JP2003118124A - 熱除去能力が強化された熱インクジェットプリンタおよびその製造方法 - Google Patents

熱除去能力が強化された熱インクジェットプリンタおよびその製造方法

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JP2003118124A JP2002298462A JP2002298462A JP2003118124A JP 2003118124 A JP2003118124 A JP 2003118124A JP 2002298462 A JP2002298462 A JP 2002298462A JP 2002298462 A JP2002298462 A JP 2002298462A JP 2003118124 A JP2003118124 A JP 2003118124A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱除去能力の増強された熱インクジェットプ
リンタを提供する。 【解決手段】 熱インクジェットプリンタは、インク本
体240を中に保持するようになっている熱インクジェ
ットプリントヘッドを有する。加熱要素270a、27
0bは、熱を発生し、インク本体を加熱するために、イ
ンク本体と流体連通するようになっている。加熱要素に
よりインク本体が所定の温度に達すると、気泡260が
インク本体内に形成されてインク滴180を噴出する。
気泡の存在によりインク滴がプリンタの外に追いやられ
て記録媒体30上に画像20を形成する。伝導熱除去構
造290が加熱要素に熱的に連通していて、インク本体
にも流体連通している。加熱要素によって発生された熱
は、加熱要素から熱除去構造に伝達される。熱除去構造
は次に熱を、「無限」のヒートシンクとして機能するイ
ンク本体に引渡す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般にプリンタ装置
および方法に関し、より詳細には、熱除去能力を強化し
た、高速印刷に適合し熱抵抗器の寿命を長くした熱イン
クジェットプリンタ、およびそのプリンタの製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、画像通りに
インク滴を記録媒体上に噴出することによって、その記
録媒体上に画像を生成する。このプリンタが、普通紙に
印刷することができるだけでなく、ノンインパクト、静
音、低電力消費、低コストで動作する、という利点が、
インクジェットプリンタが市場に広く受け入れられてい
る主な理由である。
【0003】熱インクジェットプリンタの場合、プリン
トヘッド構造は、複数のノズルを含むノズル板をそれぞ
れ有する、単一または複数のインクカートリッジを含
む。それぞれのノズルは、プリントヘッドカートリッジ
内に形成した対応するインク噴出チャンバに連絡してい
る。カートリッジ内のそれぞれのインク噴出チャンバ
は、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、またはブラッ
クのインクを含んでいるインク供給槽から、インクを受
け取る。この点に関して、インク供給槽はカートリッジ
内にあって、「搭載された」すなわち内部インク槽を構
成していてもよい。または、「軸外」の、すなわち離れ
たインク供給槽から、管路によって、それぞれのカート
リッジに補給してもよい。いずれにせよ、それぞれのイ
ンク噴出チャンバはそれぞれのノズルに対向して形成さ
れているので、インク噴出チャンバとノズルとの間にイ
ンクがたまることができる。また、それぞれのインク噴
出チャンバ内には、抵抗ヒータが配置されており、抵抗
ヒータは、コントローラに接続されている。コントロー
ラは、一連の電気パルスを選択的にヒータに供給して、
ヒータを作動させる。コントローラがヒータに電気パル
スを供給すると、ヒータは、インクのうちのヒータに隣
接する部分を加熱し、インクのうちのヒータに隣接する
その部分が気化して気泡を形成するようにする。気泡が
形成されることによって、インク噴出チャンバ内のイン
クが加圧され、インク滴がノズルから噴出して、ノズル
に対向して配置された記録媒体上にマークを生成するよ
うになっている。
【0004】印刷中、プリントヘッドは、記録媒体上に
1スウォースの情報を印刷するために、コントローラが
インク噴出チャンバのうちの個々のものを選択的に発射
するときに、記録媒体の幅を横切って動く。そのスウォ
ースの情報の印刷後、プリンタはスウォース幅だけ記録
媒体を前進させ、上述の方法で、別のスウォースの情報
を印刷する。記録媒体上に所望の画像が印刷されるま
で、このプロセスが繰り返される。このような熱インク
ジェットプリンタは既知であり、例えば、Buckその他へ
の米国特許第4,500,895号、Cowgerその他への
米国特許第4,794,409号、Bakerその他への米
国特許第4,771,295号、Keefeその他への
米国特許第5,278,584号、およびHewlett-Pack
ard Journal, Vol. 39, No.4(1988年8月)において説
明されている。さらに、印刷解像度を上げるために、ノ
ズルとそれぞれのヒータとを、プリントヘッド上で互い
に比較的接近して配置するのが、現在の慣例である。さ
らに、プリンタ速度を増大するために、プリントヘッド
内に比較的多数のノズルと対応するヒータとを含むこと
によって、印刷スウォースの幅を大きくする。プリンタ
速度増大をさらに支援するために、ヒータは通常、比較
的高周波数で発射される。
【0005】
【特許文献1】米国特許第6,120,139号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、印刷解像度と
プリンタ速度を上げるためにこのような努力をすると、
結果としてプリントヘッド内に過度の熱が発生してしま
う可能性がある、ということがわかっている。プリント
ヘッド内での過度の熱発生は、望ましくない。この点に
関して、熱インクジェットプリントヘッドにおける気泡
形成は温度の影響を直接受け、過度の熱発生は、適切な
気泡形成(例えば、気泡の大きさ)を妨げてしまう。ま
た、過度の熱が発生すると、インク滴の噴出が早くなり
過ぎる可能性がある。インク滴の噴出が早くなり過ぎる
と、それが今度は、記録媒体上に印刷異常(例えば、意
