JP 2001319537 A JP2001319537 A JP 2001319537A JP 2001319537 A JP2001319537 A JP 2001319537A JP 2003118943 A JP2003118943 A JP 2003118943A
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Yoshiaki Fujita
善昭 藤田
Koichi Mishima
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗りかご内の気圧制御に際し、乗客の耳
詰まり等の不快感を緩和することにある。 【解決手段】 予め定める気圧設定データと乗りかご6
内の圧力計11aで測定される乗りかご内気圧とに基づ
いて、気圧制御装置10が給排気用ブロワ8a,8bの
回転周波数を制御し、乗りかご6内の気圧を直線状とな
る気圧設定データに制御するが、乗りかご内気圧が急減
し給排気用ブロワ8a,8bや連通管15a,15bが
故障したと判断した場合、給排気用ブロワ8a,8bを
停止させることにより、給排気用ブロワ8a,8bの一
方給排気口側に接する大気圧を利用し、かご内の気圧を
大気圧にするエレベータ装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇降距離の長い超
・超々高層ビル(以下、高層ビルと総称する)に設置さ
れるエレベータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、昇降距離の長い高層ビルのエレベ
ータ装置は、乗りかご昇降時の乗客の耳詰まりなどの不
快感を緩和するために、乗りかごの昇降行程に応じて乗
りかご内の気圧を変化させる制御装置が設けられてい
る。
【0003】図8は乗りかごを含む従来の1つの制御装
置の構成を示す図である(特開平10−182039公
報)。
【0004】この制御装置は、乗りかご51の外側上部
に設置される給気用ブロワ52aおよび排気用ブロワ5
2bと、乗りかご51の昇降行程に応じて当該乗りかご
51内の気圧を変化させる制御指令を出力するマイクロ
コンピュータ53と、このコンピュータ53から出力さ
れる制御指令に応じた回転数によって給気用ブロワ52
a、排気用ブロワ52bを回転制御するインバータ54
aおよび54bとにより構成されている。55aは給気
用ブロワ52aと乗りかご51内とを連通する加圧用連
通管、55bは排気用ブロワ52bと乗りかご51内と
を連通する減圧用連通管である。56はかごドアであ
る。
【0005】以上のような構成の制御装置では、コンピ
ュータ53から制御指令をインバータ54aおよび54
bに送出し、各インバータ54aおよび54bはその制
御指令に応じた回転数に変換し、給気用ブロワ52a、
排気用ブロワ52bを回転制御する。これによって、給
気用ブロワ52aは、乗りかご外部の空気を取り込んで
乗りかご51内に供給し加圧する方向に変化させ、また
排気用ブロワ52bは、乗りかご内部の空気を取り込ん
で乗りかご外部に排気し減圧する方向に変化させること
により、出発階床の気圧から到着予定階床の気圧までほ
ぼ一定の割合で変化するように乗りかご51内の気圧を
制御する。
【0006】また、制御装置の他の従来例としては、乗
りかごの51の外側底部に乗りかご51の気密度を調整
する開閉電磁弁57を設け、コンピュータ53は、給気
用ブロワ52aおよび排気用ブロワ52bに加え、開閉
電磁弁57の制御も実行し、乗りかご51内外の気圧差
を制御する構成である。
【0007】図9は従来のもう1つの制御装置の構成を
示す図である(特開平11−71077公報)。
【0008】この制御装置は、乗りかご51内の空気の
給排気を行うポンプ61と、流量調整弁62と、空気フ
ィルタ63と、予め定められる気圧調整パターンを記憶
するメモリ64と、乗りかご内に設置される気圧計65
と、この気圧計65により測定されA/D変換器66で
デジタル変換されるかご内気圧とメモリ64の気圧調整
パターンとを比較し、かご内気圧が気圧調整パターンに
近づくように流量調整弁62の開度およびポンプ61を
制御する入出力回路67および制御回路68等のCPU
からなる処理制御部69とりより構成されている。70
は身体異常釦である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な制御装置では、乗りかご51内部の気圧が出発階床の
気圧から到着予定階床の気圧までほぼ一定の割合で変化
させることが可能であるが、何らかの原因でエレベータ
装置の構成部品が故障し場合の対策まで考慮されておら
ず、また後記するように乗りかご51の気圧が一定の割
合で変化させた場合に前述する構成部品の故障との関係
から不都合な面も出てくる。
【0010】以下、エレベータ装置の構成部品が故障し
た場合や乗りかご51の気圧が一定の割合で変化させた
場合に不都合な点について述べる。
【0011】(1) 従来の制御装置では、開閉電磁弁
57や流量調整弁62が設けられているが、これら弁5
7、62が故障したとき、乗りかご51内への空気の流
入出が遮断される場合が考えられ、このような事態にな
れば、乗りかご51内の酸素が欠乏する恐れがあり、乗
客の安全面に十分配慮する必要がある。
【0012】(2) 乗りかご51内の気圧を制御する
制御装置が故障したとき、エレベータ装置は、通常の速
度で、かつ、大気圧の状態で乗りかご51を昇降させる
と、乗りかご51内の乗客に対して耳詰まりなどの不快
感を与える恐れがある。
【0013】(3) 乗りかご51内の気圧は、戸閉し
た直後から戸開する直前まで変化しているので、到着階
床に到着して戸開した直後、乗客に対して耳詰まりなど
の不快感を与える可能性がある。
【0014】(4) また、乗りかご51内の気圧を制
御しながら乗りかご51を昇降させている途中で最寄階
からかご呼び指令が発せられ、乗りかご51が最寄階で
停止するような場合、乗りかご51内の気圧が最寄階床
の大気圧に直ぐに近づかないことから、かごドア56を
戸開した直後に乗客に耳詰まりなどの不快感を与える可
能性がある。
【0015】(5) エレベータ装置が乗りかご51を
昇降させているときに急に故障した場合、制御装置とし
ては、かご停止にも拘らず、故障していない時と同様に
