JP2003118173A - インクジェットによる光ディスクへの画像形成方法 - Google Patents

インクジェットによる光ディスクへの画像形成方法

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JP2003118173A
JP2003118173A JP2001312568A JP2001312568A JP2003118173A JP 2003118173 A JP2003118173 A JP 2003118173A JP 2001312568 A JP2001312568 A JP 2001312568A JP 2001312568 A JP2001312568 A JP 2001312568A JP 2003118173 A JP2003118173 A JP 2003118173A
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Kazu Shimizu
和 清水
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4071Printing on disk-shaped media, e.g. CDs

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  • Ink Jet (AREA)
  • Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
  • Printing Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 処理速度が遅い問題を改善して光ディスクへ
の画像形成を効率的に実行し、またカラー画像と下地の
白印刷の合わせを容易にする。 【解決手段】 光ディスク1に白地を印刷する白地印刷
工程と、該白地印刷工程を終了した直線状配列の複数の
光ディスクに対してインクジェットプリンターでそれぞ
れ画像を形成する描画工程とを備える。各光ディスク1
は、パレット11上に直線状配列で保持され、前記イン
クジェットプリンターのプリンターヘッドH1は、前記
直線状配列方向に走査されるものであり、1回の走査範
囲に直線状配列の光ディスクの全てが含まれるようにし
て、印刷処理の高速化を図っている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD,CD−RO
M,VCD,CD−R,CD−RW,DVD,DVD−
R,DVD−RW,DVD−RAM,DVR等の光ディ
スクのレーベル印刷に好適なインクジェットによる光デ
ィスクへの画像形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在使われている光ディスクへの画像形
成方法には主に下記の3方式が有る。 スクリーン印刷法 オフセット印刷法 インクジェットプリンター法
【0003】光ディスクには、CD,CD−ROM,V
CD,CD−R,CD−RW,DVD,DVD−R,D
VD−RW,DVD−RAM,DVR等の種類が有る
が、上記のメディアはいずれもレーベル印刷が不可欠で
ある。
【0004】現在最も使われている印刷方法はのスク
リーン印刷である。その理由は文字等を印刷した場合、
鮮明度が他の方法に比し優れている事と印刷方法が比較
的簡単な事による。しかし、この方法はグラフィック
(カラー)印刷には適していない。
【0005】次に多く使われている方法はのオフセッ
ト印刷である。この方法はのスクリーン印刷が不得意
としているグラフィック(カラー)印刷に優れ、VC
D,DVDに多く使われている。
【0006】のインクジェットプリンター法は主に量
の少ない光ディスクへの画像形成に使用されている。そ
の理由はこの方法では、印刷に必要なフィルム、印刷版
が不要であるため、に比し費用面でメリットが有る
ためである。しかし、この方法の弱点は印刷速度が他の
方法に比し極端に遅い為、大量生産には不向きな事であ
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】現在、光ディスク生産
工場では大量のディスクを安く生産しなければならない
為、上記した理由でレーベル印刷にはのスクリーン印
刷とのオフセット印刷が使われている。しかし、これ
らの印刷方式の場合、フィルムと版が不可欠である。ま
た、品種(レーベル)の変更の度に、見当(位置合わ
せ)と色調合わせの為に大量のダミーディスク(捨てる
ディスク)を必要とする。
【0008】光ディスクの大部分は多品種少量であるた
め、上記の問題を解決出来る新しい画像形成方法が求め