図しないインクマーク)を招く可能性がある。さらに、
過度の熱が発生することによって、意図しない気泡がイ
ンク内に蓄積し、それによって出口ノズルがふさがれ、
必要なときにインク滴の噴出が妨げられてしまう可能性
がある。さらに、過度の熱が発生すると、結局はヒータ
の動作寿命が短くなってしまう可能性がある。
【0007】熱インクジェットプリントヘッドを冷却し
て、過度の熱発生を緩和する技術が知られている。Wint
hrop Childersその他の名義で本願の譲受人に譲渡され
ている、2000年9月19日に発行された「Ink Flow
Design To Provide Increased Heat Removal From An
Inkjet Printhead And To Provide For Air Accumulati
on」という名称の米国特許第6,120,139号によ
って、このような技術のひとつが開示されている。Chil
dersその他の特許は、基板を含むプリントヘッド装置を
有するインクジェットプリンタを開示している。基板上
には、インク噴出チャンバと、チャンバそれぞれのイン
ク噴出ヒータ抵抗器とが、形成されている。フローディ
レクタ(flow director)が、インク流を基板上へと誘
導し、インクが液滴噴出チャンバに向かって流れるとき
に基板からインク内に熱が伝わる。液滴噴出チャンバに
おいて、温まったインクが記録媒体上に噴出される。こ
のようにして、フローディレクタは、噴出インク滴への
伝熱が最大になるようにインク流路を振り向けるのに役
立つ。したがって、噴出したインク滴は、基板から、し
たがってプリントヘッド装置から熱を除去するヒートシ
ンクの役割を果たすように見える。しかし、インク滴自
体がヒートシンクの役割を果たす能力は限られている。
インク滴の体積が必然的に限られているからである。C
hildersその他の装置はその機能を意図どおりに
果たすが、限られた体積の噴出インク滴が持つことがで
きる熱除去能力以上に熱除去を強化することが望まし
い。したがって、Childersその他の装置におい
て熱除去を強化すれば、プリンタ速度が増大しヒータ寿
命が長くなる。
【0008】したがって、高速印刷に適合し熱抵抗器の
寿命を長くした、熱除去能力を強化した熱インクジェッ
トプリンタ、およびそのプリンタの製造方法が、必要と
されている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、その広範な形
において、熱除去能力を強化した熱インクジェットプリ
ンタに存在する。プリンタは、インク本体を保持するよ
うになっている熱インクジェットプリントヘッドと、コ
ントローラとを特徴とする。プリントヘッドは、インク
本体に流体連通するようになっている加熱要素と、加熱
要素に熱的に連通して加熱要素からインク本体に熱を伝
える熱除去構造とを含む。コントローラは、加熱要素に
結合している。
【0010】本発明の1態様によれば、熱インクジェッ
トプリンタは、内部にインク本体を保持するようになっ
ている熱インクジェットプリントヘッドを含む。プリン
トヘッドは、熱伝導基板と基板に結合した抵抗加熱要素
とを含む、インクカートリッジを含む。カートリッジは
また、加熱要素に対向して配置したノズルオリフィスを
有する、面板も含む。加熱要素は、インク本体に流体連
通し、熱を発生して、インク本体のうちの加熱要素に近
接した部分を加熱するようになっている。インク本体の
うちの加熱要素に近接したその部分が所定温度に達する
と、インク本体内の加熱要素とノズルオリフィスとの間
に、気泡が形成される。気泡の存在によって、ノズルオ
リフィスからインク滴が押し出され、記録媒体上に画像
を形成する。加熱要素には伝導熱除去構造が熱的に連通
しており、この伝導熱除去構造はまた、インク本体に流
体連通してもいる。加熱要素から基板を通って熱除去構
造内へと、熱が伝わる。すると熱除去構造は熱をインク
本体に引き渡す。インク本体は、熱除去を強化するため
の「無限」のヒートシンクとして機能する。
【0011】本発明の特徴のひとつは、加熱要素が発生
する熱の除去を強化する熱除去構造を設けることであ
る。
【0012】本発明の利点は、印刷速度が増大するとい
うことである。
【0013】本発明の他の利点は、本発明を利用するこ
とによって、適切な気泡形成(例えば、気泡の大きさ)
が可能になる、ということである。
【0014】本発明のさらに他の利点は、インク滴の噴
出が早くなり過ぎるリスクを低減する、ということであ
る。
【0015】本発明のこれらおよびその他の特徴および
利点は、本発明の例示的実施形態を示し説明する図面と
ともに以下の詳細な説明を読めば、当業者には明白にな
ろう。
【0016】本発明のさらに他の利点は、意図しない気
泡がインク内で蓄積してしまうリスクを低減する、とい
うことである。
【0017】さらに、本発明の他の利点は、本発明を利
用することによって、加熱要素の動作寿命が長くなる、
ということである。
【0018】特許請求の範囲は、本発明の主題を特に指
摘しはっきりと特許を請求しているが、以下の説明を添
付図面とともに検討すれば、本発明がよりよく理解され
ると考えられる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明は、特に、本発明による装
置の一部を形成する、またはより直接に本発明による装
置と協働する、要素に向けられる。具体的に示したり説
明していない要素は、当業者に既知のさまざまな形態を
とってもよい、ということが理解されなければならな
い。
【0020】したがって、図1を参照して、記録媒体3
0上に画像20を印刷する、概して10で表す熱インク
ジェットプリンタを示す。記録媒体30は、反射性の記
録媒体(例えば、紙)であっても、透過性の記録媒体
(例えば、透明シート)であっても、または、画像20
を受け取るのに好適なその他のタイプの記録媒体であっ
てもよい。プリンタ10は、ほどなく開示する各理由に
よって第1の開口部45と第2の開口部47とを有する
ハウジング40を含む。ハウジング40内には、ほどな
く開示する各理由によって開口部55を画定している直
立フレーム50が配置されている。フレーム50には、
第1のモータ60が接続されている。第1のモータ60
はステッパモータでもよく、細長いスピンドル70とか
み合ってスピンドル70を回転させる。スピンドル70