故障しているエレベータ装置の乗りかご51内の気圧を
制御してしまうことから、前述同様に乗客に耳詰まりな
どの不快感を与える可能性が考えられる。
【0016】(6) さらに、メモリなどに予め例えば
地下1階から地上5階までの乗りかご51昇降時に気圧
を変化させないとか、或いはエレベータ装置の保守運転
作業やエレベータ装置の修理作業などの場合、乗客或い
は作業員を乗せた状態で乗りかご51が低速で昇降され
る場合が多いが、このような場合に乗りかご51内に大
勢の乗客が乗っていたり、作業員が長時間にわたって作
業を行っていると、高層ビルの乗りかご51の気密度が
高い構造となっていることから、乗りかご51内の酸素
が欠乏する恐れがあり、乗客の安全面に十分配慮する必
要がある。
【0017】また、気圧を制御する乗りかご51は、従
来の乗りかごに比べて気密度を増した構造となっている
ので、乗りかご51内の空気の循環が悪く、乗客に不快
感を与える可能性がある。
【0018】(7) さらに、給排気ブロワ52a,5
2bを用いて乗りかご51内の気圧を制御しているが、
例えば乗りかご51内の気圧を急激に変化させようとす
ると、給排気ブロワ52a,52bの容量を大きくしな
ければならず、結果として重量が増大し、価格的にも高
価となる問題がある。
【0019】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、何らかの構成部品が故障しても乗りかご内の酸素の
欠乏を未然に回避するエレベータ装置を提供することを
目的とする。
【0020】また、本発明の他の目的は、乗客に耳詰ま
りなどの不快感を極力緩和するエレベータ装置を提供す
ることにある。
【0021】さらに、本発明の他の目的は、軽量化およ
び価格の低減化を実現するエレベータ装置を提供するこ
とにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、エレベータ乗りかごを昇降制御する本発明
に係わるエレベータ装置は、所定の気圧変化率をもつ気
圧基準データおよび当該気圧基準データに対する所定幅
の気圧許容範囲データを設定するデータ設定手段と、前
記エレベータ乗りかごに連通管を介して給排気用ブロワ
が設けられ、昇降行程のもとに定められる前記気圧基準
データに基づいて前記給排気用ブロワを回転制御し、当
該乗りかご内を所要の気圧に制御する気圧制御手段と、
前記連通管を含む給排気用ブロワ等の構成部品の故障に
伴い、前記乗りかご内から計測される気圧が前記気圧許
容範囲データを越えたと判断した場合、前記給排気用ブ
ロワの回転制御を停止する停止制御手段とを設けた気圧
制御装置とを備えた構成である。
【0023】この発明は以上のような構成とすることに
より、乗りかご内の気圧が予め設定した気圧許容範囲デ
ータを越えた場合、前記連通管を含む給排気用ブロワ等
の構成部品の故障と判断し、給排気用ブロワの回転制御
を停止するので、乗りかご内の気圧が大気圧に近づき、
乗りかご内の乗客に対して耳詰まりなどの不快感を緩和
することが可能となる。また、従来、開閉電磁弁、流量
調節弁の故障時に乗りかご内の空気の流入が遮断される
可能性があるが、本装置においては、給排気用ブロワの
回転停止に伴ない、常に大気側の状態に設定されるの
で、乗りかご内の酸素が欠乏する事態を未然に回避する
ことが可能である。
【0024】(2) 本発明に係わるエレベータ装置
は、昇降行程に応じて乗りかご内の気圧を所要の気圧に
制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有線また
は無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記乗りか
ごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設けられ、
このエレベータ主制御装置は、前記授受信号から前記気
圧制御装置が故障と判断した場合、故障前の乗りかごの
昇降速度よりも遅い速度で昇降制御する手段を設けた構
成である。
【0025】この発明は以上のような構成とすることに
より、エレベータ主制御装置が気圧制御装置が故障と判
断した場合、故障前の乗りかごの昇降速度よりも遅い速
度で昇降制御するので、乗りかご内が気圧制御されてい
ない状態でも、昇降速度が遅いために乗客に耳詰まりな
どの不快感を与えない方向に作用させることが可能であ
る。
【0026】(3) 本発明に係わるエレベータ装置
は、乗りかごの昇降開始階から到着予定階までの昇降距
離および前記昇降速度から到着予定階停止までの時間を
算出する手段と、前記乗りかごが到着予定階に到着する
前記算出時間の所定時間前の時刻に前記到着予定階の既
知気圧に到達するするように前記乗りかご内の気圧を制
御し、前記乗りかごが所定時間前の時刻に達したときに
前記乗りかご内の気圧の制御を終了する手段とを有する
気圧制御装置を備えた構成である。
【0027】この発明は以上のような構成とすることに
より、乗りかごの規定の到着予定階到着時間前に当該到
着予定階の既知気圧に到達するするように乗りかご内の
気圧を制御するので、乗りかごが到着予定階に到着し戸
開したときには到着予定階床の大気圧となっているの
で、乗りかごの乗客に耳詰まりなどの不快感を与える程
度を大幅に緩和することが可能である。
【0028】(4) 本発明に係わるエレベータ装置
は、昇降行程に応じて乗りかご内の気圧を所要の気圧に
制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有線また
は無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記乗りか
ごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設けられ、
前記気圧制御装置は、乗りかご昇降途中で前記エレベー
タ主制御装置から最寄階のかご呼びによる停止の指示を
受けた場合、この停止指示を受けたときの当該乗りかご
内の気圧から前記かご呼びのあった最寄階の既知気圧に
近づけるように気圧変化率を変更する手段を設けた構成
である。
【0029】この発明によれば、最寄階のかご呼びがあ
ったとき、そのときの乗りかご内の気圧から最寄階の既
知気圧に近づけるので、最寄階に到着し戸開したときで
も内外気圧差がなく、乗りかごの乗客に耳詰まりなどの