られている。
【0009】また、光ディスクヘのレーベル印刷デザイ
ンはカラー化が求められおり、しかもカラー画像と下地
の白印刷の合わせが必要なデザインも有る。従って、新
しい画像形成方法は上記の全ての問題点を解決するもの
でなければならない。
【0010】本発明の第1の目的は、上記の点に鑑み、
インクジェットで画像形成する際の処理速度が遅いとい
う問題を改善して光ディスクへの画像形成を効率的に実
行可能で、多品種少量生産に適したインクジェットによ
る光ディスクへの画像形成方法を提供することにある。
【0011】本発明の第2の目的は、レーベル印刷デザ
インのカラー化に適し、しかもカラー画像と下地の白印
刷の合わせが容易なインクジェットによる光ディスクへ
の画像形成方法を提供することにある。
【0012】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願請求項1の発明に係るインクジェットによる光
ディスクへの画像形成方法は、光ディスクに白地を印刷
する白地印刷工程と、該白地印刷工程を終了した直線状
配列の複数の光ディスクに対してインクジェットプリン
ターでそれぞれ画像を形成する描画工程とを備え、前記
インクジェットプリンターのプリンターヘッドは、前記
直線状配列方向に走査されるものであり、1回の走査範
囲に直線状配列の光ディスクの全てが含まれるようにし
たことを特徴としている。
【0014】本願請求項2の発明に係るインクジェット
による光ディスクへの画像形成方法は、光ディスクに白
地を印刷する白地印刷工程と、インクジェットのための
受理層を前記白地上に印刷する受理層印刷工程と、前記
受理層印刷を終了した直線状配列の複数の光ディスクに
対してインクジェットプリンターでそれぞれ画像を形成
する描画工程と、前記描画工程後の光ディスクに保護層
を印刷する保護層印刷工程とを備え、前記インクジェッ
トプリンターのプリンターヘッドは、前記直線状配列方
向に走査されるものであり、1回の走査範囲に直線状配
列の光ディスクの全てが含まれるようにしたことを特徴
としている。
【0015】本願請求項3の発明に係るインクジェット
による光ディスクへの画像形成方法は、請求項1又は2
において、前記直線状配列の光ディスクが前記プリンタ
ーヘッドの走査方向に直交する方向に移動されることを
特徴としている。
【0016】本願請求項4の発明に係るインクジェット
による光ディスクへの画像形成方法は、請求項1,2又
は3において、前記直線状配列の光ディスクが複数列並
べてあり、複数のインクジェットプリンターが異なる直
線状配列の光ディスクに対して前記描画工程をそれぞれ
実行することを特徴としている。
【0017】本願請求項5の発明に係るインクジェット
による光ディスクへの画像形成方法は、請求項1,2,
3又は4において、前記直線状配列の光ディスクをパレ
ット上に真空吸着して搬送することを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクジェッ
トによる光ディスクへの画像形成方法の実施の形態を図
面に従って説明する。
【0019】図1は本発明に係るインクジェットによる
光ディスクへの画像形成方法の実施の形態を示す。この
図において、1は光ディスク、2は光ディスクを多数枚
保管した供給部であり、この供給部2は等角度間隔で間
欠回転するスタックテーブル(ターンテーブル)3を備
え、スタックテーブル3上には光ディスク1が複数枚積
まれた複数のスピンドル4が搭載できる。
【0020】装置本体の基台10上には、複数の光ディ
スク1を直線状配列で載置するディスク搬送用パレット
11が複数個直線移動自在(X方向及びY方向の経路に
沿って移動自在)に設けられる。各パレット11は載置
された光ディスク1を真空吸着して保持する。また、基
台10上には、供給部2からパレット11のディスク供
給位置に移載する光ディスク1のID(刻印又はバーコ
ード)を検査するためにID検査機12が配置されてい
る。
【0021】前記ディスク搬送用パレット11がその長
手方向(光ディスクの直線配列方向;X方向)に移動す
る第1の移動経路には、白地印刷ステーションS1、第
1UVステーションS2、受理層印刷ステーションS
3、第2UVステーションS4がそれぞれ配置されてい
る。この第1の移動経路においては、パレット11は光
ディスク1の配列ピッチ1個分ずつ移動する。白地印刷
ステーションS1は、スクリーン印刷機でグラフィック
(カラー)デザインを再現するために必要な白色の紫外
線硬化インク(ペースト状塗料)を光ディスク1に印刷
塗布する(白地印刷工程実行;スクリーン印刷No.