上には、複数のローラ80が固定して搭載されている。
第1のモータ60によってスピンドル70が回転する
と、ローラ80も回転する。フレーム50には、細長い
摺動バー90も接続されている。摺動バー90は、スピ
ンドル70に平行な方向を向いている。摺動バー90に
は、インクカートリッジホルダ100が摺動可能にかみ
合っている。インクカートリッジホルダ100は、複数
の略長方形のインクカートリッジ110a、110b、
110c、110dを保持するようになっている。イン
クカートリッジ110a、110b、110c、110
dは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、およびブ
ラックのインク等の着色剤を収容している。
【0021】再び図1を参照して、フレーム50には、
概して120で表すベルト駆動アセンブリも接続されて
いる。ベルト駆動アセンブリ120は、複数の対向して
配置した、フレーム50に回転可能に接続したローラ1
30a、130bを含む。ローラ130b等、ローラの
うちの一方が、反転可能な第2のモータ140とかみ合
っている。第2のモータ140はステッパモータであっ
てもよく、ローラ130bを回転する。この場合ローラ
130aは、ローラ130bが第2のモータ140によ
って回転する間、自由に回転するよう構成されている。
インクカートリッジホルダ100に取り付けた連続ベル
ト150が、ローラ130a、130bに巻き付き、両
者間の距離にわたっている。したがって、以上の説明か
ら、ローラ130bが第2のモータ140とかみ合って
いるので、第2のモータ140を動作することによって
ローラ130bが回転する、ということが理解できる。
ベルト150がローラ130bとかみ合っているので、
ローラ130bが回転するとベルト150も回転する。
もちろん、ローラ130aはベルト150とかみ合い自
由に回転可能なので、ベルト150が回転するとローラ
130aもまた回転する。このようにして、反転可能な
第2のモータ140がベルト150を、最初は時計回り
の向きに、そして次は反時計回りの向きに回転すると、
カートリッジホルダ100は、摺動バー90に沿って左
右に摺動する、すなわち往復運動をする。このように左
右に往復運動することによって、カートリッジホルダ1
00とカートリッジホルダ100が保持するカートリッ
ジ110a、110b、110c、110dとが、記録
媒体30の幅を横切って、記録媒体30上に1スウォー
スの情報を印刷することができる。そのスウォースの情
報の印刷後、スピンドル70と、関連するローラ80と
が、上で開示した方法で回転して、スウォース幅だけ記
録媒体30を前進させ、別の1スウォースの情報を印刷
する。記録媒体30上に所望の画像20が印刷されるま
で、このプロセスが繰り返される。フレーム50には、
コントローラ160も接続されている。コントローラ1
60は、電気流路すなわち電線170a等によって、イ
ンクカートリッジ110a、110b、110c、11
0dに電気的に接続して、インクカートリッジ110
a、110b、110c、110dの動作を選択的に制
御し、インクカートリッジ110a、110b、110
c、110dがオンデマンドでインク滴180を噴出す
るようになっている(図2を参照されたい)。さらに、
図1に示すように、コントローラ160は、電気流路す
なわち電線170b等によって、第2のモータ140に
電気的に接続して、第2のモータ140の動作を制御す
る。さらにコントローラ160は、別の電気流路すなわ
ち電線(図示せず)等によって、第1のモータ60に電
気的に接続して、第1のモータ60の動作を制御する。
さらにコントローラ160は、プリンタ10に所属する
ピッカー機構(図示せず)に接続して、ピッカー機構の
動作を制御する。ピッカー機構は、第2の開口部47を
通ってハウジング40に挿入可能な記録媒体供給ビンま
たはトレイ190から、個々の記録媒体30のシートを
「摘む」。この点に関して、ピッカー機構は、個々の記
録媒体30を供給トレイ190から「摘み」、次に開口
部55を通ってローラ80とかみ合うように供給して、
記録媒体30のシートが、インクカートリッジ110
a、110b、110c、110dとローラ80との間
に置かれるようにする。したがって、以上の説明から、
コントローラ160は、第1のモータ60、第2のモー
タ140、ピッカー機構、およびインクカートリッジ1
10a、110b、110c、110dを同期して動作
するように制御し、記録媒体30上に所望の画像20を
生成する、ということが理解できる。コントローラ16
0への入力は、パーソナルコンピュータやスキャナ等の
画像プロセッサ(図示せず)からであってもよい。
【0022】次に図2および図3を参照して、第1の実
施形態の、インクカートリッジ110a等、インクカー
トリッジ110a、110b、110c、110dのう
ちの代表的なものを示す。インクカートリッジ110a
は、カートリッジシェル200を含む。カートリッジシ
ェル200は、第1の側壁210aと、第1の側壁21
0aに対向しそれと平行に配置した第2の側壁210b
とを含み、さらに、側壁210a、210bに一体的に
接続された頂壁210cを含む。底壁すなわちノズル板
210dが、側壁210a、210bにわたり両者に一
体的に接続され、かつ、頂壁210cに対向しそれと平
行に配置されている。ノズル板210dを貫いて、複数
の整列したノズルオリフィス220a、220bが形成
され、ノズルオリフィス220a、220bは互いに平
行な列になるように配置されている。もちろん、前壁
(図示せず)が、側壁210a、210b、頂壁210
c、およびノズル板210dに、一体的に接続されてい
る。さらに、後壁225が、側壁210a、210b、
および頂壁210cに一体的に接続され、前壁と平行に
配置されている。したがって、すぐ上の説明から、側壁
210a、210b、頂壁210c、ノズル板210
d、前壁、および後壁225が一緒になって、インク本
体240を収容するチャンバ230を画定している、と
いうことが理解できる。
【0023】依然として図2および図3を参照して、チ
ャンバ230内には、長方形の熱伝導ダイすなわち基板
250が配置されている。基板250は、頂面255
と、頂面255に対向する底面257とを画定してい
る。基板250は、ノズル板210dから間隔を置いて