不快感を与える恐れがない。
【0030】(5) なお、前記(4)と同様にエレベ
ータ主制御装置から最寄階のかご呼びによる停止の指示
を受けた場合、気圧制御装置は、給排気用ブロワの回転
を停止させるようにすれば、最寄階に着床する前に大気
圧とすることができ、乗りかごの乗客に対し耳詰まりな
どの不快感を緩和することが可能である。
【0031】(6) また、気圧制御装置は、エレベー
タ主制御装置との間の授受信号から当該気圧制御装置を
除く他の部分の故障と判断した場合、給排気用ブロワの
回転を停止させるようにすれば、給排気用ブロワを介し
てかご外部の大気圧を乗りかごに流入させることができ
る。
【0032】(7) さらに、気圧制御装置は、エレベ
ータ主制御装置との間の授受信号から当該気圧制御装置
を除く他の部分の故障と判断した場合、給排気用ブロワ
の回転を停止させた後、乗りかごの室内気圧が室外気圧
にほぼ等しくなると、給排気用ブロワを回転制御し当該
乗りかごを換気制御するので、通常の換気が不能になっ
ても給排気用ブロワで換気することが可能である。
【0033】(8) 本発明に係わるエレベータ装置
は、エレベータ乗りかごに連通管を介して給排気用ブロ
ワが設けられ、昇降行程に応じて前記給排気用ブロワを
回転制御し、当該乗りかご内の気圧を所要の気圧に制御
する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有線または無
線で接続され、相互に信号の授受を行う前記乗りかごを
昇降制御するエレベータ主制御装置とが設けられ、前記
気圧制御装置は、前記エレベータ主制御装置から非気圧
制御モード、保守作業モードおよびエレベータ修理作業
モードの何れかのモード情報を受けた場合、前記給排気
用ブロワを換気に必要な所要の回転数で回転制御する手
段を設けた構成である。
【0034】このような構成とすることにより、上記各
モードのとき、給排気用ブロワを換気に必要な所要の回
転数で回転制御するので、長時間にわたって保守作業を
行っても酸素が欠乏するといった事態を未然に回避する
ことが可能である。
【0035】(9) また、気圧制御装置は、予め所定
の低い周波数で給排気用ブロワを回転制御し、エレベー
タ主制御装置から乗りかごの昇降開始に伴う昇降指令を
受けた場合、前記所定の低い周波数から給排気用ブロワ
の回転周波数を上げながら乗りかご内の気圧を制御すれ
ば、比較的容易に所要の気圧に制御でき、ひいては給排
気用ブロワの低容量化、低価格化を実現することが可能
となる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0037】(第1の実施の形態)図1は本発明に係わ
るエレベータ装置の設置形態の一例を説明する図であ
る。
【0038】同図において1は超・超々高層建物等の高
層ビルであって、この高層ビル1の例えば図示左端に昇
降路2が形成されている。この昇降路2の図示右側に
は、地階の乗降ホールHb、1階の乗降ホールH001
から150階の乗降ホールH150が設けられている。
【0039】昇降路2の上部には機械室3が形成され、
この機械室3にはロープ式の巻上機4が設置されてい
る。この巻上機4のシーブに巻装される主索5の一端部
側には箱状に形成されたエレベータの乗りかご6が懸架
され、当該主索5の他端部側には釣合いおもり7が懸架
されている。よって、巻上機4が回転動作すると、主索
5を介して乗りかご6が昇降路2内を上昇または下降す
る構成となっている。
【0040】8は乗りかご6の外側上部に設置されるブ
ロワである。なお、ブロワ8は、後記する図2に示すご
とく少なくとも2台のブロワ8a,8bが設置され、そ
の1台は給気用ブロワの機能を有し、他の1台は排気用
ブロワの機能を有する。
【0041】図2は乗りかご6内の気圧を制御する気圧
制御装置10の構成を示す図である。
【0042】この気圧制御装置10は、乗りかご6のか
ご室内・かご室外の気圧を計測する室内用絶対圧力計1
1aおよび室外用絶対圧力計11bと、これら絶対圧力
計11a,11bのうち少なくとも室内用絶対圧力計1
1aで計測される気圧データに基づいて乗りかご6内の
気圧を変化させるための制御指令を出力するCPUで構
成されるコンピュータ12と、このコンピュータ12か
ら出力される制御指令に基づき、給気用ブロワ8aの回
転周波数を制御する給気用インバータ13aおよび排気
用ブロワ8bの回転周波数を制御する排気用インバータ
13bとによって構成されている。このコンピュータ1
2には各種の設定データを記憶する設定データ記憶部1
4が設けられている。
【0043】この気圧制御装置10の制御指令は、給気
用ブロワ8aおよび排気用ブロワ8bの運転・停止を含
む回転制御を行うための指令内容である。また、気圧制
御装置10の制御指令には、例えば2台のブロワ8a,
8bとも給気用としたり、排気用としたり、或いは一方
のブロワだけ給気用または排気用に設定することも可能
である。
【0044】この給気用ブロワ8aは、その排気口と乗
りかご6内とを連通管15aにより接続することによ
り、昇降路2側から空気を取り込んで乗りかご6内に給
気し、一方、排気用ブロワ8bは、その給気口と乗りか
ご6内とを連通管15bにより接続することにより、乗
りかご6内の空気をかご外である昇降路2に排気する。
なお、各ブロワ8aの給・排気口はそれぞれブロワ内部
で接続され、乗りかご6への接続側とは反対側の口は大
気状態にある昇降路2に面している。従って、給排気用
ブロワ8a,8bが回転動作していないとき、乗りかご
6内は昇降路2から空気が流入し、大気圧の状態に設定
されるようになっている。
【0045】次に、コンピュータ12による各ブロワ8
a,8bの制御について説明する。
【0046】コンピュータ12は、例えば乗りかご6が
最上階側から地上階側へ向けて下降する場合、全下降行
程の前半時間帯、つまり乗りかご6が未だ最高下降速度
に達していない時間帯では、給気用ブロワ8aのみを運
転し、少なくとも室内用絶対圧力計11aで計測される
気圧データと予め設定データ記憶部14に記憶される室
外気圧データに基づき、乗りかご6の室内気圧が室外気
圧よりも上昇するように制御する。そして、最高下降速
度付近では、排気用ブロワ8bのみの運転に切換え、両
圧力計11a,11bの計測気圧データにもとづき、乗
りかご6の室内気圧が室外気圧よりも小さくなるように