1)。受理層印刷ステーションS3は、粘度が非常に低
いインクジェット用インクがきれいに光ディスク1に印
刷(着地)できるようにするための受理層となる紫外線
硬化インク(ペースト状塗料)をスクリーン印刷機で光
ディスク1に印刷塗布する(受理層印刷工程実行;スク
リーン印刷No.2)。第1及び第2UVステーション
S2,S4は白地及び受理層に紫外線乾燥機から紫外線
を照射して乾燥、硬化させる(UV1,UV2)。
【0022】第1の移動経路を通過したパレット11
は、第2の移動経路に移り、ここではパレット11の長
手方向に直交する方向(光ディスクの直線配列に直交す
る方向;Y方向)に移動する。この第2の移動経路に
は、インクジェットプリンター・ステーションS5−1
があり、パレット11上の直線状配列の光ディスク1に
対向して第1インクジェットプリンターのプリンターヘ
ッド(インクジェットノズル)H1を直線状配列方向
(X方向)に走査する機構が設けられ、1回の走査範囲
に1列分の直線状配列の光ディスク1の全て(図示の場
合7枚)が含まれるようにしている。このインクジェッ
トプリンター・ステーションS5−1では第1インクジ
ェットプリンターのプリンターヘッドH1が1回X方向
に走査する毎にY方向に正確に所定量ピッチ送りされる
ようになっている。従って、インクジェットプリンター
は、整列した複数枚の光ディスク上をプリンターヘッド
H1が高速往復運動をしてカラーの所望画像を形成する
ことで、描画工程を高速にて実行できる。
【0023】前記インクジェットプリンター・ステーシ
ョンS5−1を通過して第2の移動経路を通過したパレ
ット11は第3の移動経路に移り、ここではパレット1
1の長手方向(光ディスクの直線配列方向;−X方向)
に移動する。この第3の移動経路には、始めにパレット
11上の光ディスク1に対応して印刷面検査機13が設
置され、その後に、保護層印刷ステーションS6、第3
UVステーションS7がそれぞれ配置されている。保護
層印刷ステーションS6は、インクジェットプリンター
で光ディスク上に付着させたインクジェット用インクの
密着力、耐光性、耐水性を補うための保護層となる紫外
線硬化インク(ペースト状塗料)をスクリーン印刷機で
光ディスク1に印刷塗布する(保護層印刷工程実行;ス
クリーン印刷No.3)。第3UVステーションS7は
保護層に紫外線乾燥機から紫外線を照射して乾燥、硬化
させるものである(UV3)。そして、パレット11の
ディスク排出位置から印刷済みの光ディスク1を受け取
る排出部20は、等角度間隔で間欠回転するスタックテ
ーブル(ターンテーブル)21を備える。スタックテー
ブル21上には光ディスク1を複数枚受け取ることので
きる複数のスピンドル4が搭載されている。
【0024】次に、光ディスクへの画像形成手順につい
て説明する。
【0025】供給部2が備えるスタックテーブル3上に
は未処理の光ディスク1の積まれたスピンドル4が搭載
され、スピンドル4から光ディスク1を1枚ずつID
(刻印又はバーコード)検査位置に移載する。この検査
位置に設置されたID検査機12で正常と判別された光
ディスク1はディスク搬送用パレット11のディスク供
給位置に移載される。ID検査で不良と判別されたディ
スクは基台10上のNG位置15に排出される。
【0026】パレット11は第1の移動経路で当該パレ
ット長手方向に移動し、光ディスク1の配列間隔の1ピ
ッチずつ間欠送りされる。そして、白地印刷ステーショ
ンS1にて、スクリーン印刷機でグラフィック(カラ
ー)デザインを再現するために必要な白色の紫外線硬化
インクを光ディスク1に印刷塗布し(白地印刷工程実
行;スクリーン印刷No.1)、第1UVステーション
S2にて白地に紫外線乾燥機から紫外線を照射して乾
燥、硬化させる(UV1)。その後、受理層印刷ステー
ションS3にて、粘度が非常に低いインクジェット用イ
ンクがきれいに光ディスク1に印刷(着地)できるよう
にするための受理層となる紫外線硬化インクをスクリー
ン印刷機で光ディスク1に印刷塗布し(受理層印刷工程
実行;スクリーン印刷No.2)、第2UVステーショ
ンS4にて受理層に紫外線乾燥機から紫外線を照射して
乾燥、硬化させる(UV2)。
【0027】これらの処理が終了後、パレット11は第
2の移動経路に移り、当該パレット長手方向に直交する
方向に移動し、インクジェットプリンター・ステーショ
ンS5−1にて、パレット11上の直線状配列の光ディ
スク1に対向する第1インクジェットプリンターのプリ
ンターヘッド(インクジェットノズル)H1が直線状配
列方向(X方向)に走査することで1列配列を7枚の光
ディスク全てに対して一度に第1インクジェットプリン
ターによる印刷を光ディスク受理層上に実行する。すな
わち、プリンターヘッドH1が1回X方向に走査する毎
にパレット11がY方向に正確に所定量ピッチ送りされ
る動作を繰り返し行って、1列全部の光ディスク1にイ