配置されて両者の間に間隙を画定し、ほどなく開示する
方法で気泡260を形成する空間の余裕をみておく。基
板250は、好ましくは二酸化ケイ素で形成されている
が、希望であれば、プラスチック、金属、ガラス、また
はセラミックで形成されていてもよい。さらに基板25
0は、ノズル板210dに結合したベース265に支持
されている。底面257には、長方形の基板250の長
さに沿って間隔を置いて配置し、それぞれのノズルオリ
フィス220aに対向して配置した、複数の整列した第
1の加熱要素すなわち第1の薄膜熱抵抗器270aが結
合している。さらに、底面257には、長方形の基板2
50の長さに沿って間隔を置いて配置し、それぞれのノ
ズルオリフィス220bに対向して配置した、複数の整
列した第2の加熱要素すなわち第2の薄膜熱抵抗器27
0bが結合している。それぞれの抵抗器270a、27
0bは、前述のコントローラ160に電気接続してお
り、抵抗器270a、270bへの電流の流れをコント
ローラ160が選択的に制御するようになっている。も
ちろん、コントローラ160がいずれの抵抗器270
a、270bに電気を供給しても、その抵抗器270
a、270bは熱を発生し、それによって、その抵抗器
270a、270bに隣接するインクを加熱して、気泡
260を形成する。言い換えれば、コントローラ160
は、抵抗器270a、270bに複数の電気パルスを制
御可能に供給して選択的に抵抗器270a、270bに
通電し、気泡260が形成されるようにする。気泡26
0はインク本体240を加圧して、抵抗器270a、2
70bに対向して配置したノズルオリフィス220a、
220bから、インク滴180を押し出す、すなわちし
ぼり出す。1997年10月31日出願の「Ink Delive
ry System for High Speed Printing」という名称で本
願の譲受人に譲渡されている米国特許出願番号第08/
962,031号においては、このような熱抵抗器27
0a、270bと、関連する電気回路とがより充分に開
示されている。チャンバ230をインク槽領域285と
発射チャンバ領域287の2つに分けるフィルタ280
も、チャンバ230内に配置され側壁210a、210
bに接続されている。フィルタ280の目的は、インク
本体240から粒状物質をろ過して取り除き、そのよう
な粒状物質が移動してノズルオリフィス220a、22
0bをふさいでしまうことがないようにする、というこ
とである。したがって、インク本体240は、インク槽
領域285からフィルタ280を通って発射チャンバ領
域287に流入し、抵抗器270a、270bに接触し
て、抵抗器270a、270bがインク本体240に流
体連通するようにする。
【0024】上述のように、プリントヘッド上の熱抵抗
器の数および密度を上げることと、熱抵抗器の発射周波
数を上げることとによって、印刷解像度と印刷速度とを
増大する、という従来技術の取り組みでは、結果として
プリントヘッド内に過度の熱が発生してしまう可能性が
ある。プリントヘッド内に過度の熱が発生すると、適切
な気泡形成が妨げられ、インク滴の噴出が早くなり過
ぎ、意図しない気泡がインク内に蓄積し、結局は抵抗器
の動作寿命が短くなってしまう可能性がある。したがっ
て、気泡の形成後にプリントヘッド内で抵抗器が発生す
る熱を除去することが、非常に望ましい。
【0025】したがって、図2において最もよくわかる
ように、基板250の頂面255に、長方形の熱除去構
造290が接続されている。熱除去構造290は、熱伝
導率が212°F(100°C)において約119Bt
u/hr ft °Fであるアルミニウム等、熱伝導率
が高い材料でできている。または、熱除去構造290
は、ケイ酸カリウム、ケイ酸鉛、三元系炭化物(ternar
y carbide)、三元系酸化物、および三元系窒化物等、
熱伝導率が温度の上昇とともに上昇し温度の下降ととも
に下降するのがわかっている材料でできていてもよい。
熱除去構造290の幅は基板250の長さにわたってお
り、好ましくは、好適な熱伝導率が高い接着剤によっ
て、基板250に接続されている。さらに、以上の説明
から、熱除去構造290は、熱除去構造290がフィル
タ280を貫いて突出するような高さであってもよい、
ということが理解できる。
【0026】依然として図2を参照して、抵抗器270
a、270bのうちの選択したものをコントローラ16
0が通電すると、気泡260の形成時に抵抗器270
a、270bから基板250に熱が伝わる。この熱は、
基板250を通って熱除去構造290に伝導する。熱除
去構造290はこの熱を、周囲のインク本体240に引
き渡す。この点に関して、インク本体240は体積が約
20立方センチメートルであり、したがって、「無限」
のヒートシンクとして効果的に機能する。インク滴18
0によって基板250を離れる熱もいくらかはあるが、
インク滴180の体積(例えば、約4から20ピコリッ
トルの間)は限られている。したがって、インク滴18
0によって基板250から奪われる熱の量も、同様に限
られている。しかし本発明の熱除去構造290は、本質
的により多くの熱を基板250から除去する。熱除去構
造290がこの熱を、略無限のヒートシンク(すなわ
ち、インク本体240)に引き渡すからである。
【0027】図4を参照して、第2の実施形態のインク
カートリッジ110a、110b、110c、110d
のうちの代表的なものを示す。インクカートリッジ11
0a等の、この第2の実施形態のインクカートリッジ
は、熱除去構造290が、熱伝導率が212°F(10
0°C)において約9.4Btu/hr ft °Fで
あるステンレス鋼等の多孔性の焼結フィルタ材料であ
る、ということを除いては、第1の実施形態のインクカ
ートリッジと略同様である。熱除去構造290は、底面
257以外の基板250のすべての表面を覆い、カート
リッジ110aの側壁210a、210b、後壁22
5、および前壁と接触する状態まで延びている。すぐ上
の説明から、熱除去構造290は、インク本体240の
ろ過を行うとともに基板250から熱を除去するとい
う、二重の機能を果たす、ということが理解できる。し
たがって、熱除去構造290によって、好都合なこと
に、別個のフィルタ部材が不要になる。
【0028】図5を参照して、第3の実施形態のインク
カートリッジ110a、110b、110c、110d
のうちの代表的なものを示す。インクカートリッジ11