制御する。これによって乗りかご6内の急激な気圧上昇
を緩和している。なお、着床階に近づくに従い、排気用
ブロワ8bのみの運転とするが、回転周波数を徐々に下
げていく。
【0047】逆に、乗りかご6が地上階側から最上階側
に向けて上昇する場合、全上昇行程の前半の時間帯、つ
まり乗りかご6が未だ最高上昇速度に達していない時間
帯では、排気用ブロワ8bのみを運転し、、少なくとも
室内用絶対圧力計11aで計測される気圧データと予め
設定データ記憶部14に記憶される室外気圧データに基
づき、乗りかご6の室内気圧が室外気圧よりも小さくな
るように制御する。そして、最高上昇速度付近では、給
気用ブロワ8aのみの運転に切換え、乗りかご6の室内
気圧が室外気圧よりも大きくなるように制御する。これ
により、乗りかご6内の急激な気圧の低下を緩和する方
向に制御している。
【0048】図3は乗りかご昇降時の乗りかご内の時間
と気圧との関係を説明する図である。
【0049】同図において、17は乗りかご6内の気圧
を変化させないときの乗りかご6内の気圧の変化曲線、
18は以上のようにブロワ8a,8bを選択的に運転
し、かつ、乗りかご6内の気圧を変化させたときの乗り
かご6内の気圧の変化曲線である。乗りかご6内の気圧
を変化させない場合、乗りかご6内の気圧はほぼS字状
となるように変化するが、乗りかご6内の気圧を制御し
た場合には乗りかご6内の気圧はほぼ直線状に変化させ
ることができる。従って、設定データ記憶部14には、
変化曲線18のごとき直線状に制御するための気圧変化
率データないし変化曲線18のごとき所要の傾きをもっ
た直線状の気圧基準データ、さらには乗りかご6の最上
階側と地上階側との間の昇降に際し、ブロワを切換える
ためのタイミングデータ等その他所要とする各種のデー
タが設定されている。さらに、設定データ記憶部14に
は変化曲線18に相当する気圧基準データから所定の気
圧許容範囲データ19(破線)が設定されている。この
気圧許容範囲データ19は、予め実験、過去の経験等に
基づき、構成部品の故障時に生じるであろう乗りかご6
内の気圧の変化範囲に相当するものである。
【0050】そこで、本発明に係わるエレベータ装置を
構成する気圧制御装置10は、絶対圧力計11aで計測
される気圧データと設定データ記憶部14に記憶される
気圧変化率データから得られる気圧基準データまたは既
に設定されている気圧基準データとを比較し、乗りかご
6内の気圧がほぼ直線状に推移するように乗りかご6内
の気圧を制御しているが、直線状に推移する途中におい
て、給排気用ブロワ8a,8bの故障や給排気用ブロワ
8a,8bと乗りかご6とを接続する連通管15a,1
5bの破損、詰まりなどが発生し、室内用絶対圧力計1
1aで計測される気圧データが予め設定した気圧許容範
囲データ19を越えて外れた場合、コンピュータ12は
給排気用ブロワ8a,8bを停止制御することにより、
乗りかご6内の気圧を大気圧となるように制御する。
【0051】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、気圧制御装置10の一構成部分として設置されてい
る給排気用ブロワ8a,8bの故障や連通管15a,1
5bの破損、詰まりが生じ、乗りかご6内の気圧が気圧
許容範囲データ19を越えたとき、乗りかご6内の気圧
を大気圧にすることにより、乗りかご6内の乗客に対
し、耳詰まりなどの不快感を緩和することができる。
【0052】また、本発明装置においては、乗りかご6
に対する空気の入出力に給排気用ブロワ8a,8bを用
いているので、これら給排気用ブロワ8a,8bの故障
時に常に大気側の状態に設定することが可能であり、従
来の気圧制御方式のように開閉電磁弁57、流量調節弁
62の故障時に乗りかご6内の空気の流入が遮断される
といった恐れがなくなり、乗りかご内の酸素が欠乏する
事態を未然に回避することが可能である。
【0053】(第2の実施の形態)この発明に係わるエ
レベータ装置の実施形態は、第1の実施の形態と同様な
構成であるので、その詳しい構成は第1の実施の形態の
説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分につ
いて説明する。
【0054】この実施の形態は、図2に示すように気圧
制御装置10と乗りかご6の昇降制御を行うエレベータ
主制御装置20とが有線または無線で接続され、相互に
信号の授受を行うことにより、気圧制御装置10の故障
時、エレベータ主制御装置20が乗りかご6を適切に制
御する形態例である。
【0055】すなわち、本発明に係わるエレベータ装置
は、気圧制御装置10と乗りかご6を昇降制御するエレ
ベータ主制御装置20とが有線または無線で接続され、
相互に信号の授受を行う構成となっている。
【0056】この気圧制御装置10は、所定の周期ごと
に自身の動作状態信号または自身の故障時にエラー信号
をエレベータ主制御装置20に送信する。一方、エレベ
ータ主制御装置20は、例えば所定の周期ごとに確認信
号を送信し、気圧制御装置10からの応答信号を受ける
とか、或いは気圧制御装置10からのエラー信号を受信
したときに何らかの故障が発生したと判断する。
【0057】すなわち、気圧制御装置10が故障した場
合、所定の周期ごとの動作状態信号が断となるか、故障
によるエラー信号がエレベータ主制御装置20に送信さ
れる。この主制御装置20は、気圧制御装置10に何ら
かの故障が発生したと判断した場合、乗りかご6内の気
圧を制御しながら昇降させていた故障前の速度に比べ、
乗客に不快感を与えない予め定める所定の速度だけ遅い
昇降速度により乗りかご6の昇降を制御する。
【0058】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、気圧制御装置10が故障した場合、故障前の速度に
比べて所要とする速度だけ遅くすることにより、乗りか
ご6内の気圧が制御されていない場合でも、何ら乗りか
ご6内の乗客に耳詰まりなどの不快感な影響を与えるこ
となく、到着予定階に乗客を運ぶことが可能である。
【0059】(第3の実施の形態)本発明に係わるエレ
ベータ装置の実施形態は、第1の実施の形態と同様な構
成であるので、その詳しい構成は第1の実施の形態の説
明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分につい