ンクジェットプリンターによる同一の画像形成を一度に
行う(描画工程実行)。ここで、印刷品質を上げたい場
合はパレット11の送りピッチを細かくし、印刷品質を
上げる必要の無い場合は送りピッチを大きくする事も出
来る。ピッチの大小により生産量は異なる。なお、1列
の光ディスクに同一画像を形成するとしたが、互いに異
なる画像を形成することも可能である。
【0028】生産能力を2倍にしたい場合はインクジェ
ットプリンターをもう1台追加することにより解決出来
る。つまり、図1の点線のようにインクジェットプリン
ター・ステーションS5−2に第2インクジェットプリ
ンターを設置し、第2インクジェットプリンターのプリ
ンターヘッドH2でプリンターヘッドH1とは別の列の
パレット11上の光ディスクに対して印刷を並行して実
行すればよい。生産能力3倍の場合はもう1台追加す
る。
【0029】インクジェットプリンターによる処理が終
了した光ディスク1を載置したパレット11は第3の移
動経路に移り、この第3の移動経路に配された印刷面検
査位置にて、パレット11で運ばれて来た光ディスク1
の印刷品質を印刷面検査機13で検査する。その後、保
護層印刷ステーションS6にて、インクジェットプリン
ターで光ディスク上に付着させたインクジェット用イン
クの密着力、耐光性、耐水性を補うための保護層となる
紫外線硬化インクをスクリーン印刷機で光ディスク1に
印刷塗布し(保護層印刷工程実行;スクリーン印刷N
o.3)、第3UVステーションS7にて保護層に紫外
線乾燥機から紫外線を照射して乾燥、硬化させる(UV
3)。
【0030】そして、完成した光ディスク1をパレット
11上から1枚ずつ排出部20に移載するとき、印刷面
検査で不良と判断された不良ディスクは基台10上のN
G位置25に排出する。印刷面検査で正常と判別された
光ディスク1のみスタックテーブル21上の所定スピン
ドル4に移載される。
【0031】空になったパレット11は第4の移動経路
に移り、当該パレット長手方向に直交する方向(−Y方
向)に移動し、ディスク供給を受ける位置に戻り、以
後、第1の移動経路、第2の移動経路、第3の移動経
路、第4の移動経路の順に循環する。上記の全ての工程
で光ディスク1はパレット11上で真空吸着されたまま
搬送される。
【0032】この実施の形態によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0033】(1) インクジェットプリンターによる画
像形成であり、スクリーン印刷やオフセット印刷におい
て必要となるフィルムや印刷版が不要で多品種、少量生
産においても印刷コストを低減できる。また、フィル
ム、印刷版が不要であり、品種(レーベル)変更のたび
に、見当(位置合わせ)と色調合わせのためにダミーデ
ィスクを大量に無駄にする不都合がない。さらに、イン
クジェットプリンターとして6色(イエロー、マゼン
ダ、シアン、ブラック、ライトマゼンダ、ライトシア
ン)インク使用の機種を採用することで、高品質のカラ
ー印刷も可能である。
【0034】(2) 多数の光ディスク1に対して高速イ
ンクジェットプリンターで一度に画像を形成するため、
1枚の光ディスクの全領域を印刷後に次の光ディスクの
印刷にとりかかる場合に比べて印刷速度を高速化でき
る。つまり、インクジェットプリンターのプリンターヘ
ッドの1回の走査範囲に直線状配列の光ディスクの全て
が含まれるようにして、プリンターヘッドの走査を効率
的に実行し、生産効率を向上できる。これにより光ディ
スク製造工場で使用できる生産機となる。
【0035】(3) 複数のインクジェットプリンターが
光ディスク1の異なる直線状配列に対してインクジェッ
トによる描画工程を並行して実行するようにすれば、さ
らに生産能力を倍増させ得る。
【0036】(4) インクジェットによる画像形成に必
要な、白地層、インク受理層の形成工程がインラインに
組み込まれており、それらの工程に用いたパレット11
で光ディスク1を吸着保持したまま、インクジェットプ
リンターによるカラー画像形成を実行するため、光ディ
スク位置とカラー画像の位置関係を正確に規定でき、カ
ラー画像と下地白印刷の合わせを確実に実行可能であ
る。
【0037】(5) インクジェットプリンターはコンピ
ュータからのデジタル処理したデータを即時に出力(印
刷)できるため、スクリーン印刷機やオフセット印刷機
では不可能な1枚ずつ違った画像を高速で形成すること
ができる。すなわち、複数枚の光ディスク1に一度に形
成する画像は同一のものであっても、各光ディスク毎に
異なる画像であってもよいことになる。また、上記した
ように、無駄なダミーディスクも必要なくなる。
【0038】(6) インクジェットにより非接触で印刷
可能であり、圧力に非常に弱いCD−R、反りがディス
クの性能に大きく影響するDVD,CDV等にインクジ
ェット法は他の方法より有利である。