0a等の、この第3の実施形態のインクカートリッジ
は、熱除去構造290が、所定温度の水やインク等の水
性冷却剤305を収容する冷却チャンバ300を形成し
ている、ということを除いては、第1の実施形態のイン
クカートリッジと略同様である。この所定温度は、イン
ク本体240の温度よりも低くてよい。冷却剤305は
基板250の頂面255と接触し、基板250から冷却
剤305に熱が伝わるようになっている。熱除去構造2
90はまた、インク本体240内へと延び、冷却剤30
5で満たされた、複数の指状の突出部すなわち隆起部3
10も形成している。隆起部310が存在することによ
って、熱除去構造290の表面積が増大し、熱除去構造
290(したがって基板250)からインク本体240
への伝熱が強化される。
【0029】図6を参照して、第4の実施形態のインク
カートリッジ110a、110b、110c、110d
のうちの代表的なものを示す。インクカートリッジ11
0a等の、この第4の実施形態のインクカートリッジ
は、熱除去構造290と基板250とが1つの単体部材
として一体的に形成されている、ということを除いて
は、第1の実施形態のインクカートリッジと略同様であ
る。すなわち、間の溝325によって分離された、複数
の互いに隣接し細長く互いに平行なフィン320が、基
板250の頂面255上に取り付けられている、または
エッチングによって形成されている。フィン320と、
関連する溝325とは、長方形の基板250の長さに沿
って長手方向に延びている。フィン320が存在するこ
とによって、単体になっている熱除去構造290および
基板250の表面積が増大し、インク本体240への伝
熱が強化される。
【0030】図7を参照して、第5の実施形態のインク
カートリッジ110a、110b、110c、110d
のうちの代表的なものを示す。インクカートリッジ11
0a等の、この第5の実施形態のインクカートリッジ
は、熱除去構造が、例えば側壁210aの内側に接続さ
れた回転可能なプロペラ340の形態の、第1の実施形
態の撹拌器330を含む、ということを除いては、第1
の実施形態のインクカートリッジと略同様である。プロ
ペラ340は、プロペラ340を回転させるモータ33
5とかみ合っている。プロペラ340はインク本体24
0に流体連通してインク本体240を撹拌し、基板25
0からインク本体240に伝わる熱が、インク本体24
0全体にわたって均一に拡散するようになっている。イ
ンク本体240全体にわたって熱を均一に拡散すること
によって、基板250付近からの熱除去を支援する。言
い換えれば、プロペラ340によって、インク槽領域2
85と発射チャンバ領域287において熱の強制対流が
行われ、自然に生じる対流のみで達成可能であるよりも
伝熱がより強化される。
【0031】図8を参照して、第6の実施形態のインク
カートリッジ110a、110b、110c、110d
のうちの代表的なものを示す。インクカートリッジ11
0a等の、この第6の実施形態のインクカートリッジ
は、熱除去構造が、カートリッジ110aの側壁210
aに配置した揺動可能な弾性を有する膜360の形の、
第2の実施形態の撹拌器350を含む、ということを除
いては、第1の実施形態のインクカートリッジと略同様
である。膜360は、ゴムでもよく、膜360をインク
本体240内へと伸ばすピストン部材365とかみ合っ
ている。ピストン部材365は、ピストン部材365を
作動させるピストンアクチュエータ367とかみ合って
おり、ピストン部材365が両方向の矢印368の方向
に往復運動するようになっている。膜360は、揺動す
る方法でインク本体240内へと弾性的に伸びてインク
本体240を撹拌し、基板250からインク本体240
に伝わる熱が、インク本体240全体にわたって均一に
拡散するようになっている。インク本体240全体にわ
たって熱を均一に拡散することによって、基板250付
近からの熱除去を支援する。言い換えれば、膜360に
よって、インク槽領域285と発射チャンバ領域287
において熱の強制対流が行われ、自然に生じる対流のみ
で達成可能であるよりも伝熱がより強化される。
【0032】図9および図10を参照して、第7の実施
形態のインクカートリッジ110a、110b、110
c、110dのうちの代表的なものを示す。インクカー
トリッジ110a等の、この第7の実施形態のインクカ
ートリッジは、熱除去構造が、基板250とノズル板2
10dとに接続されその両者の間に置かれた細長い隔壁
370を含む、ということを除いては、第1の実施形態
のインクカートリッジと略同様である。ほどなく開示す
る各理由によって、隔壁370内には、複数の第1の凹
み375aと第2の凹み375bとが形成されている。
隔壁370は、長方形の基板250の長さにわたってお
り、抵抗器270aと270bとの間に広がっている。
このようにして隔壁370は、発射チャンバ領域287
を、第1のインク流路(ink flow channel)380aと
第2のインク流路380bとに分割している。第2のイ
ンク流路380bは、第1のインク流路380aと平行
に延びている。第1の凹み375a内には第1の抵抗器
270aが配置されており、第2の凹み375b内には
第2の抵抗器270bが配置されている。さらに、第1
のインク流路380a内に、それぞれの第1の抵抗器2
70aに隣接して、第1の障壁ブロック410aが配置
されている(そのうちの2つのみを示す)。第1の障壁
ブロック410aは、ノズル板210dと基板250と
に接続されている。さらに、第2のインク流路380b
内に、それぞれの第2の抵抗器270bに隣接して、第
2の障壁ブロック410bが配置されている(そのうち
の2つのみを示す)。第2の障壁ブロック410bは、
ノズル板210dと基板250とに接続されている。障
壁ブロック410a、410bの目的は、抵抗器270
a、270bの発射事象毎に発生する、凹み375a/
bを通る冷却インクの流れを増大させるために、圧力差
を凹み375a/b内に生成する、ということである。
【0033】図11および図12を参照して、第8の実
施形態のインクカートリッジ110a、110b、11
0c、110dのうちの代表的なものを示す。インクカ
ートリッジ110a等の、この第8の実施形態のインク
カートリッジは、1つの単体部材として熱除去構造29
0が基板250と一体的に形成されており、基板250