て説明する。
【0060】この実施の形態は、到着予定階の予定到着
時間よりも多少早めに乗りかご6内の気圧を到着予定階
の気圧に制御し、到着予定階停止の戸開時に直ちに到着
階床の大気圧にする形態例である。
【0061】通常、乗りかご昇降時の乗りかご6内の気
圧は、図4に示すごとく開始階の気圧P1と到着予定階
の気圧P2とが分っている場合と開始階の気圧P1から
到着予定階の気圧P2を算出する場合の2通りがある。
前者の場合には、設定データ記憶部14に開始階の気圧
P1から到着予定階までの各階ごとの気圧P2に関する
データが設定されている。一方、後者の場合には、乗り
かご6の気圧がほぼ直線状に推移させること、また所定
の気圧変化率で気圧を変化させること等から、設定デー
タ記憶部14に予め設定される演算式に従い、開始階の
気圧P1から到着予定階の気圧P2を算出することが可
能である。
【0062】そこで、本発明に係わるエレベータ装置の
一構成要素である気圧制御装置10は、開始階の気圧P
1と到着予定階の気圧P2が分っている場合または開始
階の気圧P1から到着予定階の気圧P2を算出できる場
合、予め知り得る昇降距離と昇降速度とから乗りかご6
の昇降開始から到着階の停止・戸開までの時間T2を算
出した後、この時間T2から数秒手前の時間T1で到着
予定階の気圧P2となるように気圧変化率を上げるよう
に乗りかご6内の気圧を制御し、乗りかご6が昇降開始
から時間T1に達したとき、乗りかご6内の気圧制御を
停止し、到着予定階の大気圧の状態になるようにする。
【0063】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、乗りかご6が到着予定階床に到着しかごドアが戸開
する数秒前に乗りかご6内の気圧が大気圧に近い状態と
なって停止するので、従来のようにかごドアを戸開する
直前まで気圧を制御する場合に比較し、乗りかご6内の
気圧が戸開時に到着階床の気圧状態となっているので、
乗りかご6の乗客に対して耳詰まりなどの不快感与える
程度を大幅に軽減できる。
【0064】(第4の実施の形態)本発明に係わるエレ
ベータ装置の実施形態は、第1の実施の形態と同様な構
成であるので、その詳しい構成は第1の実施の形態の説
明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分につい
て説明する。
【0065】この実施の形態は、かご昇降時に最寄階か
らかご呼びがあった場合、そのかご呼び時点から最寄階
床の気圧に近づくように制御する形態例である。
【0066】このエレベータ装置は、エレベータ主制御
装置20と気圧制御装置10とからなり、エレベータ主
制御装置20は、乗りかご6を所定の昇降速度で目的階
まで昇降する制御を行い、一方、気圧制御装置10は、
乗りかご6の昇降行程時、図5に示す気圧変化曲線(気
圧基準データ)18に従って乗りかご6内の気圧を制御
する。
【0067】ところで、乗りかご6の昇降途中で、T3
時刻に最寄階からかご呼びがあったとき、エレベータ主
制御装置20はそのかご呼びのあった最寄階にT4時刻
に到着し停止する。このとき、乗りかご6内の気圧P5
がドア戸開と同時に外気圧P4に変化する。その結果、
乗りかご6の乗客はP5−P4の内外気圧差21を受
け、耳詰まりなどの不快感な状態が生じる。
【0068】そこで、本発明に係わるエレベータ装置で
は、エレベータ主制御装置20から最寄階のかご呼び情
報を受けると、気圧制御装置10は、かご呼び情報の受
信時点T3での室内用絶対圧力計11aの計測値である
乗りかご6内の気圧P3を取り込んで適宜な記憶手段に
記憶する一方、この乗りかご6内の気圧P3とかご呼び
が発せられた予め記憶される最寄階床の気圧P4との気
圧差(P4−P3)と、かご呼びが発せられた時点T3
と到着予定階に到着するまでの時点T4までの時間差
と、到着するまでの乗りかご6の昇降速度とから、かご
呼びが発せられた時点T3の乗りかご内気圧P3が到着
予定階床の気圧P4になるように、ほぼ直線に近い状態
となるような気圧変化率22に基づいて乗りかご6内の
気圧(復圧)を制御する。
【0069】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、乗りかご6の昇降途中で最寄階に停止する指示があ
った場合、乗りかご6内の気圧を直ちに到着予定階床の
気圧P4に近づくように気圧変化率22を変更して乗り
かご6内の気圧を制御するので、乗りかご6内の乗客に
与える耳詰まりなどの不快感な状態を緩和しつつ最寄階
に停止させることができる。
【0070】(第5の実施の形態)この発明に係わるエ
レベータ装置の実施形態は、第1の実施の形態と同様な
構成であるので、その詳しい構成は第1の実施の形態の
説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分につ
いて説明する。
【0071】この実施の形態は、乗りかご6の昇降途中
で、最寄階からかご呼びがあり、エレベータ主制御装置
20がそのかご呼びのあった最寄階に乗りかご6を停止
させる点で第4の実施の形態と同じである。
【0072】この実施の形態は、同じく最寄階からのか
ご呼びに対し、給排気用ブロワ8a,8bの回転を停止
させる形態例である。
【0073】すなわち、このエレベータ装置は、乗りか
ご6の昇降途中で最寄階からかご呼びが発せられたと
き、エレベータ主制御装置20は、かご呼びのあった最
寄階に乗りかご6を停止させるとともに、その最寄階停
止指示情報を気圧制御装置10に送信する。
【0074】ここで、気圧制御装置10は、最寄階停止
指示情報を受けたとき、給排気用ブロワ8a,8bの回
転を停止し、乗りかご6内にかご外部の空気を流入さ
せ、乗りかご6内の気圧を最寄階床の大気圧に等しくな
るようにする。但し、ここで対象となる最寄階とは昇降
途中階から予め定められる階数以内の階を意味する。
【0075】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、最寄階からかご呼びを受けたとき、気圧制御装置1
0は、給排気用ブロワ8a,8bの回転を停止し、数秒
以内に大気圧となり、最寄階に着床する前に最寄階床の
大気圧とすることができ、乗りかご6内の乗客に与える
耳詰まりなどの不快感な状態を迅速に緩和させつつ最寄