【0039】なお、上記実施の形態では白地印刷工程
と、受理層印刷工程とを独立して実行したが、光ディス
クにインクジェットのための受理層兼用の白地を印刷す
る白地印刷工程とし、その直後の紫外線照射、乾燥を省
略してインクジェットプリンターによる描画工程を実行
してもよい。つまり、生乾き状態の白地を受理層として
利用することも可能な場合がある。
【0040】上記実施の形態の構成は、現状のインクを
使用するインクジェットプリンターで光ディスクにカラ
ー印刷する場合であるが、インクジェットプリンターで
使用可能な紫外線硬化インクが実用化されれば、受理層
及び保護層の印刷工程を不要に出来、受理層印刷及び保
護層印刷のためのスクリーン印刷機が不要になり、さら
に装置は小型になり、安価になる。
【0041】また、上記実施の形態は、光ディスク本体
の製造ラインに対してはオフラインのインクジェットプ
リンターを用いた画像形成方法を例示したが、供給部側
のスタックテーブルを省き前工程と直結させる事も出来
るのでインラインのインクジェットプリンターを用いた
画像形成装置にも十分適用できる。インライン化する事
により光ディスクの製造工程が大幅に合理化出来るう
え、生産管理もし易くなる。
【0042】以上本発明の実施の形態について説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく請求項の記
載の範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当
業者には自明であろう。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係るイン
クジェットによる光ディスクへの画像形成方法によれ
ば、比較的少量であっても低コストで光ディスクに対す
る描画が可能であり、しかもインクジェットによる印刷
時間の短縮を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェットによる光ディスク
への画像形成方法の実施の形態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ディスク 2 供給部 3,21 スタックテーブル 4 スピンドル 10 基台 11 パレット 12 ID検査機 13 印刷面検査機 15,25 NG位置 20 排出部 S1 白地印刷ステーション S2 第1UVステーション S3 受理層印刷ステーション S4 第2UVステーション S5−1,S5−2 インクジェットプリンターステー
ション S6 保護層印刷ステーション S7 第3UVステーション

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクに白地を印刷する白地印刷工
    程と、該白地印刷工程を終了した直線状配列の複数の光
    ディスクに対してインクジェットプリンターでそれぞれ
    画像を形成する描画工程とを備え、 前記インクジェットプリンターのプリンターヘッドは、
    前記直線状配列方向に走査されるものであり、1回の走
    査範囲に直線状配列の光ディスクの全てが含まれるよう
    にしたことを特徴とするインクジェットによる光ディス
    クへの画像形成方法。
  2. 【請求項2】 光ディスクに白地を印刷する白地印刷工
    程と、インクジェットのための受理層を前記白地上に印
    刷する受理層印刷工程と、前記受理層印刷を終了した直
    線状配列の複数の光ディスクに対してインクジェットプ
    リンターでそれぞれ画像を形成する描画工程と、前記描
    画工程後の光ディスクに保護層を印刷する保護層印刷工
    程とを備え、 前記インクジェットプリンターのプリンターヘッドは、
    前記直線状配列方向に走査されるものであり、1回の走
    査範囲に直線状配列の光ディスクの全てが含まれるよう
    にしたことを特徴とするインクジェットによる光ディス
    クへの画像形成方法。
  3. 【請求項3】 前記直線状配列の光ディスクが前記プリ
    ンターヘッドの走査方向に直交する方向に移動される請
    求項1又は2記載のインクジェットによる光ディスクへ
    の画像形成方法。
  4. 【請求項4】 前記直線状配列の光ディスクが複数列並
    べてあり、複数のインクジェットプリンターが異なる直
    線状配列の光ディスクに対して前記描画工程をそれぞれ
    実行する請求項1,2又は3記載のインクジェットによ
    る光ディスクへの画像形成方法。
  5. 【請求項5】 前記直線状配列の光ディスクをパレット
    上に真空吸着して搬送する請求項1,2,3又は4記載
    のインクジェットによる光ディスクへの画像形成方法。
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