と熱除去構造290とを含む単体構造に沿って長手方向
に延びる第1のトンネル412aと第2のトンネル41
2bとを形成するようになっている、ということを除い
ては、第1の実施形態のインクカートリッジと略同様で
ある。ポンプ(図示せず)が、両方向の矢印415a、
415bで示す方向に、冷却剤をトンネル412a、4
12bに出し入れして、基板250と熱除去構造290
とを組み合わせたものから熱を除去する。
【0034】図13ないし図15を参照して、第9の実
施形態のインクカートリッジ110a、110b、11
0c、110dのうちの代表的なものを示す。インクカ
ートリッジ110a等の、この第9の実施形態のインク
カートリッジは、熱除去構造290が、概して420で
表す、基板250から熱を除去する長方形のラジエータ
アセンブリを含む、ということを除いては、第1の実施
形態のインクカートリッジと同様である。ラジエータア
センブリ420は、基板250の頂面255に接続され
たラジエータブロック430を含む。ラジエータブロッ
ク430は、好適な熱伝導率が高い接着剤等によって、
頂面255に接続されている。ラジエータブロック43
0はカバー435を含み、ラジエータブロック430内
に長手方向に形成された曲がりくねったインク流路44
0を形成している。また、ラジエータブロック430
は、流路440にインクが入るためのインク入口445
と、流路440からインクが出るためのインク出口44
7とを形成している。流路440内のインクは、流路4
40内に配置された概して450で表す第1の実施形態
の内部マイクロポンプアセンブリの動作によって流れ
る。マイクロポンプアセンブリ450は、概して460
で表すホイールを含む。ホイール460は、自由に回転
可能な回転軸470を含む。回転軸470のまわりに
は、複数の互いに間隔を置いて配置した磁気スポーク4
80が配置され、回転軸470に接続されている。スポ
ーク480を、スポーク480に電磁力を及ぼす複数の
電磁石490が取り囲んでいる。電磁石490は、電磁
石490を選択的に作動させる電気接点495に接続さ
れている。この点に関して、電気接点495は、コント
ローラ160に接続され、電気接点495に電流を制御
可能に供給することができる。電磁石490は時計回り
の方法で順次通電され、磁気スポーク480が、スポー
ク480に及ぼされる電磁力のために、矢印497の向
きに時計回りの方法で回転するようにする。このように
して、マイクロポンプアセンブリ450はインクをイン
ク流路440を通って動かし、基板250から熱を除去
する。言い換えれば、基板250は発射チャンバ領域2
87からラジエータブロック430に熱を伝え、続い
て、ポンプによってインク流路440を通って動かされ
たインクが、その熱を除去し、インク本体240に引き
渡す。または、曲がりくねったインク流路440を基板
250の裏側にエッチングによって形成して、それによ
って、ラジエータアセンブリ420を不要にし、カバー
435のみを必要とするようにしてもよい。
【0035】図16および図17を参照して、第10の
実施形態のインクカートリッジ110a、110b、1
10c、110dのうちの代表的なものを示す。インク
カートリッジ110a等の、この第10の実施形態のイ
ンクカートリッジは、内部マイクロポンプアセンブリ4
50がないということを除いては、第9の実施形態のイ
ンクカートリッジと同様である。その代わりに、ラジエ
ータブロック430の外部にあり出口447に接続され
たポンプ500が、インクをインク流路440を通って
動かし、基板250から熱を除去する。基板250から
除去した熱は、ポンプ500によってインク本体240
に引き渡される。または、曲がりくねったインク流路4
40を基板250の裏側にエッチングによって形成し
て、それによって、ラジエータアセンブリ420を不要
にし、カバー435およびポンプ500のみを必要とす
るようにしてもよい。
【0036】図18および図19を参照して、第11の
実施形態のインクカートリッジ110a、110b、1
10c、110dのうちの代表的なものを示す。インク
カートリッジ110a等の、この第11の実施形態のイ
ンクカートリッジは、ラジエータブロック430がな
く、第1の実施形態のマイクロポンプアセンブリ450
の代わりに、概して510で表す第2の実施形態のマイ
クロポンプアセンブリを用いる、ということを除いて
は、第9の実施形態のインクカートリッジと同様であ
る。第2の実施形態のマイクロポンプアセンブリ510
は、基板250の頂面255に形成した流路すなわち溝
530内に配置した、複数の互いに間隔を置いて配置し
た熱抵抗器520を含む。溝530は、基板250に沿
って長手方向に延びており、それぞれが抵抗器520を
収容するアルコーブ537を含む複数の相互接続された
セル535を含む。それぞれのセル535はさらに、狭
窄部540へと先細になっていく拡張部539を含む。
抵抗器520は、タイミングをとった発射パルスによっ
てインクを溝530を通って動かす。この機構は当該技
術分野において概して、差動補充(differential refil
l)と呼ばれている。または、所望であれば、抵抗器5
20ではなく圧電部材525を用いてもよい。
【0037】図20ないし図22を参照して、第12の
実施形態のインクカートリッジ110a、110b、1
10c、110dのうちの代表的なものを示す。インク
カートリッジ110a等の、この第12の実施形態のイ
ンクカートリッジは、熱除去構造290が、基板250
内を長手方向に走る、第1の管(canal)550aと第
2の管550b等の複数の互いに平行なインク流路を含
む、ということを除いては、第9の実施形態のインクカ
ートリッジと同様である。伝導体ブリッジ(conductor
bridge)560aが、抵抗器270aを、その関連する
管550aに相互接続している(図示)。また、伝導体
ブリッジ560bが、抵抗器270bを、その関連する
管550bに相互接続している(図示)。抵抗器270
a、270bが発生する熱は、熱伝導体ブリッジ560
a、560bによって管550a、550b内に伝導さ
れる。第1の管550aおよび第2の管550bに沿っ
て流れるインクは、熱伝導体ブリッジ560a、560
bと接触し、抵抗器270a、270bが発生した熱を
熱伝導体ブリッジ560a、560bが引き取り、その