階に停止させることができる。
【0076】(第6の実施の形態)この発明に係わるエ
レベータ装置の実施形態は、第1の実施の形態と同様な
構成であるので、その詳しい構成は第1の実施の形態の
説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分につ
いて説明する。
【0077】この実施の形態は、乗りかご6の昇降途中
で、当該気圧制御装置10を除くエレベータ装置に何ら
かの故障が発生した場合の対策例である。
【0078】すなわち、気圧制御装置10は、エレベー
タ主制御装置20から随時送られてくる信号の授受が途
絶えた場合、或いはエレベータ主制御装置20から故障
情報が送られてきた場合、気圧制御装置10を除くエレ
ベータ装置に関連する故障と判断し、給排気用ブロワ8
a,8bの回転を停止させ、乗りかご6内の気圧の制御
を停止し、給排気用ブロワを介してかご外部の大気圧を
前記乗りかごに流入させる構成である。
【0079】従って、この実施の形態によれば、乗りか
ご6の昇降途中で気圧制御装置10を除くエレベータ装
置で何らかの故障が発生した場合、その故障発生時点で
乗りかご6が停止する可能性があるので、速やかに乗り
かご6内の気圧を大気圧にするので、乗りかご6内の乗
客に対する気圧差の影響を極力低減することができる。
【0080】(第7の実施の形態)この発明に係わるエ
レベータ装置の実施形態は、第1の実施の形態と同様な
構成であるので、その詳しい構成は第1の実施の形態の
説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分につ
いて説明する。
【0081】この実施の形態は、乗りかご6の昇降途中
で、気圧制御装置10を除くエレベータ装置に何らかの
故障が発生した場合のもう1つの対策例である。
【0082】気圧制御装置10は、エレベータ主制御装
置20から随時送られてくる信号の授受が途絶えた場
合、或いはエレベータ主制御装置20から故障情報が送
られてきた場合、気圧制御装置10を除くエレベータ装
置に関連する故障と判断し、給排気用ブロワ8a,8b
の回転を停止させ、乗りかご6内の気圧の制御を停止
し、乗りかご6内の気圧を大気圧に近づける点におい
て、第6の実施の形態と同様である。
【0083】さらに、気圧制御装置10は、給排気用ブ
ロワ8a,8bの回転停止後、乗りかご6の室内用絶対
圧力計11aで計測される気圧と室外用絶対圧力計11
bで計測される気圧とを逐次取り込み、かご室内気圧が
室外気圧にほぼ等しくなったとき、給排気用ブロワ8
a,8bを回転させ、乗りかご6内に空気を流入させる
ことにより、乗りかご6内を換気する。
【0084】なお、乗りかご6内の気圧が大気圧となっ
たか否かの判断は、予め設定データ記憶部14に各階床
の気圧を設定しておけば、室外用絶対気圧計11bで計
測される気圧を取り込まずに同様な判断をすることがで
きる。
【0085】従って、この実施の形態においても、乗り
かご6の昇降途中で気圧制御装置10を除くエレベータ
装置に何らかの故障が発生した場合、給排気用ブロワ8
a,8bを停止させた後、乗りかご6の内外気圧差を監
視し、室内気圧が室外気圧にほぼ等しくなったとき、給
排気用ブロワ8a,8bを回転させ、乗りかご6内を換
気するので、第6の実施の形態と同様な効果を奏する
他、気圧制御装置10を除くエレベータ装置に関連する
故障の場合には乗りかご6の換気が不能となっている場
合も予想されるが、給排気用ブロワ8a,8bの回転に
よる換気によって乗客に安心感を与えることができる。
【0086】(第8の実施の形態)この発明に係わるエ
レベータ装置の実施形態は、第1の実施の形態と同様な
構成であるので、その詳しい構成は第1の実施の形態の
説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分につ
いて説明する。
【0087】この実施の形態は、乗りかご6内の気圧を
制御しない以下のモード時の気圧制御装置10による乗
りかごの別の制御例である。
【0088】エレベータ主制御装置20は、予め乗り
かご6内の気圧を変化させない短い移動距離による昇降
を行う場合、エレベータ装置に関する点検保守等の作
業を行う場合、気圧制御装置10を除くエレベータ装
置に何らかの故障が発生したときの修理作業を行ってい
る場合、気圧を変化させない昇降モード、保守作業モー
ド、エレベータの故障による修理作業モードを気圧制御
装置10に送信する。
【0089】そこで、気圧制御装置10は、前述するモ
ード情報を受け取ると、予め乗りかご6を換気するため
に定める回転数で給排気用ブロワ8a,8bを回転さ
せ、気圧制御でなく、専ら乗りかご6の換気制御を行う
ものである。
【0090】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、以上のような所定のモード時、乗りかご6内に乗客
または作業員が乗って低速の状態で昇降しているが、例
えば乗りかご6内に大勢の乗客が乗っていたり、作業員
が長時間にわたって作業をしているが、給排気用ブロワ
8a,8bを回転させて乗りかご6内を換気することに
より、乗りかご内の酸素が欠乏する事態を未然に回避す
ることができ、乗客の安全にも十分な配慮を払うことが
できる。
【0091】(第9の実施の形態)この発明に係わるエ
レベータ装置の実施形態は、第1の実施の形態と同様な
構成であるので、その詳しい構成は第1の実施の形態の
説明に譲り、以下、本実施の形態で特に異なる部分につ
いて説明する。
【0092】この実施の形態は、低容量化のブロワ8
a,8bを実現するための気圧制御装置10によるブロ
ワ8a,8bの制御例である。
【0093】一般に、時間とブロワ8a,8bの周波数
との関係は、時間に対するほぼ2乗カーブで周波数を変
化させることにより、乗りかご内の気圧を急激に変化さ
せる必要がある。すなわち、周波数を上げ、風量を多く
し、乗りかご6内の気圧を急激に変化させるめは、ブロ
ワ8a,8bの周波数を上げることが条件となる。この
ことは、従来例で述べたように給排気用ブロワ8a,8
bの容量を大きくしなければならず、高重量、高価格と
なる。
【0094】そこで、本発明に係わるエレベータ装置で
は、気圧制御装置10は、図6に示すように予め設定デ
ータ記憶部14に設定されている低い回転数(図示イ)