熱を、管550a、550b内のインクに引き渡すよう
にする。このようにして、熱はインク本体240に引き
渡される。
【0038】
【発明の効果】上記説明から、本発明の利点は、印刷速
度が増大するということである、ということが理解でき
る。これは、プリントヘッドからの伝熱が強化され、そ
れによって抵抗器の発射周波数を上げることができるか
らである。抵抗器の発射周波数が上がれば、印刷速度を
増大することができる。
【0039】本発明の他の利点は、本発明を利用するこ
とによって、適切な気泡形成(例えば、気泡の大きさ)
が可能になる、ということである。これは、熱除去を強
化することによって、過度の熱発生が改善されるからで
ある。
【0040】本発明のさらに他の利点は、インク滴の噴
出が早くなり過ぎるリスクを低減する、ということであ
る。これは、過度に熱が発生するとインク滴の噴出が早
くなり過ぎる可能性があるが、本発明によって過度の熱
が除去されるからである。
【0041】本発明のさらに他の利点は、意図しない気
泡がインク内で蓄積してしまうリスクを低減する、とい
うことである。過度に熱が発生すると、意図しない気泡
が蓄積してしまうが、本発明を利用することによって、
過度の熱発生が緩和される。
【0042】さらに、本発明の他の利点は、本発明を利
用することによって、抵抗ヒータの動作寿命が長くな
る、ということである。これは、過度の熱が発生すると
経時的に抵抗ヒータが損なわれるが、本発明を利用する
ことによって、過度の熱発生が緩和されるからである。
【0043】本発明を、その好ましい実施形態を特に参
照して説明したが、当業者であれば、本発明から逸脱す
ることなく、好ましい実施形態の各要素にさまざまな変
更を行ってもよく、好ましい実施形態の各要素の代わり
に均等物を用いてもよい、ということを理解しよう。例
えば、音波もまた、発射チャンバ領域内に導入してイン
ク本体を撹拌し、インク本体内に渦流を生成してもよ
い。インク本体内に渦流を生成すると、インク本体全体
にわたって熱が拡散する。インク本体全体にわたって熱
が拡散することによって、熱抵抗器付近からの熱除去が
強化される。
【0044】したがって、高速印刷に適合し熱抵抗器の
寿命を長くした、熱除去能力を強化した熱インクジェッ
トプリンタ、およびそのプリンタの製造方法が、提供さ
れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部を切り欠いて分かりやすくした、複数のイ
ンクカートリッジを含むプリントヘッドを含む本発明に
よる熱インクジェットプリンタの斜視図である。
【図2】第1の実施形態のそれぞれのカートリッジの立
面図である。
【図3】図2のライン3−3に沿った立面図である。
【図4】第2の実施形態のカートリッジのうちの代表的
なものの立面図である。
【図5】第3の実施形態のカートリッジのうちの代表的
なものの立面図である。
【図6】第4の実施形態のカートリッジのうちの代表的
なものの立面図である。
【図7】第5の実施形態のカートリッジのうちの代表的
なものの立面図である。
【図8】第6の実施形態のカートリッジのうちの代表的
なものの立面図である。
【図9】第7の実施形態のカートリッジのうちの代表的
なものの斜視立面図である。
【図10】図9のライン10−10に沿った部分立面図
である。
【図11】第8の実施形態のカートリッジのうちの代表
的なものの斜視部分立面図である。
【図12】図11のライン12−12に沿った部分立面
図である。
【図13】第9の実施形態のカートリッジのうちの代表
的なものの斜視部分立面図である。
【図14】一部を取り除いて分かりやすくした、第9の
実施形態のカートリッジの分解斜視部分立面図である。
【図15】第9の実施形態のカートリッジの部分図であ
る。
【図16】第10の実施形態のカートリッジのうちの代
表的なものの斜視部分立面図である。
【図17】一部を取り除いて分かりやすくした、第10
の実施形態のカートリッジの分解斜視部分立面図であ
る。
【図18】一部を取り除いて分かりやすくした、第11
の実施形態のカートリッジのうちの代表的なものの分解
斜視部分立面図である。
【図19】第11の実施形態のカートリッジの部分図で
ある。
【図20】一部を取り除いて分かりやすくした、第12
の実施形態のカートリッジのうちの代表的なものの分解
斜視部分立面図である。
【図21】第12の実施形態のカートリッジの部分図で
ある。
【図22】第12の実施形態のカートリッジの部分斜視
図である。
【符号の説明】
10:熱インクジェットプリンタ 20:画像 30:記録媒体 180:インク滴 240:インク本体 260:気泡 270a、270b:加熱要素 290:熱除去構造
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブレア・バトラー アメリカ合衆国カリフォルニア州92126, サン・ディエゴ,ブラローン・ウェイ 8843 Fターム(参考) 2C057 AF65 AF93 AG99 AM40 AP71 BA13

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱除去能力が強化された熱インクジェッ
    トプリンタにおいて、 インク本体を保持するようになっている熱インクジェッ
    トプリントヘッドであって、 前記インク本体に流体連通するようになっている加熱要
    素と、 前記加熱要素に熱的に連通して該加熱要素から前記イン
    ク本体に熱を伝える熱除去構造と、 を有するプリントヘッドと、 前記加熱要素に結合されたコントローラと、を備えてい
    るプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記熱除去構造は多孔性である、請求項
    1に記載のプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記熱除去構造は、冷却剤を収容する冷
    却チャンバを内部に形成している、請求項1に記載のプ
    リンタ。
  4. 【請求項4】 前記熱除去構造は、前記冷却剤で満たさ
    れ前記インクチャンバに熱的に連通する隆起部を形成し
    ている、請求項3に記載のプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記熱除去構造はフィンを備えている、