に基づいて給排気用ブロワ8a,8bを回転させてお
き、エレベータ制御装置20から乗りかご6の昇降開始
に伴う最初の昇降指令をうけたとき、つまり乗りかご6
内の気圧を変化させるための指令を受けたとき、前記設
定された低い周波数の回転から給排気用ブロワ8a,8
bの回転周波数を上げていき、乗りかご6内の気圧を制
御し、比較的少ない周波数の変化で所要とする気圧に達
するようにする。
【0095】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、乗りかご6内の気圧を急激に上昇させることなく所
要の気圧に制御でき、結果として給排気用ブロワ8a,
8bの低容量化を実現でき、気圧制御装置10の軽量化
および低価格化を図ることができる。
【0096】その他、本発明の他の実施の形態として
は、高層ビルに設置される乗りかご6は、気圧を変化さ
せる観点から、空気の漏れ量を少なくした気密構造形が
多くなってきているが、例えば図7に示すように乗りか
ご6の天井面に空気を循環させるための循環用ブロワ2
3を設けるようにしてもよい。
【0097】このように循環用ブロワ23を設ければ、
気圧を適切に変化させるために気密度を高めた乗りかご
6であっても、当該乗りかご6内の空気を適切に循環さ
せることが可能であり、ひいては乗りかご6内の乗客に
快適な乗り心地を提供することができる。
【0098】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解
決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの
構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合に
は、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、給
排気用ブロワ、連通管等の構成部品が故障した場合、当
該給排気用ブロワの制御を停止することにより、乗りか
ご内の酸素の欠乏を未然に回避できるエレベータ装置を
提供できる。
【0100】また、本発明は、乗りかごの気圧を制御す
る気圧制御装置の故障等の時、乗りかごの昇降を低速に
制御するとか、或いは乗りかごの昇降途中で最寄階のか
ご呼び時に乗りかご内の気圧を当該最寄階床の気圧に近
づけるように制御するので、乗客に与える耳詰まりなど
の不快感を極力緩和できるエレベータ装置を提供でき
る。
【0101】さらに、本発明の他の目的は、給排気用ブ
ロワの容量を低減化し、結果として軽量化および価格の
低減化を実現するエレベータ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るエレベータ装置の一設置形態を
説明する図。
【図2】 本発明に係るエレベータ装置のうち、特に要
部の一実施形態を示す構成図。
【図3】 本発明に係るエレベータ装置における第1の
実施形態を説明するための乗りかご内の気圧制御時と非
気圧制御時の気圧変化特性図。
【図4】 本発明に係るエレベータ装置における第3の
実施形態を説明する乗りかご内気圧制御の特性図。
【図5】 本発明に係るエレベータ装置における第4の
実施形態を説明する昇降途中での最寄階かご呼び時の乗
りかご内気圧制御の特性図。
【図6】 本発明に係るエレベータ装置における第9の
実施形態を説明する給排気用ブロワの制御周波数の特性
図。
【図7】 本発明に係るエレベータ装置の変形例を説明
する図。
【図8】 乗りかご内の気圧制御を説明する従来の気圧
制御装置を示す構成図。
【図9】 乗りかご内の気圧制御を説明する従来の他の
気圧制御装置を示す構成図。
【符号の説明】
1…高層ビル 2…昇降路 6…乗りかご 8…ブロワ(8a…給気用ブロワ、8b…排気用ブロ
ワ) 10…気圧制御装置 11a…室内用絶対圧力計 11b…室外用絶対圧力計 12…コンピュータ 13a…給気用インバータ 13b…排気用インバータ 14…設定データ記憶部 15a,15b…連通管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三島 浩一 東京都府中市東芝町1番地 東芝エレベー タ株式会社府中工場内 Fターム(参考) 3F002 CA10 GA02 GB02 3F304 CA11 DA11 EA22 EB16

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータ乗りかごを昇降制御するエレ
    ベータ装置において、 所定の気圧変化率をもつ気圧基準データおよび当該気圧
    基準データに対する所定幅の気圧許容範囲データを設定
    するデータ設定手段と、 前記エレベータ乗りかごに連通管を介して給排気用ブロ
    ワが設けられ、昇降行程のもとに定められる前記気圧基
    準データに基づいて前記給排気用ブロワを回転制御し、
    当該乗りかご内を所要の気圧に制御する気圧制御手段
    と、前記連通管を含む給排気用ブロワ等の構成部品の故
    障に伴い、前記乗りかご内から計測される気圧が前記気
    圧許容範囲データを越えたと判断した場合、前記給排気
    用ブロワの回転制御を停止する停止制御手段とを設けた
    気圧制御装置とを備え、 前記乗りかご内の気圧を大気圧とすることを特徴とする
    エレベータ装置。
  2. 【請求項2】 昇降行程に応じて乗りかご内の気圧を所
    要の気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置
    に有線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う
    前記乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが
    設けられ、 このエレベータ主制御装置は、前記授受信号から前記気
    圧制御装置が故障と判断した場合、故障前の乗りかごの
    昇降速度よりも遅い速度で昇降制御する手段を設けたこ
    とを特徴とするエレベータ装置。
  3. 【請求項3】 エレベータ乗りかごを所定の昇降速度で
    昇降制御し、かつ、昇降行程に応じて当該乗りかご内の
    気圧を制御するエレベータ装置において、 前記乗りかごの昇降開始階から到着予定階までの昇降距
    離および前記昇降速度から到着予定階停止までの時間を
    算出する手段と、前記乗りかごが到着予定階に到着する
    前記算出時間の所定時間前の時刻に前記到着予定階の既
    知気圧に到達するするように前記乗りかご内の気圧を制
    御し、前記乗りかごが所定時間前の時刻に達したときに
    前記乗りかご内の気圧の制御を終了する手段とを有する
    気圧制御装置を備えたことをことを特徴とするエレベー
    タ装置。
  4. 【請求項4】 昇降行程に応じて乗りかご内の気圧を所
    要の気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置
    に有線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う
    前記乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが
    設けられ、 前記気圧制御装置は、乗りかご昇降途中で前記エレベー
    タ主制御装置から最寄階のかご呼びによる停止の指示を
    受けた場合、この停止指示を受けたときの当該乗りかご
    内の気圧から前記かご呼びのあった最寄階の既知気圧に
    近づけるように気圧変化率を変更する手段を設けたこと
    を特徴とするエレベータ装置。
  5. 【請求項5】 エレベータ乗りかごに連通管を介して給
    排気用ブロワが設けられ、昇降行程に応じて前記給排気
    用ブロワを回転制御し、当該乗りかご内の気圧を所要の
    気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有
    線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記
    乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設け
    られ、 前記気圧制御装置は、乗りかご昇降途中で前記エレベー
    タ主制御装置から最寄階のかご呼びによる停止の指示を
    受けた場合、前記給排気用ブロワの回転を停止させる手
    段を設け、この給排気用ブロワを介してかご外部の大気
    圧を前記乗りかごに流入させることを特徴とするエレベ
    ータ装置。
  6. 【請求項6】 エレベータ乗りかごに連通管を介して給
    排気用ブロワが設けられ、昇降行程に応じて前記給排気
    用ブロワを回転制御し、当該乗りかご内の気圧を所要の
    気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有
    線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記
    乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設け
    られ、 前記気圧制御装置は、前記エレベータ主制御装置との間
    の授受信号から当該気圧制御装置を除く他の部分の故障
    と判断した場合、前記給排気用ブロワの回転を停止させ
    る手段を設け、この給排気用ブロワを介してかご外部の
    大気圧を前記乗りかごに流入させることを特徴とするエ
    レベータ装置。
  7. 【請求項7】 エレベータ乗りかごに連通管を介して給
    排気用ブロワが設けられ、昇降行程に応じて前記給排気
    用ブロワを回転制御し、当該乗りかご内の気圧を所要の
    気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有
    線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記
    乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設け
    られ、 前記気圧制御装置は、前記エレベータ主制御装置との間
    の授受信号から当該気圧制御装置を除く他の部分の故障
    と判断した場合、前記給排気用ブロワの回転を停止させ
    る手段と、この給排気用ブロワの回転停止後、前記乗り
    かごの室内気圧が室外気圧にほぼ等しくなったとき、前
    記給排気用ブロワを回転制御し当該乗りかごを換気制御
    する手段とを設けたことを特徴とするエレベータ装置。
  8. 【請求項8】 エレベータ乗りかごに連通管を介して給
    排気用ブロワが設けられ、昇降行程に応じて前記給排気
    用ブロワを回転制御し、当該乗りかご内の気圧を所要の
    気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有
    線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記
    乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設け
    られ、 前記気圧制御装置は、前記エレベータ主制御装置から非
    気圧制御モード、保守作業モードおよびエレベータ修理
    作業モードの何れかのモード情報を受けた場合、前記給
    排気用ブロワを換気に必要な所要の回転数で回転制御す
    る手段を設けたことを特徴とするエレベータ装置。
  9. 【請求項9】 エレベータ乗りかごに連通管を介して給
    排気用ブロワが設けられ、昇降行程に応じて前記給排気
    用ブロワを回転制御し、当該乗りかご内の気圧を所要の
    気圧に制御する気圧制御装置と、この気圧制御装置に有
    線または無線で接続され、相互に信号の授受を行う前記
    乗りかごを昇降制御するエレベータ主制御装置とが設け
    られ、 前記気圧制御装置は、予め所定の低い周波数で前記給排
    気用ブロワを回転制御し、前記エレベータ主制御装置か
    ら前記乗りかごの昇降開始に伴う昇降指令を受けた場
    合、前記所定の低い周波数から前記給排気用ブロワの回
    転周波数を上げながら前記乗りかご内の気圧を制御する
    手段を設けたことを特徴とするエレベータ装置。
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