    請求項1に記載のプリンタ。
  6. 【請求項6】 前記熱除去構造は撹拌器を備えている、
    請求項1に記載のプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記熱除去構造は、内部に冷却剤流路を
    形成している、請求項1に記載のプリンタ。
  8. 【請求項8】 前記熱除去構造は、前記流路に結合され
    たポンプを備えている、請求項7に記載のプリンタ。
  9. 【請求項9】 前記熱除去構造は、前記加熱要素と前記
    流路とを相互接続する熱伝導体ブリッジを備えている、
    請求項7に記載のプリンタ。
  10. 【請求項10】 熱除去能力が強化された熱インクジェ
    ットプリンタにおいて、 内部にインク本体を保持するようになっている熱インク
    ジェットプリントヘッドであって、 前記インク本体に流体連通して熱を発生して前記インク
    本体を加熱するようになっており、該インク本体内に気
    泡が形成されるようにする、抵抗加熱要素と、 前記加熱要素に熱的に連通し前記インク本体に流体連通
    して、前記加熱要素から前記インク本体に熱を伝える、
    熱除去構造と、 を有するプリントヘッドと、 前記加熱要素に結合されて、該加熱要素に複数の電気パ
    ルスを制御可能に供給して、前記加熱要素を通電する、
    コントローラと、を備えているプリンタ。
  11. 【請求項11】 前記熱除去構造が、 前記加熱要素に結合されて、該加熱要素を支持し該加熱
    要素から自らを通して熱を伝える、熱伝導支持部材と、 前記支持部材に結合され前記インク本体に流体連通し
    て、前記支持部材から前記インク本体に熱を伝える、熱
    伝導ヒートシンクと、を備えている、請求項10に記載
    のプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記ヒートシンクは多孔性で前記イン
    ク本体をろ過している、請求項11に記載のプリンタ。
  13. 【請求項13】 前記ヒートシンクは、内部に熱伝導冷
    却剤を封入する冷却チャンバを形成する封入容器を備え
    ている、請求項11に記載のプリンタ。
  14. 【請求項14】 前記封入容器は、前記インク本体内に
    突出して前記封入容器の伝熱表面積を増大する隆起部を
    形成し、該隆起部は、前記チャンバに熱的に連通する凹
    みを内部に形成し、該凹みは、前記冷却剤を収容するよ
    うになっている、請求項13に記載のプリンタ。
  15. 【請求項15】 前記熱除去構造は、一体的に形成され
    前記熱除去構造の伝熱表面積を増大する冷却フィンを備
    えている、請求項10に記載のプリンタ。
  16. 【請求項16】 前記熱除去構造が、前記インク本体に
    流体連通して該インク本体を撹拌し前記熱が前記インク
    本体全体にわたって拡散するようにする撹拌器を備えて
    いる、請求項10に記載のプリンタ。
  17. 【請求項17】 前記撹拌器が回転可能なプロペラを備
    えている、請求項16に記載のプリンタ。
  18. 【請求項18】 前記撹拌器が揺動可能な膜を備えてい
    る、請求項16に記載のプリンタ。
  19. 【請求項19】 前記熱除去構造が、それに沿って冷却
    剤が通過する冷却剤流路を内部に形成している、請求項
    10に記載のプリンタ。
  20. 【請求項20】 前記熱除去構造が、前記流路に結合し
    て該流路に沿って前記冷却剤を送り込むポンプを備えて
    いる、請求項19に記載のプリンタ。
  21. 【請求項21】 前記ポンプが、伝えられた複数のタイ
    ミングをとった電気パルスに応答して曲がることができ
    る圧電部材を備えている、請求項20に記載のプリン
    タ。
  22. 【請求項22】 前記ポンプが、伝えられた複数のタイ
    ミングをとった電気パルスに応答して前記冷却剤を加熱
    することができる熱抵抗器ユニットを備えている、請求
    項20に記載のプリンタ。
  23. 【請求項23】 前記熱除去構造が、前記加熱要素と前
    記流路とを相互接続して前記加熱要素から前記流路に熱
    を伝える熱伝導体ブリッジを備えている、請求項19に
    記載のプリンタ。
  24. 【請求項24】 熱除去能力が強化された熱インクジェ
    ットプリンタの製造方法において、 インク本体に流体連通するようになっている加熱要素を
    設けるステップと、 前記加熱要素から前記インク本体に熱を伝えるために、
    前記加熱要素に熱的に連通するように熱除去構造を配置
    するステップと、 前記加熱要素にコントローラを結合するステップと、を
    含む方法。
  25. 【請求項25】 前記熱除去構造を配置する前記ステッ
    プが、多孔性の熱除去構造を配置するステップを含む、
    請求項24に記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記熱除去構造内に冷却剤を収容する
    冷却チャンバを形成するステップをさらに含む、請求項
    24に記載の方法。
  27. 【請求項27】 前記熱除去構造から外向きに突出し、
    前記チャンバに熱的に連通する中空の内部を有して、前
    記冷却剤で満たされるようになっている隆起部を形成す
    るステップをさらに含む、請求項26に記載の方法。
  28. 【請求項28】 前記熱除去構造の表面上にフィンを形
    成するステップをさらに含む、請求項24に記載の方
    法。
  29. 【請求項29】 前記熱除去構造に撹拌器を結合するス
    テップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記熱除去構造内に冷却剤流路を形成
    するステップをさらに含む、請求項24に記載の方法。
  31. 【請求項31】 前記流路にポンプを結合するステップ
    をさらに含む、請求項30に記載の方法。
  32. 【請求項32】 前記加熱要素と前記流路とに熱伝導体
    ブリッジを相互接続するステップをさらに含む、請求項
    30に記載の方法。
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